JP3672250B2 - マルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法 - Google Patents

マルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1対多数の通信形態をとるマルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
1つの送信機から複数の受信機に同一のデータを同時に送信するためにマルチキャスト配信が使用される。マルチキャスト配信には、映像や音声データのように多少のデータ欠落があっても許される場合と、文字データやプログラム等のバイナリー・データのように、1バイトのデータの欠落も許されない場合がある。後者のような高信頼性を必要とするマルチキャスト配信を行うには、データの受信エラーに対する回復処理がなされる。回復処理の方法として、例えば後で述べる、同じデータを複数回繰り返し配信する連送と呼ばれる方法がある。
【0003】
衛星通信を使用した場合のデータの欠落は、天候などの外的要因による一時的なエラーが原因になる場合もあるが、データそのものに内在した原因で起きる場合もある。例えば後者は、パケット長の短いデータが集中的に送られたために受信バッファの数が瞬時に足りなくなったり、細かいファイルを一度に多く受信したためにディスク上にファイルを作成し書き込む時間が足りなくなったりすることが原因で発生する。
【0004】
外的要因による一時的なエラーによるデータの欠落に対しては、連送が有効であるが、後者の内的要因によるデータの欠落に対して、送信側は上記のような点を考慮した上で、送信速度の上限を設定しなければならない。詳しく述べると、複数の受信機の中に1つでも処理速度の遅い受信機があれば、その受信機に合わせた送信速度で送信を行わなければならない。従って、受信機の性能が向上して、高速な受信機を持っている受信者が増えても、そのメリットを十分に生かしたシステムを組むことができない欠点がある。
【0005】
上記の欠点を、送信機から第1の受信機及び第2の受信機にマルチキャスト配信することを例に説明する。送信機の仕様上の最大送信速度は、6Mbpsであるとする。また、第1及び第2の受信機の仕様上の最大受信速度は、それぞれ6Mbps、1Mbpsであるとする。この場合、送信機側は、第2の受信機の最大受信速度が1Mbpsであるため、実際の送信速度を1Mbpsにしなければならない。その結果、第1の受信機も、実際の受信速度が1Mbpsになってしまう。このように、受信者の中に一人でも処理速度の遅い受信機を持っている受信者がいるならば、その受信者に合わせた送信速度で送信を行わなければならない。従って、受信機の性能が向上して、多くの高速な受信機を持っているユーザが増えても、そのメリットを十分に生かしたシステムを組むことができない。
【0006】
一方、外的要因によるデータ欠落に対して、図12に示す連送と呼ばれる方法が取られている。例えば、一連のデータブロックがまとめられて番組データという単位を構成している。番組データAは分割され、D1からD5のデータブロックから構成されている。各番組データA、Bなどは、それぞれ所定の時間内で繰り返し送信される。たとえば、図12のように、全データブロックD1からD5の送信に20分かかる番組データAが、9時から10時の間に3回繰り返して送信されるものとする。ここで、送信開始後4分、すなわち9時4分から受信を開始すれば、通常、問題が無ければ9時24分に受信が終わる。
【0007】
番組がリアルタイム性を必要とする映像や音声から構成される場合には、番組の始めから受信する必要がある。しかし、番組がリアルタイム性を必要とせず、データブロックから構成される場合には、このように途中から受信しても、最終的に全てのデータブロックを受信できればよい。
【0008】
ここで、図13に示すように9時20分過ぎの時点で、データブロックD5に続いてデータブロックD1を受信することができず、データブロックD2を受信したとする。この場合、次にその欠落したデータブロックD1と同じデータブロックD1が送信されるのは、送信周期である20分後である。従って、データブロックD2の受信後もすでに受信したデータブロックD3、D4、D5を再度受信することになる。そして、欠落したデータブロックD1と同じデータブロックD1を受信したとき、受信が終了する。このように連送では、欠落したデータブロックを再度受信するためには、データブロックが欠落した時点から少なくとも1周期分の時間を必要とする。最悪の場合は、1度のデータブロックの欠落で2周期分の受信時間を必要とする。この問題は、番組データのデータブロックが多く、1周期が長くなるほど深刻なものとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、データブロックの欠落が起きたときにその回復処理が早いマルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法を提供することにある。
【0010】
他の目的は、送信機から受信機に番組データを配信する際、最も受信処理能力の低い受信機に配信速度をあわせることなく、融通性のある配信を行うことができるマルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法を提供することにある。
【0011】
更に他の目的は、短時間でデータブロックの全てを受信できるマルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1つの送信機から複数の受信機に複数のデータブロックより構成される番組データを送信するためのマルチキャスト・データ配信システムを提供する。前記送信機が、所定の番組データのデータブロックをタイミングずらして受け取る複数のポート、及び前記複数のポートからのデータブロックを多重化して第1のデータストリームを生成するポート・マルチプレクサを含む複数のチャンネルと、前記複数のチャンネルからの前記第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するチャンネル・マルチプレクサとを含み、前記受信機が、前記第2のデータストリームを前記第1のデータストリームに逆多重化するチャンネル・デマルチプレクサと、該第1のデータストリームを前記番組データを構成するデータブロックに逆多重化するポート・デマルチプレクサ、該データブロックを受け取る受信機ポート、及びデータブロックを並べ替えて前記番組データを構築する手段を含む複数のチャンネルと、構築された該番組データを記憶する記憶手段と、を含む。前記送信機ポートは同一のデータブロックを複数受け取り、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポートは同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、番組データごとに同一のデータブロックを受け取る回数が異なる。または、前記複数の送信機ポートの内、所定数または全ての送信機ポートは同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポート毎に同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、同一のデータブロックを受け取る前記送信機ポートの所定数が時間によって異なる。
【0013】
本発明は、もう一つの態様では、上記のマルチキャスト・データ配信システムを使用した配信方法を提供する。本発明の配信方法は、前記送信機に含まれる複数の送信機チャンネルのそれぞれに番組データを与えるステップと、前記送信機のチャンネルに含まれる複数の送信機ポートに、該チャンネルが受け取った番組データのデータブロックを、それぞれタイミングをずらして供給するステップと、各チャンネルに含まれるポート・マルチプレクサにおいて、前記送信機ポートに与えられたデータブロックを多重化し、第1のデータブロックを生成するステップと、前記送信機に含まれるチャンネル・マルチプレクサにおいて、各チャンネルで多重化された第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するステップと、前記第2のデータストリームを前記送信機から受信機に送信するステップと、前記受信機に含まれるチャンネル・デマルチプレクサにおいて、前記第2のデータストリームを逆多重化して、前記第1のデータストリームを抽出するステップと、前記受信機に含まれる複数のチャンネルのポート・デマルチプレクサにおいて、前記第1のデータストリームを逆多重化して、データブロックを抽出するステップと、前記チャンネルに含まれる複数の受信機ポートに、前記データブロックを与えるステップと、前記チャンネルに含まれる番組データを構築する手段において、番組データを構築するステップと、を含む。前記タイミングをずらして供給するステップが、同一のデータブロックが複数供給され、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、番組データごとに同一のデータブロックを供給する回数が異なる。または、前記タイミングをずらして供給するステップが、前記複数の送信機ポートの内、所定数または全ての送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給され、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポート毎に同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、同一のデータブロックを供給する前記送信機ポートの所定数が、時間によって異なる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のマルチキャスト・データ配信システム及びマルチキャスト・データ配信方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に示すように本発明のマルチキャスト・データ配信システム10は、送信機12と受信機14とを含むように構成される。図1では受信機14は1つであるが、実際は複数の受信機14があり、送信機12と受信機14とで1対多数の通信が行われる。
【0016】
送信機12は、この例では、複数のデータブロックからなる番組データをそれぞれ記憶する記憶手段16a,16b,16cと、記憶手段16a,16b,16cから番組データを受け取るように設けられたチャンネルC1,C2,C3とを含む。チャンネルC1,C2,C3は、それぞれ3つの送信機ポートP1〜P3、P4〜P6、P7〜P9と、ポート・マルチプレクサ18a,18b,18cとを含む。各チャンネルのポートは、後述するように、チャンネルに受け取った番組データの同じデータブロックを、タイミングをずらして受け取る。ポート・マルチプレクサ18a,18b,18cは、各チャンネルのポートを通ったデータブロックを多重化し、チャンネル毎に第1のデータストリームを生成する。送信機12は、更にチャンネル・マルチプレクサ20を含む。マルチプレクサ20は、ポート・マルチプレクサ18a,18b,18cからの第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成する。
【0017】
送信機ポートP1〜P9は、それぞれバッファメモリb1〜b9を含む。バッファメモリb1〜b9にデータブロックが一時的に記憶された後、データブロックは、ポート・マルチプレクサ18a,18b,18cに送られる。
【0018】
第1のデータストリーム及び第2のデータストリームは、例えば複数のデータが時間的に連なったデータである。第1のデータストリーム及び第2のデータストリームを生成するときの多重化は、時分割多重化を含む。
【0019】
各チャンネルの3つのポートP1〜P3,P4〜P6,P7〜P9に記憶されるデータブロックの順番は、順番がそれぞれ異なる。これは、受信機14で受信したデータブロックに欠落があった場合に、その欠落の回復処理を早期に行ったり、全てのデータブロックの受信時間を短時間で行ったりするためである。
【0020】
それぞれのポートP1〜P9のバッファメモリには、同一のデータブロックがそれぞれ複数組記憶される。これは、同じ番組データのデータブロックを何度も受信機14に配信するため、即ち、連送を行うためである。
【0021】
送信機12は、送信機12を制御し、番組データを配信するためのプロセッサ24を含む。プロセッサ24は、番組データを配信するための配信制御情報を記憶している。その制御情報は、ポートP1〜P9のバッファメモリb1〜b9にデータブロックを一時記憶する際のデータブロックを指示するデータを含む。
【0022】
送信機12の記憶手段16a,16b,16cは、送信機12の内部に設けられるハードディスクや、送信機12が複数のコンピュータとネットワーク網を介して接続されている場合に、そのネットワーク網に接続された他のコンピュータのハードディスクなどを含む。
【0023】
受信機14は、第2のデータストリームを第1のデータストリームに逆多重化するチャンネル・デマルチプレクサ30と、第1のデータストリームをデータブロックに逆多重化するポート・デマルチプレクサ32a,32b,32c、データブロックが通過する受信機ポートP10〜P18、及びデータブロックを並べ替えて番組データを構築する手段34a,34b,34cを含む複数のチャンネルC4,C5,C6と、構築された番組データを記憶する記憶手段36と、を含む。
【0024】
ポートP10〜P18は、バッファメモリb10〜b18を含む。このバッファメモリb10〜b18によって、データブロックは一時的に記憶された後、番組データを構築する手段34a,34b,34cに送られる。
【0025】
各受信機14のポート数は、各受信機14の受信処理能力、例えば、第1のデータストリームや第2のデータストリームの逆多重化の速度など受信機14が第2のデータストリームを受信してから番組データを構築するまでの処理速度によって異なる。
【0026】
ポート・デマルチプレクサ32a,32b,32cなどをプログラムで制御するために、受信機プロセッサ38が含まれる。
【0027】
次に上記のマルチキャスト・データ配信システム10を使用した配信方法について説明する。例として第1のチャンネルC1のための記憶手段16aに記憶されている番組データAの配信について説明する。図2に示すように、チャンネルC1に番組データAを送るとき、番組データAを複数のデータブロックD1〜Dnに分割し、各データブロックD1〜Dnには、チャンネルを識別するチャンネル用の識別子やデータブロックD1〜Dnの番組データA内での順番を示す番号が付加される。また、記憶手段16aに記憶するときに、番組データAをデータブロックに分割し、上記の識別子などを付加しても良い。
【0028】
配信のための所定時間になると、送信機プロセッサ24が有する配信制御情報を基に、データブロックD1〜Dnは第1のチャンネルC1に送られる。第1のチャンネルC1は、例えば3つのポートP1,P2,P3を有しており、その各ポートP1,P2,P3にはバッファメモリb1,b2,b3が含まれる。ポートの数は3つに限定されることはなく、他の数であっても良い。各バッファメモリb1,b2,b3にデータブロックD1〜Dnが順次記憶される。データブロックD1〜Dnがバッファメモリb1,b2,b3に一時的に記憶された後、第1のポート・マルチプレクサ18aに送られる。
【0029】
記憶手段16aから各ポートP1,P2,P3へのデータブロックD1〜Dnの送信方法、言い換えるとバッファメモリb1,b2,b3へのデータブロックD1〜Dnの一時的な記憶方法について説明する。上記の配信制御情報には、各バッファメモリb1,b2,b3にデータブロックD1〜Dnを記憶する順番を示すデータが含まれており、その順番に従って記憶される。例えば、図3に示すように、第1のポートP1のバッファメモリb1はデータブロックD1から記憶し、第2のポートP2のバッファメモリb2はデータブロックDiから記憶し、第3のポートP3のバッファメモリb3はデータブロックDkから記憶する。複数のポートP1,P2,P3のバッファメモリb1,b2,b3でそれぞれデータブロックD1〜Dnが記憶されるため、1つの番組データAのデータブロックD1〜Dnが3組供給されることになる。これは、受信機12でデータブロックD1〜Dnの欠落があった場合の早期回復や、短時間で全てのデータブロックD1〜Dnを配信するためである。また、1つのバッファメモリb1,b2,b3に同一のデータブロックD1〜Dnを複数組記憶する。これは、同一の番組データAを複数回繰り返して配信(連送)するためである。
【0030】
バッファメモリb1,b2,b3に記憶した際、各データブロックD1〜Dnには、第1の識別子を付加する。第1の識別子は、受信機14においてデータブロックD1〜Dnを選択するためのポート番号を含む。例えば、IPマルチキャスト配信に本発明を使用する場合、第1の識別子としてはUDP(User Datagram Protocal)ポート番号などである。
【0031】
各バッファメモリb1,b2,b3に一時的に記憶されたデータブロックD1〜Dnは、ポート・マルチプレクサ18aに送られる。ポート・マルチプレクサ18aでは、送られてきたデータブロックD1〜Dnを多重化し、図4に示すような第1のデータストリームを生成する。多重化は時分割多重化で行う。
【0032】
チャンネルC2,C3でもチャンネルC1で行われた方法と同様の方法で、第1のデータストリームを生成する。
【0033】
各チャンネルC1,C2,C3のポート・マルチプレクサ18a,18b,18cで生成された第1のデータストリームは、チャンネル・マルチプレクサ20に送られる。マルチプレクサ20は、送られてきた第1のデータストリームを所定のデータ量にパケット化し、パケット化されたデータを多重化して第2のデータストリームを生成する。多重化は時分割多重化で行う。第1のデータストリームを所定のデータ量にパケット化する際、各パケットには第2の識別子を付加する。この第2の識別子は、どのチャンネルC1,C2,C3から送られてきた第1のデータストリームのパケット化されたデータであるかを示す情報(チャンネル番号あるいは番組ID)を含む。例えば、IPマルチキャスト配信に本発明を使用する場合、第2の識別子としてはIPマルチキャスト・アドレスを用いることができる。
【0034】
マルチプレクサ20で生成された第2のデータストリームは、送信インターフェース22に送られる。送信インターフェース22は、複数の受信機14に対して第2のデータストリームを配信する。各バッファメモリb1,b2,b3で、同一のデータブロックD1〜Dnが複数組記憶されたので、第2のデータストリームには、同一のデータブロックD1〜Dnが複数組含まれる。従って、同一のデータブロックD1〜Dnを複数組配信することができる。
【0035】
受信機12は、受信インターフェース28で第2のデータストリームを受信すると、チャンネル・デマルチプレクサ30に送る。チャンネル・デマルチプレクサ30は、第2のデータストリームを逆多重化して、上記のパケット化されたデータを抽出する。抽出されたデータは、第2の識別子を参照して第1のデータストリームに構築され、各チャンネルC4,C5,C6のポート・デマルチプレクサ32a,32b,32cに送られる。例えば、送信機12の第1のチャンネルC1を使用して送られてきた番組データA(第1のデータストリーム)は、受信機14の第1のチャンネルC4に送られる。
【0036】
ポート・デマルチプレクサ32aは、第1のデータストリームを逆多重化して、データブロックD1〜Dnを抽出する。抽出されたデータブロックD1〜Dnは、データブロックD1〜Dnに付加されている第1の識別子を基に各ポートP10,P11,P12に送られ、各ポートP10,P11,P12に含まれるバッファメモリb10,b11,b12に一時的に記憶される。記憶されるとき、送信機12のバッファメモリb1,b2,b3に一時的に記憶された順番になる場合もあるが、送信経路によっては順番が異なる場合もある。
【0037】
バッファメモリb10,b11,b12に一時記憶されたデータブロックD1〜Dnは、順次、番組データ構築手段34aに送られ、時系列順に並び替えられて番組データAに構築される。番組データAを構築する際、複数のバッファメモリb10,b11,b12からデータブロックD1〜Dnが送られてくるため、重複するデータブロックD1〜Dnが存在する可能性がある。重複したデータブロックD1〜Dnは、1つだけ使用し、使用しない残りのデータブロックD1〜Dnは破棄(削除)するようにする。
【0038】
番組データ構築手段34aで構築された番組データAは、受信機14の記憶装置36で記憶される。記憶装置36には、各チャンネルC4,C5,C6の番組データ構築手段34a,34b,34cから送られてくる番組データを記憶する。
【0039】
以上の工程が本発明の基本的なマルチキャスト・データ配信方法である。なお、送信機12及び受信機14のバッファメモリb1〜b18にデータブロックD1〜Dnを一時的に記憶したが、単にデータブロックD1〜Dnが通過するだけの構成にしても良い。以下に、データブロックの欠落による回復方法や短時間でデータブロックを全て受信する方法について説明する。
【0040】
データブロックの回復方法について図5を使用して説明する。例えば、1つの番組データの配信に2つのポートを使用する。データブロックD1〜D5を多重化して送信機12から受信機14に配信する方法は、上記と同じ方法で行う。受信機14の受信機ポートP10,P11のバッファメモリにデータブロックD1〜D5を一時記憶する。一時記憶されたデータブロックD1〜D5は、順番に番組データ構築手段34aに送られ、番組データが構築される。しかし、データブロックD1の欠落(図中×印)があった場合、ポートP10の使用を中止し、ポートP11を使用して番組データ構築手段34aにデータブロックD1を送るようにする。図5に示すように、ポートP10のデータブロックD1の欠落があっても、すぐにポートP11を使用することによってデータブロックD1を受信することができる。従って、早期に欠落したデータブロックの回復処理が可能になる。
【0041】
図5では、ポートP10かポートP11のどちらか一方を使用したが、受信機の受信処理能力が早く、複数のポートが使用できる場合について説明する。例えば、図6に示すように、2つのポートが使用可能であれば、2つのポートをそれぞれ使用することになる。データブロックD2とD3が同時にポートP10,P11に送られ、バッファメモリに一時的に記憶されるため、その分だけ短時間で全てのデータブロックを受信できる。
【0042】
従来技術の配信方法であれば、番組データの送信速度を上げようとしても、それに対応していない受信機14があれば、送信速度を上げることはできなかった。本発明によると、受信機14が使用できるポート数を、送信機12のポート数と同じにするか、または、ポート数を増やすことによって、受信時間の短縮を図ることが可能である。また、ポート数が少ない受信機14は、従来と同じ時間でデータブロックを受信することできる。即ち、各受信機14のポート数によって、データブロックの受信時間が異なり、各受信機14のデータブロックの受信処理能力にあわせた配信が可能である。
【0043】
図6では、2つのバッファメモリに記憶されるデータブロックの時間的ずれが小さかったが、この時間的ずれを適度に調整することによって、更に短時間で全てのデータブロックの受信を完了することができる。例えば、図7(a),(b)を使用して、受信機14で3つの受信機ポートが使用できる場合について以下に説明する。
【0044】
図7(a)に示す受信機ポートP10,P11,P12のいずれかを使用した場合、9個のデータブロックD1〜D9を順番に受信することになる。この場合、図7(a)に示すように、各受信機ポートP10,P11,P12でのデータブロックD1〜D9の時間的なずれを小さくすることによって、データブロックD1〜D9の欠落に対する回復処理は、図5で示したように早期に完了する。
【0045】
一方、3つの受信機ポートP10,P11,P12を全て使用することができれば、図7(b)に示すように、各受信機ポートP10,P11,P12でのデータブロックD1〜D9の時間的なずれを適度に取ることによって、短時間で全てのデータブロックD1〜D9の受信が完了する。
【0046】
以上より、使用するポート数と各ポートでのデータブロックの時間的な位置を任意に調整することによって、データブロックの欠落に対する回復処理を目的とした配信、または全てのデータブロックの短時間での配信を目的とした配信とを使い分けることができる。
【0047】
また、1つのチャンネルに含まれるポート(バッファメモリ)は、全て同一の番組データのために使用することも可能であるが、図8に示すように、任意の数のポートごとに番組データをかえることもできる。1つの番組データの送信回数なども任意に決めることができる。図8では、番組データAは3つのポートP1,P2,P3を使用しており、番組データCは2つのポートP4,P5を使用している。更に、番組データEのように、時間によって使用するポートの数を変更することができる。以上より、番組データ毎に使用するポート数を柔軟に変更することができ、番組データの配信方法に自由度が増す効果がある。また、番組データEのように、番組データの配信の始まりの方でポート数を増やし、高速な受信機12が短時間で受信できるようにしておき、配信の後半は、データブロックの欠落があった場合や遅い受信機12のために使用できるポートを開けておくこともでき、柔軟な番組データの配信が行える。更に、従来の配信システムであれば、全ての受信機12の受信性能が上がらなければ配信システムのアップグレードができなかったが、本発明のマルチキャスト・データ配信システムは、将来、個々に受信機12の受信性能が上がった際に、それに合わせて配信システムがグレード・アップでき、スケーラビリティーを有する。
【0048】
次に、本発明の例として、IP(Internet Protocol)マルチキャスト配信の実施例を説明する。下位のデータリンク層として、イーサネット(R)又はイーサネット(R)と同等のアドレス体系を持ち、IPパケットを内部に含むMPEGトランスポート・ストリームの形式で送信する。ポートを識別するための要素として、次の(a)〜(d)が可能である。(a)イーサネット(R)・マルチキャスト・アドレスによる識別、(b)IPマルチキャスト・アドレスによる識別、(c)UDP(User Datagram Protocol)のポート番号による識別、(d)IPパケットのペイロードに含めた独自のポート情報による識別である。以下では、上記の(c)を使用した場合の実施例を示す。
【0049】
図9に示すように、IPマルチキャスト・アドレスがAddrAである番組データを、4つの送信機ポートを経由してUDPパケットとして配信する。上記の第1の識別子として、UDPポート番号を用いる。各送信機ポートからのデータブロックを、それぞれUDPのポート番号がUP1、UP2、UP3、UP4のUDPパケットに分割し、それぞれ1Mbpsで配信する。
【0050】
ここで、ある受信機14が、最大3Mbpsの受信処理能力を持っているとする。この受信機14では、番組データを識別するIPマルチキャスト・アドレスAddrAとポートを識別するUDPポート番号を指定して、受信可能な数の受信機ポートを開き、番組データを受信する。受信可能な受信機ポート数は、その時点での受信機14の状態など様々な要素に依存するが、この例では、3つの受信機ポートP10,P11,P12を開き、送信機ポートP1、P2、P3を経由して送信されるデータブロック(第2のデータストリーム)を3Mbpsで受信を行うことができると判断したとする。
【0051】
図10に示すように、3つの送信機ポートP1、P2、P3を経由して配信されるデータブロック(番組データ)を受信する。受信したデータブロックは、それぞれの受信機ポートのバッファメモリb10,b11,b12に一時記憶される。各データブロックには、データブロックの位置を示す情報などが入っているものとする。この受信機14は、バッファメモリb10,b11,b12から必要なデータブロックを抽出する。そして、番組データを構築して、記憶手段36に記憶する。
【0052】
図9に示す、送信速度が1Mbpsの送信機ポートP1、P2、P3、P4で配信している番組データに対し、例えば最大1.5Mbpsの処理能力を持つ受信機14は、図11に示すような動作を行う。即ち、この受信機14は1つの受信機ポートP10を開き、バッファメモリb10に一時記憶する。ここで、データブロックB101の欠落が起きた場合、この受信機ポートP10を閉じる。そして、この受信機は別の受信機ポートP11を開き、バッファメモリb11においてデータブロックの記憶を開始する。バッファメモリb11に記憶されるデータブロックは、B92以降のデータブロックである。受信機14は、バッファメモリb11に記憶されたデータブロックB92からB100は、バッファメモリb10に記憶されているので破棄する。バッファメモリb11に記憶されたデータブロックは、B101以降のデータブロックを番組データの構築に使用する。この場合、B92からB100がバッファメモリb11に記憶される時間の分だけが、受信時間としては長くなる。
【0053】
以上、IPマルチキャストの例を主体に示したが、本発明はその伝送メディアやネットワーク・プロトコルを限定するものではない。たとえば、MPEGを伝送メディアとして選択した場合には、MPEG2トランスポート・ストリームを構成する各レベルのパケット・ヘッダに含まれる情報をポート識別子として用い、ポートの識別が可能である。また、図1には実施例としてのハードウエア構成図を示しているが、各ポートや各チャンネルのマルチプレクス処理やデマルチプレクス処理をソフトウエアで行うか、ハードウエアで処理するかは、その伝送メディアやプロトコルに応じ、その実施段階で選択することができる。
【0054】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることはない。その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正及び変形を加えた態様で実施できるものである。
【0055】
【発明の効果】
本発明によると、複数のポート(バッファメモリ)を使用してデータブロックの配信を行うことによって、柔軟な番組データの配信を行うことができる。具体的には、複数のバッファメモリにデータブロックを一時記憶する際、時間のずれを小さくすることによって、データブロックの欠落による回復処理を短時間に行うことができる。また、時間のずれを大きくした場合に、複数のポートを使用することによって、短時間に全てのデータブロックを受信することができる。このように、時間のずれを調節することによって、データブロックの欠落に対する回復処理を優先した配信にするか、短時間で全てのデータブロックを配信することを優先した配信にするかは、送信機の操作者によって柔軟に決めることができ、番組データの配信の自由度が高くなっている。また、本発明は速い受信機から遅い受信機まで各受信機の性能を十分に引き出せるスケーラビリティーのあるシステムを提供する。更には、将来的に、大幅な仕様変更なしにシステム全体のパフォーマンスを向上できる拡張性を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチキャスト・データ配信システムの構成を示す図である。
【図2】番組データの構成を示す図である。
【図3】各送信機ポートでのデータブロックの記憶順序を示す図である。
【図4】第1のデータストリームを示す図である。
【図5】データブロックの欠落があった場合の回復処理の図である。
【図6】2つの受信機ポートを使用した場合の受信を示す図である。
【図7】受信機ポートの数の違いによる好適な配信を示す図であって、(a)はいずれかの受信機ポートを使用した場合のデータブロックの欠落による早期回復を目的とした図であり、(b)は3つの受信機ポートを使用した場合の短時間でのデータブロックの受信を目的とした図である。
【図8】複数の送信機ポートを使用した場合のスケーラビリティーを示す図である。
【図9】UDPパケットにより4つの送信機ポートを使用した配信を示す図である。
【図10】図9の場合の配信で、3つの受信機ポートを使用した場合の図である。
【図11】図9の場合の配信で、1つの受信機ポートを使用した場合にデータブロックの欠落があった場合の図である。
【図12】従来の連送を使用した番組データの配信を示す図である。
【図13】図12の場合にデータブロックの欠落が起きた場合の回復処理を示す図である。
【符号の説明】
10:マルチキャスト・データ配信システム
12:送信機
14:受信機
16a,16b,16c,36:記憶手段
18a,18b,18c:ポート・マルチプレクサ
20:チャンネル・マルチプレクサ
22:送信インターフェース
24:送信機プロセッサ
28:受信インターフェース
30:チャンネル・デマルチプレクサ
32a,32b,32c:ポート・デマルチプレクサ
34a,34b,34c:番組データの構築手段
38:受信機プロセッサ

Claims (14)

  1. 1つの送信機から複数の受信機に複数のデータブロックより構成される番組データを送信するためのマルチキャスト・データ配信システムであって、
    前記送信機が、所定の番組データのデータブロックをタイミングをずらして受け取る複数の送信機ポート、及び前記複数の送信機ポートからのデータブロックを多重化して第1のデータストリームを生成するポート・マルチプレクサを含む複数のチャンネルと、前記複数のチャンネルからの前記第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するチャンネル・マルチプレクサとを含み、
    前記受信機が、前記第2のデータストリームを前記第1のデータストリームに逆多重化するチャンネル・デマルチプレクサと、該第1のデータストリームを前記番組データを構成するデータブロックに逆多重化するポート・デマルチプレクサ、該データブロックを受け取る受信機ポート、及びデータブロックを並べ替えて前記番組データを構築する手段を含む複数のチャンネルと、構築された該番組データを記憶する記憶手段とを含み、
    前記送信機ポートは同一のデータブロックを複数受け取り、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポートは同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、番組データごとに同一のデータブロックを受け取る回数が異なるマルチキャスト・データ配信システム。
  2. 1つの送信機から複数の受信機に複数のデータブロックより構成される番組データを送信するためのマルチキャスト・データ配信システムであって、
    前記送信機が、所定の番組データのデータブロックをタイミングをずらして受け取る複数の送信機ポート、及び前記複数の送信機ポートからのデータブロックを多重化して第1のデータストリームを生成するポート・マルチプレクサを含む複数のチャンネルと、前記複数のチャンネルからの前記第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するチャンネル・マルチプレクサとを含み、
    前記受信機が、前記第2のデータストリームを前記第1のデータストリームに逆多重化するチャンネル・デマルチプレクサと、該第1のデータストリームを前記番組データを構成するデータブロックに逆多重化するポート・デマルチプレクサ、該データブロックを受け取る受信機ポート、及びデータブロックを並べ替えて前記番組データを構築する手段を含む複数のチャンネルと、構築された該番組データを記憶する記憶手段とを含み、
    前記複数の送信機ポートの内、所定数または全ての送信機ポートは同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポート毎に同一の番組データを構成するデータブロックを受け取り、同一のデータブロックを受け取る前記送信機ポートの所定数が時間によって異なるマルチキャスト・データ配信システム。
  3. 前記送信機ポート及び前記受信機ポートが、それぞれバッファメモリを含み、前記受信機ポートの数が、各受信機での前記第1のデータストリーム、第2のデータストリームの逆多重化の処理速度によって異なる請求項1または2に記載のマルチキャスト・データ配信システム。
  4. 1つの送信機から複数の受信機に複数のデータブロックより構成される番組データを送信するマルチキャスト・データ配信方法であって、
    前記送信機に含まれる複数の送信機チャンネルのそれぞれに番組データを与えるステップと、
    前記送信機のチャンネルに含まれる複数の送信機ポートに、該チャンネルが受け取った番組データのデータブロックを、それぞれタイミングをずらして供給するステップと、
    各チャンネルに含まれるポート・マルチプレクサにおいて、前記送信機ポートに与えられたデータブロックを多重化し、第1のデータブロックを生成するステップと、
    前記送信機に含まれるチャンネル・マルチプレクサにおいて、各チャンネルで多重化された第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するステップと、
    前記第2のデータストリームを前記送信機から受信機に送信するステップと、
    前記受信機に含まれるチャンネル・デマルチプレクサにおいて、前記第2のデータストリームを逆多重化して、前記第1のデータストリームを抽出するステップと、
    前記受信機に含まれる複数のチャンネルのポート・デマルチプレクサにおいて、前記第1のデータストリームを逆多重化して、データブロックを抽出するステップと、
    前記チャンネルに含まれる複数の受信機ポートに、前記データブロックを与えるステップと、
    前記チャンネルに含まれる番組データを構築する手段において、番組データを構築するステップと、
    を含み、
    前記タイミングをずらして供給するステップが、同一のデータブロックが複数供給され、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、番組データごとに同一のデータブロックを供給する回数が異なるマルチキャスト・データ配信方法。
  5. 前記タイミングをずらして供給するステップが、前記複数の送信機ポートの内、所定数または全ての送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給することを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  6. 前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポート毎に同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、同一のデータブロックを供給する前記送信機ポートの所定数が、時間によって異なる請求項に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  7. 1つの送信機から複数の受信機に複数のデータブロックより構成される番組データを送信するマルチキャスト・データ配信方法であって、
    前記送信機に含まれる複数の送信機チャンネルのそれぞれに番組データを与えるステップと、
    前記送信機のチャンネルに含まれる複数の送信機ポートに、該チャンネルが受け取った番組データのデータブロックを、それぞれタイミングをずらして供給するステップと、
    各チャンネルに含まれるポート・マルチプレクサにおいて、前記送信機ポートに与えられたデータブロックを多重化し、第1のデータブロックを生成するステップと、
    前記送信機に含まれるチャンネル・マルチプレクサにおいて、各チャンネルで多重化された第1のデータストリームを多重化して第2のデータストリームを生成するステップと、
    前記第2のデータストリームを前記送信機から受信機に送信するステップと、
    前記受信機に含まれるチャンネル・デマルチプレクサにおいて、前記第2のデータストリームを逆多重化して、前記第1のデータストリームを抽出するステップと、
    前記受信機に含まれる複数のチャンネルのポート・デマルチプレクサにおいて、前記第1のデータストリームを逆多重化して、データブロックを抽出するステップと、
    前記チャンネルに含まれる複数の受信機ポートに、前記データブロックを与えるステップと、
    前記チャンネルに含まれる番組データを構築する手段において、番組データを構築するステップと、
    を含み、
    前記タイミングをずらして供給するステップが、前記複数の送信機ポートの内、所定数または全ての送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給され、前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポート毎に同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、同一のデータブロックを供給する前記送信機ポートの所定数が、時間によって異なるマルチキャスト・データ配信方法。
  8. 前記タイミングをずらして供給するステップが、同一のデータブロックが複数供給されることを特徴とする請求項7に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  9. 前記複数の送信機ポートの内、所定数の送信機ポートに同一の番組データを構成するデータブロックを供給する場合、番組データごとに同一のデータブロックを供給する回数が異なる請求項8に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  10. 前記第1のデータストリームを生成するステップが、番組データを構成するデータブロックのそれぞれに第1の識別子を付加するステップを含む請求項4乃至に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  11. 前記第2のデータストリームを生成するステップが、
    前記第1のデータストリームを所定のデータ量にパケット化するステップと、
    パケット化された第1のデータストリームのそれぞれに第2の識別子を付加するステップと、
    を含む請求項10に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  12. 前記第1のデータストリームを抽出するステップが、前記第2の識別子を基に前記第2のデータストリームを逆多重化し、
    前記データブロックを抽出するステップが、前記第1の識別子を基に前記第1のデータストリームを逆多重化することを特徴とする請求項11に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  13. 前記複数の送信機ポートに同一のデータブロックを複数供給した場合に、前記データブロックを与えるステップで、該データブロックの欠落があった場合、複数供給された該データブロックの内の他のデータブロックを使用して該欠落の回復処理を行うステップを含む請求項4乃至6,8乃至12に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
  14. 前記受信機ポートが複数ある場合、前記欠落の回復処理を行うステップが、欠落のあったデータブロックを供給した受信機ポートではなく、他の受信機ポートに供給されたデータブロックを使用して該回復処理を行う請求項13に記載のマルチキャスト・データ配信方法。
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