JP2007316681A - 運転手順作成支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プラント運転で発生する各種の履歴データを保存するデータベースの検索情報に基づいて、ユーザとの協業でロジックを自動的に作成する、運転手順作成支援装置を実現する。
【解決手段】 プラントの運転情報を保持するデータベースにアクセスして履歴情報を検索するデータベース検索手段と、
検索された履歴情報に基づいて運転手順として登録する対象を自動的に決定し、運転手順作成指令を出力する運転手順作成支援手段と、
前記運転手順作成指令を取得して運転手順を作成する運転手順作成手段と、
を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラント運転支援装置上で動作する運転手順(以下、ロジック)の作成を支援する運転手順作成支援装置に関するものである。ロジックは、処理の単位である複数の部品及び部品間の配線で定義され、プラント運転支援装置は、部品を配線順にまたは複数部品を周期的に同時実行する。
プラントを安全かつ安定して運転させるには、プラント機器のアラーム発生や工程の状態遷移等に関してオペレータが常時監視する分散制御システムが使用されている。近年では、これに加えてプラント運転支援装置を導入することで、アラーム対応操作における熟練オペレータの技術やノウハウをコンピュータに置き換え、運転効率の改善及びオペレータの負荷軽減に貢献している。
プラント運転支援装置では、熟練オペレータのノウハウをロジックで記述する手法として、おもに非定常運転時向けのフローチャート形式と、定常監視運転向けのロジックチャート形式の2種類が存在する。
図12は、特許文献1に開示されている従来のプラント運転支援装置の構成例を示す機能ブロック図であり、プラント運転支援装置が分散型制御システム(以下、DCS)の上位装置として接続された形態を示している。
DCSの操作監視装置1は、制御バス2に接続されている。制御装置3は、制御バス2に接続されて操作監視装置1と通信すると共に、フィールドバス4を介してプラント5の機器51,52,53,…5nと通信し、これら機器の制御を実行する。
データ通信サーバ6は、制御バス2に接続され、制御装置3よりプロセスデータPDを取得してリアルタイムのイベントデータをイベント履歴データベース61に保存する。ヒストリカルデータベース62は、イベントデータを所定期間のトレンド情報に加工したヒストリカルデータを保存する。
操作監視装置1及びデータ通信サーバ6は、イーサネット(登録商標)で代表される汎用通信バス7に接続され、同じくこの汎用ネットワーク7に接続されたプラント運転支援装置8と通信する。
プラント運転支援装置8は、データ通信サーバ6のデータベース61からプロセスデータPDを取得し、処理結果を実行するための制御データCDを、データ通信サーバ6及び制御バス2を経由して制御装置3に出力する。
プラント運転支援装置8において、ビルダ機能を持つ運転手順作成手段81は、ユーザインターフェースを介して処理の単位である部品を選定してその機能を定義すると共に、部品間を配線接続したロジックをロジックシートに記述して保持する。
表示手段82は、運転手順作成手段81のビルダが使用する作業画面及び作成されたロジックを実行する際に表示される運転画面の表示を行う。実行手段83は、運転画面でオペレータにより確認されたロジックを実行する。
実行手段83からの制御データCDは、汎用通信バス7を介してデータ通信サーバ6に通知され、更に制御バス2を介して制御装置3に通知されて所定のロジックが実行される。
図示のプラント運転支援装置8では、表示手段82のマルチウィンドウ機能による運転画面84を表示している。この運転画面84は、シーケンスの全体を表示しているフローチャート形式画面84a、この画面に貼り付けられた定常監視ユニットU1及びこれをクリックして詳細表示されるロジックチャート形式画面84b及びシーケンスの進行状況を表示するメッセージ画面84cよりなる。
フローチャートと定常監視ユニットU1は、同一のロジックシートに記述することが可能であり、更に変数ユニットU2も記述できる。この変数ユニットU2でグローバル変数を定義することにより、フローチャートと定常監視ユニットU1のロジックチャート間でのデータのやり取りも可能である。
フローチャート形式では、工程の実行順序は、部品の配線順にしたがって1度だけ実行される。部品の実行にてエラーが発生すると、処理は途中で中断する。部品の処理が終わり、配線に「YES/NO」の制御信号が流れることで、配線先の次の部品を実行する。
ロジックチャート形式では、実行周期内で全ての部品が同時に動作し、処理が途中で中断されることはない。処理は配線順にしたがって動作するが、指定した実行周期毎に繰り返し動作する。部品間の配線には、「成立/不成立」の制御信号が流れ、次の部品を実行するかしないかを決める。
このような機能を有するプラント運転支援装置を使用するには、ユーザが導入したい処理工程に関して設計を行い、ロジックを1から作成する必要がある。図13は、パッケージ導入からプラント運転開始までの流れを示す遷移図である。
パッケージの導入ステップS1より、適用工程の選定ステップS2を経て、ロジックの設計ステップS3及びロジックの作成ステップS4に進む。本発明は、このステップS3及びS4での問題解決に関する。ステップS4でのロジックの作成が終了すると、ロジックのデバッグステプS5、シミュレータ運用ステップS6、プラント試運転運用ステップS7を経てプラント運転開始ステップS8となる。
ロジックの設計ステップS3では、次のような項目の少なくともいずれかの予備調査を実行する。
(1)熟練オペレータへのヒアリング
(2)過去のロジックによる運転履歴や過去に発生した障害対処マニュアル等のドキュメントの参照
(3)オペレータがオペレータコンソールにてプラントの機器を操作した操作履歴の参照
(4)プラントから取得されたイベント履歴の参照
(5)イベント履歴を所定期間保存したヒストリカルデータの参照
(6)コンサルタントによるブラッシュアップ
このような予備調査を経て、ロジックの作成ステップS4では、ロジックシートへの具体的な部品の配置、部品の機能定義内容の入力、部品間の配線が実行される。配置される部品は必要な処理機能(計算機能、DCS出力機能、タイマ機能、メッセージ出力機能等)別にアイコン化されてライブラリーに登録されているものから選定する。
図14は、ロジックシートの初期画面84dを示す。画面には、部品の配置も配線もない白紙状態である。ロジック作成には、この白紙状態から全てユーザが手入力で部品の配置とその定義及び部品間配線を記述する必要がある。
図15は、全ての記述が終了したロジックシート完成画面84dである。図16は、このロジックを使用してプラントを運転すると表示される、図12で説明した運転画面84である。84eは、メッセージ画面84cの項目をクリックしてポップアップ表示される確認メッセージ画面である。
特開2004−164150号公報
従来のロジック作成手法では、次のような問題がある。
(1)まずロジックを作成しなければ、運用できない。どうやってロジックを作成したらよいか、どの工程に対してロジックを導入したらよいか、講習会を受講したりコンサルティングを導入したりしなければ、的確なロジックの作成ができない。
(2)どのようにでもロジックを作成できる反面、作成したロジックが最適なものであるか、有識者でなければ判断できない。例えば、グローバル変数の使いすぎで煩雑になったり、無駄なくり返し処理でパフォーマンスが悪かったりする問題点を見抜くことができない。
(3)人間が頭で描くやりたいことをロジックにするには、操作に対する慣れと時間が必要である。
(4)熟練オペレータがロジックを作成する場合、全ての人がマウスやキーボードの操作に精通しているわけではない。部品をマウスでドラッグ&ドロップし、各端子に配線を行うには、それなりのマウスとキーボード操作を必要とする。実際に、熟練オペレータが指示を出し、若手オペレータがパソコンを操作する、といった二人三脚でロジックを作成する必要があり、多大の工数発生となる。
(5)ロジックを作成する際は、どんなに慣れた人でも、操作履歴やイベント履歴、ヒストリカルデータ等、蓄積されたデータベースを手動で検索し参照する必要がある。このため、ロジックの作成には、ノウハウのほかにデータベースを操作する能力が必要である。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、プラント運転で発生する各種の履歴データを保存するデータベースの検索情報に基づいて、ユーザとの協業でロジックを自動的に作成する、運転手順作成支援装置を実現することを目的としている。
ロジックの作成には、多かれ少なかれユーザの知恵が必要である。本発明では、ロジックの作成プロセスにおいてユーザに対する問い合わせのインターフェースを設け、作成されたロジックの妥当性を評価し、修正を反映する機能を導入して完成度を高める。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)プラントの運転情報を保持するデータベースにアクセスして履歴情報を検索するデータベース検索手段と、
検索された履歴情報に基づいて運転手順として登録する対象を自動的に決定し、運転手順作成指令を出力する運転手順作成支援手段と、
前記運転手順作成指令を取得して運転手順を作成する運転手順作成手段と、
を備えることを特徴とする運転手順作成支援装置。
(2)前記データベース検索手段は、
オペレータによるプラントの操作履歴を保存したデータベース、
プラント運転支援装置による運転履歴を保存したデータベース、
プラントの機器より取得されるイベント履歴を保存したデータベース、
イベント履歴データを所定期間保存したヒストリカルデータベース、
の少なくともいずれかにアクセスすることを特徴とする(1)に記載の運転手順作成支援装置。
(3)前記運転手順作成支援手段は、運転手順の処理単位である部品を選定し、部品名、この部品の定義情報、部品間の配線情報を、運転手順作成指令として前記運転手順作成手段に出力することを特徴とする(1)または(2)に記載の運転手順作成支援装置。
(4)前記運転手順作成支援手段は、前記運転手順作成手段により作成された運転手順情報を取得し、これをユーザインターフェースに渡し、妥当性について問い合わせることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
(5)前記運転手順作成支援手段は、前記ユーザインターフェースを介して、作成された運転手順情報に対する妥当性評価情報を取得し、前記運転手順作成手段に渡す運転手順作成指令に反映させることを特徴とする(4)に記載の運転手順作成支援装置。
(6)前記運転手順は、フローチャートまたはロジックチャートの少なくともいずれかであることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
(7)前記運転手順作成支援手段及び前記運転手順作成手段は、同一コンピュータ内に実装されていることを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
(1)イベント履歴、操作履歴を保存するデータベース検索結果を参照することで、ロジックの自動作成ができるので、従来のように全てが人間の判断で手動作成する手法に比較して、ロジック作成の効率を大幅に向上させることができる。
(2)ロジックの自動作成のプロセスでは、常にユーザの介入によるロジックの妥当性について問い合わせるインターフェースを採用することで、小さな処理部品毎にロジックが作成される。この小さな処理部品を組み合わせることで作成されたロジックは、ユーザの当初の想定に近い完成度を期待することができる。
(3)ロジックの作成時には、ユーザの手動介入による作成も行われるが、ユーザが作成に必要な情報(過去のロジックによる運転履歴、ヒストリカルデータベースからのトレンド表示等)を参照できる機能を組み込むことで、ユーザのロジック作成効率を更に向上させ、ロジックの完成度を高めることができる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、本発明を適用した運転手順作成支援装置の一実施形態を示す機能ブロック図であり、DCSの上位装置として接続された形態を示している。図12で説明した従来装置と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図1において、DCSの制御装置3と通信する操作監視装置1には、オペレータがオペレータコンソールからプラントを操作した履歴を保存する操作履歴データベース11及びプラント運転支援装置8で過去に作成されたロジックによりプラントを運転した履歴を保存する運転履歴データベース12が配置されている。
本発明を適用した運転手順作成支援装置100は、汎用通信バス7に接続され、操作監視装置1、データ通信サーバ6、プラント運転支援装置8と通信する。この実施形態では、運転手順作成支援装置100は、ロジックの作成手段として、既存の資源であるプラント運転支援装置8の運転手順作成手段81と通信してその機能を利用している。
運転手順作成支援装置100において、データベース検索手段101は、運転手順作成支援手段102からの検索要求を受けて、
(1)オペレータによるプラントの操作履歴を保存したデータベース11、
(2)プラント運転支援装置による運転履歴を保存したデータベース12、
(3)プラントの機器より取得されるイベント履歴を保存したデータベース61、
(4)イベント履歴データを所定期間保存したヒストリカルデータベース62、
の少なくともいずれかにアクセスして履歴情報を収集する。
運転手順作成支援手段102は、データベース検索手段101で検索されて収集された履歴情報に基づいてロジックとして登録する対象を自動的に決定し、運転手順作成手段81にロジック作成指令を出力する。
運転手順作成手段81は、ロジック作成指令を運転手順作成支援手段102より取得し、指令内容を解釈してロジックシートに選定された部品を配置し、定義内容を設定し、部品間の配線を自動で行う。運転手順作成支援手段102は、運転手順作成手段81で作成されたロジック情報を取得する。
運転手順作成支援手段102は、取得したロジック情報をユーザインターフェース103に渡し、妥当性を問い合わせる。ユーザインターフェース103は、渡されたロジック情報を運転手順表示画面103aに表示し、ユーザ200による妥当性評価を実行し、評価結果による修正情報を運転手順作成支援手段102に返す。
運転手順作成支援手段102は、ユーザインターフェース103から返された妥当性評価情報を取得し、運転手順作成手段81に渡す運転手順作成指令に反映させ、ロジックシートを修正し、これを運転手順作成支援手段102に返す。ユーザの妥当性評価でOKとなるまでこのルーチンを繰り返して、ブラッシュアップを実行する。
運転手順作成支援手段102の基本機能は、作成判定手段102a、部品決定手段102b、部品定義手段102c、配線手段102dである。
ロジック作成支援のはじめのステップは、ユーザが参照開始日時を指定し、運転手順作成支援手段102の検索要求によりデータベース検索手段101が操作履歴データベース11、イベント履歴データベース61にアクセスして収集した履歴情報を参照して、発生したイベント及び操作内容を1件1件検知する。
作成判定手段102aは、検知した履歴情報をインタプリタ形式で1件ずつ解釈し、所定の判定基準に基づいてロジックとして登録する対象を自動的に決定する。部品選定手段102bは、予め構築されている部品ライブラリーを参照して処理の単位である部品を選定する。
部品定義手段102cは、検索された履歴情報から部品の機能を特定する定義情報を抽出する。配線手段102dは、複数部品の実行シーケンスを特定する部品間の配線情報を決定する。
運転手順作成支援手段102は、参照される履歴情報から検知した一つのイベントに対応する部品情報を運転手順作成手段81にロジック作成指令として渡し、ロジックシートに自動貼り付けする。この結果を取得して、ユーザに問い合わせを行う。
ロジックの作成支援では、一度に全ロジックが作成されるのではなく、一つの検知したイベントに関して、ロジックシート上に自動で適当な部品を配置し、適切な定義を行い、他の部品と配線をした上で、ユーザの問い合わせを経て、ロジックの妥当性についてユーザの許可を得ることで、一つの処理パーツを完成させる。
ロジックの作成は、処理パーツの組み合わせでロジック全体が作られていく。ロジックの作成は、いつでもユーザの追加処理の介入を得るべく、ユーザの知恵(ロジックの手動作成)を常に盛り込みつつ小さなパーツ毎に進んでいく。従って、ロジック作成は完全自動ではなく、ユーザ問い合わせ形式による半自動作成の形態となる。
運転手順作成支援手段102は、ユーザの妥当性評価のプロセスで、ユーザが手動で作成して追加するロジックに関しても、より作成しやすいように、ヒストリカルデータベース62と接続してデータのトレンドを表示したり、運転履歴データベース12と接続して過去に作成したロジックによる運転履歴を参照したり、ユーザに対して必要な情報を提供する機能を備えている。
図2は、本発明の他の実施形態を示す機能ブロック図である。図1の構成との相違点は、運転手順作成支援装置100内に運転手順作成手段104を設け、外部の資源81を利用しない構成を特徴とする。
運転手順作成手段104において作成を完了したロジックシートのファイルは、運転手順ファイル保持手段105に保持され、出力手段106を介してプラント運転支援装置8の運転手順作成手段81にダウンロードされ、登録される。
図3は、本発明を適用した場合のパッケージ導入からプラント運転開始までの流れを示す遷移図である。図13で説明した従来の遷移との相違点は、ロジックの設計ステップS3´及びロジックの作成ステップステップS4´である。このステップでロジックの自動作成とユーザの知恵の協業が実行される。
以下、本発明によるロジック作成の手順の一例を、図4乃至図11により説明する。
この例では、HI(上限値アラーム)が発生した場合に、オペレータがリカバーさせるまでの操作を反映したロジックを作成する。
図4は、イベント履歴表示画面である。運転手順作成支援装置100がイベント履歴データベース61を参照し、アラーム発生を検索した結果が表示されている。この例では、時刻14:40:09に対象タグF021PID01がPV値のHIアラーム発生を検知した状態を示す。
図5は、第1段階のロジックシート表示画面である。運転手順作成支援手段101が運転手順作成手段81に対して、ロジック内にAND判定部品B1を配置し、イベント履歴を参考にタグ名や発生アラームのステータスの定義情報を自動入力する。
図6は、操作履歴表示画面である。運転手順作成支援手段101が操作履歴データベース11を参照し、アラーム発生時刻以降の操作履歴を参照し、対象タグに関する操作を検索する。表示している操作履歴は、
(1)#「14:41:08 HIS0149のオペコンでENGUSERというオペレータがF021PID01タグに対してMODEをAUTからMANに変更を検知!」
(2)#「14:41:30 HIS0149のオペコンでENGUSERというオペレータがF021PID01タグに対してMV(出力値)を50%に変更を検知!」
である。
図7は、第2段階のロジックシート表示画面である。運転手順作成支援手段101が運転手順作成手段81に対して、ロジック内に出力部品を配置し、操作履歴を参考にタグ名と変更するステータスや設定値を自動入力する。B2及びB3は、追加された出力部品である。
図8は、第3段階のロジックシート表示画面である。イベント履歴と操作履歴を参照する限り、対象タグについて他に行った操作はないので、運転手順作成支援手段101は運転手順作成手段81に対して、AND判定部品B1と出力部品B2,B3をW1及びW2で配線する指令を出す。
図9は、ユーザへの問い合わせ画面である。運転手順作成支援手段101は、ユーザインターフェース103を介して、ユーザに追加処理はないか、または、本ロジック自体必要か、を問い合わせる。
図10は、トレンド表示画面である。ユーザは、必要に応じて対象タグのトレンドを参考情報として表示するように運転手順作成支援手段101に要求できる。運転手順作成支援手段101はデータベース検索手段101に指令してヒストリカルデータベース62にアクセスし、対象タグのトレンド情報を取得し、ロジックシート上に表示させる。
図11は、第4段階のロジックシート表示画面である。ユーザは、自動作成された図4のロジックを評価し、運転手順作成支援手段101に対して、上昇検知部品B4を配置して配線W3により配線W1に結合するロジックを追加した例である。
ユーザによるこの追加ロジックにより、HIアラームが発生する前にプロセスデータの上昇を検知するロジックに修正することが可能である。このように、ユーザは、必要に応じて必要なタイミングで、手動で部品の配置と定義、配線を行うことができる。
ここまでのロジック作成工程が終了すると、図4のイベント履歴参照に戻って次の時間帯のイベントを参照し、以下ユーザの妥当性評価でOKとなるまでこの処理を繰り返す。
以上、ロジックを新規作成する実施形態を説明したが、本発明は、既存のプラント運転支援装置で稼働中のロジックを改良する場合にも適用することができる。既存のロジックを運転した場合は、運転の履歴情報が運転履歴データベース12に保存されている。
この運転履歴と、操作履歴データベース11に保存されているオペレータコンソールからのオペレータの操作履歴とを比較参照することで、例えば、既存のロジックで運転しているにもかかわらずオペレータからの手動操作が発生している場合は、その工程についてさらにロジック改良の余地を残していることがわかり、ロジック修正への対応ができる。
図1、図2の実施形態では、フローチャート形式のロジック作成に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はフローチャート形式以外に、ロジックチャート形式のロジックの自動作成にも応用することができる。
フローチャート形式は工程の実行順序が部品の配線順にしたがって一度実行される。ロジックチャート形式は1周期内で全ての部品が実行され、実行周期に従って繰り返し実行される。前者は処理を配線順にひとつずつ実行するロジックを作成するのに適し、後者は主にタグなどの瞬時値の動向を監視するために用いられる。
例えば、HIアラームが発生したタグに対してヒストリカルデータベース62を参照し、上昇傾向が確認されれば、「上昇検知監視ロジック」に対象タグを自動で登録するという処理を運転手順作成支援装置100が行うならば、ロジックチャート形式ロジックの自動作成にも適用できる。
尚、ここで言う「上昇検知監視ロジック」は、プラント運転支援装置があらかじめ提供しているテンプレート(ユニット)の一つであり、「上昇検知監視ロジック」ユニットをロジックシート上に貼り付け、対象タグを登録すれば、上昇を検知してくれる機能である。
この外に、ロジックシート上に貼り付けられるユニットとしては変数ユニットがあり、ここでフローチャート形式ロジックとロジックチャート形式ロジック間で共通に使用するグローバル変数を定義することで、両形式ロジック間のデータ授受ができる。
図1に示した、プラント運転支援装置8の運転手順表示画面84では、部品B1乃至B4を配線で接続したフローチャート形式のロジックシート上に、ロジックチャート形式で記述される定常監視ユニットU1、変数ユニットU2、図10で説明したトレンドグラフを表示するトレンドユニットU3、が貼り付け表示されている。
運転手順作成手段は、図1の実施形態ではプラント運転支援手段8が備える外部の既存資源(運転手順作成手段81)を利用する形態、図2の実施形態では運転手順作成支援手段102と同一コンピュー内に実装する形態を示したが、汎用通信バス7に接続された独立コンピュータ内に実装させる実施形態も可能である。
データベース検索手段101が履歴情報を検索する各種データベースの配置場所は、実施形態に限定されるものではなく、汎用通信バス7を介して通信可能な外部コンピュータにデータベースサーバとしてまとめて構築することもできる。
本発明を適用した運転手順作成支援装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明を適用した場合のパッケージ導入からプラント運転開始までの流れを示す遷移図である。 イベント履歴表示画面である。 第1段階のロジックシート表示画面である。 操作履歴表示画面である。 第2段階のロジックシート表示画面である。 第3段階のロジックシート表示画面である。 ユーザ問い合わせ画面である。 トレンド表示画面である。 第4段階のロジックシート表示画面である。 特許文献1に開示されている従来のプラント運転支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 従来のパッケージ導入からプラント運転開始までの流れを示す遷移図である。 従来のロジックシートの初期画面である。 全ての記述が終了したロジックシートの完成画面である。 ロジックを使用してプラントを運転すると表示される運転画面である。
符号の説明
1 操作監視装置
11 操作履歴データベース
12 運転履歴データベース
2 制御バス
3 制御装置
4 フィールドバス
5 プラント
51,52,…5n 機器
6 データ通信サーバ
61 イベント履歴データベース
62 ヒストリカルデータベース
7 汎用通信バス
8 プラント運転支援装置
81 運転手順作成手段
82 表示手段
83 実行手段
84 運転手順表示画面
100 運転手順作成支援装置
101 データベース検索手段
102 運転手順作成支援手段
102a 作成判定手段
102b 部品選定手段
102c 部品定義手段
102d 配線手段
103 ユーザインターフェース
103a 運転手順表示画面
200 ユーザ

Claims (7)

  1. プラントの運転情報を保持するデータベースにアクセスして履歴情報を検索するデータベース検索手段と、
    検索された履歴情報に基づいて運転手順として登録する対象を自動的に決定し、運転手順作成指令を出力する運転手順作成支援手段と、
    前記運転手順作成指令を取得して運転手順を作成する運転手順作成手段と、
    を備えることを特徴とする運転手順作成支援装置。
  2. 前記データベース検索手段は、
    オペレータによるプラントの操作履歴を保存したデータベース、
    プラント運転支援装置による運転履歴を保存したデータベース、
    プラントの機器より取得されるイベント履歴を保存したデータベース、
    イベント履歴データを所定期間保存したヒストリカルデータベース、
    の少なくともいずれかにアクセスすることを特徴とする請求項1に記載の運転手順作成支援装置。
  3. 前記運転手順作成支援手段は、運転手順の処理単位である部品を選定し、部品名、この部品の定義情報、部品間の配線情報を運転手順作成指令として前記運転手順作成手段に出力することを特徴とする請求項1または2に記載の運転手順作成支援装置。
  4. 前記運転手順作成支援手段は、前記運転手順作成手段により作成された運転手順情報を取得し、これをユーザインターフェースに渡し、妥当性について問い合わせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
  5. 前記運転手順作成支援手段は、前記ユーザインターフェースを介して、作成された運転手順情報に対する妥当性評価情報を取得し、前記運転手順作成手段に渡す運転手順作成指令に反映させることを特徴とする請求項4に記載の運転手順作成支援装置。
  6. 前記運転手順は、フローチャートまたはロジックチャートの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
  7. 前記運転手順作成支援手段及び前記運転手順作成手段は、同一コンピュータ内に実装されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の運転手順作成支援装置。
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