JP4862089B2 - 複数色模様食品の製造方法とその製造装置 - Google Patents
複数色模様食品の製造方法とその製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4862089B2 JP4862089B2 JP2010157717A JP2010157717A JP4862089B2 JP 4862089 B2 JP4862089 B2 JP 4862089B2 JP 2010157717 A JP2010157717 A JP 2010157717A JP 2010157717 A JP2010157717 A JP 2010157717A JP 4862089 B2 JP4862089 B2 JP 4862089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- chocolate
- food
- fluid
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
最近の食品は、装飾的な高級性と嗜好性の多様化などにより、例えば一個のチョコレートに複数色で多様な形態のチョコレートが提案され、その中の一つとして本特許出願人は、既に下記の特許出願をしている。
これらの発明は、いずれも褐色のチョコレート色とホワイトチョコレートの流動状食品材料をノズル部(ノズル取付基板とノズル片から成る)と内部に仕切りのないモールドを用いて、装飾食品や複数色模様食品を製造するものである。そして、これらのモールドは前記流動状の褐色やホワイトのチョコレート材料を、前記ノズル取付基板やノズル片にある上孔や下孔を、色別に通してから、各色ともにモールド内へ同時注入することにより、モールド内で水輪状に広がって隣接する褐色(チョコレート色)とホワイトのチョコレートの流動状食品材料が互いの最短距離の位置で当接し、その後両者がいわゆるせめぎあうことにより前記当接するまでの方向とは直角2方向へ一直線状に境界線を設けて充填し、さらにモールドごと冷却することで前記境界線部分の褐色とホワイトのチョコレートを一体成形して、モールドから離型するようにしたものである。
なお、上記特許文献の添付図面図10(b)の境界線14はモールド底部に突起があるが、これはあくまで同明細書「0018」に記載しているように、チョコレートからなる4つのクローバの境界線を他の箇所より低くするために、モールド側を高くしているものである。
さらに、モールドの底部に、各種模様の凹凸、例えば図8(c)、図9(c)、図10(c)、図11(b)、図12(b)及び図13の菊模様等の凹凸を設けて、食品の上面を各種凹凸模様とすることができる。
さらにまた、モールドの開口部を除く側壁と底部の全体形状を、図1(e)の逆三角錐形、図8〜図10の四角形、図面には現わしていない楕円形、丸形及び星形等の各種各様形態にすることも考えられる。
図1(a)〜(c)に示す充填装置の容器部(図示せず)と連設するノズル部は、モールド15(図1(e))に注入される少なくとも色調が異なる白と褐色(チョコレート色)の2種のチョコレート流体原料A,Bによって模様が施され、図2(a)(b)に示すような装飾チョコレート10を製造する。そして、このノズル部はノズル取付基板11と、その下部にビスで取り付けるようにした二枚のノズル片12,13とからなる。
まず、充填装置のチョコレート流体原料AとBの2個設置された容器部から図示しないシリンダにより所定量づつAとB別にノズル部に送られ、ノズル取付基板11の第1の通路11a,11bに至り、それぞれ各1個宛有する上孔11a',11b'から下部のノズル片12に送り出される。つづいて、上孔11a'からノズル片12上へ送られたチョコレート流体原料Aは外側の第2の通路12aにおいて押し出された圧力で通路内を左回りと右回りに弧状に拡張し、等間隔に配した8個の下孔12a'からノズル片12と隙間なく密着している下部のノズル片13の同位置に対応した8個の下孔13aを通してホッパー14へと押し出される。一方、上孔11b'からノズル片12上へ送られたチョコレート流体原料Bは内側の第2の通路12bにおいて左及び右廻りに送られて2個の下孔12b'から下部のノズル片13にある略放射状の第3の通路13bより拡張して、さらに上記下孔13aに各隣り合せて設けた8個の小孔13b'よりホッパー14へと送り出させる。
図3から図7までは、本発明のモールドを用いた場合の複数色模様食品のチョコレートの製造方法の説明をするものである。そして、図8乃至図13は同様な製造方法を用いて出来たモールド内の各種模様形状の例である。なお、この実施例では便宜上1個のモールド内に1個の複数色食品としてのチョコレートを作る例を説明するが、実際には1個のモールド内に2〜40個の複数色食品がモールド内への流動状食品材料の同時注入で得られる。
モールド1が流動状チョコレートで満たされると、充填工程は終了し、図示しないベルトコンベアにより、次工程のクーリングトンネルでの冷却工程に送られて固化し、製品として4箇所に区分された2色模様チョコレートが得られる。
図8(a),(b)は、上記実施例1により作られた複数色模様食品であり、この模様は対角線上にある上記した突起線50とその上の箇所の境界線6を境目にしてチョコレート色9と白色8とで2分したものである。なお、図8(c)はモールド1の底部に凹部菊模様7を設け、その中にチョコレート色のチョコレートを充填し、その上から流動状のホワイトチョコレート8とチョコレート色のチョコレート9を前記したように同時充填して全体を一体形状にしている。 この場合、流動状のホワイトチョコレートと流動状のチョコレート色チョコレートとは突起線50の真上にある境界線6と直角に交わる同距離の位置に注入して充填することで作れる。
こうして、実施例2として仕上がったモールド1内の白色8とチョコレート色9の色模様チョコレートを図9(a)に示す。図9(b)は図9(a)のB−B断面図である。なお、図9(c)は図7(a)と(b)の製造工程前に、モールド1の底面5の一部に設けた凹部菊模様7を設けたもので最初にその内へチョコレート色のチョコレートを充填して境界線6を境にして装飾性を全体的に高めたものである。この図9(a)の右上はチョコレート色9で左下はホワイト(白色)チョコレート8でできている。
5 モールドの底面
8 ホワイトチョコレート
9 チョコレート色(褐色)のチョコレート
50 突起線
Claims (4)
- 充填装置の容器部と連設するノズル部から複数色流動状食品材料をモールドに注入して複数色模様食品を製造する方法において、
前記ノズル部の複数のノズル片からモールドに設定した落下点に少なくとも2色の流動状食品材料を色別にしかも同時に注入する工程と、
前記各別に注入した流動状食品材料がそれぞれ水輪状に広がって、前記モールド底部の前記落下点から等距離の位置に設けた前記モールドの側壁より背の低い直線状の突起線の上方で、前記水輪状の広がりによるせめぎ合いによって流動状食品を一体可能に形成する工程とを含むことを特徴とする複数色模様食品の製造方法。 - 前記流動状食品材料が、500cp〜20,000cpの粘度範囲であることを特徴と
する請求項1に記載の複数色模様食品の製造方法。 - 充填装置の容器部と連設するノズル部から少なくとも2色の流動状食品材料をモールドに注入して複数色模様食品を製造する装置において、前記モールド内には、前記少なくとも2色の流動状食品材料を各区画別に注入する前記ノズル部の落下点から等距離の位置に仕切られたモールドの側壁より背の低い直線状の突起線を設け、その突起線上の境界線を境目として一体の複数色模様ができるようにしたことを特徴とする複数色模様食品の製造装置。
- 前記境界線となる突起線の高さを前記側壁の高さの1/20〜1/10としたことを特徴とする請求項3に記載の複数色模様食品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010157717A JP4862089B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 複数色模様食品の製造方法とその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010157717A JP4862089B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 複数色模様食品の製造方法とその製造装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005321750A Division JP4575276B2 (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | 複数色模様食品の製造に用いるモールド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010227121A JP2010227121A (ja) | 2010-10-14 |
JP4862089B2 true JP4862089B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=43043643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010157717A Expired - Fee Related JP4862089B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 複数色模様食品の製造方法とその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4862089B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110521835A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-12-03 | 苏州姑苏食品机械有限公司 | 巧克力滴浇机分配板机构 |
CN115316475B (zh) * | 2022-08-25 | 2023-11-28 | 安徽金诺食品有限公司 | 多色巧克力生产机 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62138140A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-20 | Akutagawa Seika Kk | 装飾チヨコレ−トの製造方法とその製法に用いる製造用具 |
JPS63301747A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | チョコレート成形方法 |
JP3052194B2 (ja) * | 1997-05-28 | 2000-06-12 | 芥川製菓株式会社 | チョコレート菓子を製造するノズルとそのノズルを使用したチョコレート菓子の製造方法 |
JP3663299B2 (ja) * | 1998-06-12 | 2005-06-22 | 芥川製菓株式会社 | 装飾食品の製造装置 |
JP3723348B2 (ja) * | 1998-06-12 | 2005-12-07 | 芥川製菓株式会社 | 装飾食品およびその製造方法と製造装置 |
JP3658505B2 (ja) * | 1998-08-07 | 2005-06-08 | 芥川製菓株式会社 | 複合食品の製造方法とその装置 |
JP4009369B2 (ja) * | 1998-08-07 | 2007-11-14 | 芥川製菓株式会社 | 装飾食品の製造装置と製造方法 |
JP2006101744A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Akutagawa Seika Kk | 複数色模様食品の製造方法 |
-
2010
- 2010-07-12 JP JP2010157717A patent/JP4862089B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010227121A (ja) | 2010-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3658505B2 (ja) | 複合食品の製造方法とその装置 | |
JP3663299B2 (ja) | 装飾食品の製造装置 | |
US6383539B1 (en) | Method of manufacturing decorative food, nozzle assembly and decorative chocolate | |
JP4575276B2 (ja) | 複数色模様食品の製造に用いるモールド | |
KR20070063558A (ko) | 복수 색 무늬 식품의 제조방법 | |
JP4862089B2 (ja) | 複数色模様食品の製造方法とその製造装置 | |
JP3723348B2 (ja) | 装飾食品およびその製造方法と製造装置 | |
JP4009369B2 (ja) | 装飾食品の製造装置と製造方法 | |
JP4142020B2 (ja) | 装飾食品を製造するためのノスル構造及びその構造を用いた装飾食品の製造方法 | |
JP6632811B2 (ja) | 複合油性菓子の製造方法 | |
JP2000152751A (ja) | チョコレ―ト菓子 | |
JP2001145460A (ja) | チョコレート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110908 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4862089 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |