JPH02287157A - 生化学分析装置 - Google Patents

生化学分析装置

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JPH02287157A
JPH02287157A JP10848989A JP10848989A JPH02287157A JP H02287157 A JPH02287157 A JP H02287157A JP 10848989 A JP10848989 A JP 10848989A JP 10848989 A JP10848989 A JP 10848989A JP H02287157 A JPH02287157 A JP H02287157A
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JP
Japan
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slide
chemical analysis
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slides
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JP10848989A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Sutani
須谷 利広
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血液、尿等の試料液に含まれる所定の生化学
物質との化学反応により光学濃度変化を生じる試薬を含
有する化学分析スライドに上記試料液を点着して該化学
分析スライドの光学濃度を測定することにより、試料液
中の所定の生化学物質の物質濃度を求める生化学分析装
置に関するものである。
(従来の技術) 試料液中の特定の化学成分を定性的もしくは定量的に分
析することは様々な産業分野において一般的に行なわれ
ている操作である。特に血液や尿等、生物体液中の化学
成分または有形成分を定量分析することは臨床生化学分
野において極めて重要である。
近年、試料液の小滴を点着供給するだけでこの試料液中
に含まれている特定の化学成分または有形成分を定量分
析することのできるドライタイプの化学分析スライドが
開発され(特公昭53−21877号(US  399
215B ) 、特開昭55−184358号(US 
 4292272 )等)、実用化されている。
この化学分析スライドを用いると、従来の湿式分析法に
比して簡単且つ迅速に試料液の分析を行なうことができ
るため、その使用は特に数多くの試料液を分析する必要
のある医療機関、研究所等において好ましいものである
このような化学分析スライドを用いて試料液中の化学成
分等の定量的な分析を行なうには、試料液を化学分析ス
ライドに点着させた後、これをインキュベータ(恒温機
)内で所定時間恒温保持(インキュベーション)して呈
色反応(色素生成反応)させ、次いで試料液中の所定の
生化学物質と化学分析スライドに含まれる試薬との組み
合わせにより予め選定された波長を含む測定用照射光を
この化学分析スライドに照射してその光学濃度を測定し
、この光学濃度から、あらかじめ求めておいた光学濃度
と所定の生化学物質の物質濃度との対応を表わす検量線
を用いて該試料液中の所定の生化学物質の物質濃度を求
めるように構成された生化学分析装置が用いられる。
この生化学分析装置は自動的かつ連続的に測定を行なう
ことができるように構成することが好ましい。このこと
から、化学分析スライドを用いて自動的かつ連続的に測
定を行なうことができる生化学分析装置について種々の
提案がなされている。
たとえば、実開昭80−193462公報、同80−1
93463公報、同60−193484号公報には化学
分析スライドを順次−つずつ所定位置に乗せ、この化学
分析スライドに試料液を点着し、その後点着が行なわれ
た化学分析スライドを押込みレバーの作動によりインキ
ュベータ内に押し込むように構成された装置が開示され
ている。
また、実開昭63−41769号公報には、所定位置に
おいて点着の行なわれた化学分析スライドを搬送手段に
より、化学分析スライドを収納するインキュベータの収
納室の入口開口の位置までインキュベータに沿って搬送
し、その後スライド挿入手段により、搬送された化学分
析スライドを上記収納室内に押し込むように構成された
装置が開示されている。
(発明が解決しようとする課8) 上記の各構成を備えることにより化学分析スライドを用
いて自動的かつ連続的に測定を行なうことができる。
しかし上記各構成においては点着の行なわれた後の化学
分析スライドをインキュベータ内に搬送する部分につい
ては自動化が図られているが、さらに自動化を進めるた
めには、複数枚の化学分析スライドを積み重ねた待機状
態にある化学分析スライドの束から化学分析スライドを
一枚ずつ取り出して自動的に移送するように構成するこ
とが好ましい。
本発明は、上記事情に鑑み、複数枚積み重ねられた化学
分析スライドの束から化学分析スライドを自動的に確実
に一枚ずつ取り出して移送する、小型かつ構成の簡単な
スライド移送手段を備えた生化学分析装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の生化学分析装置は、 試薬層上に試料液が点着された化学分析スライドの光学
濃度をδIJ定することにより前記試料液中の所定の生
化学物質の物質濃度を求める生化学分析装置において、 複数の化学分析スライドを積み重ねて待機させておくス
ライド特機部から、該化学分析スライドを一つずつ取り
出して、所定のスライド供給部までの移送経路上を移送
するスライド移送手段を備え、 該スライド移送手段が、 前記移送経路の近傍を該移送経路に沿って、上流にある
前記゛スライド特機部のさらに上流にある移送手段特機
部と下流にある前記スライド供給部との間を往復動する
本体ブロックと、 前端部が前記移送経路に突出した移送位置と該前端部が
下流側に回動することにより前記移送経路から退避した
退避位置との間を回動するように、中央部が前記本体ブ
ロックに軸支された移送アームとを備えたことを特徴と
するものである。
ここで上記「所定のスライド供給部」とは、通常はその
位置で点着等が行なわれ、その後インキュベータ内に搬
送される基点となる部分をいうが、これに限られるもの
ではなく、スライド移送手段により化学分析スライドが
移送される最下流の部分をいうものである。
(作  用) 上記構成のスライド搬送手段を備えることにより、スラ
イド特機部に積み重ねられた化学分析スライドが一枚ず
つ確実にスライド供給部まで搬送される。また、このス
ライド搬送手段は構造が簡単であって小型に構成するこ
とができる。
(実 施 例) 以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施例について
説明する。
第1図は本発明の一実施例の化学分析装置の外観を示す
斜視図である。
本体lOの内部にはインキュベータ、スライド搬送手段
、スライド挿入手段等が配されており、カバー11によ
って覆われている。この生化学分析装置の外部には、測
定データ等の表示を行なうデイスプレィ部13、この表
示されたデータがプリントアウトされたシートを送り出
す送出口12、この表示等の操作のための操作キー14
が設けられている。
さらに、右側のスライド特機部15には未使用の化学分
析スライドを保持するスライドガイド15aが形成され
ており、このスライドガイド15aに未使用の化学分析
スライドが通常複数枚重ねられて保持される。なお、こ
のスライドガイド15aに化学分析スライドを複数枚重
ねて収納保持したカートリッジを取り付けるようにして
もよい。このスライド特機部15の奥側には化学分析ス
ライドの試薬層上に所定の試料液を点着するための点着
手段20が配設されている。点着手段20は、前方に突
出し後端を中心に上下に回動する点着アーム21と、点
着アーム21の前端から下方に延びた点着ピペット22
と、点着アーム21の上下動および点着ピペット22へ
の試料液の吸引・点着を行なわせるための操作ボタン2
3とからなる。この点着手段20により点着を行なうと
きには操作ボタン23を操作することにより、点着アー
ム21を上方へ回動させて点着ピペット22を持ち上げ
、容器に入れた試料液を点着ピペット22の先端に接触
させて、点着ピペット22内に所定量の試料液を吸引さ
せ、次いで点着アーム21を再び下方へ回動させて点着
ピペット22からその下方に位置する化学分析スライド
の試薬層上へ所定量の試料液を点着する。
第2図は、第1図に示す生化学分析装置の主要部をカバ
ーを取り外して示す平面図、第3図は第2図の矢印1−
1に沿って示す断面図である。以下、両図を参照してこ
の生化学分析装置の内部構造について説明する。
この生化学分析装置の内部には、上記点着手段20によ
り試料液が点着供給された化学分析スライド1を恒温保
持するインキュベータ30と、この恒温保持された化学
分析スライド1の呈色度合(光学反射濃度)を測定する
+1113定手段40とが配され、さらに、化学分析ス
ライド1をスライド特機部15からスライド供給部26
まで移送するスライド移送手段81(第2図では図示省
略:後述する第6図参照)、化学分析スライド1をスラ
イド供給部2Bからインキュベータ30の収納室33の
位置まで搬送するスライド搬送手段50およびこの搬送
された化学分析スライド1をインキュベータ30の収納
室33へ挿入するスライド挿入手段70(第2図では図
示省略)を有している。なお、上記手段に加えて、バッ
テリー1B、制御回路用プリント配線板17、測定手段
40用の光[18aおよび磁気ディスクドライブ。
機構tab等が配されているが、これらの詳細説明は省
略する。また、以後の説明においては、矢印Fで示す方
向を前方、矢印Rで示す方向を後方、第2図における右
方および左方をそれぞれ右方および左方と称する。
インキュベータ30は、左右方向に延びて配され、且つ
その内部には複数の収納室33.33.・・・33が左
右方向に並んで形成されている。これら収納室33,3
3、・・・33はそれぞれ入口開口および出口開口を有
し、入口開口は収納室33の後方に左右に並んで形成さ
れ、出口開口は収納室83の前方に左右に並んで形成さ
れている。化学分析スライド1は入口開口から収納室3
3内に挿入され、出口開口から排出されるように構成さ
れており、出口開口から排出された化学分析スライド1
はインキュベータ30の前方側に設置された廃却箱80
内に廃却される。また、収納室33は化学分析スライド
1が載置される下部部材32とこの下部部材32に載置
された化学分析スライド1を上から押さえる上部部材3
1とを有し、両部材31.32によって化学分析スライ
ドが恒温保持される。
下部部材32は、多数の収納室33の床面と同一平面で
入口開口の後方およびスライド供給部26に張り出した
スライド摺動面32aを有している。後述するように、
化学分析スライド1は、このスライド摺動面32a上を
摺動して搬送され、収納室33内に収納される。また、
この下部部材32は、その下方に、収納室33内に収納
された化学分析スライドの光学反射濃度を測定するため
の測定手段40の測定ヘッド41が挿入された、左右方
向に延びる長溝32b1および収納室33の下部の測定
ヘッド41により光学反射濃度を測定するための開口3
2cを有している。
上記111J定ヘツド41は、これを保持する保持台4
2が、該保持台42に止着されたワイヤ44が駆動モー
タ45により牽引されることにより、ガイドロッドte
a、43bにガイドされて上記長溝32b内を左右に移
動し、収納室33内に収納された化学分析スライド1の
光学反射濃度を測定する。またこの測定ヘッド41は、
2つの濃度基準板2a、2bの下方にも移動し校正のた
めにこれらの濃度基準板2a、2bの光学反射濃度も1
1−1定する。さらにこの測定ヘッド41は、搬送室1
9の下方にも移動し、スライド特機部15に待機された
化学分析スライド1が後述するスライド移送手段81(
第6図)によりスライド供給部26まで移送される途中
で、該化学分析スライド1の光学反射濃度(カブリ)が
測定される。尚、化学分析スライド1がスライド特機部
15からスライド供給部26まで移送される移送経路の
途中の下方にバーコードリーダ25が備えられており、
化学分析スライド1がそこを通過する際、化学分析スラ
イド1のマウントに記載された、この化学分析スライド
1の試薬の種類、ロフト番号等を表わすバーコードが読
み取られる。
インキュベータ30および測定手段40の後方には、ス
ライド搬送手段50が設けられている。このスライド搬
送手段50は、化学分析スライド1を該化学分析スライ
ド1がスライド摺動面32a上に載置された状態で保持
して搬送する搬送部51を備え、スライド供給部2Bで
受は渡された化学分析スライド1をスライド摺動面32
a上を摺動させながら収納室33の入口開口の後方位置
まで搬送する。搬送部51は、これを保持する保持台5
2が、該保持台52に止着されたワイヤ54が駆動モー
タとしてのパルスモータ58により牽引されることによ
り、ガイドロッド53a、 53bにガイドされてスラ
イド摺動面32a上を左右に移動する。
第4図は、インキュベータの内部を恒温保持するための
ヒータの配置を示した、インキュベータの正面図である
第2図、第3図およびこの第4図を用いてインキュベー
タのヒータの配置について説明する。
インキュベータ30の下部部材32の溝32bを挾んで
下方に垂れた部分(第3図参照)の、左右方向の両端部
付近に縦にヒータ32d、32e;32f’、32gが
配されている。ヒータ32dのさらに左側(インキュベ
ータ30のさらに左端部側)には温度センサ32hが配
置されており、該温度センサ32hが常に一定温度を示
すように左側のヒータ32d、32eの電流が制御され
る。ヒータ32fのさらに右側(インキュベータ30の
さらに右端部側)には温度センサ321が配置されてお
り、該温度センサ32iが常に一定温度を示すように右
側のヒータ32f、32gの電流が制御される。
インキュベータ30の上部部材31には3つのヒータ3
1a、31b、31cが横に配されている。またヒータ
31aの左方には温度センサ31dが配置されている。
これらのヒータ81a、31b、31cはインキュベー
タ30を上方からほぼ均一に熱するためのものであり、
したがってこれら3つのヒータ31a、31b、31e
に代えて、はぼ全面に面積の大きな一つのヒータを配し
てもよい。温度センサ31dが常に一定温度を示すよう
にこれらのヒータ31a、31b、31cに流れる電流
が制御される。
第5図は、インキュベータ30を恒温保持した状態で全
ヒータの電流を遮断し、その後所定時間経過した後の、
インキュベータ内部の左右方向の温度分布の一例を表わ
した図である。
インキュベータ30の左右の両端部は、中央部よりも温
度が低下している。このように端部はと熱の流出が激し
く、シたがって下部部材32にはその両端部にヒータ8
2d〜32iを配置し、中央部と両端部との熱の流出の
差を補い、これによりインキュベータ30の内部を均一
な温度に保持している。
第6図は、スライド特機部15に積み重ねられて待機し
ている化学分析スライド1を一枚ずつスライド供給部2
6まで移送するスライド移送手段81を示した図である
。尚、ここでは化学分析スライド1が上流から下流に移
送されると表現し、スライド特機部15側を上流側、ス
ライド供給部26側を下流側と称する。
このスライド移送手段81は、本体ブロック82と、ビ
ン83により本体ブロック82に回動可能に軸支された
移送アーム84と、本体ブロック82に固定された永久
磁石85とを備えている。本体ブロック82は、図示し
ない駆動手段により、最上流側にある移送手段特機部8
7と、最下流側にあるスライド供給部26との間を化学
分析スライド1が移送される移送経路3の近傍を、該移
送経路3に沿って往復移動する。移送アーム84は、移
送手段特機部87とスライド供給部2θとに示すように
、前端部84aが移送経路3に突出した移送位置と、ス
ライド特機部15に示すように、前端部84aがビン8
3を中心にして上記移送位置から下流側に回動すること
により移送経路3から退避した退避位置との間を回動す
る。
永久磁石85は、移送アーム84を移送位置に保持する
ためのものである。また移送手段特機部87にはビン8
Bが設けられている。このビン8Bは、本体ブロック8
2がスライド供給部26からスライド特機部15を経て
移送手段特機部87に移動する際における停止する直前
において、退避位置にある移送アーム84の後端部84
bに当接して、該移送アーム84を退避位置から移送位
置に回動させるためのものである。
本体ブロック82が移送手段特機部87からスライド特
機部15を経て前記スライド供給部26に移動する際に
は、移送位置にある移送アーム84がスライド特機部1
5に積み重ねられた化学分析スライド1のうち最下部に
ある化学分析スライドを押し出してスライド供給部26
に移送する。
また、本体ブロック82がスライド供給部26からスラ
イド特機部15を経て移動手段特機部87に移動する際
には、移送位置にある移送アーム84が、スライド特機
部15に一点鎖線で示すように、スライド特機部15に
ある化学分析スライド1に当接して永久磁石85の力に
抗して退避位置に退避し、その後ビン86と当接して退
避位置から移送位置に復元する。
このようにしてスライド特機部15に積み重ねられた化
学分析スライド1が一枚ずつ順次スライド供給部26に
移送され、スライド供給部2Bに移動して待機している
スライド搬送手段50の搬送部51に受は渡される。ス
ライド搬送手段50は、前述したように、受は渡された
化学分析スライド1を第2図、第3図に示すスライド摺
動面32a上を摺動させながら、インキュベータ30の
各収納室33の入口開口の後方位置に搬送する。
第7A図は、スライド搬送手段50の搬送部51の平面
図、第7B図は、第7A図の■−■に沿って示す断面図
である。
搬送部51には、化学分析スライド1を挟持するスライ
ド挟持片55と、前後に移動自在に設けられた排出レバ
ー5Bと、同じく前後に移動自在に設けられた挿入レバ
ー57とが備えられている。スライド挾持片55は、第
7B図に示すようにスライド摺動面32a上に乗るよう
に受けられており、前述したスライド供給部26で受は
渡された化学分析スライド1の左右を、該化学分析スラ
イド1がスライド摺動面32a上に載置された状態で挾
持する。またこのスライド挟持片55の前方(第7A図
、第7B図の左方)は、化学分析スライド1がこのスラ
イド挾持片55に挿入されそのスライド挟持片55から
取り出されるように開口している。この搬送部51の上
部には、左右に延びるスライド挿入手段70が配置され
ており、このスライド挿入手段70が前進(第7A図、
第7B図の左方)する際には、その先端部70aで挿入
レバー57を前方に押し、後進する際には、その後端部
70bで挿入レバー57を後方に押すように構成されて
いる。挿入レバー57は、前述のように前後に移動自在
に設けられており、この搬送部51が化学分析スライド
1をスライド挾持片55に挾持してインキュベータ30
の各収納室33の入口開口の後方位置まで移動してきた
後、スライド挿入手段70が前方に移動する際に該スラ
イド挿入手段70により押されてスライド摺動面32a
上を摺動しながら前進し、その先端部57aにより、ス
ライド挟持片55に挾持された化学分析スタイ下1が前
方に押し出されて収納室3Bの入口開口から該収納室3
3内に挿入される。この挿入に伴い、該収納室33内に
既に収納されていた化学分析スライド1は、新たに挿入
されてきた化学分析スライド1の前端に押されて出口開
口から排出され、廃却箱80内に廃却される。挿入レバ
ー57は挿入手段70の後進に伴って第7A図、第7B
図に示す元の位置まで後進する。しかし、このままでは
最終の化学分析スライド1は、排出されない。そこで搬
送部51に、スライド挾持片55に挾持された化学分析
スライド1の前端と同じ位置まで延びる排出レバー5B
が設けられており、この排出レバー5Bが収納室33の
入口開口の対面に位置するように搬送部51が移動され
、その状態でスライド挿入手段70が前進し、この際に
は前述した挿入レバー57に代えて排出レバー5Bが前
進し、収納室53内に収納されている化学分析スライド
1の後端部に当接して該化学分析スライド1を出口開口
から押し出す。該排出レバー56は、挿入レバー57の
場合と同様に、スライド挿入手段70の後退とともに後
退する。
以上のようにして、スライド供給部26におけるスライ
ド移送手段81による化学分析スライド1のスライド搬
送手段50への供給(第6図参照)、スライド搬送手段
50による化学分析スライド1の収納室53の入口開口
の後方位置への搬送、スライド挿入手段70による化学
分析スライド1の収納室33への挿入が、いずれも化学
分析スライド1がスライド摺動面32a上に載置された
状態で行なわれる。
第8A図は、スライド搬送手段50を後方から見て示す
背面図である。
スライド搬送手段50は、前述したスライド挟持片55
と排出レバー56と挿入レバー57とを備えた搬送部5
L この搬送部51を保持する保持台52、保持台52
の左右への移動をガイドするガイドロッド53a、53
b 、インキュベータ30の左右の一端側に設けられた
パルスモータ58、該パルスモータ58の軸58aに取
り付けられた駆動プーリ59、インキュベータ30の左
右の他端側に設けられたアイドルプーリ60、中間部分
が保持台52に止着されるとともに両端部が駆動プーリ
59に止着され、保持台52と駆動プーリ59とアイド
ルプーリ60とを繋ぐワイヤ54を備えている。
第8B図は、駆動プーリ59の近傍を拡大して示す平面
拡大図である。
ワイヤ54は、保持台52がインキュベータ30に沿っ
て左右に移動し得るように駆動プーリ59に止着された
近傍が該駆動プーリ59に整列して巻回されている。
アイドルプーリ60は、バネ61により、第8A図に示
す左方に引かれており、これによりワイヤ54の弛みが
防止されている。
スライド搬送手段50は以上の構成を備えているが、化
学分析スライド1の搬送を行なっている最中に、極くま
れに正常に動作しなくなる場合が生じることが想定され
る。
第9A図、第9B図は、この正常に動作しなくなる場合
の典型例を示した説明図である。
第9A図に示すように、スライド挟持片52に挾持され
て収納室33の入口開口と対向する位置に搬送されてき
た化学分析スライド1が、何らかの異常な原因により収
納室33内に不完全に挿入され、搬送部51はその状態
のまま矢印B方向に移動を開始したとする。このような
状況が生じると、スライド挾持片52と収納室33の隔
壁33aとの間に化学分析スライド1が引っ掛かってし
まいその状態のままパルスモータ58が脱調してしまう
結果となる。
極くまれにこのような状況が生じたときは、オペレータ
により引っ掛かった化学分析スライド1が取り除かれ測
定が再開される。ところが上記ロック状態となった際に
第9B図に示すようにワイヤ54が駆動プーリ59に巻
回されたワイヤの上に重なってしまうことがある。この
ような状態が生じると、搬送部51の位置制御はパルス
モータ58に入力するパルス数で行なっているため、パ
ルスモータの回転数に対する保持台52の移動距離に誤
差が生じ、原因となった化学分析スライド1を取り除い
て測定を再開した後、搬送部51がスライド挾持片52
に化学分析スライド1を挾持して収納室33の入口開口
の後方に来ても該入口開口と少しずれた位置に停止して
しまい、化学分析スライド1が再度収納室33に収納さ
れない状況が生じることになる。
そこで、ワイヤ54が、パルスモータ58による該ワイ
ヤ54を牽引する最大の牽引力To  (第9A図参照
)とバネ61によるワイヤ54の張力Teとの関係を%
 To <Teとなるようにバネ61の力またはパルス
モータ58に入力する電流が設定されている。
このようにTo<Teとしておくことにより、万が一第
9A図に示すようなロック状態が生じても、139 B
図に示すようなワイヤ54の乗り上げが生じることなく
、シたがって原因となった化学分析スライド1を取り除
くことによりその後は正常に動作する。
尚、n1定手段40(第3図参照)の移動機構も、この
スライド搬送手段50の移動機構とほぼ同様に構成され
ている。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の生化学分析装置は
、前述した本体ブロックと移基アームとを備えたスライ
ド移送手段を有しているため、スライド特機部に積み重
ねられた化学分析スライドを一枚ずつ自動的にかつ確実
に取り出してスライド供給部まで移送することができる
。また、このスライド移送手段は、構造が簡単であり、
かつ小型に構成することができ、したがって装置全体を
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の生化学分析装置の外観を
示す斜視図、 第2図は、第1図に示す生化学分析装置の主要部をカバ
ーを取り外して示す平面図、 第3図は、第2図の矢印1−Iに沿って示す断面図、 第4図は、ヒータの配置を示した、インキュベータの正
面図、 第5図は、インキュベータ内部のヒータ停止後所定時間
経過後の内部温度分布の一例を表わした図、 第6図は、スライド移送手段を示した図、第7A図は、
スライド搬送手段の搬送部の平面図、 第7B図は、第7A図の■−■に沿って示す断面図、 第8A図は、スライド搬送手段の背面図、第8B図は、
駆動プーリの近傍の拡大平面図、第9A図、第9B図は
、スライド搬送手段が正常に動作しなくなる場合の典型
例を示した図である。 1・・・化学分析スライド 10・・・本体15・・・
スライド特機部  15a・・・スライドガイド20・
・・点着手段     25・・・バーコードリーダ2
B・・・スライド供給部  30・・・インキュベータ
31−・・上部部材     31a、31b、81c
 −ヒータ31d・・・温度センサ   32・・・下
部部材32a・・・スライド摺動面 32b・・・長溝
32c・・・開口 82d、32e、32f、32g −ヒータ82h、3
2I・・・温度センサ 33・・・収納室40・・・測
定手段     41・・・測定ヘッド42・・・保持
台 48a、43b・・・ガイドロッド 44・・・ワイヤ      50・・・スライド搬送
手段51・・・搬送部      52・・・保持台5
1a、 53b・・・ガイドロッド 54・・・ワイヤ      55・・・スライド挟持
片5B・・・排出レバー57・・・挿入レバー58・・
・パルスモータ 80・・・廃却箱 82・・・本体ブロック 84・・・移送アーム 87・・・移送手段特機部 70・・・スライド挿入手段 81・・・スライド移送手段 83・・・ピン 85・・・永久磁石 8B・・・ビン 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試薬層上に試料液が点着された化学分析スライドの光学
    濃度を測定することにより前記試料液中の所定の生化学
    物質の物質濃度を求める生化学分析装置において、 複数の化学分析スライドを積み重ねて待機させておくス
    ライド特機部から、該化学分析スライドを一つずつ取り
    出して、所定のスライド供給部までの移送経路上を移送
    する移送手段を有し、該移送手段が、 前記移送経路の近傍を該移送経路に沿って、上流にある
    前記スライド特機部のさらに上流にある移送手段特機部
    と下流にある前記スライド供給部との間を往復動する本
    体ブロックと、 前端部が前記移送経路に突出した移送位置と該前端部が
    下流側に回動することにより前記移送経路から退避した
    退避位置との間を回動するように、前記本体ブロックに
    軸支された移送アームとを備えたことを特徴とする生化
    学分析装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007081001A1 (ja) * 2006-01-13 2007-07-19 Arkray, Inc. 遮光手段を備えた分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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