JP4865647B2 - 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法 - Google Patents

原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4865647B2
JP4865647B2 JP2007173289A JP2007173289A JP4865647B2 JP 4865647 B2 JP4865647 B2 JP 4865647B2 JP 2007173289 A JP2007173289 A JP 2007173289A JP 2007173289 A JP2007173289 A JP 2007173289A JP 4865647 B2 JP4865647 B2 JP 4865647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
document
image
composite
layout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007173289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009016935A5 (ja
JP2009016935A (ja
Inventor
充 紺地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007173289A priority Critical patent/JP4865647B2/ja
Publication of JP2009016935A publication Critical patent/JP2009016935A/ja
Publication of JP2009016935A5 publication Critical patent/JP2009016935A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865647B2 publication Critical patent/JP4865647B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

本発明は、1枚の画像が複数枚の原稿に分割されている場合、これら分割されている複数の画像を読み取り、この読み取った結果を、1枚の画像データに合成する画像処理装置に関する。
複数枚の原稿を読み取ってメモリに記憶し、各画像を合成する装置が提案されている。たとえば、原稿を複数回に分けて読込み、部分スキャン画像を得る。次に、各部分画像の縁部の画像濃度をそれぞれ検出する。そして、この検出結果に基づいて、部分画像を合成する際の配置位置と、合成するべき対の合成辺とを、各部分画像についてそれぞれ決定する。これによって、各分割画像を合成する発明が開示されている(たとえば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、読み取り画像に内包されている複数枚の原稿を抽出し、整然と並ぶようにレイアウトし直す発明が提案されている。たとえば、読み取った画像データに、グリッドを設け、さらに内包している複数枚の原稿を識別する。そして、グリッドを用いて各抽出原稿の配置や傾きを調整し、または各抽出原稿に隙間がないように、画像データ内で再配置するデジタル編集方法及びシステムが開示されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開平11−196256号公報 特開平09−121277号公報 特開2005−110281号公報
特許文献1、2記載の発明では、各部分画像の縁部の画像濃度によって、合成する辺を決定するので、各部分画像間で、ある程度の共通領域または連続性が必要であり、したがって、たとえば写真等のように、適用範囲が限定されるという問題がある。
また、特許文献1、2記載の発明では、誤検出によって、意図しないレイアウトになる可能性があるという問題がある。
特許文献3記載の発明では、原稿台に収められている原稿に対してのみ、処理が有効であるという問題がある。
本発明は、複数枚の原稿を読み取ってメモリに記憶し、各画像を合成する装置において、その適用範囲が写真等に限定されない原稿読取装置を提供することを目的とする。
本発明の原稿読取装置は、読み取った複数の画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成することが可能な原稿読取装置において、原稿が配置された原稿台の領域を読み取り、読み取った画像データから原稿の画像データを抽出する画像読取手段と、上記抽出した画像データを記憶する画像データ記憶手段と、原稿を配置した原稿台の各辺と上記原稿の各辺との位置関係に応じて、画像データを張り合わせるための合成レイアウトを決定するレイアウト決定手段と、上記決定されたレイアウトに応じて、上記画像データ記憶手段に記憶された画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成する画像合成手段とを有し、上記レイアウト決定手段は、上記原稿台の各辺に対する上記抽出された原稿の画像データの各辺の位置を検出する辺位置検出手段と、上記画像データの各辺のうちで、上記原稿台の各辺と最も近接している辺である近接辺を検出する近接辺検出手段と、上記検出された近接辺を画像を張り合わせる合成辺とし、合成する相手の画像データの各辺のうちで、上記近接辺と平行かつ、上下または左右が逆となる辺を、上記近接辺と合成する合成辺であると決定する合成辺決定手段とを有することを特徴とする
請求項1〜3記載の発明によれば、原稿を配置した原稿台の辺との関係に応じて、合成レイアウトを決定するので、各原稿画像間に共通領域または連続性を必要とせず、したがって、適用範囲は写真等に限定されないという効果を奏する。
請求項4〜7記載の発明によれば、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、合成レイアウトを決定するので、各原稿画像間に共通領域または連続性を必要とせず、したがって、適用範囲は写真等に限定されないという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
実施例1は、原稿サイズ等の理由によって原稿台に複数の原稿を配置することができない場合、合成のレイアウトを指定する実施例である。
図1は、本発明の実施例1である原稿読取システム100を示す図である。
原稿読取システム100は、ホストコンピュータ1と、原稿読取装置2と、ハードディスク3と、表示装置4と、データ入力装置5と、メディア読取装置6と、通信制御装置7とを有する。
原稿読取システム100は、原稿読取装置2が原稿を読み取り、得られたスキャン画像を、ホストコンピュータ1が、起動可能なアプリケーションに出力する実施例である。
原稿読取システム100において、原稿読取装置2と、ハードディスク3と、表示装置4と、データ入力装置5と、メディア読取装置6と、通信制御装置7とが、ホストコンピュータ1に接続されている。
ホストコンピュータ1は、所定のシステムプログラムを実行することによって、原稿読取システム100の全体の動作制御と監視とを行う。
ホストコンピュータ1は、具体的には、システムボード上に配置されているCPU、RAM、及びROM等を含むコンピュータ機能を具備する。CPUが、内蔵メモリまたは外付けのハードディスク3等から所要の処理プログラムを適宜読み出して実行することによって、原稿読取システム100の全体の動作を制御する。ここでは、一例として、ホストコンピュータ1が実行する各種プログラムの格納先が、ハードディスク3であるとする。ハードディスク3には、実施例1における動作を実現するための処理プログラムや、スキャンデータから画像データを生成するための各種アプリケーション等が格納されている。
なお、実施例1における動作を実現するための処理プログラム(プログラムコード)の格納先は、ハードディスク3や内蔵メモリに限られることはない。たとえば、CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬性記録媒体に、当該処理プログラムをホストコンピュータ1が読取可能な形態で記録し、流通させる。原稿読取システム100の構築時に、メディア読取装置6又は通信制御装置7を介して、ホストコンピュータ1が当該処理プログラムを読み取り、ハードディスク3にインストールするようにしてもよい。
また、実施例1において、ホストコンピュータ1のオペレーティングシステムOSは、「Windows(登録商標)」であるが、これに限る必要はない。
原稿読取装置2は、ホストコンピュータ1から、原稿の読取条件等の情報を受信すると、所定の読取プロセスを実行することによって、当該スキャン画像をホストコンピュータ1に出力する。
図2は、原稿読取装置2を示す斜視図である。
原稿読取装置2は、フラットベッド型の原稿読取装置であり、蓋11と、原稿を固定する面12と、原稿をスキャンする面13とを有する。また、原稿読取装置2とホストコンピュータ1とを、スタンドアロン接続やネットワーク接続等、様々な接続形態を適用するようにしてもよい。
表示装置4は、ホストコンピュータ1からのシステムプログラムやアプリケーション等の実行による指示に呼応して、所定のウィンドウを表示する。
データ入力装置5は、キーボード、マウス、その他のポインティングデバイス等を含み、原稿読取システム利用者(以後、「ユーザ」と呼ぶ)からの各種指示を受け付け、これをホストコンピュータ1に伝える装置である。たとえば、データ入力装置5は、表示装置4に表示されているウィンドウを、ユーザが参照し、指定した原稿読取装置2に対する読取条件を、ホストコンピュータ1に伝える。
メディア読取装置6は、CD−ROMドライブ、フレキシブルディスク(FD)ドライブ等を含む装置であり、CD−ROMやFD等の記録媒体から読み取った情報を、ホストコンピュータ1に供給する。
通信制御装置7は、たとえば、原稿読取システム100と外部のネットワークとを通信可能に接続する接続インタフェースである。
図3は、実施例1において、ホストコンピュータ1が所定の処理プログラムを実行することによって実現する原稿読取システム100の機能のうちで、特に、合成スキャンモードに着目し動作を示すフローチャートである。
なお、上記「合成スキャンモード」は、原稿台に置かれている原稿同士を連結合成するモードである。
図4は、実施例1において、原稿21と原稿22との関係を示す図である。
実施例1において、図4(a)に示す原稿21と、原稿22とを合成して、図4(b)に示す合成画像23を得るための処理について説明する。
図5は、ユーザインタフェース30を示す図である。
まず、S1で、図5に示すユーザインタフェース30(以後、「UI」と略す)を、表示装置4に表示する。ユーザは、データ入力装置5を用いて、スキャン条件を設定する。このスキャン条件は、具体的には、原稿の種類31(たとえば、写真やテキスト)、原稿サイズ32、出力解像度33である。
また、合成スキャンモード34を選択すると、実施例1で説明する合成スキャンモードが実行される。スキャンボタン35を押すと、ホストコンピュータ1は、原稿読取装置2に、スキャン実行を命令し、キャンセルボタン36を押すと、処理は終了する。
スキャン条件の設定を行うと、当該設定情報(以後、「スキャン設定情報」と呼ぶ)を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、S2に移る。
S2では、S1で保存されたスキャン設定情報のうちで、合成スキャンモードの設定情報をRAMから読み出す。そして、S2で、合成スキャンモードが適用されているかどうかを判別する。合成スキャンモードを適用しなければ、S3で、スキャン処理を行い、処理を終了する。
図6は、レイアウト指定方法指示ダイアログ40を示す図である。
S2で合成スキャンモードを適用する場合、S5で、スキャンを実行する前に、S4で、図6に示すレイアウト指定方法指示ダイアログ40を表示装置4に表示する。
ユーザは、説明文41と図例42とを参考にして、原稿台に原稿を配置する。ユーザが配置を完了すると、OKボタン43を押し、S5で、スキャンを実行する。実施例1では、原稿を順次スキャンし、合成レイアウトを意識し、原稿を原稿台に配置する。スキャン画像を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、S6に移る。S6で、スキャン画像内のクロップ処理と合成レイアウトとを決定する。
なお、上記「クロップ処理」は、スキャン画像から原稿領域を抽出する処理である。
図7は、実施例1におけるスキャン画像内のクロップ処理と合成レイアウトとの決定の処理(S6)を示すフローチャートである。
まず、S11で、今回行われたスキャンが1回目であるかどうかを判別する。1回目でなければ、S12に移る。S12で、原稿領域の辺位置を決定する。上記「辺位置」は、スキャン画像を構成する各辺の位置、具体的には上辺、下辺、左辺、右辺の各位置の情報である。
図8は、辺位置を決定する動作の説明図であり、スキャン画像50を示す図である。
スキャン画像50は、原点51と、原稿領域52とが表示されている。原稿領域52は、4つの頂点53、54、55、56を有する。
辺位置を決定する場合、スキャン画像50の原点51から原稿領域52の4つ頂点間での各距離を求める。そして、原点51から最も近い頂点が頂点53であり、この頂点から、時計回りに、右上の頂点54、右下の頂点55、左下の頂点56を割り当てる。
次に、辺を構成する頂点によって、辺位置を決定する。上記辺位置は、次の上辺、右辺、下辺、左辺の位置の情報である。また、上辺は、左上の頂点53の座標と右上の頂点54の座標とによって特定される辺であり、右辺は、右上の頂点54の座標と右下の頂点55の座標とによって特定される辺である。下辺は、右下の頂点55の座標と左下の頂点56の座標とによって特定される辺であり、左辺は、左下の頂点56の座標と左上の頂点53の座標とによって特定される辺である。
ホストコンピュータ1は、各原稿領域の辺位置を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存する。辺位置を決定すると、S13に移る。S13では、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されているスキャン画像50を読み出す。
図9は、近接辺位置決定手法を説明するためのスキャン画像60を示す図である。
スキャン画像50内の原稿領域52を検知し、原稿領域52の各辺のうちで、原稿台各辺と最も近接している辺である近接辺を検出する。図9に示す原稿領域61の各辺のうちで、原稿領域61の左辺62が、原稿台各辺に最も近接しているので、原稿領域61の左辺62の位置情報を、「近接辺位置」とする。近接辺を判別した後に、ホストコンピュータ1は、近接辺位置を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、S14に移る。S14で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されているスキャン画像60を読み出す。そして、スキャン画像60について、クロップ処理を実行する。
なお、上記「クロップ処理」は、スキャン画像から、原稿領域を抽出する処理である。ホストコンピュータ1は、クロップ画像を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、S15に移る。
S15で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されている近接辺位置を読み出す。次に、S13で判別した近接辺を合成する対象の辺とし、1つ前にスキャンした画像の各辺のうちで、上記近接辺位置と平行な辺を合成するように、レイアウトを決定する。具体的には、図4(a)に示す原稿22が、図9に示すように配置されている場合、原稿の近接辺は、左辺である。この場合、合成の相手である原稿21のスキャン画像の右辺と結合するように、原稿21の右側に原稿22のスキャン画像を配置する。
これと同様に、スキャン画像の近接辺が上辺であると判別すると、原稿21のスキャン画像の下側に原稿22のスキャン画像を配置する。ホストコンピュータ1は、合成レイアウト情報をホストコンピュータ1内のRAMに保存する。なお、上記「合成レイアウト情報」は、複数枚あるスキャン画像のうちで、どの画像同士を接続するのかを示す情報、またそれらを合成する際にどの辺で合成するのかを示す情報である。
一方、S11で、1回目のスキャンであると判断した場合、S16で、辺位置を決定し、続いてS17で、クロップ処理を実行する。このクロップ処理は、S12とS14と同様の処理内容である。実施例1では、1回目に取得した原稿が、合成画像における基準になるので、合成レイアウトに関する処理を実行する必要がない。
S6が終了すると、S7で、合成スキャンモードを終了するかどうかについて、ユーザの指示を待つ。具体的には、原稿読取装置2に備わる操作ボタンをユーザが押すことによって、指示する。合成スキャンモードの続行が指定されると、S5に戻る。
一方、合成スキャンモードの終了が指定されると、S8で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されている各クロップ画像(分割された画像)と、それらの近接辺位置と、合成レイアウト情報とを読み出す。次に、近接辺位置とレイアウト情報とに基づいて、クロップ画像間で、合成すべき辺である合成辺を決定し、この決定された合成辺に応じて、合成処理を実行する。合成処理が終了すると、ホストコンピュータ1は、合成画像をホストコンピュータ1内のROMに保存し、処理を終了する。
実施例1の原稿読取システム100は、ハードウェアで構成されているが、ソフトウェアで構成するようにしてもよい。また、この原稿読取システム100が、原稿読取装置2に組み込まれてもよい。
つまり、上記実施例1は、画像データを読み取る画像読取手段と、上記読み取った画像データを記憶する画像データ記憶手段と、原稿を配置した原稿台の辺との関係に応じて、合成レイアウトを決定する合成レイアウト決定手段とを有する。また、上記実施例1は、上記決定された合成レイアウトに応じて、上記画像データを合成する画像合成手段と、上記合成された合成画像データを記憶する合成画像データ記憶手段とを有する。さらに、上記実施例1は、原稿を配置した原稿台の辺との関係に応じて、複数枚の原稿の画像データを合成する。
この場合、上記合成レイアウト決定手段は、上記画像の各辺の位置を検出する辺位置検出手段と、上記画像の各辺のうちで、上記原稿台各辺と最も近接している辺である近接辺を検出する近接辺検出手段とを有する。また、上記合成レイアウト決定手段は、上記検出された近接辺と合成する相手の画像である合成相手画像の各辺のうちで、上記近接辺と平行な辺を、上記近接辺と合成する相手の原稿の辺である合成相手辺とする合成相手辺決定手段とを有する手段である。
上記実施例1を、方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例1は、画像データを読み取る画像読取工程と、上記読み取った画像データを記憶手段に記憶する画像データ記憶工程とを有する。また、上記実施例1は、原稿を配置した原稿台の辺との関係に応じて、合成レイアウトを決定し、記憶装置に記憶する合成レイアウト決定工程と、上記決定された合成レイアウトに応じて、上記画像データを合成する画像合成工程とを有する。さらに、上記実施例1は、上記合成された合成画像データを記憶手段に記憶する合成画像データ記憶工程を有し、原稿を配置した原稿台の辺との関係に応じて、複数枚の原稿の画像データを合成する。
実施例2は、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、原稿を合成する際における合成レイアウトを指定する実施例である。
図10は、本発明の実施例2である原稿読取システム200を示すブロック図である。
原稿読取システム200は、基本的には、原稿読取システム100と同じであり、原稿読取装置2の代わりに、原稿読取装置2aが設けられている点のみが、原稿読取システム100とは異なる。
図11は、原稿読取システム200の動作のうちで、特に合成スキャンモードに着目した動作を示すフローチャートである。
図12は、実施例2において、合成スキャンモードによって3枚の原稿21、22、24から合成画像23を得る具体例を説明する図である。
実施例2では、図12(a)に示す原稿21、22、24の3枚から図12(b)に示す合成画像23を得る。
S1aでは、表示装置4に、図5に示すユーザインタフェース30(以後、「UI」と略す)を表示する。ユーザは、データ入力装置5を用いて、スキャン条件の設定を行う。具体的には、原稿の種類31(たとえば、写真やテキスト)や原稿サイズ32、出力解像度33が挙げられる。また、合成スキャンモード34を選択すると、合成スキャンモード(原稿台に置かれている原稿同士を連結合成するモード)を実行する。スキャンボタン35を押すと、ホストコンピュータ1は原稿読取装置2aに対してスキャン実行を命令し、キャンセルボタン36を押すと処理は終了する。スキャン条件の設定を行うと、当該設定情報(以後、「スキャン設定情報」と呼ぶ)をホストコンピュータ1内のRAMに保存し、処理はS2aに移る。
S2aでは、まずS1aで保存されたスキャン設定情報のうちで、合成スキャンモードの設定情報をRAMから読み出す。そして、合成スキャンモードが適用されているかを判別する。合成スキャンモードを適用しなければ、処理はS3aに移り、スキャン処理のみ行う。
合成スキャンモードを適用するのであれば、処理はS4aに移る。
図13は、実施例2におけるレイアウト指定方法指示ダイアログを示す図である。
S4aでは、スキャンを実行する前に、表示装置4に、図13に示すレイアウト指定方法指示ダイアログ70を表示する。ユーザは、説明文71と図例72とを参考に、原稿台に原稿を配置する。実施例2では、原稿を表に向けた状態で、合成レイアウトを意識して、原稿台に配置し、スキャンをする際に、原稿を裏返す前準備を経てスキャンする。また、原稿を裏返す際、全ての原稿を一まとめにして裏返す。ユーザが原稿を配置し、OKボタン73を押すことによって、S5aでスキャンを実行する。スキャン画像は、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、処理はS6aに移る。
S6aでは、クロップ処理(スキャン画像から原稿領域を抽出する処理)と、クロップ画像(クロップ処理によって得られた複数の画像)の合成レイアウトとを決定する。
図14は、クロップ処理&合成レイアウトの決定(S6a)を詳細に示すフローチャートである。
まず、S21で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されているスキャン画像を読み出し、クロップ処理を行うことによって、スキャン画像に含まれている原稿領域を全て抽出する。抽出された原稿領域は、クロップ画像として、ホストコンピュータ1内のRAMに保存する。さらに、クロップ処理と同時に、各クロップ画像の重心座標を算出し、辺位置を決定する。
まず、各クロップ画像の辺位置を決定する。上記「辺位置」は、スキャン画像を構成する各クロップ画像の各辺の位置、具体的には、上辺、下辺、左辺、右辺の位置の情報である。
図15は、辺位置の決定の説明図である。
辺位置を決定する場合における説明を簡略化するために、原稿が1枚である場合について説明する。
まず、スキャン画像80の原点81から原稿領域82の4つの頂点までのそれぞれの距離を求める。そして、最も近い頂点83を左上の頂点とし、時計回りに、右上の頂点84、右下の頂点85、左下の頂点86とする。次に、辺を構成する頂点によって、辺位置を決定する。具体的には、左上の頂点83と右上の頂点84とによって特定される辺を、上辺とし、右上の頂点84と右下の頂点85とによって特定される辺を、右辺とする。右下の頂点85と左下の頂点86とによって特定される辺を、下辺とし、左下の頂点86と左上の頂点83とによって特定される辺を、左辺とする。ホストコンピュータ1は、各クロップ画像の辺位置をホストコンピュータ1内のRAMに保存する。
次に、スキャン画像80における各クロップ画像の重心座標を算出する。重心は、クロップ画像の対角線を求め、それらが交わる点であるとする。上記「座標」は、ピクセル単位で求めたものである。ホストコンピュータ1は、各クロップ画像の重心座標を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存する。
これらの処理が終了すると、処理はS22に移る。S22で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されている各クロップ画像の重心座標を読み出す。次に、下記の(1)式、(2)式を用い、各クロップ画像間の重心座標のX軸方向距離Dx、各クロップ画像間のY軸方向距離Dyを求める。
Dx(P,P)=Pix−Pjx ……(1)
Dy(P,P)=Piy−Pjy ……(2)
式中、Px、Pyは、クロップ画像の重心座標であり、i、jは、クロップ画像群の所定のクロップ画像を一意に特定する添え字であり、i<jの関係がある。全てのクロップ画像に対して、X軸方向距離とY軸軸方向距離とを算出すると、ホストコンピュータ1は、クロップ画像間の軸方向距離を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、処理はS23に移る。
S23で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されている各クロップ画像の重心座標を読み出す。そして、下記の(3)式を用い、各クロップ画像間の重心距離Dxyを求める。
Dxy(P,P)={(Pix−Pjx+(Piy−Pjy}1/2 ……(3)
各クロップ画像間の重心距離を算出すると、ホストコンピュータ1は、算出されたクロップ画像間の重心距離を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、処理はS24に移る。
S24で、ホストコンピュータ1内のRAMに保存されている各情報であって、S21〜S23で求めた各情報を読み出す。次に、各クロップ画像の右辺に合成すべきクロップ画像(以後、「合成相手のクロップ画像」と呼ぶ)を決定する。
合成相手のクロップ画像を決定する場合、軸方向距離と重心距離とを使用する。つまり、まず、各クロップ画像の右辺に合成すべきクロップ画像の候補を決定する。
図16は、実施例2において、水平方向の合成候補を決定する手法の説明図である。
図16において、クロップ画像C21、C22、C24は、原稿21、22、24にそれぞれ対応している。X軸の重心位置が最小であるクロップ画像C21を、注目クロップ画像とし、注目クロップ画像C21とのX軸重心距離が正の値であるクロップ画像C22、C24に対して、Y軸方向距離が一定の範囲に収まるかどうかを判別する。
そして、注目クロップ画像C21とのY軸方向距離が一定の範囲内に収まるクロップ画像のみを、注目クロップ画像の合成候補としてリストアップする。図16において、注目クロップ画像C21とクロップ画像C22とのY軸方向距離Dy1と、注目クロップ画像C21とクロップ画像C24のY軸方向距離Dy2とが一定の範囲に収まっているかどうかを調べる。Y軸方向距離Dy1と、Dy2とが一定の範囲に収まっていれば、注目クロップ画像C21の合成候補は、クロップ画像C22、C24である。一方、Y軸方向距離Dy1のみが、一定の範囲に収まっていれば、注目クロップ画像C21の合成候補は、クロップ画像C22である。上記一定の範囲は、予め決めた閾値でもよく、ユーザが指定できるようにしてもよい。
次に、合成候補の中から合成相手のクロップ画像を一意に決定する。合成候補が1つであれば、そのクロップ画像が注目クロップ画像の合成相手のクロップ画像である。一方、合成候補が複数あれば、各合成候補のうちで、注目クロップ画像との重心距離が最小であるクロップ画像を、合成相手のクロップ画像であるとする。具体的に、図17を用いて説明する。
図17は、実施例2において、合成相手のクロップ画像の決定手法の説明図である。
図17において、クロップ画像C21、C22、C24は、原稿21、22、24のそれぞれに対応する。注目クロップ画像C21の合成候補として、クロップ画像C22とC24とが挙がっている場合、重心距離d2よりも重心距離d1が短いので、注目クロップ画像C21の合成相手のクロップ画像は、クロップ画像C22である。
そして、合成相手のクロップ画像であったクロップ画像を、新たな注目クロップ画像とし、上記処理を、全てのクロップ画像に対して実行する。
また、合成時の合成辺は、注目クロップ画像の右辺と、合成相手の左辺とである。
図18は、実施例2において、3枚のクロップ画像の合成辺を説明する図である。
説明を簡略化するために、図18では、各クロップ画像間のスキャン画像内における位置関係を示している。注目クロップ画像を、クロップ画像C31とし、合成相手のクロップ画像を、クロップ画像C32とすると、注目クロップ画像C31の右辺C31Rと、合成相手のクロップ画像C32の左辺C32Lとが合成辺である。
これと同様に、注目クロップ画像をクロップ画像C32とし、合成相手のクロップ画像を、クロップ画像C34とすると、注目クロップ画像C32の右辺C32Rと合成相手のクロップ画像C34の左辺C34Lとが合成辺である。
各クロップ画像の合成レイアウトを決定すると、ホストコンピュータ1は、合成レイアウト情報を、ホストコンピュータ1内のRAMに保存し、S6aが終了する。S6aが終了すると、処理はS8aに移る。
S8aでは、S6aで求めた各クロップ画像とそれらの合成レイアウト情報とを、ホストコンピュータ1内のRAMから読み出す。次に、合成レイアウト情報に応じて合成処理を実行する。合成処理が終了すると、ホストコンピュータ1は、合成画像をホストコンピュータ1内のRAMに保存し、処理を終了する。
また、実施例2は、複数の原稿をレイアウトした後に、このレイアウトした複数の原稿を、一まとめにして裏返して処理する実施例であるが、このようにすることに限定する必要はない。たとえば、スキャン時に原稿を裏返す際に、その場で裏返す手法(図19参照)もある。
図19は、実施例2におけるレイアウト指定方法指示ダイアログを示す図である。
具体的には、S4aで、図19に示すレイアウト指定方法指示ダイアログ90を、表示装置4に表示する。ユーザは、説明文91と図例92とを参考に、原稿台に原稿を配置する。ユーザが配置を完了し、OKボタン93を押すと、S5aでスキャンを実行する。この裏返し手法を用いると、合成辺の決定方法が上記と異なる。合成時の合成辺は、注目クロップ画像の左辺と合成相手の右辺とである。
図20は、実施例2における変形例の説明図である。
説明を簡略化するため、図20で、各クロップ画像間のスキャン画像内における位置関係を示す。注目クロップ画像をクロップ画像C44、合成相手をクロップ画像C42とすると、注目クロップ画像C44の左辺C44Lと、合成相手のクロップ画像C42の右辺C42Rとが合成辺である。これと同様に、注目クロップ画像をクロップ画像C42とし、合成相手をクロップ画像C41とすると、注目クロップ画像C42の左辺C42Lと合成相手のクロップ画像C41の右辺C41Rとが合成辺である。
実施例2では、3枚の原稿を合成するが、原稿を上下に並べて置いた場合にも、実施例2に適用することができる。
図21は、合成スキャンモードによって4枚の原稿から合成画像を得る実施例2の変形例を説明する図である。
図13に示すレイアウト指定方法指示ダイアログ70に従って、図21(a)に示す4枚の原稿94、95、96、97から、図21(b)に示す合成画像98を得るための処理について説明する。また、処理の流れは、上記の通りであるので、以降は、図14の合成レイアウト決定処理S24について説明する。
S24では、S21〜S23で求めた各情報を、ホストコンピュータ1内のRAMから読み出す。そして、各クロップ画像の合成相手を決定する。右辺の合成相手を決定する場合は、上記の通りであるので、以下では、各クロップ画像の下辺の合成相手を決定する手順について説明する。
まず、各クロップ画像の右辺に合成するクロップ画像の候補を決定し、次に下辺に合成するクロップ画像の候補を決定する。各クロップ画像の下辺の合成候補決定方法は、軸方向距離と重心距離とを利用する。
図22は、実施例2において、垂直方向の合成候補を決定する手法の説明図である。
図22において、クロップ画像C91、C92、C94は、原稿94、96、97のそれぞれ対応する。まず、X軸の重心位置とY軸の重心位置とが最小であるクロップ画像C91を、注目クロップ画像とする。次に、Y軸重心距離が正の値であるクロップ画像C92、C94に対して、X軸方向距離が一定の範囲に収まるかどうかを判別する。なお、上記「Y軸重心距離が正の値である」における「正」は、図22において、Y軸矢印方向である。
一定の範囲内に収まるクロップ画像のみを、注目クロップ画像の合成候補としてリストアップする。図22において、注目クロップ画像C91とクロップ画像C92とのX軸方向距離Dx3、注目クロップ画像C91とクロップ画像C94とのX軸方向距離Dx4が一定の範囲に収まっているかどうかを調べる。X軸方向距離Dx3、Dx4が一定の範囲に収まっていれば、注目クロップ画像C91の合成候補は、クロップ画像C92、C94である。X軸方向距離Dx3のみが一定の範囲に収まっていれば、注目クロップ画像C91の合成候補は、クロップ画像C92である。
次に、合成候補の中から合成相手のクロップ画像を一意に決定する。合成候補が1つであれば、そのクロップ画像が、注目クロップ画像の合成相手である。一方、複数挙がった場合、各合成候補うちで、注目クロップ画像との重心距離が最小であるクロップ画像を合成相手のクロップ画像であるとする。
そして、合成相手のクロップ画像として決定したクロップ画像を、新たな注目クロップ画像とし、上記処理を、全てのクロップ画像に実行する。注目クロップ画像の下辺と右辺とに合成相手のクロップ画像が存在すれば、それぞれに対して、上記処理を実行する。さらに、既に注目クロップ画像となっているクロップ画像に対しては、上記処理を実行しない。もし、合成相手のクロップ画像が1つも挙げられないクロップ画像が存在すれば、エラーを出力し、合成スキャンモードを終了する。
また、合成時の合成辺は、注目クロップ画像の下辺と、合成相手のクロップ画像の上辺とである。
上記のように、原稿台における原稿が複数枚であったとしても、その配置関係を検知し、それによって合成時のレイアウトを変化させることができる。
つまり、上記実施例2は、画像データを読み取る画像読取手段と、上記画像データを記憶する画像データ記憶手段と、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、合成レイアウトを決定する合成レイアウト決定手段とを有する。また、上記実施例2は、上記合成レイアウトに従って上記画像データを合成する画像合成手段と、上記合成画像データを記憶する合成画像データ記憶手段とを有し、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、複数枚の原稿の画像データを合成する。
この場合、上記合成レイアウト決定手段は、原稿の各頂点を検知する頂点検知手段と、上記頂点から原稿台基準点の距離に応じて、上記頂点の位置を決定する頂点位置決定手段と、上記決定された頂点を結んだ辺の位置を決定する辺位置決定手段とを有する。また、上記合成レイアウト決定手段は、原稿の重心を求める重心決定手段と、基準となる原稿の辺位置情報と上記基準原稿重心からの1軸方向距離が指定された許容範囲内に収まる原稿を合成相手の候補とする合成相手候補決定手段とを有する。さらに、上記合成レイアウト決定手段は、上記合成相手候補のうちで、基準原稿から重心までの距離が最小である原稿を合成相手とする合成相手決定手段を有する。しかも、上記合成レイアウト決定手段は、上記基準原稿と上記合成相手とを合成すべき辺を一意に決定する合成辺決定手段を有し、原稿の設置誤差を許容する。
また、上記合成辺決定手段は、原稿を仮レイアウトした後に、上記レイアウトの合成結果が得られるように、原稿を原稿台に配置する方法を指示する原稿配置方法指示手段を有する。そして、上記合成辺決定手段は、上記原稿配置方法によって基準原稿と上記合成相手とを合成する辺を可変とする手段である。
また、上記実施例2を方法の発明として把握することができる。つまり、上記実施例2は、画像データを読み取る画像読取工程と、上記画像データを記憶装置に記憶する画像データ記憶工程と、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、合成レイアウトを決定し、記憶装置に記憶する合成レイアウト決定工程とを有する。また、上記実施例2は、上記合成レイアウトに従って上記画像データを合成する画像合成工程と、上記合成画像データを記憶装置に記憶する合成画像データ記憶工程とを有する。さらに、上記実施例2は、原稿台における複数の原稿同士の位置関係に応じて、複数枚の原稿の画像データを合成する。
本発明の実施例1である原稿読取システム100を示す図である。 原稿読取装置2を示す斜視図である。 実施例1において、ホストコンピュータ1が所定の処理プログラムを実行することによって実現する原稿読取システム100の機能のうちで、特に、合成スキャンモードに着目し動作を示すフローチャートである。 実施例1において、原稿21と原稿22との関係を示す図である。 ユーザインタフェース30を示す図である。 レイアウト指定方法指示ダイアログ40を示す図である。 実施例1におけるスキャン画像内のクロップ処理と合成レイアウトとの決定の処理(S6)を示すフローチャートである。 辺位置を決定する動作説明図であり、スキャン画像50を示す図である。 近接辺位置決定手法を説明するためのスキャン画像60を示す図である。 本発明の実施例2である原稿読取システム200を示すブロック図である。 原稿読取システム200の動作のうちで、特に合成スキャンモードに着目した動作を示すフローチャートである。 実施例2において、合成スキャンモードによって3枚の原稿21、22、24から合成画像23を得る具体例を説明する図である。 実施例2におけるレイアウト指定方法指示ダイアログを示す図である。 クロップ処理&合成レイアウトの決定(S6a)を詳細に示すフローチャートである。 辺位置の決定の説明図である。 実施例2において、水平方向の合成候補を決定する手法を説明する図である。 実施例2において、合成相手のクロップ画像を決定する手法を説明する図である。 実施例2において、3枚のクロップ画像の合成辺を説明する図である。 実施例2におけるレイアウト指定方法指示ダイアログを示す図である。 実施例2における変形例の説明図である。 合成スキャンモードによって4枚の原稿から合成画像を得る実施例2の変形例を説明する図である。 実施例2において、垂直方向の合成候補を決定する手法を説明する図である。
符号の説明
100…原稿読取システム、
1…ホストコンピュータ、
2…原稿読取装置、
4…表示装置、
6…メディア読取装置、
21、22…原稿、
23…合成画像、
30…ユーザインタフェース、
40…レイアウト指定方法指示ダイアログ、
50…スキャン画像、
51…原点、
52…原稿領域、
53、54、55、56…頂点、
60…スキャン画像、
61…原稿領域、
62…左辺、
200…原稿読取システム、
2a…原稿読取装置、
24…原稿、
70…レイアウト指定方法指示ダイアログ、
80…スキャン画像、
81…原点、
82…原稿領域、
83、84、85、86…頂点、
C21、C22、C24、C31、C32、C34…クロップ画像、
90…レイアウト指定方法指示ダイアログ、
C41、C42、C44…クロップ画像、
94、95、96、97…原稿、
98…合成画像、
C91、C92、C94…クロップ画像。

Claims (2)

  1. 読み取った複数の画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成することが可能な原稿読取装置において、
    原稿が配置された原稿台の領域を読み取り、読み取った画像データから原稿の画像データを抽出する画像読取手段と;
    上記抽出した画像データを記憶する画像データ記憶手段と;
    原稿を配置した原稿台の各辺と上記原稿の各辺との位置関係に応じて、画像データを張り合わせるための合成レイアウトを決定するレイアウト決定手段と;
    上記決定されたレイアウトに応じて、上記画像データ記憶手段に記憶された画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成する画像合成手段と;
    有し、
    上記レイアウト決定手段は、
    上記原稿台の各辺に対する上記抽出された原稿の画像データの各辺の位置を検出する辺位置検出手段と;
    上記画像データの各辺のうちで、上記原稿台の各辺と最も近接している辺である近接辺を検出する近接辺検出手段と;
    上記検出された近接辺を画像を張り合わせる合成辺とし、合成する相手の画像データの各辺のうちで、上記近接辺と平行かつ、上下または左右が逆となる辺を、上記近接辺と合成する合成辺であると決定する合成辺決定手段と;
    を有することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 読み取った複数の画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成することが可能な原稿読取装置の制御方法において、
    原稿が配置された原稿台の領域を読み取り、読み取った画像データから原稿の画像データを抽出する画像読取工程と;
    上記抽出した画像データを画像データ記憶手段に記憶する画像データ記憶工程と;
    原稿を配置した原稿台の各辺と上記原稿の各辺との位置関係に応じて、画像データを張り合わせるための合成レイアウトを決定するレイアウト決定工程と;
    上記決定されたレイアウトに応じて、上記画像データ記憶手段に記憶された画像データを張り合わせて、1枚の合成画像データを生成する画像合成工程と;
    を有し、
    上記レイアウト決定工程は、
    上記原稿台の各辺に対する上記抽出された原稿の画像データの各辺の位置を検出する辺位置検出工程と;
    上記画像データの各辺のうちで、上記原稿台の各辺と最も近接している辺である近接辺を検出する近接辺検出工程と;
    上記検出された近接辺を画像を張り合わせる合成辺とし、合成する相手の画像データの各辺のうちで、上記近接辺と平行かつ、上下または左右が逆となる辺を、上記近接辺と合成する合成辺であると決定する合成辺決定工程と;
    を有することを特徴とする原稿読取装置の制御方法
JP2007173289A 2007-06-29 2007-06-29 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法 Expired - Fee Related JP4865647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007173289A JP4865647B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007173289A JP4865647B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009016935A JP2009016935A (ja) 2009-01-22
JP2009016935A5 JP2009016935A5 (ja) 2010-08-12
JP4865647B2 true JP4865647B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=40357350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007173289A Expired - Fee Related JP4865647B2 (ja) 2007-06-29 2007-06-29 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4865647B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4755262B2 (ja) 2009-01-28 2011-08-24 株式会社神戸製鋼所 ダイヤモンドライクカーボン膜の製造方法
JP2018019203A (ja) * 2016-07-27 2018-02-01 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3082935B2 (ja) * 1990-10-13 2000-09-04 キヤノン株式会社 画像処理装置
JP2001010153A (ja) * 1999-07-02 2001-01-16 Ricoh Co Ltd 印刷処理システム
JP2002010059A (ja) * 2000-06-20 2002-01-11 Sharp Corp 画像処理装置
US20050068583A1 (en) * 2003-09-30 2005-03-31 Gutkowski Lawrence J. Organizing a digital image
JP4451121B2 (ja) * 2003-11-26 2010-04-14 株式会社沖データ 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009016935A (ja) 2009-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4363151B2 (ja) 撮影装置、その画像処理方法及びプログラム
TWI451750B (zh) 攝影裝置、電腦可讀取記錄媒體及控制方法
US20070052818A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP5922067B2 (ja) 画像形成システム
JP6354653B2 (ja) 拡張現実操作システムおよび拡張現実操作プログラム
JP5253035B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2021157600A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6711420B2 (ja) 画像読取装置
US10484550B2 (en) Display control apparatus that displays preview image, control method therefor, and storage medium
JP4865647B2 (ja) 原稿読取装置及び原稿読取装置の制御方法
JP2004199299A (ja) 手書き情報記録方法、投影記録装置
JP2009239688A (ja) 画像合成装置
JPWO2020194470A1 (ja) 画像生成装置、画像生成方法、および画像生成プログラム
US20190058805A1 (en) Image processing apparatus, and method of controlling the same
JP4346742B2 (ja) 画像合成方法、画像合成装置及び記憶媒体
JP6256206B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6778399B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法及び画像読取プログラム
JP6624942B2 (ja) 投影システム、プロジェクター装置、および、プログラム
JP2005122328A (ja) 撮影装置、その画像処理方法及びプログラム
JP2006253795A (ja) デジタルカメラ
JP2006287365A (ja) デジタルカメラ
JP2010016693A (ja) 電子カメラ
JP2005182098A (ja) 合成画像を生成・表示する装置及び方法
JP2017063332A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4458720B2 (ja) 画像入力装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees