JPH09224575A - 型流し機構、及び該型流し機構を用い、所定の混交模様を施してなる固化形成物品を製造する固化形成物品の製造方法 - Google Patents

型流し機構、及び該型流し機構を用い、所定の混交模様を施してなる固化形成物品を製造する固化形成物品の製造方法

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JPH09224575A
JPH09224575A JP8203949A JP20394996A JPH09224575A JP H09224575 A JPH09224575 A JP H09224575A JP 8203949 A JP8203949 A JP 8203949A JP 20394996 A JP20394996 A JP 20394996A JP H09224575 A JPH09224575 A JP H09224575A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、所定の混交模様を施してな
る固化形成物品の製造工程において、粘性流体を所定の
状態で所定の単位形成型に流し込むことができる型流し
機構を提供すること、及び所定の混交模様を施してなる
固化形成物品を簡易に、しかも正確に量産することがで
きる製造方法を提供することにある。 【解決手段】 単一の固化形成物品を形成するための所
定の単位形成型に、個々に計量された所定量の各粘性流
体を夫々個別に案内する複数の区画通路を備え、各区画
通路に設けた2種以上の粘性流体を略同時に送出する各
送出孔が、上記単位形成型に対向する所定面上において
任意に組み合わせて配設されることを特徴とする型流し
機構、及び該型流し機構を用い、所定の混交模様を施し
てなる固化形成物品を製造する固化形成物品の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の混交模様を
施してなる固化形成物品を製造するにあたって用いら
れ、所定の単位形成型に各粘性流体を流し込むための型
流し機構、及び該型流し機構を用い、所定の混交模様を
施してなる固化形成物品を製造する固化形成物品の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粘性流体より固化形成される
固化形成物品の製造、例えば固化チョコレートの製造
は、デポジッター(定量充填機)によって、液状チョコ
レートを貯留した貯蔵タンク内でその内容物の均一な状
態が崩れないように撹拌しながら、型流しにかかる液状
チョコレートを計量して所望の型に流し込むといった製
造方法によって行なわれており、この製造方法において
は単一の固化チョコレート(固化形成物品)を形成する
ための所定の単位形成型に対して、1種の液状チョコレ
ートを単一の区画通路によって案内するようにした態様
の型流し機構が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固化チ
ョコレートにおいて混交模様を施すにあたっては、2種
の液状チョコレートを一緒に1つの貯留タンクに貯留し
た後、各液状チョコレートを混合した状態で計量し、こ
の計量した混合液状チョコレートを所定の単位形成型に
流し込むといった方法によって混交模様が施されるよう
になっている。このように計量に先立って2種の液状チ
ョコレートが予め混合されており、形成される各固化チ
ョコレート毎に、各液状チョコレートの量比が異なるた
め、所定(均一)の混交模様を施した固化チョコレート
(2種以上の粘性流体によって所定の混交模様を施した
固化形成物品)を製造することは不可能であるといった
欠点がある。
【0004】また、他の方法として、チョコレートの流
し型内面に予め所望の液状チョコレートを刷毛等によっ
て斑に塗布した後にデポジッターで他種の液状チョコレ
ートを充填し、混交模様を施すものがあるが、この面倒
な塗布作業に多大な時間と労力を要するといった欠点が
ある。しかも、塗布される混交模様が、上記固化チョコ
レートと同様に、各被覆固化チョコレート毎に異なる。
【0005】本発明は上述の従来の技術の欠点に着目
し、これを解決せんとしたものであり、第1の目的は、
少なくとも色調が異なる2種以上の粘性流体を、所定の
状態で所定の単位形成型に略同時に流し込むことができ
る第1の型流し機構を提供すること、及び該第1の型流
し機構を用い、所定の混交模様を施してなる固化形成物
品を簡易に、しかも正確に量産することができる第1の
固化形成物品の製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、少なくとも色調が
異なる2種以上の粘性流体を、合流させて纏めた所定の
状態で、或いは適当に入り混ぜた所定の状態で所定の単
位形成型に略同時に流し込むことができる第2の型流し
機構を提供すること、及び該第2の型流し機構を用い、
所定の混交模様、或いは適当に暈した所定の混交模様を
施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に量産す
ることができる第2の固化形成物品の製造方法を提供す
ることにある。
【0007】本発明の第3の目的は、少なくとも色調が
異なる2種以上の粘性流体を、所望の程度に更に入り混
ぜた所定の状態で所定の単位形成型に略同時に流し込む
ことができる第3の型流し機構を提供すること、及び該
第3の型流し機構を用い、所望の程度に更に暈した所定
の混交模様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも
正確に製造することができる第3の固化形成物品の製造
方法を提供することにある。
【0008】本発明の第4の目的は、内部に被覆収容さ
れる少なくとも1種の粘性流体、及びその周囲を包囲す
る2種以上の粘性流体を、所定の状態で所定の単位形成
型に流し込むことができる第4の型流し機構を提供する
こと、及び該第4の型流し機構を用い、内部に少なくと
も1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に所定の
混交模様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正
確に量産することができる第4の固化形成物品の製造方
法を提供することにある。
【0009】本発明の第5の目的は、内部に少なくとも
1種の粘性流体を被覆収容するように、その周囲に2種
以上の粘性流体を、合流させて纏めた所定の状態で、或
いは適当に入り混ぜた所定の状態で所定の単位形成型に
流し込むことができる第5の型流し機構を提供するこ
と、及び該第5の型流し機構を用い、内部に少なくとも
1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に適当に暈
した所定の混交模様を施してなる固化形成物品を簡易
に、しかも正確に量産することができる第5の固化形成
物品の製造方法を提供することにある。
【0010】本発明の第6の目的は、内部に少なくとも
1種の粘性流体を被覆収容するように、その周囲に2種
以上の粘性流体を、所望の程度に更に入り混ぜた所定の
状態で所定の単位形成型に流し込むことができる第6の
型流し機構を提供すること、及び該第6の型流し機構を
用い、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容し、
且つその周囲に所望の程度に暈した所定の混交模様を施
してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に量産する
ことができる第6の固化形成物品の製造方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは、以
下に示す各型流し機構、及び各型流し機構を用い、所定
の混交模様を施してなる固化形成物品を製造する方法に
ある。
【0012】1. 上記第1の目的における第1の型流
し機構の提供を達成すべく、少なくとも色調が異なる2
種以上の粘性流体によって所定の混交模様を施してなる
固化形成物品を製造するにあたって用いられる型流し機
構であって、単一の固化形成物品を形成するための所定
の単位形成型に、個々に計量された各粘性流体を夫々個
別に案内する複数の区画通路を備え、各区画通路に設け
た少なくとも2種の粘性流体を略同時に送出する各送出
孔が、上記所定の単位形成型に対向する所定面上におい
て任意に組み合わせて配設されることを特徴とする型流
し機構を本発明の一の要旨とする。
【0013】この態様によれば、所定の混交模様を施し
てなる固化形成物品を製造するにあたって、少なくとも
色調が異なる2種以上の粘性流体を送出する各送出孔
を、所定の単位形成型に対向する所定面上において任意
に組み合わせて配設するようにしたので、その配設に応
じて各粘性流体を、所定の状態で所定の単位形成型に流
し込むことができる。
【0014】2. 上記第2の目的における第2の型流
し機構の提供を達成すべく、任意に組み合わせて配設さ
れた上記区画通路の複数の送出孔と連通する非区画通路
を備え、該非区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔
が上記所定の単位形成型に対向して配設されることを特
徴とする上記1に記載の型流し機構を本発明の他の要旨
とする。
【0015】この態様によれば、上記区画通路の複数の
送出孔と連通する非区画通路に設けた少なくとも1つの
送出孔を上記所定の単位形成型に対向して配設するよう
にしたので、各粘性流体を、合流させて纏めた所定の状
態で、或いは適当に入り混ぜた所定の状態で所定の単位
形成型に流し込むことができる。
【0016】3. 上記第3の目的における第3の型流
し機構の提供を達成すべく、上記非区画通路の中途部分
において、少なくとも1の開孔を有する有孔壁が該非区
画通路の流体通過方向に交差して設けられることを特徴
とする上記2に記載の型流し機構を本発明の他の要旨と
する。
【0017】この態様によれば、上記非区画通路の中途
部分において、少なくとも1の開孔を有する有孔壁を、
該非区画通路の流体通過方向に交差させて設けるように
したので、各粘性流体を、所望の程度に更に入り混ぜた
所定の状態で、所定の単位形成型に流し込むことができ
る。
【0018】4. 上記第4〜第6の目的における第4
〜第6の型流し機構の提供を達成すべく、少なくとも1
つの送出孔から送出される粘性流体の送出タイミング
を、他の各送出孔から送出される粘性流体の送出タイミ
ングに対し、その送出開始を遅延させ、且つその送出終
了を先行させるように設定した送出タイミング設定維持
手段を更に備え、上記所定の単位形成型に対向する対向
面上において、上記少なくとも1つの送出孔を包囲する
ように、少なくとも2種の粘性流体を送出する上記他の
各送出孔が任意に組み合わせて配設されることを特徴と
する上記1〜3の何れか1に記載の型流し機構を本発明
の他の要旨とする。
【0019】この態様によれば、上記所定の単位形成型
に対向する対向面上において、上記少なくとも1つの送
出孔を包囲するように、少なくとも2種の粘性流体を送
出する他の各送出孔を任意に組み合わせて配設し、上記
送出タイミング設定維持手段によって設定された送出タ
イミングに基づいて粘性流体を送出するようにしたの
で、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容するよ
うに、その周囲に2種以上の各粘性流体を、所定の状態
で所定の単位形成型に流し込むことができる。
【0020】また、上記型流し機構において任意に組み
合わせて配設される上記区画通路の複数の送出孔と連通
する非区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔を所定
の単位形成型に対向して配設するようにしたので、内部
に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容するように、そ
の周囲に2種以上の各粘性流体を、合流させて纏めた所
定の状態で、或いは適当に入り混ぜた所定の状態で所定
の単位形成型に流し込むことができる。
【0021】更に、上記型流し機構における非区画通路
の中途部分において、少なくとも1つの開孔を有する有
孔壁を該比較通路の流体通過方向に交差させて設けるよ
うにしたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆
収容するように、その周囲に2種以上の各粘性流体を、
所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で所定の単位形
成型に流し込むことができる。
【0022】5. 上記第1〜第3の目的における第1
〜第3の固化形成物品の製造方法の提供を達成すべく、
上記1〜3の何れか1に記載の型流し機構を用い、2種
以上の粘性流体によって所定の混交模様を施してなる固
化形成物品を製造する方法であって、各粘性流体を個々
に計量する工程と、該工程において個々に計量された所
定量の各粘性流体を、上記1〜3の何れか1に記載の型
流し機構に備えられた各通路によって案内し、所定の単
位形成型に対向して配設された送出孔から略同時に送出
する工程と、該工程において送出された粘性流体を、所
定の単位形成型において受理し、固化形成する工程と、
を含むことを特徴とする固化形成物品の製造方法を本発
明の他の要旨とする。
【0023】この態様によれば、上記所定の単位形成型
に対向する所定面上において任意に組み合わせて配設さ
れた少なくとも2種の粘性流体を送出する各送出孔から
粘性流体を送出するようにしたので、所定の混交模様を
施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に量産す
ることができる。
【0024】また、任意に組み合わせて配設された上記
区画通路の複数の送出孔と連通する非区画通路の送出孔
から粘性流体を送出するようにしたので、所定の混交模
様、或いは適当に暈した所定の混交模様を施してなる固
化形成物品を簡易に、しかも正確に量産することができ
る。
【0025】更に、上記非区画通路の中途部分において
該非区画通路の流体通過方向に交差して設けられる少な
くとも1の開孔を有する有孔壁を通して粘性流体を送出
するようにしたので、所望の程度に暈した所定の混交模
様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に量
産することができる。
【0026】6. 上記第4〜第6の目的における第4
〜第6の固化形成物品の製造方法の提供を達成すべく、
上記4に記載された何れか1の型流し機構を用い、2種
以上の粘性流体によって所定の混交模様を施してなる固
化形成物品を製造する方法であって、各粘性流体を個々
に計量する工程と、該工程において個々に計量された所
定量の各粘性流体を、上記4に記載された何れか1の型
流し機構に備えられた各通路によって案内し、上記送出
タイミング設定維持手段によって設定された送出タイミ
ングに基づき、所定の単位形成型に対向して配設された
送出孔から送出する工程と、該工程において送出された
粘性流体を、所定の単位形成型において受理し、固化形
成する工程と、を含むことを特徴とする固化形成物品の
製造方法を本発明の他の要旨とする。
【0027】この態様によれば、上記所定の単位形成型
に対向する対向面上において上記少なくとも1つの送出
孔、及び該送出孔を包囲するように、任意に組み合わせ
て配設された少なくとも2種の粘性流体を送出する他の
各送出孔から、粘性流体を、上記送出タイミング設定維
持手段によって設定された送出タイミングに基づいて送
出し、この送出された所定の単位形成型において受理
し、固化形成するようにしたので、内部に少なくとも1
種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に所定の混交
模様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に
量産することができる。
【0028】また、任意に組み合わせて配設された少な
くとも2種の粘性流体を送出する上記他の各送出孔に連
通する非区画通路を通して粘性流体を上記送出タイミン
グ設定維持手段によって設定された送出タイミングに基
づいて送出し、この送出された所定の単位形成型におい
て受理し、固化形成するようにしたので、内部に少なく
とも1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周囲に所定
の混交模様、或いは適当の暈した所定の混交模様を施し
てなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に量産するこ
とができる。
【0029】更に、上記非区画通路に設けた有孔壁を通
して粘性流体を上記送出タイミング設定維持手段によっ
て設定された送出タイミングに基づいて送出し、この送
出された所定の単位形成型において受理し、固化形成す
るようにしたので、内部に少なくとも1種の粘性流体を
被覆収容し、且つその周囲に所望の程度に暈した所定の
混交模様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正
確に量産することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明において、少なくとも色調
が異なる2以上の粘性流体とは、2種以上の粘性流体
が、色の強弱、或いは濃淡により異なるもののほか、色
彩が異なるものをも含み、これに加えて粘度等の性質が
更に異なるものであってもよい。
【0031】所定の混交模様とは、固化形成物品の少な
くとも一部に施される粘性流体による縞模様、或いは市
松模様等の具体的な模様の境域において2種以上の各粘
性流体が縞状、或いは条状等に入り混じっている態様の
ほか、固化形成物品に部分的に、或いは全体的にマーブ
ル模様を施した態様を含む。
【0032】少なくとも2種の各粘性流体を夫々個別に
案内するための複数の各区画通路としては、個々に独立
した2つ以上の通路及び/又は分岐させた通路等を任意
に選択して設けることができる。ここで、各区画通路を
2つ以上及び/又は分岐して設けるとは、各粘性流体に
ついて、各粘性流体を案内するための各区画通路として
2以上の区画通路を夫々に設ける態様や、一方の粘性流
体を案内するための区画通路として2以上の区画通路を
設けると共に、他方の粘性流体を案内するための区画通
路として分岐した区画通路を設ける態様や、各粘性流体
を案内するための各区画通路として分岐した区画通路を
夫々に設ける態様や、これら態様を任意に組み合わた態
様等の中から適当なものを採用することができることを
指す。
【0033】各区画通路に設けた2種以上の粘性流体を
略同時に送出する各送出孔が上記所定の単位形成型に対
向する所定面上において任意に組み合わせて配設される
とは、各粘性流体を送出するための各送出孔が、規則的
(例えば、2種の粘性流体A,Bについて言えば「AB
AB…」、「AABAAB…」、「ABAABBAAA
BBB…」といった規則的な態様)に、或いは変則的
(例えば、2種の粘性流体A,Bについて言えば「AA
BABBAB…」といった変則的な態様)に、隣接して
位置するように配設する態様をいい、その配設の組合せ
は任意に設定することができ、各送出孔の孔形状、穿孔
数等についても個別に、或いは統一して任意に設定する
ことができる。ここで、単位形成型とは、固化形成物品
の単体そのものを形成するための型をいう。
【0034】また、本発明において、非区画通路とは、
上記区画通路のうち異なる粘性流体を送出する少なくと
も2つの送出孔に連設された各送出孔から送出される各
粘性流体を纏めて単位形成型に案内するものをいう。こ
の非区画通路として、その内径を粘性流体の通過方向先
端に向かって徐々に狭めて先細にする態様を採用すれ
ば、区画通路の送出孔から送出される異なる各粘性流体
を合流させて相互に入り混じるようにすることができ
る。この非区画通路には、区画通路と同様に、任意の孔
形状、穿孔数等に設定することができるほか、複数の非
区画通路を粘性流体の通過方向に対して並列的に、或い
は直列的に任意に組み合わせて用いることも可能であ
り、具体的には非区画通路の中途部分に粘性流体の流体
通過方向に交差するように有孔壁を配設するといった態
様を採用することができ、この態様によれば所定(均
一)の混交模様をその組合せに応じて適当に暈して各固
化形成物品毎に施すことができる。
【0035】更に、本発明における送出タイミング設定
維持手段としては、例えば各粘性流体を計量するための
デポジッターにおいて各粘性流体の送出タイミングを設
定維持するといった手段のほか、周知の適当な手段を採
用することができる。
【0036】尚、本発明において、製造の対象となる固
化形成物品及び粘性流体としてはチョコレート、氷菓
子、ゼリー菓子、バター、チーズなどの食品で、液状で
あったものを冷却或いは加熱によって固体に凝固できる
ものが考えられる。特に上述したような食品を対象とし
て、本発明の型流し機構、及び製造方法を採用すれば、
視覚的にも、味覚的(品質的)にも安定した良質の固化
形成食品を簡易に、しかも正確に量産することができ
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0038】
【実施例1】図1(a)及び(b)は本発明の型流し機
構の一例を分解して示す概略斜視図、図1(c)は単一
の固化形成物品を形成する単位形成型の一例を示す概略
斜視図である。図2(a)は図1(a)の2a−2a線
に沿う縦断面図、図2(b)は図1(a)の2b−2b
線に沿う縦断面図である。
【0039】本発明にかかる型流し機構は、2種の液状
チョコレートA,B(粘性流体)によって所定の混交模
様を施してなる固化チョコレート(固化形成物品)を製
造するにあたって用いられる型流し機構であって、図1
及び図2に示すように、単一の固化チョコレートを形成
するための所定の単位形成型30(図1(c))に、予
めデポジッター(図示せず)によって個々に計量された
所定量の各液状チョコレートA,Bを夫々個別に案内す
るための区画ノズル10と、該区画ノズル10に貫設し
た複数の区画通路11,12(図2(a),(b))の
送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’に連設
され、区画通路11,12によって案内される各液状チ
ョコレートA,Bを纏めて上記単位形成型30に案内す
るための非区画ノズル20(図1(b))とを備える。
【0040】区画ノズル10に貫設された複数の区画通
路11は(図2(b))、上記液状チョコレートAを単
位形成型30に案内する通路であって、各区画通路11
はデポジッターによって計量された液状チョコレートA
を受理するための受理孔11a〜11hと、該受理孔1
1a〜11hにおいて受理した液状チョコレートAを単
位形成型30に略同時に送出するための送出孔11a’
〜11h’とを有している。また、区画ノズル10に貫
設された複数の区画通路12は(図2(a))、区画通
路11と同様に、上記液状チョコレートBを単位形成型
30に案内する通路であって、各区画通路12はデポジ
ッターによって計量された液状チョコレートBを受理す
るための受理孔12a〜12hと、該受理孔12a〜1
2hにおいて受理した液状チョコレートBを単位形成型
30に送出するための送出孔12a’〜12h’とを有
している。上記区画通路11の送出孔11a’〜11
h’、及び上記区画通路12の送出孔12a’〜12
h’は、単位形成型30に対向する所定面上において環
状に交互に位置するように配設されており、この任意に
組み合わせて配設された送出孔11a’〜11h’,1
2a’〜12h’から各液状チョコレートA,Bは所定
の状態で略同時に送出されることとなる。上記単位形成
型30に各液状チョコレートA,Bを夫々個別に案内す
るための区画ノズルとしては、上記区画ノズル10に代
えて、各液状チョコレートA,Bを上記区画ノズルの各
区画通路11,12に案内するに先立って分岐させた他
の区画通路等によって案内するようにした態様のもの
や、後述するように区画ノズルにおいて区画通路11,
12自体を分岐させた態様のもの(図3(a),(b)
参照)を採用することもできる。
【0041】上述した各区画通路11,12の送出孔1
1a’〜11h’,12a’〜12h’に連設された非
区画ノズル20は、図1(b)に示すように、先細の筒
体として外形が逆円錐台形状に形成されており、各区画
通路11,12の送出孔11a’〜11h’,12a’
〜12h’から送出される各液状チョコレートA,Bを
受理孔21aにおいて受理し、この受理した各液状チョ
コレートA,Bを非区画通路21によって纏めて、その
下端に設けた送出孔21a’から送出し、単位形成型3
0に案内するものである。各液状チョコレートA,Bを
纏めて上記単位形成型30に案内するための非区画ノズ
ルとしては、上記非区画ノズル20に代えて、図4
(a)〜(c)に示すような、後述する他の非区画ノズ
ル40を採用することもでき、これによって区画ノズル
10から所定の状態で送出される液状チョコレートA,
Bを、合流させて纏めた所定の状態で、或いは適当に入
り混ぜた所定の状態で送出することができる。
【0042】このように、本実施例の型流し機構におい
ては、予めデポジッター(図示せず)によって計量され
た各液状チョコレートA,Bは、区画ノズル10におい
て夫々区画通路11,12の受理孔11a〜11h,1
2a〜12hにおいて受理された後、単位形成型30に
対向する所定面上において環状に交互に位置するように
配設された複数の送出孔11a’〜11h’,12a’
〜12h’から送出され、この送出される各液状チョコ
レートA,Bは非区画ノズル20の非区画通路21によ
って纏められた後、単位形成型30の収容部31に案内
されるようになっている。
【0043】上記型流し機構を用い、2種の液状チョコ
レートA,B(粘性流体)によって所定の混交模様を施
してなる固化チョコレート(固化形成物品)を製造する
にあたっては、先ず各液状チョコレートA,Bをデポジ
ッター(図示せず)によって個々に計量し、次いで計量
された所定量の各液状チョコレートA,Bを上記区画ノ
ズル10の各区画通路11,12によって夫々個別に案
内し、単位形成型30に対向する所定面上において環状
に交互に位置するように配設された区画通路11,12
の送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’から
送出される各液状チョコレートA,Bを更に上記非区画
ノズル20の非区画通路21によって纏めて案内して上
記単位形成型30の収容部31に流し込み、この単位形
成型30において固化形成する。こうして所定の混交模
様を施してなる固化チョコレート(固化形成物品)が製
造されることとなる。尚、上述した固化形成時において
は冷却機器等を別途用いることができ、固化形成にかか
る粘性流体に応じて加熱機器等を用いることもできる。
【0044】また、本発明にかかる型流し機構において
は、本実施例の上記型流し機構における非区画ノズル2
0を設けることなく実施することもでき、この態様によ
れば液状チョコレートA,Bによって施される混交模様
の暈しを軽減することができる。上記非区画ノズル20
を設けない態様の本発明にかかる型流し機構を用い、所
定の混交模様を施した固化チョコレートを製造するにあ
たっては、上述した上記製造方法と同様に、先ず各液状
チョコレートA,Bをデポジッター(図示せず)によっ
て個々に計量し、次いで計量された所定量の各液状チョ
コレートA,Bを上記区画ノズル10の各区画通路1
1,12によって夫々個別に案内し、単位形成型30に
対向する所定面上において環状に交互に位置するように
配設された区画通路11,12の送出孔11a’〜11
h’,12a’〜12h’から上記単位形成型30の収
容部31に流し込み、この流し込まれた液状チョコレー
トA,Bは単位形成型30の収容部31において固化形
成されることとなり、こうして所定の混交模様を施して
なる固化チョコレート(固化形成物品)を製造すること
ができる。
【0045】更に、本発明にかかる型流し機構において
は、上述した区画ノズル10(図1(a))の代わり
に、図3(a),(b)に示す他の区画ノズル10を採
用することもできる。図3(a)に示す区画ノズル10
には、区画通路(11(図2(b)の11に相当する通
路))の各受理孔11a〜11hを包囲するようにその
外方に位置する包囲壁13が設けられると共に、また区
画通路(11(図2(b)の11に相当する通路))の
各受理孔11a〜11hの配設位置より内方に位置し、
且つ区画通路(12(図2(a)の12に相当する通
路))の受理孔12a〜12hを包囲するようにその外
方に位置する包囲壁14が設けられている。この区画ノ
ズル10(図3(a))を採用すれば、各包囲壁13,
14による区画域に各液状チョコレートA,Bを投入す
ることによって、各液状チョコレートA,Bは夫々対応
する区画通路の各受理孔11a〜11h,12a〜12
hにおいて受理され、各送出孔11a’〜11h’,1
2a’〜12h’から送出させることができる。
【0046】図3(b)に示す区画ノズル10には、中
途部分で分岐し、単一の受理孔11’及び複数の送出孔
11a’〜11h’を有する区画通路(11(図2
(b)の11に相当する通路))と、中途部分で分岐
し、単一の受理孔12’及び複数の送出孔12a’〜1
2h’を有する区画通路(12(図2(a)に相当する
通路))とが備えられている。この区画ノズル(図3
(b))を採用すれば、各区画通路に設けた単一の受理
孔11’,12’に各液状チョコレートA,Bを投入す
ることによって、各送出孔11a’〜11h’,12
a’〜12h’,から所定の状態で送出させることがで
きる。
【0047】更にまた、本発明にかかる型流し機構にお
いては、上述した非区画ノズル20の代わりに、図4
(a)〜(c)に示す他の非区画ノズル40を採用する
ことができる。図4(a)に示す非区画ノズル40は、
単一の受理孔41a及び3つの送出孔41a’,41
a”,41a"'を備えた非区画通路41からなってお
り、従って区画ノズル10から送出される各液状チョコ
レートA,B(粘性流体)を受理孔41aにおいて受理
した後、混合して送出するように作用し、適当に暈した
所定の混交模様を施してなる固化チョコレート(固化形
成物品)の製造を可能にする。
【0048】図4(b)に示す非区画ノズル40は、図
4(a)の非区画ノズルにおける非区画通路41の中途
部分に、開孔42aを有する有孔壁42が液状チョコレ
ートA,B(粘性流体)の流体通過方向に交差するよう
に設けられた態様のノズルであり、従って区画ノズル1
0の各送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’
から送出される各液状チョコレートA,B(粘性流体)
を一旦纏めて混合して絞り出すように作用し、所望の程
度に更に暈した所定の混交模様を施してなる固化チョコ
レート(固化形成物品)の製造を可能にする。
【0049】図4(c)に示す非区画ノズル40は、図
1(b)の非区画ノズル20における区画通路の中途部
分に、複数(図においては3つ)の開孔42a〜42c
を有する有孔壁42が液状チョコレートA,Bの通過方
向に交差するように設けられた態様のノズルであり、従
って区画ノズル10の各送出孔11a’〜11h’,1
2a’〜12h’から送出される各液状チョコレート
A,Bを受理孔41aにおいて受理して混合した後、中
途部分に設けた上記開孔42a〜42cを経由して送出
孔41a’から送出する。従って、区画通路11,12
の各送出孔11a’〜11h’,12a’〜12h’か
ら送出される液状チョコレートA,B(複数の粘性流
体)を所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で送出す
ることができ、所望の程度に更に暈した所定の混交模様
を施してなる固化チョコレート(固化形成物品)の製造
を可能にする。
【0050】尚、本実施例においては、区画ノズル10
に各液状チョコレートA,Bを夫々個別に案内するため
の区画通路11,12を一体的に備えた態様について説
明したが、本発明における区画ノズルはこれに限定され
るものではなく、例えば上述したような区画ノズル10
に代えて、主に液状チョコレートAを案内するための区
画通路11が備えられたノズル部材、及び主に液状チョ
コレートBを案内するための区画通路12が備えられた
他のノズル部材といった複数のパーツから組み立てられ
る態様としてもよく、この態様によれば、各パーツを任
意に組み合わせるだけで所望の混交模様を施した固化チ
ョコレート(固化形成物品)を形成することができ、し
かも簡易に取り外して清掃等をすることができるといっ
た顕著な効果が得られる。また、各通路(区画通路1
1,12及び非区画通路21)に設けられる送出孔にあ
っては、その穿孔数を任意に決定し、上述したような環
状に交互に位置するように配列して設けることができる
ほか、その穿孔形状についても三角形状、四角形状、楕
円形状等の任意の形状に決定でき、上記環状配列を更に
包囲するように交互に位置させる、或いは縦横に交互に
位置させる等、任意の配列で、規則的に、或いは変則的
に設けることができる。本発明において用いられる所定
の単位形成型についても、例えば所望の形状を象った型
等、任意形状の形成型を採用することができる。更にま
た、固化チョコレート(固化形成物品)に施される混交
模様は、上述した所定の単位形成型30と、この単位形
成型30に対向して配設される最終的に各液状チョコレ
ートA,B(各粘性流体)を送出する送出孔の配設位置
との関係において、その送出される各液状チョコレート
A,B(各粘性流体)の落下位置を設定することによっ
ても決定することができる。尚、区画通路が設けられる
区画ノズル、及び非区画通路が設けられる非区画ノズル
は、上述したような逆円錐台形状に限定されるものでは
なく、矩形体等任意の形状に設定することができる。
【0051】
【実施例2】次に、図5及び図6に基づいて本発明にか
かる他の型流し機構を説明する。この型流し機構は、内
部に液状チョコレートCを被覆収容し、且つその周囲に
2種の液状チョコレートA,B(粘性流体)によって所
定の混交模様を施してなる被覆固化チョコレート(固化
形成物品)の製造するにあたって用いられる型流し機構
であって、単一の固化チョコレートを形成するための所
定の単位形成型70(図5(c))に、予めデポジッタ
ー(図示せず)によって個々に計量された所定量の各液
状チョコレートA〜Cを夫々個別に上記単位形成型70
に案内するための区画ノズル50と、該区画ノズル50
に貫設した複数の区画通路51〜53(図6(a),
(b))の送出孔51a’〜51h’,52a’〜52
h’,53a’に連設された非区画ノズル60(図5
(b))とを備え、更に上記区画通路53の送出孔53
a’から送出される液状チョコレートCの送出タイミン
グを、上記区画通路51,52の送出孔51a’〜51
h’,52a’〜52h’から略同時に送出される液状
チョコレートA,Bの送出タイミングに対し、その送出
開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるように
設定維持するために、デポジッターにおいて各液状チョ
コレートの送出タイミングが設定されている。
【0052】区画ノズル50に貫設された複数の区画通
路51は(図6(b))、上記液状チョコレートAを単
位形成型70に案内する通路であって、各区画通路51
はデポジッターによって計量された液状チョコレートA
を受理するための受理孔51a〜51hと、該受理孔5
1a〜51hにおいて受理した液状チョコレートAを単
位形成型70に送出するための送出孔51a’〜51
h’とを有している。また、区画ノズル50に貫設され
た複数の区画通路52は(図6(a))、区画通路51
と同様に、上記液状チョコレートBを単位形成型70に
案内する通路であって、各区画通路52はデポジッター
によって計量された液状チョコレートBを受理するため
の受理孔52a〜52hと、該受理孔52a〜52hに
おいて受理した液状チョコレートBを単位形成型70に
送出するための送出孔52a’〜52h’とを有してい
る。上記区画通路51の送出孔51a’〜51h’、及
び上記区画通路52の送出孔52a’〜52h’は、単
位形成型70に対向する所定面上において環状に交互に
位置するように配設されている。更に、区画ノズル50
の中央に貫設された単一の区画通路53は、上記液状チ
ョコレートCを単位形成型70に案内する通路であっ
て、デポジッターによって計量された液状チョコレート
Cを受理するための受理孔53aと、該受理孔53aに
おいて受理した液状チョコレートCを単位形成型70に
送出するための送出孔53a’とを有している。従っ
て、任意に組み合わせて配設された送出孔51a’〜5
1h’,51a’〜51h’から各液状チョコレート
A,Bは所定の状態で単位形成型70に流し込まれ、他
の液状チョコレートCは単位形成型70の略中央に流し
込まれることとなる。各液状チョコレートA〜Cを夫々
個別に上記単位形成型70に案内するための区画ノズル
としては、上記区画ノズル50に代えて、各液状チョコ
レートA〜Cを上記区画ノズルの各区画通路51〜53
に案内するに先立って分岐させた他の区画通路等によっ
て案内するようにした態様のものや、後述するように区
画ノズルにおいて区画通路51〜52自体を分岐させた
態様のもの(図7(a),(b)参照)を採用すること
もできる。
【0053】上述した各区画通路51〜53の送出孔5
1a’〜51h’,52a’〜52h’に連設された非
区画ノズル60は、図5(b)に示すように、外形が先
細の筒体として逆円錐台形状に形成されており、各区画
通路51〜53の送出孔51a’〜51h’,52a’
〜52h’,53a’から送出される各液状チョコレー
トA〜Cを受理孔61aにおいて受理し、この受理した
各液状チョコレートA〜Cを非区画通路61によって纏
めて、その下端に設けた送出孔61a’から送出し、単
位形成型70に案内するものである。区画ノズルから送
出される各液状チョコレートA〜Cを上記単位形成型7
0に案内するための非区画ノズルとしては、上記非区画
ノズル60に代えて、図8(a),(b)に示すよう
な、後述する他の非区画ノズル80を採用することもで
き、これによって区画ノズル50から送出される液状チ
ョコレートA,Bを、合流させて纏めた所定の状態で送
出することができる。
【0054】本実施例における各液状チョコレートA〜
Cの単位形成型70への型流しにおいては、液状チョコ
レートCの送出タイミングを、上記液状チョコレート
A,Bの送出タイミングに対し、その送出開始を遅延さ
せ、且つその送出終了を先行させるように設定されてお
り、従って送出された液状チョコレートA,Bによって
単位形成型70における収容部71の底部分(脱型した
際には頭部分)及びその周囲が先ず埋覆され、その中央
に液状チョコレートCが送出され、この液状チョコレー
トCは最終的に他の液状チョコレートA,Bによって被
覆される。
【0055】このように、上述した本実施例の型流し機
構によれば、予めデポジッター(図示せず)によって計
量された各液状チョコレートA〜Cは、区画ノズル50
において夫々区画通路51〜53の受理孔51a〜51
h,52a〜52h,53aにおいて受理された後、単
位形成型70に対向する所定面上において環状に交互に
位置するように配設された複数の送出孔51a’〜51
h’,52a’〜52h’,53a’から送出され、こ
の送出される各液状チョコレートA〜Cは非区画ノズル
60によって纏められた後、単位形成型70の収容部7
1に案内されるようになっている。
【0056】上記型流し機構を用い、内部に液状チョコ
レートCを被覆収容し、且つその周囲に2種の液状チョ
コレートA,B(粘性流体)によって所定の混交模様を
施してなる被覆固化チョコレート(固化形成物品)を製
造するにあたっては、先ず各液状チョコレートA〜Cを
デポジッター(図示せず)によって個々に計量し、次い
で計量された液状チョコレートA,Bを上記区画ノズル
50の各区画通路51,52によって夫々個別に単位形
成型70における収容部71の内周側面に流し込むよう
に案内すると共に、計量された液状チョコレートCを上
記区画ノズル50の区画通路53によって単位形成型7
0における収容部71の略中央に流し込むように案内す
る。この時、液状チョコレートCの送出タイミングは、
液状チョコレートA,Bの送出タイミングに対し、その
送出開始が遅延し、且つその送出終了が先行するように
設定されている。そして、単位形成型70に対向する所
定面上において環状に交互に位置するように配設された
区画通路51,52の送出孔51a’〜51h’,52
a’〜52h’から送出される各液状チョコレートA,
Bと、上記送出孔51a’〜51h’,52a’〜52
h’の中央に配設された区画通路53の送出孔53a’
から送出される液状チョコレートCとを更に上記非区画
ノズル60によって纏めて案内して上記単位形成型70
の収容部71に流し込み、この単位形成型70によって
固化形成する。こうして所定の混交模様を施した被覆固
化チョコレート(被覆固化形成物品)が製造されること
となる。尚、上述した固化形成時においては冷却機器等
を別途用いることができ、固化形成にかかる粘性流体に
応じて加熱機器等を用いることもできる。
【0057】また、本発明にかかる型流し機構において
は、上述した区画ノズル50(図5(a))の代わり
に、図7(a)及び(b)に示す他の区画ノズル50を
採用することができる。図7(a)に示す区画ノズル5
0には、区画通路(51(図6(b)の51に相当する
通路))の各受理孔51a〜51hを包囲するようにそ
の外方に位置する包囲壁54が設けられると共に、また
区画通路(51(図6(b)の51に相当する通路))
の各受理孔51a〜51hの配設位置より内方に位置
し、且つ区画通路(52(図6(a)の52に相当する
通路))の受理孔52a〜52h及び区画通路(53
(図6(a)及び(b)の53に相当する通路))の受
理孔53aを包囲するようにその外方に位置する包囲壁
55が設けられ、更に区画通路(52(図6(a)の5
2に相当する通路))の受理孔52a〜52hの配設位
置より内方に位置し、且つ区画通路53の受理孔53a
を包囲するようにその外方に位置する包囲壁56が設け
られている。この区画ノズル50(図7(a))を採用
すれば、各包囲壁54〜56による区画域に各液状チョ
コレートA〜Cを投入することによって、各液状チョコ
レートA〜Cは夫々対応する区画通路の各受理孔51a
〜51h,52a〜52h,53aにおいて受理され、
各送出孔51a’〜51h’,52a’〜52h’,5
3a’から送出させることができる。
【0058】図7(b)に示す区画ノズル50には、中
途部分で分岐し、単一の受理孔51’及び複数の送出孔
51a’〜51h’を有する区画通路(図6(b)の5
1に相当する通路)と、中途部分で分岐し、単一の受理
孔52’及び複数の送出孔52a’〜52h’を有する
区画通路(52(図6(a)の52に相当する通路))
と、単一の受理孔53a及び送出孔53a’を有する区
画通路(53(図6(a)及び(b)の53に相当する
通路))とが備えられている。この区画ノズル(図7
(b))を採用すれば、各区画通路に設けた単一の受理
孔51’,52’,53’に各液状チョコレートA〜C
を投入することによって、各送出孔51a’〜51
h’,52a’〜52h’,53a’から送出させるこ
とができる。
【0059】更に、本発明にかかる型流し機構において
は、上述した非区画ノズル60(図5(b))の代わり
に、図8(a),(b)に示す他の非区画ノズル80を
採用することができる。図8(a)に示す非区画ノズル
80には、図5(a)及び図6(a),(b)に示す区
画ノズル50に設けられた区画通路51,52の各送出
孔51a’〜51h’,52a’〜52h’と連通する
ように、二重管形状に内外に配設された2つの先細の筒
状体の間隙によって非区画通路81が確保されており、
また区画ノズル50に設けられた区画通路53の送出孔
53a’と連通するように、内方に配設される上記筒状
体によって区画通路82が確保されている。区画ノズル
50における区画通路51,52の各送出孔51a’〜
51h’,52a’〜52h’から送出される液状チョ
コレートA,Bを受理孔81aにおいて受理した非区画
通路81は、その受理した液状チョコレートA,Bを纏
めて送出孔81a’から送出する。他方、区画ノズル5
0における区画通路53の送出孔53a’から送出され
る液状チョコレートCを受理孔82aにおいて受理した
区画通路82は、その受理した液状チョコレートCをそ
のまま送出孔82a’から送出する。上記各送出孔81
a’,82a’からの液状チョコレートA〜Cの送出
は、上述したように、区画ノズル50に設けられた区画
通路53を経由して非区画ノズル80に設けた非区画通
路82の送出孔82a’から送出される液状チョコレー
トCの送出タイミングを、区画ノズル50に設けられた
区画通路51,52を経由して非区画ノズル80に設け
た非区画通路81の送出孔81a’から送出される液状
チョコレートA,Bの送出タイミングに対し、その送出
開始を遅延させ、且つその送出終了を先行させるように
設定されている。この非区画ノズル80(図8(a))
を採用することにより、内部に液状チョコレートCを被
覆収容するように、その周囲に液状チョコレートA,B
を纏めた所定の状態で流し込むことができ、こうするこ
とによって内部に液状チョコレートCを被覆収容し、且
つその周囲に所定の混交模様を施してなる被覆固化チョ
コレートをより正確に形成することができる。
【0060】図8(b)に示す非区画通路80は、図8
(a)の非区画ノズル80における非区画通路81の中
途部分に、有孔壁83を液状チョコレートA,B(粘性
流体)の流体通過方向に交差するように設けた態様の非
区画ノズルであって、この非区画通路81において、区
画ノズル50における区画通路51,52の各送出孔5
1a’〜51h’,52a’〜52h’から送出される
液状チョコレートA,Bを受理孔81aにおいて受理し
合流させた後、有孔壁83の複数の開孔(83a、83
b等)から送出し、この送出した液状チョコレートA,
Bを更に合流させて送出孔81a’から送出するように
している。各液状チョコレートA〜Cの送出タイミング
については、上述した図8(a)の非区画ノズル80を
採用した場合と同様である。この非区画ノズル80(図
8(b))を採用すれば、内部に液状チョコレートCを
被覆収容するように、その周囲に液状チョコレートA,
Bを所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で流し込む
ことができ、こうすることによって内部に液状チョコレ
ートCを被覆収容し、且つその周囲に所望の程度に更に
暈した所定の混交模様を施してなる被覆固化チョコレー
トを簡易に、しかも正確に量産することができる。
【0061】尚、本実施例においては、上記実施例1と
同様に、区画ノズル50に各液状チョコレートA〜Cを
夫々個別に案内するための区画通路51〜53を一体的
に備えた態様について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば上述したような区画ノズル
50に代えて、主に液状チョコレートAを案内するため
の区画通路51が備えられたノズル部材、主に液状チョ
コレートBを案内するための区画通路52が備えられた
他のノズル部材、及び主に液状チョコレートCを案内す
るための区画通路53が備えられた他のノズル部材とい
ったような複数のパーツから組み立てられる態様として
もよく、この態様によれば、各パーツを任意に組み合わ
せるだけで所望の混交模様を施してなる被覆固化チョコ
レート(固化形成物品)を形成することができ、簡易に
取り外して清掃等をすることができるといった顕著な効
果が得られる。また、各通路(区画通路51〜53,8
2、非区画通路61,81)に設けられる送出孔にあっ
ては、その穿孔数を任意に決定し、上述したような環状
に交互に位置するように配列して設けることができるほ
か、その穿孔形状についても三角形状、四角形状、楕円
形状等の任意の形状に決定でき、上記環状配列を更に包
囲するように交互に位置させる、或いは縦横に交互に位
置させる等、任意の配列で、規則的に、或いは変則的に
設けることができる。本発明において用いられる所定の
単位形成型についても、例えば所望の形状を象った型
等、任意形状の形成型を採用することができる。更に、
固化形成物品に施される混交模様は、上述した所定の単
位形成型と、この単位形成型に対向して配設される最終
的に各液状チョコレートA,B(各粘性流体)を送出す
る送出孔の配設位置との関係において、その送出される
各液状チョコレートA,B(各粘性流体)の落下位置を
設定することによっても決定することができる。更にま
た、上述した区画ノズル50においては、区画通路53
を分岐させて、該区画通路53によって案内される液状
チョコレートCの一部を、混交模様を一部をなす粘性流
体として送出する態様を採用することも可能である。
尚、区画通路が設けられる区画ノズル、及び非区画通路
が設けられる非区画ノズルは、上述したような逆円錐台
形状に限定されるものではなく、矩形体等任意の形状に
設定することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1にかかる本発明の第1の型流し
機構は、少なくとも色調が異なる2種の粘性流体を、区
画通路を介して夫々個別に案内し、各粘性流体を略同時
に送出する送出孔を、所定の単位形成型に対向する所定
面上において任意に組み合わせて配設する態様を採用し
たことにより、その配設に応じて各粘性流体を所定の状
態で所定単位形成型に流し込むことができるといった顕
著な効果を奏する。従って、この第1の型流し機構を用
いた請求項5にかかる本発明の第1の固化形成物品の製
造方法においては、所定の混交模様を施してなる固化形
成物品を簡易に、しかも正確に量産することができると
いった顕著な効果が得られる。
【0063】請求項2にかかる本発明の第2の型流し機
構は、上記区画通路の複数の送出孔と連通する非区画通
路に設けた少なくとも1つの送出孔を上記所定の単位形
成型に対向して配設する態様を採用したことにより、各
粘性流体を、合流させて纏めた所定の状態で、或いは適
当に入り混ぜた所定の状態で所定の単位形成型に流し込
むことができる。従って、この第2の型流し機構を用い
た請求項5にかかる本発明の第2の固化形成物品の製造
方法においては、所定の混交模様、或いは適当に暈した
所定の混交模様を施してなる固化形成物品を簡易に、し
かも正確に量産することができるといった顕著な効果が
得られる。
【0064】請求項3にかかる本発明の第3の型流し機
構は、上記非区画通路の中途部分において、少なくとも
1の開孔を有する有孔壁を、該非区画通路の流体通過方
向に交差させて設ける態様を採用したことにより、非区
画通路において合流させた各粘性流体を所望の程度に更
に入り混ぜた所定の状態で所定の単位形成型に流し込む
ことができるといった顕著な効果を奏する。従って、こ
の第3の型流し機構を用いた請求項5にかかる本発明の
第3の固化形成物品の製造方法においては、所望の程度
に更に暈した所定の混交模様を施してなる固化形成物品
を簡易に、しかも正確に量産することができるといった
顕著な効果が得られる。
【0065】請求項4にかかる本発明の第4の型流し機
構は、上記所定の単位形成型に対向する対向面上におい
て上記少なくとも1つの送出孔を包囲するように、少な
くとも2種の粘性流体を送出する他の各送出孔を任意に
組み合わせて配設し、上記送出タイミング設定維持手段
によって設定された送出タイミングに基づいて粘性流体
を送出する態様を採用したことにより、内部に被覆収容
される少なくとも1種の粘性流体の周囲において、2種
以上の粘性流体を、所定の状態で所定の単位形成型に流
し込むことができるといった顕著な効果を奏する。従っ
て、この第4の型流し機構を用いた請求項6にかかる本
発明の第4の固化形成物品の製造方法においては、内部
に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容し、且つその周
囲に所定の混交模様を施してなる固化形成物品を簡易
に、しかも正確に量産することができるといった顕著な
効果が得られる。
【0066】請求項4にかかる本発明の第5の型流し機
構は、上記第4の型流し機構において任意に組み合わせ
て配設される上記区画通路の複数の送出孔と連通する非
区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔を上記所定の
単位形成型に対向して配設する態様を採用したことによ
り、内部に被覆収容される少なくとも1種の粘性流体の
周囲において、2種以上の粘性流体を、合流させて纏め
た所定の状態で、或いは適当に入り混ぜた所定の状態で
所定の単位形成型に流し込むことができるといった顕著
な効果を奏する。従って、この第5の型流し機構を用い
た請求項6にかかる本発明の第5の固化形成物品の製造
方法においては、内部に少なくとも1種の粘性流体を被
覆収容し、且つその周囲に所定の混交模様、或いは適当
に暈した所定の混交模様を施してなる固化形成物品を簡
易に、しかも正確に量産することができるといった顕著
な効果が得られる。
【0067】請求項4にかかる本発明の第6の型流し機
構は、上記第5の型流し機構における非区画通路の中途
部分において、少なくとも1つの開孔を有する有孔壁を
該非区画通路の流体通過方向に交差させて設ける態様を
採用したことにより、内部に被覆収容される少なくとも
1種の粘性流体の周囲において、2種以上の粘性流体
を、所望の程度に更に入り混ぜた所定の状態で所定の単
位形成型に流し込むことができるといった顕著な効果を
奏する。従って、この第6の型流し機構を用いた請求項
6にかかる本発明の第6の固化形成物品の製造方法にお
いては、内部に少なくとも1種の粘性流体を被覆収容
し、且つその周囲に所望の程度に更に暈した所定の混交
模様を施してなる固化形成物品を簡易に、しかも正確に
量産することができるといった顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の型流し機構の一例
を分解して示す概略斜視図、(c)は単一の固化形成物
品を形成する単位形成型の一例を示す概略斜視図であ
る。
【図2】(a)は図1(a)の2a−2a線に沿う縦断
面図、(b)は図1(a)の2b−2b線に沿う縦断面
図である。
【図3】(a)及び(b)は図1(a)に示す区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は図1(b)に示す非区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の型流し機構の他の
態様を分解して示す概略斜視図、(c)は単一の固化形
成物品を形成する単位形成型の他の態様を示す概略斜視
図である。
【図6】(a)は図5(a)の6a−6a線に沿う縦断
面図、(b)は図5(a)の6b−6b線に沿う縦断面
図である。
【図7】(a)及び(b)は図5(a)に示す区画ノズ
ルの他の態様を示す概略斜視図である。
【図8】(a)及び(b)は図5(b)に示す非区画ノ
ズルの他の態様を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10,50 区画ノズル 11,12,51〜53,82 区画通路 20,40,60,80 非区画ノズル 21,41,61,81 非区画通路 30,70 単位形成型 31,71 収容部 A〜C 液状チョコレート(粘性流体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色調が異なる2種以上の粘性
    流体によって所定の混交模様を施してなる固化形成物品
    を製造するにあたって用いられる型流し機構であって、 単一の固化形成物品を形成するための所定の単位形成型
    に、個々に計量された所定量の上記各粘性流体を夫々個
    別に案内するための複数の区画通路を備え、 各区画通路に設けた2種以上の粘性流体を略同時に送出
    する各送出孔が、上記単位形成型に対向する所定面上に
    おいて任意に組み合わせて配設されることを特徴とする
    型流し機構。
  2. 【請求項2】 任意に組み合わせて配設された上記区画
    通路の複数の送出孔と連通する非区画通路を備え、 該非区画通路に設けた少なくとも1つの送出孔が上記所
    定の単位形成型に対向して配設されることを特徴とする
    請求項1に記載の型流し機構。
  3. 【請求項3】 上記非区画通路の中途部分において、少
    なくとも1の開孔を有する有孔壁が、該非区画通路の流
    体通過方向に交差して設けられることを特徴とする請求
    項2に記載の型流し機構。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの送出孔から送出される
    粘性流体の送出タイミングを、他の送出孔から送出され
    る粘性流体の送出タイミングに対し、その送出開始を遅
    延させ、且つその送出終了を先行させるように設定する
    送出タイミング設定維持手段を更に備え、 上記所定の単位形成型に対向する所定面上において、上
    記少なくとも1つの送出孔を包囲するように、少なくと
    も2種の粘性流体を送出する上記他の各送出孔が、任意
    に組み合わせて配設されることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1に記載の型流し機構。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜3の何れか1に記載の型
    流し機構を用い、2種以上の粘性流体によって所定の混
    交模様を施してなる固化形成物品を製造する方法であっ
    て、 各粘性流体を個々に計量する工程と、 該工程において個々に計量された所定量の各粘性流体
    を、上記請求項1〜3の何れか1に記載の型流し機構に
    備えられた各通路によって案内し、所定の単位形成型に
    対向して配設された送出孔から略同時に送出する工程
    と、 該工程において送出された粘性流体を、所定の単位形成
    型において受理し、固化形成する工程と、を含むことを
    特徴とする固化形成物品の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記請求項4に記載された何れか1の型
    流し機構を用い、2種以上の粘性流体によって所定の混
    交模様を施してなる固化形成物品を製造する方法であっ
    て、 各粘性流体を個々に計量する工程と、 該工程において個々に計量された所定量の各粘性流体
    を、上記請求項4に記載された何れか1の型流し機構に
    備えられた各通路によって案内し、上記送出タイミング
    設定維持手段によって設定された送出タイミングに基づ
    き、所定の単位形成型に対向して配設された送出孔から
    送出する工程と、 該工程において送出された粘性流体を、所定の単位形成
    型において受理し、固化形成する工程と、を含むことを
    特徴とする固化形成物品の製造方法。
JP8203949A 1995-12-18 1996-08-01 型流し機構、及び該型流し機構を用い、所定の混交模様を施してなる固化形成物品を製造する固化形成物品の製造方法 Expired - Lifetime JP2751097B2 (ja)

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