JP4865524B2 - 配管作図装置、配管作図方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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また、特許文献1には、建築間取り図を表す平面図に対して、施工に必要な情報を付加した給水栓機器と、属性情報を付加した配管部材を配置し、この系統図から見積、発注、及び、施工に必要な情報を取り出すことが記載されている。
本実施の形態による配管作図装置では、まず、見積作成時に顧客から提出された全体及びエリア毎に分けられた図面ファイルまたは独自に作成した図面ファイル上に、キャビネットや除害装置などの見積範囲の機器を配置し、設置場所を決定する。その後、配置した機器の位置から各設備までのガス供給を行うための配管ルートを描画する。このときに描画する配管は、同種や異種のガスの配管が何本も複数にわたり敷設されるため、供給元から複数の配管を同時に描画する必要がある。そこで、配管作図装置は、帯状経路配管作図コマンドにより、複数の同種または異種の配管を同時に描画する。また、部品類挿入コマンドにより、この複数描画した配管上の任意の指定した場所に同時に、それぞれ異なった部品を配置でき、また、その配置する向きや末端の指定も部品配置時に同時に設定する。さらに、複数の交差する配管については、経路分岐作成コマンドにより、複数同時にそれぞれに配管の接続向きに合わせて別々に分岐(末端も含む)を作成する。一旦作成した分岐は、経路分岐部変更コマンドにより、作成時と同様に複数同時に編集する。
制御手段2は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。入力手段3は、キーボード、マウス、ボタンやキーなどであり、ユーザによる操作入力を受ける。記憶手段4は、各種データを記憶する。表示手段5は、CRT(cathode ray tube)やLCD(liquid crystal display)などのディスプレイであり、画像を表示する。
配管作図装置1の作図手段6が実現するCAD機能には、配管図や系統図を作図する配管作図機能が含まれる。配管作図機能では、まず、配管・機器情報登録ツールにより、各プロジェクトについて、汎用的な表計算ソフトウェアなどで予め作成した部材ファイルに登録されている部材のうち、どの部材を使用するかを指定したデータを含むプロジェクトファイルを生成する。そして、帯状配管経路作図コマンドを起動することにより、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中から、帯状配管の各系統の配管に使用するパイプをユーザ選択させ、複数系統の配管を一度に建物の平面図上に作図し、配管図とする。また、経路分岐部作成コマンドを起動することにより、帯状配管経路作図コマンドにより作図された帯状配管に含まれる複数系統の配管における経路分岐部の形状と、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中からこの経路分岐部のために使用する継手部材をユーザに選択させ、平面図上に同時に作図する。また、経路分岐部変更コマンドを起動することにより、既に作図された経路分岐部について、変更後の経路分岐部の形状と、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部材の中から変更後の継手部材をユーザに選択させ、経路分岐部の作図部分を一度に変更する。また、部品類挿入コマンドを起動することにより、現在選択されているプロジェクトに対応づけられた部品類の中から、帯状配管経路作図コマンドにより作図された帯状配管内の複数系統の配管に挿入する部品類をユーザに選択させ、既に作図されている帯状配管に対して部品類を作図する。
図3は、記憶手段4に登録される部材ファイルである。部材ファイルは、例えば、顧客A向け、顧客B向け、などのように複数保持することができ、汎用的な表計算ソフトウェアなどにより扱うことのできるファイル形式である。部材ファイルは、各部材の品名、材質、内面グレード、サイズ、数量、数量の単位、金額、メーカー、洗浄グレード、商品コード、型式、外形、などの情報を含むレコードからなる。
図6は、配管作図装置1の概要動作フローを示す。
先ず、ユーザが、配管作図装置1の作図ソフトウェアの起動指示を入力手段3により入力する(ステップSa10)。制御手段2は、作図ソフトウェアを起動し、ソフトウェアにより実現される作図手段6の機能を利用可能にするとともに(ステップSa20)、作図手段6が備える各手段の機能、具体的には、情報登録手段61、帯状配管経路設定手段62、経路分岐部作成手段63、経路分岐部変更手段64、部品類挿入手段65、工数予想手段66、及び、拾い出力手段67の機能を利用可能にする(ステップSa30)。作図手段6は、ユーザの操作により、配管情報を記憶手段4に登録したり、あるいは、CAD機能や配管の作図機能を使用して、配管工事対象の建築物とその建築物における配管とが描画された平面図データ、または、配管の系統図データを生成して記憶手段4に登録したりする(ステップSa40)。そして、入力手段3によってシステム終了が入力されない間は(ステップSa50:NO)、作図手段6は、ステップSa40における配管情報登録や、配管図、系統図の作図を繰り返し、システム終了が入力された場合は(ステップSa50:YES)、作図手段6の機能、すなわち、作図ソフトウェアを終了する。
ユーザは、配管・機器情報登録ツールの起動ボタンA14(図15)をマウスによりクリックする(ステップSc10)。すると、情報登録手段61は、プロジェクト管理画面を表示手段5に表示する(ステップSc20)。プロジェクト管理画面には、現在登録されているプロジェクト名のリスト、新たにプロジェクト名を登録するための新規作成ボタン、選択されたプロジェクトにおいて使用する部材の情報を編集するための編集画面起動ボタンなどが含まれる。
図17においては、ガス名を選択するフィールドA30と、新たにガス名を登録したり、ガス名−用途対応テーブルに登録されているガス名を削除したりするための画面を起動するボタンA31と、パイプや、溶接継手としてのエルボ、ティー、異径ティー、レデューサなどの各区分それぞれについて優先度順に使用部材を選択するフィールドA32と、登録ボタンA33などが含まれている。また、図18は、図17において、バルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手を登録するためのタブA34を選択した場合に表示される画面であり、各サイズ毎のバルブ/減圧弁/メカ継手/食込継手の区分について、優先度順に使用部材を選択するフィールドA35が表示されている。
ユーザは、帯状配管経路作図コマンドの起動ボタンA15(図15)をマウスによりクリックする(ステップSd10)。すると、帯状配管経路設定手段62は、帯状経路作図画面を表示手段5に表示させる(ステップSd20)。ユーザは、入力手段3により、作図する帯状配管の系統数と、それぞれの系統毎に、配管の用途としてのガスの種類、部材、取付高さ、配管サイズ、配管のピッチを帯状経路作図画面に入力する(ステップSd30〜Sd80)。
一方、ユーザがOKボタンをクリックせずに(ステップSd100:No)、キャンセルボタンをクリックした場合(ステップSd110:Yes)、ステップSd90において表示した配管のイメージデータをクリアし、処理を終了する。
同図においては、系統数は「3」、1系統目の配管には、ガス名「計装N2」、材質「SUS304 BA A社 SG1」の部材、取付高さ「100mm」、配管サイズ「40A」、2系統目と間の配管ピッチ「100mm」が設定されており、2系統目の配管にはガス名「He」、材質「SUS316L BA A社 SG1」、取付高さ「200mm」の部材、配管サイズ「32A」、3系統目と間の配管ピッチ「100mm」が設定されており、3系統目の配管には、ガス名「PN2」、材質「SUS316L BA A社 シングル SG1」、取付高さ「200mm」、配管サイズ「15A」が設定されている。なお、SGは洗浄グレードを示す。
ユーザは、経路分岐作成コマンドの起動ボタンA16(図15)をマウスによりクリックする(ステップSe10)。続いてユーザは、既に作図済みの帯状配管のうち、経路分岐対象であり、交差している帯状配管を指定する情報を入力する(ステップSe20)。これは、例えば、図22に示すように、現在画面表示されている帯状配管の系統図において、矩形K3のように、経路分岐対象の交差する帯状配管を含むようマウスで範囲指定することにより行うことができる。
なお、ステップSe70においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSe70:YES)、経路分岐部作成処理を終了する。また、ステップSe80においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSe30からの処理を繰り返す。
図9に示す手順により経路分岐部を作成した後、ユーザは、経路分岐部変更コマンドの起動ボタンA17(図15)をマウスによりクリックする(ステップSf10)。続いてユーザは、既に作図済みの経路分岐部の中から修正対象となる経路分岐部を指定する情報を入力する(ステップSf20)。これは、例えば、図24に示すように、現在画面表示されている経路図において、矩形K4のように、修正対象の経路分岐部を含むようにマウスで範囲指定することにより行うことができる。
なお、ステップSf70においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSf70:YES)、経路分岐部変更処理を終了する。また、ステップSf80においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSf30からの処理を繰り返す。
ユーザは、部品類挿入コマンドの起動ボタンA18(図15)をマウスによりクリックする(ステップSg10)。続いてユーザは、既に作図済みの帯状配管上の部品類挿入位置を指定する情報を入力する(ステップSg20)。これは、例えば、現在画面表示されている帯状配管の経路図において、部品類挿入位置をマウスにより範囲指定することで行うことができる。
なお、ステップSg110においてキャンセルボタンがクリックされた場合は(ステップSg110:YES)、部品類挿入処理を終了する。また、ステップSg120においてOKボタンがクリックされない場合には、再び、ステップSg30からの処理を繰り返す。
ユーザは、配管施工工数予想コマンドの起動ボタンA19(図15)をマウスによりクリックする(ステップSh10)。続いてユーザは、配管施工工数予想を行う範囲を指定する情報を入力する(ステップSh20)。これは、例えば、現在画面表示されている帯状配管の配管図または系統図において、配管施工工数を予想したい範囲をマウスにより範囲指定することで行うことができる。
また、工数予想手段66は、経路分岐設定データ、部品類設定データ内に登録されている各部材の個数をカウントする。さらに、工数予想手段66は、経路分岐設定データ、部品類設定データ内に登録されている各部材の商品コードをキーにプロジェクトファイルから各部材の金額を読み出す。工数予想手段66は、配管についての合計金額及び配管以外の部材の合計金額を合算して、全体の施工金額を算出する(ステップSh30)。
ユーザは、拾い出力ツールの起動ボタンA20(図15)をマウスによりクリックする(ステップSi10)。拾い出力手段67は、拾い出力の条件設定画面を表示手段5に表示する。ユーザは、例えば、継手や弁類などの部材の集計を行うかの条件を条件設定画面に入力する。拾い出力手段67は、条件の入力を受けると、現在描画エリアA13に表示されている配管図または系統図に描画されている帯状配管、経路分岐、及び、部品類に対応して記憶手段4内に記憶されている帯状配管設定データ、経路分岐設定データ、部品類設定データを読み出す。そして、帯状配管設定データに含まれる配管の部材とその長さを抽出し、さらに、経路分岐設定データ及び部品類設定データに含まれる配管以外の部材を抽出するとともに、当該部材個数を集計する(ステップSi20)。このとき、継手、弁類の集計を行わない旨の条件が入力された場合には、その部材は除いて抽出する。拾い出力手段67は、これらの集計内容を拾い確認画面に表示する(ステップSi30)。ユーザは、拾い確認画面の内容をファイルに出力したい場合、当該画面中のファイル出力ボタンをクリックする(ステップSi40)。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
2…制御手段
3…入力手段
4…記憶手段
5…表示手段
6…作図手段
61…情報登録手段
62…帯状配管経路設定手段
63…経路分岐部作成手段
64…経路分岐部変更手段
65…部品類挿入手段
66…工数予想手段
67…拾い出力手段
Claims (11)
- 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置であって、
画像を表示する表示手段と、
配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段と、
帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段と、
前記表示手段に表示されている前記帯状配管のイメージデータの一部を含んで指定された、経路分岐対象の交差する帯状配管を含む領域の入力を受け、指定された前記領域内の交差する前記帯状配管に含まれる同じ用途の系統同士が交差部分で分岐すると判断し、分岐すると判断された各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、分岐すると判断された前記配管が、当該配管の系統に対応して入力された前記分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該経路分岐部のイメージデータ及びその描画位置と、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む経路分岐部作成手段と、
を備えることを特徴とする配管作図装置。 - 前記表示手段にイメージデータが表示されている経路分岐部の中から選択された、修正対象の経路分岐部と、当該経路分岐部における修正後の各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、前記修正対象の経路分岐部のイメージデータを、入力された前記修正後の分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータに変更して表示するよう前記表示手段に指示するとともに、前記修正対象の経路分岐部の系統図構成データを、前記経路分岐部の修正後のイメージデータ及びその描画位置と、修正後の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データにより更新する経路分岐部変更手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の配管作図装置。 - 前記表示手段にイメージデータが表示されている前記帯状配管の中から選択された、部品類挿入対象の帯状配管と、当該帯状配管における各系統の配管に挿入する部品類及びその挿入位置との情報の入力を受け、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に、当該系統に対応して入力された前記挿入位置に、当該系統に対応して入力された前記部品類を挿入した部品類挿入のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該部品類挿入のイメージデータ及びその描画位置と、前記部品類挿入対象の帯状配管における各系統の配管に挿入した部品類及びその挿入位置の情報とを含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む部品類挿入手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管作図装置。 - 前記記憶手段は、部材とその用途とを対応づけた部材データを記憶しており、
前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を前記記憶手段内の部材データから取得して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、
前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受け、
前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を前記記憶手段の部材データから読み出して前記表示手段に表示させ、表示させた部材の中から選択された部材の情報の入力を受ける、
ことを特徴とする請求項3に記載の配管作図装置。 - プロジェクトと、当該プロジェクトにおいて各用途に使用する配管、継手、及び、部品類の部材と、当該部材の優先度との情報の入力を受け、これらの入力された情報を含む部材データを生成して前記記憶手段に書き込む情報登録手段をさらに備え、
前記帯状配管経路設定手段は、入力された用途であり、かつ、配管に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させ、
前記経路分岐部作成手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途であり、かつ、継手に用いられる部材を、現在選択されているプロジェクトの前記部材データから読み出して優先度順に前記表示手段に表示させ、
前記部品類挿入手段は、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の配管と同じ用途の部品類の部材を、現在選択されているプロジェクトの部材データから読み出して前記表示手段に優先度順に表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の配管作図装置。 - 前記記憶手段は、さらに、各部材の施工工数算出に関する情報を記憶しており、
前記表示手段が表示している帯状配管、経路分岐部、あるいは、部品類のイメージデータのうち、施工工数算出対象となるイメージデータを指定する情報の入力を受け、当該指定されたイメージデータに対応した系統図構成データから部材及び当該部材の数量を取得するとともに、取得した部材の施工工数算出に関する情報を前記記憶手段から読み出し、各部材の数量及び施工工数算出に関する情報を用いて施工工数を算出する工数予想手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかの項に記載の配管作図装置。 - 系統図に含まれる系統図構成データを読み出し、当該系統図構成データから部材を抽出し、抽出した各部材の数量を取得して出力する拾い出力手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれかの項に記載の配管作図装置。 - 前記用途は、ガスの種類であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかの項記載の配管作図装置。
- 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられる配管作図方法であって、
前記配管作図装置は、
画像を表示する表示手段と、
配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段とを備えており、
前記配管作図装置の帯状配管経路設定手段が、
帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込み、
前記配管作図装置の経路分岐部作成手段が、前記表示手段に表示されている前記帯状配管のイメージデータの一部を含んで指定された、経路分岐対象の交差する帯状配管を含む領域の入力を受け、指定された前記領域内の交差する前記帯状配管に含まれる同じ用途の系統同士が交差部分で分岐すると判断し、分岐すると判断された各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、分岐すると判断された前記配管が、当該配管の系統に対応して入力された前記分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該経路分岐部のイメージデータ及びその描画位置と、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む、
ことを特徴とする配管作図方法。 - 同じ経路に並行して複数系統設置される配管からなる帯状配管を作図する配管作図装置に用いられるコンピュータを、
配管のイメージデータの描画位置と、当該配管の用途及び部材との情報を記憶する記憶手段、
帯状配管の系統数と、各系統の配管それぞれの用途及び部材と、描画位置との情報の入力を受け、前記系統数の配管からなる帯状配管のイメージデータを前記描画位置に表示するよう表示手段に指示するとともに、当該帯状配管のイメージデータ及びその描画位置と、当該帯状配管に含まれる各系統の配管の用途及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む帯状配管経路設定手段、
前記表示手段に表示されている前記帯状配管のイメージデータの一部を含んで指定された、経路分岐対象の交差する帯状配管を含む領域の入力を受け、指定された前記領域内の交差する前記帯状配管に含まれる同じ用途の系統同士が交差部分で分岐すると判断し、分岐すると判断された各系統の分岐形状及び部材との情報の入力を受け、分岐すると判断された前記配管が、当該配管の系統に対応して入力された前記分岐形状により分岐している経路分岐部のイメージデータを表示するよう前記表示手段に指示するとともに、当該経路分岐部のイメージデータ及びその描画位置と、前記経路分岐対象の帯状配管における各系統の分岐形状及び部材との情報を含む系統図構成データを前記記憶手段に書き込む経路分岐部作成手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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