JP4862326B2 - 搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート - Google Patents
搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4862326B2 JP4862326B2 JP2005259505A JP2005259505A JP4862326B2 JP 4862326 B2 JP4862326 B2 JP 4862326B2 JP 2005259505 A JP2005259505 A JP 2005259505A JP 2005259505 A JP2005259505 A JP 2005259505A JP 4862326 B2 JP4862326 B2 JP 4862326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- boundary
- transport
- confirmation
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
しかし、このように印刷された確認用のテストシートは、確認に適した形態をしていないことがある。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(2)第1パターン〜第4パターンを有する各確認用パターンを媒体に形成する際に、
前記媒体を搬送方向の所定の位置に搬送し、
所定間隔で並ぶ複数のノズルからなるノズル列の搬送方向上流側のノズルによって前記第1パターンを前記媒体に形成し、
前記第1パターンの形成後、前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送し、
前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第1パターンと境界を形成する前記第2パターンを前記媒体に形成するとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルによって前記第3パターンを前記媒体に形成し、
前記第2パターンの形成後、前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送し、
前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成する前記第4パターンを前記媒体に形成し、
(3)前記第1パターンの形成から前記第4パターンの形成までに行われる前記媒体の搬送量は、各確認用パターンにおいて共通し、
(4)前記第1パターンの形成から前記第2パターン及び前記第3パターンの形成までに行われる前記媒体の搬送量は、確認用パターンごとに異なる
ことを特徴とするテストシートの製造方法。
(2)第1パターン〜第4パターンを有する各確認用パターンを媒体に形成する際に、
前記媒体を搬送方向の所定の位置に搬送し、
所定間隔で並ぶ複数のノズルからなるノズル列の搬送方向上流側のノズルによって前記第1パターンを前記媒体に形成し、
前記第1パターンの形成後、前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送し、
前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第1パターンと境界を形成する前記第2パターンを前記媒体に形成するとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルによって前記第3パターンを前記媒体に形成し、
前記第2パターンの形成後、前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送し、
前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成する前記第4パターンを前記媒体に形成し、
(3)前記第1パターンの形成から前記第4パターンの形成までに行われる前記媒体の搬送量は、各確認用パターンにおいて共通し、
(4)前記第1パターンの形成から前記第2パターン及び前記第3パターンの形成までに行われる前記媒体の搬送量は、確認用パターンごとに異なる
ことを特徴とする印刷システム。
(2)各前記補正用パターンは、
所定間隔で並ぶ複数のノズルからなるノズル列の搬送方向上流側のノズルによって媒体上に形成された第1パターンと、
前記第1パターンの形成後に前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送した後、前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記媒体上に形成され、前記第1パターンと境界を形成する第2パターンと、
前記第2パターンの形成時に、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルによって形成された第3パターンと、
前記第2パターンの形成後に前記ノズル列の前記搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送した後、前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記媒体上に形成され、前記第3パターンと境界を形成する第4パターンと、
を有し、
(3)前記第1パターンと前記第4パターンとの位置関係は、各確認用パターンにおいて共通し、
(4)前記第1パターンと前記第2パターン及び前記第3パターンとの位置関係は、確認用パターンごとに異なる
ことを特徴とするテストシート。
次に、印刷システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態の記載には、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等に関する実施形態も含まれている。
<インクジェットプリンタの構成について>
図2は、プリンタ1の全体構成のブロック図である。また、図3Aは、プリンタ1の全体構成の概略図である。また、図3Bは、プリンタ1の全体構成の横断面図である。以下、本実施形態のプリンタの基本的な構成について説明する。
図4は、印刷時の処理のフロー図である。以下に説明される各処理は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各処理を実行するためのコードを有する。
<紙の搬送について>
図5は、搬送ユニット20の構成の説明図である。図面に示されるように、インクジェットヘッド41の移動方向は図中の左右方向で、紙Sはそれと交差する上流側から下流側の方向(搬送方向)に搬送される。
搬送ユニット20は、コントローラ60からの搬送指令に基づいて、所定の駆動量にて搬送モータ22を駆動させる。搬送モータ22は、指令された駆動量に応じて回転方向の駆動力を発生する。搬送モータ22は、この駆動力を用いて搬送ローラ23を回転させる。つまり、搬送モータ22が所定の駆動量を発生すると、搬送ローラ23は所定の回転量にて回転する。搬送ローラ23が所定の回転量にて回転すると、紙は所定の搬送量にて搬送される。
紙の搬送量は、搬送ローラ23の回転量に応じて定まる。本実施形態では、搬送ローラ23が1回転すると、紙が1.25インチ搬送されるものとする(つまり、搬送ローラ23の周長は、1.25インチである)。このため、搬送ローラ23が半回転すると、紙が0.625インチ搬送される。
したがって、搬送ローラ23の回転量が検出できれば、紙の搬送量も検出可能である。そこで、搬送ローラ23の回転量を検出するため、ロータリーエンコーダ52が設けられている。
そして、例えば搬送量1.25インチで紙を搬送する場合、搬送ローラ23が1回転したことをロータリー式エンコーダ52が検出するまで、コントローラ60が搬送モータ22を駆動する。このように、コントローラ60は、目標とする搬送量(目標搬送量)に応じた回転量になることをロータリー式エンコーダ52が検出するまで、搬送モータ22を駆動して、紙を目標搬送量にて搬送する。
ところで、ロータリーエンコーダ52は、直接的には搬送ローラ23の回転量を検出するのであって、厳密にいえば、紙Sの搬送量を検出していない。このため、搬送ローラ23の回転量と紙Sの搬送量が一致しない場合、ロータリーエンコーダ52は紙Sの搬送量を正確に検出することができず、搬送誤差(検出誤差)が生じる。搬送誤差としては、DC成分の搬送誤差及びAC成分の搬送誤差の2種類がある。
搬送ローラ23が基準位置から1/4回転すると、δ_90の搬送誤差が生じ、紙は1.25/4インチ+δ_90にて搬送される。但し、搬送ローラ23が更に1/4回転すると、-δ_90の搬送誤差が生じ、紙は1.25/4インチ−δ_90にて搬送される。
図7は、搬送誤差を補正するための補正値の設定処理のフロー図である。これらの処理は、プリンタの製造時に製造工場内の検査工程において行われる。なお、このとき、検査の対象となるプリンタは、工場内の検査用コンピュータに接続されている。
まず、プリンタは、補正値設定用のテストシートを印刷する(S101)。このテストシートには、複数の補正用パターンが形成される。この補正用パターンは、「パッチパターン」とも呼ばれる。各補正用パターンは、特定の補正値と対応付けられており、形状がそれぞれ異なっている。このテストシートについては、後述する。
次に、検査者は、テストシートを検査し、テストシートの中の複数の補正用パターンの中から最適な形状の補正用パターンを選択する(S102)。検査者は、選択した補正用パターンの番号を、プリンタに接続されたコンピュータに入力する。コンピュータは、選択された補正用パターンの番号に基づいて補正値を決定(S103)し、プリンタのメモリに補正値を記録する(S104)。
これにより、製造工場で製造されたプリンタ毎に、各プリンタに適した補正値が各プリンタのメモリに記録される。そして、補正値をメモリに記憶したプリンタは、梱包されて、出荷される。
図8は、参考例のテストシートの印刷の説明図である。この参考例では、ヘッドの搬送方向の長さは1.25インチであり、搬送ローラ23の周面の長さと一致しているものとする。
この参考例のテストシートは、目標搬送量Fに対する補正値を取得するためのものである。ここで、目標搬送量Fは、1.25インチであり、搬送ローラ23の周面の長さと同じである。このため、このテストシートは、搬送ローラ23が1回転したときに生じる搬送誤差(DC成分の搬送誤差)を検出するものでもある。
前述の参考例では、ヘッドの搬送方向の長さは1.25インチであり、搬送ローラ23の周面の長さと一致していた。しかし、以下に説明する通り、本実施形態のヘッドの搬送方向の長さは、搬送ローラ23の周面の長さよりも短い。
図9は、ヘッドのノズル配置の説明図である。ヘッド41の下面には、4つのノズル列(A列〜D列)が設けられている。各列には、ノズルが90個ずつ設けられている。
各ノズル列のノズルは、搬送方向下流側ほど小さい番号が付されている(♯1〜♯90)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯90よりも搬送方向の下流側に位置している。
<ヘッド長さがローラ周面長さよりも短いことによる問題>
図10Aは、ヘッド長さがローラ周面長さよりも短いことによる問題の説明図である。
DC成分の搬送誤差を補正するためには、ヘッドの搬送方向上流側のノズルによりブロックパターンを形成し、搬送ローラ23の1回転分の搬送処理を行い、ヘッドの搬送方向下流側のノズルによりブロックパターンを形成して、補正用パターンを形成する必要がある。
本実施形態では、パターンAを形成した後、搬送ローラ23の半回転分の搬送処理を行い、パターンBを形成し、更に搬送ローラ23の半回転分の搬送処理を行い、パターンCを形成し、パターンA〜パターンCからなる補正用パターンを形成している。この補正用パターンであっても、DC成分の搬送誤差を補正するために必要な、搬送ローラ23の1回転分の搬送処理の前後の2個のパターン(パターンA及びパターンC)を有している。
DC成分の搬送誤差は、搬送ローラが1回転するときの開始位置に関わらず、一定になる。このため、搬送ローラの1回転分の搬送処理の前後に形成されるパターンAとパターンCとの位置関係は、パターンAを形成したときの搬送ローラの回転位置に影響されることはない。
しかし、本実施形態では、パターンAを形成した後、搬送ローラを1回転させる前に、パターンBを形成している。このため、パターンAとパターンBとの位置関係は、パターンAを形成したときの搬送ローラの回転位置に影響される。
パターンAの形成時の搬送ローラの回転位置が基準位置の場合、搬送ローラを半回転したとき、AC成分の搬送誤差が生じない状態で紙を搬送できる。このため、パターンBは、AC成分の搬送誤差の影響のない状態で形成できる。
参考例の補正用パターンでは、2つのブロックパターンによって境界を形成している。この2つのブロックパターンは、微視的に見ると、移動方向にドットが並ぶ複数のラスタラインから構成されている。このため、2つのブロックパターンの境界は、ラスタラインと平行である。
ラスタラインの間隔にばらつきが生じると、ブロックパターンの内部にも、ラスタラインが近づいて形成されて黒スジのように見える場所が生じたり、ラスタラインが離れて形成されて白スジのように見える場所が生じたりする。この結果、境界の位置を特定することが困難になり、仮に境界の位置を特定することができても、2つのブロックパターンの境界において黒スジや白スジの存在を判断することが困難になる。また、境界付近のラスタラインの搬送方向の位置のばらつき方によって、境界における黒スジや白スジの存在の判断が異なったものになってしまう。
本実施形態では、2つのパターンの境界の方向を、搬送方向及び移動方向と交差する方向にしている。巨視的に見ると、本実施形態では、2つのパターン(例えばパターンAとパターンB)にそれぞれ斜辺が形成され、この斜辺同士が近接して形成されることによって境界が形成されている。
このように形成することにより、境界は、一方のパターンを構成する複数のラスタラインと、他方のパターンを構成する複数のラスタラインとから構成される。このため、ラスタラインの搬送方向の位置にばらつきが生じても、境界における黒スジや白スジの存在の判断を安定して行うことができる。つまり、これにより、検査者がテストシートを検査し易くなる。
<テストシートの構成について>
図13は、本実施形態のテストシートの説明図である。
本実施形態のテストシートには、9個の補正用パターンが移動方向に並んで形成されている。各補正用パターンには、それぞれ特定の補正値が対応付けられており、各補正用パターンの上(紙の上端側)には補正値を示す数字が印刷されている。以下の説明において、「補正用パターン(n)」とは、補正値nが対応付けられた補正用パターンを意味する。
図14は、本実施形態の補正用パターンの説明図である。
各補正用パターンは、パターンA、パターンB及びパターンCから構成され、全体としてはほぼ長方形状である。
図15は、パターンAの印刷方法の説明図である。パターンAは、2回のパスによって形成される。図中の左側には、1回目及び2回目のパスにおける紙に対するヘッドの位置(B列の位置)が示されている。パターンAの形成時には、ノズル♯76〜ノズル♯87からインクが吐出される。インクを吐出するノズルは、1回目のパスでは黒丸で示され、2回目のパスではハッチングで示されている。ヘッドは移動方向に往復移動可能であるが、パターンAを形成するときには、ヘッドは一方の方向にしか移動していない。ここでは、ヘッドが図中の左から右へ移動するときに、パターンAが形成されるものとする。
図中の右側には、パターンAを構成するラスタラインが示されている。1回目のパスにより形成されるラスタラインは黒で示されており、2回目のパスにより形成されるラスタラインはハッチングで示されている。
図16は、パターンBの印刷方法の説明図である。パターンBも、2回のパスによって形成される。図中の左側には、1回目及び2回目のパスにおける紙に対するヘッドの位置(B列の位置)が示されている。パターンBの形成時には、ノズル♯1〜ノズル♯87からインクが吐出される。インクを吐出するノズルは、1回目のパスでは黒丸で示され、2回目のパスではハッチングで示されている。ヘッドは移動方向に往復移動可能であるが、パターンBを形成するときには、ヘッドは一方の方向にしか移動していない。ここでは、ヘッドが図中の左から右へ移動するときに、パターンBが形成されるものとする。
図中の右側には、パターンBを構成するラスタラインが示されている。1回目のパスにより形成されるラスタラインは黒で示されており、2回目のパスにより形成されるラスタラインはハッチングで示されている。
図17は、パターンCの印刷方法の説明図である。パターンCも、2回のパスによって形成される。図中の左側には、1回目及び2回目のパスにおける紙に対するヘッドの位置(B列の位置)が示されている。パターンCの形成時には、ノズル♯1〜ノズル♯12からインクが吐出される。インクを吐出するノズルは、1回目のパスでは黒丸で示され、2回目のパスではハッチングで示されている。ヘッドは移動方向に往復移動可能であるが、パターンCを形成するときには、ヘッドは一方の方向にしか移動していない。ここでは、ヘッドが図中の左から右へ移動するときに、パターンCが形成されるものとする。
図中の右側には、パターンCを構成するラスタラインが示されている。1回目のパスにより形成されるラスタラインは黒で示されており、2回目のパスにより形成されるラスタラインはハッチングで示されている。
図18は、テストシートの印刷方法の説明図である。
図中の右側には、テストシートに形成される9個の補正用パターンが描かれている。
図中の左側には、各パスにおける紙に対するヘッドの位置(B列の位置)が示されている。ヘッドの位置を示す長方形の中には、2個の数字と、A〜Cの記号が記入されている。一番上の数字は、パスの番号を示している。中央の数字は、そのパスにおいて形成する補正用パターンの番号を示している。一番下の記号は、そのパスにおいて形成するパターン名を示している。例えば、一番左の長方形は、最初のパス(パス1)のときの紙に対するヘッドの位置を示し、そのパスにおいて、補正用パターン(−8)のパターンAが形成される。
図中の上側の表には、各パスにおいて形成する補正用パターンの番号及びパターン名と、各パスの間に行われる搬送処理の目標搬送量が示されている。この表からも、最初のパス(パス1)において補正用パターン(−8)のパターンAが形成されることが示されている。また、この表から、パス1とパス2との間に行われる搬送処理において、媒体が目標搬送量18/4320インチにて搬送されることが示されている。
<搬送誤差がDC成分及びAC成分とも無い場合>
図19は、搬送誤差がDC成分及びAC成分とも無い場合の補正用パターンの状態の説明図である。図19では、説明のため、各パターンの輪郭を線で示しており、パターンの内部が空白になっている。しかし、実際の補正用パターンは、巨視的には図13に示すように塗りつぶされたパターンであり、微視的には図15〜図17に示すようにラスタラインから構成されたパターンである。また、図19では、パターン同士が重なる部分を黒く塗りつぶしている。
このため、補正用パターン(0)では、境界A1B1及び境界A2B2は、視認することができない。同様に、境界C1B3及び境界C2B3も、視認することができない。
このため、マイナスの番号の付された補正用パターンでは、境界A1B1は淡く視認されて白スジが生じ、境界A2B1は濃く視認されて黒スジが生じる。同様に、境界C1B3は淡く視認されて白スジが生じ、境界C2B3は濃く視認されて黒スジが生じる。
さらに、大きなマイナスの番号が付された補正用パターンほど、パターンAとパターンBが大きく近づき、パターンBとパターンCが大きく近づく。この結果、台形パターンA1と傾斜パターンB1が大きく離れ、逆台形パターンA2と傾斜パターンB1は大きく重なる。このため、大きなマイナスの番号が付された補正用パターンほど、白スジや黒スジが、はっきり視認される。
このため、プラスの番号の付された補正用パターンでは、境界A1B1は濃く視認されて黒スジが生じ、境界A2B1は淡く視認されて白スジが生じる。同様に、境界C1B3は濃く視認されて黒スジが生じ、境界C2B3は淡く視認されて白スジが生じる。
さらに、大きなプラスの番号が付された補正用パターンほど、パターンAとパターンBが大きく離れ、パターンBとパターンCが大きく離れる。この結果、台形パターンA1と傾斜パターンB1が大きく重なり、逆台形パターンA2と傾斜パターンB1は大きく離れる。このため、大きなプラスの番号が付された補正用パターンほど、白スジや黒スジが、はっきり視認される。
次に、DC成分の誤差のみが生じた場合について説明する。ここでは、目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送される場合について説明する。
ここでは目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送されているので、補正用パターン(0)のパターンAを形成するパス10からパターンBを形成するパス44までの間に行われる搬送処理の搬送量は、目標搬送量よりも多くなる。このため、補正用パターン(0)のパターンBは、搬送誤差が無い場合と比較して、搬送方向上流側にずれて形成される。つまり、目標搬送量よりも多く紙が搬送される結果、パターンAとパターンBとの位置関係が離れる。この結果、台形パターンA1と傾斜パターンB1が重なり、逆台形パターンA2と傾斜パターンB1が離れる。このため、補正用パターン(0)では、境界A1B1は濃く視認されて黒スジが生じ、境界A2B1は淡く視認されて白スジが生じる。同様に、補正用パターン(0)では、境界C1B3は濃く視認されて黒スジが生じ、境界C2B3は淡く視認されて白スジが生じる。
つまり、目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送される場合における補正用パターン(0)の境界は、搬送誤差が無い場合におけるプラスの番号の付された補正用パターンの境界に近似した状態である。
ここでは目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送されているので、各補正用パターンのパターンAとパターンBとの位置関係は、搬送誤差が無い場合と比較して、離れる。この結果、マイナスの番号の付された補正用パターンの白スジや黒スジが軽減される。
そして、搬送ローラ23の半回転中に、例えば目標搬送量よりも4/4320インチだけ多い搬送量で紙が搬送されるのであれば、補正用パターン(0)よりもパターンAとパターンBとの位置関係が4/4320インチだけ近づいている補正用パターン(−4)において、境界A1B1及び境界A2B1が見えにくくなる。同様に、搬送ローラ23の半回転中に、例えば目標搬送量よりも4/4320インチだけ多い搬送量で紙が搬送されるのであれば、補正用パターン(0)よりもパターンBとパターンCとの位置関係が4/4320インチだけ近づいている補正用パターン(−4)において、境界C1B3及び境界C2B3が見えにくくなる。
従って、DC成分の誤差のみが生じた場合、境界の最も見え難い補正用パターンの番号は、DC成分の搬送誤差を反映し、DC成分の搬送誤差を補正するための補正値に対応する値にもなる。
次に、AC成分の誤差のみが生じた場合について説明する。ここでは、図11AのようなAC成分の搬送誤差が生じるものとし、パターンAの形成時の搬送ローラの回転位置が、基準位置から1/4回転した位置であるものとする。つまり、パターンAの形成とパターンBの形成の間に行われる搬送処理では、目標搬送量よりも少ない搬送量にて紙が搬送され、パターンBの形成とパターンCの形成の間に行われる搬送処理では、目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送される。
補正用パターン(0)のパターンBは、目標搬送量よりも少ない搬送量にて紙が搬送された後に形成されるので、搬送誤差が無い場合と比較して、搬送方向下流側にずれて形成される。このため、パターンAとパターンBとの位置関係は近づく。この結果、台形パターンA1と傾斜パターンB1が離れ、逆台形パターンA2と傾斜パターンB1が重なる。このため、補正用パターン(0)では、境界A1B1は淡く視認されて白スジが生じ、境界A2B1は濃く視認されて黒スジが生じる。つまり、この場合における補正用パターン(0)の上部の境界は、搬送誤差が無い場合におけるマイナスの番号の付された補正用パターンの上部の境界に近似した状態である。
各補正用パターンのパターンAとパターンCとの位置関係に注目すると、ここではAC成分の誤差のみが生じておりDC成分の誤差は生じていないので、図19のパターンAとパターンCとの位置関係と同じである。但し、パターンBは、パターンA及びパターンCに対して、AC成分の誤差の影響で搬送方向下流側にずれている。
各補正用パターンのパターンAとパターンBとの位置関係は、搬送誤差が無い場合と比較して近づいているので、プラスの番号の付された補正用パターンの白スジや黒スジが軽減される。逆に、各補正用パターンのパターンBとパターンCとの位置関係は、搬送誤差が無い場合と比較して離れているので、マイナスの番号の付された補正用パターンの白スジや黒スジが軽減される。
図22は、各ノズルのインク吐出速度Vmの説明図である。各ノズルのインク吐出速度Vmは、ヘッドの製造ばらつき等の影響により、異なっている。隣接するノズル同士では近似したインク吐出速度になるが、離れたノズル同士ではインク吐出速度Vmが大きく異なることがある。ここでは、搬送方向下流側のノズル(ノズル♯1付近のノズル)は、搬送方向上流側のノズル(ノズル♯90付近のノズル)と比較して、インク吐出速度が速い。
台形パターンA1及び逆台形パターンA2は搬送方向上流側のノズル(ノズル♯76〜ノズル♯86)により形成され、傾斜パターンB1は搬送方向下流側のノズル(ノズル♯1〜ノズル♯12)により形成される。このため、台形パターンA1及び逆台形パターンA2は、傾斜パターンB1に対して相対的に、移動方向下流側に(図中の右側に)位置する。この結果、台形パターンA1と傾斜パターンB1が重なり、逆台形パターンA2と傾斜パターンB1が離れる。このため、補正用パターン(0)では、境界A1B1は濃く視認されて黒スジが生じ、境界A2B1は淡く視認されて白スジが生じる。つまり、この場合における補正用パターン(0)の境界A1B1及び境界A2B1は、搬送誤差が無い場合におけるプラスの番号の付された補正用パターンの境界A1B1及び境界A2B1に近似した状態である(但し、境界A1B2は異なる状態である)。
各補正用パターンのパターンAは、パターンBの傾斜パターンB1に対して相対的に、移動方向下流側に(図中の右側に)位置する。また、各補正用パターンのパターンBの傾斜パターンB3は、パターンCに対して相対的に、移動方向上流側に(図中の右側に)位置する。
プラスの番号の付された補正用パターンでは、補正用パターン(0)と比較して、パターンB及びパターンCとの位置関係が離れる。このため、プラスの番号の付された補正用パターンでは、補正用パターン(0)と比較して、境界C1B3の白スジ及び境界C2B3の黒スジが軽減される。
図25は、テストシートの検査方法のフロー図である。図26は、テストシートの検査手順の説明図である。以下、これらの図を用いて、本実施形態のテストシートの検査方法を説明する。
これにより、製造工場で製造されたプリンタ毎に、各プリンタに適した補正値が各プリンタのメモリに記録される。
図27は、比較例の検査手順の説明図である。比較例では、前述の検査方法のフローのS123において、右からではなく、左から順に検査を行っている(図中の丸3参照)。
<確認処理について>
本実施形態では、補正値を決定した後、決定された補正値が実際のDC成分の搬送誤差に対応しているか否か確認するため、確認用のテストシートを印刷する。
ここで、確認方法として、決定された補正値によってDC成分の搬送誤差を補正しつつ、前述の9個の補正用パターンを形成する方法が考えられる。そして、最適な境界A1B1及び境界A2B1の補正用パターンの番号と、最適な境界C1B3及び境界C2B3の補正用パターンの番号との中央値が「0」であれば、決定された補正値が、実際のDC成分の搬送誤差に対応していることが確認できる。逆に、中央値が「0」でなければ、決定された補正値が、実際のDC成分の搬送誤差に対応していないことが確認できる。
しかし、このような確認用のテストシートでは、AC成分の搬送誤差が大きくなると、最適な境界A1B1及び境界A2B1の確認用パターンと、最適な境界C1B3及び境界C2B3の確認用パターンとが、大きく離れてしまう。そうすると、中央値が「0」であることを確認することが面倒になる。
そこで、本実施形態では、以下に説明するような確認用のテストシートを印刷する。
図29は、本実施形態の確認用パターンの説明図である。
確認用パターンは、前述の補正用パターンと同様に、パターンA、パターンB及びパターンCから構成され、全体としてはほぼ長方形状である。また、確認用パターンのパターンA、パターンB及びパターンCの構成は、前述の確認用パターンのパターンA、パターンB及びパターンCの構成と同じである(図16〜図18参照)。このため、確認用パターンのパターンA、パターンB及びパターンCの構成については、説明を省略する。
前述の補正用パターンと比較して異なる点は、パターンAとパターンBとの位置関係、パターンBとパターンCとの位置関係、及びパターンAとパターンCとの位置関係である。すなわち、パターンAの形成からパターンBの形成までの紙の搬送量、パターンBの形成からパターンCの形成までの紙の搬送量、及び、パターンAの形成からパターンCの形成までの紙の搬送量が、確認用パターンと前述の補正用パターンとの間で異なる。
一方、本実施形態の確認用パターンでは、パターンAとパターンCとの位置関係は、全ての確認用パターンにおいて共通である。具体的に言うと、パターンAの形成からパターンCの形成までに行われる搬送処理の目標搬送量は、いずれの確認用パターンにおいても、搬送ローラの1回転分に相当する目標搬送量に補正値を加えた量になっている。すなわち、適した補正値が決定されていれば、パターンAの形成からパターンCの形成までの間において、紙がぴったり1.25インチにて搬送されることになる。逆に、適した補正値が決定されていなければ、パターンAの形成からパターンCの形成までの間において、紙は1.25インチにて搬送されていないことになる。
図30は、確認用のテストシートの印刷方法の説明図である。この確認用のテストシートには、前述の補正用パターンのように、9個の確認用パターンが移動方向に並んで形成されている。各確認用パターンには番号が付されている。以下の説明において、「確認用パターン(n)」とは、番号nが付された確認用パターンを意味する。但し、前述の補正用パターンとは異なり、この番号は補正値を示す値ではない。
但し、前述のパス35とパス36との間において補正値に応じた目標搬送量の搬送が行われているため、パターンAの形成からパターンBの形成までの搬送処理では、補正値に応じた目標搬送量にて紙が搬送されている。なお、もし決定された補正値が「0」であれば、各確認用パターンのパターンAの形成からパターンBの形成までの搬送処理における目標搬送量は、前述の各補正用パターンのパターンAの形成からパターンBの形成までの搬送処理における目標搬送量と同じになる。また、もし決定された補正値が「+2」であれば、確認用パターン(0)のパターンAの形成からパターンBの形成までの搬送処理の目標搬送量は、前述の補正用パターン(+2)のパターンAの形成からパターンBの形成までの搬送処理の目標搬送量と同じになる。
但し、パス70とパス71との間では、前述の補正用パターンの印刷時とは異なり、目標搬送量X2の搬送処理が行われる。目標搬送量X2は、確認用パターン(−8)のパターンAの形成からの目標搬送量の合計が「搬送ローラの1回転分に相当する目標搬送量に補正値を加えた量」になるように、設定される。つまり、目標搬送量X2も、決定された補正値に応じた値に設定される。
搬送ローラの1回転分に相当する目標搬送量に対する搬送誤差(DC成分の搬送誤差
は、搬送ローラの回転位置に関わらず一定である。また、搬送ローラの1回転分と比べて補正値は微小量であるので、補正値分の目標搬送量に対するAC成分の搬送誤差は、ほとんど無視できる。このため、いずれの確認用パターンにおいても、パターンAとパターンCとの位置関係は、一定になる。
図31は、適した補正値が決定されており、AC成分の搬送誤差が無い場合の確認用パターンの状態の説明図である。
図32Aは、適した補正値が決定されておりAC成分の搬送誤差がある場合の確認用パターン(0)の状態の説明図である。ここでは、AC成分の搬送誤差の影響によって、パターンAの形成とパターンBの形成の間に行われる搬送処理では目標搬送量よりも多い搬送量にて紙が搬送され、パターンBとパターンCの形成の間に行われる搬送処理では目標搬送量よりも少ない搬送量にて紙が搬送されるものとする。
ここでは、AC成分の搬送誤差の影響によってパターンAとパターンBとの位置関係が離れているので、マイナスの番号の付された確認用パターンの白スジや黒スジが軽減される。また、AC成分の搬送誤差の影響によってパターンBとパターンCとの位置関係が近づいているので、マイナスの番号の付された確認用パターンの白スジや黒スジが軽減される。
仮に、AC成分の影響のため、パターンBがパターンA及びパターンCに対して搬送方向上流側に4/4320インチだけ位置を変化させたとする。この場合、パターンA及びパターンCに対するパターンBの相対位置が確認用パターン(0)と比べて搬送方向下流側になる確認用パターン(−4)において、境界A1B1及び境界A2B1が見え難くなる。また、この確認用パターン(−4)において、境界C1B3及び境界C2B3も見え難くなる。
つまり、適した補正値が決定されていれば、上部の境界(境界A1B1及び境界A2B1)及び下部の境界(境界C1B3及び境界C2B3)の両方とも見え難くなる確認用パターンが存在する。
図33は、適した補正値が決定されており、ノズルのインク吐出速度に差がある場合の9個の確認用パターンの状態の説明図である。ここでは、搬送方向下流側のノズル(ノズル♯1など)のインク吐出速度が搬送方向上流側のノズル(ノズル♯87など)のインク吐出速度よりも速いため、パターンAが傾斜パターンB1に対して移動方向下流側(右側)にずれ、パターンCが傾斜パターンB3に対して移動方向上流側(左側)にずれるものとする。DC成分の搬送誤差もAC成分の搬送誤差も無ければ、確認用パターン(0)の境界A1B2及び境界C1B2は、視認できない。
図34Aは、適した補正値が決定されなかった場合における9個の確認用パターンの説明図である。ここでは、適した補正値が決定されなかったため、パターンAの形成からパターンCの形成までの間において、紙は1.25インチよりも多く搬送されている。
この場合、適した補正値が決定された場合の確認用パターンと比べて、パターンAとパターンCとの位置関係が離れる。このため、パターンAとパターンBがぴったりつながる確認用パターン(−4)では、パターンBとパターンCとの位置関係が離れ、境界C1B3は濃く視認されて黒スジが生じ、境界C2B3は淡く視認されて白スジが生じる。一方、パターンBとパターンCがぴったりつながる確認用パターン(0)では、パターンAとパターンBとの位置関係が離れ、境界A1B1は濃く視認されて黒スジが生じ、境界A2B1は淡く視認されて白スジが生じる。
この場合、適した補正値が決定された場合の確認用パターンと比べて、パターンAとパターンCとの位置関係が近づく。このため、パターンAとパターンBがぴったりつながる確認用パターン(0)では、パターンBとパターンCとの位置関係が近づき、境界C1B3は淡く視認されて白スジが生じ、境界C2B3は濃く視認されて黒スジが生じる。一方、パターンBとパターンCがぴったりつながる確認用パターン(−4)では、パターンAとパターンBとの位置関係が離れ、境界A1B1は淡く視認されて白スジが生じ、境界A2B1は濃く視認されて黒スジが生じる。
図35は、確認用のテストシートの確認方法のフロー図である。図36は、確認用のテストシートの確認手順の説明図である。
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、記録装置、液体の吐出装置、印刷方法、記録方法、液体の吐出方法、印刷システム、記録システム、コンピュータシステム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体、印刷物の製造方法、等の開示が含まれていることは言うまでもない。
前述の実施形態では、補正用パターンの各境界の検査を、プリンタ製造工場の検査工程の検査者が行っている。しかし、プリンタを購入したユーザーが、プリンタにテストシートを印刷させて、補正用パターンの各境界の検査を行っても良い。
なお、人間が補正用パターンの各境界の検査を行うのではなく、センサを用いても良い。例えば、テストシートをスキャナで読み取っても良い。また、プリンタのキャリッジ31に設けられている光学センサ54を用いて、コントローラ60がテストシートの検査を行っても良い。
なお、確認用パターンの検査についても同様である。
前述の実施形態では、傾斜パターンB1と傾斜パターンB3は、パターンBとして一体的に形成されていた。しかし、このような補正用パターンに限られるものではない。例えば、長方形パターンB2を形成せず、傾斜パターンB1と傾斜パターンB3とを分離して形成しても良い。
なお、確認用パターンの形状についても同様である。
前述の実施形態では、パターンAとパターンBとの間に、2つの境界(境界A1B1及び境界A2B1)が形成され、2つの境界において、2つのパターンの搬送方向上流・下流の関係が逆になっている。
しかし、これに限られるものではない。例えば、パターンAの逆台形パターンA2をなくして、パターンAとパターンBとの間の境界を1つにしても良い。また、パターンCの台形パターンC2をなくして、パターンBとパターンCとの間の境界を1つにしても良い。
このような場合であっても、2つのパターンの間の位置関係が変化したときに、白スジ又は黒スジの一方は発生するので、これに基づいて境界の状態を検査できる。
なお、確認用パターンの形状についても同様である。
前述の実施形態では、パターンAとパターンBの境界が搬送方向及び移動方向と交差する方向になっていた。しかし、このような補正用パターンに限られるものではない。
この補正用パターンのパターンAは、ノズル♯76〜ノズル♯87によって2回のパスにより形成され、160/360インチの24本のラスタラインから構成される。パターンBは、前述の長方形パターンB2と同様に、ノズル♯13〜ノズル♯75によって2回のパスにより形成され、124本のラスタラインから構成される。パターンCは、ノズル♯1〜ノズル♯12によって2回のパスにより形成され、160/360インチの24本のラスタラインから構成される。
(1)前述の実施形態では、目標搬送量の通りに紙が搬送されているか否かを確認するため、9個の確認用パターンが形成されたテストシートが印刷される。この確認用のテストシートを印刷する際に、プリンタのコントローラ60は、まず、紙(媒体の一例)を搬送方向の所定の位置に搬送して、搬送方向上流側のノズル♯76〜ノズル♯87によってパターンA(第1パターンの一例)を形成する(図29、図30参照)。次に、コントローラ60は、ノズル列の搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて紙を搬送方向に搬送する(図29、図30参照)。なお、このときの目標搬送量は、確認用パターンによってそれぞれ異なる。そして、コントローラ60は、搬送方向下流側のノズル♯1〜ノズル♯12によってパターンAと境界を形成する傾斜パターンB1を形成するとともに、搬送方向上流側のノズル♯76〜ノズル♯87によって傾斜パターンB3を形成することにより、パターンBを形成する(図29、図30参照)。この後、コントローラ60は、ノズル列の搬送方向の長さよりも短い目標搬送量にて紙を搬送方向に搬送する(図29、図30参照)。なお、このときの目標搬送量も、確認用パターンによってそれぞれ異なる。そして、コントローラ60は、搬送方向下流側のノズル♯1〜ノズル♯12によって傾斜パターンB3と境界を形成するパターンCを形成する(図29、図30参照)。なお、確認用パターンを構成するパターンA、パターンB及びパターンCの各形状は、補正用パターンを構成するパターンA、パターンB及びパターンCとそれぞれ同じである。
しかし、このような確認用のテストシートでは、AC成分の搬送誤差が大きくなると、最適な境界A1B1及び境界A2B1の確認用パターンと、最適な境界C1B3及び境界C2B3の確認用パターンとが、大きく離れてしまう。そうすると、中央値が「0」であることを確認することが面倒になる。
このため、確認用のテストシートの検査者は、同じ確認用パターンにおける2つの境界の状態を確認するだけでよいので、確認作業が容易になる。
但し、これに限られるものではない。例えば、パターンAを形成するノズルをノズル♯76〜ノズル♯87とし、傾斜パターンB3を形成するノズルをノズル♯76〜ノズル♯90としても良い。しかし、この場合、境界A1B1及び境界A2B1の視認性と、境界C1B3及び境界C2B3の視認性とが異なることになる。一方、本実施形態において2つの境界の状態を検査して両境界が見え難くなる確認用パターンが存在するか否かを判断することを考慮すると、2つの境界の視認性は均等であることが望ましい。
但し、例えば図28に示すように、境界が移動方向に沿っていても良い。このような場合であっても、パターンAとパターンBとの間に境界が形成され、パターンBとパターンCとの間に境界が形成されるので、2つの境界の両方とも見え難くなる確認用パターンが存在するか否かを判断することができる。しかし、この場合、各パターンを構成するラスタラインの間隔にばらつきが生じると、各パターンの内部で白スジや黒スジのように見える場所が生じるため、境界において黒スジや白スジの存在を判断することが困難になる。
但し、例えば図24A及び図24Bに示すように、確認用パターンのパターンAとパターンBの境界の方向と、パターンBとパターンCの境界の方向とが平行であっても良い。このような場合であっても、搬送方向上流側のノズルと、搬送方向下流側のノズルとの間でインク吐出速度に差がなければ、DC成分の搬送誤差に対して適した補正値が決定されているか否かを確認できる。
但し、確認用のテストシートは、補正値を決定した後に印刷されなくても良い。例えば、プリンタを製造した後、補正値決定用のテストシートを印刷せずに(補正値の決定前に)、確認用のテストシートを印刷しても良い。このような場合であっても、2つの境界の両方とも見え難くなる確認用パターンが存在するか否かに基づいて、目標搬送量の通りに紙が搬送されているか否かを確認することができる。
但し、これに限られるものではない。例えば、補正値決定用のテストシートとして図28に示すような補正用パターンを形成し、確認用のテストシートでは図29に示すような確認用パターンを形成しても良い。
また、プリンタ製造工場でテストシートを印刷するのではなく、プリンタを購入したユーザー下でテストシートが印刷され、補正値が決定されても良い。
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ(PFモータ)、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモータ(CRモータ)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニアエンコーダ、52 ロータリーエンコーダ、
521 スケール、 522 検出部、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路
100 印刷システム、110 コンピュータ、
120 表示装置、130 入力装置、140 記録再生装置、
A1 台形パターン、A2 逆台形パターン、
B1 傾斜パターン、B2 長方形パターン、B3 傾斜パターン、
C1 逆台形パターン、C2 台形パターン
Claims (19)
- 印刷をおこなう媒体を搬送ローラで搬送し、搬送方向に複数のノズルを有し前記搬送方向に交差する方向に移動するノズル列からインクを吐出して所定パターンを印刷し、1回転の周面の長さの方がノズル列の搬送方向の長さより長い前記搬送ローラによる搬送誤差補正を確認する方法であって、
前記搬送ローラの任意の回転位置で前記ノズル列の前記搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第1パターンを前記媒体に形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置から1回転以下で回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルからのインク吐出によって前記媒体の前記第1パターンと境界を形成するように第2パターンを形成するとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第3パターンを前記媒体に形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置からほぼ1回転分回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成するように第4パターンを前記媒体に形成することにより、
前記第1、第2、第3及び第4パターンを備えた搬送誤差補正の確認用パターンを形成するようにして、
前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角を異ならせ、前記第1パターンを形成する回転位置から前記第4パターンを形成する回転位置までの回転角を等しくした、複数の搬送誤差補正の確認用パターンを形成し、
前記複数の確認用パターンにおける前記第1パターンと前記第2パターン及び前記第3パターンと前記第4パターンの境界の状態により前記搬送ローラによる媒体の搬送誤差補正を確認することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項1に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
前記第1パターンを形成してから前記第2パターンを形成するまでに行われる前記媒体の搬送量は、前記搬送ローラのほぼ半回転分に相当することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項1又は2に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
前記第1パターンを形成するノズルで前記第3パターンを形成し、
前記第2パターンを形成するノズルで前記第4パターンを形成することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項1に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界が前記搬送方向及び移動方向と交差する方向となるように形成することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項4に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界は、前記境界同士が交差する方向となるように形成することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項1に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
複数の確認用パターンを、前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角の大小順に、前記移動方向に並べて形成し、
前記第1パターンと前記第2パターンとの境界の状態に基づいて前記第1の確認用パターンを選択する際の確認方向と、
前記第3パターンと前記第4パターンとの境界の状態に基づいて前記第2の確認用パターンを選択する際の確認方向とを同じ方向とし、
前記第1の確認用パターンと前期第2の確認用パターンとが所定以下の範囲で近接していれば搬送誤差補正が適当であると確認することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 請求項1に記載の搬送誤差補正の確認方法であって、
複数の確認用パターンを、前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角の大小順に、前記移動方向に並べて形成し、
前記第1パターンと前記第2パターンとの境界の状態に基づいて前記第1の確認用パターンを選択する際の確認方向と、
前記第3パターンと前記第4パターンとの境界の状態に基づいて前記第2の確認用パターンを選択する際の確認方向とを逆方向とし、
前記第1の確認用パターンと前期第2の確認用パターンとが一致ないし所定以下の範囲で近接していれば搬送誤差補正が適当であると確認することを特徴とする搬送誤差補正の確認方法。 - 印刷をおこなう媒体を搬送ローラで搬送し、搬送方向に複数のノズルを有し前記搬送方向に交差する方向に移動するノズル列からインクを吐出して所定パターンを印刷し、1回転の周面の長さの方がノズル列の搬送方向の長さより長い前記搬送ローラによる搬送誤差補正を確認する印刷方法であって、
前記搬送ローラの任意の回転位置で前記ノズル列の前記搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第1パターンを前記媒体に形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置から1回転以下で回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルからのインク吐出によって前記媒体の前記第1パターンと境界を形成するように第2パターンを形成するとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第3パターンを前記媒体に形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置からほぼ1回転分回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成するように第4パターンを前記媒体に形成することにより、
前記第1、第2、第3及び第4パターンを備えた搬送誤差の検出用パターンを形成するようにして、
前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角を異ならせ、前記第1パターンを形成する回転位置から前記第4パターンを形成する回転位置までの回転角を等しくした複数の搬送誤差補正の確認用パターンを形成し、
前記確認用パターンにおける前記第1パターンと前記第2パターン及び前記第3パターンと前記第4パターンの境界の状態により前記搬送ローラによる搬送誤差補正を確認することを特徴とする印刷方法。 - 請求項8に記載の印刷方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界が前記搬送方向及び移動方向と交差する方向となるように形成することを特徴とする印刷方法。 - 請求項9に記載の印刷方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界は、前記境界同士が交差する方向となるように形成することを特徴とする印刷方法。 - 印刷をおこなう媒体を搬送する搬送ローラを有する搬送ユニットと、前記搬送方向に並び前記搬送方向に交差する方向に移動する複数のノズル列と、前記ノズル列からインクを吐出させる制御をおこなうコントローラとを備え、前記搬送ローラの1回転の周面の長さの方がノズル列の搬送方向の長さより長い印刷システムであって、
前記コントローラは、
前記搬送ローラの任意の回転位置で前記ノズル列の前記搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第1パターンを前記媒体に形成させ、
前記搬送ローラを前記回転位置から1回転以下で回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルからのインク吐出によって前記媒体の前記第1パターンと境界を形成するように第2パターンを形成させるとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第3パターンを前記媒体に形成させ、
前記搬送ローラを前記回転位置からほぼ1回転分回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成するように第4パターンを前記媒体に形成させることにより、
前記第1、第2、第3及び第4パターンを備えた搬送誤差補正の確認用パターンを形成させるようにして、
前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角を異ならせ、前記第1パターンを形成する回転位置から前記第4パターンを形成する回転位置までの回転角を等しくした、複数の搬送誤差補正の確認用パターンを形成させるように
前記搬送ローラと前記ノズル列を制御することを特徴とする印刷システム。 - 請求項11に記載の印刷システムであって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界が前記搬送方向及び移動方向と交差する方向となるように形成させることを特徴とする印刷システム。 - 請求項12に記載の印刷システムであって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界は、前記境界同士が交差する方向となるように形成させることを特徴とする印刷システム。 - 印刷をおこなうテストシートを搬送ローラで搬送し、搬送方向に複数のノズルを有し前記搬送方向に交差する方向に移動するノズル列からインクを吐出して所定パターンを印刷することにより、1回転の周面の長さの方がノズル列の搬送方向の長さより長い前記搬送ローラによる搬送誤差補正を確認するためのテストシートの製造方法であって、
前記搬送ローラの任意の回転位置で前記ノズル列の前記搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第1パターンを前記テストシートに形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置から1回転以下で回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルからのインク吐出によって前記テストシートの前記第1パターンと境界を形成するように第2パターンを形成するとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第3パターンを前記テストシートに形成し、
前記搬送ローラを前記回転位置からほぼ1回転分回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成するように第4パターンを前記テストシートに形成することにより、
前記第1、第2、第3及び第4パターンを備えた搬送誤差補正の確認用パターンを形成するようにして、
前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角を異ならせ、前記第1パターンを形成する回転位置から前記第4パターンを形成する回転位置までの回転角を等しくした、複数の搬送誤差補正の確認用パターンを形成することを特徴とするテストシートの製造方法。 - 請求項14に記載のテストシートの製造方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界が前記搬送方向及び移動方向と交差する方向となるように形成することを特徴とするテストシートの製造方法。 - 請求項15に記載のテストシートの製造方法であって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界は、前記境界同士が交差する方向となるように形成することを特徴とするテストシートの製造方法。 - 搬送ローラで搬送され、搬送方向に複数のノズルを有し前記搬送方向に交差する方向に移動するノズル列からインクが吐出されることにより所定パターンが印刷され、1回転の周面の長さの方がノズル列の搬送方向の長さより長い前記搬送ローラによる搬送誤差補正の確認に使用されるテストシートであって、
前記搬送ローラの任意の回転位置で前記ノズル列の前記搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第1パターンが形成され、
前記搬送ローラを前記回転位置から1回転以下で回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルからのインク吐出によって前記第1パターンと境界を形成するように第2パターンが形成されるとともに、前記ノズル列の搬送方向上流側のノズルからのインク吐出によって第3パターンが形成され、
前記搬送ローラを前記回転位置からほぼ1回転分回転した位置で前記ノズル列の搬送方向下流側のノズルによって前記第3パターンと境界を形成するように第4パターンが形成されることにより、
前記第1、第2、第3及び第4パターンを備えた搬送誤差補正の確認用パターンが形成されるようにして、
前記搬送ローラの前記第1パターンを形成する回転位置から前記第2パターンを形成する回転位置までの回転角を異ならせ、前記第1パターンを形成する回転位置から前記第4パターンを形成する回転位置までの回転角を等しくした、複数の搬送誤差補正の確認用パターンが形成されていることを特徴とするテストシート。 - 請求項17に記載のテストシートであって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界が前記搬送方向及び移動方向と交差する方向となるように形成されることを特徴とするテストシート。 - 請求項18に記載のテストシートであって、
前記確認用パターンは前記第1パターンと前記第2パターンとの境界及び前記第3パターンと前記第4パターンとの境界は、前記境界同士が交差する方向となるように形成されることを特徴とするテストシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005259505A JP4862326B2 (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | 搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005259505A JP4862326B2 (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | 搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007069479A JP2007069479A (ja) | 2007-03-22 |
JP4862326B2 true JP4862326B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=37931360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005259505A Expired - Fee Related JP4862326B2 (ja) | 2005-09-07 | 2005-09-07 | 搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4862326B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6651889B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2020-02-19 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、誤差算出方法、及びプログラム |
JP6929660B2 (ja) * | 2017-02-27 | 2021-09-01 | キヤノン株式会社 | 記録装置及び記録媒体の搬送量の決定方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3982211B2 (ja) * | 2001-07-12 | 2007-09-26 | セイコーエプソン株式会社 | プリンタにおける紙送り誤差の補正 |
JP2003039793A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録位置調整用パターンの形成方法、画像記録位置調整方法、記録位置調整用パターン形成装置及び画像記録装置 |
JP3835306B2 (ja) * | 2002-02-21 | 2006-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、搬送量補正用パターン、コンピュータプログラム、コンピュータシステム、及び、印刷方法 |
JP4553116B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-09-29 | セイコーエプソン株式会社 | 記録制御データ送出装置 |
-
2005
- 2005-09-07 JP JP2005259505A patent/JP4862326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007069479A (ja) | 2007-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7549721B2 (en) | Printing method, printing system and method for determining correction value | |
JP5067017B2 (ja) | システム、プリンター、及びプリンターにおいて実行される方法。 | |
JP5084333B2 (ja) | 記録装置および搬送誤差補正値取得方法 | |
JP4894881B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
EP2105309B1 (en) | Image forming apparatus and recording head adjusting method | |
JP4432943B2 (ja) | ライン位置算出方法及び補正値取得方法 | |
JP2008260170A (ja) | 記録装置および搬送制御方法 | |
JP2009083130A (ja) | 液体吐出装置、及び、搬送方法 | |
JP4857663B2 (ja) | 搬送誤差の検査方法、搬送誤差の補正値の決定方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート | |
JP4862326B2 (ja) | 搬送誤差補正の確認方法、印刷方法、印刷システム、テストシートの製造方法及びテストシート | |
JP4857664B2 (ja) | 搬送誤差の検査方法 | |
WO2017047446A1 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP4857665B2 (ja) | 搬送誤差の検査方法 | |
JP4329459B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP4967816B2 (ja) | 搬送方法及び記録装置 | |
JP4900042B2 (ja) | 記録方法 | |
JP5235323B2 (ja) | 記録装置および記録制御方法 | |
US20230286308A1 (en) | Print control | |
JP4345790B2 (ja) | 媒体搬送装置、及び、搬送量の補正方法 | |
JP4329458B2 (ja) | 液体吐出装置 | |
JP2008302659A (ja) | インクジェット記録装置および搬送制御方法 | |
JP2009143136A (ja) | 液体吐出装置、及び、補正用パターン形成方法 | |
JP2012152948A (ja) | 補正値の決定方法、流体噴射装置の製造方法、及び、テストシート | |
JP2008023787A (ja) | 印刷方法 | |
JP2008012696A (ja) | 記録方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110315 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111011 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4862326 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |