JP4862838B2 - 回転検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気抵抗素子を用いて回転体の回転を検出する回転検出装置に関するものである。
従来、回転検出装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1において、回転検出装置は、パルサリングとセンサ装置とを備える。パルサリングは、複数の磁気発生部が周方向に等ピッチで形成された2層の磁気発生層を有し、これらの磁気発生層が、互いに異なる磁極が対向するように径方向に重ね合わされている。
センサ装置は、パルサリングに対向させられている磁気センサと、磁気センサにパルサリングを介して対向させられ磁気を発生する磁気発生部材と、磁気発生部材及びパルサリングからの磁気の磁束密度を集束して磁気センサに導く集磁部材とからなる。これにより、パルサリングの磁束密度と磁気発生部材の磁束密度とが合成されるため、センサから出力される信号出力の絶対値を大きくすることができる。
特開2004−170344号公報
しかしながら、特許文献1に記載された回転検出装置では、磁気センサから出力される信号出力の絶対値を大きくするために、パルサリングの磁気発生部のほかに、磁気発生部材を設けている。この磁気発生部材は、パルサリングを介して磁気センサに対向する位置に配置される。このため、センサとの位置関係を規定するための集磁部材を設ける必要がある。このように、特許文献1に記載された回転検出装置では、パルサリングの磁気発生部を挟んで磁気センサと磁気発生部材を配置するとともに、それら磁気センサ及び磁気発生部材を保持等するための集磁部材が必要となるため、構造を複雑にする要因となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造で検出精度を向上させることができる回転検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の回転検出装置は、全体としてリング状を呈するようにN極とS極とが交互に着磁された着磁帯を有する、回転可能に設けられた略円盤状のロータと、前記着磁帯に面して配置され、前記ロータの回転に伴う、前記着磁帯によって発生される磁界の方向変化を電気信号に変換して出力する磁気検出素子と、を備える回転検出装置であって、前記着磁帯として、前記ロータにおいて第1及び第2の着磁帯が設けられ、前記第1及び第2の着磁帯の中心位置は前記ロータの回転軸に一致するとともに、第1及び第2の着磁帯におけるS極とN極の位置が、前記ロータの回転方向に所定角度だけずれて形成され、前記磁気検出素子は、前記第1の着磁帯に面するように配置された第1の磁気検出素子と、前記第2の着磁帯に面するように配置された第2の磁気検出
素子を有し、前記第1及び第2の着磁帯におけるS極及びN極の角度ずれに起因して、前記第1の磁気検出素子と前記第2の磁気検出素子とが出力する位相差が生じた電気信号の出力波形をそれぞれパルス信号に整形するとともに、整形したパルス信号を統合する信号処理回路を備え、前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯は、前記ロータにおいて隣接するように設けられ、前記第1及び第2の着磁帯の境界線に面するように配置された第3の磁気検出素子をさらに備え、当該第3の磁気検出素子は、前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯をまたぐように前記ロータの径方向に検出軸を有し、前記ロータの回転により、前記第1の着磁帯及び前記第2の着磁帯間に生じる磁界の方向変化を電気信号に変換して出力することを特徴とする。
このように、請求項1の回転検出装置は、S極及びN極の位置がロータの回転方向に所定角度だけずれて形成された第1及び第2の着磁帯に対応する、第1及び第2の磁気検出素子を備える。従って、第1及び第2の磁気検出素子は、ロータが回転したとき、相互に位相がずれた電気信号を出力する。この位相のずれを利用することにより、ロータの回転検出分解能を高めたり、電気信号の振幅を増幅したりすることが可能になる。その結果、単に第1及び第2の着磁帯に対応して第1及び第2の磁気検出素子を設けるとの簡単な構成で、ロータが回転したときの回転角度や回転速度を精度良く検出することが可能になる。
また、請求項1の発明では、前記第1及び第2の着磁帯におけるS極及びN極の角度ずれに起因して、前記第1の磁気検出素子と前記第2の磁気検出素子とが出力する位相差が生じた電気信号の出力波形をそれぞれパルス信号に整形するとともに、整形したパルス信号を統合する信号処理回路を備えてい。このように、第1及び第2の着磁帯を所定の角度ずらして配置することで、第1の磁気検出素子と第2の磁気検出素子が出力する電気信号には、所定の位相差が生じる。従って、これらの電気信号を整形し合成することにより、ロータが回転したときに出力されるパルスの数を増加させることができるため、回転検出装置の検出精度を向上させることができる。なお、第1及び第2の磁気検出素子から出力された電気信号を整形したパルス信号を統合したとき、パルス信号の間隔が実質的に均等となるように、第1及び第2の磁気検出素子の位置に対して、第1及び第2の着磁帯におけるN極とS極のずれ角度を設定することが好ましい。
さらに、請求項1の発明では、前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯は、前記ロータにおいて隣接するように設けられ、前記第1及び第2の着磁帯の境界線に面するように配置された第3の磁気検出素子を備え、当該第3の磁気検出素子は、前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯をまたぐように前記ロータの径方向に検出軸を有し、前記ロータの回転により、前記第1の着磁帯及び前記第2の着磁帯間に生じる磁界の方向変化を電気信号に変換して出力する。第1及び第2の着磁帯におけるS極とN極の位置が、ロータの回転方向に所定角度だけずれているので、ロータが回転することにより、第1及び第2の着磁帯間に作用する磁界の方向が周期的に変化する。そのため、第1及び第2の着磁帯に面して、ロータの径方向に検出軸を有する第3の磁気検出素子を配置することにより、第3の磁気検出素子からもロータの回転状態に対応した電気信号を得ることができる。
請求項2に記載のように、前記信号処理回路は、前記第3の磁気検出素子から出力される電気信号もパルス信号に整形し、前記第1及び第2の磁気検出素子の電気信号から生成されたパルス信号と統合しても良い。このように、第3の磁気検出素子の電気信号から出
力されるパルス信号も利用すれば、さらに検出分解能を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1(a)、(b)は本実施形態における回転検出装置100を説明するための図であって、(a)は回転検出装置100の概略構成を示す正面図であり、(b)は回転検出装置100の側断面図である。図2(a)〜(c)は、ロータ10の回転に伴って出力される電気信号の概念的な波形を示すグラフであって、(a)は磁気検出素子20aから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(b)は磁気検出素子20bから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(c)は磁気検出素子20cから出力される電気信号の波形を示すグラフである。また図3(a)〜(c)は、それぞれ、図2(a)〜(c)の電気信号の波形をパルス信号に変換した際の波形を示すグラフであり、(d)は(a)〜(c)の波形を統合した波形を示すグラフである。
図1(a)、(b)に示すように、回転検出装置100は、ロータ10と、磁気検出素子20と、図示しない信号処理回路により構成される。
ロータ10は、略円盤状に形成され、回転可能に設けられている。ロータ10は、その円盤状側面に、全体としてリング状を呈するようにN極とS極とが交互に着磁された着磁帯30a、30bを有している。本実施形態において、ロータ10は例えば、強磁性材料から形成されている。
磁気検出素子20a、20b、20cは、着磁帯30a、30bに面して配置され、ロータ10の回転に伴う、着磁帯30a、30bによって発生される磁界の方向変化を電気信号に変換して出力する。磁気検出素子20a、20b、20cは、例えば磁気抵抗の異方性効果を有する強磁性材料にて構成される。
本実施形態において、着磁帯30a、30bは、図1(a)に示すように、ロータ10の円盤状側面において隣接するように、各々リング状に形成された第1の着磁帯30a及び第2の着磁帯30bからなる。第1の着磁帯30a及び第2の着磁帯30bの中心位置はロータ10の回転軸に一致する。また、第1の着磁帯30a及び第2の着磁帯30bにおけるS極とN極の磁極位置が、ロータ10の回転方向に所定角度だけずれて形成されている。
このように着磁帯30a、30bが第1の着磁帯30a及び第2の着磁帯30bからなることに対応して、磁気検出素子20a、20b、20cは、第1の着磁帯30aに面するように配置された第1の磁気検出素子20aと、第2の着磁帯30bに面するように配置された第2の磁気検出素子20bと、さらに第1の着磁帯30aと第2の着磁帯30bとの境界線に面するように配置された第3の磁気検出素子20cとからなる。
第1〜第3の磁気検出素子20a〜20cは、例えば図1(a)に点線で示す共通の基板21上に形成される。そして、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bは、第1及び第2の着磁帯30a,30bの中央付近であって、出力する電気信号に2π/3の位相差が生じる位置関係となるように、基板21上に配置されている。つまり、第1及び第2の着磁帯30a,30bのN極及びS極が所定の角度ずらして配置されていることを利用し、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bから2π/3だけ位相のずれた電気信号が出力されるように、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bが基板21上に配置されている。従って、基板21をロータ10に対して所定の位置となるように位置決めして設置することにより、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bから、2π/3だけ位相のずれた電気信号が出力されるようになる。
なお、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bは、リング状を呈する第1及び第2の着磁帯30a,30bの接線方向と平行となるように検出軸が設定されている。従って、ロータ10が回転して、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bが対面する磁極がN極とS極とに交互に変化すると、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bに作用する磁束の向きも周期的に変化する。このため、第1及び第2の磁気検出素子20a,20bからは、それぞれ図2(a),(b)に示すような周期的に変化する電気信号が出力される。
第3の磁気検出素子20cは、第1の着磁帯30aと第2の着磁帯30bとの境界線に面するように、基板21上に配置されている。この第3の磁気検出素子20cは、第1の着磁帯30aと第2の着磁帯30bをまたぐようにロータ10の径方向に沿った検出軸を有する。第1及び第2の着磁帯30a,30bにおけるS極とN極の位置が、ロータ10の回転方向に所定角度だけずれているので、ロータ10が回転することにより、第1及び第2の着磁帯30a,30b間に作用する磁界の方向が周期的に変化する。そのため、ロータ10の径方向に検出軸を有する第3の磁気検出素子は、第1及び第2の着磁帯30a,30b間に作用する磁界の方向変化に応じた、つまりロータ10の回転状態に対応した電気信号を出力する。
ここで、第3の磁気検出素子20cは、基板21上において、第1及び第3の磁気検出素子20a,20bが出力する電気信号(図2(a),(b)参照)に対して、各々、2π/3だけ位相のずれた電気信号を出力するように、その形成位置が定められている。
図示しない信号処理回路は、上述した第1〜第3の磁気検出素子20a〜20cから出力される電気信号を所定の基準値と比較して、電気信号の大きさが所定の基準値以上である場合にHi信号を出力し、所定の基準値よりも低い場合にLo信号を出力する波形整形回路を有する。この波形整形回路により、第1〜第3の磁気抵抗素子20a〜20cから出力される電気信号が、各々、図3(a)〜(c)に示すパルス信号へと変換(波形整形)される。
また、信号処理回路は、図3(a)〜(c)に示す各々のパルス信号を入力し、各パルス信号の立ち上がりをトリガとして、所定時間だけHi信号を出力するパルス信号統合回路を備える。上述したように、第1〜第3の磁気検出素子20a〜20cは、第1及び第2の着磁帯30a,30bの磁極が所定角度ずれていることを利用し、相互に2π/3ずつ位相がずれた電気信号を出力するように構成されている。従って、これらの電気信号を波形整形したパルス信号を信号統合回路において統合することにより、図3(d)に示すように、ロータ10が回転したときに出力されるパルスの数を増加させることができる。このため、回転検出装置100による検出分解能を向上することができ、回転検出装置100の検出精度を向上させることができる。
特に、本実施形態では、第1〜第3の磁気検出素子20a〜20cから出力された電気信号を整形したパルス信号を統合したとき、パルス信号の間隔が実質的に均等となるように構成されている。従って、部分的に検出分解能が高くなったり、低くなったりすることなく、ロータ10全体に渡って、検出分解能の向上を図ることができる。
なお、上述した例では、着磁帯を2本の着磁帯30a,30bから構成するとともに、磁気検出素子を3個の磁気検出素子20a〜20cから構成したが、着磁帯の本数と磁気検出素子の個数を同数として、各々の磁気検出素子が異なる着磁帯に面するように配置しても良い。
例えば3本の着磁帯に対して3個の磁気検出素子を配置する場合には、3本の着磁帯における磁極が、1組のN極及びS極による角度範囲を一周期とした場合に、2π/3周期づつずれるように形成することが好ましい。また、例えば4本の着磁体に対して4個の磁気検出素子を配置する場合には、4本の着磁帯の磁極が、2π/4周期づつずれるように形成することが好ましい。ようするに、n本の着磁帯に対してn個の磁気検出素子を配置する場合には、n本の着磁帯の磁極が、2π/n周期づつずれるように形成する。
このようにすると、複数本の着磁帯に対応する複数の磁気検出素子を共通の基板において直線上に配列するように形成し、かつその配列方向がロータ10の半径方向に一致するようにロータに対して基板を配置すれば、各磁気検出素子から得られるパルス信号を統合したときに、各パルス信号の間隔を均等にすることができる。このようにすれば、基板21における磁気検出素子の形成及び基板21の配置を精度良くかつ容易に行うことが可能になる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。図4(a)、(b)は本実施形態における回転検出装置200を説明するための図であって、(a)は回転検出装置200の概略構成を示す正面図であり、(b)は回転検出装置200の側断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、本実施形態による回転検出装置200も、第1実施形態による回転検出装置100と同様に、ロータ40と、磁気検出素子50a、50b、50cと、図示しない信号処理回路とを備える。ロータ40には、第1実施形態のロータ10と同様に、2本の着磁帯60a、60bが隣接しつつ各々リング状に形成され、第1の着磁帯60a及び第2の着磁帯60bは、磁極の位置がロータ40の回転方向に所定角度だけずれている。さらに、第1の磁気検出素子50aが第1の着磁帯60aに面するように配置され、第2の磁気検出素子50bが第2の着磁帯60bに面するように配置され、さらに第3の磁気検出素子50cが第1の着磁帯60aと第2の着磁帯60bとの境界線に面するように配置されている。
ただし、本実施形態では、第1の着磁帯60a及び第2の着磁帯60bが、ロータ40の円盤形状を有する側面ではなく、ロータ40の外周面に形成されている。このため、第1〜第3の磁気検出素子50a〜50cも、ロータ40の円盤状側面側ではなく、ロータ40の外周面側に配置されている。
回転検出装置200の設置スペースによっては、ロータ40の円盤状側面側に磁気検出素子を配置できないことも考えられるが、そのような場合でも、ロータ40の外周面側にある程度のスペースがあるときには、本実施形態の構成を採用することにより、回転検出装置200を配置することが可能となる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態による回転検出装置300について説明する。図5は本実施形態における回転検出装置300を説明するための回転検出装置300の正面図である。図6(a)は、ロータ70の回転に伴って磁気検出素子80a、80bから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(b)は磁気検出素子80a,80bから出力される電気信号を差動増幅した波形を示すグラフである。
図5に示すように、本実施形態による回転検出装置300も、第1実施形態による回転検出装置100と同様に、ロータ70と、磁気検出素子80a、80bと、図示しない信号処理回路により構成される。ロータ70には、2本の着磁帯90a、90bが形成され、第1の磁気検出素子80aが第1の着磁帯90aに面するように配置され、第2の磁気検出素子80bが第2の着磁帯90bに面するように配置されている。
ただし、本実施形態による回転検出装置300では、第1の着磁帯90a及び第2の着磁帯90bは、互いに異なる磁極が対向するように配置されている。すなわち、第1の着磁帯90aと第2の着磁帯90bとの磁極は、ロータ70の回転方向に2π/2周期だけずれるように形成されている。
そして、第1及び第2の磁気検出素子80a,80bは、ロータ70の半径方向に沿って直線上に配置されている。このため、図6(a)に示すように、第1の磁気検出素子80a及び第2の磁気検出素子80bから2π/2周期だけ位相がずれた、すなわち逆位相の電気信号が出力される。
ここで、本実施形態において、信号処理回路は、第1の磁気検出素子80aと第2の磁気検出素子80bから出力される互いに逆位相となる電気信号を差動増幅する差動増幅回路を備えている。従って、第1及び第2の磁気検出素子80a,80bから出力される逆位相の電気信号を差動増幅回路において差動増幅することで、図6(b)に示すように、出力波形の振幅を増幅することができる。出力波形の振幅を大きくすることによって、ノイズの影響を受けにくくなるので回転検出装置300の検出精度を向上させることができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、信号処理回路が、それぞれの磁気検出素子80a及び80bから出力される電気信号の出力波形が所定の閾値Vtを超えたときに、オンとなるパルス信号を発生する波形整形回路と、それぞれ波形整形されたパルス信号を統合するパルス信号統合回路とを備えるものであっても良い。この場合も、検出分解能が向上するため、回転検出装置300の検出精度を向上させることができる。
第1実施形態における回転検出装置100を説明するための図であって、(a)は回転検出装置100の概略構成を示す正面図であり、(b)は回転検出装置100の側断面図である。 ロータ10の回転に伴って出力される電気信号の概念的な波形を示すグラフであって、(a)は磁気検出素子20aから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(b)は磁気検出素子20bから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(c)は磁気検出素子20cから出力される電気信号の波形を示すグラフである。 (a)〜(c)は、それぞれ、図2(a)〜(c)の電気信号の波形をパルス信号に変換した際の波形を示すグラフであり、(d)は(a)〜(c)の波形を統合した波形を示すグラフである。 第2実施形態における回転検出装置200を説明するための図であって、(a)は回転検出装置200の概略構成を示す正面図であり、(b)は回転検出装置200の側断面図である。 第3実施形態における回転検出装置300を説明するための回転検出装置300の正面図である。 (a)は、ロータ70の回転に伴って磁気検出素子80a、80bから出力される電気信号の波形を示すグラフであり、(b)は磁気検出素子80a,80bから出力される電気信号を差動増幅した波形を示すグラフである。
符号の説明
10,40,70 ロータ
20a,50a,80a 第1の磁気検出素子
20b,50b,80b 第2の磁気検出素子
20c 第3の磁気検出素子
30a,60a,90a 第1の着磁帯
30b,60b,90b 第2の着磁帯
100,200,300 回転検出装置

Claims (2)

  1. 全体としてリング状を呈するようにN極とS極とが交互に着磁された着磁帯を有する、回転可能に設けられた略円盤状のロータと、
    前記着磁帯に面して配置され、前記ロータの回転に伴う、前記着磁帯によって発生される磁界の方向変化を電気信号に変換して出力する磁気検出素子と、を備える回転検出装置であって、
    前記着磁帯として、前記ロータにおいて第1及び第2の着磁帯が設けられ、前記第1及び第2の着磁帯の中心位置は前記ロータの回転軸に一致するとともに、第1及び第2の着磁帯におけるS極とN極の位置が、前記ロータの回転方向に所定角度だけずれて形成され、
    前記磁気検出素子は、前記第1の着磁帯に面するように配置された第1の磁気検出素子と、前記第2の着磁帯に面するように配置された第2の磁気検出素子を有し、
    前記第1及び第2の着磁帯におけるS極及びN極の角度ずれに起因して、前記第1の磁気検出素子と前記第2の磁気検出素子とが出力する位相差が生じた電気信号の出力波形をそれぞれパルス信号に整形するとともに、整形したパルス信号を統合する信号処理回路を備え、
    前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯は、前記ロータにおいて隣接するように設けられ、前記第1及び第2の着磁帯の境界線に面するように配置された第3の磁気検出素子をさらに備え、当該第3の磁気検出素子は、前記第1の着磁帯と前記第2の着磁帯をまたぐように前記ロータの径方向に検出軸を有し、前記ロータの回転により、前記第1の着磁帯及び前記第2の着磁帯間に生じる磁界の方向変化を電気信号に変換して出力することを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記信号処理回路は、前記第3の磁気検出素子から出力される電気信号もパルス信号に整形し、前記第1及び第2の磁気検出素子の電気信号から生成されたパルス信号と統合することを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。
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