JP4868269B2 - 塗布方法およびカラーフィルターの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばカラー液晶ディスプレイ用カラーフィルタ、プラズマディスプレイ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半導体等の製造分野に適用されるものであり、特にカラーフィルタのガラス基板などの被塗布部材に対して、その表面に塗布液を吐出しながら塗膜を形成する塗布方法およびこの方法を使用したカラーフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー液晶ディスプレイ用のカラーフィルタは、ガラス基板上に3原色の細かな格子模様を有しており、このような格子模様はガラス基板上に黒色の塗膜を形成した後に、赤、青、緑の塗膜を順次形成していき、これにより、ガラス基板上を3原色に塗り分けて得られる。
【0003】
それゆえ、カラーフィルタの製造には、ガラス基板上に黒、赤(R)、青(B)、緑(G)の塗布液を順次塗布して、その塗膜を形成していく形成工程が必要不可欠となる。この塗膜形成のための塗布装置としては、従来スピナー、バーコータあるいはロールコータなどが使用されていたが、塗布液の消費を削減し、塗膜の物性向上を図るために、近年に至ってはダイコータが使用されるようになってきている。
【0004】
この種のダイコータは、その一例がたとえば特開平9−173939号公報等に開示されている。この公知のダイコータは、往復動可能な吸着盤(テーブル)と、下向きの吐出口を有した塗布ヘッドとを揃え、吸着盤の上面はサクション面として構成されている。したがって、塗膜を形成すべきガラス基板は吸着盤上に吸着保持可能となっている。そして、吸着盤上にガラス基板が吸着保持された後、吸着盤とともにガラス基板が塗布ヘッドの直下を移動するに伴い、塗布ヘッドの吐出口から塗布液を吐出させて、ガラス基板上に塗膜を連続して形成することができる。塗布によって塗膜の形成が完了した基板は、終点位置で停止後、吸着を解除されて吸着盤上面から剥離されて脱着され、次の工程に移送される。そして以上の工程では、基板上の塗布される領域が常に同じになるように、ガラス基板と塗布器の吐出口の相対位置関係を同一にすることが必要となるが、そのためにガラス基板を吸着保持する前に、位置決め装置により吸着盤上での基板の位置決めを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したダイコータを、カラーフィルター等、ガラス基板に塗布を行う実際の生産工程に適用するにあたっては、一枚の基板に塗布するタクトタイムを短くして生産性を上げ、コストを低減することが強く望まれている。
【0006】
タクトタイムを短くするには、塗布速度を向上させるのが最も効果的であるが、塗布液の種類や塗布厚さ等の塗布条件から自ずと限界が定まるので、これ以外の部分での時間短縮を図ることが必要となる。
【0007】
作業分析を行ってみると、思いの外に時間を要しているのが、塗布前の基板の位置決め工程と、塗布後の吸着した基板を脱着する工程である。
【0008】
基板の位置決めは、特開平9−173939号公報等に示されているように、基板の4辺に位置決め部材を接触させて行うが、この方法では位置決め部材が基板に干渉しない位置までに水平移動して退避するまで、基板を移動させられないことになり、タクトタイム短縮化の障害となる。
【0009】
さらに塗布した基板の吸着を解除して、吸着盤上面から脱着することについては、特開平9−192567号公報等に示されているように、基板吸着のために負圧となっている部分に圧縮空気を導入して大気圧以上の圧力にすることで、吸着が解除されるとともに、吸着孔から基板に正圧が付加されて、吸着力の他に静電気によっても吸着盤面に付着していた基板が剥離する。基板が吸引力によってのみ吸着盤に吸着されているのなら、吸引圧を大気圧にした段階で基板は吸着盤から剥離できるはずであるが、実際には静電気力によっても基板は吸着盤に密着しており、吸着からの正圧付加がないと基板の剥離は行えない。ここで基板の剥離による脱着に要する時間を短くするには、負圧を正圧に戻す時間を短くすることと、同時に静電気力による密着力より高い力を短時間で発生させることが必要となるが、そのためには、導入する圧縮空気の圧力を高くすればよい。確かに圧力が高いほど剥離時間は短くなるが、剥離と同時に基板が吸着盤上面で任意の方向に移動してしまい、後の基板移送に支障をきたしたり、はなはだしい場合には吸着盤面から落下することがある。したがって、剥離時に基板の自由な移動を規制するために、圧縮空気の圧力を高くしないで、基板を剥離するための時間を短くする技術が必要とされる。
【0010】
この発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ダイコータで、塗布前の基板の吸着盤上での位置決めや、塗布後の基板の吸着盤上面からの脱着に要する時間を短くすることで、タクトタイムを短縮し、ダイコータでの生産性を向上させて、コスト低減化が可能な塗布方法及びこの方法を使用したカラーフィルタの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的はこの発明によって達成される。
請求項1に係る塗布方法は、塗布器の吐出口から塗布液を吸着盤に吸着保持された被塗布部材に吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法において、被塗布部材を吸着盤から脱着するための吸着圧力減少操作を、前記被塗布部材への塗膜塗形成終了直後の被塗布部材が移動中に開始し、圧縮空気を吸着盤に導入して、吸着圧力が負圧から基板がまだ剥離しない大気圧にもどった段階で圧縮空気の導入を停止し、つづいて被塗布部材が終点位置に到達して停止してから再び圧縮空気を吸着盤に導入して被塗布部材に正圧を付加し、それからはやや遅れるタイミングでリフトピンを上昇させて被塗布部材を吸着盤から脱着することを特徴とする方法からなる。
【0012】
請求項2に係る塗布方法は、塗布器の吐出口から塗布液を吸着盤に吸着保持された被塗布部材に吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成した後に、圧縮空気を吸着盤に導入して被塗布部材に正圧を付加し、それからはやや遅れるタイミングでリフトピンを上点まで上昇させて前記被塗布部材の吸着盤よりの離間動作を行うことで、前記被塗布部材を吸着盤から脱着する塗布方法において、前記リフトピンを吸着盤の上面よりやや高い位置に一度上昇させて一時停止しておいてから、上点まで上昇させて被塗布部材を吸着盤から脱着することを特徴とする方法からなる。
【0015】
本発明に係るカラーフィルタの製造方法は、上記のような塗布方法を使用してカラーフィルタを製造する方法からなる。
【0021】
請求項に係る塗布方法によれば、具体例を用いて後述するように、基板の剥離による脱着のための吸着解除動作を、塗布終了直後から開始するのであるから、基板が停止してから基板を吸着盤上面から剥離するまでの時間が短くなって、タクトタイムを短縮できる。
【0022】
請求項に係る塗布方法によれば、具体例を用いて後述するように、基板の吸着盤からの剥離による脱着のための離間動作を、最終位置までの途中位置で一時停止して段階的に行うのであるから、離間動作が緩やかに行われて、基板の割れをおこすことなくしかも早く行えるので、基板を吸着盤上面から剥離するまでの時間が短くなって、タクトタイムを短縮できる。
【0025】
請求項に係るカラーフィルタの製造方法によれば、上記の優れた塗布方法でカラーフィルターを製造するのであるから、タクトタイムを短くして高い生産性を実現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施態様に係る塗布装置の全体概略斜視図、図2は図1の吸着盤6とスリットダイ40周りの構成図、図3は本発明におけるセンタリング装置の概要を示す平面図、図4は図3の部分正面断面図、図5は本発明における吸着盤の一例を示す全体概略斜視図である。
【0027】
図1を参照すると、カラー液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造に適用される塗布装置、いわゆるダイコータ1が示されており、このダイコータ1は基台2を備えている。この基台2上には一対のガイド溝レール4が設けられており、これらガイド溝レール4上方には、一対のスライド脚8を介してガイド溝レール4上を水平方向に往復動自在となっている吸着盤6が配置されている。この吸着盤6は基板Aを吸着により保持するものである。その詳細な構造は図5に示すようになっており、その上面102には吸着孔104と、図示しない吸着盤からの基板Aの離間手段としてのリフトピンが出入するリフトピン穴110が設けられとともに、縦溝108が吸着盤6の走行方向に平行に、横溝106が吸着盤6の走行方向に直角方向に配されている。これらの溝は、吸着孔104と穴リフトピン110の間をぬうように縦横に配されていて、上面102の基板Aとの接触面積を減少させて、静電気による密着力を低減している。また、吸着孔104は図示しない真空源に接続されており、その吸引作用により基板Aを上面102にしっかり密着保持できるようにしている。
【0028】
再び図1を参照すると、一対のガイド溝レール4間には、図2に示す送りねじ機構を構成する14、16、18とこれを内蔵するケーシング12が配置されており、ケーシング12はガイド溝レール4に沿って延びている。送りねじ機構は、図2に示されているよボールねじからなるフィードスクリュー14が吸着盤6の下面に固定されたナット状のコネクタ16にねじ込まれ、さらにこのコネクタ16を貫通して延びてその両端部が図示しない軸受に回転自在に支持され、その一端にはACサーボモータ18が連結されている。なお、ケーシング12の上面にはコネクタ16の移動を妨げないように開口部が形成されているが、図1にはその開口部が省略されている。
【0029】
さらに図1を見るとに、基台2の上面にはほぼ中央に逆L字形をなすダイ支柱24が配置されている。ダイ支柱24の先端は吸着盤6の往復動経路の上方に位置付けられており、その先端には昇降機構26が取り付けられている。昇降機構26は昇降可能な昇降ブラケット(図示しない)を備えており、この昇降ブラケットはケーシング28内の一対のガイドロッドに昇降自在に取り付けられている。また、ケーシング内にはガイドロッド間に位置してボールねじからなるフィードスクリュー(図示しない)もまた回転自在にして配置されており、このフィードスクリューに対してナット型のコネクタを介して昇降ブラケットが連結されている。フィードスクリューの上端にはACサーボモータ30が接続されており、このACサーボモータ30はケーシング28の上面に取り付けられている。
昇降ブラケットには支持軸(図示しない)を介してダイホルダ32が取り付けられており、このダイホルダ32はコの字形をなしかつ一対のガイド溝レール4の上方をこれらレール4間に亘って水平に延びている。ダイホルダ32の支持軸は昇降ブラケット内にて回転自在に支持されており、これにより、ダイホルダ32は支持軸とともに垂直面内で回転することができる。
【0030】
昇降ブラケットには、ダイホルダ32の上方に位置して水平バー36が固定されており、この水平バー36はダイホルダ32に沿って延びている。水平バー36の両端部には、電磁作動型のリニアアクチュエータ38がそれぞれ取り付けられている。これらリニアアクチュエータ38は水平バー36の下面から突出する伸縮ロッドを有しており、これら伸縮ロッドがダイホルダ32の両端にそれぞれ当接されている。
【0031】
ダイホルダ32内には塗布器としてのスリットダイ40が取り付けられている。図1から明らかなようにスリットダイ40は吸着盤6の往復動方向と直交する方向、つまり、ダイホルダ32の長手方向に水平に延びており、そして、その両端にてダイホルダ32に支持されている。
【0032】
スリットダイ40は、図2に概略的に示されているように、長尺なブロック形状のフロントリップ66およびリアリップ60を有している。これらリップ66、60は吸着盤6の往復動方向でみて前後に張り合わされ、図示しない複数の連結ボルトにより相互に一体的に結合されている。両リップ66、60を図示しないシムを介して張り合わせることにより、スリットダイ40の下面74には塗液を吐出する吐出口72が形成される。
【0033】
スリットダイ40内部ではその中央部分に位置してマニホールド62が形成されており、このマニホールド62はスリットダイ40の幅方向、すなわち、吸着盤6の往復動方向と直交する方向に水平に延びている。マニホールド62は前述した塗布液の供給ホース42に内部通路(図示しない)を介して常時接続されており、これにより、マニホールド62は塗布液の供給を受けることができる。
スリットダイ40の内部には上端がマニホールド62に連通したスリット64が形成されており、このスリット64の下端が下面74にて開口して、吐出口72となる。スリット64は上記したように、フロントリップ66とリアリップ60との間に図示しないシムを挟み込むことによってその間隙が確保されている。
【0034】
さて、スリットダイ40からは図2に示されているように塗布液の供給ホース42が延びており、この供給ホース42の先端はシリンジポンプ44の電磁切換え弁46の供給ポートに接続されている。電磁切換え弁46の吸引ポートからは吸引ホース48が延びており、この吸引ホース48の先端部はタンク50内に挿入されている。なお、タンク50には塗布液70が蓄えられている。
【0035】
シリンジポンプ44のポンプ部はピストン型のポンプの形態をとっており、塗液を貯蔵するシリンジ80とその貯蔵した塗液を押し出したり、逆に塗液を貯蔵/排出するために吸引/吐出動作をするピストン52より構成される。そして電磁切換え弁46の切換え作動により、シリンジ80内の塗液は供給ホース42および吸引ホース48の一方に選択的に流体的に接続可能となっている。そして、これら電磁切換え弁46およびピストン52の図示しない直線駆動機構はコンピュータ54に電気的に接続されており、このコンピュータ54からの制御信号を受けて、電磁切換え弁46の切換方向、ならびにピストン52の移動速度や移動位置が制御されるようになっている。
【0036】
さらに、シリンジポンプ44の作動制御の他、吸着盤6上での基板Aの吸着と吸着解除の制御、ならびにセンタリング装置200(後出)の作動制御や離間手段としてのリフトピンの作動制御を行うため、コンピュータ54はシーケンサ56、吸着/解除制御装置250、センタリング装置200、図示していないリフトピン動作制御装置にもまた電気的に接続されている。このなかでシーケンサ56は、吸着盤6側のフィードスクリュー14のACサーボモータ18や、昇降機構26側のACサーボモータ30やリニアアクチュエータ38の作動をシーケンス制御するものであり、そのシーケンス制御のために、シーケンサ56にはACサーボモータ18、30の作動状態を示す信号、吸着盤6の移動位置を検出する位置センサ58からの信号、スリットダイ40の作動状態を検出するセンサ(図示しない)からの信号などが入力され、一方、シーケンサ56からはシーケンス動作を示す信号がコンピュータ54に出力されるようになっている。なお、シーケンサ56にコンピュータ54による制御を組み込むことも可能である。
【0037】
再度図1を参照すると、基台2の上面にはダイ支柱24よりも手前側に逆逆L字形をなすセンサ柱20が配置されている。このセンサ支柱20の先端は吸着盤6の往復動経路の上方に位置付けられており、その先端にはブラケット21を介して厚みセンサ22が取り付けられている。
【0038】
さらに、ダイコータ1には、吸着盤6上での基板Aの幅方向と走行方向の位置決めをするセンタリング装置200が設けられている。このセンタリング装置200は、基板Aの幅方向(移動方向に直交する方向)側面に接する接触片240と、これを先端部に保持し、ガイド204に沿って上下方向に自在に昇降可能な昇降部材202と、昇降部材202の下面に接触してその下降停止位置を調整できるストッパー206と、昇降部材202を自在に往復動させる図示しないエアーシリンダー等の駆動源とガイド204を保持して、基台2と連結、固定するブラケット208と、より構成され、これを1対、基板Aの幅方向の両側に配置している。
【0039】
次にセンタリング装置200の別の実施態様であるセンタリング装置B201の詳細を、図3を用いて説明する。センタリング装置B201は、基板幅方向の両側に配置される1対のユニットA210AとユニットB210Bより構成される。これらのユニットは、全く同じ構造で基板の移動方向で対称形となっている。ここでユニットA210Aは、ガラス基板の移動方向と幅方向(移動方向に直交する方向)側面に接する横辺216A、Bと縦辺214A、Bを先端部に有する位置決め片212A、Bと、位置決め片212A、Bを保持する保持材230を、センタリング装置200の接触片240と入れ替えたものである。したがって位置決め片212A、Bは昇降部材202と接続されることとなるので、ガイド204に沿って上下方向に自在に昇降可能となり、ブラケット208によって基台2と連結、固定される。また、位置決め片212A、Bの下降限度は、ストッパー206で昇降部材202の下降位置を調整することで、変えることができる。
【0040】
一方ユニットB210Bも、ユニットA210Aに対して基板をはさんで対応する位置に横辺226A、Bと縦辺224A、Bを先端部に有する位置決め片222A、Bを備えており、ユニットA210Aとで基板Aを囲んで、基板Aの位置決めを行わせることができる。そして、基板Aの側面と接触する横辺216A、B、226A、Bと縦辺214A、B、224A、Bの側面断面形状を見ると、図4に示すようになっており、それぞれ基板を案内する斜面部218と基板の位置決めを行う垂直面部220より構成される。斜面部218の水平に対する角度Θは30〜85、より好ましくは60〜80度、垂直面部220の長さLは1〜20mm、より好ましくは2〜10mmである。
【0041】
また位置決め片212A、Bおよび222A、Bで基板Aを挟み込んだ時、横辺216Aと216B間、および横辺226Aと226B間の距離であるLAは基板Aの移動方向の寸法L1よりも0.05〜3mm広くすることが好ましく、縦辺214Aと224A間、および縦辺214Bと224B間の距離であるLBは、基板Aの幅方向の寸法L2より0.05〜3mm大きくなるように寸法設定することが好ましい。以上のすきまができるように、位置決め片212A、B、222A、Bと基板Aをセットした状態で、基板Aを上から降ろし、下降に伴って基板Aの側面を位置決め片212A、B、222A、Bの先端部にある各斜面部218に案内させた後、垂直面部220より内側に基板をはまりこませて位置決めを行うのであるから、基板Aと位置決め片212A、B、222A、Bとのすきまを0.05mmより小さくするのは基板が位置決め片212A、B、222A、B上に乗り上げやすく、3mm以上だと位置ずれが大きく、位置決めによる効果がない。さらに位置決め片212A、B、222A、Bは下降したときに、基板Aと当接するが位置決め片212A、B、222A、Bの下面と吸着盤6が衝突しないように、その下面と吸着盤6の間にわずかなすきまができるようにストッパー206を調整することが好ましい。以上の動作で基板Aの吸着盤6上での位置決め完了後は、位置決め片212A、B、222A、Bを上昇させて、基板Aが走行できるようにする。
【0042】
次にこの塗布装置を使った塗布方法について説明する。
まず、塗布装置における各作動部の原点復帰が行われると、吸着盤6、スリットダイ40はスタンバイの位置に移動する。この時、タンク50〜スリットダイ40まで塗布液70はすでに充満されており、ダイを上向きにして塗布液を吐出してダイ内部の残留エアーを排出するという、いわゆるエアー抜き作業も既に終了しているとともに、シリンジポンプ44もすでにタンク50から所定量の塗液を吸引して貯蔵して、いつでも塗液を吐出できる状態で待機している。そして、吸着盤6の表面には穴110から図示しないリフトピンが上昇するとともに、センタリング装置B201の位置決め片212A、B、222A、Bが下降して、吸着盤6の上面とわずかなすきまだけ離れた位置で停止し、基板Aが載置されるのを待つ。ここで、リフトピンの基板を支持する先端面は、所定位置で停止している位置決め片212A、B、222A、Bの上面より高い位置にあって、基板Aの下面はリフトピンだけが支えるように構成されている。
【0043】
次に、図示しないローダから基板Aがリフトピンの先端面に載置されると、リフトピンを下降させる。この動作により基板Aが下降するとともに、その側面が位置決め片212A、B、222A、Bの横辺216A、B、226A、Bと縦辺214A、B、224A、Bのそれぞれの斜面部218と垂直面部220に案内されて、吸着盤6上に一定の許容値にて位置決めされる。
【0044】
基板Aが吸着盤6の上面102に載置されたら、コンピュータ54から吸着/解除制御装置250に指令を出して吸着孔104から吸引を開始して基板Aを上面102に吸着固定する。一方吸着と同時に厚みセンサ22で基板Aの基板厚みを測定し、その厚さに基づき、基板A〜スリットダイ40の下面74間のクリアランスがあらかじめ与えた値になるように、スリットダイ40を下降する。そして、基板Aの吸着が完了した段階で、センタリング装置B201の位置決め片212A、B、222A、Bを基板Aの端面と干渉しない位置まで上昇させた後、吸着盤6を駆動して、基板Aを一定速度で移動させる。そして、基板Aの塗布開始部がスリットダイ40の吐出口72のちょうど真下に来たときに、コンピュータ54からシリンジポンプ54に指令を出して、シリンジポンプ44の動作を開始してスリットダイ40の吐出口72から塗布液を吐出し、スリットダイ40の下面74と基板A間に塗布液ビードCが形成されて、基板Aへの塗布が開始される。そして、基板Aの塗布終了位置がスリットダイ40の吐出口72の真下にきたら、シリンジポンプ44に対してコンピュータ54から停止指令を出してスリットダイ40からの塗布液の吐出を停止するとともに、スリットダイ40を上昇させて完全に塗布液ビードCをたちきる。
【0045】
これらの動作中吸着盤6は動きつづけ、基板Aが終点位置にきたら停止し、コンピュータ54から吸着/解除制御装置250に指令を出して基板Aの吸着を解除する。吸着の解除方法としては、基板吸着のための吸引動作を停止するとともに、吸着孔に圧縮空気を所定時間送り込む。そして離間手段としてのリフトピンを上昇させて基板Aを持ち上げて吸着盤6から剥離し、図示されないアンローダによってリフトピン上の基板Aを次の工程に搬送する。この後吸着盤6はリフトピンを突きだしたまま原点位置に復帰する。一方シリンジポンプ44は、基板Aが終点位置で停止した時から吸引動作を行ってタンク50から新たに塗布液70を充満させる。ついで次の基板Aが来るのを待ち、同じ動作をくりかえす。
【0046】
以上の基板Aへの塗布動作を繰り返すとき、その一周期の時間となるタクトタイムは、従来のものより、基板Aのセンタリング装置B201による位置決め時間と基板Aの吸着盤6からの剥離、脱着時間が短くなる分だけ短縮される。
【0047】
センタリング装置B201による位置決めは、位置決め片212A、B、222A、Bが位置決め後、従来は基板幅方向に水平移動して退避していたのに対し、本発明では上昇して退避している。退避量は従来は位置決め片212A、B、222A、Bの横辺216A、B、226A、Bが基板Aの側面と水平方向に接触する長さが最低必要であるのに対し、本発明では基板厚さ分だけ必要となる。安定して位置決めを行うには横辺216A、B、226A、Bと基板との接触長さは最低でも10mmは必要であるが、それに対して基板厚さは最大でも1.1mmしかならないので、本発明の方がはるかに退避量を小さくでき、その分だけ基板の位置決めに要する時間を短くできる。
【0048】
また、基板Aの吸着盤6からの剥離時間(脱着時間)については、本発明では吸着盤6に横溝106と縦溝108を設け、上面102の基板Aとの接触面積を低減して、静電気による密着力を低減しているため、このような溝がなく静電気による密着が大きい従来のものより、基板Aの剥離のために要する時間を短くできている。
【0049】
この基板Aの吸着盤6からの剥離時間をさらに短くするための方法について、図6を参照しながら説明する。図6は本発明になる剥離方法を適用した塗布方法のタイムチャート図である。
【0050】
図6を参照すると、塗布開始にあたるポンプ吐出開始までは、上記した塗布方法のそのままの手順を、スリットダイ40の位置、吸着盤6の走行状況、厚みセンサ22による基板厚さの測定、シリンジポンプ44の動作状況、吸着、吸着解除の作動状況、基板Aに作用する圧力、リフトピン位置、センタリング装置B201の作動状況(位置決め片212A、B、222A、Bが下降停止位置で「ON」、上昇停止位置で「OFF」を意味する)についての各時間における状態という形で示している。
【0051】
そして、シリンジポンプ44の吐出動作が終わって塗布が完了すると、まだ吸着盤6が移動している最中ではあるが、吸着を切り、吸着解除のために圧縮空気を吸着盤6の吸着孔104に導入し、基板Aに作用する圧力が吸着中の負圧から大気圧にもどった段階で、圧縮空気の導入を停止する。この状態では基板Aに作用する圧力はゼロであるが、吸着時に発生した静電気により基板Aはまだ吸着盤6に密着している。つづいて、吸着盤6が終点位置に到達して停止したら、再び吸着解除用の圧縮空気を吸着孔104に導入して基板Aに一定の正圧を付加し、それからはやや遅れるタイミングでリフトピンを上昇させる。リフトピンも一気に上点まで上昇させてもよいが、基板が大きい場合、特に対角が500mm以上の場合には、吸着盤6の上面102よりやや高い位置、好ましくは0.5〜5mmの位置(剥離点)に一度上昇させて、0.1〜2秒程度停止しておいてから、上点まで上昇させる方が、基板Aの吸着盤6からの離間が緩やかに行われるため、基板の割れなくスムーズな基板剥離ができ、好ましい。これ以降は塗布した基板Aをアンローダで次の工程に搬送した後、吸着盤6を原点位置に戻し、同じ工程を繰り返す。
【0052】
以上の工程では、塗布終了直後のまだ吸着盤6が移動中に吸着解除を開始し、基板Aへの吸着圧力を基板がまだ剥離しない大気圧までまずもどし、そして吸着盤6が停止してからさらに圧縮空気を送り込んで吸着解除をして基板剥離をしており、吸着盤6停止前の先行および2段階の吸着解除動作を行っているのが特徴である。従来は吸着盤6終了位置で停止してから吸着解除を開始しているので、基板Aへの負圧が作用している状態で吸着解除を開始することになるのに対し、本発明では吸着盤6が終了位置で停止してからは、基板Aへの吸着力が大気圧の状態から吸着解除を開始できるので、基板を吸着盤6の上面102から剥離する時間を大幅に短くすることができ、その結果、塗布のタクトタイムも大幅に短くすることができる。以上の効果は吸着盤6に溝があるなしにかかわらず発揮できる。
【0053】
なお本発明が適用できる塗液としては粘度が1cps〜100000cps、望ましくは10cps〜50000cpsであり、ニュートニアンが塗布性から好ましいが、チキソ性を有する塗液にも適用できる。また塗布液の乾燥速度にも特に依存せず、RGB色用の塗液の他、レジスト、O/C材に対しても、ダイコータで塗布するときのタクトタイム短縮に本発明を適用できる。基板である被塗布部材としてはガラスの他にアルミ等の金属板、セラミック板、シリコンウェハー等を用いてもよい。さらに使用する塗布状態としては、クリアランスが40〜500μm、より好ましくは80〜300μm、塗布速度が0.1m/分〜10m/分、より好ましくは0.5m/分〜6m/分、ダイのリップ間隙は50〜1000μm、より好ましくは100〜600μm、塗布厚さが5〜400μm、より好ましくは20〜250μmである。
【0054】
また、本発明においては、対角の長さが500mm以上のサイズの基板でその効果をよく発揮することができる。
【0055】
さらに本発明における基板センタリング装置の対象としては、位置決め後基板に接する位置決め片が上下方向に退避するものなら全て含まれ、例えば基板の4辺を囲むようにして基板端面にリフトピンを接触させて位置決めする方式も含まれる。この場合は、位置決め後リフトピンは吸着盤内に下降して退避することとなる。さらに退避する方向も、鉛直線上を上下するだけではなく、斜め上方、あるいは斜め下方に上下してもよい。またセンタリング装置の基板側面と接触する部分の材質はいかなるものでもよいが、基板に損傷を与えないために高分子樹脂やゴム等であることが好ましい。
【0056】
また、吸着盤6での横溝106、縦溝108の溝形状については特に限定はないが、溝は幅0.5〜20mm、深さ0.5〜30mm程度であることが好ましい。幅が狭いと接触面積減少が小さすぎ、逆に広すぎると基板が変形して割れをおこしやすくなる。また溝の本数については、基板Aの吸着面である上面102で溝が占める面積が上面102全体の3〜50%であることが望ましい。これより小さいと吸着面と基板Aとの接触面積が大きすぎて静電気力の減少に効果がなく、逆にその範囲より大きすぎると、吸着時に基板が溝の中に落ち込んで基板の平面度が損なわれる。さらにまた吸着孔104と溝との位置関係についても特に限定はなく、溝の中に吸着孔を設けてもよい。このような溝を設けた吸着盤の材質としては、形状保持できるならいかなるものでもよいが、ステンレス、アルミ等の金属、高分子樹脂、グラナイト等の石材等が好ましい。金属の場合はさらに表面にカニゼンメッキ、カニフロン、テフロンコーティング等、静電気力を減じさせる表面処理を施されていることが好ましい。
【0057】
【実施例】
360×465mmで厚さ0.7mmの無アルカリガラス基板上に、基板の幅方向にピッチが254μm、基板の長手方向にピッチが85μm、線幅が20μm、RGB画素数が4800(基板長手方向)×1200(基板幅方向)、対角の長さが20インチ(基板幅方向に305mm、基板長手方向に406mm)となる格子形状で、厚さが1μmとなるブラックマトリックス膜を作成した。ブラックマトリックス膜は、チタン酸窒化物を遮光材、ポリアミック酸をバインダーとして用いたものであった。
【0058】
続いてウェット洗浄によって基板上のパーティクルを除去後、ポリアミック酸をバインダー、γ−ブチロラクトン、N−メチル−2−ピロリドンと3−メチル−3−メトキシブタノールの混合物を溶媒、ピグメントレッド177を顔料にして固形分濃度10%で混合し、さらに粘度を50cpsに調整したR色の塗液を、20μmの厚さで速度3m/分にて、ダイコータで全面均一に塗布した。ここで、ダイコータのスリットダイはスリットの間隙が100μm、スリットの幅が305mm、スリットダイの下面と基板とのクリアランスは100μmであった。ここで基板の吸着盤上の位置決めには図3の上下方向に退避するセンタリング装置を用い、基板と位置決め片212A、B、222A、Bとのすきまを0.5mmに、位置決め片212A、B、222A、Bの下面と吸着盤6の上面とのすきまを0.2mmに、して基板の位置決めを行った。さらに基板の吸着盤への吸着圧力は100hPaにし、吸着の解除は図6に示す方法に従って、塗布直後(大気圧まで解除)と基板停止後の2回にわたって行った。吸着解除のために送り込む圧縮空気の圧力は0.2MPaに設定した。以上のようにして行ったR色塗膜用の塗布のタクトタイムは28.5秒であった。
【0059】
ちなみに、センタリング装置に水平方向に30mm退避するものを用い、さらに吸着解除は塗布終了後の吸着盤停止後に0.2MPaの圧縮空気を送り込んで行った場合のタクトタイムは30秒であった。
【0060】
さてダイコータで塗布後はホットプレートを使用した乾燥装置で100℃で20分乾燥し、固形分濃度10%、粘度8%のレジスト液を10μm塗布し、90℃のホットプレートで10分乾燥後、露光・現像・剥離を行って、R画素部にのみ色塗膜を残し、260度のホットプレートで30分加熱して、キュアを行った。
【0061】
同様の色塗膜の形成をG、B色についても、R色と同様のダイコータと塗布条件、その他同じ工程を用いて、それぞれの色塗膜を形成した。ここでG色の塗液には、R色の塗液で顔料をピグメントグリーン36にして固形分濃度10%で粘度を40cpsに調整したもの、B色の塗液には、R色の塗液で顔料をピグメントブルー15にして固形分濃度10%で粘度を50cpsに調整したものを用いた。
【0062】
そして最後にITOをスパッタリングで付着させ、カラーフィルターを作成した。えられたカラーフィルターは、顔料の凝集物や摩耗粉等の異物もなく、色度も基板全面にわたって均一で、品質的に申し分ないものであった。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係る塗布方法によれば、まず基板の剥離のための吸着解除動作を、塗布終了直後から開始し、基板停止後もふくめて多段階で行なうようにしたことと、基板の吸着盤からの剥離のための離間動作を最終位置までの途中位置で一時停止して段階的に行うようにしたことのために、基板停止後に吸着盤から基板を剥離するまでの時間を短くして、塗布のためのタクトタイムを短くすることができる。
【0066】
以上の本発明に係る塗布方法を使用した本発明のカラーフィルターの製造方法によれば、上記のタクトタイムが短縮できる優れた塗布方法でカラーフィルターを製造するのであるから、高い品質のカラーフィルターを高い生産性で製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るダイコータの概略斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて示した概略構成図である。
【図3】本発明に係るセンタリング装置の一実施態様を示す平面図である。
【図4】図3の装置の部分正面断面図である。
【図5】本発明に係る吸着盤の一実施態様を示す全体概略斜視図である。
【図6】本発明に係る剥離方法を適用した塗布方法のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ダイコータ
2 基台
6 吸着盤
14 フィードスクリュー
18 ACサーボモータ
22 厚みセンサ
40 スリットダイ(塗布器)
44 シリンジポンプ
50 タンク
54 コンピュータ
62 マニホールド
64 スリット
72 吐出口
102 上面
104 吸着孔
106 横溝
108 縦溝
110 リフトピン穴
200 センタリング装置
201 センタリング装置B
202 昇降部材
204 ガイド
206 ストッパー
208 ブラケット
210A、210B ユニットA、B
212A、212B 位置決め片
214A、214B 縦辺
216A、216B 横辺
218 斜面部
220 垂直面部
222A、222B 位置決め片
224A、224B 縦辺
226A、226B 横辺
A 基板(被塗布部材)
C 塗布液ビード

Claims (3)

  1. 塗布器の吐出口から塗布液を吸着盤に吸着保持された被塗布部材に吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法において、被塗布部材を吸着盤から脱着するための吸着圧力減少操作を、前記被塗布部材への塗膜塗形成終了直後の被塗布部材が移動中に開始し、圧縮空気を吸着盤に導入して、吸着圧力が負圧から基板がまだ剥離しない大気圧にもどった段階で圧縮空気の導入を停止し、つづいて被塗布部材が終点位置に到達して停止してから再び圧縮空気を吸着盤に導入して被塗布部材に正圧を付加し、それからはやや遅れるタイミングでリフトピンを上昇させて被塗布部材を吸着盤から脱着することを特徴とする塗布方法。
  2. 塗布器の吐出口から塗布液を吸着盤に吸着保持された被塗布部材に吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成した後に、圧縮空気を吸着盤に導入して被塗布部材に正圧を付加し、それからはやや遅れるタイミングでリフトピンを上点まで上昇させて前記被塗布部材の吸着盤よりの離間動作を行うことで、前記被塗布部材を吸着盤から脱着する塗布方法において、前記リフトピンを吸着盤の上面よりやや高い位置に一度上昇させて一時停止しておいてから、上点まで上昇させて被塗布部材を吸着盤から脱着することを特徴とする塗布方法。
  3. 請求項1または2に記載の塗布方法を用いて、カラーフィルターを製造することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。
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