JP4860529B2 - 顧客リレーションシステム、顧客リレーション方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
この従来技術では、回線状況に応じて回線接続を切り替える。具体的には、ユーザ端末を接続したネットワークアクセス装置から電話回線(電話網)を利用して、プロバイダの設定格納サーバに記憶されたネットワーク接続設定情報を取得する。取得したネットワーク接続設定情報に基づいて、ネットワークアクセス装置に自動的にネットワーク接続設定を行うとともに、当該設定情報をユーザ端末へ転送し、同様に接続設定を可能とする。ネットワークアクセス装置は、ユーザ端末に対するインターネット接続環境として、インターネットアクセス回線が開通するまでは電話回線を利用する。ネットワークアクセス装置は、インターネットアクセス回線の開通通知を受信したときに、自動的に電話回線からインターネットアクセス回線に切り替える。
この従来技術では、診察券、メンバカード等に記載された個別QRコードを患者、顧客の持つQRコードリーダー付インターネット接続可能携帯端末のカメラ機能を用いて読み込み、当該個別QRコード内に記載されたURL、ユーザIDをもとに、管理・蓄積サーバに問い合わせ、患者、顧客毎の個別予約・確認サイトを表示する。当該個別QRコードは各専門サービス機関の診察券番号、メンバカード番号毎に作成され、当該ユーザIDには、診察券番号、メンバカード番号及び病院、店舗情報などが割り当てられている。当該QRコードを用いたインターネット接続できる携帯電話による簡易認証予約システムにより、URLの入力、ID、PW入力による認証を簡素化することができる。
この従来技術では、所定のWWWサーバのURLアドレスと個人識別番号をコード化手段によりコード化し、その二次元コードを携帯電話又はクライアント端末又は携帯端末にて読み取ることにより、個人識別番号を含んだURLアドレスにインターネットを介してWWWサーバに直接アクセスすることが可能となり、その個人識別番号に基づき生成された記述言語をWWWブラウザに表示することが出来る。また、携帯電話の端末固有のモバイルIDを利用することにより安全性を確保しながら操作手順を削減することが可能となる。
本発明の他の目的は、1つの二次元バーコードに含まれるURLに対して、顧客の状況に応じて提供するホームページを切り替える顧客リレーションシステムを提供することである。
顧客リレーション方法。
図1に示すように、本発明の顧客リレーションシステムは、第1の情報処理装置10と、第2の情報処理装置20と、接続サーバ30と、顧客情報サーバ40と、ホームページサーバ50を含む。
インターネット接続部31は、インターネット接続通信回線11やインターネット100と接続するためのインターフェース(interface)である。送受信部32は、顧客情報サーバ40と通信するためのインターフェースである。制御部33は、接続サーバ30内の各部を制御し、各種データを処理する。接続判断部34は、インターネット接続通信回線11を介して第1の情報処理装置10が接続されているか否かを判断する。なお、制御部33は、第1の情報処理装置10からのインターネット100への接続要求(顧客IDとパスワードを含む)に対して、記憶部に記憶された顧客IDとパスワードと比較することで認証し、インターネット接続部31により第1の情報処理装置10をインターネット100に接続させる。第1の情報処理装置10がインターネット100に接続すると、接続判断部34は、送受信部32を介して、顧客情報サーバ40に顧客IDが接続した旨を通知する。ここで、第1の情報処理装置10がインターネット100に接続する際の認証に使う顧客IDは別のIDを用いて認証し、接続サーバ30の記憶部内のテーブルで別のIDと顧客IDを対応付けさせても良い。
送受信部41は、接続サーバ30やホームページサーバ50と接続するためのインターフェースである。制御部42は、顧客情報サーバ40内の各部を制御し、各種データを処理する。開通状況更新部43は、インターネット接続通信回線11の開通状況を確認し、記録する。接続有無更新部44は、第1の情報処理装置10と接続サーバ30との間の接続の有無を確認し、記録する。このとき、同時に、接続サーバ30とインターネット100との間の接続の有無についても記録するようにしても良い。記憶部45は、第1の情報処理装置10と接続サーバ30との間のインターネット接続通信回線11の開通状況や接続の有無に関する顧客状況データを格納する。ここでは、顧客IDに関連付けて、開通状況や接続の有無を記憶する。
送受信部51は、顧客情報サーバ40やインターネット100と接続するためのインターフェースである。制御部52は、接続サーバ30内の各部を制御し、各種データを処理する。ホームページ変更部53は、二次元バーコードを読み取った第2の情報処理装置20から取得した顧客IDと、顧客情報サーバ40が有する開通状況や接続の有無に関する顧客状況データに基づき、顧客の状況に即した情報が掲載されたホームページを、二次元バーコードに含まれたURLに対応するホームページとして提供するために、URLのホームページデータを、顧客IDに対応する顧客状況データの内容(パターン)に応じたホームページデータに変更する。記憶部54は、顧客状況データの内容に応じたホームページデータの各々を格納する。
「開通前のホームページ」では、顧客の名称や顧客ID、現在の作業状況、開通までに要する時間(日数)が表示される。ここでは、インターネット接続通信回線11の開通前における作業状況を、「調査」「局内工事」、「利用者宅外配線工事」、「利用者宅内工事」、「開通」の5つの段階で表している。図2では、現在の作業状況が「利用者宅外配線工事」である場合の例を示す。
「開通後接続前のホームページ」では、顧客の名称や顧客ID、インターネット接続通信回線11が開通した旨、接続のための設定方法、設定方法のサポートの連絡先の情報が表示される。ここでは、「情報処理装置とモデムの設定方法」と表示された領域をクリックすると設定方法画面が表示される。表示された領域の例としては、ボタンやアイコン、リンク表示が考えられる。或いは、表示のための操作方法が記載されていても良い。設定方法画面には、第1の情報処理装置10のインターネット接続のための設定方法が表示される。また、「設定方法の電話サポート」と表示された領域をクリックすると、コールセンターから電話をしてもらうための電話サポートの予約が行われる。なお、電話サポートの予約に限らず、ISPから設定内容に関するFAXや電子メールを送信してもらうための送信要求や、設定内容に関する資料の郵送依頼、出張サービスの予約が行われるようにしても良い。
「接続後のホームページ」では、連絡事項や、インターネット100に第1の情報処理装置10が一旦接続した後に急に接続ができなくなった場合等の機器確認や接続設定確認に関するFAQ(Frequently Asked Question)が表示される。
ここでは、連絡事項として、クレジットカード番号や銀行口座などの決算情報の未登録が通知されているため、「決済情報の登録」が表示される。「決済情報の登録」と表示された領域をクリックすると決算情報の登録画面が表示される。また、顧客の状況に応じて、「接続設定に関するFAQ」の他、「ウイルス駆除ソフト送付依頼」や、「第1の情報処理装置の修理状況」が表示される場合もある。「接続設定に関するFAQ」と表示された領域をクリックすると対処法画面が表示される。対処法画面には、第1の情報処理装置10のインターネット接続に不具合が生じた場合の対処法が表示される。「ウイルス駆除ソフト送付依頼」と表示された領域をクリックすると、第1の情報処理装置10が感染したウイルスを駆除するためのウイルス駆除ソフトを第2の情報処理装置20に送信する。ウイルス駆除ソフトは、格納した第2の情報処理装置20のSDメモリーカード(Secure Digital Memory Card)等を介して第1の情報処理装置10に導入される。また、「第1の情報処理装置の修理状況」と表示された領域をクリックすると、故障し修理に出した第1の情報処理装置10の修理状況が表示される。
(1)ステップS101
パーソナルコンピュータ等の第1の情報処理装置10でインターネット接続通信回線11を利用するためにISPに入会の申し込みをした顧客宛に、URLと顧客IDをコード化した二次元バーコードを印刷した会員証21を送付する。
(2)ステップS102
顧客は、会員証21に印刷された二次元バーコードを、カメラ付の携帯電話におけるカメラ等、第2の情報処理装置20の読み取り装置で撮像し読み取る。
(3)ステップS103
第2の情報処理装置20の制御部(マイクロプロセッサ等)は、読み取った二次元バーコードを、URLデータと顧客IDデータにデコードする。
(4)ステップS104
第2の情報処理装置20の制御部は、URLデータと顧客IDデータを用いて、ホームページサーバ50の顧客向けホームページに接続要求を送受信部(アンテナ等)を介して送信する。ここで、顧客向けホームページは、顧客ID毎に用意され、URLに顧客IDを組み合わせることで、顧客向けホームページを特定したり、一旦URLでログインページに接続した後に顧客IDが入力されて顧客向けホームページに接続要求が出されたりするようにしても良い。URLに顧客IDを組み合わせる場合、例えば、URL「http://www.abc○○○.jp」を顧客ID「abc000001」毎に用意し、「http://www.abc○○○.jp/abc000001/」や「http://www.abc000001.abc○○○.jp/」とする。なお、個人情報保護の観点から、顧客IDの送信の際には顧客IDを暗号化、又は秘匿化(隠蔽)することが好適である。URLに顧客IDを組み合わせる場合は、顧客IDと組み合わせたURLを暗号化(秘匿化)して送信し、送信先で復号化(顕在化)することが考えられる。或いは、URLと暗号化(秘匿化)された顧客IDを送信し、送信先で暗号化(秘匿化)された顧客IDを復号化(顕在化)してURLと組み合わせることが考えられる。
(5)ステップS105
ホームページサーバ50の制御部33は、送受信部32に顧客向けホームページへの接続要求を受信すると、接続要求に含まれる顧客IDを用いて、送受信部32を介して顧客情報サーバ40に、顧客IDに対応する開通状況と接続有無とを含む顧客状況データを要求するための顧客状況データ送信要求を送信する。
(6)ステップS106
顧客情報サーバ40の制御部42は、送受信部41に顧客状況データ送信要求を受信すると、顧客状況データ送信要求に含まれる顧客IDをキーに記憶部45を検索し、顧客IDに対応する開通状況と接続有無を抽出する。
(7)ステップS107
顧客情報サーバ40の制御部42は、顧客IDと、抽出された開通状況と接続有無により、顧客状況データを生成し、送受信部41を介してホームページサーバ50に送信する。ここで、顧客状況データの開通状況とは、顧客がインターネット接続通信回線11を利用できるようにするための回線調査や回線工事など回線接続作業の進捗具合を示す。まだ回線接続作業の作業中であれば「非開通」であり、回線接続作業が終了していれば「開通」と記憶部45に記憶する。接続有無とは、顧客の第1の情報処理装置10がインターネット接続通信回線11を介して接続サーバ30に接続したかどうかを示す。接続サーバ30は、第1の情報処理装置10がインターネット接続通信回線11を介して接続サーバ30に接続したことを接続した際に入力される顧客IDを参照して判断し、顧客情報サーバ40に当該顧客IDが接続したことを示す接続通知情報を送信する。顧客情報サーバ40は、接続通知情報を受信すると、記憶部45の顧客状況データの顧客IDに対応する接続有無を「接続なし」から「接続あり」に変更する。ここでは、顧客状況データは、「開通状況が非開通で、接続有無が接続なし」、「開通状況が開通で、接続有無が接続なし」、「開通状況が開通で、接続有無が接続あり」の3パターンがある。但し、実際には、顧客状況データは3パターンに限らず、開通状況は開通、非開通だけでなく、多段階にするなどして、4パターン以上にしても良い。
(8)ステップS108
ホームページサーバ50のホームページ変更部53は、送受信部51に顧客状況データを受信すると、記憶部54に用意された3パターンに対応するホームページデータから、受信した顧客状況データのパターンに対応するホームページデータを、顧客状況データに含まれる顧客IDと同じ顧客IDの顧客向けホームページとして割り当てる。また、顧客状況データのパターンと各ホームページデータの対応テーブル(図示されず)をホームページサーバ50の記憶部54に記憶し、この対応テーブルを参照することで、顧客状況テーブルに応じて、顧客の状況に即した情報が掲載されたホームページデータに変更することも可能である。ここでは、顧客状況データの「開通状況が非開通で、接続有無が接続なし」に対応するホームページデータは、顧客IDに対応する顧客のインターネット接続通信回線11の開通状況が現在どのような状況かに関する情報を含んでいる。顧客状況データの「開通状況が開通で、接続有無が接続なし」に対応するホームページデータは、インターネット接続通信回線11が開通した旨と、顧客が第1の情報処理装置10を接続サーバ30に接続するための初期設定情報を含んでいる。顧客状況データの「開通状況が開通で、接続有無が接続あり」に対応するホームページデータは、機器の故障や顧客の設定不手際等により接続ができなくなった可能性が高いため、機器確認や接続設定確認に関するFAQ(Frequently Asked Question)を含む。
(9)ステップS109
ホームページサーバ50のホームページ変更部53は、割り当てられたホームページデータを、送受信部51を介して第2の情報処理装置20に送信する。
(10)ステップS110
第2の情報処理装置20は、ホームページデータを受信すると、表示装置(ディスプレイ)にホームページデータを表示する。
(1)ステップS201
第1の情報処置装置10は、接続サーバ30へ接続要求を送信する。このとき、接続要求と共に顧客IDを送信する。これは、インターネット接続通信回線11が開通し正常に接続されている場合であり、それ以外の場合では第1の情報処置装置10から接続サーバ30へ接続要求を送信することはできない。
(2)ステップS202
接続サーバ30は、第1の情報処置装置10から接続要求と共に顧客IDを受信し、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を顧客情報サーバ40に通知する。或いは、顧客情報サーバ40から問い合わせがあった顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を顧客情報サーバ40に通知する。
(3)ステップS203
第2の情報処理装置20は、会員証21に掲載された二次元バーコードを読み取り、二次元バーコードに含まれたURLに基づきホームページサーバ50へ接続要求を送信する。このとき、接続要求と共に二次元バーコードに含まれる顧客IDを送信する。
(4)ステップS204
ホームページサーバ50は、第2の情報処理装置20から接続要求と共に顧客IDを受信し、顧客情報サーバ40に、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を示す顧客状況データを要求する。
(5)ステップS205
顧客情報サーバ40は、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を示す顧客状況データを抽出し、ホームページサーバ50に通知する。
(6)ステップS206
ホームページサーバ50は、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を示す顧客状況データに基づいて二次元バーコードに含まれたURLに対応するホームページデータを選択又は生成し、当該ホームページデータを第2の情報処理装置20に送信する。
電話予約サーバ60は、顧客からの電話予約に関する情報を管理する。電話予約サーバ60は、接続サーバ30、顧客情報サーバ40、及びホームページサーバ50と同様に、第1の情報処理装置10にインターネット接続通信回線を提供するISPが保有するものとする。但し、実際には、上記の例に限定されない。なお、電話予約サーバ60は、顧客情報サーバ40又はホームページサーバ50と同一のサーバでも良い。
(1)ステップS301
第2の情報処理装置20が、ホームページサーバ50に電話サポート依頼を送信する。電話サポート依頼には顧客IDが含まれる。このとき、第2の情報処理装置20は、「開通後接続前のホームページ」における「設定方法の電話サポート」のように、ホームページに掲載された電話サポート依頼のための表示領域の操作に応じて、ホームページサーバ50に電話サポート依頼を送信する。
(2)ステップS302
ホームページサーバ50は、第2の情報処理装置20から受信した電話サポート依頼に基づく電話サポート要求を、電話予約サーバ60に送信する。電話サポート要求には顧客IDが含まれる。
(3)ステップS303
電話予約サーバ60は、電話サポート要求に含まれる顧客IDに対応する顧客の連絡先情報を、顧客情報サーバ40に要求する。
(4)ステップS304
顧客情報サーバ40は、電話予約サーバ60から受信した顧客の連絡先情報の要求に応じて、顧客の氏名や電話番号を含む顧客連絡先データを、電話予約サーバ60に送信する。ここでは、顧客の電話番号は、第2の情報処理装置20の電話番号とする。
(5)ステップS305
電話予約サーバ60は、顧客連絡先データに含まれる顧客の氏名や電話番号に基づき、第2の情報処理装置20に電話発信する。このとき、電話予約サーバ60からコールセンターに顧客連絡先データを通知し、コールセンターから第2の情報処理装置20に電話発信するようにしても良い。顧客に対する電話発信のスケジュールは、電話予約サーバ60又はコールセンターが決定するものとする。なお、電話に限らず、FAXや電子メール、関連資料の郵送、出張サポートでも良い。この場合、ステップS304の電話番号は、FAX番号や電子メールアドレス、住所になり、ステップS305ではFAXや電子メール、郵送確認、出張サポート確認が発信される。
顧客状況データは、基本的には、図8の(a)に示すように、「顧客ID」、「開通状況」、「接続有無」を含む。「顧客ID」、「開通状況」、「接続有無」については、先に説明した通りである。これらは必須情報といえる。実際には、様々な情報を付加することもできる。例えば、図8の(b)に示すように、「顧客ID」、「氏名」、「開通状況」、「接続有無」、「電話番号」、「電子メール」、「決算情報」を含むようにしても良い。ここで、「氏名」は顧客の氏名を示す。「電話番号」は、顧客の連絡先となる電話番号を示す。例えば、第2の情報処理装置20の電話番号を示す。「電子メール」は、顧客の連絡先となる電子メールアドレスを示す。例えば、第2の情報処理装置20の電子メールアドレスを示す。「決算情報」は、インターネット接続通信回線11の使用に対しての、顧客の決算に関する情報を示す。「決算情報」は、「種別」と「番号」を含む。「種別」は、クレジットカードや口座振込みといった決算方法を示す。「番号」は、クレジットカードや口座振込みといった夫々の決算方法における、クレジットカード番号や口座番号を示す。また、正常に決算できているか否かを示す情報を記載するようにしても良い。正常に決算できていない場合は、その顧客のインターネット接続通信回線11の使用が停止され、第1の情報処置装置10のインターネット接続が遮断されることがある。
第2実施形態では、接続サーバ30に顧客毎のインターネット接続通信回線11とインターネット100との接続に障害が発生すると、記憶部の障害データに障害フラグを生成する。
障害情報検出部35は、インターネット接続通信回線11や接続サーバ30における障害の発生を監視し、障害の発生を検出した場合は記憶部36に障害フラグを記憶する。また、ホームページサーバ50から障害情報要求を受信すると記憶部36の障害データの障害フラグの有無をホームページサーバ50に送信する。障害フラグは、障害の有無を示す情報である。なお、障害フラグに障害の種類や原因を示す情報を付加するようにしても良い。但し、実際には、顧客情報サーバ40又はホームページサーバ50が、障害情報検出部35と、記憶部36を備えていても良い。接続サーバ30に障害が発生した場合、障害情報検出部35及び記憶部36が接続サーバ30上にあれば使用不可になる可能性があるが、顧客情報サーバ40又はホームページサーバ50上にあれば問題なく稼動する。すなわち、障害情報検出部35及び記憶部36は、接続サーバ30から物理的に独立していても良い。
「障害時のホームページ」では、障害の内容、障害の復旧予定日時が表示される。障害の内容には、接続停止の理由が表示される。障害の復旧予定日時には、ISPの管理下にあるインターネット接続通信回線11や接続サーバ30の障害が接続停止の理由であれば、復旧作業の完了予定の日時が表示される。また、「障害時のホームページ」では、復旧後の連絡要求の有無を確認するためのボタンが表示される。ここでは、「復旧後の連絡依頼」と表示された領域をクリックすると復旧した際に電子メールによる通知が受けられる。なお、電子メールに限らず、電話やFAX、郵送でも良い。
メールサーバ70は、顧客からのメール要求に関する情報を管理する。メールサーバ70は、接続サーバ30、顧客情報サーバ40、及びホームページサーバ50と同様に、第1の情報処理装置10にインターネット接続通信回線を提供するISPが保有するものとする。但し、実際には、上記の例に限定されない。なお、メールサーバ70は、顧客情報サーバ40又はホームページサーバ50と同一のサーバでも良い。
(1)ステップS401
第1の情報処置装置10は、接続サーバ30へ接続要求を送信する。このとき、接続要求と共に顧客IDを送信する。これは、インターネット接続通信回線11が開通し正常に接続されている場合であり、それ以外の場合では第1の情報処置装置10から接続サーバ30へ接続要求を送信することはできない。
(2)ステップS402
接続サーバ30は、第1の情報処置装置10から接続要求と共に顧客IDを受信し、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を顧客情報サーバ40に通知する。或いは、顧客情報サーバ40から問い合わせがあった顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を顧客情報サーバ40に通知する。
(3)ステップS403
第2の情報処理装置20は、会員証21に掲載された二次元バーコードを読み取り、二次元バーコードに含まれたURLに基づきホームページサーバ50へ接続要求を送信する。このとき、接続要求と共に二次元バーコードに含まれる顧客IDを送信する。
(4)ステップS404
ホームページサーバ50は、第2の情報処理装置20から接続要求と共に顧客IDを受信し、顧客情報サーバ40に、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を示す顧客状況データを要求する。
(5)ステップS405
顧客情報サーバ40は、顧客IDに対応した開通状況や接続の有無を示す顧客状況データを抽出し、ホームページサーバ50に通知する。
(6)ステップS406
ホームページサーバ50は、顧客状況データの開通状況が開通であった場合、接続サーバ30に障害情報要求を送信する。
(7)ステップS407
接続サーバ30は、障害情報要求を受信すると記憶部36の障害データの障害フラグの有無をホームページサーバ50に送信する。
(8)ステップS408
ホームページサーバ50は、障害フラグの有無を受信し、障害フラグが有りの場合は、障害時のホームページデータを顧客向けホームページとして割り当てる。ここで、障害時のホームページデータは、接続サーバ30に障害が起きている旨の障害情報を含んでいる。障害フラグが無しの場合は、第1の実施形態と同様に顧客状況データのパターンに対応したホームページデータを顧客向けホームページとして割り当てる。
(9)ステップS409
第2の情報処理装置20が、ホームページサーバ50にメール連絡依頼を送信する。メール連絡依頼には顧客IDが含まれる。このとき、第2の情報処理装置20は、「障害時のホームページ」における「復旧後の連絡依頼」のように、ホームページに掲載されたメール連絡依頼のための表示領域の操作に応じて、ホームページサーバ50にメール連絡依頼を送信する。
(10)ステップS410
接続サーバ30は、障害から復旧すると記憶部36の障害データの障害フラグが無しになった旨をホームページサーバ50に通知する。このとき、障害から復旧した時点で接続サーバ30からホームページサーバ50に障害フラグ無しを示す障害データを送信する。
(11)ステップS411
ホームページサーバ50は、接続サーバ30が障害から復旧していれば、或いは、接続サーバ30が障害から復旧した時点で、第2の情報処理装置20から受信したメール連絡依頼に基づくメール要求を、メールサーバ70に送信する。メール要求には顧客IDが含まれる。
(12)ステップS412
メールサーバ70は、メール要求に含まれる顧客IDに対応する顧客の連絡先情報を、顧客情報サーバ40に要求する。
(13)ステップS413
顧客情報サーバ40は、メールサーバ70から受信した顧客の連絡先情報の要求に応じて、顧客の氏名や電子メールアドレスを含む顧客連絡先データを、メールサーバ70に送信する。ここでは、顧客の電子メールアドレスは、第2の情報処理装置20の電子メールアドレスとする。なお、電子メールによる通知において、ショートメッセージサービス(Short Message Service)を利用する場合は、電子メールアドレスの代わりに電話番号を用いても良い。
(14)ステップS414
メールサーバ70は、顧客連絡先データに含まれる顧客の氏名や電子メールアドレスに基づき、第2の情報処理装置20に電子メールで接続サーバ30の障害復旧通知を行う。このとき、メールサーバ70からコールセンターに顧客連絡先データを通知し、コールセンターから第2の情報処理装置20に電子メールで接続サーバ30の障害復旧通知を行うようにしても良い。顧客に対する電話発信のスケジュールは、メールサーバ70又はコールセンターが決定するものとする。
ホームページデータの代わりに、RSS(Rich Site Summary(別名:Really Simple Syndication、又は、RDF Site Summary))フィードを用いることも考えられる。
11… インターネット接続通信回線
20… 第2の情報処理装置
21… 会員証
30… 接続サーバ
31… インターネット接続部
32… 送受信部
33… 制御部
34… 接続判断部
35… 障害情報検出部
36… 記憶部
40… 顧客情報サーバ
41… 送受信部
42… 制御部
43… 開通状況更新部
44… 接続有無更新部
45… 記憶部
50… ホームページサーバ
51… 送受信部
52… 制御部
53… ホームページ変更部
54… 記憶部
60… 電話予約サーバ
70… メールサーバ
100… インターネット
Claims (11)
- インターネット接続通信回線に接続された第1の情報処理装置と、
前記インターネット接続通信回線を介して前記第1の情報処理装置と接続し、前記第1の情報処理装置からの顧客ID(識別情報)とパスワードを含む接続要求を基に認証を行い、前記第1の情報処理装置が認証に合格した場合、前記第1の情報処理装置とインターネットとを接続する接続サーバと、
前記インターネット接続通信回線の開通状況及び前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を示す顧客状況データを前記顧客IDに関連付けて保持し、前記接続サーバから前記第1の情報処理装置が前記顧客IDを用いてインターネットに接続した旨の通知を受けた際に、前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無について前記顧客状況データを変更する顧客情報サーバと、
前記インターネット接続通信回線を利用する顧客の会員証から顧客ID及びURL(データ所在情報)を含む二次元バーコードを読み取り、前記顧客IDと共に前記URLにアクセスする第2の情報処理装置と、
前記第2の情報処理装置から前記顧客IDを取得し、前記顧客情報サーバから前記顧客IDに対応する顧客状況データを取得し、前記顧客IDに対応する顧客状況データに応じたホームページデータを選択し、前記URLにアクセスした前記第2の情報処理装置に前記選択されたホームページデータを提供するホームページサーバと
を含む
顧客リレーションシステム。 - 請求項1に記載の顧客リレーションシステムであって、
前記ホームページサーバは、
前記インターネット接続通信回線の開通前に選択されるホームページデータと、
前記インターネット接続通信回線の開通後、前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの接続前に選択されるホームページデータと、
前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの接続後に選択されるホームページデータと
を少なくとも有する
顧客リレーションシステム。 - 請求項2に記載の顧客リレーションシステムであって、
前記ホームページサーバは、前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続に障害が発生した旨を示す障害フラグが有る場合、前記URLにアクセスした前記第2の情報処理装置に、前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの接続における障害時に選択されるホームページデータを提供する
顧客リレーションシステム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の顧客リレーションシステムであって、
前記第2の情報処理装置から前記ホームページサーバを介して顧客IDが含まれた電話サポート要求を受信し、前記電話サポート要求に含まれる顧客IDに対応する顧客連絡先データを前記顧客情報サーバに要求して取得し、前記顧客連絡先データに基づき、前記第2の情報処理装置に連絡する連絡用サーバ
を更に含む
顧客リレーションシステム。 - 顧客の第1の情報処理装置と接続サーバとの間のインターネット接続通信回線の開通状況を調べる開通状況更新部と、
前記接続サーバから、前記第1の情報処理装置が前記顧客を示す顧客ID(識別情報)を用いてインターネットに接続した旨の通知を受信する送受信部と、
前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を調べる接続有無更新部と、
前記インターネット接続通信回線の開通状況及び前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を示す顧客状況データを、前記顧客IDに関連付けて保持し、前記顧客の第2の情報処理端末により読み取られた二次元バーコードに含まれる顧客ID及びURL(データ所在情報)を基に、前記顧客状況データに応じて異なるホームページデータを前記第2の情報処理装置に提供するホームページサーバから、当該顧客IDを受信した際に、当該顧客IDに対応する顧客状況データを前記ホームページサーバに提供する制御部と
を具備する
顧客情報サーバ。 - 請求項5に記載の顧客情報サーバであって、
前記制御部は、前記顧客から修理を依頼された対象物の修理状況を示す修理状況データを、前記顧客IDに関連付けて保持し、前記ホームページサーバから受信した顧客IDに対応する修理状況データを前記ホームページサーバに送信する
顧客情報サーバ。 - 接続サーバが、顧客の情報処理装置とインターネット接続通信回線を介して接続し、前記情報処理装置からの顧客ID(識別情報)とパスワードを含む接続要求を基に認証を行い、前記情報処理装置が認証に合格した場合、前記情報処理装置とインターネットとを接続するステップと、
顧客情報サーバが、前記インターネット接続通信回線の開通状況及び前記情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を示す顧客状況データを顧客IDに関連付けて保持し、前記接続サーバから前記情報処理装置が前記顧客IDを用いてインターネットに接続した旨の通知を受けた際に、前記情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無について前記顧客状況データを変更するステップと、
前記顧客の読み取り装置が、会員証に印刷された二次元バーコードを撮像し読み取り、読み取された二次元バーコードを顧客ID及びURL(データ所在情報)にデコードし、当該顧客ID及び当該URLを用いて、ホームページサーバに、顧客向けホームページへの接続要求を送信するステップと、
前記ホームページサーバが、顧客向けホームページへの接続要求を受信すると、接続要求に含まれる顧客IDを用いて、前記顧客情報サーバに、顧客IDに対応する開通状況と接続有無とを含む顧客状況データを要求するための顧客状況データ送信要求を送信するステップと、
前記顧客情報サーバが、顧客状況データ送信要求を受信すると、顧客状況データ送信要求に含まれる顧客IDに対応する顧客状況データを、前記ホームページサーバに送信するステップと、
前記ホームページサーバが、顧客状況データを受信すると、複数のホームページデータから、受信した顧客状況データのパターンに対応するホームページデータを選択し、顧客状況データに含まれる顧客IDと同じ顧客IDの顧客向けホームページとして割り当て、割り当てられたホームページデータを、前記顧客の読み取り装置に送信するステップと、
前記顧客の読み取り装置が、受信したホームページデータを表示するステップと
を含む
顧客リレーション方法。 - 請求項7に記載の顧客リレーション方法であって、
連絡用サーバが、前記顧客の読み取り装置から前記ホームページサーバを介して顧客IDが含まれた電話サポート要求を受信し、前記電話サポート要求に含まれる顧客IDに対応する顧客連絡先データを前記顧客情報サーバに要求して取得し、前記顧客連絡先データに基づき、前記顧客の通信装置に連絡するステップ
を更に含む
顧客リレーション方法。 - コンピュータにより実施される顧客リレーション方法であって、
顧客の第1の情報処理装置と接続サーバとの間のインターネット接続通信回線の開通状況を調べるステップと、
前記接続サーバから、前記第1の情報処理装置が前記顧客を示す顧客ID(識別情報)を用いてインターネットに接続した旨の通知を受信するステップと、
前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を調べるステップと、
前記インターネット接続通信回線の開通状況及び前記第1の情報処理装置と前記接続サーバとの間の接続有無を示す顧客状況データを、前記顧客IDに関連付けて保持するステップと、
前記顧客の第2の情報処理端末により読み取られた二次元バーコードに含まれる顧客ID及びURL(データ所在情報)を基に、前記顧客状況データに応じて異なるホームページデータを前記第2の情報処理装置に提供するホームページサーバから、当該顧客IDを受信した際に、当該顧客IDに対応する顧客状況データを前記ホームページサーバに提供するステップと
を含む
顧客リレーション方法。 - 請求項9に記載の顧客リレーション方法であって、
前記顧客から修理を依頼された対象物の修理状況を示す修理状況データを、前記顧客IDに関連付けて保持するステップと、
前記ホームページサーバから受信した顧客IDに対応する修理状況データを前記ホームページサーバに送信するステップと
を更に含む
顧客リレーション方法。 - 請求項7乃至10のいずれか一項に記載の顧客リレーション方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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