JP4867253B2 - 顕微鏡装置及びレーザユニット - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光源と照明光学系とを備え、かつ照明光路の光路切り替えが可能な顕微鏡装置、及びその顕微鏡装置に使用されるレーザユニットに関する。
なお、本明細書でいう「光路切り替え」とは、「伝搬光の或る入射光路と或る射出光路との間を接続/切断すること」であり、「伝搬光の複数の入射光路の中の1つを選択的に射出光路に接続すること」、「伝搬光の複数の射出光路の中の1つを選択的に入射光路に接続すること」、「伝搬光の複数の入射光路の中の1つと、複数の射出光路の中の1つとをそれぞれ選択的に互いに接続すること」の全てが含まれる。
生体細胞などを観察する観察方法の1つ、レーザ光源を用いた観察方法に、共焦点観察、全反射蛍光観察などがある。
多くの現場では、被観察物の種類や観察目的などに応じてそれらの観察方法を使い分けることが望まれる。
その一方で、レーザ光源は高価なので、共焦点顕微鏡用のレーザ光源と全反射蛍光顕微鏡用のレーザ光源とをそれぞれ用意すると、コストが嵩む。
そこで開発されたのが、1つのレーザ光源を複数の観察方法に共用する顕微鏡システムである(特許文献1など)。
この顕微鏡システムの顕微鏡本体には、全反射蛍光観察用のユニット(特許文献1の符号21等)と、共焦点観察用のユニット(特許文献1の符号5,6,7,8,13,14,15,16,17)との双方がセットされている。
これらのユニットは、それぞれ光ファイバ(特許文献1の符号4,3)を介して共通のレーザ光源(特許文献1の符号1)に連結される。このレーザ光源と2つの光ファイバの入射端との間に、光路切り替え用の可動ミラー(特許文献1の符号27)が挿入される。
この可動ミラーの駆動により、レーザ光が反射蛍光観察用の照明光学系に導入される状態と、レーザ光がコンフォーカルユニットに導入される状態との間で、顕微鏡システムを切り替えることができる。
特開2003−270538号公報(図2) 特開2003−228009号公報
しかし、可動ミラーを挿脱する機構には機械的ガタが生じ得るので、挿入時における可動ミラーの位置や姿勢を正確に再現することは難しい。
特に、可動ミラーの姿勢の再現性が低いと、可動ミラーにて反射するレーザ光の光路の角度再現性が悪くなり、光ファイバの入射端に向かうレーザ光の光路(入射端の直前に配置された集光レンズに対するレーザ光の入射光路)の角度再現性も悪くなる。
そして、集光レンズに対するレーザ光の入射光路の角度は、光ファイバに対するレーザ光の入射効率を強く支配する。
このため、この顕微鏡システムには、レーザパワーの再現性、つまり観察像の明るさの再現性が極めて悪いという問題がある。
そこで本発明は、レーザ光源と照明光学系との間の光路切り替えが可能であり、しかも観察像の明るさの再現性を高めることのできる顕微鏡装置、及びレーザユニットを提供することを目的とする。
本発明の顕微鏡装置は、レーザ光源と、被観察物を照明するための顕微鏡用の照明光学系と、前記レーザ光源と前記照明光学系との間に配置され、再帰反射性を有する反射光学系の挿脱により光路切り替えを行う切り替え機構とを備え、前記切り替え機構は、光路挿入時における前記反射光学系の入射側光路と射出側光路との少なくとも一方に、前記レーザ光を偏向する反射部材を配置しており、少なくとも前記レーザ光源、前記切り替え機構は、レーザユニット内に配置され、前記照明光学系は、顕微鏡本体に配置され、前記レーザユニットと前記顕微鏡本体とは、前記レーザ光を導くためにシングルモードの光ファイバにより結合されていることを特徴とする。
なお、本発明の顕微鏡装置においては、複数の前記照明光学系を備え、前記切り替え機構は、前記レーザ光源の接続先を、前記複数の照明光学系の間で切り替えてもよい。
また、本発明の顕微鏡装置においては、複数の前記レーザ光源と、複数の前記照明光学系と、前記複数のレーザ光源の射出光路を統合し、前記複数の照明光学系の一部へ接続するための統合手段とを備え、前記切り替え機構は、前記複数のレーザ光源の一部の接続先を、前記複数の照明光学系の他の一部と前記統合手段との間で切り替えてもよい。
また、前記切り替え機構は、光路挿入時における前記反射光学系の姿勢を、その光入射面又は光射出面が前記光路に対して傾くように設定することが望ましい。
また、本発明の顕微鏡装置は、前記レーザ光源から射出したレーザ光の強度を調整する光学素子を備え、前記切り替え機構は、光路挿入時における前記反射光学系の姿勢を、その光入射面又は光射出面が前記光学素子の光射出面に対して光学的に非平行となるように設定することが望ましい
た、前記照明光学系には、少なくとも1つの共焦点観察用の照明光学系が含まれてもよい。また、前記照明光学系には、少なくとも1つの全反射観察用の照明光学系が含まれてもよい。また、前記全反射観察用の照明光学系は、全反射蛍光観察用の照明光学系であってもよい。
また、前記照明光学系には、少なくとも1つの光刺激用の照明光学系が含まれてもよい。
また、本発明のレーザユニットは、本発明の顕微鏡装置に使用される前記レーザユニットであって、前記光ファイバを着脱可能な光ファイバマウント部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーザ光源と照明光学系との間の光路切り替えが可能であり、しかも観察像の明るさの再現性を高めることのできる顕微鏡装置、及びレーザユニットが実現する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、顕微鏡システムの実施形態である。
図1は、本顕微鏡システムの外観図である。
図1に示すとおり、顕微鏡システムには、レーザユニット10と、顕微鏡本体23とが備えられる。顕微鏡本体23は、例えば、倒立顕微鏡である。顕微鏡本体23には、全反射蛍光観察用のユニット21と共焦点観察用のユニット22とがセットされている。
全反射蛍光観察用のユニット21、共焦点観察用のユニット22は、それぞれ光ファイバ15,16を介してレーザユニット10に接続されている。これらの光ファイバ15,16は、例えば、コア径が3.5μmのシングルモードファイバである。
なお、レーザユニット10、全反射蛍光観察用のユニット21、共焦点観察用のユニット22において光ファイバ15,16との接続箇所は、光ファイバを着脱可能に支持する光ファイバマウント部になっている。
レーザユニット10には、光路切り替え部30が搭載されている。符号36は、使用者が手動で光路切り替えをするためのレバーである。
図2は、本顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。なお、図2では、顕微鏡本体23の光学系については、その一部(接眼レンズなど)を省略した。
図2に示すとおり、レーザユニット10には、2つのレーザ光源1,2が備えられる。
レーザ光源1,2は、例えば、アルゴンレーザ(波長488nm)、Green−HeNeレーザ(波長543nm)である。
レーザ光源1,2の射出光路は、全反射ミラーM、ダイクロイックミラーDMを介して共通の光路Lに統合され、光路切り替え部30に導入される。
レーザ光源1の射出光路、レーザ光源2の射出光路には、平板ガラスによって構成されたNDフィルタND1,NDフィルタND2がそれぞれ挿入されている。
レーザ光源1,2の統合前のそれぞれの射出光路には、シャッタ3が配置されており、使用者は、レーザ光源1,2を射出したレーザ光を、不図示の操作部を介して個別に遮断/開放することができる。よって、使用者は、光路切り替え部30の光路Lに導入される光を、波長543nmのレーザ光のみに限定したり、波長488nmのレーザ光のみに限定したり、波長543nmのレーザ光と波長488nmのレーザ光との混合光にしたりすることができる。
光路切り替え部30には、コーナー状に配置された3つの反射面を持つプリズムであるコーナーキューブ17、全反射ミラーM、及び光ファイバ15,16の入射端15in,16inの直前に個別に配置される2つの集光レンズ13が備えられる。
コーナーキューブ17は、光路Lを伝搬したレーザ光を3つの反射面で順次反射可能な位置に配置される。そのためには、レーザ光が3つの反射面の稜線に入射するのを避ける必要があるので、このコーナーキューブ17の3つの反射面の中線は、光路Lから若干の距離(以下、3mmとする。)だけずらされる。
コーナーキューブ17は、レバー36(図1参照)に連結されており、そのレバー36の操作に応じて、光路Lに対し挿脱される。
先ず、コーナーキューブ17が光路Lに挿入された状態(図2の実線で示す状態)では、光路Lを伝搬したレーザ光は、コーナーキューブ17の3つの反射面で順次反射した後、光路Lと平行かつ光路Lから離れた光路L’を逆方向に伝搬する。その後、レーザ光は、全反射ミラーM及び集光レンズ13を介して一方の光ファイバ(以下、光ファイバ15とする。)の入射端15inに入射する。
一方、コーナーキューブ17が光路Lから離脱した状態(図2の点線で示す状態)では、光路Lを伝搬したレーザ光は、コーナーキューブ17を介することなく、集光レンズ13を介して他方の光ファイバ(ここでは、光ファイバ16)の入射端16inに入射する。
なお、2つの集光レンズ13の位置及び姿勢は、コーナーキューブ17の挿入時における入射端15inへのレーザ光の入射効率と、コーナーキューブ17の離脱時における入射端16inへのレーザ光の入射効率とがそれぞれ十分に高くなるよう予め調整されている。
入射端15inに入射したレーザ光は、光ファイバ15の内部を伝搬してその射出端15outから射出し、全反射蛍光観察用のユニット21に点光源を形成する。
入射端16inに入射したレーザ光は、光ファイバ16の内部を伝搬してその射出端16outから射出し、共焦点観察用のユニット22に点光源を形成する。
ここで、全反射蛍光観察用のユニット21による全反射蛍光観察と、共焦点観察用のユニット22による共焦点観察とを、簡単に説明する。
全反射蛍光観察時には、全反射蛍光観察用のユニット21が有効な状態に設定される。この状態では、全反射蛍光観察用のユニット21のダイクロイックミラーDMが顕微鏡本体23の光路に挿入され、かつ共焦点観察用のユニット22の全反射ミラーMが顕微鏡本体22の光路から離脱される。
このとき、全反射蛍光観察用のユニット21の点光源(光ファイバ15の射出端15out)から射出したレーザ光は、全反射蛍光観察用のユニット21内の落射照明光学系21a、ダイクロイックミラーDM、顕微鏡本体23内の結像光学系23aの対物レンズなどを介して、被観察物(蛍光物質で標識された生体細胞)0若しくはカバーガラス境界付近でエバネッセント光が生じるように、斜めに落射照明する。この被観察物0にて生起した蛍光は、顕微鏡本体23内の結像光学系23a及びフィルタfを介して検出器23cにて検出される。
共焦点観察時には、共焦点観察用のユニット22が有効な状態に設定される。この状態では、共焦点観察用のユニット22の全反射ミラーMが顕微鏡本体23の光路に挿入され、かつ全反射蛍光観察用のユニット21のダイクロイックミラーDMが顕微鏡本体23の光路から離脱される。
このとき、共焦点観察用のユニット22の点光源(光ファイバ16の射出端16out)から射出したレーザ光は、共焦点観察用のユニット22のコリメートレンズ22a、ダイクロイックミラーDM、スキャナ22c、瞳リレーレンズ22b、全反射ミラーM、顕微鏡本体23内の結像光学系23aなどを介して、被観察物0上を光のスポットで走査する。この光のスポットにて生起した反射光(蛍光)は、結像光学系23aを介して共焦点観察用のユニット22に戻り、スキャナ22c、フィルタf、共焦点レンズ22g、共焦点絞り22hを介して余分な光がカットされた状態で、検出器22iにて検出される。
なお、全反射蛍光観察にて検出された被観察物0の像は、顕微鏡本体23の接眼レンズ、又は、検出器23cに接続された画像処理装置を通してディスプレイ(不図示)に表示される。また、共焦点観察にて検出された被観察物0の像は、検出器22iに接続された画像処理装置を通してディスプレイ(不図示)に表示される。本明細書では、このようにして観察される象を「観察像」という。
図3は、光路切り替え部30の詳細を示す図である。図3における各方向と、前述した図1、図2における各方向との対応関係を示すため、これらの各図中には、共通のXYZ直交座標系を示した。以下、このXYZ直交座標系を用いて説明する。
図3(a),(b)は、光路切り替え部30を、XY平面,YZ平面で切断してできる概略断面図である。図3(a),(b)に示すように、光路切り替え部30には、コーナーキューブ17を支持する支持部材31、支持部材31に固定され、かつZ方向に延びる中心線Sを有した軸部32、軸部32を中心線Sの周りに回動可能に支持する台座35及び軸受穴32aが備えられる。この軸部32にレバー36が固定される。
レバー36が操作されると、その運動が軸部32及び支持部材31を介してコーナーキューブ17に伝達され、コーナーキューブ17が軸部32の中心線Sの周りを回動する。この回動により、コーナーキューブ17が光路Lに対し挿脱される。
また、光路切り替え部30には、コーナーキューブ17の回動の範囲を制限する制限ピン34a,34bも備えられる。制限ピン34aは、挿入時におけるコーナーキューブ17の位置を規定するものであり、制限ピン34bは、離脱時におけるコーナーキューブ17の位置を規定するものである。
また、光路切り替え部30には、挿入時に、支持部材31を制限ピン34aに押し当てる押し当て機構33a、離脱時に、支持部材31を制限ピン34bに押し当てる押し当て機構33bも備えられる。
押し当て機構33aは、挿入時におけるコーナーキューブ17の回動方向の位置ずれを防ぐ働きをする。
押し当て機構33bは、離脱時におけるコーナーキューブ17の回動方向の位置ずれを防ぐ働きをする。
また、光路切り替え部30には、軸部32に固定された固定リング40、固定リング40と台座35との間に介設されたバネ33cも備えられる。
固定リング40及びバネ33cは、コーナーキューブ17のZ方向の位置ずれを防ぐ働きをする。
なお、以上の構成の光路切り替え部30において、コーナーキューブ17は、図4に示すとおり、3つの反射面の中線(点線部)が、光路L及び光路L’に対し若干の角度δだけ傾斜していることが望ましい。
このとき、図4の左方に示すように、NDフィルタND1,ND2の表面及び裏面(平面である。)と、コーナーキューブ17の入射面SA及び射出面SA’とが、光学的に非平行の関係になり、δだけ開角を有することになる。
このようにコーナーキューブ17を傾斜させることで、レーザ光の光路を確実に立体交差させて光路同士の干渉(例えば、光路Lを伝搬するレーザ光の一部と光路L’を伝搬するレーザ光の一部との干渉)を防ぐことができる。また、このように傾斜させることで、コーナーキューブ17を反射したレーザ光の一部がレーザ光源1又はレーザ光源2に再入射する事態を確実に避けることができる。因みに、再入射が起こると、レーザ光源1又はレーザ光源2の出力が不安定になるという問題が生じる。
また、コーナーキューブ17を傾斜させると、コーナーキューブ17に入射したレーザ光の一部が、コーナーキューブ17の入射面SAや射出面SA’で反射して余分な光となり、レーザ光源1,2の射出部に戻って干渉するという事態を避けることができる。
その余分は光は、例えば、コーナーキューブ17の入射面SAにて反射した戻り光や、入射面SAを透過した後に3つの反射面、射出面SA’にて順に反射した戻り光などである。
その余分な光は本実施形態でも生じ得るが、本実施形態ではレーザ光源1,2の射出光路からずれた方向に進行するので、干渉は回避される。
また、コーナーキューブ17を傾斜させると、コーナーキューブ17に入射したレーザ光の一部が、コーナーキューブ17の入射面SAや射出面SA’で反射して余分な光となり、コーナーキューブ17の3つの反射面で反射した後の必要なレーザ光と干渉するという事態をも避けることができる。
その余分な光は、例えば、コーナーキューブ17の入射面SAを透過した後に3つの反射面、射出面SA’、3つの反射面、入射面SAにて順に反射した戻り光などである。
その余分な光は本実施形態でも生じ得るが、本実施形態ではレーザ光の光路からずれた方向に進行するので、干渉は回避される。
因みに、δの値が大きすぎると、コーナーキューブ17の3つの反射面がレーザ光を反射できなくなる可能性があるので、δの値は、適度に小さい値に設定される。
但し、δの値が値が小さ過ぎると、余分な光と必要なレーザ光とのずれ量が小さ過ぎて、干渉を確実に回避できない。例えば、レーザ直径が1mmであり、コーナーキューブ17の中線と光路Lとのずらし量が3mmである場合には、δの値は3°以上でなければならない。
そこで、本実施形態では、コーナーキューブ17においてレーザ光を3回反射させ、かつ、上述した干渉現象を確実に回避するために、δの値は4°に設定される。
以上の構成の本顕微鏡システムの使用者は、レバー36を操作するだけで、全反射蛍光観察用のユニット21及び共焦点観察用のユニット22と、レーザ光源1,2との間の光路切り替え(つまり、観察に使用されるユニットの切り替え)を行うことができる。
特に、本顕微鏡システムでは、全反射蛍光観察用のユニット21と共焦点観察用のユニット22とが同一の顕微鏡本体23にセットされているので、それら2種類の観察方法で被観察物0の同一のポイントを観察すること可能である。
次に、本顕微鏡システムの効果を説明する。
ここでは、本顕微鏡システムの光路切り替え時の観察像の明るさの再現性を、特許文献1の顕微鏡システム(従来例)の光路切り替え時の観察像の明るさの角度性と比較する。
比較に当たり、双方の顕微鏡システムに以下の同じ条件を適用する。
光ファイバのモード:シングルモード,
光ファイバのコア径:3.5μm,
光ファイバの入射端直前の集光レンズの焦点距離:3.5mm
先ず、従来例の観察像の明るさの再現性を検討する。
従来例の可動ミラーには、少なくとも約1分の姿勢誤差が生じる。なぜなら、一般的な高精度な可動ミラーの姿勢誤差は約1分である。
この姿勢誤差は、可動ミラーにて反射するレーザ光の光路にチルトを生じさせる。具体的に、可動ミラーの姿勢誤差量がΔであるとき、その光路には2×Δのチルトが生じる。
よって、従来例のレーザ光の光路には、約2分のチルトが生じ得る。
なお、可動ミラーに姿勢誤差が生じても、その光路にシフトが生じることは無い。また、可動ミラーに位置誤差が生じても、その光路にチルト,シフトの何れも生じない。
そして、レーザ光の光路のチルトは、光ファイバに対するレーザ光の入射効率を強く支配する。実際、約2分のチルトは、その入射効率を約40%も減衰させる。
したがって、従来例の観察像の明るさは、光路切り替えによって最高時の60%にまで低下する可能性がある。このため、従来例の観察像の明るさの再現性は、低い。
次に、本顕微鏡システムの観察像の明るさの再現性を検討する。
図5(a)に示すとおり、本顕微鏡システムのコーナーキューブ17には、約5分の姿勢誤差(中心線Sの周りの回動方向の誤差)が生じる。この姿勢誤差は、押し当て機構33a(図3参照)の働きで或る程度は抑えられるものの、大きく見積もって約5分とした。
図5(a)に示すとおり、本顕微鏡システムのコーナーキューブ17には、Y方向に約0.02mmの位置誤差が生じる。この位置誤差は、軸部32のY方向のガタ分に相当する。
図5(b)に示すとおり、本顕微鏡システムのコーナーキューブ17には、Z方向に約0.02mmの位置誤差が生じる。この位置誤差は、バネ33cの働きで或る程度は抑えられるものの、この程度の発生はやむを得ない。
しかし、コーナーキューブ17は、入射光を再帰反射する性質を有するので、コーナーキューブ17に姿勢誤差及び位置誤差が生じても、レーザ光の光路L’にチルトが生じることは無く、シフトが生じるのみである。つまり、光路L’の角度再現性は高く保たれる。
例えば、コーナーキューブ17の姿勢誤差が1°であるとき、光路L’には、0.1mmのシフトが生じる。また、コーナーキューブ17の位置誤差量がΔであるとき、光路L’には2×Δのシフトが生じる。
よって、本顕微鏡システムの光路L’には、コーナーキューブ17の約5分の姿勢誤差によって約0.01mmのシフトが生じ、コーナーキューブ17のY方向の約0.02mmの位置誤差によって約0.04mmのシフトが生じ、コーナーキューブ17のZ方向の約0.02mmの位置誤差によって約0.04mmのシフトが生じ得る。これらを全て考慮すると、本顕微鏡システムの光路L’には、約0.05mmのシフトが生じ得る。
但し、光路L’のシフトは、光ファイバ15(図3参照)に対するレーザ光の入射効率にあまり影響しない。実際、約0.05mmのシフトは、その入射効率を約5%しか減衰させない。
したがって、本顕微鏡システムの観察像の明るさは、光路切り替えによって最高時の95%までしか低下しない。このため、本顕微鏡システムの観察像の明るさの再現性は高い。
以上、本顕微鏡システムでは、光路切り替えのために移動する光学系が、再帰反射性を有する反射光学系(ここでは、コーナーキューブ17)のみなので、ユニットの切り替え時におけるレーザ光の光路L’の角度再現性は高い。したがって、ユニットの切り替え時における観察像の明るさの再現性も、高い。
特に、再帰反射性を有する反射光学系として、市販の単一素子であるコーナーキューブ17が用いられたので、3つの反射面同士の位置合わせをしなくても、再帰反射性を簡単かつ確実に得ることができる。
しかも、コーナーキューブ17の姿勢が最適化された(適当な角度δだけ傾けられた)ので、上述した干渉現象を確実に回避できる。よって、観察像の明るさの再現性は、確実に高まる。
なお、本顕微鏡システムにおいてコーナーキューブ17とレバー36とを連結する機構は、図3に示したものに限定されることはなく、コーナーキューブ17を光路から挿脱できるのであれば、例えば、コーナーキューブ17をスライドさせるスライド機構などに代えてもよい。
また、本顕微鏡システムにおいては、コーナーキューブ17の代わりに、再帰反射性を有するように配置された複数の反射面が用いられてもよい。但し、市販の単一素子であるコーナーキューブを用いた方が、再帰反射性を簡単かつ確実に得ることができるので好ましい。
また、本実施形態においては、光路切り替えのために移動する光学系が、1組の再帰反射性を有する反射光学系(1つのコーナーキューブ17)とされたが、全体が互いに固定されているのであれば、複数組の再帰反射性を有する反射光学系(複数のコーナーキューブ17)とされてもよい。
また、伝搬光の光路の角度再現性を保つのであれば、90°以外の角度で配置された複数の反射面を用いてもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、顕微鏡システムの実施形態である。ここでは、第1実施形態との相違点のみ説明する。
図6は、本顕微鏡システムの外観図である。
図6に示すとおり、相違点は、全反射蛍光観察用のユニット21と、共焦点観察用のユニット22とが互いに異なる顕微鏡本体23,23’にセットされた点にある。
この本顕微鏡システムでは、レーザ光源1,2を互いに異なる顕微鏡本体23,23’に共用することができる。
しかし、第1実施形態の顕微鏡システムと同様に、使用者は、レバー36を操作するだけで、全反射蛍光観察用のユニット21及び共焦点観察用のユニット2と、レーザ光源1,2との間の光路切り替え(つまり、観察に使用される顕微鏡の切り替え)を行うことができる。
そして、本顕微鏡システムにおいても、第1実施形態の顕微鏡システムと同様に、光路切り替えのために移動する光学系が、再帰反射性を有する反射光学系(ここでは、コーナーキューブ17)のみなので、顕微鏡の切り替え時におけるレーザ光の光路の角度再現性が高い。したがって、顕微鏡の切り替え時における観察像の明るさの再現性も、高い。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態は、顕微鏡システムの実施形態である。ここでは、第1実施形態又は第2実施形態との相違点のみ説明する。
図7は、本顕微鏡システムを説明する図である。なお、図7では、レーザユニット10以外の要素を省略した。図7(a)は、レーザユニット10の外観図、図7(b)は、レーザユニット10の光学系部分を示す図である。
図7に示すとおり、相違点は、ダイクロイックミラーDMに代えて光路切り替え部30’がレーザユニット10に搭載された点にある。つまり、本顕微鏡システムのレーザユニット10には、2つの光路切り替え部30,30’が搭載されている。
光路切り替え部30’は、2つのレーザ光源1,2と、光路切り替え部30との間の光路切り替えを行うための光路切り替え部である。
以下、光路切り替え部30’を詳細に説明する。
光路切り替え部30’には、使用者が手動で光路切り替えをするためのレバー36’、コーナーキューブ17’、一方のレーザ光源(ここでは、レーザ光源1とする。)から射出したレーザ光をシャッタ3の後ろ側で反射する全反射ミラーM’が備えられる。
コーナーキューブ17’は、全反射ミラーM’を反射したレーザ光を3つの反射面で順次反射可能な位置に配置される。このコーナーキューブ17’は、レバー36’に連結されており、そのレバー36の操作に応じて、光路に対し挿脱される。コーナーキューブ17’とレバー36’との間を連結する機構は、光路切り替え部30のそれと同じである(図3参照)。
先ず、コーナーキューブ17’が光路に挿入された状態(図7の実線で示す状態)では、レーザ光源1から射出したレーザ光は、全反射ミラーM’、コーナーキューブ17’の3つの反射面で順次反射した後、光路切り替え部30の光路Lに導入される。
一方、コーナーキューブ17’が光路から離脱された状態(図7の点線で示す状態)では、レーザ光源2から射出したレーザ光は、全反射ミラーMを介して、コーナーキューブ17’を介することなく、光路切り替え部30の光路Lに直接導入される。
したがって、本顕微鏡システムの使用者は、光路切り替え部30’のレバー36を操作するだけで、レーザ光源1,2と、光路切り替え部30との間の光路切り替え(つまり、観察に使用される光源切り替え)を行うことができる。
そして、この光路切り替え部30’においても、光路切り替え部30と同様に、光路切り替えのために移動する光学系が、再帰反射性を有する反射光学系(ここでは、コーナーキューブ17’)のみなので、光源の切り替え時におけるレーザ光の光路Lの角度再現性は高い。したがって、光源の切り替え時における観察像の明るさの再現性も、高い。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態を説明する。
本実施形態は、光スイッチング装置の実施形態である。
図8は、本光スイッチング装置の光学系部分を示す図である。
本スイッチング装置には、不図示のレバー、コーナーキューブ17、全反射ミラーM、1つの入力ポート50in、2つの出力ポート50out−1,50out−2が備えられる。
入力ポート50in、出力ポート50out−1、50out−2のそれぞれには、集光レンズ13が配置される。
入力ポート50inには、シングルモードの光ファイバの射出端が、出力ポート50out−1,50out−2には、シングルモードの光ファイバの入射端がそれぞれ接続可能である。
コーナーキューブ17及び全反射ミラーMは、第1実施形態の光路切り替え部30におけるそれらと同様に配置される(図2参照)。コーナーキューブ17は、不図示のレバーに連結されており、そのレバーの操作に応じて、光路に対し挿脱される。コーナーキューブ17と不図示のレバーとの間を連結する機構は、光路切り替え部30のそれと同じである(図3参照)。
先ず、コーナーキューブ17が光路に挿入された状態(図8の実線で示す状態)では、出力ポート50out−1が有効となる。
一方、コーナーキューブ17が光路から離脱した状態(図8の点線で示す状態)では、出力ポート50out−2が有効となる。
したがって、本光スイッチング装置の使用者は、不図示のレバーを操作するだけで、入力ポート50inと出力ポート50out−1,50out−2との間の光路切り替え(つまり、出力ポートの切り替え)を行うことができる。
そして、本光スイッチング装置では、光路切り替えのために移動する光学系が、再帰反射性を有する反射光学系(ここでは、コーナーキューブ17)のみなので、出力ポートの切り替え時におけるレーザ光の光路の角度再現性が高い。したがって、出力ポートの切り替え時におけるレーザ光の光量の再現性も、高い。
なお、本光スイッチング装置に、レーザ光の光路を折り曲げる全反射ミラーを追加すれば、入力ポート50in,出力ポート50out−1,50out−2の位置関係を、様々なものに変更することができる。
また、本光スイッチング装置においてレバーとコーナーキューブ17とを連結する機構は、図3に示したものに限定されることはなく、コーナーキューブ17を光路から挿脱できるのであれば、例えば、コーナーキューブ17をスライドさせるスライド機構などに代えてもよい。
[第5実施形態]
以下、本発明の第5実施形態を説明する。
本実施形態は、光スイッチング装置の実施形態である。
図9は、本光スイッチング装置の光学系部分を示す図である。
本スイッチング装置には、不図示のレバー、2つのコーナーキューブ17,17’、2つの全反射ミラーM,M’、2つの入力ポート50in−1,50in−2、2つの出力ポート50out−1,50out−2が備えられる。
入力ポート50in−1,50in−2、出力ポート50out−1、50out−2のそれぞれには、集光レンズ13が配置される。
入力ポート50in−1,50in−2、出力ポート50out−1,50out−2には、シングルモードの光ファイバの入射端がそれぞれ接続可能である。
コーナーキューブ17及び全反射ミラーMは、第1実施形態の光路切り替え部30におけるそれらと同様に配置される(図2参照)。コーナーキューブ17は、不図示のレバーに連結されており、そのレバーの操作に応じて、光路に対し挿脱される。コーナーキューブ17と不図示のレバーとの間を連結する機構は、光路切り替え部30のそれと同じである(図3参照)。
コーナーキューブ17’及び全反射ミラーM’は、第1実施形態の光路切り替え部30’におけるそれらと同様に配置される(図7参照)。コーナーキューブ17’は、不図示のレバーに連結されており、そのレバーの操作に応じて、光路に対し挿脱される。コーナーキューブ17’と不図示のレバーとの間を連結する機構は、光路切り替え部30のコーナーキューブ17とレバー36とを連結する機構と同じである。
先ず、コーナーキューブ17’が光路に挿入された状態(図9の実線で示す状態)では、入力ポート50in−1が有効となる。
また、コーナーキューブ17’が光路から離脱された状態(図9の点線で示す状態)では、入力ポート50in−2が有効となる。
また、コーナーキューブ17が光路に挿入された状態(図9の実線で示す状態)では、出力ポート50out−1が有効となる。
また、コーナーキューブ17が光路から離脱された状態(図9の点線で示す状態)では、出力ポート50out−2が有効となる。
よって、コーナーキューブ17’が光路に挿入され、かつコーナーキューブ17が光路に挿入された状態では、入力ポート50in−1と出力ポート50out−1とが接続される。
また、コーナーキューブ17’が光路に挿入され、かつコーナーキューブ17が光路から離脱された状態では、入力ポート50in−1と出力ポート50out−2とが接続される。
また、コーナーキューブ17’が光路から離脱され、かつコーナーキューブ17が光路に挿入された状態では、入力ポート50in−2と出力ポート50out−1とが接続される。
また、コーナーキューブ17’が光路から離脱され、かつコーナーキューブ17が光路に離脱された状態では、入力ポート50in−2と出力ポート50out−2とが接続される。
したがって、本光スイッチング装置の使用者は、不図示のレバーを操作するだけで、入力ポート50in−1,50in−2と出力ポート50out−1,50out−2との間の光路切り替え(つまり、入力ポートの切り替え及び出力ポートの切り替え)を行うことができる。
そして、本光スイッチング装置では、光路切り替えのために移動する光学系が、再帰反射性を有する反射光学系(ここでは、コーナーキューブ17’,17)のみなので、入力ポートの切り替え時及び出力ポートの切り替え時におけるレーザ光の光路の角度再現性が高い。したがって、入力ポートの切り替え時及び出力ポートの切り替え時におけるレーザ光の光量の再現性も、高い。
なお、本光スイッチング装置に、レーザ光の光路を折り曲げる全反射ミラーを追加すれば、入力ポート50in−1,50in−2,出力ポート50out−1,50out−2の位置関係を、様々なものに変更することができる。
また、本光スイッチング装置においてレバーとコーナーキューブ17、又はレバーとコーナーキューブ17’とを連結する機構は、図3に示したものに限定されることはなく、コーナーキューブ17を光路から挿脱できるのであれば、例えば、コーナーキューブ17をスライドさせるスライド機構などに代えてもよい。
[その他]
なお、上記各実施形態の光路切り替え部又は光スイッチング装置において、レバーの代わりにモータ及びモータ制御回路などを搭載すれば、光路切り替えを電動化することができる。
また、上記第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態では、全反射蛍光観察と共焦点観察とにレーザ光源を共用する顕微鏡システムを説明したが、光源と照明光学系との間で光路切り替えが必要な他の顕微鏡システムにも本発明は適用可能である。
この顕微鏡システムには、1つのレーザ光源と1つの顕微鏡とからなる顕微鏡システム、例えば細胞内の特定箇所にレーザ光による刺激を与えるフォトアクチベーションのための顕微鏡システムや、1つのレーザ光源と互いに同じ観察方法の複数の顕微鏡とからなる顕微鏡システムなども含まれる。
図10には、2つのレーザユニット10,10’と1つの共焦点観察用のユニット22’とを備えた顕微鏡システムに本発明を適用した例を示した。
レーザユニット10は、例えば、第1実施形態のレーザユニットと同様、可視光域のレーザ光源(レーザ光源1,2)を備えたレーザユニットであり、レーザユニット10’は、それとは異なるレーザ光源(例えば、近赤外光のレーザ光源)を備えたレーザユニットである。これら2つのレーザユニット10,10’は、それぞれ光ファイバ16,15を介して共焦点観察用のユニット22’に接続される。この共焦点ユニット22’の入射側には、上述した実施形態と同様の光路切り替え部30’が備えられる。共焦点観察に使用されるレーザユニットの切り替えは、この光路切り替え部30’によって行われる。よって、この顕微鏡システムでは、レーザユニットの切り替え時における観察像の明るさの再現性は、高い。
また、上記各実施形態の光スイッチング装置(光路切り替え部)は、シングルモードの光ファイバに接続可能であるが、マルチモードの光ファイバに接続可能な光スイッチング装置(光路切り替え部)にも本発明は適用可能である。但し、シングルモードの光ファイバの方が光路の角度再現性に対する要求が厳しいので、本発明の適用による有用性は高い。
また、上記各実施形態においては、幾つかの伝搬路に光ファイバが用いられたが、その伝搬路を安定的に確保できるのであれば、それら光ファイバの一部又は全部を、媒質(屈折率一様の空気やガラスなど)のみからなる伝搬路に代えてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施形態においては、媒質のみからなる伝搬路の一部又は全部を、光ファイバに代えてもよいことは言うまでもない。
また、上記第4実施形態、第5実施形態の光スイッチング装置の伝搬光は、レーザ光であるが、レーザ光以外の光(可干渉性の低い光)であってもよい。但し、レーザ光の方が光路の角度再現性に対する要求が厳しいので、本発明の適用による有用性は高い。
また、上述した各実施形態では、コーナーキューブ17の入射側又は射出側に全反射ミラーが配置された。この全反射ミラーは、コーナーキューブ17の入射光路又は射出光路を偏向し、両光路を分離する働きをする。この働きは、全反射ミラーの配置箇所がコーナーキューブ17の入射側と射出側との何れである場合にも同様に得られる。よって、上述した各実施形態では、全反射ミラーとコーナーキューブ17との配置関係(光の入射順)を反対にすることが可能である。
また、上述した各実施形態では、コーナーキューブ17の入射光路と射出光路とを分離する必要が無い場合には、全反射ミラーを省略することも可能である。
各実施形態に対する以上の補足事項は、下述する各実施形態にも同様に当てはめることができる。
[第6実施形態]
以下、本発明の第6実施形態を説明する。
本実施形態は、顕微鏡システムの実施形態である。ここでは、第1実施形態(図2)との相違点のみ説明する。
図11は、本顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。なお、図11では、顕微鏡本体23の光学系の一部を省略した。
本システムの被観察物0は、第1実施形態におけるそれと同様、蛍光物質で予め標識された生体細胞などである。但し、本システムでは、励起波長が408nmである蛍光物質(DAPI)や、波長408nmの光刺激により特性が変化する蛍光物質(PA−GFP)まで想定している。
顕微鏡本体23には、全反射蛍光観察用のユニット21に代えて光刺激照明用のユニット21’がセットされている。光刺激照明用のユニット21’と共焦点観察用のユニット22とは、光ファイバ15,16を介してそれぞれレーザユニット10に接続されている。
レーザユニット10には、レーザ光源101が追加されている。レーザ光源101は、例えば、波長408nmのレーザ光を射出するブルーレーザである。このようなレーザ光源101は、DAPIで標識された被観察物0を共焦点蛍光観察するときに有効であると共に、PA−GFPで標識された被観察物0に光刺激を与えるときにも有効である。
このレーザ光源101の射出側にも、レーザ光源1,2のそれと同様、シャッタ3と、NDフィルタND3とが挿入されている。このNDフィルタND3も、NDフィルタND1,ND2と同様、平板ガラスによって構成されている。
レーザユニット10において、3つのレーザ光源1,2,101の射出光路は、全反射ミラーMと2つのダイクロイックミラーDMとにより、共通の光路Lに統合される。図11中に符号Pで示すのが統合箇所である。統合後の光路Lは、集光レンズ13を介して光ファイバ16の入射端16inに接続される。
したがって、本システムの使用者は、3つのシャッタ3を適切に操作することにより、3種類のレーザ光源1,2,101の全部又は一部を選択して共焦点観察用のユニット22に接続することができる。
例えば、レーザ光源1を共焦点観察用のユニット22に接続すると、波長488nmのレーザ光を励起光として用いた共焦点蛍光観察をすることが可能である。また、レーザ光源2を共焦点観察用のユニット22に接続すると、波長543nmのレーザ光を励起光として用いた共焦点蛍光観察をすることが可能である。また、レーザ光源101を共焦点観察用のユニット22に接続すると、波長408nmのレーザ光を励起光として用いた共焦点蛍光観察をすることが可能である。
さらに、本システムのレーザユニット10では、統合箇所PとNDフィルタND3との間に光路切り替え部70が配置される。光路切り替え部70には、コーナーキューブ17、全反射ミラーM、集光レンズ13が配置される。集光レンズ13の配置箇所は、光ファイバ15の入射端15inの直前である。
この光路切り替え部70は、コーナーキューブ17をレーザ光源101の射出光路に対し挿脱する。その挿脱機構は、第1実施形態の光路切り替え部30のそれと同じであり、使用者が操作するためのレバーも設けられている。その挿脱機構によると、レーザ光源101の接続先が、光ファイバ15の入射端15inと統合箇所Pとの間で切り替わる。
なお、図11の例によると、コーナーキューブ17が光路に挿入されると(点線)、レーザ光源101→シャッタ3→NDフィルタND3→コーナーキューブ17→全反射ミラーM→集光レンズ13→入射端15inを順に経由する光路が形成される。また、コーナーキューブ17が光路から離脱されると(実線)、レーザ光源101→シャッタ3→NDフィルタ3→統合箇所Pを順に経由する光路が形成される。
したがって、本システムの使用者は、光路切り替え部70のレバー(不図示)を適切に操作することにより、レーザ光源101の接続先を、共焦点観察用のユニット22から光刺激照明用の光刺激照明用のユニット21’へと切り替えることができる。
レーザ光源101が光刺激照明用のユニット21’に接続されると、波長408nmのレーザ光で、被観察物0上の特定の箇所に光刺激を与えることができる。また、レーザ光源101が光刺激に使用されている最中であっても、他のレーザ光源1,2については、共焦点観察用のユニット22に接続することが可能である。
したがって、本システムの使用者は、一部のレーザ光源1,2で被観察物0を共焦点蛍光観察しながら、所望のタイミングで、他の一部のレーザ光源101で被観察物0に対し光刺激を与えることができる。よって、光刺激による被観察物0の変化を、共焦点蛍光観察することができる。このような観察は、PA−GFPで標識された被観察物0に有効である。
また、光刺激の必要が無ければ、レーザ光源101を他のレーザ光源1,2と同様、共焦点蛍光観察に用いることもできる。このレーザ光源101による観察は、DAPIで標識された被観察物0に有効である。
以下、光刺激照明用のユニット21’について簡単に説明しておく。
光刺激照明用のユニット21’は、光ファイバ15の射出端15outから射出したレーザ光をコリメータレンズ21a’にて平行光に変換し、ダイクロイックミラーDMで反射し、顕微鏡本体23の光路へ導入する。そのレーザ光は、顕微鏡本体23内の結像光学系23aの対物レンズを介して被観察物0の1点に集光し、そこへ光刺激を与える。
光刺激照明用のユニット21’のダイクロイックミラーDMは、レーザ光源101と同じ波長の光(波長408nmの光)のみを反射し、それ以外の波長の光を透過する性質をもつ。また、そのダイクロイックミラーDMは、必要に応じて、顕微鏡本体23の光路から外れる。また、被観察物0上で光刺激の与えられる位置は、不図示の機構により変更可能である。
[第7実施形態]
以下、本発明の第7実施形態を説明する。
本実施形態は、顕微鏡システムの実施形態である。ここでは、主に第6実施形態(図11)との相違点を説明する。
図12は、本顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。なお、図12では、顕微鏡本体23の光学系の一部を省略した。
相違点は、共焦点観察用のユニット22に代えて、全反射蛍光観察用のユニット21がセットされた点にある。全反射蛍光観察用のユニット21は、第1実施形態で説明したとおりである。全反射蛍光観察用のユニット21は、第6実施形態の共焦点観察用のユニット22と同様に、光ファイバ16を介してレーザユニット10に接続されている。
したがって、本システムによれば、一部のレーザ光源1,2で被観察物0を全反射蛍光観察しながら、他の一部のレーザ光源101で被観察物0に対し光刺激を与え、そのときの被観察物0の時間変化を観察することできる。また、光刺激の必要が無ければ、レーザ光源101を他のレーザ光源1,2と同様、全反射蛍光観察に用いることもできる。
なお、本実施形態では、全反射蛍光観察用のユニット21と光刺激照明用のユニット21’とをレーザユニット10に接続したシステムを説明し、上述した第6実施形態では、共焦点観察用のユニット22と光刺激照明用のユニット21’とをレーザユニット10に接続したシステムを説明した。これらのシステムと同様に、全反射蛍光観察用のユニット21と共焦点観察用のユニット22とを同様のレーザユニット10に接続したシステムを構成してもよい。
その場合、全反射蛍光観察用のユニット21を光ファイバ15の側に接続し、共焦点観察用のユニット22を光ファイバ16の側に接続するとよい。この接続によると、必要に応じて、レーザ光源101(ブルーレーザ)を全反射蛍光観察に用いることができる。
[第8実施形態]
以下、本発明の第8実施形態を説明する。
本実施形態は、レーザユニットの実施形態である。ここでは、主に第6実施形態のレーザユニットとの相違点を説明する。
図13は、本レーザユニット10を示す図である。
このレーザユニット10においては、光路切り替え部80が平行移動可能に構成されている。このため、レーザユニット10には、光路切り替え部80を平行移動させるための機構(不図示)と、使用者がその機構を駆動するためのレバーと(不図示)が設けられている。
光路切り替え部80の配置箇所は、平行移動により、3つの配置箇所A,B,Cの間で切り替わる。配置箇所Aは、NDフィルタND3と統合箇所Pとの間であり、配置箇所Bは、NDフィルタND1とダイクロイックミラーDM1との間であり、配置箇所Cは、NDフィルタND2と全反射ミラーMとの間である。
光路切り替え部80は、コーナーキューブ17と、コーナーキューブ17を光路に対し挿脱する挿脱機構と、使用者がその機構を駆動するためのレバー(不図示)とからなる。コーナーキューブ17の射出光路を偏向するためのミラーMA,MB,MCは、配置箇所A,B,Cの近傍にそれぞれ固定されている。これらミラーMA,MB,MCは、入射端15inの直前の集光レンズ13の入射光路を延長してできる直線上に並んでいる。
このうち、ミラーMAは、レーザ光源101から射出したレーザ光(波長408nmの光)を反射し、少なくともレーザ光源1,2から射出したレーザ光(波長488nm,543nmの光)を透過するダイクロイックミラーである。また、ミラーMBは、レーザ光源1から射出したレーザ光(波長488nmの光)を反射し、レーザ光源2から射出したレーザ光(波長543nmの光)を透過するダイクロイックミラーである。ミラーMCは、レーザ光源2から射出したレーザ光(波長543nm)を反射する全反射ミラーである。
図13に示す例では、光路切り替え部80を配置箇所Aに配置すると、レーザ光源101→シャッタ3→NDフィルタND3→コーナーキューブ17→ミラーMA→集光レンズ13→入射端15inを順に経由する光路を形成することができる。つまり、光ファイバ15にレーザ光源101を接続することが可能になる。
また、光路切り替え部80を配置箇所Bに配置すると、レーザ光源1→シャッタ3→NDフィルタND1→コーナーキューブ17→ミラーMB→ミラーMA→集光レンズ13→入射端15inを順に経由する光路を形成することができる。つまり、光ファイバ15にレーザ光源1を接続することが可能になる。
また、光路切り替え部80を配置箇所Cに配置すると、レーザ光源2→シャッタ3→NDフィルタND2→コーナーキューブ17→ミラーMC→ミラーMB→ミラーMA→集光レンズ13→入射端15inを順に経由する光路を形成することができる。つまり、光ファイバ15にレーザ光源2を接続することが可能になる。
また、光路切り替え部80が配置箇所A,B,Cの何れに配置されていたとしても、光路切り替え部80内のコーナーキューブ17を光路から外せば(点線)、レーザ光源1,2,101を光ファイバ16の側に接続することが可能になる。
したがって、本レーザユニット10を第6実施形態(図11)又は第7実施形態(図12)の顕微鏡システムに適用すれば、使用者は、光刺激に使用するレーザ光源を、レーザ光源1,2,101の間で選択することができる。
なお、本レーザユニット10において、光路切り替え部80が平行移動するときのずれ量を0.05mm以下に抑えれば、切り替え時に最大で5%程度しかレーザ光の光量が減衰しない。
なお、本実施形態のレーザユニット10では、光路切り替え部80の数が1であったが、図14に示すように、レーザ光源の数と同じ(ここでは3)にしてもよい。その場合、光路切り替え部80を平行移動させる機構は不要となる。
また、本実施形態のレーザユニット10では、平行移動の対象が、光路切り替え部80(つまり、コーナーキューブ17と挿脱機構)であったが、図15に示すように、平行移動の対象をコーナーキューブ17のみにしてもよい。その場合、挿脱機構を省略し、コーナーキューブ17の配置箇所を、4つの配置箇所A,B,C,Dの間で切り替えるとよい。配置箇所Dは、全ての光路から外れた箇所である。
上記各実施形態の光路切り替え部又は光スイッチング装置は、生物顕微鏡、工業顕微鏡、工業製品の検査装置、レーザ加工装置などの光学機器の光路切り替え部に利用することが可能である。また、光通信のモジュールとして利用することも可能である。
第1実施形態の顕微鏡システムの外観図である。 第1実施形態の顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。 光路切り替え部30の詳細を示す図である。 コーナーキューブ17の姿勢を示す図である。 第1実施形態の顕微鏡システムの観察像の明るさを検討するための図である。 第2実施形態の顕微鏡システムの外観図である。 第3実施形態の顕微鏡システムを説明する図である。 第4実施形態の光スイッチング装置の光学系部分を示す図である。 第5実施形態の光スイッチング装置の光学系部分を示す図である。 顕微鏡システムに本発明を適用した別の例を示す図である。 第6実施形態の顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。 第7実施形態の顕微鏡システムの光学系部分を示す図である。 第8実施形態のレーザユニットを示す図である。 第8実施形態の変形例を示す図である。 第8実施形態の別の変形例を示す図である。
符号の説明
0 被観察物
1,2 レーザ光源
10,10’ レーザユニット
23,23’ 顕微鏡本体
21 全反射蛍光観察用のユニット
22,22’ 共焦点観察用のユニット
M,M’ 全反射ミラー
DM ダイクロイックミラー
15,16 光ファイバ
15in,16in 入射端
15out,16out 射出端
17,17’ コーナーキューブ
36,36’ レバー
21a 落射照明光学系
22a コリメートレンズ
22b 瞳リレーレンズ
23a 結像光学系
22c スキャナ
f フィルタ
22g 共焦点レンズ
22h 共焦点絞り
22i,23c 検出器
31 支持部材
32 軸部
35 台座
32a 軸受穴
34a,34b 制限ピン
33a,33b 押し当て機構
40 固定リング
33c バネ
50in 入力ポート
50out 出力ポート

Claims (10)

  1. レーザ光源と、
    被観察物を照明するための顕微鏡用の照明光学系と、
    前記レーザ光源と前記照明光学系との間に配置され、再帰反射性を有する反射光学系の挿脱により光路切り替えを行う切り替え機構とを備え、
    前記切り替え機構は、
    光路挿入時における前記反射光学系の入射側光路と射出側光路との少なくとも一方に、前記レーザ光を偏向する反射部材を配置しており、
    少なくとも前記レーザ光源、前記切り替え機構は、レーザユニット内に配置され、前記照明光学系は、顕微鏡本体に配置され、
    前記レーザユニットと前記顕微鏡本体とは、前記レーザ光を導くためにシングルモードの光ファイバにより結合されている
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    複数の前記照明光学系を備え、
    前記切り替え機構は、
    前記レーザ光源の接続先を、前記複数の照明光学系の間で切り替える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    複数の前記レーザ光源と、
    複数の前記照明光学系と、
    前記複数のレーザ光源の射出光路を統合し、前記複数の照明光学系の一部へ接続するための統合手段とを備え、
    前記切り替え機構は、
    前記複数のレーザ光源の一部の接続先を、前記複数の照明光学系の他の一部と前記統合手段との間で切り替える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記切り替え機構は、
    光路挿入時における前記反射光学系の姿勢を、その光入射面又は光射出面が前記光路に対して傾くように設定する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 請求項4に記載の顕微鏡装置において、
    前記レーザ光源から射出したレーザ光の強度を調整する光学素子を備え、
    前記切り替え機構は、
    光路挿入時における前記反射光学系の姿勢を、その光入射面又は光射出面が前記光学素子の光射出面に対して光学的に非平行となるように設定する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記照明光学系には、
    少なくとも1つの共焦点観察用の照明光学系が含まれる
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記照明光学系には、
    少なくとも1つの全反射観察用の照明光学系が含まれる
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  8. 請求項に記載の顕微鏡装置において、
    前記全反射観察用の照明光学系は、
    全反射蛍光観察用の照明光学系である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  9. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の顕微鏡装置において、
    前記照明光学系には、
    少なくとも1つの光刺激用の照明光学系が含まれる
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  10. 請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の顕微鏡装置に使用される前記レーザユニットであって、前記光ファイバを着脱可能な光ファイバマウント部を備える
    ことを特徴とするレーザユニット。
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