JP4329458B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
の裏面をインク等によって汚さずに済む。
本発明は、変形した紙に調整用のパターンを形成し、この調整用パターンに基づいて、高精度に液体を着弾させるための調整値を得ることを目的とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
前記移動方向において異なる位置に配置された複数の支持部と、を備え、
前記支持部に支持された媒体に、前記液体吐出部から前記液体を吐出して、液体吐出タイミングを調整するためのパターンを複数形成する液体吐出装置において、
前記移動方向に沿って形成された複数のパターンが、粗調用のパターン群を構成し、
前記移動方向と交差する方向に沿って形成された複数のパターンが、微調用のパターン群を構成する
ことを特徴とする液体吐出装置。
かかる液体吐出装置によれば、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。これにより、変形した紙に形成されたパターンからでも、高精度にインクを着弾させるための調整値を得ることができる。
前記移動方向において異なる位置に配置された複数の支持部によって媒体を支持し、
前記支持部に支持された媒体に、前記液体吐出部から前記液体を吐出して、液体吐出タイミングを調整するためのパターンを複数形成する液体吐出方法において、
前記移動方向に沿って形成された複数のパターンが、粗調用のパターン群を構成し、
前記移動方向と交差する方向に沿って形成された複数のパターンが、微調用のパターン群を構成する
ことを特徴とする液体吐出方法。
かかる液体吐出方法によれば、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。これにより、変形した紙に形成されたパターンからでも、高精度にインクを着弾させるための調整値を得ることができる。
前記印刷装置は、
液体を吐出する液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、
前記移動方向において異なる位置に配置された複数の支持部と、を備え、
前記支持部に支持された媒体に、前記液体吐出部から前記液体を吐出して、液体吐出タイミングを調整するためのパターンを複数形成する印刷装置であり、
前記移動方向に沿って形成された複数のパターンが、粗調用のパターン群を構成し、
前記移動方向と交差する方向に沿って形成された複数のパターンが、微調用のパターン群を構成する
ことを特徴とする印刷システム。
かかる印刷システムによれば、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。これにより、変形した紙に形成されたパターンからでも、高精度にインクを着弾させるための調整値を得ることができる。
次に、印刷システム(コンピュータシステム)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態の記載には、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等に関する実施形態も含まれている。
<インクジェットプリンタの構成について>
図2は、本実施形態のプリンタの全体構成のブロック図である。また、図3は、本実施形態のプリンタの全体構成の概略図である。また、図4は、本実施形態のプリンタの全体構成の横断面図である。以下、本実施形態のプリンタの基本的な構成について説明する。
図5は、印刷時の処理のフロー図である。以下に説明される各処理は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各処理を実行するためのコードを有する。
図6は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド41の下面には、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル群Cと、マゼンタインクノズル群Mと、イエローインクノズル群Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。
各ノズル群の複数のノズルは、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720)である場合、k=4である。
<搬送処理について>
図7は、搬送ユニット20の構成の説明図である。なお、これらの図において、既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。
紙の搬送量は、搬送ローラ23の回転量に応じて定まる。したがって、搬送ローラ23の回転量が検出できれば、紙の搬送量も検出可能である。そこで、搬送ローラ23の回転量を検出するため、ロータリー式エンコーダ52が設けられている。
図8は、ロータリー式エンコーダの構成の説明図である。なお、これらの図において、既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。
スケール521は、所定の間隔毎に設けられた多数のスリットを有する。このスケール521は、搬送ローラ14に設けられている。つまり、スケール521は、搬送ローラ23が回転すると、一緒に回転する。例えば、搬送ローラ23が紙Sを1/1440インチ分の搬送を行うように回転すると、スケール521は、検出部522に対して、1スリット分だけ回転する。
検出部522は、スケール521と対向して設けられており、プリンタ本体側に固定されている。検出部522は、発光ダイオード522Aと、コリメータレンズ522Bと、検出処理部522Cとを有しており、検出処理部522Cは、複数(例えば、4個)のフォトダイオード522Dと、信号処理回路522Eと、2個のコンパレータ522Fa、522Fbとを備えている。
図9Aは、搬送モータ22が正転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。図9Bは、搬送モータ22が反転しているときの出力信号の波形のタイミングチャートである。
図10は、搬送処理のフロー図である。以下に説明される各種の動作は、プリンタ1内のメモリに格納されたプログラムに基づいて、コントローラが搬送ユニット20を制御することによって、実現される。また、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
「縁なし印刷」と呼ばれる印刷方式がある。この印刷方式は、紙の全体に余白を作らずに画像を形成する印刷方式である。プリンタは、「縁なし印刷」を行うとき、紙よりも広い領域にインクを吐出し、紙の全体にインクを塗布し、紙の全体に画像を形成している。
「縁なし印刷」の場合、紙よりも広い領域にインクが吐出されるので、紙に着弾せずプラテンに着弾するインクが存在する。しかし、プラテンに着弾したインクが紙の裏側に付着すると、紙が汚れてしまうため望ましくない。そこで、紙の裏側の汚れを防ぐため、プラテン24は突起(支持部)を備え、インク滴が付着した部分に紙が接触しないようにしている。
突起群(走査方向に並ぶ複数の突起242)は、搬送方向に沿って複数配置されている。これにより、突起群と突起群との間に、走査方向に沿った溝部(凹部とも呼ぶ)が、形成される。突起242の走査方向の位置は、いずれの突起群であっても、ほぼ同じ位置である。したがって、突起と突起との間に、搬送方向に沿った溝部が、形成される。
図14Bは、双方向印刷時におけるインク着弾位置ずれの説明図である。キャリッジ36が往復移動する間に、ヘッドからインクが吐出される。所定のギャップL0では、往路におけるインク着弾位置と復路におけるインク着弾位置とが一致するように、双方向印刷時のインク吐出タイミングが調整されている。ギャップが標準ギャップL0と異なると、図に示す通り、双方向印刷時の着弾位置がずれてしまう。
<調整値の決定手順について>
図15は、調整値の決定手順を説明するためのフロー図である。以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内のメモリ63に格納されたプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図18は、本実施形態のテストパターンの説明図である。
テストパターンは、複数の調整用パターンを有している。テストパターンは、走査方向に沿って配置された5つの調整用パターン(No=1、2、4、6、7の調整用パターン)を有している。また、この5つの調整パターンのうちの中央の調整用パターン(No=4の調整用パターン)の搬送方向上流側及び下流側に、それぞれ1つ調整用パターン(No=3、5の調整用パターン)が配置されている。なお、走査方向に沿って配置された調整用パターンの間隔は、搬送方向に沿って配置された調整用パターンの間隔よりも、広い。
つまり、本実施形態では、走査方向に沿って配置された5つの調整用パターンの調整値は、1/720インチ毎に異なっている。また、搬送方向に沿って配置された3つの調整用パターンの調整値は、1/1440インチ毎に異なっている。
図20は、本実施形態のテストパターンの各調整用パターンの形成位置の説明図である。同図は、搬送方向から見た図である。同図において、既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。既に説明した通り、紙は、突起242によって支持されており、搬送方向から見ると、波状(凹凸)になっている。また、波の盛り上がっている部分(山の部分、凸の部分)は、突起242によって支持されている部分である。逆に、波の下がっている部分(谷の部分、凹の部分)は、突起242と突起242との間に位置している。
しかし、この参考例の場合、テストパターンによって決定された調整値によって印刷を行うと、山の部分に形成される画像の質は良いが、谷の部分に形成される画像の質は、非常に悪くなる。これは、山の部分で調整用パターンを作成して調整値を決定すると、山の部分のギャップと谷の部分のギャップとの差が大きいため、谷の部分でドットの着弾位置が大きくずれるからである。
また、この参考例の場合、谷の部分の周期に沿って低画質な画像が印刷されるので、低画質な画像の出現周期が大きい。低画質な画像の出現周期が大きいと、画質の低下が目立ち、画像全体の画質が悪化する。
また、本実施形態では、低画質な画像は山の部分及び谷の部分で現れるため、その出現周期は短くなる(前述の参考例と比較して、半分の周期になる)。低画質な画像の出現周期が短いと、画質の低下が目立ちにくくなり、画像全体の画質の低下を抑えることができる。
上記の実施形態は、主としてプリンタについて記載されているが、その中には、印刷装置、記録装置、液体吐出装置、印刷方法、記録方法、液体吐出方法、印刷システム、記録システム、コンピュータシステム、プログラム、プログラムを記憶した記憶媒体、表示画面、画面表示方法、印刷物の製造方法、等の開示が含まれていることは言うまでもない。
前述の実施形態では、プリンタが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の記録装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。このような分野に本技術を適用しても、液体を対象物に向かって直接的に吐出(直描)することができるという特徴があるので、従来と比較して省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
前述の実施形態は、プリンタの実施形態だったので、染料インク又は顔料インクをノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。このような液体を対象物に向かって直接的に吐出すれば、省材料、省工程、コストダウンを図ることができる。
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
(1)前述の実施形態では、プリンタ(液体吐出装置・印刷装置)は、ノズル(液体を吐出する液体吐出部)を走査方向(移動方向)に移動させるキャリッジ(移動体)と、走査方向において異なる位置に配置された複数の突起242(支持部)と、を備えている。紙を突起242で支持する構成なので、プリンタが「縁なし印刷」を行っても、紙に着弾しないインクによって紙の裏面を汚さずに済む。但し、このような構成だと、突起に支持される紙は、図11Bに示すように、波を打つ形状になる。
このような状態において、複数の調整用パターンを走査方向に並べると、各調整用パターンの形状が、紙の変形の影響(紙とヘッドとの間隔の影響)を受ける。このため、仮に微調用の調整用パターン群を走査方向に並べると、各パターンの形状が順番に変化せず、例えば最適パターンが2つ出現する等の不具合が生じる。
そこで、前述の実施形態では、走査方向(移動方向)に沿って形成されたNo=1、2、4、6、7の調整用パターンが、粗調用のパターン群を構成し、搬送方向(移動方向と交差する方向)に沿って形成されたNo=3〜5の調整用パターンが、微調用のパターン群を構成している。なお、粗調用のパターン群は、1/720インチの調整を行うためのパターン群であり、微調用のパターン群は、1/1440インチの調整を行うためのパターン群である。
したがって、前述の実施形態によれば、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。これにより、変形した紙に形成された調整用パターンからでも、高精度にインクを着弾させるための調整値を得ることができる。
但し、複数のパターンの配置は、前述の実施形態の配置に限られるものではない。例えば、図23に示すように、微調用のパターン群の数(搬送方向に並ぶ調整用パターンの数)を2つにしても良い。また、例えば、図24に示すように、全ての粗調用の調整用パターンの搬送方向上流側及び下流側に、それぞれ1つずつ微調用の調整用パターンを配置しても良い。
これにより、前述の実施形態では、No=2〜6の調整用パターン群の調整値が1/1440インチ毎に変化するので、微調用のパターンの数を実質的に増やすことができる。
これにより、効率よく複数の調整用パターンを配置することができる。
粗調用のパターン群は走査方向に並んでいるので、粗調用のパターン群のパターン数が増えても、キャリッジの移動動作は変わらず、印刷時間は多くならない。しかし、微調用のパターン群は搬送方向に並んでいるので、微調用のパターン群のパターン数が増えると、キャリッジの移動動作や搬送ローラの搬送動作等が増えてしまい、印刷時間が多くなってしまう。
したがって、前述の実施形態によれば、印刷時間を短縮することができる。
これにより、紙の変形を考慮した位置に調整用パターンを形成しているので、変形した紙に形成された調整用パターンからでも、高精度にインクを着弾させるための調整値を得ることができる。
なお、プラテンに対して斜めに紙を搬送しなくても良い。このようにしても、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。但し、この場合、上記の効果を得ることができない。
第1に、ドットの着弾位置が大きくずれることはない。仮に紙の山の部分に調整用パターンを形成してインク吐出タイミングを調整すると、紙の谷の部分でドットの着弾位置が大きくずれてしまう。一方、中腹に調整用パターンを形成すれば、中腹の部分のギャップ(紙とノズルとの間隔)と山の部分のギャップとの差は小さいので、ドットの着弾位置のずれは小さい。
第2に、画質の低下が目立ちにくくなる。仮に紙の山の部分に調整用パターンを形成してインク吐出タイミングを調整すると、紙の谷の部分で画像が低下し、低画質な画像が大きい周期で出現し、画質の低下が目立つ。一方、中腹に調整用パターンを形成すれば、低画質な画像は山の部分及び谷の部分で現れるため、低画質な画像の出現周期が短くなり、画質の低下が目立ちにくくなる。
このような2つの効果により、優れた画像を紙に形成することができる。
但し、調整用パターンの形成位置は、これに限られるものではない。例えば、上記の2つの効果は得られなくなるが、紙の山の部分(又は谷の部分)に調整用パターンを形成しても良い。このような場合であっても、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。
第1に、ドットの着弾位置が大きくずれることはない。仮に紙の山の部分に調整用パターンを形成してインク吐出タイミングを調整すると、紙の谷の部分でドットの着弾位置が大きくずれてしまう。一方、中腹に調整用パターンを形成すれば、中腹の部分のギャップ(紙とノズルとの間隔)と山の部分のギャップとの差は小さいので、ドットの着弾位置のずれは小さい。
第2に、画質の低下が目立ちにくくなる。仮に紙の山の部分に調整用パターンを形成してインク吐出タイミングを調整すると、紙の谷の部分で画像が低下し、低画質な画像が大きい周期で出現し、画質の低下が目立つ。一方、中腹に調整用パターンを形成すれば、低画質な画像は山の部分及び谷の部分で現れるため、低画質な画像の出現周期が短くなり、画質の低下が目立ちにくくなる。
このような2つの効果により、優れた画像を紙に形成することができる。
但し、調整用パターンの形成位置は、これに限られるものではない。例えば、上記の2つの効果は得られなくなるが、2つの突起の中央位置(又は突起の位置)に調整用パターンを形成しても良い。このような場合であっても、各パターンの形状が順番に変化するように、変形する紙に複数のパターンを形成することができる。
調整用パターンが形成される位置では、紙が斜めになっている。このため、調整用パターンの中でもギャップの差が存在する。調整用パターンに複数の罫線を形成するようにしたのは、1つの調整用パターン内のギャップの差の影響を平均化するためである。これにより、最適パターンを正しく選択することが可能になる。
なお、調整用パターンは、前述の実施形態のものに限られない。例えば、調整用パターンが、往路によって形成される縦罫線と、復路によって形成される縦罫線と、から構成されていても良い。この場合、2つの縦罫線が1直線となる調整用パターンが、最適パターンとして選択される。但し、このような調整用パターンでは、上記の平均化効果を得ることはできない。
このように双方向印刷を行う場合、往路のインク吐出タイミングと復路のインク吐出タイミングとを調整する必要がある。ただし、インク吐出タイミングを調整しても、調整したときのギャップと異なるギャップであれば、インクの着弾位置がずれてしまう。前述の実施形態では、このような場合であっても、画質の大きな低下を抑えることができる。
但し、インクの着弾位置ずれの問題は、双方向印刷時に限られるものではない。例えば、片方向印刷時であっても、あるノズル群(例えばブラックインクノズル群)のインク吐出タイミングと、他のノズル群(例えばシアンインクノズル群)のインク吐出タイミングとを調整する場合にも、同様の問題が生じる。したがって、前述の実施形態の調整用パターンは、双方向印刷時のインク吐出タイミングの調整用パターンだけでなく、他のノズル群との間のインク吐出タイミングの調整用パターンであっても良い。
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ(PFモータ)、
23 搬送ローラ、24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモータ(CRモータ)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
521 スケール、 522 検出部、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路
100 印刷システム
110 コンピュータ、
120 表示装置、
130 入力装置、130A キーボード、130B マウス、
140 記録再生装置、140A フレキシブルディスクドライブ装置、140B CD−ROMドライブ装置
Claims (1)
- 液体を吐出する液体吐出部を移動方向に移動させる移動体と、
前記移動方向において異なる位置に配置された複数の支持部と、を備え、
前記支持部に支持された媒体に、前記液体吐出部から前記液体を吐出して、液体吐出タイミングを調整するためのパターンを複数形成する液体吐出装置において、
前記移動方向に沿って形成された複数のパターンが、粗調用のパターン群を構成し、
前記移動方向と交差する方向に沿って形成された複数のパターンが、微調用のパターン群を構成し、
前記複数のパターンは、それぞれ特定の調整値と対応しており、
前記粗調用のパターン群の各パターンの前記調整値の差は、前記微調用のパターン群の各パターンの前記調整値の差の倍であり、
前記粗調用のパターン群と前記微調用のパターン群とに含まれるパターンが存在し、
前記粗調用のパターン群は、前記微調用のパターン群よりも、多くのパターンを有し、
前記支持部の前記移動方向の位置に応じた位置に、前記パターンを形成し、
前記媒体を搬送するとき、前記媒体の先端は、前記支持部と接触し、
前記複数の支持部は、プラテンに設けられており、
前記媒体は、前記プラテンに対して上方から斜め下方に向けて搬送され、
前記複数の支持部に支持された媒体は、凹の部分及び凸の部分を有するように、変形し、
前記媒体の凹又は凸の部分は、前記媒体の搬送方向に沿っており、
前記パターンは、前記媒体の凹の部分と凸の部分との間に形成され、
前記パターンは、2つの支持部の中央位置とその支持部の位置との間に形成され、
前記媒体と前記液体吐出部との間隔は、前記移動方向の位置に応じて異なり、
前記パターンには、複数の罫線が形成され、
前記移動体は、双方向に移動可能であり、
前記液体吐出部は、前記移動体が双方向に移動する間に、前記液体を吐出し、
前記液体は、インクであり、
前記液体吐出装置は、前記媒体に画像を形成する印刷装置である
ことを特徴とする液体吐出装置。
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