JP4861995B2 - 遮光手段を備えた分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分析用具に供給された試料を、光学的手法により分析するように構成された分析装置に関するものである。より具体的には、装置内部に外部光が入射するのを制限するための遮光手段を備えた分析装置に関するものである。
従来より、血糖値を測定する方法としては、分析用具を使用する方法がある。その一例としては、持ち運び可能な携帯型の血糖値測定装置に対してユーザが分析用具を装着し、その分析用具に対して血液を点着することにより、血糖値測定装置において自動的に血糖値を測定する方法がある(たとえば特許文献1参照)。また、複数の分析用具を収容したカートリッジを血糖値測定装置と組み合わせ、血糖値測定装置においてカートリッジから分析用具を取り出して血糖値を測定するように構成されたものもある(たとえば特許文献2,3参照)。
その一方で、血糖値を測定するための原理としては、たとえば光学的手法を利用するものがある。血糖値測定において光学的手法を利用する場合、分析用具は血糖値の濃度に応じた呈色を示す試薬部を備えたものとされる一方で、血糖値測定装置としては試薬部の呈色の程度を測光するための測光機構を備えたものとされる。
しかしながら、携帯型の血糖値測定装置において使用される分析用具は小さなものであるため、携帯型の血糖値測定装置において光学的手法を採用する場合には、測光機構を、分析用具を装着する部分(挿入口)の近くに設ける必要がある。そのため、測光機構においては、挿入口から入射した光が受光される虞があり、そのような事態が生じたならば、測定結果に影響を与えてしまう。また、挿入口を介しての入射光量は、使用する場所の明るさ、血糖値測定装置における挿入口の向きなどといった使用環境の影響を受けるために、測定ごとに一様なものではなく、測定中においても一様なものでもない。そのため、挿入口からの光の入射を適切に抑制できなければ、正確な血糖値測定を行なうのは困難である。
その一方で、血糖値測定装置に対する分析用具の挿入が開始され、分析用具に対する試料の供給が行なわれるまでの間においては、測光機構の校正が行なわれることがある。この校正は、測光機構の光源部から光を出力させ、そのときに測光機構の受光部において受光される光量を把握することにより行われる。そのため、校正途中において、挿入口から入射する光の量が変化すれば、それが校正結果に影響を及ぼし、結果として測定精度に反映されてしまう。
また、測光機構において分析用具を透過した光に基づいて測光を行なう場合には、測光機構の光源部としては、光を出射するための発光素子と、発光素子からの出力をモニタするための受光素子と、を備えたものが採用されることがある。その場合にも、挿入口から入射する光の量が変化すれば、発光素子の出力を誤認識させ、結果として測定結果に影響を与えてしまう。
特開2003−114213号公報 再公01−63272号公報 特開平9−184819号公報
本発明は、光学的手法により試料を分析するように構成された分析装置において、挿入口を介しての外部光の装置内部への入射を適切に制限し、試料分析を精度良く行なえるようにすることを課題としている。
本発明により提供される分析装置は、挿入口を有し、かつ分析用具を装着するための装着部と、光学的手法により試料の分析を行なうために、上記分析用具に光を照射する一方で上記分析用具から進行してくる光を受光するための測光機構と、上記挿入口からの外部光の入射を制限するための遮光手段と、を備えた分析装置であって、上記遮光手段は、上記装着部に対する上記分析用具の挿入開始から、上記測光機構において上記分析用具の測光が終了するまでの間、上記挿入口を介しての外部光の入射を制限するように構成されている。
遮光手段は、たとえば装着部に分析用具が装着された状態において、分析用具に接触させるための接触部材を有している。
接触部材は、分析用具に接触し、かつ上下方向に変位可能な遮光部を有するものとして構成される。この場合、接触部材は、遮光部を介して分析用具に押圧させるための板バネ部を有するものとして構成することもできる、
本発明の分析装置は、たとえば複数の分析用具を収容したカートリッジから分析用具を取り出し、その分析用具を用いて試料の分析を行うように構成されており、かつ、筐体に対して相対的に往復移動可能とされた操作体と、操作体の往復移動に連動して、待機位置とカートリッジから分析用具を取り出し可能な取り出し位置との間を往復移動可能であるとともに、カートリッジに収容された分析用具に係合してカートリッジから分析用具を取り出し、その分析用具の少なくとも一部を筐体の内部に収容させるための可動体と、をさらに備えたものとして構成される。この場合、遮光部は、可動体の移動によって可動体上に乗り上げることで上方に位置変位させられるように構成される。
可動体は、遮光部が乗り上がるときに遮光部に接触させるためのものであり、かつ分析用具の挿入方向に向かうほど位置が高くなるガイド面を有するものとされる。一方、遮光部は、たとえばガイド面と接触する部分が傾斜面または曲面とされる。
接触部材は、遮光部が回動するように構成してもよい。この場合、遮光部は、たとえば分析用具に接触させる部分が傾斜面または曲面とされる。遮光部は、分析用具を押圧する方向に付勢されていてよい。遮光部は、たとえば弾性部材によって行なわれる。
接触部材は、挿入口の内部または挿入口に隣接した部位に配置されたゴム状弾性体または発泡体を含んでなるものであってもよい。
この場合の接触部材は、たとえば分析用具が挿通される貫通空間を有するものとされる。貫通空間は、分析用具の挿入方向に直交する直交方向の少なくとも一部の断面積が、分析用具における直交方向の断面積よりも小さくなるように形成するのが好ましく、たとえば上記直交方向の断面積が、上記挿入方向に沿って小さくなるテーパ状に形成される。接触部材はまた、分析用具が挿入される切欠を有するものであってもよい。
測光機構は、たとえば発光素子と、発光素子から出射された光の出力をモニタリングするために利用される第1の受光素子と、発光素子から出射された光のうち、分析用具を透過した光を受光する第2の受光素子と、を含んだものとして構成される。
分析用具は、たとえば装着部に対する分析用具の挿入開始から、測光機構において分析用具の測光が終了するまでの間、分析装置から一部が突出した状態とされる。分析用具は、分析装置から突出した部分から供給された試料を、その内部に吸引するように構成してもよい。
本発明の第1の実施の形態を説明するための分析キットの斜視図である。 図1に示した分析キットにおけるカートリッジの全体斜視図である。 図3Aは図2AのIIIA−IIIA線に沿った断面図であり、図3Bは図2BのIIIB−IIIB線に沿った断面図である。 図2BのIV−IV線に沿った断面図である。 図1に示した分析装置の分解斜視図である。 図5に示した分析装置の要部を説明するための断面図である。 図5に示した分析装置の要部を説明するための断面図である。 図5に示した分析装置における取り込み機構の分解斜視図である。 図8に示した取り込み機構の可動体を、底面側から見た斜視図である。 図8に示した取り込み機構の第2支持部材を、底面側から見た斜視図である。 図8に示した取り込み機構における可動体と操作体を示す正面図である。 図8に示した取り込み機構における可動体と操作体を示す断面図である。 図2および図3に示したカートリッジから分析用具を取り出す動作を説明するための要部を示す断面図である。 図14Aは本発明の第2の実施の形態に係る分析装置の要部を示す断面図であり、図14Bは図14Aに示した分析装置の押圧部材を示す全体斜視図である。 図14Aに示した分析装置の使用状態を示す図14Aに相当する断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る分析装置の要部を示す断面図である。 図17Aは本発明の第4の実施の形態に係る分析装置の要部を示す断面図であり、図17Bは図17Aに示した分析装置の押圧部材を示す全体斜視図であり、図17Cは図17Aに示した分析装置の使用状態を示す図17Aに相当する断面図である。 図18Aは本発明に係る分析装置の他の例を説明するための要部を示す断面図であり、図18Bは図18Aに示した分析装置の押圧部材を示す全体斜視図である。
符号の説明
2 カートリッジ
20 分析用具
3 分析装置
32 光源装置(測光機構を構成するもの)
33 受光部(測光機構を構成するもの)
4 (分析装置の)筐体
5 (分析装置の)操作体
6 (分析装置の)可動体
63 押圧部材(接触部材)
63A (押圧部材の)遮光部
63B (押圧部材の)板バネ部
67A 上面側テーパ面(ガイド面)
8,8′,8″,9,9′ 分析装置
80 押圧部材(接触部材)
80′,80″ 回動部材
90,90′ 弾性部材(接触部材)
91 (弾性部材の)貫通孔
91′ (弾性部材の)切欠
以下においては、本発明の第1ないし第4の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図13を参照しつつ説明する。
図1に示した分析キット1は、複数の分析用具20を収容したカートリッジ2(図3参照)と、分析用具20を用いて光学的手法により試料の分析を行なうための分析装置3とを含んでいる。この分析キット1においては、分析装置3にカートリッジ2を装着することにより、分析装置3によってカートリッジ2から分析用具20が一枚取り出され、その分析用具20が分析装置3に装着されて試料の分析が行なわれる。
図2および図3に示したように、カートリッジ2は、複数の分析用具20を収容したものであり、本体部21および回転部材22を有している。このカートリッジ2は、分析装置3によって1枚の分析用具20を取り出すことができるように構成されている。
このカートリッジ2において収容対象となる分析用具20は、0.1μL〜3μL程度の微量な試料(たとえば血液や尿)を用いて光学的手法により試料の分析を行えるように構成されたものである。すなわち、分析用具20は、試料における被検知成分の濃度に応じた呈色を示す試薬部が設けられた比色センサとして構成されている。分析用具20はまた、たとえば吸引口に供給された試料を、毛細管力により試薬部に試料を供給するように構成されており、試薬部と試料の反応液を測光できるように少なくとも一部が光透過性を有するように形成されている。図3および図4に示したように、各分析用具20は、全体として板状の形態を呈しているとともに、一対の切欠20Aを有するものとされている。各切欠20Aは、後述する分析装置3における可動体60のアーム部65に係合させるためのものである。
図2および図3に示したように、カートリッジ2の本体部21は、複数の分析用具20を、それらの厚み方向に積層した状態で収容するためのものであり、収容空間23および取り出し口24を有している。
収容空間23には、コイルバネ25に連結された支持プレート26が配置されている。すなわち、複数の分析用具20は、支持プレート26上に積層された状態において、コイルバネ25によって上方に付勢されている。
取り出し口24は、収容空間23から分析用具20を取り出す際に利用されるものである。この取り出し口24は、後述する分析装置3における可動体60のアーム部65の挿入を許容するための一対の太幅部分24Aと、分析用具20の一枚分の厚み寸法に対応した厚み寸法を有する細幅部分24Bと、を有している。
回転部材22は、本体部21における取り出し口24を露出させる状態と露出させない状態(覆う状態)とを選択するためのものであり、本体部21に対して回転可能に連結されている。より具体的には、回転部材22は、貫通孔27において本体部21に設けられた軸28が挿通されることにより、本体部21に対して連結されている。貫通孔27には、図面上には明確に現れていないが、螺旋状の凸部27Aが一周分だけ形成されている。その一方で、軸28には、螺旋状の凸部27Aに係合させるための螺旋状の溝部28Aが設けられている。そのため、回転部材22は、溝部28Aに凸部28Aが係合した状態において、本体部21に対して相対回転可能であり、その回転角度は180度に規制されている。
回転部材22にはさらに、密着部材29が設けられている。密着部材29は、回転部材22によって取り出し口24を覆った状態において取り出し口24をシールドするためのものである。この密着部材29は、ゴムなどの弾性体によって構成されている。このようにして密着部材29を配置した場合には、カートリッジ2から分析用具20を取り出さない状態においては、取り出し口24を完全に塞ぐことができ、取り出し口24を介しての水分や光の進入を抑制し、分析用具20の劣化を抑制することができる。
図1および図5に示したように、分析装置3は、分析用具20(図3および図4参照)を用いて光学的手法により試料の分析を行うためのものであり、持ち運びが可能な携帯型として構成されている。この分析装置3は、筐体4、操作体5、取り込み機構6、および測光テーブル7を備えている。
筐体4は、分析装置3の外観形状を規定するとともに、操作体5および取り込み機構6を初めとする各種の要素を収容するためのものである。この筐体4は、第1および第2部材40,41を組み合わせることによって中空に形成されているとともに、開口42および挿入口43を有している。
開口42は、操作体5を筐体4の外部に露出させるとともに、操作体5の移動を許容するためのものであり、第2部材41に設けられている。挿入口43は、分析用具20(図2および図3参照)を分析装置3に装着する際に利用されるものである。この挿入口43は、第2部材41に設けられた切欠44によって規定されている。
図5から図7に示したように、操作体5は、後述する取り込み機構6における可動体60を移動させるために操作される部分であり、その一部が開口42から露出した状態において、筐体4に対してD1,D2方向に往復移動可能とされている。この操作体5は、一対のフック部50および複数の歯部51を有している。
各フック部50は、コイルバネ30の一端部が係合される部分である。コイルバネ30の他端部は、図面には明確に表されていないが、筐体4における第2部材41の開口42の近傍において固定されている。操作体5は、待機状態において、コイルバネ30によりD1方向に付勢されている。そのため、操作体5は、D2方向に向けた負荷が作用させられたときにD2方向に移動し、D2方向への負荷が解除されたときに待機位置に戻るように構成されている。
複数の歯部51は、可動体60に動力を伝達するために利用される部分であり、取り込み機構6における歯車64を介して、後述する可動体60のラック部66に連結されている。
図5および図8に示したように、取り込み機構6は、カートリッジ2から分析用具20(図2ないし図4参照)を取り出すためのものであり、可動体60、第1支持部材61、第2支持部材62、押圧部材63、および歯車64を有している。
図6ないし図9に示したように、可動体60は、操作体5の運動に連動してD1,D2方向に移動させられるものであり、一対のアーム部65およびラック部66を有している。
一対のアーム部65は、カートリッジ2から分析用具20を取り出すためのものである。これらのアーム部65は、筐体4から突出する位置と筐体4の内部に収容される位置との間で往復移動させられるものであり、筐体4から突出させることにより、カートリッジ2における収容空間23に挿入することができる(図13参照)。
各アーム部65は、分析用具20の切欠20A(図4および図13参照)に係合させるためのフック部67を有している。このフック部67は、上面側テーパ面67Aおよび下面側テーパ面67Bを有している。上面側テーパ面67Aは、後述する押圧部材63の遮光部63Aに接触する部分であり(図11参照)、遮光部63A(押圧部材63)に対して一対のアーム部65(可動体60)をD1,D2方向に相対動させたときに、遮光部63Aを上下動させるための役割を果たすものである。一方、下面側テーパ面67Bは、カートリッジ2から分析用具20を取り出す際に、分析用具20の上面に乗り上げやすくするためのものである(図13参照)。
ラック部66は、可動体60を移動させるための負荷を入力するために利用されるものであり、複数の歯部66Aおよび係止片66Bを有している。複数の歯部66Aは、歯車64を介して操作体5の複数の歯部51に連結されている。係止片66Bは、コイルバネ31を係止するためのものである。
図5および図8に示したように、第1支持部材61は、第2支持部材62とともに可動体60の移動経路を規定するとともに、歯車64を保持するためのものである。この第1支持部材61は、一対のフック部61A、一対のピン61B、およびホルダ部61Cを有している。
一対のフック部61Aは、第2支持部材62に係合させるためのものであり、上方に向けて突出している。各フック61Aを第2支持部材62に係合させた状態では、第1および第2部材61,62は互いに一体化される。一対のピン61Bは、コイルバネ31の一端部を係止するためのものである。ホルダ部61Cは、歯車64を回転可能に保持するためのものである。このホルダ部61Cは、第1支持部材61の上方および下方に歯車64の一部分が突出するように歯車64を保持するように構成されている。すなわち、歯車64は、操作体5のおよび可動体60の複数の歯部51,66Aに噛合可能な状態で、第1支持部材62に保持される。
図5、図8および図10に示したように、第2支持部材62は、第1支持部材61とともに可動体60の移動経路を規定するとともに、押圧部材63を保持し、筐体4に対して取り出し機構6を固定するためのものである。この第2支持部材62は、一対の保持溝62A、ガイド凹部62B、一対の第1および第2フック部62C,62D、およびホルダ部62Eを有している。
一対の保持溝62Aは、後述する押圧部材63の板バネ部63Bを収容するためのものであり、D1,D2方向に延びている。各保持溝62Aには、D2方向側の端部よりの位置において、貫通孔62Aaが設けられている。貫通孔62Aaは、後述する押圧部材63のフック部63Baを挿入するためのものである。
ガイド凹部62Bは、可動体60におけるアーム部65を収容するとともに、アーム部65(可動体60)の移動経路を規定するためのものである。
一対の第1および第2フック部62C,62Dは、第2支持部材62ひいては取り出し機構6を筐体4に固定するためのものである。各第1フック部62Cは、筐体4における第1部材40に係合させるためのものであり、上方に向けて突出している。一方、第2フック部62Dは、筐体4における第2部材41の係合部45に係合させるためのものであり、下方に向けて突出している。
ホルダ部62Eは、光源装置32を保持するためのものである。この光源装置32は、分析用具20を測光するための測光機構を構成するものであり、分析装置3に分析用具20を装着した状態において、分析用具20の試薬部(図示略)に対面する位置に設けられている。光源装置32は、図面上は省略されているが、発光素子および受光素子を含んでおり、受光素子において、発光素子から出射された光の一部を直接受光し、発光素子の出力をモニタが可能なように構成されている。ホルダ62Eには、貫通孔62Eaが設けられている。この貫通孔62Eaは、発光素子における光出射面(図示略)の直下に設けられており、光源装置32(発光素子)から出射された光を第2支持部材62の下方に導く役割を果たすものである。すなわち、貫通孔62Eaを透過した光のみが、分析用具20の試薬部(図示略)に照射されるように構成されている。
図5から図8、図11および図12に示したように、押圧部材63は、筐体4の挿入口43から外部光が入射するのを制限するためのものである。この押圧部材63は、遮光部63A、および一対の板バネ部63Bを有している。
遮光部63Aは、可動体60をD1,D2方向に移動させたときに、可動体60に接触するものである。すなわち、遮光部63Aは、待機状態において挿入口43を閉鎖しているとともに、アーム部65の移動によって上下方向に変位させられるように構成されている。この遮光部63Aには、切欠63Aaが設けられている。この切欠63Aaは、可動体60におけるアーム部65の移動を許容するものであり、アーム部65のフック部67における上面側テーパ面67Aと接触する部分が、傾斜状のテーパ面とされている。このテーパ面により、アーム部65が筐体4から突出する際に、遮光部63Aがアーム部65の上面に容易に乗り上げることができる。
一対の板バネ部63Bは、遮光部63Aを揺動可能に支持するとともに、遮光部63Aに対して下方に向けた押圧力を作用させるためのものである。各板バネ部63Bは、フック部63Baを有しており、フック部63Baにおいて第2支持部材62に固定されている。各板バネ部63Bは、バネ性を有するとともに、遮光部63Aを介して上方に向けた力が作用したときに撓むように配置されている。そのため、押圧部材63においては、遮光部63Aが上方に変位させられたときに、遮光部63に対して下方に向けた弾発力を作用させるように構成されている。
図6から図8に示したように、歯車64は、上述のように操作体5のおよび可動体60の複数の歯部51,66Aのそれぞれに噛合するものであり、第1支持部材61において回転可能に保持されている。すなわち、歯車64は、操作体5を移動させることにより回転させられ、そのときの回転力を可動体60に伝達する役割を有しており、操作体5の移動方向とは反対方向に可動体60を移動させるためのものである。より具体的には、操作体5に対してD2方向に向けた負荷が作用した場合には、可動体60がD1方向に移動し、アーム部65が筐体4から大きく突出して、アーム部65をカートリッジ2の本体部21に挿入できる状態とされる。それとは逆に、操作体5に作用する負荷が解除されて操作体5がD1方向に移動した場合には、可動体60がD2方向に移動させられ、アーム部65が筐体4の内部に収容された状態とされる。
図5および図6に示したように、測光テーブル7は、筐体4の第2部材41に支持されたものであり、取り込み機構6によって取り出した分析用具20が載置される部分である。この測光テーブル7は、受光部33を保持するための保持部70が設けられている。この保持部70には、第2支持部材62におけるホルダ62Eの貫通孔62Eaの直下位置に、貫通孔71が設けられている。
受光部33は、光源装置32とともに測光機構を構成するものであり、光源装置32から出射されて分析用具20に照射された光のうち、分析用具20を透過した光を受光するためのものである。すなわち、受光部33における受光量は、分析用具20の試薬部(図示略)での光吸光性(呈色の程度)に相関しており、先の受光量に基づいて、試料における被検知成分の濃度を演算することができる。
次に、分析キット1を用いた試料の分析方法、ならびにカートリッジ2および分析装置3の動作を説明する。
分析キット1を用いて試料の分析を行う場合には、まず分析装置3にカートリッジ2に収容された分析用具20を供給する。分析装置3に対する分析用具20の供給は、分析装置3に対してカートリッジ2を装着した後に、分析装置3からカートリッジ2を取り外すことにより行われる。
分析装置3に対するカートリッジ2の装着は、図2および図3に示したようにカートリッジ2における回転部材22をユーザの手操作によって180度回転させて取り出し口24が開放した状態で行われる。この状態において、カートリッジ2を分析装置3に装着すると、カートリッジ2の回転部材22によって、操作体5に対してD2方向に向けた力が作用させられる。これにより、図7に示したように、可動体60が操作体5とは反対方向(D1方向)に移動する。
図6、図7、図11および図12に示したように、可動体60が移動する過程では、アーム部65は、フック部67の上面側テーパ面67Aにおいて、押圧部材63における遮光部63Aの切欠63Aaの内面(テーパ面)に接触しつつ移動する。これにより、遮光部63Aは上方に変位させられる一方で、板バネ部63Bが撓むことによってアーム部65に対して下方に向けた弾発力を作用させる。その結果、アーム部65は、遮光部63Aの切欠63Aaに密着した状態でD1方向に移動する。
一方、可動体60をD1方向に移動させた場合には、挿入口43を介して筐体4からアーム部65が突出し、図13Aに示したしたように、アーム部65がカートリッジ2の取り出し口24からカートリッジ2の内部に挿入される。そして、アーム部65は、フック部67が下面側テーパ面67Bを有するものとされているから、図13Bに示したしたように、カートリッジ2において最上部に収容された分析用具20の上面に乗り上げた後、図13Cに示したしたように、フック部63が分析用具20の切欠20Aに落ち込んで切欠20Aに係合する。
これに対して、分析装置3からのカートリッジ2を取り外した場合(カートリッジ2を分析装置3に対して相対的にD1方向に移動させた場合)には、操作体5に作用していたD2方向に向けた負荷が解除され、図6および図7などから分かるように、コイルバネ31(図5および図8参照)の弾発力によって、操作体5がD1方向に移動して元の位置に復帰する。
可動体60は、操作体5のD1方向への移動に連動し、D2方向に移動して元の位置に復帰する。このとき、可動体60におけるフック部63が分析用具20の切欠20Aに係合しているので、図13Dに示したように、可動体60とともに分析用具20がD2方向に移動し、カートリッジ2から取り出されるとともに、図6Bに示したように、分析用具20の端部20Bが筐体4の内部に収容される。より具体的には、分析用具20は、試薬部(図示略)が測光機構における光源装置32と受光部33との間に位置するように、端部20Bが測光テーブル7上に載置される一方で、分析用具20の一部は、分析装置3から突出した状態とされている。この状態では、測光機構32,33によって分析用具20における試薬部(図示略)の測光が可能である。
可動体60とともに分析用具20をD2方向に移動させる過程においては、図12から分かるように、最初は、アーム部65が遮光部63Aに接触した状態が維持される。そして、アーム部65が挿入口43よりも内部に移動した場合には、遮光部63Aとアーム部65との間の接触状態が解除される。このとき、遮光部63Aは、板バネ部63Bからの弾発力によって下方に変位するが、アーム部65のD1側には、分析用具20の一部が存在するために、図6Bに示したように、遮光部63Aは分析用具20の上面と接触する。この接触状態では、遮光部63Aは、元の位置に比べて上方に変位した状態のままであるので、板バネ部62Bが撓んだ状態が維持される。その結果、遮光部63Aは、分析用具20の上面に押圧力を作用させた状態で分析用具20に密着することとなり、分析用具20の測光を行なう場合には、遮光部63Aによって挿入口43が適切に閉鎖されている。
そして、分析装置3に対する分析用具20の装着が完了した場合には、測光機構における光源装置32から分析用具20の試薬部(図示略)に対して光が照射され、そのときに分析用具20(試薬部)を透過した光が受光部33において受光される。分析装置3においては、受光部33における受光結果に基づいて試薬部の呈色の程度を把握し、試料における被検知成分の濃度を演算する。
試料の分析が終了した場合には、分析用具20を廃棄する必要があるが、分析用具20の廃棄は、ユーザによって操作体5をD2方向に移動させることにより行うことができる。すなわち、操作体5をD2方向に移動させた場合には、可動体60がD1方向に移動して分析用具20もD1方向に移動する。そして、可動体60が取り出し位置にまで移動させられた場合には、分析用具20の全体が筐体4から飛び出した状態となり、自重により落下し、分析装置3から分析用具20が廃棄される。
分析キット1では、カートリッジ2を分析装置3に装着した後に分析装置3からカートリッジ2を取り外すことにより分析装置3に対して分析用具20が装着される。そして、分析用具20の装着過程においては、押圧部材63の遮光部63Aがアーム部65に密着し、次いで分析用具20に密着する。そのため、分析装置3の挿入口43は、アーム部65あるいは分析用具20と、遮光部63Aとによって適切に塞がれた状態が維持されるため、分析装置3の挿入口43を介して分析用具20を挿入する過程において、挿入口43から外部光が入射するのが適切に抑制される。その結果、分析用具に対する試料の供給が行なわれるまでの間に測光機構32,33の校正が行なわれる場合であっても、この校正時に受光部33において外部光が受光されることが抑制することができる。これにより、測光機構22,23の校正を適切に行なうことができるようになり、校正時に外部光が入射することに起因する不具合、すなわち測定精度の悪化を抑制することができる。
また、分析用具20の測光を行なう場合には、遮光部63Aが分析用具20に密着しているので、測光時において、挿入口43から外部光が入射するのが適切に制限される。これにより、測光時に外部光の影響を受けることが抑制され、より適切な試料分析を行なうことが可能となる。
さらに、押圧部材63の遮光部63Aは、待機状態において挿入口43を閉鎖しているとともに、分析装置3に分析用具20を装着する過程、および分析用具20の測光を行なう場合においても、挿入口43が適切に閉鎖されている。そのため、測光機構32,33における光源装置32の発光素子の出力をモニタする場合においても、出力モニタのタイミングが待機状態、分析用具20の挿入過程、分析用具20の測光中のいずれの場合であっても、外部光の影響を抑制しつつ、光源装置32における発光素子の出力をモニタすることができる。その結果、光源装置32の発光素子の出力を適切に把握できるようになるため、発光素子の出力の誤認識に基づく測定精度の悪化を抑制することが可能となる。
したがって、分析装置3では、外部光によって測定精度が悪化したり、測定結果にバラツキが生じることを抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る分析装置について、図14および図15を参照しつつ説明する。なお、図14および図15においては、本発明の第1の実施の形態と同様な部材および要素については同一の符号を付してあり、重複説明は省略する。
図14Aに示した分析装置8は、カートリッジ2(図2および図3参照)を用いることなく、ユーザの手操作によって分析用具20を装着するように構成されたものである。
この分析装置8は、先に説明した分析装置3(図6など参照)と同様に、押圧部材80を備えている。この押圧部材80は、図14Bに示したように、遮光部81および一対の板バネ部82を有するものであり、各板バネ部82のフック部83において、筐体4に直接的あるいは間接的に固定されている。そのため、押圧部材80においては、板バネ部82のバネ性によって、遮光部81が上下方向に揺動可能とされている。
一方、遮光部81は、下端縁が直線状とされた矩形板状に形成されており、待機状態において挿入口43を塞いでいる。すなわち、分析装置8は、先の分析装置3のようにアーム部65を移動させるものではないために、遮光部82には、アーム部65の移動を許容するための切欠63Aa(図11参照)は設けられていない。そして、遮光部81の下端部は、D1方向に向かうほど高さ位置が高くなるテーパ面84を有している。このテーパ面84は、分析用具20を挿入するときに、分析用具20が干渉する部分であり、分析用具20の挿入を容易ならしめるためのものである。
図15に示したように、分析装置3では、分析用具20の端部を遮光部81のテーパ面84に干渉させるようにして、挿入口43から分析用具20が挿入される。このとき、テーパ面84によって、遮光部81が分析用具20の挿入を阻害することはなく、分析用具20の端部がテーパ面84に沿って移動する。これにより、遮光部81は上方に変位させられるが、遮光部81の上方への変位によって板バネ部82が撓まされる。その結果、遮光部81は、分析用具20の挿入過程において、分析用具20を下方に押圧することなり、遮光部81が分析用具20に密着した状態が維持される。もちろん、分析装置3への分析用具20の装着が完了し、分析用具20の測光を行なう場合においても、遮光部81によって分析用具20が押圧された状態が維持される。
このように、分析装置8においては、分析用具20の挿入過程および測光時において継続的に、分析用具20が遮光部81によって押圧されている。そのため、挿入口43は、遮光部81によって適切に閉鎖された状態で、分析用具20が挿入され、また分析用具20の測光が行なわれる。その結果、先に説明した分析装置3(図5ないし図11参照)と同様に、校正時、測光時および発光装置22における発光素子(図示略)の出力モニタ時において、外部光の影響を抑制することができる。したがって、分析装置8では、外部光によって測定精度が悪化したり、測定結果にバラツキが生じることを抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図16Aおよび図16Bを参照して説明する。これらの図においては、本発明の第1の実施の形態と同様な部材および要素については同一の符号を付してあり、重複説明は省略する。
図16Aに示した分析装置8′は、遮光手段としての回動部材80′が筐体4に対して回動可能に支持されている点において、先に説明した分析装置8(図14および図15参照)とは異なっている。押圧部材80′は、軸部84′を支点として遮光部81′が回動することにより、遮光部81′が上下方向に変位するように構成されている。
一方、図16Bに示した分析装置8″は、回動部材80′が筐体4に対して回動可能に支持されているとともに、ビーム部82′がコイルバネ85′によって下方に押圧されている。すなわち、遮光部81″は、コイルバネ85′の弾発力によって下方に向けた力が作用するように構成されている。
なお、分析装置8′,8″においては、回動部材80′,80″は、必ずしも筐体4に支持させる必要はなく、筐体4以外の要素に支持させてもよい。また、分析装置8″においては、コイルバネ85′以外の部材によって回動部材80″に対して下方に向けた力を作用させるようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る分析装置について、図17を参照しつつ説明する。
図17Aに示した分析装置9は、カートリッジ2(図2および図3参照)を用いることなく、ユーザの手操作によって分析用具20を装着するように構成されている点において、先に説明した分析装置8,8′,8″(図14から図16参照)と同様であるが、これらの分析装置8,8′,8″とは、遮光手段の構成が異なっている。
図17Bに示したように、分析装置9では、遮光手段として弾性体90が採用されている。この弾性体90は、ゴム状弾性体または発泡体により構成されているとともに、貫通孔91を有する矩形環状に形成されている。弾性体90は、図17Aおよび図17Bに示したように、挿入口43に配置されているとともに、実質的に、貫通孔91を介して分析用具20を挿入するように構成されている。
貫通孔91は、D1,D2方向に貫通しており、筐体4の内部に向かうほど断面積が小さくなっている。この貫通孔91の最小断面積は、分析用具20の断面積よりも小さくされている。そのため、貫通孔91を介して分析用具20を挿入した場合には、貫通孔91が押し広げられる一方で、押圧部材90の弾発力が分析用具20の周囲全体に作用させられる。これにより、挿入口43は、校正時、測光時および発光装置22における発光素子(図示略)の出力モニタ時において、適切に閉鎖された状態とされるため、外部光の影響を抑制することができる。したがって、分析装置9では、外部光によって測定精度が悪化したり、測定結果にバラツキが生じることを抑制することができる。
もちろん、本発明は、第1ないし第3の実施の形態において説明した分析装置に限定されず、種々に設計変更可能である。たとえば、各実施の形態の測光機構は、透過型として構成されていたが、測光機構を反射型として構成してもよい。
また、本発明の第1の実施の形態においては、カートリッジ2から分析用具20を取り出すための機構は、種々に変更可能である。たとえばアーム部65におけるフック部67を下面側テーパ面67Bは傾斜面ではなく、曲面としてもよい。
本発明さらに、内部に複数の分析用具を収容し、装置の内部の分析用具をセットして使用する分析装置に対しても適用することができる。
本発明の第4の実施の形態に係る分析装置9においては、弾性体90が矩形環状に形成されていたが、押圧部材90は、分析用具20の少なくとも一部を押圧できる構成であれば足りる。そのため、貫通孔91は、一様な断面を有するものであってもよく、また挿入口43の内部ではなく、挿入口43に隣接した位置に配置してもよい。さらに、
弾性体は、必ずしも分析用具20の周囲全体を押圧する必要はなく、たとえば、図18Aおよび図18Bに示したように、弾性体90′は、一部が分断された切欠91′を有する形状であってもよく、また、棒状の形態、あるいは複数のパーツからなるものであってもよい。

Claims (18)

  1. 挿入口を有し、かつ分析用具を装着するための装着部と、
    光学的手法により試料の分析を行なうために、上記分析用具に光を照射する一方で上記分析用具から進行してくる光を受光するための測光機構と、
    上記挿入口からの外部光の入射を制限するための遮光手段と、
    を備えた分析装置であって、
    上記遮光手段は、上記装着部に対する上記分析用具の挿入開始から、上記測光機構において上記分析用具の測光が終了するまでの間、上記挿入口を介しての外部光の入射を制限するように構成されている、遮光手段を備えた分析装置。
  2. 上記遮光手段は、上記装着部に上記分析用具が装着された状態において、上記分析用具に接触させるための接触部材を有している、請求項1に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  3. 上記接触部材は、上記分析用具に接触し、かつ上下方向に変位可能な遮光部を有している、請求項2に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  4. 上記接触部材は、上記遮光部を介して上記分析用具に押圧力を作用させるための板バネ部を有している、請求項に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  5. 複数の分析用具を収容したカートリッジから分析用具を取り出し、その分析用具を用いて試料の分析を行うように構成されており、かつ、
    筐体に対して相対的に往復移動可能とされた操作体と、
    上記操作体の往復移動に連動して、待機位置と上記カートリッジから分析用具を取り出し可能な取り出し位置との間を往復移動可能であるとともに、上記カートリッジに収容された分析用具に係合して上記カートリッジから分析用具を取り出し、その分析用具の少なくとも一部を上記筐体の内部に収容させるための可動体と、
    をさらに備えており、
    上記遮光部は、上記可動体の移動によって上記可動体上に乗り上げることで上方に位置変位させられるように構成されている、請求項3に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  6. 上記可動体は、上記遮光部が乗り上がるときに上記遮光部に接触させるためのものであり、かつ上記分析用具の挿入方向に向かうほど位置が高くなるガイド面を有している、請求項5に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  7. 上記遮光部は、上記ガイド面と接触する部分が傾斜面または曲面とされている、請求項5に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  8. 上記接触部材は、上記遮光部が回動するように構成されている、請求項3に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  9. 上記遮光部は、上記分析用具を押圧する方向に付勢されている、請求項8に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  10. 上記遮光部は、弾性部材によって上記分析用具を押圧する方向に付勢されている、請求項9に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  11. 上記接触部材は、上記挿入口の内部または上記挿入口に隣接した部位に配置されたゴム状弾性体または発泡体を含んでなる、請求項2に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  12. 上記接触部材は、上記分析用具が挿通される貫通空間を有しており、請求項11に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  13. 上記貫通空間は、上記分析用具の挿入方向に直交する直交方向の少なくとも一部の断面積が、上記分析用具における上記直交方向の断面積よりも小さく設定されている、請求項12に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  14. 上記貫通空間は、上記直交方向の断面積が、上記挿入方向に沿って小さくなるテーパ状に形成されている、請求項13に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  15. 上記接触部材は、上記分析用具が挿入される切欠を有している、請求項11に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  16. 上記測光機構は、発光素子と、発光素子から出射された光の出力をモニタリングするために利用される第1の受光素子と、上記発光素子から出射された光のうち、上記分析用具を透過した光を受光する第2の受光素子と、を含んでいる、請求項1に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  17. 上記分析用具は、上記装着部に対する上記分析用具の挿入開始から、上記測光機構において上記分析用具の測光が終了するまでの間、上記分析装置から一部が突出した状態とされる、請求項1に記載の遮光手段を備えた分析装置。
  18. 上記分析用具は、上記分析装置から突出した部分から供給された試料を、その内部に吸引するように構成されている、請求項17に記載の遮光手段を備えた分析装置。
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