JP4865853B2 - 射出成形機の監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は射出成形機の監視装置に係り、特にシリンダ内で樹脂を溶融して射出する射出成形機の監視装置に関する。
射出成形において樹脂成形品の品質を維持するために、射出装置におけるシリンダ内での樹脂の溶融状態を監視し管理することが重要である。シリンダ内の樹脂の溶融状態は樹脂の温度により把握することができる。シリンダ内の樹脂の温度を直接測定することができないため、シリンダ内の樹脂に与えられるエネルギーを算出して樹脂の温度を推定することが提案されている。シリンダ内の樹脂に与えられるエネルギーの算出は、シリンダ壁の温度やスクリュのトルク等の検出値に基づいて行われる。
シリンダ内の樹脂の挙動を把握するために、シリンダの設定温度に対応した温度プロファイルを線グラフで表示し、且つシリンダの軸方向における温度プロファイルを伝熱解析によって求めることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、射出成形機の制御装置に設けられた表示器に実測温度を表示する際に、実測温度を数値表示するとともに、当該数値表示を温度制御時における動作モードの種類に対応させた異なる色により表示することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、シリンダ内のスクリュの溝内における樹脂温度プロファイル及びスクリュ軸方向の樹脂温度分布を求めてグラフィック表示することが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2005−10387号公報 特開2002−172666号公報 特開平6−31795号公報
従来の射出成形機の監視装置における表示では、予め求めてあるシリンダの温度プロファイルをグラフ表示したり、単にシリンダの限られた測定点における測定温度を表示するだけである。したがって、従来の射出成形機の監視装置における表示は、シリンダの軸方向の各位置におけるエネルギー量としての温度、熱流束、熱量を示すものではない。すなわち、従来の表示では、シリンダの実際の温度と内部の樹脂の温度(樹脂の溶融状態)とが一定の対応関係にあるという前提の下で、シリンダの温度だけでシリンダ内の樹脂の状態を推定している。
しかし、実際には、シリンダの温度と内部の樹脂の温度(樹脂の溶融状態)とは一定の対応関係にはない。シリンダ内部の樹脂の温度は、シリンダ壁内での熱の伝達方向やシリンダの軸方向の温度分布によって変化する。したがって、単にシリンダの温度や温度プロファイルを表示するだけでは、シリンダ内の樹脂の状態を精確に把握することはできない。また、シリンダ壁の温度と内部の樹脂の温度との関係は、シリンダ壁を通過するエネルギー量に依存しているため、シリンダの温度のみでは内部の樹脂温度を精確に把握することはできない。さらに、シリンダの一部の温度設定を変更することにより、シリンダの他の部分の温度がどのように影響を受けるかを推測することはできない。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、シリンダ内の樹脂の状態を容易に且つ精確に把握し監視することのできる射出成形機の表示装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明によれば、
計量部材及び/又は射出部材が内蔵されたシリンダと、該シリンダに設けられたヒータとを有する射出成形機の監視装置であって、
前記シリンダに設けられた温度センサと、
前記温度センサからの温度検出値と前記ヒータの動作指令値とに基づいて、前記シリンダの熱流束又は熱流量を推定する熱流束推定器と
を有することを特徴とする射出成形機の監視装置が提供される。
本発明によれば、監視装置の表示内容によりシリンダ内の樹脂の状態を容易に把握することができる。これにより、シリンダ内の樹脂の状態に応じてシリンダの各部の目標設定温度を容易に設定することができる。また、シリンダ内の樹脂の状態を所望の状態にするためにはシリンダの温度設定をどのようにすればよいかを容易に判断することができる。
射出装置の断面図である。 加熱シリンダの温度を制御するための温度制御装置の構成を示す図である。 図2に示す加熱シリンダの一例の軸方向に垂直な面に沿った断面図である。 図2に示す加熱シリンダの他の例の軸方向に垂直な面に沿った断面図である。 図2に示す加熱シリンダのさらに他の例の軸方向に垂直な面に沿った断面図である。 シリンダの内壁温度をシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの内壁温度をシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの内壁熱流束をシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの各ゾーンにおける内壁熱流量とシリンダの断面における温度分布とをシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの軸方向に沿った内壁温度とシリンダの断面における温度分布とをシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの軸方向に沿った内壁温度とシリンダの断面における温度分布とをシリンダの軸方向に沿って表示した表示画面を示す図である。 シリンダの各ゾーンにおける内壁熱流量を表示した表示画面を示す図である。 シリンダの各ゾーンにおける内壁熱流量を表示した表示画面を示す図である。 シリンダの境界面(内壁面及び冷却シリンダの側端面、金型タッチ面、外表面)の法線方向における熱流束を求めるための推定器の原理構成図である。 シリンダの温度を求めるための推定器の原理構成図である。 シリンダの境界面(内壁面及び冷却シリンダの側端面、金型タッチ面、外表面)の法線方向における熱流束を求めるための推定器の原理構成図である。
符号の説明
10 射出装置
11 加熱シリンダ
12 ホッパ
13 スクリュ
14 冷却シリンダ
30,50,60,70,80,85,90,95 表示画面
31,51,61,81,86,91 グラフ
32−37 棒グラフ領域
38−43 数値表示領域
71,96 熱流量表示領域
72,82 コンター図
105 射出ノズル
h1,h2,h3,h4 ヒータ
21〜24 ゾーン
130 コントローラ
135 表示入力装置
140,150 推定器
142,152 モデル
144,154 フィルタ
A−1〜E−1,A−2〜E−2 温度センサ
301 温度制御部
302−1〜302−4 スイッチ
303 電源
351 温度検出値表示部
352 温度設定部
まず、本発明が適用可能な射出成形機の射出装置及び加熱シリンダについて図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は射出装置10の断面図である。
射出装置10は、加熱シリンダ(単にシリンダとも称する)11と加熱シリンダ11の中で回転及び前後移動可能なスクリュ13を有する。シリンダ11の先端には、ノズル口106が形成された射出ノズル105が設けられる。シリンダ11の所定の位置に樹脂供給口112が形成される。樹脂供給口112には、接続筒113を介してホッパ12が接続され、ホッパ12内の樹脂ペレット115が接続筒113及び樹脂供給口112を通ってシリンダ11内に供給される。また、シリンダ11の外周には、面状のバンドヒータh1,h2,h3が取り付けられている。バンドヒータh1,h2,h3に通電することによりシリンダ11内で樹脂ペレット115を加熱し、溶融させることができる。
スクリュ13は、フライト部102、フライト部102の前端に設けられたスクリュヘッド107及びシール部108を有する。フライト部102は、スクリュ13本体の外周面に螺旋状に形成されたフライト103を有し、フライト103によって螺旋状の溝104が形成される。また、フライト部102には後方から前方にかけて順に、ホッパ12から落下した樹脂ペレット115が供給され前方に送られる送りゾーンS1、供給された樹脂ペレット115を圧縮しながら溶融させる圧縮ゾーンS2、及び溶融させられた樹脂を一定量計量する計量ゾーンS3が形成される。なお、加熱シリンダ11のゾーン分割は、送りゾーンS1,圧縮ゾーンS2,計量ゾーンS3の3つのゾーンに限ることなく、3つ以上のゾーンに分割してバンドヒータを各ゾーンに独立に設けることとしてもよい。
計量工程時にスクリュ13を正方向に回転させると、樹脂ペレット115は樹脂供給口112から送りゾーンS1に供給され、溝104内を前進(図における左方に移動)させられる。それに伴って、スクリュ13が後退(図における右方に移動)させられ、樹脂がスクリュヘッド107の前方に蓄えられる。なお、溝104内の樹脂は、送りゾーンS1においてペレットの形状のままであり、圧縮ゾーンS2において半溶融状態になり、計量ゾーンS3において完全に溶融させられて液状になる。そして、射出工程時に、スクリュ13を前進させると、スクリュヘッド107の前方に蓄えられた液状の樹脂は、射出ノズル105から射出され、金型装置の固定金型のキャビティ空間に充填される。
図2は、上述の加熱シリンダ11の温度を制御するための温度制御装置の構成を示す図である。図2に示すように、加熱シリンダ11及び射出ノズル105は、冷却シリンダ14から射出ノズル105に至る長手方向沿って、4つのゾーンに区分されている。ここでは、備えられたヒータに対応して4つのゾーンを冷却シリンダ14に隣接したゾーンから順に、第1のゾーン21、第2のゾーン22、第3のゾーン23、第4のゾーン24と称する。したがって、ノズル105は第4のゾーン24を形成している。なお、冷却シリンダ14はホッパ12及びその近傍を冷却するために設けられるシリンダであり、ホッパ12の周囲を一定の温度以下に維持するために設けられている。また、図示はしていないが、ノズル105の周囲にもヒータが設けられており、ノズル105を加熱している。このヒータをヒータh4と称することとする。
第1乃至第3のゾーン21〜23には、図1に示すように、個別に通電されるバンドヒータh1,h2,h3が加熱シリンダ11の外周に配置されている。また、図2に示す例では、第1のゾーン21に、径方向に1組の温度センサである温度センサA−1,A−2が配置されており、同様に、第2のゾーン22には、1組の温度センサである温度センサB−1,B−2が配置され、第3のゾーン23にも1組の温度センサである温度センサC−1,C−2が配置されている。更に、第4のゾーン24には、2組の温度センサである温度センサD−1,D−2;E−1,E−2が設けられている。なお、各ゾーンに設けられた一対の温度センサのうち、シリンダ11の外壁面に近いほうの温度センサA−2〜E−2は少なくとも一個設けられていればよい。
各組の温度センサの加熱シリンダ11及びノズル105に対する位置は、同様であるので、図3A〜図3Cに示す温度センサA−1,A−2を例に取って説明する。温度センサA−1は加熱シリンダ11の内壁近傍の温度を検出するために、加熱シリンダ11の内壁近傍までの深さを有する孔内に埋設されている。温度センサA−2は、温度センサA−1よりヒータh1に近い位置に埋設されている。温度センサA−1とA−2とは、加熱シリンダ11の同一断面上で、半径方向に互いに異なる位置に設けられている。図3Aに示す例では、温度センサA−1とA−2とは半径方向に反対側の位置、即ち、180°離れた位置に設けられている。
図3Bに示すように、周方向内における同一の位置であり、同一ヒータ領域内で軸方向にずらした位置に、温度センサA−1とA−2とを設けてもよい。この場合、内壁近傍の温度センサA−1とそれより外側の温度を検出する温度センサA−2とは、それぞれの配設孔に設けられる。その結果、一つの配設孔に一つの温度センサを配置することができるので、温度センサの組み付けやメンテナンスが容易となる。
また、図3Cに示すように、周方向内における同一の位置であり、軸方向にも同一の位置に温度センサA−1とA−2とを設けてもよい。この場合、内壁近傍の温度センサA−1とそれより外側の温度を検出するセンサA−2とが、同一の配設孔に設けられる。その結果、径方向の熱移動量を正確に検出することができ、内壁近傍の熱流束を正確に把握することができる。
以上のように、本実施例では、射出ノズル105及び加熱シリンダ11の長手方向に沿って同一ヒータによるゾーン内に複数の温度センサが設けられる。また、同一断面の異なった深さに複数の温度センサが設けられる。
図2に示すように、各組の温度センサ(例えば、A−1,A−2)は、コントローラ130に接続されている。コントローラ130は、温度制御部301、スイッチ302−1〜302−4、及び電源303を備えている。温度制御部301は、各温度センサからの入力信号(検出値)に基づいて演算を行い、演算結果を操作量としてPWM信号、アナログ信号などの形で出力する。スイッチ302−1〜302−4は、当該操作量に基づいてオンオフを行う。電源303は、スイッチ302−1〜302−4を介して、第1乃至第4のゾーン21〜24に設けられたヒータh1,h2,h3,h4に通電する。
温度制御部301は、温度センサからの検出値を表示すると共に温度設定値を入力して温度制御部301に与える表示入力装置(単に表示装置とも称する)135に接続されている。表示入力装置135は、好ましくはディスプレイ装置であり、図示されたような表示設定画面を表示する。図示された表示設定画面には、各ゾーンにおける温度センサからの検出値、即ち、温度検出値をゾーン毎に表示する温度検出値表示部351、各ゾーンの温度を設定値として設定する温度設定部352などが表示される。
表示設定画面には、各温度センサの検出温度が全て表示される。また、表示装置135には、ノズル105及び加熱シリンダ11の各ゾーンの温度制御を同一ゾーン内に設置された複数の温度センサのうち、どの温度センサを用いて制御するかを選択できるスイッチが具備されている。
一方、温度制御部301は、表示装置135で選択された温度センサの検出温度と、設定された温度の差に基づいて制御演算を行い、演算結果を操作量として、各ゾーンのヒータに対応して設けられたスイッチ302−1〜302−4に出力する。即ち、温度制御部301からの操作量は、スイッチ302−1〜302−4のオン期間を決定する信号であり、スイッチ302−1〜302−4がオンしている時間の割合を表すオン・デューティを制御する。この結果、各ゾーンにおける通電時間が制御され、ノズル105及び加熱シリンダ11の選択された温度センサが配置された位置の温度が設定された温度に保たれる。
図2に示す温度センサA−1〜E−2と、コントローラ130と、表示入力装置135とにより、後述するようにシリンダ11の各部の熱流束又は熱流量を表示してシリンダ11内の樹脂の状態を監視する監視装置が構成される。
なお、上述の射出成形機はシリンダ内の射出部材であるスクリュにより、樹脂の溶融、計量、射出が行われるいわゆるスクリュ式射出成形機であるが、本発明はスクリュ式射出成形機に限られない。例えば、樹脂の溶融とは別に計量部材であるプランジャにより計量及び射出を行ういわゆるプリプラ式射出成形機にも本発明を適用することができる。
次に、本発明の一実施形態による射出成形機の監視装置における表示例について説明する。以下の説明は、上述の射出成形機のシリンダ11内の樹脂の状態を把握するための表示例を説明するものとし、表示は表示装置135で行われるものとする。また、シリンダ11はゾーンZ1〜Z4までの4つの領域に分割され、かつシリンダ11の先端のノズル部分はゾーンZ15a及びZ15bの2つの領域に分割され、各ゾーンに温度センサが設けられているものとする。
ここで、表示装置135は必ずしも射出成形機の設定操作モニタでなくてもよく、射出成形機とは別に備えられた通常のPCであってもよい。また、複数の射出成形機の運転状態を管理する集中管理装置であってもよい。
図4はシリンダ11の内壁温度をシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面30を示す図である。図4に示す表示画面30の上部には、シリンダ11の内壁温度を示すグラフ31が表示されている。グラフ31において、横軸はシリンダ11の軸に沿った位置を表しており、シリンダ11の後端からノズル105の先端までが表示される。グラフ31の縦軸は、後述する推定方法により算出された内壁温度を表している。グラフ31の横軸において、左側がシリンダのノズル側であり、右側が冷却シリンダ14側である。ここでは、内壁温度とは、シリンダ11の内壁で樹脂に接触する部分の近傍の温度(図3A〜図3Cに示す温度センサA−1の位置の温度)を示している。グラフ31では、シリンダ11の軸方向に沿って連続して内壁温度が示されているが、実際の温度検出値は温度センサA−1〜E−2により得られる検出値のみであり、それ以外の位置での内壁温度は多項式を用いた補間式で求められた推定値である。
なお、グラフ31の中に示された各縦線は、その下に示されているゾーンZ1〜Z15bにおける温度センサの位置を示している。例えば、Z1という表示の真上にある縦線はゾーンZ1内に設けられた温度センサA−1のシリンダ軸方向に沿った位置を示している。
図4において、内壁温度を示すグラフ31の下方には、シリンダ11の内外両壁の中間部分(図3に示すセンサA−2の位置)の温度が各ゾーン毎に棒グラフ領域32〜37内に示されている。各棒グラフ領域32〜37の中には棒グラフで示す温度の数値も示されている。また、各棒グラフ領域32〜37の下には、シリンダ11の内外両壁の中間部分の温度の設定値を示す数値表示領域38〜43が設けられており、シリンダ11の内外両壁の中間部分の温度の設定値が各ゾーン毎に数値で示されている。
また、外壁近傍に温度センサを設け、そこの検出値を表示してもよい。この場合、ヒータにより近い外壁近傍の温度を把握することができる。外壁近傍の温度はヒータに速く応答するので、ヒータの制御性を向上させることができる。
ゾーンZ1では、内外両壁の中間部分の温度が170℃になるように設定され(設定値170℃)、実際の内外両壁の中間部分の温度は棒グラフ及び数値により170℃となっていることが示されている。また、ゾーンZ2では、内外両壁の中間部分の温度が190℃になるように設定され(設定値190℃)、実際の内外両壁の中間部分の温度は棒グラフ及び数値により190℃となっていることが示されている。また、ゾーンZ3では、内外両壁の中間部分の温度が200℃になるように設定され(設定値200℃)、実際の内外両壁の中間部分の温度は棒グラフ及び数値により200℃となっていることが示されている。さらに、ゾーンZ4においては、内外両壁の中間部分の温度が200℃になるように設定され(設定値200℃)、実際の内外両壁の中間部分の温度は棒グラフ及び数値により200℃となっていることが示されている。ゾーンZ15a及びZ15bにおいても、内外両壁の中間部分の温度が200℃になるように設定され(設定値200℃)、実際の内外両壁の中間部分の温度は棒グラフ及び数値により200℃となっていることが示されている。
図4に示す例ではシリンダ11の温度が各ゾーンにおいて設定値と同じになっている。シリンダ11の内壁の推定温度のグラフ31を参照しながら設定を行うことができる。
このように、軸方向に配設されたヒータh1〜h3のそれぞれに、1組の温度センサが取り付けられているので、1つのヒータが加熱するゾーンの温度を、軸方向において1箇所で推定して、推定値に基づいてグラフ31が表示される。このため、例えば、図1及び図2の例においては、ヒータh1により制御される第1のゾーン21が温度センサA−1,A−2の推定領域となる。
さらにまた、グラフ31で表示された内壁の推定温度と、棒グラフ領域32〜37に表示されている温度センサの検出値とを比較することができる。例えば、内外壁面の中間部分や外壁近傍の温度センサの検出値が同一の値であったとしても、樹脂の溶融状態が安定しているとは限らない。そこで、グラフ31で表示された内壁の推定温度と、棒グラフ領域32〜37に表示されている温度センサの検出値とを比較することで、径方向においてシリンダ内部の温度のほうがが高いか、あるいは低いかを把握することができる。例えば、ゾーンZ3では、棒グラフ領域に34示された温度が200℃であるのに対し、グラフ31で示される内壁の推定温度は約210℃であり、内壁近傍の温度、すなわち樹脂の温度が高いことが示されている。このようにして、シリンダの軸方向に沿った内壁の推定温度の変動を把握することで、温度分布の繰り返し安定性を確認でき、樹脂の溶融状態の安定性を把握することができる。
なお、温度設定値の下には保温設定温度が示されている。図4において、保温設定温度は100℃に設定されている。保温設定温度は射出成形機の運転を休止した際にシリンダ11内の樹脂を予熱しておく温度である。保温設定温度の下には、温度の監視範囲が示されている。ここでは温度の監視範囲は20℃に設定されている。また、温度の監視範囲の下には、各ゾーンで温度監視を行うか否か示されている。図4に示す例では、ゾーンZ1,Z2,Z4,Z15a,Z15bにおいて温度監視を行っており「入」が表示されている。一方、ゾーンZ3では温度監視は行わない設定となっており、「入」は表示されていない。
以上の表示の他に、シリンダ11が冷えている状態でのスクリュ13の運転を防止するために、スクリュ冷間起動防止時間が「15分」に設定されていることが表示されている。また、異常時ヒータ処理が「保温」に設定されており、射出成形機の異常時のシリンダ11を保温にすることが表示されている。
以上のように、図4に示す表示画面では、グラフ31においてシリンダ11の内壁温度がシリンダ11の軸方向位置に対応して連続線で示されており、グラフ31を見ることによりシリンダ11内の樹脂の温度、すなわちシリンダ11内の樹脂の状態を容易に把握することができる。すなわち、シリンダ11の内壁温度は、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
図5はシリンダ11の内壁温度をシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面50を示す図である。図5に示す表示画面50の上部には、シリンダ11の内壁温度を示すグラフ51が表示されている。グラフ51は図4に示すグラフ31と同じであり、連続線が複数本(図5では2本)示されている点が異なる。2本の連続線のうち、実線で示す連続線は図4に示すグラフ31の連続線と同じ現時刻での内壁温度を示す線であり、点線で示す連続線は現時刻より15分前の内壁温度を示す線である。すなわち、グラフ51には現時点における内壁温度に加えて過去の時点での内壁温度を示すことができる。これにより、シリンダ11の内壁温度の推移、すなわちシリンダ11内の樹脂の状態の推移を容易に認識することができる。
なお、表示画面50におけるグラフ51以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
図6はシリンダ11の内壁熱流束をシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面60を示す図である。図6に示す表示画面60の上部には、シリンダ11の内壁熱流束を示すグラフ61が表示されている。グラフ61において、横軸はシリンダ11の軸方向位置を表し、縦軸は内壁近傍における熱流束を表している。グラフ61の横軸において、左側がシリンダのノズル側であり、右側が冷却シリンダ14側である。グラフ61内に示された縦線は、ゾーンの区切りを示す線であり、例えばZ1という表示とZ2という表示の間にある縦線は、シリンダ軸方向におけるゾーンZ1とゾーンZ2の間の境界の位置を示している。
内壁熱流束とは、シリンダ11の内壁で樹脂に接触する部分における熱量の移動を示す値である。グラフ61では、シリンダ11の軸方向に沿って連続して内壁熱流束が示されているが、内壁熱流束がプラス側にある部分ではシリンダ11の外側から内側に向かって熱が移動していることが示され、内壁熱流束がマイナス側にある部分ではシリンダ11の内側から外側に向かって熱が移動していることが示されている。言い換えれば、内壁熱流束がプラス側にある部分ではシリンダ11(ヒータ)から樹脂に熱が移動していることが示され、内壁熱流束がマイナス側にある部分では樹脂からシリンダ11に熱が移動していることが示されている。また、グラフ61において、内壁熱流束を示す連続線がプラス側になった部分の面積S1,S2は、シリンダ11内から樹脂に供給された熱流量を表すこととなり、内壁熱流束を示す連続線がマイナス側になった部分の面積S3,S4は、シリンダ11内の樹脂からシリンダ11に移動した熱流量を表すこととなる。
以上のように、グラフ61を見ることにより、シリンダ11の各部における熱の移動方向や移動の速さ、及び移動した熱量を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、グラフ61における内壁熱流束は、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、シリンダ11の内壁熱流束は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により内壁熱流束を求める方法については後述する。また、表示画面60におけるグラフ61以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
図7はシリンダ11の各ゾーンにおける熱流量とシリンダ11の断面における温度分布とをシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面70を示す図である。図7に示す表示画面70の上部には、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量を表わす数値が示された熱流量表示領域71と、シリンダ11の断面における等温線が示されたコンター図72とが表示されている。コンター図72において、等温線で囲まれた部分は色分けされているが、図7では便宜上網掛けにより区別されており、網掛けの種類により色分けが示されている。コンター図72内に示された縦線は、ゾーンの区切りを示す線であり、例えばZ1という表示とZ2という表示の間にある縦線は、シリンダ軸方向におけるゾーンZ1とゾーンZ2の間の境界の位置を示している。
熱流量表示領域71において、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量が数値で示されている。熱流量の数値がプラスのゾーンでは、シリンダ11の外側から内側に向かって熱が移動していることが示され、熱流量の数値がマイナスのゾーンでは、シリンダ11の内側から外側に向かって熱が移動していることが示されている。言い換えれば、熱流量の数値がプラスのゾーンではシリンダ11から樹脂に対して熱が供給されていることが示され、熱流量の数値がマイナスのゾーンではシリンダ11に熱が逃げていることが示されている。
熱流量表示領域71に示された熱流量の値とコンター図72とを見ることにより、シリンダ11の各部における熱の移動方向及び熱流量とシリンダ11内の温度分布を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、熱流量表示領域71に示された熱流量の値とコンター図72とは、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、熱流量表示領域71に示された熱流量の値は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により熱流量を求める方法については後述する。また、表示画面70における熱流量表示領域71及びコンター図72以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
図8はシリンダ11の軸方向に沿った内壁温度とシリンダ11の断面における温度分布とをシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面80を示す図である。図8に示す表示画面80の上部には、シリンダ11の軸方向に沿った内壁温度を示すグラフ81と、シリンダ11の断面における等温線が示されたコンター図82とが表示されている。コンター図82は図7に示すコンター図72と同様であり、等温線で囲まれた部分は色分けされているが、図8では便宜上網掛けにより区別されており、網掛けの種類により色分けが示されている。コンター図82内に示された縦線は、ゾーンの区切りを示す線であり、例えばZ1という表示とZ2という表示の間にある縦線は、シリンダ軸方向におけるゾーンZ1とゾーンZ2の間の境界の位置を示している。
グラフ81は、図4に示すグラフ31と同様であるが、もう一つの横軸として時間軸が設けられ、時間軸により過去の時点での内壁温度が表示されている。グラフ31において、実線は現時点での内壁温度を示し、点線は10分前の時点での内壁温度を示し、一点鎖線は20分前の時点での内壁温度を示している。また、必ずしも点線や一点鎖線での相違だけでなく、色分けして表示してもよい。この場合、モニタから離れた場所からでも線の種類を容易に判断することができ、誤認を防止することができる。
グラフ81に示された現在及び過去の内壁温度とコンター図82とを見ることにより、シリンダ11の各部における温度の推移を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、グラフ81に示された内壁温度とコンター図82とは、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、グラフ81に示された内壁温度の値は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により内壁温度を求める方法については後述する。また、表示画面80におけるグラフ81及びコンター図82以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
図9はシリンダ11の軸方向に沿った内壁温度とシリンダ11の断面における温度分布とをシリンダ11の軸方向に沿って表示した表示画面85を示す図である。図9に示す表示画面85の上部には、シリンダ11の軸方向に沿った内壁温度を示すグラフ86と、シリンダ11の断面における等温線が示されたコンター図82とが表示されている。コンター図82は図7に示すコンター図72と同様であり、等温線で囲まれた部分は色分けされているが、図8では便宜上網掛けにより区別されており、網掛けの種類により色分けが示されている。
グラフ86は、図4に示すグラフ31と同様であるが、もう一つの横軸としてシリンダ内壁面からの距離を表わす軸が設けられている。これにより、グラフ86には、シリンダ内壁面から異なる距離におけるシリンダ温度が示されている。グラフ86における実線はシリンダ内壁面に相当する位置(距離はゼロ)での内壁温度を示し、点線はシリンダ内壁面から10mm程度の距離におけるシリンダ温度を示し、一点鎖線はシリンダ内壁面から20mm程度の距離におけるシリンダ温度を示している。また、この場合も図8と同様に、必ずしも点線や一点鎖線での相違だけでなく、色分けして表示してもよい。この場合、モニタから離れた場所からでも線の種類を容易に判断することができ、誤認を防止することができる。
グラフ86に示された複数の距離におけるシリンダ温度とコンター図82とを見ることにより、シリンダ11の内部における温度の推移を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、グラフ86に示されたシリンダ温度とコンター図82とは、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、グラフ86に示された温度の値は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により温度を求める方法については後述する。また、表示画面85におけるグラフ86及びコンター図82以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
図10はシリンダ11の各ゾーンにおける熱流量を表示した表示画面90を示す図である。図10に示す表示画面90の上部には、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量を表わすグラフ91が表示されている。グラフ91は、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量を矢印で表わしている。矢印の位置はその下に示されるゾーン内のシリンダ軸方向位置を示している。矢印の向きは熱の移動方向を示し、矢印の大きさは熱流量の大きさを示している。なお、ゾーンZ15a及びZ15bにおける熱流量は小さいため、矢印ではなく星型で示されており、ゾーンZ1における矢印は先端がグラフの範囲を超えているため矢印の先端が途切れた状態で示されている。これらの矢印は図7の熱流量の数値に対応している。
熱流量の矢印がプラス側に向いている(下向き)ゾーンでは、シリンダ11の外側から内側に向かって熱が移動していることが示され、熱流量の矢印がマイナス側に向いている(上向き)のゾーンでは、シリンダ11の内側から外側に向かって熱が移動していることが示されている。言い換えれば、熱流量の矢印がプラス側に向いているゾーンではシリンダ11から樹脂に熱が供給されていることが示され、熱流量の矢印がマイナス側に向いているゾーンでは樹脂からシリンダ11に対して熱が移動していることが示されている。
グラフ91に示された熱流量の矢印を見ることにより、シリンダ11の各部における熱の移動方向及び熱流量を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、グラフ91に示された熱流量の矢印は、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、矢印により表わされる熱流量の値は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により熱流量を求める方法については後述する。また、表示画面90におけるグラフ91以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。また、熱流量値を矢印ではなく棒グラフで表すようにしてもよい。
図11はシリンダ11の各ゾーンにおける熱流量を表示した表示画面95を示す図である。図11に示す表示画面95の上部には、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量の数値を表わす熱流量表示領域96が設けられている。熱流量表示領域96には、シリンダ11の各ゾーンにおける熱流量が数値で表示されている。数値符号は熱の移動方向を示し、数値の絶対値の大きさは熱流量の大きさを示している。熱流量表示領域96に表示された熱流量は、図10において矢印で示す熱流量と同じであり、数値で示したものであり、図7の熱量の数値と同じである。
熱流量表示領域96に示された熱流量の符号及び絶対値を見ることにより、シリンダ11の各部における熱の移動方向及び熱流量を容易に把握することができ、シリンダ11内の樹脂の状態を容易に判断することができる。すなわち、熱流量表示領域96に示された熱流量の数値は、シリンダ11の内壁近傍のエネルギー量を表す値に相当し、したがって、シリンダ11内の樹脂のエネルギー量を表す値に相当する。
なお、数値により表わされる熱流量の値は、推定器により演算された推定値である。推定器の演算により熱流量を求める方法については後述する。また、表示画面95における領域96以外の表示内容は、図4に示す表示画面30と同様であり、その説明は省略する。
次に、シリンダ11の内壁温度及び熱流量を推定する推定方法について説明する。
図12はシリンダ11の境界面(内壁面及び冷却シリンダ14の側端面、金型タッチ面、外表面)の法線方向における熱流束を求めるための推定器140の原理構成図である。推定器140はコントローラ130内の電子回路及び/又はソフトウェア・プログラムにより構成され、シリンダ11のモデル142とフィルタ144とを含む。
ここで、コントローラは必ずしも射出成形機の各駆動部を制御するコントローラと同一の制御装置内に設ける必要はない、例えば、射出成形機の制御装置とは別に備えられた通常のPCであってもよい。また、複数の射出成形機の運転状態を管理する集中管理装置のモニタであってもよい。
推定器140には、シリンダ11の伝熱特性が予め記憶させてある。あるいは、特定のシリンダに適合するように、その特定のシリンダの伝熱特性に基づいて推定器140を作成する。シリンダ11の伝熱特性は、シリンダ11全体を有限個の領域に分割して表現し、少なくとも「各領域の温度」、「各領域の温度の時間微分」、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」、「大気の温度」、「シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ」を含む物理量の定量的関係を以下の線形代数方程式(1)で表現したものである。この線形代数方程式(1)がモデル142に相当する。
Figure 0004865853


上記線形代数方程式において、各記号は以下の要素を表わす。
θ・・・θ:各領域の温度
Qi・・・Qi:各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量
θ:大気の温度
η・・・η:シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ(動作時間)
t:時刻
C:各領域の熱容量
α:各領域間の熱伝導係数
:樹脂、スクリュと直接熱接触している領域を表わす行列
α:大気への放熱の熱伝達係数(シリンダカバー、熱電対の特性、取り付け状態も表わす)
:各ヒータが定格動作で各領域を加熱する能力(ヒータの発熱分布、配置、熱接触状態も表わす)
推定器140において、シリンダ11のモデル142は、現在のシリンダ11の各領域の温度の推定値を保持する。そして、推定器140は、この「各領域の温度」と、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」、「大気の温度」、「シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ」とから、上述のシリンダ11の伝熱特性を示す式(1)を用いて「各領域の温度の時間微分」を算出する。ここで、各領域θに対応するn個の領域は、熱流量Qに対応するm個の領域を囲むように配置されている。また、ヒータのオン・デューティηはヒータの数に対応してp個配置されている。そして、算出された「各領域の温度の時間微分」と後述する「各領域の温度の補正データ」に応じて、モデル142自らが保持している「各領域の温度」の推定値を増減させる。この「各領域の温度」の推定値を用いて、内挿又は外挿により内壁及び任意の深さの位置での温度を計算し、表示することができる。これにより、図4〜図9の31,51,81,86やコンター図72,82に示された温度をモニタに表示することができる。
「各領域の温度の補正データ」と「熱流量」は、フィルタ144により得られる。フィルタ144は、「全体の温度の検出値」と、モデル142が保持している「各領域の温度」の推定値のうち当該検出値に対応する領域の温度の推定値との偏差を取り込む。「全体の温度の検出値」としては、ノズル及び加熱シリンダに備えられた温度センサの検出値が用いられる。そして、フィルタ144は、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」及び「各領域の温度の補正データ」をモデル142に出力する。フィルタ144は、微分・積分計算を行うことができることが好ましい。ここで出力された「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」を用いて、図6、図7、図10、図11のグラフ61,91や表示領域71,96に表された熱流束や熱流量をモニタに表示することができる。
なお、モデルによって作成された各領域に対応するように、各温度センサの検出値を補間し、各領域の温度の検出値を算出してもよい。この場合、全ての領域において偏差を求めることができる。
以上のように、シリンダ11の境界面(内壁面及び冷却シリンダ14の側端面、金型タッチ面、外表面)の法線方向における熱流束は、シリンダ11を加熱するヒータの動作指令値(オン・デューティの指令値)と温度センサからの温度検出値とに基づいて推定器140により推定される。ここで算出された「熱流量」と「温度の推定値」を用いて、表示入力装置135のモニタに表示する。さらに、実際の加熱シリンダで検出された温度検出値も表示入力装置135のモニタに表示させることができる。
また、ここでは図1及び図2に示すように、軸方向に配設されたヒータh1〜h3のそれぞれに、1組の温度センサが取り付けられている例について説明した。しかしながら、軸方向において1つのヒータに複数組の温度センサを配置してもよい。例えば、ヒータh1に対して、複数組の温度センサA−1,A−2を配置してもよい。この場合、ヒータh1が制御する第1のゾーン21は複数の推定領域に分割される。したがって、一つのゾーン内でも、複数の推定領域で温度を把握することができるようになる。この場合、各推定領域毎に温度を表示するようにしてもよい。
図13はシリンダ11の温度を求めるための推定器150の他の原理構成図である。推定器150はコントローラ130内の電子回路及び/又はソフトウェア・プログラムにより構成され、シリンダ11のモデル152とフィルタ154とを含む。
推定器150には、シリンダ11の伝熱特性が予め記憶させてある。あるいは、特定のシリンダに適合するように、その特定のシリンダの伝熱特性に基づいて推定器150を作成する。シリンダ11の伝熱特性は、シリンダ11全体を有限個の領域に分割して表現し、少なくとも「各領域の温度」、「各領域の温度の時間微分」、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」、「大気の温度」、「シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ」を含む物理量の定量的関係を上述の線形代数方程式(1)で表現したものである。この線形代数方程式(1)がモデル152に相当する。
推定器150において、シリンダ11のモデル152は、現在のシリンダ11の内壁領域を除く全領域での「各領域の温度」の推定値を保持する。そして、推定器150は、この内壁領域以外の「各領域の温度」と内壁領域の「各領域の温度」の検出値、「大気の温度」、「シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ」とから、上述のシリンダ11の伝熱特性を示す式(1)を用いて内壁領域以外の「各領域の温度の時間微分」を算出する。そして、算出された内壁領域以外の「各領域の温度の時間微分」と後述する「各領域の温度の補正データ」に応じて、モデル152自らが保持している内壁領域以外の「各領域の温度」の推定値を増減させる。この「各領域の温度」の推定値を用いて、図7、図8、図9のコンター図72,82に表されたシリンダ11の軸方向断面の温度分布をモニタに表示することができる。
また、内壁領域の「各領域の温度」の検出値を時間微分し、その結果と内壁領域の「各領域の温度」の検出値及び内壁領域以外の「各領域の温度」の推定値、「大気の温度」、「シリンダを加熱するヒータのオン・デューティ」とから、同様に、シリンダ11の伝熱特性を示す式(1)を用いて「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」を算出する。ここで算出された「熱流量」を用いて、図6、図7、図10、図11のグラフ61,91及び表示領域71,96に表された熱流束若しくは熱流量をモニタに表示することができる。また、図4〜図9のグラフ31,51,81,86及びコンター図72,82で示される内壁温度若しくはシリンダ温度は、内壁近傍に配設された温度センサの検出値を用いて表示される。
「各領域の温度の補正データ」はフィルタ154により得られる。フィルタ154は、「全体の温度の検出値」と、モデル152が保持している「各領域の温度」の推定値のうち当該検出値に対応する領域の温度の推定値との偏差を取り込む。「全体の温度の検出値」としては、ノズル及び加熱シリンダに備えられた温度センサの検出値が用いられる。そして、フィルタ154は、「各領域の温度の補正データ」をモデル152に出力する。フィルタ154は、微分・積分計算を行うことができる構成とすることが好ましい。
なお、モデルによって作成された各領域に対応するように、各温度センサの検出値を補間し、各領域の温度の検出値を算出してもよい。この場合、全ての領域において偏差を求めることができる。
以上のように、シリンダ11の温度は、シリンダ11を加熱するヒータの動作指令値(オン・デューティの指令値)と温度センサからの温度検出値とに基づいて推定器150により推定される。そして、モデル152にて算出された「熱流量」だけでなく「熱流束」を表示する。また、「温度の推定値」と「温度の検出値」を用いて、内挿、外挿により内壁及び任意の深さの位置における温度を計算し、表示入力装置135のモニタに表示する。さらに、実際の加熱シリンダで検出された温度検出値も表示入力装置135のモニタに表示させることができる。
図14はシリンダ11の境界面(内壁面及び冷却シリンダ14の側端面、金型タッチ面、外表面)の法線方向における熱流束を求めるための推定器160の原理構成図である。推定器160はコントローラ130内の電子回路及び/又はソフトウェア・プログラムにより構成され、シリンダ11のモデル162とフィルタ164とを含む。
ここで、コントローラは必ずしも射出成形機の各駆動部を制御するコントローラと同一の制御装置内に設ける必要はない、例えば、射出成形機の制御装置とは別に備えられた通常のPCであってもよい。また、複数の射出成形機の運転状態を管理する集中管理装置のモニタであってもよい。
推定器160には、シリンダ11の伝熱特性が予め記憶させてある。あるいは、特定のシリンダに適合するように、その特定のシリンダの伝熱特性に基づいて推定器160を作成する。シリンダ11の伝熱特性は、シリンダ11全体を有限個の領域に分割して表現し、少なくとも「各領域の温度」、「各領域の温度の時間微分」、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」を含む物理量の定量的関係を以下の線形代数方程式(2)で表現したものである。この線形代数方程式(2)がモデル162に相当する。
Figure 0004865853


上記線形代数方程式において、各記号は以下の要素を表わす。
θi1・・・θin:シリンダの内側(内壁近傍)の各領域の温度
θo1・・・θon:シリンダの外側(外壁近傍)の各領域の温度
Qi・・・Qi:シリンダの内側の各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量
t:時刻
C:シリンダの内側の各領域の熱容量
α:シリンダの内側の各領域間の熱伝導係数
α:シリンダの外側の各領域間の熱伝導係数
:樹脂、スクリュと直接熱接触している領域を表わす行列
推定器160において、シリンダ11のモデル162は、現在のシリンダ11の内側(内壁近傍)の各領域の温度の推定値を保持する。そして、推定器160は、「シリンダの内側の各領域の温度」及び「シリンダの外側の各領域の温度」と、「各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」、とから、上述のシリンダ11の伝熱特性を示す式(2)を用いて「シリンダの内側の各領域の温度の時間微分」を算出する。ここで、外側の領域温度θoに対応するn個の領域は、内側の領域温度θiに対応するm個の領域、及び熱流量Qに対応するm個の領域を囲むように配置されている。そして、算出された「シリンダの内側の各領域の温度の時間微分」と後述する「各領域の温度の補正データ」に応じて、モデル162自らが保持している「シリンダの内側の各領域の温度」の推定値を増減させる。この「各領域の温度」の推定値を用いて、内挿又は外挿により内壁及び任意の深さの位置での温度を計算し、表示することができる。これにより、図4〜図9の31,51,81,86やコンター図72,82に示された温度をモニタに表示することができる。
「シリンダの内側の各領域の温度の補正データ」と「熱流量」は、フィルタ164により得られる。フィルタ164は、「全体の温度の検出値」と、モデル162が保持している「シリンダの内側の各領域の温度」の推定値のうち当該検出値に対応する領域の温度の推定値との偏差を取り込む。「全体の温度の検出値」としては、ノズル及び加熱シリンダに備えられた温度センサの検出値が用いられる。そして、フィルタ164は、「シリンダの内側の各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」及び「シリンダの内側の各領域の温度の補正データ」をモデル162に出力する。フィルタ164は、微分・積分計算を行うことができることが好ましい。ここで出力された「シリンダの内側の各領域と樹脂、スクリュとの間の熱流量」を用いて、図6、図7、図10、図11のグラフ61,91や表示領域71,96に表された熱流束や熱流量をモニタに表示することができる。
なお、モデルによって作成された各領域に対応するように、各温度センサの検出値を補間し、各領域の温度の検出値を算出してもよい。この場合、全ての領域において偏差を求めることができる。
以上のように、シリンダ11の境界面(内壁面及び冷却シリンダ14の側端面、金型タッチ面)の法線方向における熱流束は、温度センサからの温度検出値に基づいて推定器160により推定される。ここで算出された「熱流量」と「温度の推定値」を用いて、表示入力装置135のモニタに表示する。さらに、実際の加熱シリンダで検出された温度検出値も表示入力装置135のモニタに表示させることができる。
また、ここでは図1及び図2に示すように、軸方向に配設されたヒータh1〜h3のそれぞれに、1組の温度センサが取り付けられている例について説明した。しかしながら、軸方向において1つのヒータに複数組の温度センサを配置してもよい。例えば、ヒータh1に対して、複数組の温度センサA−1,A−2を配置してもよい。この場合、ヒータh1が制御する第1のゾーン21は複数の推定領域に分割される。したがって、一つのゾーン内でも、複数の推定領域で温度を把握することができるようになる。この場合、各推定領域毎に温度を表示するようにしてもよい。
本発明は具体的に開示された実施例に限られず、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変形例及び改良例がなされるであろう。
本出願は2007年4月10日出願の優先権主張日本特許出願2007−103108号に基づくものであり、その全内容はここに援用される。

Claims (9)

  1. 計量部材及び/又は射出部材が内蔵されたシリンダと、該シリンダに設けられたヒータとを有する射出成形機の監視装置であって、
    前記シリンダに設けられた温度センサと、
    前記温度センサからの温度検出値と前記ヒータの動作指令値とに基づいて、前記シリンダの熱流束又は熱流量を推定する熱流束推定器と
    を有することを特徴とする射出成形機の監視装置。
  2. 請求項1記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束又は熱流量は、前記シリンダの軸方向に設定されたゾーン毎に表示されることを特徴とする射出成形機の監視装置。
  3. 請求項1記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束又は熱流量は、前記シリンダの軸方向に設定されたゾーンを前記軸方向に分割した領域毎に表示されることを特徴とする射出成形機の監視装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束又は熱流量は、前記シリンダの軸方向に沿った位置における矢印により表示されることを特徴とする射出成形機の監視装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束推定器から出力される温度推定値と前記温度検出値との偏差と、前記熱流束推定器に予め入力された前記シリンダの特性値とに基づいて、前記熱流束又は熱流量を推定することを特徴とする射出成形機の監視装置。
  6. 請求項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記偏差に基づき、前記熱流束推定器で用いられる変数を変更することを特徴とする射出成形機の監視装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束推定器によって推定された熱流束に基づいて、内壁熱流束又は推定内壁温度を前記シリンダの位置及び/又は時間軸に対応して表示することを特徴とする射出成形機の監視装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記熱流束推定器に予め入力された前記シリンダの特性値に基づいて、前記シリンダの径方向の温度分布を算出することを特徴とする射出成形機の監視装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項記載の射出成形機の監視装置であって、
    前記温度センサは、前記シリンダの内壁近傍と外壁近傍に設けられ、前記シリンダの内側と外側の温度を検出することを特徴とする射出成形機の監視装置。
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