JP2018206277A - 支持構造物の強度評価方法及び強度評価プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
評価対象の支持構造物の基本情報を入力するための入力画面を表示部の画面に表示する準備ステップと、
表示部の画面に、評価対象の支持構造物の構成部品を選択可能に表示する部品選択ステップと、
前記準備ステップと前記部品選択ステップにおいて入力または選択された情報に基づいて、相当する部品のイラスト画像データを記憶部より読み出して、前記表示部の画面に、評価対象の支持構造物の装柱図を表示する装柱図表示ステップと、
前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図の情報に基づいて各部の強度を算出する強度計算ステップと、
算出された強度および記憶部に予め記憶されている判定基準となる値に基づいて、算出された強度が許容値以内か否か判定し、判定結果を出力する判定ステップと、を含むようにした。
上記方法によれば、使用可能な部品の種類がイラストで表示されるため、部品のイラストを見ながら直感的に選択することができ、効率良く作業を進めることができる。また、各部品の強度の計算が自動的に実行されるため、短時間に評価対象の構造物の強度の判定結果を知ることができる。
また、前記部品選択ステップによって選択された前記構成部品に関する情報を入力させる入力画面を表示部に表示する部品情報入力ステップを備えるようにしてもよい。これにより、より精度の高い強度判定結果を得ることができる。
前記強度計算ステップにおいては、前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図を構成する前記構成部品のイラスト画像に対応する荷重情報および結合位置情報を読み出して強度計算を行うようにする。
支持構造物の使用可能な構成部品を特定するための分類が階層的に構成されたリストの全階層を同時に表示するようにする。
かかる方法によれば、使用可能な構成部品を特定するための分類が階層的に構成されたリストの全階層が表示されるため、絞込み検索が行えるとともに、最後まで絞り込みをすることなくどの段階でも候補が表示されるため、検索に要する時間を短縮することができる。
前記強度計算ステップにおいては、前記表示部の画面に表示されている変更後の構造物の装柱図を構成する前記構成部品のイラスト画像に対応する荷重情報および結合位置情報に基づいて強度計算を行うようにする。
表示部および記憶部を備えたコンピュータに搭載され、前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図に基づいて各部の強度を算出して判定し、結果を出力可能な支持構造物の強度評価プログラムにおいて、
評価対象の支持構造物の基本情報を入力するための入力画面を表示部の画面に表示する準備機能と、
表示部の画面に、評価対象の支持構造物の構成部品を選択可能に表示する部品選択機能と、
前記準備ステップと前記部品選択ステップにおいて入力または選択された情報に基づいて、相当する部品のイラスト画像データを記憶部より読み出して、前記表示部の画面に、評価対象の支持構造物の装柱図を表示する装柱図表示機能と、
前記装柱図表示機能により前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図における各部品のイラスト画像に対する操作を検知して当該イラスト部品の寸法または配置に関する情報を変更する部品情報変更機能と、
前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図の情報に基づいて各部の強度を算出する強度計算機能と、
算出された強度および記憶部に予め記憶されている判定基準となる値に基づいて、算出された強度が許容値以内か否か判定し、判定結果を出力する判定機能と、を備えるようにした。
先ず、本発明の実施形態に係る電車線支持構造物の評価方法の対象である電車線支持構造物について、図1を用いて簡単に説明する。なお、電車線支持構造物には敷設する架線の本数や地形等に応じて多種多様な形態が存在するが、部品の種類の紹介を兼ねて図1には比較的多くの部品で構成される電車線支持構造物の例が示されている。また、図1は各部品の形状を概略的に示したもので、実際の形状とは相違する。
上記強度評価プログラムが起動されると、タブレット型端末の表示部に、新規作成を指示する入力ボタンと過去の検討履歴の一覧を示す初期画面が表示され(ステップS1)、新規作成ボタンにタッチすると、1層1径間や1層2径間、1層3径間など装柱の種類を示す複数のひな形図形(装柱の概略イメージ図)のリストが表示されるので、オペレータはその中から今回の評価対象となる電車線支持構造物の装柱を選択する(ステップS2)。
続いて選択ボタンB3にタッチしてビームを選択すると、ビームの種類を検索するための画面が表示される。この画面には、「単鋼管」、「鋼管平面トラス」、「鋼管カゴ」などビームの種類を示すリストや、ビームの形状・大きさ(直径*厚み)を示すリスト、ビームの幅を示すリストを有する画面が表示される。
また、基礎の選択に際しては、「平地」、「盛土(左)」、「盛土(右)」のような地形条件を付加できるようになっている。図9には、一例として「盛土(左)」が選択された場合のイメージが示されている。
これにより、上位のテーブルによる選択から下位のテーブルの選択へ順次処理を進めることで、最終的に荷重情報等の属性データに紐付けられた部品図形データにたどり着き、該部品図形データに基づいて画面のイラストに当該部品の図形および属性データを表示させることができるようになっている。
また、各部品の実図形に紐付けられて、部品の種類、荷重や強度、荷重のかかる位置などの情報が記憶されているため、図11に示すように、装柱図において表示されている各部品の近傍に、部品の種類や径間(軌道方向に隣接する電柱との距離)、軌道の曲率半径、ゲージGの値などが付記されて表示される。そのため、荷重表を表示させなくても、各部品に付記表示されている数値を読み取ることで、正しい入力が行なわれたか否か等を容易に判断することができる。
図12(A)の荷重表自動作成処理が開始されると、先ずメモリ内に格納されているテンプレート等を利用して荷重表のフォーマットを作成する(ステップS21)。続いて、ステップS5〜S10の処理で作成された装柱図の情報および設備データベース内から装柱図上の各部品に関する概略情報(部品名等)を読み出して、荷重表の対応する欄に書き込む(ステップS22)。
なお、図12(A)の荷重表自動作成処理は、ステップS11で、作業メニューボタンにより「荷重表修正」が選択された際に移行するステップS19でも実行されるもので、荷重表自動作成処理では、ステップS23の後に、数値修正入力があったか否か判定し(ステップS24)、数値修正入力があった場合には、荷重表の修正に係る数値の変更を実行する(ステップS25)。その後、作成した荷重表のデータをメモリに格納して(ステップS26)、処理を終了する。
なお、図12(A),(B)に示す荷重表自動作成処理およびラーメン構造計算処理は、バックグラウンドジョブとして実行され、経過や結果が画面上に表示されることはない。
図13の強度計算および強度判定処理が開始されると、先ず上記荷重表自動作成処理で作成されメモリ内に格納されている荷重表から必要な部品の数値データを取得する(ステップS31)。続いて、上記ラーメン構造計算処理のステップS28で計算されメモリ内に格納されているラーメン構造計算結果を取得する(ステップS32)。
図15には、図3のステップS11で電線情報編集が選択されてステップS17へ移行した際に表示される画面例が示されている。図15に示すように、電線情報編集では、電線屈曲の有無を指定したり、径間(起点方および終点方)の距離や曲線の半径の値を編集することができるようになっている。
なお、図18の応力図確認画面には、風の大きさや向き等荷重条件を指定するための指定ボタンB11〜B17が設けられている。指定ボタンB11〜B17の甲種、乙種、丙種は、法令で定められている風の大きさや気温等の環境条件を表わしている。
さらに、上記実施形態では、本発明を電車線支持構造物の強度評価に適用した場合を説明したが、本発明は電車線支持構造物の強度評価に限定されず例えば送電設備や変電所設備など、複数の部品を組み合わせることで構成される構造物の強度評価一般に利用することができる。
11A,11B 電柱
12 ビーム
13 下束
14 吊架線
15A,15B トロリー線
16 可動ブラケット
17 振止金具
18 き電線
19A,19B やぐら
Claims (5)
- 評価対象の支持構造物の基本情報を入力するための入力画面を表示部の画面に表示する準備ステップと、
表示部の画面に、評価対象の支持構造物の構成部品を選択可能に表示する部品選択ステップと、
前記準備ステップと前記部品選択ステップにおいて入力または選択された情報に基づいて、相当する部品のイラスト画像データを記憶部より読み出して、前記表示部の画面に、評価対象の支持構造物の装柱図を表示する装柱図表示ステップと、
前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図の情報に基づいて各部の強度を算出する強度計算ステップと、
算出された強度および記憶部に予め記憶されている判定基準となる値に基づいて、算出された強度が許容値以内か否か判定し、判定結果を出力する判定ステップと、
を含むことを特徴とする支持構造物の強度評価方法。 - 前記記憶部には、予め前記構成部品のイラスト画像データおよび各イラスト画像データに対応して荷重情報および各部品の結合位置情報が記憶されており、
前記強度計算ステップにおいては、前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図を構成する前記構成部品のイラスト画像に対応する荷重情報および結合位置情報を読み出して強度計算を行うことを特徴とする請求項1に記載の支持構造物の強度評価方法。 - 前記部品選択ステップにおいては、
支持構造物の使用可能な構成部品を特定するための分類が階層的に構成されたリストの全階層を同時に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の支持構造物の強度評価方法。 - 前記装柱図表示ステップにより前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図における各部品のイラスト画像に対する操作を検知して当該イラスト部品の寸法または配置に関する情報を変更する部品情報変更ステップをさらに含み、
前記強度計算ステップにおいては、前記表示部の画面に表示されている変更後の構造物の装柱図を構成する前記構成部品のイラスト画像に対応する荷重情報および結合位置情報に基づいて強度計算を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の支持構造物の強度評価方法。 - 表示部および記憶部を備えたコンピュータに搭載され、前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図に基づいて各部の強度を算出して判定し、結果を出力可能な支持構造物の強度評価プログラムであって、
評価対象の支持構造物の基本情報を入力するための入力画面を表示部の画面に表示する準備機能と、
表示部の画面に、評価対象の支持構造物の構成部品を選択可能に表示する部品選択機能と、
前記準備ステップと前記部品選択ステップにおいて入力または選択された情報に基づいて、相当する部品のイラスト画像データを記憶部より読み出して、前記表示部の画面に、評価対象の支持構造物の装柱図を表示する装柱図表示機能と、
前記装柱図表示機能により前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図における各部品のイラスト画像に対する操作を検知して当該イラスト部品の寸法または配置に関する情報を変更する部品情報変更機能と、
前記表示部の画面に表示されている構造物の装柱図の情報に基づいて各部の強度を算出する強度計算機能と、
算出された強度および記憶部に予め記憶されている判定基準となる値に基づいて、算出された強度が許容値以内か否か判定し、判定結果を出力する判定機能と、
を備えることを特徴とする支持構造物の強度評価プログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110826126A (zh) * | 2019-10-24 | 2020-02-21 | 北京道亨时代科技有限公司 | 一种窄基铁塔基础制造方法 |
CN114278383A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 北京住总集团有限责任公司 | 一种暗挖区段支护结构的拆除方法及监测系统 |
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JP2000348078A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-15 | Takumi Tanaka | 鉄骨構造物自動作図システム |
JP2005256345A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Taisei Corp | 構造計画支援システムおよびプログラム |
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US20130132039A1 (en) * | 2011-11-21 | 2013-05-23 | Fluor Technologies Corporation | Model Population |
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2017
- 2017-06-09 JP JP2017113999A patent/JP6993112B2/ja active Active
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