JP4865337B2 - 2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 - Google Patents
2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4865337B2 JP4865337B2 JP2006015384A JP2006015384A JP4865337B2 JP 4865337 B2 JP4865337 B2 JP 4865337B2 JP 2006015384 A JP2006015384 A JP 2006015384A JP 2006015384 A JP2006015384 A JP 2006015384A JP 4865337 B2 JP4865337 B2 JP 4865337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- derivative
- atom
- represented
- bipyridyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
Description
2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法としては、ブチルリチウム等のアルキルリチウムやエチルマグネシウムブロミド等のGrignard試薬存在下、5−ブロモピリジン誘導体と2−スルホニルピリジン誘導体をカップリングする方法(特許文献3)が知られている。しかし、この場合は高価な金属試薬を用いること、低温釜等の特別な設備を必要とすること等のコスト的な問題から、工業的な製造法として相応しくない。
一般式(I)で表されるアセチルピリジン誘導体と、一般式(II)〜(V)で表される化合物の少なくとも1つを反応させて下記一般式(VI)で表されるビピリジン誘導体を合成し、次いで一貫法で加水分解することを特徴とする2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
R2およびR4は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R3、R5〜R7は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R4とR5、R6とR7が互いに結合して環を形成してもよい。
R8はヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、カルボニルアミノ基、またはスルホン酸基を表す。
X-は任意の陰イオンを表す。
Yは酸素原子、硫黄原子、セレン原子、または−N(R9)を表す。R9は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、またはヘテロ環残基を表す。
一般式(VII)で表されるニコチン酸誘導体をニコチン酸クロリドに変換する工程、
該ニコチン酸クロリドと一般式(VIII)で表されるマロン酸誘導体とを反応させて一般式(IX)または(X)で表されるケトエステル誘導体を得る工程、
該ケトエステル誘導体を加水分解し一般式(I)で表されるアセチルピリジン誘導体を得る工程、
該アセチルピリジン誘導体と一般式(II)〜(V)で表される化合物の少なくとも1つを反応させて一般式(VI)で表されるビピリジン誘導体を得る工程、および
該ビピリジン誘導体を加水分解する工程、
を含み、且つ該ニコチン酸誘導体から該アセチルピリジン誘導体までの工程並びに該アセチルピリジン誘導体から2,3'−ビピリジル−6'−オンまでの工程を各々一貫法で行なうことを特徴とする2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
アセチルピリジン誘導体からビピリジン誘導体を得る工程において、吸着剤を用いることを特徴とする上記<1>または<2>記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
<4>
アセチルピリジン誘導体からビピリジン誘導体を得る工程において、一般式(II)〜(V)で表される化合物を分割添加することを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれかに記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
<5>
一般式(IX)または(X)で表されるケトエステル誘導体を加水分解する工程において、一般式(XI)で表されるアミド化合物を用いることを特徴とする上記<2>記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
R12は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R13およびR14は各々独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R12〜R14の任意の2つの基が互いに結合して環を形成してもよい。
本発明の方法をより詳しく説明するために、本発明の方法の一態様を一例として下記に示すが、本発明の内容がこれに限定されるものではない。
R1はヒドロキシル基、アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す。
R2およびR4は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R3、R5〜R7は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R4とR5、R6とR7が互いに結合して環を形成してもよい。
R8はヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、カルボニルアミノ基、またはスルホン酸基を表す。
X-は任意の陰イオンを表す。
Yは酸素原子、硫黄原子、セレン原子、または−N(R9)を表す。R9は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R10およびR11は各々独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、カルボニル基、ヘテロ環残基、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、典型金属原子、遷移金属原子、または非金属原子を表す。また、R10とR11が結合して環を形成してもよい。
R12は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R13、R14は各々独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R12〜R14の任意の2つの基が互いに結合して環を形成してもよい。
R2〜R7、R9〜14が表すアルケニル基とは、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、ペンタデセニル、ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニル、ノナデセニル、イコセニル、ヘキサジエニル、ドデカトリエニル等の直鎖、分岐または環状の炭素数2〜20個のアルケニル基を表す。
R2〜R7、R9〜14が表すアルキニル基とは、エチニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル、オクチニル、ノニニル、シクロオクチニル、シクロノニニル、シクロデシニル等の直鎖、分岐または環状の炭素数2〜20個のアルキニル基を表す。
R2〜R7、R9〜14が表すアリール基とは、フェニル、ナフチル、フェナントリル、アントリル等の6〜10員環の単環式または多環式アリール基を表す。
R3、R5〜R8、R12〜14が表すアリールオキシ基とは、フェノキシ、ナフチルオキシ等を表す。
R3、R5〜R8、R12〜R14が表すカルボニルオキシ基とは、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ、プロピルカルボニルオキシ、ヘキシルカルボニルオキシ、ドデシルカルボニルオキシ、ベンゾイルカルボニルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等を表す。
R2〜R9、R12〜14が表すスルホニル基とは、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニル、オクチルスルホニル、ドデシルスルホニル、ヘキサデシルスルホニル等のアルキルスルホニル基;メトキシスルホニル、エトキシスルホニル、tert−ブトキシスルホニル、n−デシルオキシスルホニル、n−ヘキサデシルオキシスルホニル等のアルコキシスルホニル基;フェノキシスルホニル、ナフチルオキシスルホニル等のアリールオキシスルホニル基;N−エチルスルファモイル、N−(iso−ヘキシル)スルファモイル、N−エチルスルファモイル、N−デシルスルファモイル、N−ヘキサデシルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジブトキシスルファモイル、N,N−ジオクチルスルファモイル、N,N−テトラデシルスルファモイル等のアルキル置換スルファモイル基を表す。
R2〜R8、R12〜14が表すカルボニルアミノ基とは、アセチルアミノ、エチルカルボニルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、n−オクチルカルボニルアミノ、n−ヘキサデシルカルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、ナフトイルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−オクチルカルボニルアミノ、n−ヘキサデシルオキシカルボニルアミノ等を表す。
R2〜R7、R12〜14が表すスルホニルアミノ基とは、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノ、n−オクタデシルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ、ナフチルスルホニルアミノ、メトキシスルホニルアミノ、iso−プロポキシスルホニルアミノ、n−ドデシルオキシスルホニルアミノ、n−ヘキサデシルオキシスルホニルアミノ等を表す。
R2〜R7、R9〜R14が表すヘテロ環残基とは、4〜10員環の単環式または二環式の窒素、酸素及び硫黄から選択される1〜4個の原子を含有するヘテロ環基を表し、例えば、チオフェン、フラン、ピラン、ピリジン、ピロール、ピラジン、アゼピン、アゾシン、アゾニン、アゼシン、オキサゾール、チアゾール、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン、トリアゾール、テトラゾール、イミダゾール、ピラゾール、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、キノリン、イソキノリン、インドール、イソインドール、キノキサリン、フタラジン、キノリジン、キナゾリン、キノキサリン、ナフチルジン、クロメン、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン等を表す。
R10、R11が表すアルカリ土類金属原子とは、ベリリウム原子、マグネシウム原子、カルシウム原子、ストロンチウム原子、バリウム原子等を表す。
R10、R11が表す典型金属原子とはアルミニウム原子等を表す。
R10、R11が表す遷移金属原子とはスカンジウム原子、チタン原子、マンガン原子、鉄原子、コバルト原子、銅原子、亜鉛原子、ガリウム原子、銀原子、インジウム原子、スズ原子、アンチモン原子、ビスマス原子等を表す。
R10、R11が表す非金属原子とはホウ素原子、ケイ素原子、リン原子、イオウ原子、テルル原子等を表す。
R10とR11とで結合して形成する環とは、炭素数4〜10のヘテロ環がを表し、例えば、メルドラム酸等を表す。
R12〜R14の任意の2つの基が結合して形成する環とは、炭素数3〜10の芳香環、飽和環、部分飽和環、へテロ環等を表す。
R2〜R7、R9は好ましくは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基またはヘテロ環残基であり、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基または6〜12のアリール基であり、特に好ましくはメチル基である。
R8は好ましくは炭素数1〜10のアルコキシ基またはアミノ基である。
R10〜R11は好ましくは水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アルカリ金属原子またはアルカリ土類金属原子であり、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基またはアルカリ金属原子である。
R12は好ましくは水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基またはヘテロ環残基であり、より好ましくは水素原子または炭素数1〜6のアルキル基である。
R13〜R14は好ましくは炭素数1〜12のアルキル基または6〜20のアリール基であり、より好ましくは炭素数1〜6のアルキル基または6〜10のアリール基である。
X-は好ましくは塩素イオン、臭素イオン、硫酸イオン、テトラフルオロホウ酸イオン、酢酸イオンまたはメタンスルホン酸イオンであり、より好ましくは塩素イオン、テトラフルオロホウ酸イオンまたはメタンスルホン酸イオンである。
尚、本発明の2,3'−ビピリジル−6'−オンには、その互変異性体(Tautomer)である2,3'−ビピリジル−6'−オールも含まれる。
まず、ニコチン酸誘導体(VII)からニコチン酸クロリドを製造する工程について説明する。本発明で用いるニコチン酸誘導体は多種市販されており、容易に入手可能である。
酸クロリド化剤は多種市販されているが、安価で入手し易く、取り扱いの容易な塩化チオニルを用いることが好ましい。塩化チオニルの使用量はニコチン酸誘導体1モルに対して0.1〜10モル、好ましくは0.5〜5.0モル、より好ましくは0.8〜2.0モルである。
本工程は無溶媒で行うことも可能であるが、溶媒の存在下で行うことが好ましい。溶媒としては、反応に関与しなければ特に制限はされないが、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、メシチレン等の芳香族系溶媒が挙げられ、より好ましくは、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトニトリル、トルエンであり、より好ましくはアセトニトリルである。また、2種以上の溶媒を混合して用いることができ、混合使用の際の混合比は任意に定めることができる。上記溶媒の使用量は、ニコチン酸誘導体に対して0.1〜100倍重量の範囲であるが、好ましくは1〜50倍重量、より好ましくは1.5〜10倍重量である。
酸クロリド化の際の反応温度は−20〜200℃の範囲であり、好ましくは0〜150℃、より好ましくは50〜130℃である。
エノール化剤は使用しなくても反応は進行するが、必要に応じてエノール化剤を添加すると反応の選択性が向上するので好ましい。用いるエノール化剤としては、例えばマグネシウム、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、マグネシウムジメトキシド、マグネシウムジエトキシド、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等のマグネシウム化合物;塩化亜鉛、塩化鉄、塩化スズ、塩化チタン、トリフルオロホウ酸等のルイス酸等が挙げられる。好ましくは、マグネシウム、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、マグネシウムジメトキシド、マグネシウムジエトキシドであり、より好ましくは塩化マグネシウムである。エノール化剤の使用量は、ニコチン酸誘導体1モルに対し0.1〜20モル、好ましくは0.5〜10モル、より好ましくは1〜5モルである。
加水分解(a)反応は、通常加水分解に使われる試薬、例えば塩酸、硫酸等の酸;水酸化ナトリウム水溶液、ナトリウムエトキシド、アンモニア等の塩基;ジメチルスルホキシド等を用いることができるが、アミド化合物(XI)の存在下で行うことがより好ましい。本発明で用いるアミド化合物は、反応に関与しないものであれば特に制限されない。アミド化合物の一例を以下に挙げる。
加水分解(a)反応に用いる試薬の量は、ニコチン酸誘導体に対し通常0.1〜100倍重量の範囲であるが、好ましくは0.2〜80倍重量、より好ましくは0.5〜30倍重量である。
加水分解(a)の反応温度は−20〜200℃の範囲であり、好ましくは0〜180℃、より好ましくは50〜150℃である。これらの反応は通常24時間以内で終了し、多くの場合、1〜16時間で原料の消失が確認される。
この工程で得られるアセチルピリジン誘導体(I)は反応終了後、水を添加することにより、容易に結晶として取り出すことが出来る。
本発明においては、ニコチン酸誘導体からアセチルピリジン誘導体を得るにあたり、途中では単離や精製等の操作を行わない、所謂一貫法で合成することが好ましい。
一般式(II)〜(V)で表される化合物は多種市販されており、容易に入手可能でそのまま用いることができる。また、公知の方法(特開2005−213239号、特開2003−160550号、特開2001−261646号、特開2001−261653号等)によって容易に合成することができる。
以下に、一般式(II)〜(V)で表される化合物の好ましい具体例を示す。
一般式(II)〜(V)で表される化合物の使用量は、アセチルピリジン誘導体1モルに対し0.5〜6モル、好ましくは、0.8〜2.5モル、より好ましくは1.0〜2.0モルである。これら一般式(II)〜(V)で表わされる化合物は1度に添加しても良いが、数回に分割して添加した方がより好ましい。分割して添加する場合、最初の添加量は、アセチルピリジン誘導体1モルに対し0.5〜2.0モルの範囲であり、好ましくは0.8〜1.5モル、より好ましくは1.0〜1.3モルである。残りの量は任意に分割して添加することができる。分割する場合、その回数は通常2〜10回であり、好ましくは2〜5回、より好ましくは2〜3回である。
分割添加する場合、2回目以降の添加のタイミングは初回の添加量や反応温度によって異なるが、通常反応率が45%を超えた時点で添加する。好ましくは反応率が70%を超えた時点、より好ましくは反応率が80%を超えた時点である。
なお、一般式(II)の化合物を用いる場合、アンモニア剤は反応開始前に他の試薬と同時に添加しても、または反応開始3〜6時間後に添加しても良いが、簡便性の点から反応開始前に他の試薬と同時に添加することが好ましい。一般式(III)〜(V)の化合物の場合は、塩基によってアセチルピリジン誘導体のアセチル基を活性化した後、アンモニア剤を添加する。
本工程の反応温度は−80〜200℃の範囲であり、好ましくは−50〜150℃、より好ましくは−20〜120℃である。通常反応は24時間以内に終了する。
ため、シリカゲルカラムや蒸留等により単離・精製等を行うことが好ましいが、より好ましくは吸着剤を使用することである。
吸着剤を用いる場合、反応液を一旦抽出し濃縮後、吸着剤を添加して攪拌することが好ましい。具体的には、反応液をトルエン、酢酸エチル等の有機溶媒で希釈し、水酸化ナトリウム等でアルカリ性にして有機層に抽出し、その抽出液を食塩水で洗浄、有機層を約半分量まで濃縮した後、吸着剤を添加し攪拌することが好ましい。
加水分解(b)反応は、前述した塩酸水溶液をそのまま用いてもよいし、酸を追加添加して行ってもよい。用いる酸は反応に関与しなければ特に制限されないが、例えば、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸等のハロゲン化水素酸;メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸;酢酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸、硫酸、硝酸等が挙げられる。好ましくは塩酸、メタンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸であり、より好ましくは塩酸である。酸の使用量は、アセチルピリジン誘導体に対し0.01〜10倍重量の範囲であり、好ましくは0.1〜5倍重量、より好ましくは0.2〜3倍重量である。
加水分解(b)の反応温度は−20〜200℃の範囲であり、好ましくは0〜150℃、より好ましくは50〜130℃である。通常反応は24時間以内に終了する。
なお、R1がヒドロキシル基の場合、つまり2,3'−ビピリジル−6'−オールは目的物である2,3'−ビピリジル−6'−オンの互変異性体なので、加水分解を行う必要はない。
本発明においては、アセチルピリジン誘導体から2,3’−ビピリジル−6’−オンを得るにあたり、途中では単離や精製等の操作を行わない、所謂一貫法で合成することが好ましい。
6−クロロニコチン酸50g(0.317mol)のアセトニトリル150ml溶液に塩化チオニル45g(0.378mol)を添加し、70℃で2時間反応した。反応終了後室温まで冷却し、アセトニトリルと過剰の塩化チオニルを減圧下濃縮し、6−クロロニコチン酸クロリドの粗生成物(I−1)を得た。
実施例1で使用したマロン酸モノエチルカリウム、塩化マグネシウム、トリエチルアミンを、各々表1に記載した試薬に変更した以外は、実施例1と同様の操作で3−アセチル−6−クロロピリジンを合成した。その結果を表1に示す。
本発明の方法では、高純度、高収率で3−アセチル−6−クロロピリジンを合成することができる。一方、比較例1〜3はマロン酸誘導体の代わりに酢酸やアセト酢酸エチルを用いた例であるが、これらの場合は縮合反応が進行せず、目的物を得ることができない。
実施例1において、DMFを使用し110℃で10時間行なった加水分解を、表2で記載した条件に変更した以外は、実施例1と同様の操作で3−アセチル−6−クロロピリジンを合成した。その結果を表2に示す。
3−アセチル−6−クロロピリジン25g(0.161mol)と1,3−ジメチル−2−オキソ−ピリミジニウム クロリド27g(0.168mol)のIPA50ml溶液に、酢酸59g(0.983mol)と酢酸アンモニウムを74g(0.960mol)を添加して100℃で6時間反応した。HPLCで測定したところこの時点での反応率は94.3%であった。反応液を一旦冷却し、1,3−ジメチル−2−オキソ−ピリミジニウム クロリド4g(0.025mol)を添加し、再度100℃で5時間反応した。反応終了後室温まで冷却し、トルエン500mlを添加し、25%苛性ソーダでアルカリ性にしてトルエン層に抽出した。分液した有機層を水250ml、次いで10%食塩水250mlで洗浄し、有機層を濃縮した。濃縮液にトルエン125mlを加え、酸性白土10gを添加し1時間攪拌した。セライトろ過し、6'−クロロ−2,3'−ビピリジル(I−4)の粗生成物のトルエン溶液を得た。
実施例23において、1,3−ジメチル−2−オキソ−ピリミジニウム クロリドの分割添加の回数とその添加量を表3に記載した条件に変更した以外は、実施例23と同様の操作を行った。実施例27は初回添加のみで100℃で6時間反応した後、実施例23と同様にその後の操作を行った。実施例28は、実施例23と同様に反応した後一旦冷却し、1,3−ジメチル−2−オキソ−ピリミジニウム クロリド4g(0.025mol)を添加して更に100℃で4時間反応し、実施例23と同様にその後の操作を行った。なお、分割添加はHPLCで反応率を確認した後に行った。
それらの結果を表3に示す。
実施例23において、酸性白土を表4に記載した吸着剤に変更した以外は実施例23と同様の操作を行った。なお、実施例36は実施例23の晶析操作を行う代わりにシリカゲルによるカラム精製を行った。その結果を表4に示す。
表4に記載したニコチン酸誘導体を用いた以外は、実施例1および23と同様の操作で2,3’−ビピリジル−6’−オンを合成した。実施例37では、直接2,3’−ビピリジル−6’−オンが合成できるため、実施例23における加水分解の操作を省いた。
3−アセチル−6−クロロピリジン3g(0.019mol)と3−ピペリジノ−2−プロプ−2−エニリデンピペリジニウム テトラフルオロボレート5.9g(0.020mol)をTHF15mlに溶解し、0℃に冷却した後カリウムtert−ブトキシド2.6g(0.023mol)を添加し、30℃で1時間攪拌した。次いで酢酸7mlと酢酸アンモニウム8.9g(0.115mol)を加え、100℃で5時間反応した。50℃まで冷却し、更に3−ピペリジノ−2−プロプ−2−エニリデンピペリジニウム テトラフルオロボレート1.0g(3.4mmol)を添加し、100℃で4時間反応した。反応終了後室温まで冷却し、トルエン100mlを加え、25%苛性ソーダでアルカリ性にしてトルエン層に抽出した。分液した有機層を水100ml、次いで10%食塩水100mlで洗浄し、有機層を濃縮した。濃縮液にトルエン10mlを加え、酸性白土1gを添加し1時間攪拌した。セライトろ過し、粗製物(I−4)のトルエン溶液を得た。実施例23と同様の方法で加水分解を行い、2,3’−ビピリジル−6’−オン1.9gを得た(収率58.1%)。HPLCによる測定の結果、純度は99.1%であった。
実施例42において、3−ピペリジノ−2−プロプ−2−エニリデンピペリジニウム テトラフルオロボレートを表6に記載した化合物に変更した以外は、実施例42と同様の操作で2,3’−ビピリジル−6’−オンを合成した。以上の結果を表6に表す。
Claims (5)
- 一般式(I)で表されるアセチルピリジン誘導体と、一般式(II)〜(V)で表される化合物の少なくとも1つを反応させて下記一般式(VI)で表されるビピリジン誘導体を合成し、次いで一貫法で加水分解することを特徴とする2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
R2およびR4は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R3、R5〜R7は各々独立してアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R4とR5、R6とR7が互いに結合して環を形成してもよい。
R8はヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、カルボニルアミノ基、またはスルホン酸基を表す。
X-は任意の陰イオンを表す。
Yは酸素原子、硫黄原子、セレン原子、または−N(R9)を表す。R9は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、またはヘテロ環残基を表す。
- 一般式(VII)で表されるニコチン酸誘導体をニコチン酸クロリドに変換する工程、
該ニコチン酸クロリドと一般式(VIII)で表されるマロン酸誘導体とを反応させて一般式(IX)または(X)で表されるケトエステル誘導体を得る工程、
該ケトエステル誘導体を加水分解し一般式(I)で表されるアセチルピリジン誘導体を得る工程、
該アセチルピリジン誘導体と一般式(II)〜(V)で表される化合物の少なくとも1つを反応させて一般式(VI)で表されるビピリジン誘導体を得る工程、および
該ビピリジン誘導体を加水分解する工程、
を含み、且つ該ニコチン酸誘導体から該アセチルピリジン誘導体までの工程並びに該アセチルピリジン誘導体から2,3'−ビピリジル−6'−オンまでの各工程を各々一貫法で行なうことを特徴とする2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
- アセチルピリジン誘導体からビピリジン誘導体を得る工程において、吸着剤を用いることを特徴とする請求項1または2記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
- アセチルピリジン誘導体からビピリジン誘導体を得る工程において、一般式(II)〜(V)で表される化合物を分割添加することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
- 一般式(IX)または(X)で表されるケトエステル誘導体を加水分解する工程において、一般式(XI)で表されるアミド化合物を用いることを特徴とする請求項2記載の2,3'−ビピリジル−6'−オンの製造方法。
R12は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、シアノ基、またはヘテロ環残基を表す。
R13およびR14は各々独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルボニルオキシ基、カルボニル基、スルホニル基、アミノ基、ウレイド基、カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、ニトロ基、シアノ基、ヘテロ環残基、またはハロゲン原子を表す。
R12〜R14の任意の2つの基が互いに結合して環を形成してもよい。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015384A JP4865337B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006015384A JP4865337B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007197339A JP2007197339A (ja) | 2007-08-09 |
JP4865337B2 true JP4865337B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=38452303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006015384A Active JP4865337B2 (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4865337B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101643413B (zh) * | 2009-09-07 | 2013-01-16 | 上海交通大学 | 基于芳基乙酮的芳基α-酮酸酯的一锅法制备方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NZ522773A (en) * | 2000-06-12 | 2005-06-24 | Eisai Co Ltd | 1,2-dihydropyridine compounds, manufacturing method thereof and use thereof |
GB0129260D0 (en) * | 2001-12-06 | 2002-01-23 | Eisai London Res Lab Ltd | Pharmaceutical compositions and their uses |
JP4208512B2 (ja) * | 2002-07-23 | 2009-01-14 | 株式会社クラレ | 5−(2’−ピリジル)−2−ピリドン誘導体の製造方法 |
-
2006
- 2006-01-24 JP JP2006015384A patent/JP4865337B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007197339A (ja) | 2007-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW201922757A (zh) | 製備6-(2-羥基-2-甲基丙氧基)-4-(6-(6-((6-甲氧基吡啶-3-基)甲基)-3,6-二氮雜雙環[3.1.1]庚-3-基)吡啶-3-基)吡唑并[1,5-a]吡啶-3-甲腈的方法 | |
CN112739689B (zh) | 含氟嘧啶化合物及其制造方法 | |
US10766874B2 (en) | Manufacturing process for triazine, pyrimidine and pyridine derivatives | |
US20080064878A1 (en) | Process for producing 1-pyridin-4-yl-indoles | |
US20090326229A1 (en) | Alpha-carboline derivatives and methods for preparation thereof | |
EP2123639B1 (en) | Process for production of 2,3'-bipyridyl-6'-one | |
CN107973779B (zh) | 一种n-(2-吡啶/嘧啶基)吲哚衍生物的制备方法 | |
CN104447686B (zh) | 多取代2-吡咯吡啶衍生物及其制备方法 | |
CN103435558B (zh) | 一种喹唑啉衍生物的合成方法 | |
EP1559711B1 (en) | Preparation of pyridine derivatives using pyrimidinium derivatives as intermediates | |
JP4865337B2 (ja) | 2,3’−ビピリジル−6’−オンの製造方法 | |
CN110483387B (zh) | 一种一锅法合成烟酰亚胺酰胺衍生物的方法 | |
CN104016969A (zh) | 用于Cu(Ⅰ)的配体的N2取代的1,2,3-三唑衍生物及其制备方法和应用 | |
CN110894188A (zh) | 一种2-取代卤代吡啶类化合物的制备方法 | |
CN110483391B (zh) | 一种烟酰亚胺酰胺衍生物的五组分合成方法 | |
KR100574350B1 (ko) | 2-아미노피리딘 유도체의 제조방법 | |
CN112174949A (zh) | 一种喹嗪酮类化合物及其制备方法 | |
EP1186597B1 (en) | Process for the production of 2-pyridylpyridine derivatives | |
JPH0791248B2 (ja) | アルコキシもしくはアリールオキシベンゼン化合物の製造方法 | |
JP7071919B2 (ja) | 含窒素複素環化合物の製造方法及び含窒素複素環化合物 | |
CN117343004A (zh) | 一种2-氨基吡啶类化合物的制备方法 | |
JP2005239672A (ja) | ピリジン誘導体の製造方法 | |
CN112442005A (zh) | 一种n-磺酰基亚胺香豆素衍生物及其制备方法 | |
JP5151180B2 (ja) | 3,3’,4,4’−シクロヘキセニルフェニルテトラカルボン酸化合物群及び3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸化合物の製法 | |
JP2020158450A (ja) | 2−アミノ−1,3,5−トリアジン化合物の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20071119 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080118 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080728 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111018 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4865337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |