JP2001145460A - チョコレート - Google Patents

チョコレート

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JP2001145460A
JP2001145460A JP2000359519A JP2000359519A JP2001145460A JP 2001145460 A JP2001145460 A JP 2001145460A JP 2000359519 A JP2000359519 A JP 2000359519A JP 2000359519 A JP2000359519 A JP 2000359519A JP 2001145460 A JP2001145460 A JP 2001145460A
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JP
Japan
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chocolate
mold
injection
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chocolate raw
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JP2000359519A
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English (en)
Inventor
Atsuji Akutagawa
篤二 芥川
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Akutagawa Confectionery Co Ltd
Original Assignee
Akutagawa Confectionery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、少なくとも色調が異なる複
数種の各チョコレート原料を視覚的にも味覚的にも所望
の程度に調和させた模様を施してなるチョコレートを提
供することにある。 【解決手段】 モールドに略同時に注入される少なくと
も色が異なる複数種のチョコレート原料によって模様が
施されるチョコレートであって、該模様が、複数種の各
チョコレート原料の夫々をモールド内に予め設定した各
注入領域へ同時注入することで、注入方向に直交する全
ての交差断面において各チョコレート原料を所定立体領
域に交互に略配してなるものであり、しかも前記色が異
なる各チョコレートが隣接する少なくとも一部の模様際
を、前記色を異にする複数種のチョコレートを前記同一
の送出孔から送出することで、上記注入方向に沿って所
定の度合入り組ませるよう一体に成形したものであるこ
とを特徴とする、チョコレートを提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも色が異な
る複数種のチョコレート原料によって模様が施されるチ
ョコレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数種のチョコレート原料によっ
て模様が施されるチョコレートの製造方法としては、2
種以上のチョコレート原料を予め貯留タンク内で混合
し、その混合原料をモールドに注入する方法(i)や、
2種以上のチョコレート原料を各別の単一ノズルからモ
ールドに注入し、そのモールド内で混合させる方法(i
i)や、予めモールド内に異なる種類のチョコレート原
料を吐出した後に他種のチョコレート原料を注入する方
法(iii)等が知られている。
【0003】更に、中央の縦孔の外側に複数本の縦溝を
備えた内ノズルを、筒状の外ノズルで囲繞し、中央の縦
孔、及びその周囲の縦溝から、夫々異なる種類のチョコ
レート原料を所定のモールドに送出するようにした態様
のチョコレートの製造方法(iv)が最近提案されている
(特開平9−23818号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造方法(i)及び(ii)では、所定のモールド内に注入
される各チョコレート原料の量比関係及び夫々の注入量
が定まっておらず、施される模様がチョコレート毎に異
なってしまうといった欠点がある。また、上記製造方法
(iii)にあっては、製造能率が極めて悪いといった欠
点がある。
【0005】他方、上記製造方法(iv)においては、各
チョコレート原料を案内するためのノズルが上述したよ
うにその縦方向において縦孔及び縦溝を区画する態様で
あり、当該ノズルを配設するにあたっては、モールドの
上方において縦方向にある程度の空間を確保しなければ
ならない。しかも、チョコレートに施される模様が表面
的なものにすぎない。
【0006】本発明は上述の従来の技術の欠点に着目
し、これを解決せんとしたものであり、その目的は、少
なくとも色が異なる複数種の、各チョコレート原料を視
覚的にも味覚的にも所望の程度に調和させた模様を施
し、しかもその模様際を入り組んだ一体模様にするとこ
により、今までにない装飾性を導き出し、味覚的にも面
白いチョコレートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは以下
の通りである。
【0008】本発明の要旨は、色が異なる複数種のチョ
コレート原料をノズルにある多数の送出孔からモールド
に同時に注入して模様が施されるチョコレートであっ
て、前記模様が、前記複数種のチョコレート原料の夫々
をモールド内に予め想定された各注入領域へ同時注入す
ることで、該注入方向に直交する全ての交差断面におい
て各チョコレート原料を所定立体領域に交互に略配して
なるものであり、しかも前記色を異にする各チョコレー
トが隣接する少なくとも一部の模様際を、前記色を異に
する複数種のチョコレートを前記同一の送出孔から送出
することで、上記注入方向に沿って所定の度合に入り組
ませるよう一体に形成したものであることを特徴とする
チョコレートにある。
【0009】この態様によれば、少なくとも色が異なる
複数種の各チョコレート原料を予め想定した各注入領域
に同時に注入することで、注入方向に直交する全ての交
差断面において各チョコレート原料を所定立体領域に略
配し、しかも略配されたチョコレートの模様際の少なく
とも一部の模様際を送出孔からの注入方向に沿って所定
の度合いに入り組ませることによって視覚的にも味覚的
にも従来品にない安定した調和模様を施してなるチョコ
レートとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、少なくとも2種
の各チョコレート原料の夫々についてモールド内に予め
設定した各注入領域とは、少なくとも2種の各チョコレ
ート原料をモールドに略同時に注入するに先立って、モ
ールドの内面に沿って予め設定され、且つチョコレート
原料の注入方向に直交するモールド内の交差面上におい
て予め設定された少なくとも2種の各チョコレート原料
の夫々を配置(略同時に注入)するための想定領域をい
う。尚、各注入領域は、モールド内において仕切部材等
によって区画されるものではなく、仮想的に設定される
ものである。
【0011】上記各注入領域は、チョコレート原料の注
入方向に直交するモールド内の交差面上において、略同
形状に等分された態様等、任意の形状に設定することが
できると共に、少なくとも1種のチョコレート原料が配
置される注入領域を他種のチョコレート原料が配置され
る注入領域によって包囲する態様等、任意の配置に設定
することができるほか、所定パターンの繰返しの態様で
設定することができる。尚、各注入領域を所定パターン
の繰返しの態様で設定する場合には、一つのモールドに
対して複数個の同種のノズルを並設するといった態様を
採用するなどして所定パターンの繰返しの態様とするこ
とができる。
【0012】本発明における少なくとも色が異なる複数
種のチョコレート原料としては、粘度等の性質が異なる
ものをも含むが、上述した各注入領域の設定(配置、容
積等)に応じて粘度等の性質を略同一に或いは所定の異
質状態(所定の粘度差等)に設定維持することもでき
る。例えば、モールド内の各注入領域が略同形状に等分
された態様である場合において、各チョコレート原料と
して粘度が略同一のものを採用し、これらをモールド内
において隣接する各注入領域の境界線に対して夫々略等
距離を保つ該各注入領域内の対称的な位置に注入すれ
ば、各チョコレート原料を各注入領域に確実に配するこ
とができる。
【0013】また、本発明におけるモールドとは、独立
した単一のチョコレートを成型するためのものであっ
て、目的に応じて任意のものを採用することができる。
このモールド内には、上述したようにチョコレート原料
の注入方向に直交する交差断面上において、少なくとも
2種の各チョコレート原料の夫々について注入領域を予
め設定し、この予め想定した各注入領域に対して各チョ
コレート原料を夫々個別に注入することにより、成型さ
れるチョコレートにおいて各チョコレート原料を概ね定
まった位置、即ち所定立体領域に略配することができ
る。尚、複数の上記モールドを並設した集合基板を用い
る場合には、この集合基板に並設された個々モールドが
対称となる。
【0014】更に、モールドに同時に注入される、或い
は注入するとは、例えば1種のチョコレート原料を先ず
注入した後に、他種のチョコレート原料を注入するとい
った態様を除く趣旨であり、予め想定した各注入領域の
容積(収容量)が異なる場合であっても各注入領域の容
積(収容量)に応じた注入量の各チョコレート原料を略
同時間内に注入する趣旨である。
【0015】更にまた、所定立体領域とは、高さ、横
幅、及び奥行きといった空間的な広がりをもつ三次元的
な領域であって、場所(位置)及びその場所(位置)に
おける占有範囲が概ね定まっているものを指し、本発明
において上記各チョコレート原料を夫々の所定立体領域
に交互に略配してなるとは、成型されるチョコレートの
体積中において、少なくとも2種の各チョコレート原料
を配するにあたって夫々のチョコレート原料について一
又は複数の上記三次元的な領域を概ね定まった場所(位
置)及び範囲に設定し、少なくとも2種の各チョコレー
ト原料が夫々一又は複数の上記三次元的な領域に配され
る態様をいう。
【0016】従って、本発明においてチョコレートに施
される模様は、モールドに略同時に注入される少なくと
も2種の各チョコレート原料を夫々一又は複数の所定立
体領域に略配してなるものであり、その注入方向に直交
する交差断面においても、各チョコレート原料が上記各
注入領域の設定に応じて夫々一又は複数の所定領域に現
われる。本発明にかかる複数の各チョコレートの間にお
いては、各チョコレート原料が概ね定まった一又は複数
の場所(位置)に配され、表面上だけでなく、相互に対
応する場所(位置)の断面であれば夫々に現われる模様
は概ね一致し、略均一なものとなる。
【0017】また、上記チョコレートにおいてその模様
際を入り組ませるとは、上述したように各チョコレート
原料を概ね定まった夫々一又は複数の所定立体領域に略
配した状態において、隣接する各チョコレート原料を噛
合状、蛇行状等所定の度合に入り組ませた態様をいう。
【0018】本発明のノズルにおいて、モールド内に予
め想定した注入領域に対応させ、少なくとも2種の各チ
ョコレート原料について設けられる各チョコレート原料
を送出する送出孔を他種のチョコレート原料を送出する
送出孔と交互に配置するように任意に組合せて設定する
各送出孔の配置の態様としては、後述する各実施例にお
いて示すような態様を掲げることができ、上記他種のチ
ョコレート原料を送出する送出孔、及び/又はこれと交
互に配置される各チョコレート原料について一又は複数
設けられる各チョコレート原料を送出する送出孔につい
て、複数の送出孔からなる送出孔群を、その何れか或い
は全てに採用する態様とすることもできる。
【0019】尚、上記他種のチョコレート原料とは、例
えばチョコレート原料Aに対していうときはA以外のチ
ョコレート原料、またチョコレート原料Bに対していう
ときはB以外のチョコレート原料を指すものであって、
所定のチョコレート原料に対してそれ以外の1種又は2
種以上のチョコレート原料をいう。
【0020】各チョコレート原料を夫々個別に水平方向
に案内する区画室、及び該区画室に穿設される各送出孔
の配置の態様としては、後述する各実施例において示す
ような態様を掲げることができる。また、各チョコレー
ト原料の夫々について少なくとも1つの区画室が設けら
れ、モールドに略同時に注入される少なくとも色が異な
る複数種のチョコレート原料のうち、少なくとも2種の
各チョコレート原料の夫々について予め想定した注入領
域の複雑度に応じて、換言すれば任意に組み合わせる各
送出孔の配置の複雑度に応じて各チョコレートについて
複数の区画室を積層状に設けることが可能であり、各実
施例に示すような態様のほか、任意の数のプレート(分
散用、合流用)を採用することができる。尚、各区画室
は、許容範囲内の水平方向において充分拡張されること
が望ましく、こうすることによって各チョコレート原料
の分散経路を効率良く確保することができる。
【0021】上記区画室に穿設した送出孔から夫々個別
に送出される各チョコレート原料を互いに水平方向に案
内して合流させる合流室、及び該合流室に穿設される各
送出孔の配置の態様としては、後述する各実施例におい
て示すような態様を掲げることができる。
【0022】上述した各態様においては、モールドに略
同時に注入される少なくとも色が異なる複数種のチョコ
レート原料のうち、少なくとも2種の各チョコレート原
料の夫々について予め想定した各注入領域に対応させ
て、区画室に穿設される各送出孔を配置することによ
り、各チョコレート原料の各注入領域への注入が可能と
なり、成型されたチョコレートにおいて各チョコレート
原料が上記各注入領域に対応する所定立体領域に略配す
ることができる。
【0023】また、モールドに略同時に注入される少な
くとも色が異なる複数種のチョコレート原料のうち、少
なくとも2種の各チョコレート原料の夫々について予め
想定した各注入領域の境界線或いはその付近に対応させ
て、合流室に穿設される各送出孔を配置することによ
り、合流させた各チョコレート原料の各注入領域の境界
線上への注入が可能となり、成型されたチョコレートに
おいて各チョコレート原料が上記各注入領域に対応する
所定立体領域に略配し、その模様際を入り組んだものと
することができる。
【0024】また、上記区画室に穿設される各送出孔、
及び上記合流室に穿設される送出孔については、その形
状、大きさ、それらの対応関係(穿設位置)等は任意に
設定することができる。
【0025】尚、本発明においては、上述したように各
チョコレート原料の粘度や粘度差を任意に設定できるほ
か、各送出孔の大きさやその配置の組み合わせ、モール
ドの形状(凹凸、広狭等)、モールドに対するノズルの
取付位置(モールドからの高さ、対向位置等)、タッピ
ングの程度(時間、振動数等)等を任意に設定すること
ができ、デポジッターによって各チョコレート原料のモ
ールドへの配給量及び/又は充填タイミングを任意に調
節設定することもできる。
【0026】特に、モールドに略同時に注入される少な
くとも色が異なる複数種のチョコレート原料のうち、少
なくとも2種の各チョコレート原料の夫々について予め
想定するモールド内の各注入領域を更に細分化した態様
で設定すれば、文字、図形、若しくは記号、又はこれら
の結合等を模様として施したチョコレートとすることが
可能である。更に、各注入領域をより複雑に組み合わせ
ることにより、文章表現的な模様を施したチョコレート
とすることも可能である。尚、本願明細書において「チ
ョコレート」とは、準チョコレート、チョコレート菓
子、準チョコレート菓子等のチョコレート製品を含む広
義の「チョコレート」を指す。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0028】尚、図中に示した各チョコレートは、各モ
ールドによって成型されたものを裏返した状態で示して
おり、その底面を除く周面がその製造に用いたモールド
の内周面部分に対応し、またその底面がその製造に用い
たモールドの内周面部分を除く開口部分に対応する。各
実施例においてチョコレートを説明するにあたっては、
上述したように裏返した状態で示したものを基準に説明
する。
【0029】
【実施例1】図1(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド45(図1(e))に略同時に注入される少なくと
も色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によっ
て模様が施される図1(e)に示すようなチョコレート
40’を製造するノズルであって、図示しないデポジッ
ターから供給される各所定量(後述する各注入領域イ,
ロの収容量に応じた注入量)のチョコレート原料A,B
を夫々個別に水平方向に案内するための第1通路41
a,41bを備え、該各第1通路41a,41bに穿設
した送出孔41a’,41b’から夫々個別に送出する
ノズル取付基板41と、該基板41の第1通路41aに
穿設された送出孔41a’から送出される所定量のチョ
コレート原料Aを受理し、水平方向に案内する第2通路
42a、及び該基板41の第1通路41bに穿設された
送出孔41b’から送出される所定量のチョコレート原
料Bを受理し、そのまま通過させる開孔42bを備え、
該第2通路42aに穿設された送出孔42a’及び該開
孔42bから各所定量のチョコレート原料A,Bを夫々
個別に送出するプレート42と、該プレート42の第2
通路42aに穿設された複数の送出孔42a’から送出
される所定量のチョコレート原料Aを受理し、そのまま
送出する開孔43a、及び該プレート42の開孔42b
から送出される所定量のチョコレート原料Bを受理し、
水平方向に案内する第3通路43bを備え、該複数の開
孔43a及び該第3通路に穿設した複数の送出孔43
b’から各所定量のチョコレート原料A,Bを夫々個別
に送出するプレート43とによってその主要部が構成さ
れている。
【0030】図1(d)に示すプレート44は、プレー
ト42の第2通路42aに穿設した送出孔42a’及び
プレート43の第3通路43bに穿設した送出孔43
b’から送出される各チョコレート原料A,Bを受理
し、各チョコレート原料A,Bを互いに水平方向に案内
して合流させるための第4通路44aを水平方向に拡張
して確保している。
【0031】このように、第4通路44aは、第2通路
42aに穿設した送出孔42a’及び第3通路43bに
穿設した送出孔43b’から夫々個別に送出される各チ
ョコレート原料A,Bを互いに水平方向に案内して合流
させるための合流室として機能する。
【0032】ここで、モールド45内には、図1(e)
〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配置する
ための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置するため
の領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定され、且
つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交するモー
ルド内の交差面上において略同形状に等分された長方形
の態様で予め設定されている。
【0033】モールド45内の注入領域イの上方には、
プレート42の送出孔42a’が配設されているほか、
該プレート42の送出孔42a’に対応するプレート4
3の送出孔43aが配設されている。他方、モールド4
5内の注入領域ロの上方には、プレート43の送出孔4
3b’が配設されている。
【0034】また、プレート44においては、送出孔4
4a’11〜44a’15,44a’21〜44a’25がモー
ルド45内の注入領域イの上方に配設され、送出孔44
a’ 41〜44a’45,44a’51〜44a’55がモール
ド45内の注入領域ロの上方に配設され、送出孔44
a’31〜44a’35がモールド45内の各注入領域イ,
ロの境界線の上方に配設されている。
【0035】更に詳細には、上述した各注入領域イ,ロ
の境界線の上方の位置に配設されているプレート44の
送出孔44a’11〜44a’15,44a’21〜44a’
25の群、及び送出孔44a’41〜44a’45,44a’
51〜44a’55の群は、モールド45内において各注入
領域イ,ロにおいて隣接する他の注入領域イ,ロとの境
界線に対して夫々略等距離を保つ該各注入領域内の対称
的な位置の上方に配設されているものである。
【0036】上記ノズル(図1(a)〜(d))を用
い、モールド45(図1(e))に略同時に注入される
少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B
等によって模様が施される図1(e)に示すようなチョ
コレート40’を製造するにあたっては、少なくとも2
種のチョコレート原料A,Bの夫々について予め設定し
たモールド45内の各注入領域イ,ロの上方の位置ま
で、図示しないデポジッターにて計量した所定量(各注
入領域イ,ロの収容量に応じた注入量)の各チョコレー
ト原料イ,ロを第1〜第3通路によって夫々個別に水平
方向に案内し、次いで第4通路44aによって各チョコ
レート原料A,Bを互いに水平方向に案内して合流さ
せ、モールド45内の各注入領域イ,ロに略同時に注入
する。
【0037】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されているプレート44の送出孔44a’11〜44a’
15,44a’21〜44a’25の群、及び送出孔44a’
41〜44a’45,44a’51〜44a’55の群から送出
される各チョコレート原料A,Bは、モールド75内の
各注入領域イ,ロにおいて隣接する他の注入領域イ,ロ
との境界線に対して略略等距離を保つ該各注入領域内の
対称的な位置に注入される。他方、各注入領域イ,ロの
境界線の上方に配設されているプレート44の送出孔4
4a’31〜44a’35からは、プレート42,43の送
出孔42a’,43b’から送出された各チョコレート
原料A,Bの一部が競い合って流出し、入り組んだ状態
で各注入領域イ,ロの境界線上に注入される。そして、
各注入領域イ,ロ及びその境界線上に注入された各チョ
コレート原料は、注入位置を中心とする円形状を維持し
ながらその径を拡げるように周囲への流動が進行した
後、隣接する他の注入領域に注入されたチョコレート原
料と注入領域或いは境界線上において徐々に接触するこ
ととなるが、夫々鬩ぎ合いによって互いに堰き止めるよ
うに作用する。
【0038】特に、プレート44上においては、各チョ
コレート原料A,Bの一部が境界線の上方に案内され合
流されるが、この合流された各チョコレート原料A,B
は滞留されないでそのまま競い合って流出するので、他
種のチョコレート原料A,Bとの接触時からモールドへ
の注入、更には固化されるまでの工程が比較的短時間に
完了するものと考えられ、この間において各チョコレー
ト原料A,Bが入り混じることはない。
【0039】モールド45内に注入された各チョコレー
ト原料A,Bは、上述したようにモールド45内におい
てその周囲への流動は許容されるものの、モールド45
に注入されることによってその温度が低下し、これに伴
って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下するものと
考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動が進行
しても無闇に入り混じることなく、夫々対応する各注入
領域イ,ロに確実に配され、その模様際は所定の度合に
入り組んだ状態で鮮明に現れる。
【0040】このように、上記ノズル(図1(a)〜
(d))を用いてモールド45に注入した各チョコレー
ト原料A,Bを固化することにより、各チョコレート原
料A,Bを夫々一の所定立体領域に確実に配し、その模
様際においては各チョコレート原料A,Bを所定の度合
に入り組ませた態様とし、視覚的にも味覚的にも所望の
程度に調和させた模様を施してなるチョコレート40’
が得られる。
【0041】図1(e)に示す各チョコレート40’
は、上記ノズル(図1(a)〜(d))を用い、モール
ド45(図1(e))に対して各所定量のチョコレート
原料A,Bを略同時に注入することにより得られたもの
であって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて連
続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分され
た夫々一の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート
原料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注
入方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チ
ョコレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々一の
所定立体領域に確実に配され、その境界が入り組んだ状
態の概ね均一の模様となっている。尚、各所定立体領域
は、モールド45内において略同形状に等分された上記
各注入領域イ,ロに対応している。
【0042】
【実施例2】図2(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド75(図2(e))に略同時に注入される少なくと
も色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によっ
て模様を施してなる図2(e)に示すようなチョコレー
ト70’を製造するノズルであって、図示しないデポジ
ッターから供給される各所定量(後述する各注入領域の
収容量に応じた注入量)のチョコレート原料B,Aを夫
々個別に水平方向に案内するための第1通路71a,7
1bを備え、該各第1通路71a,71bに穿設した送
出孔71a’,71b’から夫々個別に送出するノズル
取付基板71と、該基板71の第1通路71aに穿設さ
れた送出孔71a’から送出される所定量のチョコレー
ト原料Bを受理し、水平方向に案内する第2通路72
a、及び該基板71の第1通路71bに穿設された送出
孔71b’から送出される所定量のチョコレート原料A
を受理し、そのまま通過させる開孔72bを備え、該第
2通路72aに穿設された送出孔72a’1,72
a’2、及び該開孔72bから各所定量のチョコレート
原料B,Aを夫々個別に送出するプレート72と、該プ
レート72の第2通路72aに穿設された複数の送出孔
72a’1,72a’2から送出される所定量のチョコレ
ート原料Bを受理し、そのまま送出する開孔73a1
73a2、及び該プレート72の開孔72bから送出さ
れる所定量のチョコレート原料Aを受理し、水平方向に
案内する第3通路73bを備え、該複数の開孔73
1,73a2、及び該第3通路に穿設した複数の送出孔
73b’1,73b’2から各所定量のチョコレート原料
B,Aを夫々個別に送出するプレート73とによってそ
の主要部が構成されている。
【0043】図2(d)に示すプレート74は、プレー
ト72の第2通路72aに穿設した送出孔72a’1
72a’2から送出されるチョコレート原料B及びプレ
ート73の第3通路73bに穿設した送出孔73
b’1,73b’2から送出されるチョコレート原料Bを
受理し、各チョコレート原料A,Bを互いに水平方向に
案内して合流させるための第4通路74aを水平方向に
拡張して確保している。
【0044】このように、第4通路74aは、第2通路
72aに穿設した送出孔72a’1,72a’2及び第3
通路73bに穿設した送出孔73b’1,73b’2から
夫々個別に送出される各チョコレート原料B,Aを互い
に水平方向に案内して合流させるための合流室として機
能する。
【0045】ここで、モールド75内には、図2(e)
〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配置する
ための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置するため
の領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定され、且
つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交する交差
面上において略同形状に等分された方形状(正方形状)
の態様で予め設定されている。
【0046】モールド75内の注入領域イの上方には、
プレート73の送出孔73b’1,73b’2が配設され
ている。他方、モールド75内の注入領域ロの上方に
は、プレート72の送出孔72a’1,72a’2に配設
されているほか、該プレート72の送出孔72a’1
72a’2に対応するプレート73の送出孔73の開孔
73a1,73a2が配設されている。
【0047】また、プレート74においては、送出孔7
4a’11,74a’12,74a’21,74a’22の群、
及び送出孔74a’44,74a’45,74a’54,74
a’ 55の群がモールド75内の注入領域イの上方に配設
され、送出孔74a’14,74a’15,74a’24,7
4a’25の群、及び送出孔74a’41,74a’42,7
4a’51,74a’52の群がモールド75内の注入領域
ロの上方に配設され、送出孔74a’13,74a’23
74a’31〜74a’35,74a’43,74a’53がモ
ールド75内の各注入領域イ,ロの境界線の上方に配設
されている。
【0048】更に詳細には、上述した各注入領域イ,ロ
の上方に配設されている送出孔74a’11,74
a’12,74a’21,74a’22の群、送出孔74a’
44,74a’45,74a’54,74a’55の群、送出孔
74a’14,74a’15,74a’ 24,74a’25
群、及び送出孔74a’41,74a’42,74a’41
74a’52の群は、モールド75内の各注入領域イ,ロ
において隣接する他の注入領域イ,ロとの境界線に対し
て夫々略等距離を保つ該各注入領域内の対称的な位置の
上方に配設されているものである。
【0049】上記ノズル(図2(a)〜(d))を用
い、モールド75(図2(e))に略同時に注入される
少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B
等によって模様が施される図2(e)に示すようなチョ
コレート70’を製造するにあたっては、少なくとも2
種のチョコレート原料A,Bの夫々について予め設定し
たモールド75内の各注入領域イ,ロの上方の位置ま
で、図示しないデポジッターにて計量した所定量(各注
入領域の収容量に応じた注入量)の各チョコレート原料
A,Bを第1〜第3通路71a,71b,72a,73
bによって夫々個別に水平方向に案内し、次いで第4通
路74aによって各チョコレート原料A,Bを互いに水
平方向に案内して合流させ、各チョコレート原料A,B
をモールド75内に略同時に注入する。
【0050】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されている上記送出孔74a’11,74a’12,74
a’21,74a’22の群、送出孔74a’44,74a’
45,74a’54,74a’55の群、送出孔74a’14
74a’15,74a’24,74a’25の群、及び送出孔
74a’41,74a’42,74a’41,74a’52の群
から送出される各チョコレート原料A,Bは、モールド
75内の各注入領域イ,ロにおいて隣接する他の注入領
域イ,ロとの境界線に対して夫々略等距離を保つ該各注
入領域内の対称的な位置に注入される。他方、各注入領
域イ,ロの境界線の上方に配設されている送出孔74
a’13,74a’23,74a’31〜74a’ 35,74
a’43,74a’53からは、プレート72,73の第2
及び第3通路72a’,73bに穿設された送出孔72
a’1,72a’2,73b’1,73b’2から送出され
た各チョコレート原料A,Bの一部が競い合って流出
し、入り組んだ状態で各注入領域イ,ロの境界線上に注
入される。そして、各注入領域イ,ロ及びその境界線上
に注入されたチョコレート原料は、注入位置を中心とす
る円形状を維持しながらその径を拡げるように周囲への
流動が進行した後、隣接する他の注入領域に注入された
チョコレート原料と注入領域或いは境界線上において徐
々に接触することとなるが、夫々鬩ぎ合いによって互い
堰き止めるように作用する。
【0051】特に、プレート74においては、各チョコ
レート原料A,Bの一部が境界線の上方に配設された送
出孔に案内され合流されるが、この合流された各チョコ
レート原料A,Bは滞留されないでそのまま競い合って
流出し、他種のチョコレート原料A,Bとの接触時から
モールドへの注入、更には固化されるまでの工程が比較
的短時間に完了するものと考えられ、この間において各
チョコレート原料A,Bが入り混じることはない。
【0052】モールド75内に注入された各チョコレー
ト原料A,Bは、上述したようにモールド75内におい
てその周囲への流動は許容されるものの、モールド75
に注入されることによってその温度が低下し、これに伴
って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下するものと
考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動が進行
しても無闇に入り混じることなく、夫々対応する各注入
領域イ,ロに確実に配され、その模様際は入り組んだ状
態で鮮明に現れる。
【0053】このように、上記ノズル(図2(a)〜
(d))を用いてモールド75に注入した各チョコレー
ト原料A,Bを固化することにより、視覚的にも味覚的
にも所望の程度に調和させた模様を施してなるチョコレ
ート70’が得られる。
【0054】図2(e)に示す各チョコレート70’
は、上記ノズル(図2(a)〜(d))を用い、モール
ド75(図2(e))に対して各所定量のチョコレート
原料A,Bを略同時に注入することにより得られたもの
であって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて連
続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分され
た夫々の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート原
料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注入
方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チョ
コレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々の所定
立体領域に確実に配され、その模様際が入り組んだ状態
で概ね均一の模様となっている。尚、各所定立体領域
は、モールド75内において略同形状に等分された上記
各注入領域イ,ロに対応している。
【0055】
【実施例3】図3(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド85(図3(e))に略同時に注入される少なくと
も色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によっ
て模様が施される図3(e)に示すようなチョコレート
80’を製造するノズルであって、図示しないデポジッ
ターから供給される各所定量(後述する各注入領域の収
容量に応じた注入量)のチョコレート原料B,Aを夫々
個別に水平方向に案内するための第1通路81a,81
bを備え、該各第1通路81a,81bに穿設した送出
孔81a’,81b’から夫々個別に送出するノズル取
付基板81と、該基板81の第1通路81aに穿設され
た送出孔81a’から送出される所定量のチョコレート
原料Bを受理し、水平方向に案内する第2通路82a、
及び該基板81の第1通路81bに穿設された送出孔8
1b’から送出される所定量のチョコレート原料Aを受
理し、そのまま通過させる開孔82bを備え、該第2通
路82aに穿設された送出孔82a’1〜82a’3、及
び該開孔82bから各所定量のチョコレート原料B,A
を夫々個別に送出するプレート82と、該プレート82
の第2通路82aに穿設された複数の送出孔82a’1
〜82a’3から送出される所定量のチョコレート原料
Bを受理し、そのまま送出する開孔83a1〜83a3
及び該プレート82の開孔82bから送出される所定量
のチョコレート原料Aを受理し、水平方向に案内する第
3通路83bを備え、該複数の開孔83a1〜83a3
及び該第3通路83bに穿設した複数の送出孔83b’
1〜83b’3から各所定量のチョコレート原料B,Aを
夫々個別に送出するプレート83とによってその主要部
が構成されている。
【0056】図3(d)に示すプレート84は、プレー
ト82の第2通路82aに穿設した送出孔82a’1
82a’3から送出されるチョコレート原料B、及びプ
レート83の第3通路83bに等間隔に穿設した送出孔
83b’1〜83b’3から送出されるチョコレート原料
Aを受理し、各チョコレート原料B,Aを互いに水平方
向に案内して合流させるための第4通路84aを水平方
向に拡張して確保している。
【0057】このように、第4通路84aは、第2通路
82aに穿設した送出孔82a’1〜82a’3及び第3
通路83bに穿設した送出孔83b’1〜83b’3から
夫々個別に送出される各チョコレート原料B,Aを互い
に水平方向に案内して合流させるための合流室として機
能する。
【0058】ここで、モールド85内には、図3(e)
〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配置する
ための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置するため
の領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定され、且
つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交するモー
ルド内の交差面上において略同形状に等分された方形状
(長方形状)の態様で予め設定されている。
【0059】モールド85内の注入領域イの上方には、
送出孔83b’1〜83b’3が配設されている。他方、
モールド85内の注入領域ロの上方には、送出孔82
a’1〜82a’3が配設されているほか、該送出孔82
a’1〜82a’3に対応する開孔83a1〜83a3が配
設されている。
【0060】また、プレート84においては、送出孔8
4a’11,84a’12,84a’34,84a’35,84
a’51,84a’52がモールド85内の注入領域イの上
方に配設され、送出孔84a’14,84a’15,84
a’31,84a’32,84a’ 54,84a’55がモール
ド内の注入領域ロの上方に配設され、送出孔84
a’13,84a’21〜84a’25,84a’33,84
a’41〜84a’45,84a’53が各注入領域イ,ロの
境界線の上方に配設されている。尚、境界線の上方に配
設された送出孔84a’13,84a’21〜84a’25
84a’33,84a’41〜84a’45,84a’53は、
各境界線の上方付近において注入領域イ,ロの何れかの
上方へ若干偏位した位置に配設することもできる。
【0061】上記ノズル(図3(a)〜(d))を用
い、モールド85(図3(e))に略同時に注入される
少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B
によって模様が施される図3(e)に示すチョコレート
80’を製造するにあたっては、少なくとも2種の各チ
ョコレート原料A,Bの夫々について予め設定したモー
ルド85内の各注入領域イ,ロの上方の位置まで、図示
しないデポジッターにて計量した所定量(各注入領域の
収容量に応じた注入量)の各チョコレート原料A,Bを
第1〜第3通路81a,81b,82a,83bによっ
て夫々個別に水平方向に案内し、次いで第4通路84a
によって各チョコレート原料A,Bを互いに水平方向に
案内して合流させ、各チョコレート原料A,Bをモール
ド85内の各注入領域イ,ロに注入する。
【0062】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されている上記送出孔84a’11,84a’12,84
a’34,84a’35,84a’51,84a’52から送出
されるチョコレート原料A,Bは、対応する各注入領域
イ,ロに注入される。他方、各注入領域イ,ロの境界線
の上方に配設されている上記送出孔84a’13,84
a’21〜84a’25,84a’33,84a’41〜84
a’45,84a’53からは、プレート82,83の第2
及び第3通路82a,83bに穿設された送出孔82
a’1〜82a’3,83b’1〜83b’3から送出され
た各チョコレート原料B,Aの一部が競い合って流出
し、所定の度合に入り組んだ状態で各注入領域イ,ロの
境界線上に注入される。そして、各注入領域イ,ロ及び
その境界線上に注入されたチョコレート原料は、注入位
置を中心とする円形状を維持しながらその径を拡げるよ
うに周囲への流動が進行した後、隣接する他の注入領域
に注入されたチョコレート原料と境界線上において徐々
に接触することとなるが、鬩ぎ合いによって互いに堰き
止めるように作用する。
【0063】特に、プレート84においては、各チョコ
レート原料A,Bの一部が境界線の上方に配設された送
出孔に案内され合流されるが、この合流された各チョコ
レート原料A,Bは滞留されないで概ねそのまま競い合
って流出し、夫々他種のチョコレート原料A,Bとの接
触時からモールド85への注入、更には固化されるまで
の工程が比較的短時間に完了するものと考えられ、この
間において各チョコレート原料A,Bが入り混じること
はない。
【0064】モールド85内に注入された各チョコレー
ト原料A,Bは、上述したようにモールド85内におい
てその周囲への流動は許容されるものの、モールド85
に注入されることによってその温度が低下し、これに伴
って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下するものと
考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動が進行
しても無闇に入り混じることはなく、夫々対応する注入
領域イ,ロに確実に配され、その模様際は入り組んだ状
態で鮮明に現れる。
【0065】このように、上記ノズル(図3(a)〜
(d))を用いてモールド85に注入したチョコレート
原料A,Bを固化することにより、視覚的にも味覚的に
も所望の程度に調和させたチョコレート80’が得られ
る。
【0066】図3(e)に示す各チョコレート80’
は、上記ノズル(図3(a)〜(d))を用い、モール
ド85(図3(e))に対して各所定量のチョコレート
原料A,Bを略同時に注入することにより得られたもの
であって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて連
続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分され
た夫々の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート原
料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注入
方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チョ
コレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々の所定
立体領域に確実に配され、各チョコレート原料A,Bの
境界が入り組んだ状態で概ね均一の模様となっている。
尚、各所定立体領域は、モールド85内において略同形
状に等分された上記各注入領域イ,ロに対応している。
【0067】
【実施例4】図4(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド95(図4(e))に略同時に注入される少なくと
も色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によっ
て模様が施される図4(e)に示すようなチョコレート
90’を製造するノズルであって、図示しないデポジッ
ターから供給される各所定量(後述する各注入領域の収
容量に応じた注入量)のチョコレート原料A,Bを夫々
個別に水平方向に案内するための第1通路91a,91
bを備え、該各第1通路91a,91bに穿設した送出
孔91a’,91b’から夫々個別に送出するノズル取
付基板91と、該基板91の第1通路91aに穿設され
た送出孔91a’から送出される所定量のチョコレート
原料Aを受理し、水平方向に案内する第2通路92a、
及び該基板91の第1通路91bに穿設された送出孔9
1b’から送出される所定量のチョコレート原料Bを受
理部92bにて受理し、水平方向に案内した後に通過さ
せる開孔92b’1〜92b’4を備え、該第2通路92
aに穿設された送出孔92a’1〜92a’4、及び該開
孔92b’1〜92b’4から各所定量のチョコレート原
料A,Bを夫々個別に送出するプレート92と、該プレ
ート92の第2通路92aに穿設された複数の送出孔9
2a’1〜92a’4から送出される所定量のチョコレー
ト原料Aを受理し、そのまま送出する開孔93a1〜9
3a4、及び該プレート92の開孔92b’1〜92b’
4から送出される所定量のチョコレート原料Bを受理
し、水平方向に案内する第3通路93bを備え、該複数
の開孔93a1〜93a4、及び該第3通路93bに穿設
した複数の送出孔93b’1〜93b’5から各所定量の
チョコレート原料A,Bを夫々個別に送出するプレート
93とによってその主要部が構成されている。
【0068】図4(d)に示すプレート94は、プレー
ト92の第2通路92aに穿設した送出孔92a’1
92a’4から送出されるチョコレート原料B、及びプ
レート93の第3通路93bに穿設した送出孔93b’
1〜93b’5から送出されるチョコレート原料Bを受理
し、各チョコレート原料A,Bを互いに水平方向に案内
して合流させるための第4通路94aを水平方向に拡張
して確保している。
【0069】このように、第4通路94aは、第2通路
92aに穿設した送出孔92a’1〜92a’4及び第3
通路93bに穿設した送出孔93b’1〜93b’5から
夫々個別に送出される各チョコレート原料A,Bを互い
に水平方向に案内して合流させるための合流室として機
能する。
【0070】ここで、モールド95内には、図4(e)
〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配置する
ための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置するため
の領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定され、且
つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交するモー
ルド内の交差面上において略同形状に等分された方形状
(正方形状)の態様で予め設定されている。
【0071】モールド95内の注入領域イの上方には、
プレート92の送出孔92a’1〜92a’4が配設され
ているほか、該送出孔92a’1〜92a’4に対応する
プレート93の開孔93a1〜93a4が配設されてい
る。他方、モールド95内の注入領域ロの上方には、プ
レート93の送出孔93b’1〜93b’5が配設されて
いる。
【0072】また、プレート94においては、各送出孔
94a’11〜94a’15,94a’21〜94a’25,9
4a’31〜94a’35,94a’41〜94a’45,94
a’51〜94a’55が等間隔に穿設されているものの、
送出孔94a’13,94a’31,94a’35,94a’
53がモールド95内の注入領域イの上方に配設され、送
出孔94a’11,94a’15,94a’33,94
a’51,94a’55がモールド95内の注入領域ロの上
方に配設され、送出孔94a’12,94a’14,94
a’21〜94a’25,94a’32,94a’34,94
a’41〜94a’45,94a’52,94a’54が各注入
領域イ,ロの境界線の上方に配設されている。尚、境界
線の上方に配設された上記送出孔94a’12,94a’
14,94a’21〜94a’25,94a’32,94
a’34,94a’41〜94a’45,94a’52,94
a’54は、各境界線の上方付近において注入領域イ,ロ
の何れかの上方へ若干偏位した位置に配設することもで
きる。
【0073】上記ノズル(図4(a)〜(d))を用
い、モールド95(図4(e))に略同時に注入される
少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B
等によって模様が施される図4(e)に示すようなチョ
コレート90’を製造するにあたっては、少なくとも2
種のチョコレート原料A,Bの夫々について予め設定し
たモールド95の各注入領域イ,ロの上方の位置まで、
図示しないデポジッターにて計量した所定量(各注入領
域の収容量に応じた注入量)の各チョコレート原料A,
Bを第1〜第3通路91a,91b,92a,93bに
よって夫々個別に水平方向に案内し、次いで第4通路9
4aによって各チョコレート原料A,Bを互いに水平方
向に案内して合流させ、各チョコレート原料A,Bをモ
ールド95内の各注入領域イ,ロに注入する。
【0074】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されている送出孔94a’13,94a’31,94
a’35,94a’53、及び送出孔94a’11,94a’
15,94a’33,94a’51,94a’55から送出され
る各チョコレート原料A,Bは、夫々対応する各注入領
域イ,ロに注入される。他方、各注入領域イ,ロの境界
線の上方に配設されている送出孔94a’12,94a’
14,94a’21〜94a’25,94a’32,94
a’34,94a’41〜94a’45,94a’52,94
a’54からは、プレート92,93の第2及び第3通路
92a,93bに穿設された送出孔92a’1〜92
a’4,93b’〜193b5’から送出された各チョコ
レート原料A,Bの一部が競い合って流出し、入り組ん
だ状態で各注入領域イ,ロの境界線状に注入される。そ
して、各注入領域イ,ロ及びその境界線上に注入された
チョコレート原料は、注入位置を中心とする円形状を維
持しながらその径を拡げるように周囲への流動が進行し
た後、隣接する他の注入領域に注入されたチョコレート
原料を注入領域或いは境界線上において徐々に接触する
こととなるが、夫々鬩ぎ合いによって互いに堰き止める
ように作用する。
【0075】特に、プレート94においては、各チョコ
レート原料A,Bの一部が境界線の上方に配設された送
出孔94a’12,94a’14,94a’21〜94
a’25,94a’32,94a’34,94a’41〜94
a’45,94a’52,94a’54に案内され合流される
が、この合流された各チョコレート原料A,Bは滞留さ
れないでそのまま競い合って流出するので、夫々他種の
チョコレート原料A,Bとの接触時からモールド95へ
の注入、更には固化されるまでの工程が比較的短時間に
完了するものと考えられ、この間において各チョコレー
ト原料A,Bが入り混じることはない。
【0076】モールド95内に注入された各チョコレー
ト原料A,Bは、上述したようにモールド95内におい
てその周囲への流動は許容されるものの、モールド95
に注入されることによってその温度が低下し、これに伴
って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下するものと
考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動が進行
しても無闇に入り混じることなく、夫々対応する各注入
領域イ,ロに確実に配され、その模様際は入り組んだ状
態で鮮明に現れる。
【0077】このように、上記ノズル(図4(a)〜
(d))を用いてモールド95内に注入した各チョコレ
ート原料A,Bを固化することにより、視覚的にも味覚
的にも所望の程度に調和させた模様を施してなるチョコ
レート90’が得られる。
【0078】図4(e)に示す各チョコレート90’
は、上記ノズル(図4(a)〜(d))を用い、モール
ド95(図4(e))に対して各所定量のチョコレート
原料A,Bを略同時に注入することにより得られたもの
であって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて連
続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分され
た夫々の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート原
料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注入
方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チョ
コレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々の所定
立体領域に確実に配され、各チョコレート原料A,Bの
境界が入り組んだ状態で概ね均一の模様となっている。
尚、各所定立体領域は、モールド95内において略同形
状に等分された上記各注入領域イ,ロに夫々対応してい
る。
【0079】
【実施例5】図5(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド115(図5(e))に略同時に注入される少なく
とも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によ
って模様が施される図5(e)に示すようなチョコレー
ト110’を製造するノズルであって、図示しないデポ
ジッターから供給される所定量(各注入領域の収容量に
応じた注入量)の各チョコレート原料A,Bを夫々個別
に水平方向に案内するための第1通路111a,111
bを備え、該各第1通路111a,111bに穿設した
送出孔111a’,111b’から夫々個別に送出する
ノズル取付基板111と、該基板111の第1通路11
1aに穿設された送出孔111a’から送出される所定
量のチョコレート原料Aを受理し、水平方向に案内する
第2通路112a、及び該基板111の第1通路111
bに穿設された送出孔111b’から送出される所定量
のチョコレート原料Bを受理し、そのまま通過させる開
孔112bを備え、該第2通路112aに穿設された送
出孔112a’1〜112a’7、及び該開孔112bか
ら各所定量のチョコレート原料A,Bを夫々個別に送出
するプレート112と、該プレート112の第2通路1
12aに穿設された複数の送出孔112a’1〜112
a’7から送出される所定量のチョコレート原料Aを受
理し、そのまま送出する開孔113a1〜113a7、及
び該プレート112の開孔112bから送出される所定
量のチョコレート原料Bを受理し、水平方向に案内する
第3通路113bを備え、該複数の開孔113a1〜1
13a3、及び該第3通路113bに穿設した複数の送
出孔113b’1〜113b’7から各所定量のチョコレ
ート原料A,Bを夫々個別に送出するプレート113と
によってその主要部が構成されている。
【0080】図5(d)に示すプレート114は、プレ
ート112の第2通路112aに穿設した送出孔112
a’1〜112a’7から送出されるチョコレート原料
A、及びプレート113の第3通路113bに穿設した
送出孔113b’1〜113b’7から送出されるチョコ
レート原料Bを受理し、各チョコレート原料A,Bを互
いに水平方向に案内して合流させるための第4通路11
4aを水平方向に拡張して確保している。
【0081】このように、第4通路114aは、第2通
路112aに穿設した送出孔112a’1〜112a’7
及び第3通路113bに穿設した送出孔113b’1
113b’7から夫々個別に送出される各チョコレート
原料A,Bを互いに水平方向に案内して合流させるため
の合流室として機能する。
【0082】ここで、モールド115内には、図5
(e)〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配
置するための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置す
るための領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定さ
れ、且つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交す
るモールド内の交差面上において等分された三角形状の
態様で予め設定されている。
【0083】モールド115内の注入領域イの上方に
は、送出孔112a’1〜112a’7が配設されている
ほか、該送出孔112a’1〜112a’7に対応する開
孔113a1〜113a7が配設されている。他方、モー
ルド115内の注入領域ロの上方には、送出孔113
b’1〜113b’7が配設されている。
【0084】また、プレート114においては、送出孔
114a’12〜114a’15,114a’23〜114
a’25,114a’34,114a’35,114a’45
注入領域イの上方に配設され、送出孔114a’21,1
14a’31,114a’32,114a’41〜114a’
43,114a’51〜114a’54が注入領域ロの上方に
配設され、送出孔114a’11,114a’22,114
a’33,114a’44,114a’55が各注入領域イ,
ロの境界線の上方に配設されている。
【0085】更に詳細には、上述した各注入領域イ,ロ
の上方に配設されている送出孔114a’12〜114
a’15,114a’23〜114a’25,114a’34
114a’35,114a’45の群、及び送出孔114
a’11,114a’22,114a’33,114a’44
114a’55の群は、モールド115内の各注入領域
イ,ロにおいて隣接する他の注入領域イ,ロとの境界線
に対して夫々略等距離を保つ該各注入領域内の対称的な
位置の上方に配設されているものである。
【0086】上記ノズル(図5(a)〜(d))を用
い、モールド115(図5(e))に略同時に注入され
る少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,
B等によって模様が施される図5(e)に示すようなチ
ョコレート110を製造するにあたっては、少なくとも
2種の各チョコレート原料A,Bの夫々について予め設
定したモールド115内の各注入領域イ,ロ及びその境
界線の上方の位置まで、図示しないデポジッターにて計
量した所定量(各注入領域の収容量に応じた注入量)の
各チョコレート原料A,Bを第1〜第3通路111a,
111b,112a,113bによって夫々個別に水平
方向に案内し、次いで第4通路114aによって各チョ
コレート原料A,Bを互いに水平方向に案内して合流さ
せ、各チョコレート原料A,Bをモールド115の各注
入領域イ,ロ及びその境界線上に略同時に注入する。
【0087】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されている上記送出孔114a’12〜114a’15,1
14a’23〜114a’25,114a’34,114a’
35,114a’45の群、及び送出孔114a’11,11
4a’22,114a’33,114a’44,114a’55
の群から送出される各チョコレート原料A,Bは、モー
ルド115内の各注入領域イ,ロにおいて隣接する他の
注入領域イ,ロとの境界線に対して夫々略等距離を保つ
該各注入領域内の対称的な位置に注入される。他方、各
注入領域イ,ロの境界線の上方に配設されている送出孔
114a’11,114a’22,114a’33,114
a’44,114a’55からは、プレート112,113
の第2通路112a及び第3通路113bに穿設された
送出孔から送出された各チョコレート原料A,Bの一部
が競い合って流出し、入り組んだ状態で各注入領域イ,
ロの境界線上に注入される。そして、各注入領域イ,ロ
及びその境界線上に注入されたチョコレート原料は、注
入位置を中心とする円形状を維持しながらその径を拡げ
るように周囲への流動が進行した後、隣接する他の注入
領域に注入されたチョコレート原料と注入領域或いは境
界線上において徐々に接触することとなるが、夫々鬩ぎ
合いによって互いに堰き止めるように作用する。
【0088】特にプレート114においては、プレート
113の送出孔113a’3〜113a’7及び送出孔1
13b’3〜113b’7から送出された各チョコレート
原料A,Bの一部が境界線の上方に配設された送出孔1
14a’11,114a’22,114a’33,114a’
44,114a’55に案内され合流されるが、この合流さ
れた各チョコレート原料A,Bは滞留されないでそのま
ま競い合って流出するので、他種のチョコレート原料
A,Bとの接触時からモールド115への注入、更には
固化されるまでの工程が比較的短時間に完了するものと
考えられ、この間において各チョコレート原料A,Bが
入り混じることはない。
【0089】モールド115内に注入された各チョコレ
ート原料A,Bは、上述したようにモールド115内に
おいてその周囲への流動は許容されるものの、モールド
115に注入されることによってその温度が低下し、こ
れに伴って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下する
ものと考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動
が進行しても無闇に入り混じることはなく、夫々対応す
る各注入領域イ,ロに確実に配され、その模様際は入り
組んだ状態で鮮明に現れる。
【0090】このように、上記ノズル(図5(a)〜
(d))を用いてモールド115に注入したチョコレー
ト原料A,Bを固化することにより、視覚的にも味覚的
にも所望の程度に調和させた模様を施してなるチョコレ
ート110’が得られる。
【0091】図5(e)に示す各チョコレート110’
は、上記ノズル(図5(a)〜(d))を用い、モール
ド115(図5(e))に対して各所定量のチョコレー
ト原料A,Bを略同時に注入することにより得られたも
のであって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて
連続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分さ
れた夫々の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート
原料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注
入方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チ
ョコレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々の所
定立体領域に確実に配され、各チョコレート原料A,B
の境界が入り組んだ状態で概ね均一の模様となってい
る。尚、各所定立体領域は、モールド115内において
略同形状に等分された上記各注入領域イ,ロに対応して
いる。
【0092】
【実施例6】図6(a)〜(c)に示すノズルは、モー
ルド(図6(e))に略同時に注入される少なくとも色
が異なる複数種のチョコレート原料A,B等によって模
様が施される図6(e)に示すようなチョコレート12
0’を製造するノズルであって、図示しないデポジッタ
ーから供給される所定量(後述する各注入領域の収容量
に応じた注入量)の各チョコレート原料A,Bを夫々個
別に水平方向に案内するための第1通路121a,12
1bを備え、該各第1通路121a,121bに穿設し
た送出孔121a’,121b’から夫々個別に送出す
るノズル取付基板121と、該基板121の第1通路1
21aに穿設された送出孔121a’から送出される所
定量のチョコレート原料Aを受理し、水平方向に案内す
る第2通路122a、及び該基板121の第1通路12
1bに穿設された送出孔121b’から送出される所定
量のチョコレート原料Bを受理し、そのまま通過させる
開孔122bを備え、該第2通路122aに穿設された
送出孔122a’11〜122a’13,122a’21〜1
22a’23、及び該開孔122bから各所定量のチョコ
レート原料A,Bを夫々個別に送出するプレート122
と、該プレート122の第2通路122aに穿設された
複数の送出孔122a’11〜122a’13,122a’
21〜122a’23から送出される所定量のチョコレート
原料Aを受理し、そのまま送出する開孔123a11〜1
23a13,123a21〜123a23、及び該プレート1
22の開孔122bから送出される所定量のチョコレー
ト原料Bを受理し、水平方向に案内する第3通路123
bを備え、該複数の開孔123a11〜123a13,12
3a21〜123a23、及び該第3通路123bに穿設し
た複数の送出孔123b’11〜123b’13,123
b’21〜123b’23から各所定量のチョコレート原料
A,Bを夫々個別に送出するプレート123とによって
その主要部が構成されている。
【0093】図6(d)に示すプレート124は、プレ
ート122の第2通路122aに穿設した送出孔122
a’11〜122a’13,122a’21〜122a’23
ら送出されるチョコレート原料A、及びプレート123
の第3通路123bに穿設した送出孔123b’11〜1
23b’13,123b’21〜123b’23から送出され
るチョコレート原料Bを受理し、各チョコレート原料
A,Bを互いに水平方向に案内して合流させるための第
4通路124aを水平方向に拡張して確保している。
【0094】このように、第4通路124aは、第2通
路122aに穿設した送出孔122a’11〜122a’
13,122a’21〜122a’23及び第3通路123b
に穿設した送出孔123b’11〜123b’13,123
b’21〜123b’23から夫々個別に送出される各チョ
コレート原料A,Bを互いに水平方向に案内して合流さ
せるための合流室として機能する。
【0095】ここで、モールド125内には、図6
(e)〜(g)に示すように、チョコレート原料Aを配
置するための領域イ、及びチョコレート原料Bを配置す
るための領域ロが、モールドの内面に沿って予め設定さ
れ、且つチョコレート原料A,Bの注入方向Xに直交す
るモールド内の交差面上において略同形状に等分された
三角形状の態様で予め設定されている。
【0096】モールド125の注入領域イの上方には、
送出孔122a’11〜122a’13,122a’21〜1
22a’23が配設されているほか、該送出孔122a’
11〜122a’13,122a’21〜122a’23に対応
する開孔123a11〜123a13,123a21〜123
23が配設されている。他方、モールド125の注入領
域ロの上方には、送出孔123b’11〜123b’13
123b’21〜123b’23が配設されている。
【0097】また、プレート124においては、送出孔
124a’12〜124a’14,124a’23,124
a’43,124a’52〜124a’54が注入領域イの上
方に配設され、送出孔124a’21,124a’25,1
24a’31,124a’32,124a’34,124a’
35,124a’41,124a’45が注入領域ロの上方に
配設され、送出孔124a’11,124a’15,124
a’22,124a’24,124a’33,124a’42
124a’44,124a’51,124a’55が各注入領
域イ,ロの境界線の上方に配設されている。
【0098】更に詳細には、上述した各注入領域イ,ロ
の上方に配設されている送出孔124a’12〜124
a’14,124a’23,124a’43,124a’52
124a’54、及び送出孔124a’21,124
a’25,124a’31,124a’32,124a’34
124a’35,124a’41,124a’45は、モール
ド125内の各注入領域イ,ロにおいて隣接する他の注
入領域イ,ロとの境界線に対して夫々略等距離を保つ該
各注入領域内の対称的な位置の上方に配設されているも
のである。
【0099】上記ノズル(図6(a)〜(d))を用
い、モールド125(図6(e))に略同時に注入され
る少なくとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,
B等によって模様が施される図6(e)に示すようなチ
ョコレート120’を製造するにあたっては、少なくと
も2種の各チョコレート原料A,Bの夫々について予め
設定したモールド125内の各注入領域イ,ロ及びその
境界線の上方の位置まで、図示しないデポジッターにて
計量した所定量(各注入領域の収容量にい応じた注入
量)の各チョコレート原料A,Bを第1〜第3通路12
1a,121b,122a,123bによって夫々個別
に水平方向に案内し、次いで第4通路124aによって
各チョコレート原料A,Bを互いに水平方向に案内して
合流させ、各チョコレート原料A,Bをモールド125
内の各注入領域イ,ロ及びその境界線上に注入する。
【0100】このとき、各注入領域イ,ロの上方に配設
されている送出孔124a’12〜124a’14,124
a’23,124a’43,124a’52〜124a’
54(チョコレート原料Aを主に送出)、及び送出孔12
4a’21,124a’25,124a’31,124
a’32,124a’34,124a’35,124a’41
124a’45(チョコレート原料Bを主に送出)から送
出される各チョコレート原料A,Bは、モールド125
内の各注入領域イ,ロにおいて隣接する他の注入領域
イ,ロとの境界線に対して夫々略等距離を保つ該各注入
領域内の対称的な位置に注入される。他方、各注入領域
イ,ロの境界線の上方に配設されている送出孔124
a’11,124a’15,124a’22,124a’24
124a’33,124a’42,124a’44,124
a’51,124a’55からは、プレート122,123
の第2及び第3通路122a,123bに穿設された送
出孔122a’〜122a’,122a’〜122
a’、及び送出孔123b’〜123b’,123b’
〜123b’から送出された各チョコレート原料A,B
の一部が競い合って流出し、入り組んだ状態で各注入領
域イ,ロの境界線上に注入される。そして、各注入領域
イ,ロ及びその境界線上に注入された各チョコレート原
料A,Bは、注入位置を中心とする円形状を維持しなが
らその径を拡げるように周囲への流動が進行した後、隣
接する他の注入領域に注入されたチョコレート原料と注
入領域或いは境界線上において徐々に接触することとな
るが、夫々鬩ぎ合いによって互いに堰き止めるように作
用する。
【0101】特に、プレート124においては、各チョ
コレート原料A,Bの一部が境界線の上方に配設された
送出孔に案内され合流されるが、この合流された各チョ
コレート原料A,Bは滞留されないでそのまま競い合っ
て流出し、他種のチョコレート原料A,Bとの接触時か
らモールドへの注入、更には固化されるまでの工程が比
較的短時間に完了するものと考えられ、この間において
各チョコレート原料A,Bが入り混じることはない。
【0102】モールド125内に注入された各チョコレ
ート原料A,Bは、上述したようにモールド125内に
おいてその周囲への流動は許容されるものの、モールド
125に注入されることによってその温度が低下し、こ
れに伴って各チョコレート原料A,Bの粘度も低下する
ものと考えられ、各チョコレート原料A,Bは上記流動
が進行しても無闇に入り混じることなく、夫々対応する
各注入領域イ,ロに確実に配され、その模様際は入り組
んだ状態で鮮明に現れる。
【0103】このように上記ノズル(図6(a)〜
(d))を用いてモールド125内に注入した各チョコ
レートA,Bを固化することにより、視覚的にも味覚的
にも所望の程度に調和させた模様を施してなるチョコレ
ート120’が得られる。
【0104】図6(e)に示す各チョコレート120’
は、上記ノズル(図6(a)〜(d))を用い、モール
ド125(図6(e))に対して各所定量のチョコレー
ト原料A,Bを略同時に注入することにより得られたも
のであって、その注入方向Xに対応する方向Yにおいて
連続する各チョコレート原料A,Bを略同形状に等分さ
れた夫々の所定立体領域に確実に配し、各チョコレート
原料A,Bの境界を入り組んだ状態にしており、その注
入方向Xに対応する方向Yの交差断面においても、各チ
ョコレート原料A,Bが略同形状に等分された夫々の所
定立体領域に確実に配され、各チョコレート原料A,B
の境界が所定の入り組んだ状態で概ね均一の模様となっ
ている。尚、各所定立体領域は、モールド125内にお
いて略同形状に等分された上記各注入領域イ,ロに概ね
対応している。
【0105】
【上記各実施例に関連する態様】以上、本発明の種々の
実施例について説明したが、本発明においては、各チョ
コレート原料の夫々について少なくとも1つの区画室が
設けられ、モールドに略同時に注入される少なくとも色
が異なる複数種のチョコレート原料のうち、少なくとも
2種の各チョコレート原料の夫々について予め設定した
注入領域の複雑度に応じて、換言すれば任意に組み合わ
せる各送出孔の配置の複雑度に応じて各チョコレート原
料について複数の区画室を積層状に設けることが可能で
あり、上記各実施例に示すような態様のほか、任意の数
のプレート(分散用、合流用)を採用し、上述したよう
に区画室として機能する分散用のプレートに穿設される
各送出孔の配置、及び合流室として機能する合流用の有
孔板やプレートに穿設される各送出孔の配置、並びにそ
れらの対応関係について更に複雑に組合せることもでき
る。
【0106】上記各注入領域は、チョコレート原料の注
入方向に直交するモールド内の交差面上において、略同
形状に等分された態様等、任意の形状に設定することが
できると共に、少なくとも1種のチョコレート原料が配
置される注入領域を他種のチョコレート原料が配置され
る注入領域によって包囲する態様等、任意の配置に設定
することができるほか、所定パターンの繰返しの態様で
設定することができる。また、各注入領域を所定のパタ
ーンの繰返しの態様で設定する場合には、一つのモール
ドに対して複数個の同種のノズルを並設するといった態
様を採用するなどして所定パターンの繰返しの態様とす
ることができる。
【0107】更に、各実施例においては、他の形成物品
を一体化することもでき、その形成物品としては、他の
チョコレート、ビスケット等の適当なものを採用するこ
とができる。この形成物品は、上述したようなモールド
に各チョコレート原料を略同時に注入するに先立ってモ
ールド内に設けておくか、モールドに注入した各チョコ
レート原料が硬化する前に設けるか、或いは硬化したチ
ョコレート原料に適当な他のチョコレート原料等を接着
材として用いて接着する等して、上記チョコレートに対
して一体化することができるほか、他の形成物品として
可食性印刷模様を備えたフィルムをモールドの底部と
し、このモールド内の各注入領域に各チョコレート原料
を略同時に注入することによってその可食性印刷模様を
上記チョコレートに対して一体化することもできる。
【0108】上記各実施例においては少なくとも色が異
なる複数種のチョコレート原料として、各チョコレート
原料の粘度を4000〜20000cp(センチポイ
ズ)の範囲内で略同一に設定維持したものを採用した
が、その他所定の異質状態(所定の粘度差等)に設定維
持したものを採用することもできる。
【0109】ここで、少なくとも2種の各チョコレート
原料A,B等の夫々について予め設定されたモールド内
の各注入領域に対応させて上記分散用のプレートに穿設
される各送出孔を配置することにより、各チョコレート
原料A,B等の各注入領域への注入が可能となり、成型
されたチョコレートにおいて各チョコレート原料を上記
各注入領域に対応する所定立体領域に略配することがで
きる。
【0110】更に、少なくとも2種の各チョコレート原
料A,B等の夫々について予め設定されたモールド内の
各注入領域の境界線に対応させて上記合流用の有孔板や
プレートに穿設される各送出孔を配置することにより、
合流させた各チョコレート原料A,B等の各注入領域の
境界線上への注入が可能となり、成型されたチョコレー
トにおいて各チョコレート原料が上記各注入領域に略配
され、その模様際を入り組んだものとすることができ
る。
【0111】尚、本発明は上述した各実施例に限定され
るものではなく、各実施例の態様を任意に組み合わせて
実施することもでき、チョコレートに施す目的の模様に
応じた種々の態様のノズル、及びそのノズルを用いる製
造方法において、上述したように各チョコレート原料の
粘度や粘度差を任意に設定できるほか、各送出孔の大き
さやその配置の組合せ、モールドの形状(凹凸、広狭
等)、モールドに対するノズルの取付位置(モールドか
らの高さ、対向位置等)、タッピングの程度(時間、振
動数等)等を任意に設定したものを採用することがで
き、デポジッターによってチョコレート原料のモールド
への配給量及び/又は充填タイミングを任意に調節設定
することもできる。
【0112】特に、モールドに略同時に注入される少な
くとも色が異なる複数種のチョコレート原料A,B等の
うち少なくとも2種の各チョコレート原料A,Bの夫々
について予め設定するモールド内の各注入領域イ,ロを
更に細分化した態様に設定すれば、文字、図形、若しく
は記号、又はこれらの結合等を模様として施したチョコ
レートとすることも可能である。例えば、図4(e)に
示すモールド95において中央部の注入領域ロを注入領
域イとするような態様に設定し、図示しないプレートに
よって各チョコレート原料A,Bを夫々個別に各注入領
域の上方に案内して、各注入領域に夫々個別に注入する
ようにすれば、「十」字状の模様を施すことができるほ
か、図4(e)に示すモールド95において四隅の各注
入領域路を注入領域イとするような態様に設定し、図示
しないプレートによって各チョコレート原料A,Bを夫
々個別に各注入領域の上方に案内して、各注入領域に夫
々個別に注入するようにすれば、環状の模様を施すこと
ができる。更に、各注入領域をより複雑に組み合わせる
ことにより、文章表現的な模様を施したチョコレートと
することも可能である。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、以下に示すような顕著
な効果が得られる。
【0114】本発明のチョコレートは、色が異なる複数
種のチョコレート原料をノズルにある多数の送出孔から
モールドに同時に注入して模様が施されるチョコレート
であって、前記模様が、前記複数種のチョコレート原料
の夫々をモールド内に予め想定された各注入領域へ同時
注入することで、該注入方向に直交する全ての交差断面
において各チョコレート原料を所定立体領域に交互に略
配してなるものであり、しかも前記色を異にする各チョ
コレートが隣接する少なくとも一部の模様際を、前記色
を異にする複数種のチョコレートを前記同一の送出孔か
ら送出することで、上記注入方向に沿って所定の度合に
入り組ませるよう一体に形成したものであるといった従
来品にない構成を特徴とするものであり、色が異なる複
数種の各チョコレート原料を予め想定した各注入領域へ
同時注入することで、該注入方向に直交する全ての交差
断面において各チョコレート原料を所定立体領域に交互
に略配し、隣接する模様際を前記注入方向に沿って異な
る種類のチョコレートの模様際を入り組ませることによ
って、注入方向に交差する断面は略同一模様となるよう
にしたので、視覚的にも味覚的にも従来品にない安定し
た調和模様を施してなるチョコレートとすることができ
るといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド45内の注入領域イ,ロとプレ
ート42の送出孔42a’及びプレート43の送出孔4
3b’との位置関係の一例を示す平面図、(g)はモー
ルド45内の注入領域イ,ロとプレート44の送出孔4
4a’11〜44a’15,44a’21〜44a2
5,44a’31〜44a’35,44a’41〜44
a’45,44a’51〜44a’55との位置関係の
一例を示す平面図である。
【図2】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド75内の注入領域イ,ロとプレ
ート72の送出孔72a’1,72a’2及びプレート
73の送出孔73b’1,73b’2との位置関係の一
例を示す平面図、(g)はモールド75内の注入領域
イ,ロとプレート74の送出孔74a’11〜74a’
15,74a’21〜74a’25,74a’31〜7
4a’35,74a’41〜74a’45,74a’5
1〜74a’55との位置関係の一例を示す平面図であ
る。
【図3】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド85内の注入領域イ,ロとプレ
ート82の送出孔82a’1〜82a’3及びプレート
83の送出孔83b’1〜83b’3との位置関係の一
例を示す平面図、(g)はモールド85内の注入領域
イ,ロとプレート84の送出孔84a’11〜84a’
15,84a’21〜84a’25,84a’31〜8
4a’35,84a’41〜84a’45,84a’5
1〜84a’55との位置関係の一例を示す平面図であ
る。
【図4】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド95内の注入領域イ,ロとプレ
ート92の送出孔92a’1〜92a’4及びプレート
93の送出孔93b’1〜93b’5との位置関係の一
例を示す平面図、(g)はモールド95内の注入領域
イ,ロとプレート94の送出孔94a’11〜94a’
15,94a’21〜94a’25,94a’31〜9
4a’35,94a’41〜94a’45,94a’5
1〜94a’55との位置関係の一例を示す平面図であ
る。
【図5】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド115内の注入領域イ,ロとプ
レート112の送出孔112a’1〜112a’7及び
プレート113の送出孔113b’1〜113b’7と
の位置関係の一例を示す平面図、(g)はモールド11
5内の注入領域イ,ロとプレート114の送出孔114
a’11〜114a’15,114a’21〜114
a’25,114a’31〜114a’35,114
a’41〜114a’45,114a’51〜114
a’55との位置関係の一例を示す平面図である。
【図6】(a)〜(e)は本発明の実施例を示す分解斜
視図、(f)はモールド125内の注入領域イ,ロとプ
レート122の送出孔122a’11〜122a’1
3,122a’21〜122a’23及びプレート12
3の送出孔123b’11〜123b’13,123
b’21〜123b’23との位置関係の一例を示す平
面図、(g)はモールド125内の注入領域イ,ロとプ
レート124の送出孔124a’11〜124a’1
5,124a’21〜124a’25,124a’31
〜124a’35,124a’41〜124a’45,
124a’51〜124a’55との位置関係の一例を
示す平面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色が異なる複数種のチョコレート原料を
    ノズルにある多数の送出孔からモールドに同時に注入し
    て模様が施されるチョコレートであって、 前記模様が、前記複数種のチョコレート原料の夫々をモ
    ールド内に予め想定された各注入領域へ同時注入するこ
    とで、該注入方向に直交する全ての交差断面において各
    チョコレート原料を所定立体領域に交互に略配してなる
    ものであり、しかも前記色を異にする各チョコレートが
    隣接する少なくとも一部の模様際を、前記色を異にする
    複数種のチョコレートを前記同一の送出孔から送出する
    ことで、上記注入方向に沿って所定の度合に入り組ませ
    るよう一体に形成したものであることを特徴とするチョ
    コレート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004000074A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Kose Corp 多色系食品の充填方法および当該方法により得られる多色系食品
WO2006038580A1 (ja) * 2004-10-04 2006-04-13 Akutagawa Confectionery Co., Ltd. 複数色模様食品の製造方法

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