JP3143004B2 - 設計作業管理支援装置 - Google Patents

設計作業管理支援装置

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JP3143004B2
JP3143004B2 JP05286890A JP28689093A JP3143004B2 JP 3143004 B2 JP3143004 B2 JP 3143004B2 JP 05286890 A JP05286890 A JP 05286890A JP 28689093 A JP28689093 A JP 28689093A JP 3143004 B2 JP3143004 B2 JP 3143004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設計業務の監視および
作業誘導を行うための装置に係り、特に、複数の設計者
又は、セクションが同時分散処理する場合の作業誘導を
行うのに好適なエンジニアリング業務監視作業誘導支援
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製品の設計は、通常、複数セクションの
各設計者が設計作業を分担して行っている。以下に、計
算機支援装置(CAD装置)を用いてプラント等の設計
を行う場合を例に、複数の設計者が分担して設計する手
法について説明する。
【0003】プラントの設計は、設計の条件を決定する
上流側設計と、これを受けてその条件に見合った設計を
行う下流側設計に大別される。
【0004】上流側設計から下流側設計に至る一連の作
業は、各々の分担と手順が予め決められており、例え
ば、配管を例にとると、配管のルート計画→配管の応力
解析→配管の施工設計という手順で進められる。そし
て、これらの設計に変更が発生した場合は、各担当者間
において調整が行われ、レイアウト計画の見直し、上流
側設計の変更内容の下流側設計への反映、下流側設計の
変更内容の上流側設計へのフィードバック等が実施され
る。
【0005】その際、変更発生に伴う設計部署間でのマ
スタースケジュールに対する影響はマスタ工程表(タイ
ムスケジュール)に完全に反映されにくく、当初工程の
ままとなっている場合がある。
【0006】さらに、複数セクションの各設計によって
発生する物量(設計データ量,数)は膨大な量となる。
この為、物量低減等の合理化の観点から、各設計元は設
計作業を進行させながら、各実績物量について定期的に
物量リストを出力し、発生物量について把握している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】プラントの設計は、様
々な分野の複数の設計者が、互いに調整をしながら変更
をくり返し、徐々にその設計精度を高めていくという特
徴を持っている。このような設計環境の中では、以下の
ような事象が多く発生する。
【0008】1.ある1つの製品(例えば配管)のレイ
アウトの変更でも、レイアウト全体のまとまりに影響を
与える為、その他の関連製品(例えば空調ダクト,ケー
ブルトレイ等)もそれに対応して変更しなくてはいけな
い場合がある。
【0009】2.レイアウト形状の変更が発生した場
合、そのレイアウト形状を条件として既に設計に着手し
ていた配管応力解析等の下流側設計に後戻りが発生す
る。
【0010】このような結果、各設計者は変更の都度、
その内容を関連部署に文書で連絡し合い、その対応管理
に多大な時間を要している。特に配管においては、関連
する部署及び図書類が多く影響範囲を広く把握すること
が困難で、変更内容の提示が漏れたり遅れたりする場合
があり、それによって下流側設計の後戻りが増大すると
いった問題がある。
【0011】3.基本的に上流側の設計変更による物量
の変化(増減)について各設計元が自動的に認識できる
ようにし、各設計者が変更要因に対する物量変更内容を
端末(画面上)で確認できることが望ましい。
【0012】又、初期(計画時期)に設定された目標物
量と、現在発生している物量との予実算管理をタイムリ
ーに把握できることが望ましい。さらに、今後、発生す
る物量について予測し、把握しうることが望ましい。
【0013】4.設計変更発生に伴う設計,据付工程
(マスタースケジュール)に対してその変更に伴う反映
(スケジュール調整,変更他)をより的確にかつスムー
ズに行えることが望ましい。
【0014】なお、特開平4−367049号公報に
は、通信回線で接続された複数の情報処理装置からなる
システムにおいて、各情報処理装置における設計変更を
1台の情報処理装置(管理元)で管理する技術を開示し
ている。管理元から変更通知を受け取った情報処理装置
では、ユーザがその影響の有無を判断している。しか
し、この従来技術では、受け取った変更通知についてす
べてユーザがその影響の有無を判断しなければならない
ため、ユーザの負担が大きいという問題がある。また、
必ずしも必要のない変更通知までが通信回線上で転送さ
れるという問題もある。
【0015】設計工程を分散処理するものではないが、
本発明に一部関係する公知の技術として次のようなもの
が挙げられる。
【0016】特開昭62−14266号公報には、変更
前後の工事設計図面の色情報に違いに基づいて変更要素
を抽出するとともに、抹消要素、増設要素の属性情報か
ら工事予算見積りを自動出力する技術が開示されてい
る。
【0017】特開昭62−267874号公報は、配管
等のレイアウトを行う設計支援装置において、指定され
たレイアウト対象物と相互に(物理的に)影響しあって
レイアウトされている他のレイアウト対象物を求める技
術を開示している。また、米国特許第4,885,69
4号公報は、ビル制御システムの設計に関し、変更図面
の自動生成、システム設計コストの見積り生成等の技術
について開示している。しかし、いずれも、分散設計の
上流側と下流側との間の設計変更による影響に対する対
策について開示するものではない。
【0018】本発明の目的は、分散設計環境において、
上記の問題を解決し、設計データの管理、設計上流から
下流迄の業務を円滑にする為の設計作業支援方法および
装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による設計作業管理支援装置は、複数の設計
支援装置により上流から下流までの設計全工程の各部を
複数の設計者が分担して、並行分散処理を行う際に、設
計作業の管理および支援を行う装置であって、設計対象
と、その変更によって影響を受ける他の設計対象とを設
計変更影響管理データとして予め記憶しておき、ある設
計支援装置において設計変更があったとき、前記設計変
更影響管理データを参照して影響のある設計対象を検出
し、該検出された設計対象の設計を分担する設計支援装
置に対して、当該設計変更の内容が自動的に通知される
ことを特徴とする。この通知は、例えば、前記複数の設
計支援装置が共にアクセスすることができる共有メモリ
を介して行われる。
【0020】また、前記複数の設計支援装置の少なくと
も1台の設計支援装置において、前記設計変更に伴い、
各設計対象物の物量管理データ、見積りデータ、設計進
捗管理データ、設計遅延フォローアップデータの少なく
とも1つを表示装置上に表示することができる。
【0021】
【作用】本発明の装置においては、個々の設計対象と、
該設計対象の設計変更により影響を受ける設計対象との
対応関係を予め定めた設計変更影響関係管理データを予
め記憶しておくようにしたので、ある設計対象の変更時
にその変更が他のどの設計対象にどのような影響を及ぼ
すかが直ちに認識される。この影響の内容は、共有メモ
リを介して影響の及ぶ設計対象に係る設計支援装置に通
知される。したがって、複数の設計者が相互に変更の内
容,影響の度合い、及びそれによって発生する作業内容
を確認し合うことができるので、無駄作業を最小限にす
ることができる。
【0022】また、現状の設計進行状態に対して、マス
ター工程データ(マスタースケジュールファイル)を参
照することにより、予定スケジュールに対する実績、即
ち、進捗状況を認識し、管理コントロールすることがで
きる。それにより、各設計対象の設計遅延等を把握し、
例えば設計推進のアラームを設計対象に対して発生させ
ることにより業務を推進することができる。
【0023】以上により、各設計作業間のデータの整合
性が保持され、円滑なる作業誘導ができ、設計不良の発
生を防止することができると共に、設計効率及び設計の
信頼性を向上させることができる。
【0024】さらに、各設計元、設計対象別に発生して
いる物量につき、計画された予定物量データと比較した
場合の実績物量を表示し、設計残務作業量を認識した今
後の物量発生予想(推移)値について逐次、各設計者に
提供することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例であるプラン
トの設計支援システムを図面により詳細に説明する。
【0026】本実施例の構成を説明する前に、まず、本
実施例が適用される、計画設計から施工設計を含むプラ
ント設計の全工程を図16に示す。計画設計には、仕様
設計、系統設計から、各種情報入力,躯体入力,機器入
力,機器配置、続いて、自動ルーティング、さらに配
管,ケーブルトレイ,ダクト,ストラクチャーの対話型
レイアウト、対話型レイアウト評価、と続き、さらにコ
ンポジット作画、コンポジット総合調整、総合評価、動
作シミュレーションまでを含む。計画設計の結果はデー
タベースに格納される。このデータベースの内容を用い
て、プラントの外観を表示するグラフィックモデルシミ
ュレーションを行うこともできる。施工設計では、計画
設計の結果に基づき、各種サポート施工設計、各種製作
設計、配管応力解析、各種配置設計等が行われ、この結
果はCAMデータベースに格納される。このデータベー
スの内容は移動FA工場あるいはFA工場で利用され
る。続いて、据付シミュレーションが行われる。
【0027】なお、図16では、配管応力解析、配管製
作設計、配管サポート施工設計は並列に記載されている
が、配管応力解析が完了した後に、サポート設計の作業
が発生する。配管製作設計は配管設計完了後に着手でき
るが、配管応力解析およびサポート設計の情報を反映す
る必要がある。
【0028】図17に、図16の全体の設計手順の中か
ら、配管計画設計〜施工設計の例についてその具体的手
順を取り出して説明する。
【0029】まず、設計仕様を行い(A)、その見直し
変更があれば再度仕様設計を行う。続いて、系統設計を
行う(B)。その見直し変更があれば再度系統設計を行
う。続いて、機器、躯体等の配置設計を行う(C)。そ
の見直し変更があれば再度配置設計を行う。次に配管設
計を行う(D)。干渉チェックによるルート変更等があ
れば、再度配管設計を行う。次に、配管応力解析
(E)、配管サポート施工設計(F)、配管施工設計
(図16の配管製作設計に対応)(G)を行う。配管応
力解析では、応力的に問題があれば、配管ルート見直
し、設計条件見直し、サポート位置見直し等により、再
度、配管応力解析を実行する。また、サポート設計も、
見直し変更があれば再度、実行する。配管施工設計で
は、施工図を作成し、発行する。このようなフローにお
いて、上流側における設計に変更があった場合、下流側
の設計内容に変更が必要となる場合が生じうる。
【0030】図18に、図17のフローにおいて、上流
側で設計の変更が生じた場合の下流側の設計のやり直し
について説明する。
【0031】仕様設計A、系統設計B、配置設計Cの少
なくとも一つに変更が発生した場合(ステップ18
1)、配管ルートの変更が必要か否かを判断する(ステ
ップ182)。必要と判断された場合には、配管設計D
で配管ルートの変更を行い(ステップ183)、続いて
配管応力解析をやり直す(ステップ184)。さらに、
サポートの変更が必要か否かを判断し(ステップ18
5)、必要ならサポート設計をやり直す(ステップ18
6)。ステップ182で、配管ルートの変更が必要ない
場合であっても、配管の口径(肉圧)や材質の変更等の
設計条件の仕様が変更となり、再解析が必要な場合があ
るので、これを判断する(187)。必要ありと判断さ
れれば、ステップ184へ進み、必要なしと判断されれ
ば、ステップ185へ進む。このような設計変更に伴う
他の設計変更の必要性の発生を迅速的確に認識し、かつ
該当者へ通知することができるようにするための具体的
システムを以下に説明する。
【0032】図1に、本実施例の設計支援システムの構
成を示す。
【0033】本実施例の設計支援システムは、複数の設
計支援装置を含んでいる。これらの設計支援装置は、通
信回線を介して互いに接続されている。図1は、本実施
例の設計支援システムのうち、配管のレイアウト設計を
支援する1つの第1設計支援装置1、及び配管の応力解
析を支援する1つの第2設計支援装置12、及びメモリ
を示している。配管のレイアウト設計を行う第1設計支
援装置1及び、配管の応力解析を行う第2設計支援装置
12は、複数設けられる。これらの設計支援装置に共有
されるメモリは、通信回線23に接続される。
【0034】第1設計支援装置1は、中央演算装置(以
下、CPUという)2、このCPU2に接続された入出
力制御装置3、作業メモリ4、表示装置であるディスプ
レイ5、入力装置であるキーボード6、及びマウス7、
各種プログラムを格納するメモリ8〜10,101〜1
04、及び通信制御装置11を備える。ディスプレイ
5、キーボード6、マウス7、及びメモリ8〜10,1
01〜104は、入出力制御装置3に接続される。通信
制御装置11は、CPU2及び通信回線23に接続され
る。メモリ8は、配管のレイアウト設計を行うレイアウ
ト設計プログラムを格納し、メモリ10は、配管レイア
ウトデータ変更時の他設計への影響を検出/表示/登録
及び、他設計変更に伴う配管レイアウト設計へ影響内容
を表示するプログラムを格納する。メモリ9は、前記検
出/表示/登録プログラムをコントロールする影響内容
検出/表示/登録インターフェイスプログラムを格納す
る。メモリ101は、既設プラントの項目別の計画・施
工実績物量データと、今後の物量推移データの算出、表
示するプログラムを格納し、メモリ102は、既設プラ
ントの項目別のコスト(見積り)データと実績データの
算出、表示するプログラムを格納し、メモリ103は、
現在、設計進行中のプラントの項目別の設計進捗状況
(予定期日に対する実績日)を表示するプログラムを格
納し、メモリ104は、現在、設計進行中のプラントに
おいて設計遅延しており、フォローアップすべき項目物
データについて表示するプログラムを格納する。
【0035】第2設計支援装置12は、CPU13、こ
のCPU13に接続された入出力制御装置14、CPU
13に接続された作業メモリ15、表示装置であるディ
スプレイ16,161、入力装置であるキーボード17
及びマウス18、メモリ19,20,21を備える。デ
ィスプレイ16、キーボード17、マウス18及びメモ
リ19,20,21は、入出力制御装置14に接続され
る。通信制御装置22はCPU13及び通信回線23に
接続される。メモリ19は、配管の応力解析設計を行う
配管応力解析設計プログラムを、メモリ21は、配管応
力解析データ変更時の、他設計への影響を検出/表示/
登録及び、他設計の変更に伴う配管応力解析設計への影
響内容を表示するプログラムを、またメモリ20は、前
記検出/表示/登録プログラムをコントロールする影響
内容検出/表示/登録インターフェイスプログラムをそ
れぞれ格納する。なお、第2設計支援装置12には、図
示しないが、第1設計支援装置11と同様のメモリ10
1〜104を有する。メモリ19,20のプログラム
は、それぞれ、第1設計支援装置11のメモリ9,10
と同じである。
【0036】メモリ24は、レイアウト設計データを格
納するメモリ24A、設計対象物間の相互の設計変更時
の影響関係を格納するメモリ24B、設計変更時に検出
された影響内容を格納するメモリ24Cを備えており、
通信回線23を介して、第1設計支援装置1と第2設計
支援装置12とに接続される。
【0037】メモリ25は、既設プラントにおける計画
・施工物量データ(実績データ)を格納するメモリ25
A、計画進捗をふまえ、今後の発生が予想される物量推
移データを格納するメモリ25Bを備えており、通信回
線23を介して、第1設計支援装置1と第2設計支援装
置12とに接続される。
【0038】メモリ26は、既設プラントの項目別のコ
スト(見積り)データを格納するメモリ26A、既設プ
ラントの実績データを格納するメモリ26Bを備えてお
り、通信回線23を介して、第1設計支援装置1と第2
設計支援装置12とに接続される。
【0039】メモリ27は、現在、設計進行中のプラン
トにおいて、マスター工程データを格納するメモリ27
A、設計遅延している項目別データを格納するメモリ2
7Bを備えており、通信回線23を介して、第1設計支
援装置1と第2設計支援装置12とに接続される。
【0040】メモリ28は、現在、設計進行中のプラン
トにおいて、設計遅延しており、フォローアップされる
べき項目別データを格納するメモリ28Aを備えてお
り、通信回線23を介して、第1設計支援装置1と第2
設計支援装置12とに接続される。
【0041】次に、図2に基づいて、図1のメモリ24
Bの内容(設計変更影響関係管理データ)について説明
する。
【0042】本メモリには、設計対象と、その変更によ
って影響を受ける他の設計対象物の相互の設計管理上の
関係付けが定義されており、その内容として、変更によ
って影響を与える側の対象物名と、与えられる側の対象
物名と、その間に発生する影響を検出するためのプログ
ラム名とがデータとして格納されている。このプログラ
ムは、図1の影響内容検出/表示/登録インターフェイ
スプログラム9,20の一部に相当する。同図には、備
考として、各プログラム1,2,3,…が検出する内容
を備考として示している。例えば、プログラム1は、配
管の変更によって配管応力解析モデルに影響が及ぶ場合
のプログラム検出内容として、その配管ルートに対する
配管応力解析モデル名、その配管応力解析モデルの設計
ステータス(設計着手済み、承認図面提出中等)、デー
タ間の整合性(設計変更に伴って生じる設計対象相互間
に矛盾がないか否か:例えばモデル形状と配管ルートの
不一致、等)、その配管応力解析モデルの作成日/更新
日、その配管応力改正モデルの担当設計部署/設計者名
/連絡先がある。
【0043】図13に、図2で説明した各プログラムが
上記の検出を行うために参照する各種データベースの構
成例を示す。図の例では、配管応力解析モデルデータベ
ース131、スプール図データベース132、図番デー
タベース133、配管施工図データベース135を示し
ている。これらのデータベースは、メモリ24Aに格納
されている。配管応力解析モデルデータベース131
は、モデル名をキーとして、各モデル名に対応する、現
在のステータス(リビジョン、更新日)、配管ライン番
号、担当部署名、設計者名、建屋名称、フロア名称、エ
リア名称等が格納されている。スプール図データベース
132には、配管スプール番号および配管ライン番号を
キーとして、各配管ラインに対して、スプール図番、ス
テータス、担当部署名、設計者名等が格納されている。
図番データベース134には、図面番号をキーとして、
各図面に必要な情報が格納され、配管施工図データベー
ス135には配管ライン番号をキーとし、各配管ライン
に必要なデータが格納されている。
【0044】なお、スプールとは溶接点から溶接点まで
の配管をいい、配管ラインとは複数のスプールが溶接連
結されたものをいう。
【0045】次に図3に基づいて、第1設計支援装置1
で配管レイアウトデータの修正をする際の処理内容につ
いて説明する。設計者は、レイアウト設計プログラム8
を起動して、これから修正を行おうとする配管ルート名
称、もしくは作業範囲をキーボード6、またはマウス7
を使って指定する。指定された対象データは、レイアウ
ト設計データを格納したメモリ24Aから取り出され、
CPU2を介して作業メモリ4に格納されると共にディ
スプレイ5に表示される。作業メモリ4は、所定の設計
作業中に使用するプログラム及びデータ、及び設計によ
って得られたデータを一時的に格納する。設計者はディ
スプレイ5に表示されたデータを見ながら、対話形式に
レイアウトデータの修正を行う(ステップ41)。修正
されたデータは作業メモリ4に格納される(ステップ4
2)。修正が一旦完了し、同時に他設計者への影響を確
認する為の影響内容検出/表示/登録インターフェイス
プログラム9が自動的に起動し、メモリ24Bの設計変
更影響関係管理データを参照しにいく(ステップ4
3)。もし、メモリ24B上に対応するデータが見つか
らなければ、レイアウトデータの修正による他設計対象
物への影響はないものと判定され、問題ないことがディ
スプレイ上に表示される(ステップ44,48)。対応
するデータが見つかった場合は、メモリ24B上の該当
するプログラム名が影響内容検出/表示/登録インター
フェイスプログラム9に返され、それを受けて該当する
影響内容検出/表示/登録プログラム10が起動される
(ステップ44,45)。影響内容検出/表示/登録プ
ログラム10は、メモリ24Aのレイアウト設計データ
と作業メモリ4の修正された配管レイアウトデータとを
用いて影響を検出し、結果をディスプレイ5に表示する
(ステップ46,47)。もし、検出されなかった場合
は、他への影響がないことをディスプレイ5に表示する
(ステップ46,48)。
【0046】図5に、上記検出結果の表示例を示す。こ
こでは、配管レイアウトデータの修正により、配管応力
解析モデルとスプール図に影響があると判断されてい
る。その内容により、例えば配管応力解析モデルについ
ては、そのモデル名、整合性判定の結果(この例では、
モデル形状と配管ルート形状が一致しなくなったこ
と)、その設計が既に着手済みであるために、早急に担
当設計者に連絡しなくてはいけないこと、その設計者が
誰でどこに連絡しなくてはならないか等のことが認識さ
れる。後述するように、この変更が決定されれば、連絡
先の設計支援装置がこれを認識できるように、変更に関
する情報が共有メモリであるメモリ24Cに書き込まれ
る。
【0047】次に図4を用いて、上記の影響結果をディ
スプレイ5に表示した後の処理について説明する。配管
レイアウト設計者が、自動出力処理されている影響結果
をディスプレイ5で確認する(ステップ49)。もし、
他の設計対象物に対する影響が大で、修正を取り止めた
方が良いか、もしくは修正内容の見直しを行った方が良
いと判断される場合、処理を終了するか、データの再修
正を行うために、図3のステップ41に戻る(ステップ
50,51)。これに対し、他の設計対象物に対する影
響がない場合、もしくは影響があってやむを得ないと判
断された場合は、その修正内容、修正理由を、コメント
としてキーボード6より入力する(ステップ52)。こ
の時、修正された配管レイアウトデータは、決定データ
として作業メモリ4よりメモリ24Aに格納される(ス
テップ53)。続いて、修正内容、修正理由、影響結果
等がメモリ24Cに格納される(ステップ54)。ま
た、この際、メモリ25、26、27、28の設計進行
中プラントに関するデータ内容の更新が行われる。
【0048】次に図6により、第2設計支援装置12を
用いた、上記の設計変更による影響を受ける側の処理に
ついて説明する。設計者は、現在自分が作業を行ってい
る配管応力解析モデル、もしくは任意の配管応力分析モ
デルについて、解析作業を着手する前に、他設計の変更
による影響が発生していないかを確認する。そのための
指示は、作業着手時に自動的に装置により出力される
(ステップ61)。なお、着手後も周期的にその確認の
指示を出力するようにしてもよい。この指示に応じて、
影響内容検出/表示/登録インターフェイスプログラム
20が起動して指示された配管応力解析モデルについ
て、設計変更影響データが格納されているメモリ24C
を参照しにくい(ステップ62)。もし対応するデータ
がなければ該当するデータがないことをディスプレイ1
6に表示する(ステップ63,64)。もし対応するデ
ータがあれば、その内容をメモリ24Cより取り出し、
影響内容検出/表示/登録プログラム21に渡し(ステ
ップ63,65)、その内容が影響内容検出/表示/登
録プログラム21によってディスプレイ16に表示され
る(ステップ66)。
【0049】図7に、前記内容の表示結果の例を示す。
ここでは、第2設計支援装置における作業者の配管応力
解析モデルに対して、先行する配管レイアウト設計にお
いて配管ルートの修正が加えられており、現在建設中の
プラントの配管応力解析モデルデータとの間に不一致が
発生していることが確認される。また、修正理由とし
て、その修正が設計仕様変更に基づきやむを得ず実施さ
れたこと、あるいは、配管レイアウトが確定したわけで
はなく、まだ見直しの検討段階にあることが確認され、
現状の設計を続けることは後戻り作業を発生させるため
にあまり得策ではないこと、が判断される。
【0050】以上述べた実施例は、レイアウト設計だけ
でなく、複数の部品を備えた装置(例えば工作機械等)
の設計にも適用可能である。
【0051】次に図12に基づいて、第2設計支援装置
12を用いた、設計変更に伴う各種表示処理について説
明する。
【0052】設計者は、前述した図6の処理により現在
自分が作業を行っている作業について、例えば他部門設
計の変更による影響が発生していることが判明した場
合、各種の表示種別を指示する(ステップ610)。例
えば、物量について表示したい場合には、その指示によ
り(ステップ612)、物量算出・表示プログラム10
1が起動して指定された物量データが格納されているメ
モリ25A,25Bを参照しにいく(ステップ61
3)。その内容が、物量算出・表示プログラム101に
よってディスプレイ16とは別のディスプレイ161に
表示される(ステップ614)。勿論、ディスプレイ1
6のみ存在する場合には、ディスプレイ16に表示する
ようにしてもよい。
【0053】ここで、図8により、図1のメモリ25に
格納された物量に関するデータの表示例について説明す
る。メモリ25A,25Bには、設計対象項目と、その
対象項目毎の既設プラント物量および設計進行中プラン
ト物量として、それぞれ計画データと施工データの物量
が記憶されている。さらに、既設プラント物量を参考に
予め定められた設計進行中プラントの最終的な物量であ
る目標物量、および今後発生物量が算出され、記憶され
る。計画データ物量は機械加工される前の素材そのもの
の重量で表わされ、施工データ物量は、加工された後の
重量で表わされている。今後予想物量は、計画データの
今後予想される増加物量である。ディスプレイ161に
表示される内容は、設計変更対象の設計項目についての
これらの物量データであり、設計者は、前記設計変更に
よる影響で、物量データの変化(増減)を確認出来、物
量発生状況を再チェックすることが出来る。同時に、今
後発生が予想される物量についても確認出来る為、設計
項目毎の発生物量についての全貌を把握することが出来
るようになる。今後予想物量は、次に説明するように、
計算により求められる。
【0054】図14により、今後発生予想物量の算出処
理の概略フローを説明する。まず、対象となるラインの
既設プラント名、建屋名、系統名、ライン番号を指定す
ることにより、その対象ラインに係る既設プラント物量
に基づき、設計進行中プラントの目標物量Q1を算出す
る(A1)。次に、設計進行中プラントの計画データ物
量である現状発生物量Q2を検索する(A2)。目標物
量Q1から現状発生物量Q2を減じることにより、発生
予想物量が算出される(A3)。
【0055】図14のステップA1に示した目標物量算
出の詳細フローを図15に示す。まず、作業者が、該当
する(または必要とする)既設プラント名を指定(入
力)する(A11)。この際、既設プラントの情報検索
単位としては、すべて、系統単位、建屋単位、または各
ライン単位の指定を行えるようにする。次いで、建屋、
系統、ライン名を指定する(A12)。これに応じて既
設プラント物量ファイル(メモリ25に格納されてい
る)を検索し(A13)、取り出したデータに基づい
て、対象ラインの目標物量を算出する(A14)。
【0056】なお、設計進行中プラントの目標物量は、
同種の既設プラントの物量の実績データに基づき、これ
に対して、各種のパラメータを勘案して求めることがで
きる。例えば、発電プラントにおいては、既設プラント
と設計中プラントの発電出力比f1,系統構成(システ
ム区分)f2,配管口径比f3,保温区分(配管内部温
度による保温種別)f4,耐震区分(As,A,B…)
f5,管種区分(第1種、第3種、…)f6、材質区分
f7等の積Fを、既設プラントの物量実績データに掛け
ることにより得られる。ここでパラメータf1〜f7は
0より大きな数値(例えば1前後の実数値)である。
【0057】図12に戻り、第2設計支援装置12を用
いた、設計変更による見積り(コスト)に関する処理処
理について説明する。
【0058】設計者は、現在自分が作業を行っている作
業について、設計変更による影響が有った場合、既設プ
ラント及び設計進行中のプラントの見積の表示指示を入
力すると(ステップ615)、見積データ算出・表示プ
ログラム102が起動して、指定された見積データが格
納されているメモリ26A,26Bを参照しにいく(ス
テップ616)。その内容が、見積データ算出・表示プ
ログラム102によってディスプレイ161に表示され
る(ステップ617)。
【0059】図9により、図1のメモリ26に格納され
た設計対象の見積データに関する表示例について説明す
る。メモリ26A,26Bには、設計対象項目と、その
対象項目毎の既設プラント(参考用)のコスト(見積
り)データ及び設計進行中のプラントの実績データがそ
れぞれ記憶されている。数値の単位は例えば千円/kg
である。設計進行中プラントの見積りデータは、物量の
場合と同様、プラントの規模(出力)等の仕様差に応じ
て、既設プラントの見積りデータを参考に求めることが
できる。設計進行中プラントの実績データは設計進行に
伴って更新されていく。ディスプレイ161に表示され
る内容は、設計変更対象の設計項目についてのこれら図
示のデータであり、設計者は、前記設計変更による影響
で、見積データについての変化(増減)を確認出来る。
【0060】図12に戻り、第2設計支援装置12を用
いた、設計変更に伴う進捗状況の表示処理について説明
する。
【0061】設計者は、現在自分が作業を行っている作
業について、他部門設計の変更による影響が発生してい
ることを認識した場合、進捗状況の表示指示を行うこと
ができる(ステップ618)。その指示に応じて、設計
進行中のプラントのマスター工程データ、設計遅延デー
タ算出・表示プログラム103が起動して、指定された
マスター工程データ、設計遅延データが格納されている
メモリ27A,27Bを参照しにいく(ステップ61
9)。その内容がマスター工程データ、設計遅延データ
算出・表示プログラム103によってディスプレイ16
1に表示される(ステップ620)。
【0062】図10により、図1のメモリ27に格納さ
れたデータの表示例について説明する。前述のように、
メモリ27A,27Bには、設計対象項目と、その対象
項目毎の設計進行中のプラントのマスター工程データ、
設計遅延データが各々定義されている。この内容が図1
0のように表示される。
【0063】図12に戻り、第2設計支援装置12を用
いた、設計変更による設計遅延の処理について説明す
る。
【0064】設計者は、現在自分が作業を行っている作
業について、他部門設計の設計変更による影響が有った
場合、フォローアップ対象データの表示指示を行うこと
ができる(ステップ618)。これに応じて、設計進行
中のプラントの設計遅延フォローアップデータ算出・表
示プログラム104が起動して、指定された設計遅延フ
ォローアップデータが格納されているメモリ28Aを参
照しにいく(ステップ621)。その内容が、設計遅延
フォローアップデータ算出・表示プログラム104によ
ってディスプレイ161に表示される(ステップ62
2)。
【0065】図11により、メモリ28Aの内容の表示
例について説明する。前述のように、メモリ28Aには
設計対象項目と、その対象項目毎の設計進行中のプラン
トの設計遅延フォローアップ対象データが各々記憶され
ている。遅延している設計対象およびその遅延の状態
は、メモリ27を参照することにより認識され、メモリ
28に反映される。ディスプレイ161に表示される内
容は、設計変更対象の設計項目についての設計遅延フォ
ローアップデータであり、設計者は、前記設計変更によ
る影響で、設計遅延となる設計項目、遅延の程度(日数
差)、設計担当部署を確認出来、設計変更発生に対する
処理がタイムリーに行えるようになる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果を奏する。
【0067】(1)各設計者は、設計変更によって他設
計に与える影響、及び他設計より与えられる影響を相互
に認識しあうことができる。従って、複数の設計者が共
同で設計を行う場合の設計に要する時間を短縮できる。
【0068】(2)各設計者は予定物量に対する実績物
量の発生状況を随時、認識出来る。従って、目標として
いる物量の低減が図れるようになり、合理化が推進出来
る。
【0069】(3)各設計者は随時、設計進捗状況を把
握することが出来、遅延項目についての処理対応が容易
となり、設計作業期間の短縮が図れる。
【0070】(4)各設計者は計画時(初期設定され
た)見積りデータと設計進行中における実績データ発生
状況と推移を把握することが出来、各設計者及び各部署
がタイムリーに見積データに関する管理を行うことが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である設計支援システ
ムの構成図である。
【図2】図1のメモリ24Bに記憶されている情報の内
容の説明図である。
【図3】図1の第1設計支援装置上で実行される処理を
示すフローチャートである。
【図4】図3の処理に続く処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】図3の処理手順を実行したときにディスプレイ
に表示される情報の一例を示す説明図である。
【図6】図1の第2設計支援装置上で実行される処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】図6の処理手順を実行したときにディスプレイ
に表示される情報の一例を示す説明図である。
【図8】図1のメモリ25の内容の表示例の説明図であ
る。
【図9】図1のメモリ26の内容の表示例の説明図であ
る。
【図10】図1のメモリ27の内容の表示例の説明図で
ある。
【図11】図1のメモリ28の内容の表示例の説明図で
ある。
【図12】図8〜図12の表示を得るための処理を示す
フローチャートである。
【図13】図2のプログラム検出内容を求めるための各
種データベースの構成の説明図である。
【図14】図8に示した発生予想物量の算出処理のフロ
ーチャートである。
【図15】図14に示した目標物量算出ステップの具体
例を示すフローチャートである。
【図16】本発明が適用されるプラント設計の全体のな
がれを示す説明図である。
【図17】図16の中の配管計画設計〜施工設計のなが
れを示すフローチャートである。
【図18】図17における上流側設計変更による影響内
容の説明図である。
【符号の説明】
1…第1設計支援装置 2,13…CPU 6,16,161…ディスプレイ 8,9,10,15,24,25,26,27,28…
メモリ 11,22…通信制御装置 12…第2設計支援装置 23…通信回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−225473(JP,A) 特開 平5−242171(JP,A) 特開 平5−242174(JP,A) 特開 平6−231194(JP,A) 特開 平7−93387(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 614

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の設計支援装置により上流から下流
    までの設計全工程の各部を複数の設計者が分担して、並
    行分散処理を行う際に、設計作業の管理および支援を行
    う装置であって、 前記複数の設計支援装置により共有され、各設計支援装
    置により設計された設計内容が格納される第1の共有メ
    モリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、個々の設計対
    象と、該設計対象の設計変更により影響を受ける設計対
    象との対応関係を予め定めた設計変更影響関係管理デー
    タを格納する第2の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、ある設計対象
    に対する設計変更の内容および該設計変更の影響を受け
    る設計対象の情報を格納する第3の共有メモリと 前記複数の設計支援装置により共有され、類似の既設設
    備の物量データおよび設計進行中設備の物量データを格
    納する第4の共有メモリと を備え、 前記複数の設計支援装置の各々は、 当該設計支援装置において第1の設計対象の設計変更が
    あったとき、前記第2の共有メモリ内の設計変更影響関
    係管理データを参照し、当該設計変更による影響が及ぶ
    第2の設計対象を検出する検出手段と、 該検出された第2の設計対象および前記第1の設計対象
    の変更内容を前記第3の共有メモリに格納する格納手段
    と、 当該設計支援装置において担当する設計部分に関係する
    設計対象に設計変更があるか否かを、前記第3の共有メ
    モリを参照することにより確認する確認手段と、 各種情報を画面上に表示する表示手段と、 当該設計変更が確認された場合に、前記第3の共有メモ
    リ内の該当する情報を取り出し前記表示手段に表示させ
    る表示指示手段とを備え 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 前記既設設備の物量データを参考にして設計対象ごとに
    前記設計進行中設備の目標物量データを算出するととも
    に、該目標物量データと設計の進行に伴い更新 される設
    計進行中設備の計画済のデータ物量とに基づいて、当該
    設計対象ごとの今後発生予想物量データを算出し、これ
    らの物量データを前記第4の共有メモリに格納するとと
    もに、設計者の指示に応じて前記第4の共有メモリの内
    容を前記表示手段に表示させる手段をさらに備え たこと
    を特徴とする設計作業管理支援装置。
  2. 【請求項2】 複数の設計支援装置により上流から下流
    までの設計全工程の各部を複数の設計者が分担して、並
    行分散処理を行う際に、設計作業の管理および支援を行
    う装置であって、 前記複数の設計支援装置により共有され、各設計支援装
    置により設計された設計内容が格納される第1の共有メ
    モリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、個々の設計対
    象と、該設計対象の設計変更により影響を受ける設計対
    象との対応関係を予め定めた設計変更影響関係管理デー
    タを格納する第2の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、ある設計対象
    に対する設計変更の内容および該設計変更の影響を受け
    る設計対象の情報を格納する第3の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、設計進行中設
    備の見積りデータおよび実績データを格納する第5の共
    有メモリとを備え、 前記複数の設計支援装置の各々は、 当該設計支援装置において第1の設計対象の設計変更が
    あったとき、前記第2の共有メモリ内の設計変更影響関
    係管理データを参照し、当該設計変更による影響が及ぶ
    第2の設計対象を検出する検出手段と、 該検出された第2の設計対象および前記第1の設計対象
    の変更内容を前記第3の共有メモリに格納する格納手段
    と、 当該設計支援装置において担当する設計部分に関係する
    設計対象に設計変更があるか否かを、前記第3の共有メ
    モリを参照することにより確認する確認手段と、 各種情報を画面上に表示する表示手段と、 当該設計変更が確認された場合に、前記第3の共有メモ
    リ内の該当する情報を 取り出し前記表示手段に表示させ
    る表示指示手段とを備え、 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 設計対象ごとに前記設計進行中設備の見積りデータを算
    出し、この見積りデータを前記第5の共有メモリに格納
    するとともに、前記実績データを設計進行に伴い更新
    し、設計者の指示に応じて前記第5の共有メモリの内容
    を前記表示手段に表示させる手段をさらに 備えたことを
    特徴とする設計作業管理支援装置。
  3. 【請求項3】 複数の設計支援装置により上流から下流
    までの設計全工程の各部を複数の設計者が分担して、並
    行分散処理を行う際に、設計作業の管理および支援を行
    う装置であって、 前記複数の設計支援装置により共有され、各設計支援装
    置により設計された設計内容が格納される第1の共有メ
    モリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、個々の設計対
    象と、該設計対象の設計変更により影響を受ける設計対
    象との対応関係を予め定めた設計変更影響関係管理デー
    タを格納する第2の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、ある設計対象
    に対する設計変更の内容および該設計変更の影響を受け
    る設計対象の情報を格納する第3の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、類似の既設設
    備の物量データおよび設計進行中設備の物量データを格
    納する第4の共有メモリと、 前記複数の設計支援装置により共有され、設計進行中設
    備の見積りデータおよび実績データを格納する第5の共
    有メモリとを備え、 前記複数の設計支援装置の各々は、 当該設計支援装置において第1の設計対象の設計変更が
    あったとき、前記第2の共有メモリ内の設計変更影響関
    係管理データを参照し、当該設計変更による影響が及ぶ
    第2の設計対象を検出する検出手段と、 該検出された第2の設計対象および前記第1の設計対象
    の変更内容を前記第3の共有メモリに格納する格納手段
    と、 当該設計支援装置において担当する設計部分に関係する
    設計対象に設計変更があるか否かを、前記第3の共有メ
    モリを参照することにより確認する確認手段と 各種情報を画面上に表示する表示手段と、 当該設計変更が確認された場合に、前記第3の共有メモ
    リ内の該当する情報を取り出し前記表示手段に表示させ
    る表示指示手段とを備え、 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 前記既設設備の物量データを参考にして設計対象ごとに
    前記設計進行中設備の目標物量データを算出するととも
    に、該目標物量データと設計の進行に伴い更新される設
    計進行中設備の計画済のデータ物量とに基づいて、当該
    設計対象ごとの今後発生予想物量データを算出し、これ
    らの物量データを前記第4の共有メモリに格納するとと
    もに、設計者の指示に応じて前記第4の共有メモリの内
    容を前記表示手段に表示させる手段をさらに備え、 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 設計対象ごとに前記設計進行中設備の見積りデータを算
    出し、この見積りデータを前記第5の共有メモリに格納
    するとともに、前記実績データを設計進行に伴い更新
    し、設計者の指示に応じて前記第5の共有メモリの内容
    を前記表示手段に表示させる手段をさらに 備えたことを
    特徴とする設計作業管理支援装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の設計支援装置と、前記第1、
    第2および第3の共有メモリとは、ネットワークを介し
    て相互に接続されることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の設計作業管理支援装置。
  5. 【請求項5】 前記格納手段は、設計変更の理由情報を
    も前記第3の共有メモリに格納することを特徴とする
    求項1〜4のいずれかに記載の設計作業管理支援装置。
  6. 【請求項6】 前記第5の共有メモリは、参考データと
    して類似の既設プラントの見積りデータをも格納するこ
    とを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の設計作
    業管理支援装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の設計支援装置により共有さ
    れ、設計進行中設備の設計対象ごとの設計進捗状況デー
    タとして、設計進行中設備の設計対象ごとに、その完了
    予定データと、前記各設計支援装置により更新される実
    績データとを格納する第6の共有メモリを備え、 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 設計者の指示に応じて前記第6の共有メモリの内容を前
    記表示手段に表示させる手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1〜6のいずれかに記載の 設計作業管理支
    援装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の設計支援装置により共有さ
    れ、設計進行中設備の設計対象ごとの設計遅延データを
    格納する第7の共有メモリを備え、 前記複数の設計支援装置の少なくとも1台は、 前記設計遅延データを更新するとともに、設計者の指示
    に応じて前記第7の共有メモリの内容を前記表示手段に
    表示させる手段とをさらに備えたことを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の設計作業管理支援装置。
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