JP4862948B2 - 分取精製装置 - Google Patents

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Description

本発明は、溶液に含まれる1乃至複数の成分を液体クロマトグラフを利用してそれぞれ分離した後に、各成分をそれぞれ精製して回収するための分取精製装置に関する。
例えば製薬分野などにおいては、化学合成により得られた各種の化合物をライブラリとして保管したり或いは詳細に分析したりするためのサンプルを収集するために、液体クロマトグラフを利用した分取精製装置が使用されている。こうした分取精製装置として、従来、特許文献1、特許文献2などに記載の装置が知られている。
これら従来の装置では、試料溶液中の目的成分(化合物)を液体クロマトグラフにより時間的に分離することにより目的成分毎に別のトラップカラムに導入して一旦捕集する。その後に各トラップカラムに溶媒を流して該カラム内に捕集していた成分を短時間で溶出させることで、目的成分を高い濃度で含有する溶液を容器に回収する。こうして分取した各溶液について蒸発・乾固処理を行って溶媒を除去し、目的成分を固形物として回収する。こうした蒸発・乾固処理は、回収した溶液を加熱したり、真空遠心分離したりするなどといった方法により行われるのが一般的である。
しかしながら、上記のような従来方法による蒸発・乾固処理では、それだけで数時間から1日程度の時間が必要である。製薬分野では、多くの合成化合物から薬効のある化合物を探索するために、分析機器の高速化や分析手法の最適化などにより分析時間を短縮化する等、様々な効率化が図られているが、上述したような蒸発・乾固行程が全行程の中で最も時間が掛かるものであるため、この時間を短縮することが重要である。
上述のように回収した溶出液中の溶媒を蒸発させるのに時間が掛かる大きな要因の1つは、回収された溶出液に水が混入していることである。トラップカラムに捕集されている目的成分を溶出させるための溶媒としては有機溶媒が使用されることが多いが、有機溶媒は水に比べると遙かに沸点が低く揮発性が高いため、有機溶媒に目的成分が溶解しているだけであれば蒸発・乾固処理の時間は短くて済む。それに対し、揮発性に劣る水が混じっていると、蒸発・乾固処理に要する時間が長くなってしまう。
トラップカラムでの捕集時に目的成分は分取液体クロマトグラフの移動相と共にトラップカラムに導入されるが、この移動相は多くの場合、水又は水が主成分である水系の溶媒である。こうした場合、目的成分の捕集終了時点でトラップカラム内には水が残留している。また、目的成分の捕集を確実に行うために、移動相を水で希釈して移動相の溶出力を下げる必要があり、トラップカラムの手前で移動相に合流させるように水を流路に導入するという手法がしばしば採用される。こうした場合にも、目的成分の捕集終了時点でトラップカラム内には水が残留する。さらにまた、トラップカラム内には目的成分以外の不要成分、例えば移動相由来の塩類なども存在し、これを除去するために目的成分の捕集後にトラップカラムに水を導入してカラム内を水洗する後処理を行うこともある。この場合にはトラップカラム内の移動相が水に置換されるため、カラムトラップ内は水が充満した状態になる。
以上のような様々な理由により、多くの場合、目的成分を捕集した後のトラップカラムの内部は水が多い状態となっている。このようにトラップカラム内に水が多い状態のままで目的成分を再溶出させるべく有機溶媒をトラップカラムに送り込むと、トラップカラムから溶出してくる溶液には必然的に水が含まれてしまうことになる。
特開平2−122260号公報 特開2003−149217号公報
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、トラップカラムに目的成分が捕集された状態で該カラム内に多くの水が残留している状態であっても、トラップカラムから溶出させる目的成分を含む溶出液に水ができるだけ含まれないようにすることにより、溶出液の蒸発・乾固を短時間で行って効率良く目的成分を固形物として得ることができる分取精製装置を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、入口端が下方、出口端が上方に指向するように保持されたトラップカラムに目的成分を含む溶液を流して該目的成分をトラップカラム中に捕集し、その後に前記入口端から溶出力を有する溶媒を前記トラップカラムに流し、該トラップカラム中に捕集されていた目的成分を溶出させて回収するための分取精製装置において、
a)前記溶媒に代えて乾燥用ガスを前記トラップカラムの入口端から該カラムに導入するガス供給手段と、
b)前記目的成分が捕集された前記トラップカラムに対し溶出用の前記溶媒を流す前に、所定時間の間又は前記トラップカラム内部の乾燥が終了したと判断できる時点まで前記乾燥用ガスを流すように前記ガス供給手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
本発明に係る分取精製装置を利用した分取精製作業では、まずトラップカラムに溶液を流して該溶液中に含まれる目的成分をトラップカラム中の吸着剤に捕捉させる。その後、必要に応じてトラップカラムに洗浄用の水を導入し、トラップカラム中に残る溶液(移動相)を水に置換する。なお、ここまでの作業は、本発明に係る分取精製装置を用いてもよいが、別の装置で実施し、目的成分が捕集された状態のトラップカラムを本願発明に係る装置に装填して以下の作業を行うようにしてもよい。
その後に、制御手段の制御の下に、ガス供給手段によりトラップカラムに乾燥用ガスを流す。乾燥用ガスとしては例えば窒素などの安価な不活性ガスが好ましい。乾燥用ガスがトラップカラムに流れると、まず該ガスにより物理的に水がトラップカラムから押し出される。さらにトラップカラム内壁面や吸着剤に付着している水も乾燥用ガスに晒されて蒸発が促進され、発生した水蒸気は乾燥用ガスの流れに乗ってトラップカラム内から運び去られる。このようにして、トラップカラム内に残る水を迅速に除去し、内部を乾燥させることができる。
制御手段は予め決められた時間だけ、或いは例えばトラップカラムの出口側流路に設けた水分センサなどの検知信号に基づいてトラップカラム内の水分除去(乾燥)が終了したと判断できる時点まで、乾燥用ガスをトラップカラムに流す。そして、その後に乾燥用ガスに代えて、溶出力の強い溶媒をトラップカラムに送り込み、トラップカラム内に捕集されている目的成分を溶出させてその溶出液を回収する。上述のように目的成分の溶出に先立ってトラップカラム内の水分が十分に除去されているので、溶出液に水が殆ど混入せず、水に比べて揮発性がかなり良好な溶媒を蒸発させるだけで目的成分の固形物を得ることができる。
本発明に係る分取精製装置の一態様として、前記ガス供給手段は、前記乾燥用ガス、前記溶媒、又は前記目的成分を含む溶液の1つを前記トラップカラムに流通させるように流路を切り替える流路切替手段を含む構成とすることができる。
この構成によれば、上述のように、まず目的成分を含む溶液をトラップカラムに流して目的成分を捕集し、必要に応じてトラップカラム内の残留溶液を水で置換した後に、乾燥用ガスをトラップカラムに送り込んで水をほぼ完全に除去し、最後に溶出用溶媒をトラップカラムに流して目的成分を再溶出させる、という一連の作業を連続的に或いは自動的に行うことができる。
また本発明に係る分取精製装置の好ましい一態様として、前記トラップカラムに供給される前記乾燥用ガスを加熱するガス加熱手段をさらに備える構成とするとよい。これにより、トラップカラム中を通過する乾燥用ガスの温度が高くなるので、トラップカラム内に残る水を一層迅速に蒸発させることができる。
さらにまた本発明に係る分取精製装置の一態様として、前記トラップカラムを加熱するカラム加熱手段を備える構成とするとよい。この構成によれば、トラップカラム自体も暖められるので、トラップカラム内に残っている水の蒸発が一層迅速に進む。
本発明に係る分取精製装置によれば、目的成分が捕集された状態のトラップカラムに残る水を短時間で除去することができるので、例えば溶出力の強い溶媒によりトラップカラムに捕捉されている目的成分を溶出させて回収した際に、その溶出液に水が混じることがない。溶媒は有機溶媒等、水に比べて蒸発速度が速いため、溶出液から溶媒を迅速に除去し、効率よく目的成分を固形物として取り出すことができる。これにより、目的成分を固形物として回収する際の効率(スループット)が向上する。
本発明の一実施例による分取精製装置の要部のブロック構成図。 本実施例の分取精製装置における分取精製作業の手順及び動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施例による分取精製装置の要部のブロック構成図。
符号の説明
1…溶液容器
2…洗浄水容器
3…溶出用溶媒容器
4…切替バルブ
5…送液ポンプ
6…開閉バルブ
7…高圧6方バルブ
8…供給側流路
10…熱交換ブロック
11…ヒータ
12…温度センサ
13…ガス温調部
14…トラップカラム
14a…入口端
14b…出口端
15…カラムラック
16…ヒータ
17…温度センサ
18…カラム温調部
20…排出側流路
21…分取ヘッド
22…2方切替バルブ
23…分取流路
23a…溶液ノズル
24…廃液流路
25…ガス流路
25a…ガス噴出ノズル
26…開閉バルブ
27…回収容器
28…容器ラック
29…ヒータ
30…温度センサ
35…制御部
36…操作部
37…水分センサ
本発明に係る分取精製装置の一実施例について図1、図2により詳述する。図1は本実施例の分取精製装置の要部のブロック構成図である。この分取精製装置は、ここでは図示しない分取液体クロマトグラフで予め分取された目的化合物を含む溶液中の目的化合物を精製して固形物として取得するためのものであるが、前段に分取液体クロマトグラフを直結し、該分取液体クロマトグラフで分離された目的化合物を含む溶液を直接導入する構成に変更することもできる。
目的成分をトラップするための吸着剤が充填されたトラップカラム14は、アルミニウム等、熱伝導性の良好な材料で形成されたカラムラック15により、入口端14aが下方、出口端14bが上方に指向するように略垂直に保持される。図1ではトラップカラム14を1本のみ示しているが、図中に点線で示すように複数のトラップカラムを並べて保持することも可能である。カラムラック15には加熱源であるヒータ16と温度センサ17とが設けられ、カラム温調部18は温度センサ17による検知温度が目標温度(例えば40℃)となるようにヒータ16に供給する加熱電流を制御することでトラップカラム14の温調を行う。カラムラック15、ヒータ16、及びカラム温調部18が本発明におけるカラム加熱手段に相当する。
トラップカラム14の入口端14aに接続される供給側流路8は例えばアルミニウム等、熱伝導性の良好な材料で形成された熱交換ブロック10中に配設され、熱交換ブロック10には加熱源であるヒータ11と温度センサ12とが付設されている。ガス温調部13は温度センサ12による検知温度が目標温度(例えば40℃)となるようにヒータ11に供給する加熱電流を制御することで、後述するように供給側流路8に流れるガスの温調を行う。熱交換ブロック10、ヒータ11、及びガス温調部13が本発明におけるガス加熱手段に相当する。
供給側流路8は高圧6方バルブ7のaポートに接続され、そのfポートには開閉バルブ6を介してトラップカラム14内を乾燥させるための乾燥用ガスが供給される。この乾燥用ガスは不活性なガスであることが好ましく、ここでは窒素ガスを用いるがヘリウム、アルゴンなどでもよい。この窒素ガス供給流路には安定したガス供給を行うためにレギュレータなどを備えるとよい。高圧6方バルブ7は図1中の実線で示す接続状態と点線で示す接続状態との2つの間(つまり2ポジション)で切り替え可能である。高圧6方バルブ7、開閉バルブ6、及び図示しないガス供給源などが本発明におけるガス供給手段に相当する。
溶液容器1には上述したように予め分取された、溶媒は主として分取液体クロマトグラフに使用された移動相であって目的化合物を含む溶液が収容されている。洗浄水容器2には純水が収容され、溶出用溶媒容器3にはジクロロメタン(図中ではDCMと表記)が収容されている。切替バルブ4は上記3つの容器1、2、3の液体の何れかを選択的に流すように流路を切り替えるものであり、その流路上には所定の流量で以て液体を吸引して送出する送液ポンプ5が設けられている。送液ポンプ5で送給される液体は高圧6方バルブ7のbポートに接続される。
一端がトラップカラム14の出口端14bに接続された排出側流路20の他端は分取ヘッド21に内蔵された2方切替バルブ22のaポートに接続され、該バルブ22のbポートには分取流路23が接続され、cポートには廃液口に至る廃液流路24が接続されている。2方切替バルブ22は排出側流路20に対し、分取流路23又は廃液流路24を択一的に接続する。分取流路23の末端は供給された溶液を滴下する溶液ノズル23aとなっており、この溶液ノズル23aにはガス流路25の末端のガス噴出ノズル25aがごく近接して設けられている。ガス流路25上には開閉バルブ26が設けられ、開閉バルブ26が開放されると図示しないガスボンベ等から供給される窒素ガス(又は他の不活性ガス)がガス噴出ノズル25aから噴出する。なお、溶液ノズル23aとガス噴出ノズル25aとは二重管構造としてもよい。
分取精製された目的化合物を回収するための回収容器27は容器ラック28内に複数収容されている。容器ラック28にはヒータ29及び温度センサ30が設けられ、該温度センサ30により検出されるモニタ温度に基づいて容器温調部31がヒータ29へ供給する加熱電流を調整することにより、回収容器27を適宜の温度に加温できるようにしている。分取ヘッド21は図示しない駆動機構により上下移動及び水平移動が可能となっており、容器ラック28内に収容された複数の回収容器27の中の任意の容器上に移動し、且つ溶液ノズル23a及びガス噴出ノズル25aが容器内まで挿入されるように下降することで、その回収容器27内に溶液を滴下できるようになっている。
なお、分取ヘッド21が移動する代わりに容器ラック28が移動することにより、溶液ノズル23aから滴下される溶液が容器ラック28に収容された任意の回収容器27内に注入される構成としてもよい。
CPU等を含む制御部35は予め設定されたプログラムに従って、バルブ4、7、22の切替動作、バルブ6、26の開閉動作、送液ポンプ5の動作(流量又は流速)、温調部13、18、31のオン・オフや目標温度の設定などを実行することで、分取精製作業を自動的に遂行する。また、操作部36はその分取精製作業のための条件などを入力設定するためのものである。
次に、本実施例の分取精製装置を用いた分取精製行程について図2により説明する。図2はこの自動分取精製のための制御フローチャートである。
まずトラップカラム14内の吸着剤に目的化合物を捕集するために、制御部35は切替バルブ4により溶液容器1(bポート)と送液ポンプ5とを接続し、高圧6方バルブ7を図1中で点線で示す接続状態とする。また、2方切替バルブ22により排出側流路20(aポート)と廃液流路24(cポート)とを接続する。所定の一定流量で送液を行うように送液ポンプ5を動作させると、送液ポンプ5は溶液容器1中の溶液を吸引して入口端14aからトラップカラム14に導入する。このとき、ヒータ11による熱交換ブロック10の加熱やヒータ16によるカラムラック15の加熱は行わない。トラップカラム14中に溶液が流れるとその溶液中の目的化合物が吸着剤に捕集される(ステップS1)。目的化合物が除去された移動相は出口端14bから排出側流路20、廃液流路24を経て廃液口に廃棄される。
所定時間だけ又は溶液容器1に用意された溶液が無くなるまでトラップカラム14に上記溶液が供給されると、次に制御部35は、洗浄水容器2(cポート)と送液ポンプ5とを接続するように切替バルブ4を切り替える。すると、送液ポンプ5は洗浄水容器2中の純水を吸引して入口端14aからトラップカラム14に導入する。これにより、先の目的化合物の捕集時に吸着剤に付着した塩類などの不所望で水溶性の物質がトラップカラム14内から除去される(ステップS2)。この純水の送給により、その送給開始直前にトラップカラム14内に溜まっていた移動相は水に置換され、水がトラップカラム14内に充満した状態となる。吸着剤に捕集されている目的化合物は強い吸着作用により水には殆ど溶出しないため、この時点ではトラップカラム14内に捕集された状態が維持される。
次いで、制御部35はカラム温調部18に対し目標温度を40℃として加熱動作を開始するように指示する。これにより、ヒータ16に加熱電流が供給され、カラムラック15及びこれに保持されるトラップカラム14の温度はほぼ40℃に維持される(ステップS3)。これと並行して、制御部35はガス温調部13に対し目標温度を40℃として加熱動作を開始するように指示する。これにより、ヒータ11に加熱電流が供給され、熱交換ブロック10及びこれに内装された供給側流路8の温度はほぼ40℃に維持される(ステップS4)。ここで、温度を40℃としたのは、トラップカラム14内の吸着剤の熱的劣化を抑えるため及び吸着剤に捕集された目的化合物が熱により分解されるのを防止するためであり、可能であればさらに高い温度としてもよい。
それから高圧6方バルブ7を図1で実線で示す接続状態に切り替え、開閉バルブ6を開放して窒素ガスを供給側流路8に流す(ステップS5)。すると、熱交換ブロック10内を通過する際に窒素ガスの温度は40℃程度まで上昇してトラップカラム14に流れ込む。窒素ガスが供給される直前には供給側流路8及びトラップカラム14内には水が充満しているから、窒素ガスが供給され始めると、窒素ガスが物理的に水を押し上げトラップカラム14の上方の出口端14bから水を押し出して排出する。こうした物理的な水の押し出しは比較的短時間に起こるが、或る程度の水が吐き出された後は、トラップカラム14の内壁面や吸着剤などに付着した水が加熱された窒素ガスに晒されることで蒸発し、窒素ガスの流れに乗って排出される。このときトラップカラム14は40℃程度の温度に維持され、窒素ガスも同程度の温度に維持されるため、トラップカラム14内で熱交換が良好に行われ、残った水は迅速に蒸発してトラップカラム14内から追い出される。
上述のようにトラップカラム14の出口端から吐き出された水や水蒸気を含む窒素ガスは排出側流路20を通り、2方切替バルブ22を経て廃液流路24から廃液口へと吐き出される。トラップカラム14内に残っている水がほぼ完全に除去されるのに要する時間は予め実験的に調べておくことができるから、制御部35はそれに基づいて決めておいた所定の水分除去時間が窒素ガスの供給開始から経過したか否かを繰り返し判定する(ステップS6)。そして、その水分除去時間が経過してトラップカラム14内の水分が十分に除去できたと判断すると、開閉バルブ6を閉鎖して窒素ガスの供給を停止する(ステップS7)。そして、カラム温調部18によるトラップカラム14の温調とガス温調部13による窒素ガスの温調とを停止する(ステップS8)。
上述のようにトラップカラム14内の水分を除去した後に、トラップカラム14内に捕集した目的化合物の溶出及びその溶出液の蒸発・乾固処理を行う。このときには目的化合物を回収したい回収容器27の上方に分取ヘッド21を移動させ、さらにノズル23a、25aが容器27内に挿入される適宜の位置まで分取ヘッド21を下降させる。制御部35は溶出用溶媒容器3(dポート)と送液ポンプ5とを接続するように切替バルブ4を切り替え、高圧6方バルブ7を図1で点線で示す接続状態に戻す。すると、送液ポンプ5は溶出用溶媒容器3中のジクロロメタンを吸引・送出し、供給側流路8を通してトラップカラム14の入口端14aに送り込む(ステップS9)。ジクロロメタンは強い溶出力を有するため、ジクロロメタンがトラップカラム14内に流通すると、吸着剤に捕集されていた目的化合物が溶け出し、目的化合物が含まれるジクロロメタンが出口端14bから出て排出側流路20に流れる。
ジクロロメタンの供給開始後に2方切替バルブ22を図1で実線で示す接続状態に切り替え(ステップS10)、また開閉バルブ26を開いてガス供給流路に窒素ガスを供給し始める(ステップS11)。さらに容器温調部31からヒータ29に加熱電流を供給して容器ラック28の加熱を開始し、これにより回収容器27を加温し始める(ステップS12)。このときの目標温度としては、例えばジクロロメタンの沸点と同程度又はそれよりも少し高い程度としておけばよく、40〜45℃程度でよい。なお、窒素ガスの供給や回収容器27の加温は分取の開始前に開始しても構わない。
排出側流路20を通る目的化合物を含む溶出液は分取流路23を経て溶液ノズル23aから滴下するが、ごく近傍にガス噴出ノズル25aから噴出されたガス流が存在するため、溶出液は真っ直ぐ落下せずに細かい液滴となって周囲に飛散する。回収容器27は上述のようにジクロロメタンの沸点と同程度に加温されているため、細かい液滴が回収容器27の内周壁面や内底壁面に付着すると、液滴中の溶媒(ジクロロメタン)はすぐに蒸発し、目的化合物が固形物として残る。こうして目的化合物は回収容器27の内周壁面や内底壁面に堆積する。このとき、溶出液に水が含まれていると、液滴中の溶媒はすぐに蒸発せず、溶出液が回収容器27の底部に溜まって固形の目的化合物を得るのに時間が掛かることになるが、本実施例の装置では上述のように予め水分が十分に除去されているため、速やかに溶媒を蒸発させて固形物を得ることができる。
ジクロロメタンがトラップカラム14に導入され始めてから或る程度の時間が経過すると、溶出液に含まれる目的化合物の濃度は急に下がる。そこで、制御部35は、トラップカラム14の内容積(充填されている吸着剤の量)と送液ポンプ5によるジクロロメタンの送液流量とから目的化合物が溶出し終わるのに要する溶出所要時間を計算し、ジクロロメタンの送液開始からの経過時間が計算により求めた溶出所要時間に達したか否かを判定する(ステップS13)。そして、この時間が経過したときに、2方切替バルブ22を再び廃液流路24側に切り替えることで分取を終了する(ステップS14)。それから、送液ポンプ5の送液を停止し、開閉バルブ26を閉鎖して窒素ガスの供給を停止し、容器ラック28の加熱を停止することで、分取精製作業を停止する(ステップS15)。
なお、カラムラック15に用意された別のトラップカラム14について上記と同様の処理を行いたい場合には、上述した手順を繰り返せばよい。
上記実施例では、窒素ガスの供給開始からの経過時間に基づいてトラップカラム14内の水分の除去の程度を予測してその乾燥処理の終了のタイミングを決めていたが、図3に示したように排出側流路20上に流通するガス中の水分濃度(湿度)を検知する水分センサ37を設置し、制御部35は該水分センサ37の検知信号に基づいてトラップカラム14内の水分の除去状況を判断して乾燥処理の終了のタイミングを決めるようにしてもよい。これにより、より確実にトラップカラム14内に残る水を十分に除去した後に目的化合物の溶出を行うことができ、しかも無駄に水分除去時間を長くする必要がないので分取精製効率も向上させることができる。
なお、上記実施例は本発明の一例にすぎないから、本発明の趣旨の範囲で適宜変更、修正、追加などを行っても本願請求の範囲に包含されることは明らかである。

Claims (4)

  1. 入口端が下方、出口端が上方に指向するように保持されたトラップカラムに目的成分を含む溶液を流して該目的成分を前記トラップカラム中に捕集し、その後に前記入口端から溶出力を有する溶媒を前記トラップカラムに流し、該トラップカラム中に捕集されていた目的成分を溶出させて回収するための分取精製装置において、
    a)前記溶媒に代えて乾燥用ガスを前記トラップカラムの入口端から該トラップカラムに導入するガス供給手段と、
    b)前記目的成分が捕集された前記トラップカラムに対し溶出用の前記溶媒を流す前に、所定時間の間又は前記トラップカラム内部の乾燥が終了したと判断できる時点まで前記乾燥用ガスを流すように前記ガス供給手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする分取精製装置。
  2. 請求項1に記載の分取精製装置であって、前記ガス供給手段は、前記乾燥用ガス、前記溶媒、又は前記目的成分を含む溶液の1つを前記トラップカラムに流通させるように流路を切り替える流路切替手段を含むことを特徴とする分取精製装置。
  3. 請求項1又は2に記載の分取精製装置であって、前記トラップカラムに供給される前記乾燥用ガスを加熱するガス加熱手段を備えることを特徴とする分取精製装置。
  4. 請求項3に記載の分取精製装置であって、前記トラップカラムを加熱するカラム加熱手段を備えることを特徴とする分取精製装置。
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