JP4860429B2 - モジュール型電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置の主要な各部を定型状のパッケージ内に収容してモジュール化したモジュール型電源装置に関する。
一般に、この種の電源装置は、フィルター回路を介して供給される交流入力電圧を入力整流回路で直流入力電圧に変換し、この直流入力電圧をDC/DCコンバータに供給することで、安定した任意の直流出力電圧を得るようになっている。また、エネルギーの利用効率や、入力電圧の低下・歪みを改善する観点から、DC/DCコンバータの前段には、昇圧チョッパ回路を含む力率改善回路が組込まれている。
このようなものにおいて、上記入力整流回路や、力率改善回路や、出力安定化回路であるDC/DCコンバータを、任意の形状を有する金属筐体内に収容して一体化したいわゆるユニット型電源装置が知られている。ユニット型電源装置は、単独のパッケージで構成されるため、機器への組込みが容易であるという利点があるが、ユーザー側で別な出力電圧や出力電流を得ることは不可能であり、汎用性および柔軟性に乏しいという欠点があった。
そこで、電源装置の主要な各部をそれぞれ独立したモジュールに分割し、各部のモジュールで仕様の異なるラインナップ構成を用意することで、ユーザーが所望するモジュールを選択して、自由な電源設計を構築できるモジュール型電源装置が、例えば特許文献1などに提案されている。こうしたモジュール型電源装置は、複数のモジュールを並べて配置することを考慮して(特許文献1の図2や図3を参照)、「ブリック」と呼ばれる決められた寸法単位に、矩形状をなす各モジュールのパッケージ外形が定型化されているのが特徴である。
特開平6−133550号公報
しかし、上述した従来のモジュール型電源装置では、次のような問題点を生じる。
前記力率改善回路およびDC/DCコンバータを別々のモジュールに構成するのではなく、単独のパッケージ内に一体的に収容したモジュールのラインナップが、ユーザー側から求められている。この場合、ユニット型電源装置のように、パッケージの外形寸法を任意に広げることができれば、技術的に問題なく各部を収容できるが、モジュール型電源装置では、パッケージの外形寸法が定型化されているので、こうした要求に応えられないという問題があった。
また、力率改善回路とDC/DCコンバータを同一パッケージに一体化してしまうと、例えば別な仕様のDC/DCコンバータなどを、DC/DCコンバータと並列に接続することができなくなる。したがって、モジュール型電源装置として本来の利点であった自由な電源設計が犠牲になる。
本発明は上記の各問題点に着目してなされたもので、定型化された単独のパッケージ内に、力率改善回路およびDC/DCコンバータを無理なく収容できるモジュール型電源装置を提供することを、その第1の目的とする。
また本発明の第2の目的は、力率改善回路とDC/DCコンバータを同一パッケージに一体に収容した場合でも、自由な電源設計が損なわれないモジュール型電源装置を提供することにある。
本発明にるモジュール型電源装置は、入力電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路を含む力率改善回路と、前記力率改善回路内の前記昇圧チョッパ回路から出力される昇圧電圧を所望の出力電圧に変換するDC/DCコンバータとを備えモジュール型電源装置において、前記昇圧チョッパ回路は出力端にスイッチング素子を備え、前記昇圧電圧は前記スイッチング素子を介して前記DC/DCコンバータに供給され、前記力率改善回路と前記DC/DCコンバータは、同一のパッケージ内に収容され前記パッケージは、当該パッケージの外部に、前記昇圧電圧を充電するための容量性素子をための第1の中間端子と第2の中間端子とを備え、前記第1の中間端子は、前記スイッチング素子と前記DC/DCコンバータとの間の配線路に前記容量性素子を接続するための端子であり、前記第2の中間端子は、前記昇圧チョッパ回路と前記スイッチング素子との間の配線路に突入電流制限用素子を介して前記容量性素子を接続するための端子である。
また、本発明に係るモジュール型電源装置は、前記昇圧チョッパ回路に流入する電流を検出する突入電流監視回路を更に備え、前記スイッチング素子は、前記突入電流監視回路が電流を検出した際に出力する信号に基づいてオンするようにすることが好ましい。
また、本発明に係るモジュール型電源装置は、前記第1の中間端子が、前記パッケージの外部に前記昇圧電圧を供給するための端子として使用することができることが好ましい。
また、本発明に係るモジュール型電源装置は、前記DC/DCコンバータが、入力側と出力側とを電気的に絶縁するように構成されることが好ましい。
本発明に係るモジュール型電源装置によれば、第1の中間端子を利用して、ユーザーが昇圧電圧を充電するための容量性素子を接続できるので、パッケージ内に収容される力率改善回路には、同じ機能を有する大容量の容量性素子を組込む必要がなく、同一のパッケージに力率改善回路とDC/DCコンバータを無理なく収容できる。また、パッケージ内に収容されたDC/DCコンバータの負荷の容量に応じて、ユーザーが適切な容量の容量性素子を選択し、これをパッケージの外部で第1の中間端子に接続すれば、第1の負荷における容量の大小に拘らず、力率改善回路からDC/DCコンバータにリプルを殆ど含まない昇圧電圧を供給することができる。そのため、不必要に大きな容量性素子をパッケージの外部に組込む必要がなく、外付け部品を含めた電源装置全体のコンパクト化を実現できる。また、第1の中間端子に接続する容量性素子の容量値により、パッケージ内に収容されたDC/DCコンバータの負荷に供給される出力電圧の保持時間を、ユーザー側で任意に調整することも可能になる。
また、第1の中間端子には、そもそも力率改善回路からの昇圧電圧が発生しているので、この第1の中間端子に別負荷を接続できるようにすれば、力率改善回路とDC/DCコンバータとを同一パッケージに収容してあるにも拘らず、力率改善回路からの昇圧電圧を別な負荷に供給することができ、自由な電源設計が損なわれない
また、入力側と出力側とを電気的に絶縁するようにDC/DCコンバータを構成すれば、絶縁強化された出力電圧を供給することができ、モジュール型電源装置としての信頼性を高めることができる。
また、スイッチング素子とDC/DCコンバータとの間の配線路に力率改善回路用の容量性素子を接続するための第1の中間端子とは別に、力率改善回路内の昇圧チョッパ回路とスイッチング素子との間の配線路に突入電流制限用素子を介して容量性素子を接続するための第2の中間端子を設けたので、第2の中間端子を利用して、ユーザーが突入電流制限用素子を接続することができる。さらに、パッケージ内に収容される力率改善回路には、同じ機能を有する突入電流制限用素子を組込む必要がなく、同一のパッケージに対して力率改善回路とDC/DCコンバータをさらに無理なく収容できる。また、この外付けされる突入電流制限用素子の抵抗値によって、突入電流の大きさをユーザー側で任意に調整することも可能になる。
さらに、昇圧チョッパ回路に流入する電流を検出する突入電流監視回路を設け、この突入電流監視回路が電流を検出した際に出力する信号に基づいて、第1の中間端子と第2の中間端子との間に接続されたスイッチング素子がオンするようにすれば、突入電流発生後において突入電流制限用素子に電流が流れて無駄な損失が発生することを防ぐことができる。
以下、本発明におけるモジュール型電源装置の好ましい一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のモジュール型電源装置1の電気的な概略構成を示すもので、2は定型化された矩形箱型の外形形状を有するパッケージであり、このパッケージ2の内部には、入力端子Vin1,Vin2に印加される交流入力電圧を整流平滑する入力整流回路3と、入力整流回路3で変換された直流入力電圧を入力源として、交流入力電圧の電流波形と電圧波形を近づけるように、内蔵する昇圧チョッパ回路のスイッチ素子(図示せず)をPWM制御し、昇圧した電圧を出力する力率改善回路4と、力率改善回路4で得た昇圧電圧を入力源として、安定した任意の直流出力電圧を出力端子+Vo,−Voに供給するDC/DCコンバータ5が収容される。また、力率改善回路4からDC/DCコンバータ5に至る正極側と負極側の昇圧電圧ライン6,7には、それぞれ中間端子+BC,−BCが接続されると共に、力率改善回路4には別な中間端子Rが接続される。このように、本実施例におけるモジュール型電源装置1は、交流電圧を入力とし、直流電圧を出力とするAC/DCパワーモジュールとしての機能を有している。また、前記DC/DCコンバータ5は、その入力側と出力側とを電気的に絶縁する絶縁トランス8などを備えている。
図2は、モジュール型電源装置1の外観を示す図である。同図において、パッケージ2は、幅(W),高さ(H),奥行き(D)の各外形寸法が、それぞれ61mm,12.7mm,116.8mmの定型化されたフルブリック形状に形成される。また、前記入力端子Vin1,Vin2は、パッケージ2の一側にあって、その上面から突出して設けられ、出力端子+Vo,−Voは、パッケージ2の他側にあって、その上面から突出して設けられると共に、中間端子+BC,−BC,Rは、パッケージ2の中間部に配置され、このパッケージ2の上面よりより突出して並設される。本実施例で使用するパッケージ2は、既存のモジュール型電源装置のパッケージで広く採用されているブリック形状とすることが好ましい。また、中間端子+BC,−BC,Rを入力端子Vin1,Vin2や出力端子+Vo,−Voから離れて配置することで、中間端子+BC,−BC,Rを利用する際に、ユーザーが別な端子に接続を行なうのを回避することができる。なお、パッケージ2の四隅に設けられたタップ孔9は、当該パッケージ2を機器の基板(図示せず)などに取付け固定するためのものである。
図3は、前述した図1よりもさらに詳細な回路構成を示したものである。同図において、入力端子Vin1,Vin2の両端間には、交流電圧を供給する例えば商用の交流電源11が接続されるが、装置内部へのノイズの侵入を防ぐために、交流電源11と入力端子Vin1,Vin2との間に入力フィルター回路(図示せず)を組込んでもよい。また、直流電圧を供給する直流電源(図示せず)を代わりに接続してもよい。入力整流回路3は、何れも図示しないが、ブリッジ接続されたダイオードと、平滑用の入力コンデンサとにより構成される。また、力率改善回路4は、前述したスイッチ素子21や、チョークコイル22や、ダイオード23で構成される昇圧チョッパ回路25の他に、このスイッチ素子21の制御端子にパルス幅変調されたパルス信号を供給するPFC(力率改善)制御部27と、モジュール型電源装置1の起動時などに発生する突入電流の有無を監視して、当該突入電流が発生していない場合に、中間端子+BC,R間を短絡する突入電流監視回路29とを備えて構成される。
より具体的には、入力整流回路3の出力端に、チョークコイル22の主巻線22AとMOSFETからなるスイッチ素子21との直列回路を接続し、この主巻線22Aとスイッチ素子21との接続点にダイオード23のアノードを接続して、パッケージ2内の昇圧チョッパ回路25を構成する。また、突入電流監視回路29は、前記チョークコイル22の主巻線22Aと磁気的に結合した電流検出巻線22Bと、この電流検出巻線22Bで得た電流検出信号に基づいて、突入電流の非発生時にトリガ信号を生成出力するゲートトリガ回路31と、アノードが前記ダイオード23のカソードに接続されると共に、カソードが正極性の昇圧電圧ライン6に接続され、前記ゲートトリガ回路31からのトリガ信号がゲートに与えられることによりターンオンする制御素子としてのサイリスタ32とにより構成される。そして、ダイオード23のカソードとサイリスタ32のアノードとの接続点には、前記中間端子Rが接続されており、パッケージ2の外部において、この中間端子Rと別な中間端子+BCとの間に突入電流制限用素子である抵抗41を接続することにより、突入電流の発生時すなわちサイリスタ32のオフ時に、抵抗41を介してその電流を抑制するようになっている。
なお、図3に示すように、中間端子R,+BC間には、抵抗41とヒューズ42との直列回路を接続するのが好ましい。こうすることで、さらに過大な電流がモジュール型電源装置1に流れ込んだ場合に、速やかにヒューズ42を溶断して各部を保護することができる。
入力整流回路3や力率改善回路4と共にパッケージ2内に収容されるDC/DCコンバータ5は、前述したような絶縁トランス8が設けられ、これにより入力電圧に対して絶縁強化された出力電圧が、出力端子+Vo,−Voに接続した第1の負荷51に供給されるようになっている。ここでのDC/DCコンバータ5は、フォワード型,フライバック型,ハーフブリッジ型,フルブリッジ型など、どのような回路方式を採用してもよい。
前記中間端子+BC,−BCは、前記力率改善回路4で得られた昇圧電圧を充電する電解コンデンサ43を、ユーザーがパッケージ2の外部で接続できるようにするためのもので、この中間端子+BC,−BC間に電解コンデンサ43を接続することにより、リプルのない昇圧電圧をDC/DCコンバータ5に供給できる。したがって、本実施例における力率改善回路4は、同等の機能を発揮する大容量のコンデンサをパッケージ2内に組込んでおらず、決められた形状のパッケージ2内に、入力整流回路3,力率改善回路4およびDC/DCコンバータ5を無理なく収容できる。
パッケージ2の外部には、その他に、中間端子R,−BC間と、中間端子+BC,−BC間に、ノイズ除去用のコンデンサ45,46を接続してもよい。これにより、パッケージ2内の昇圧電圧ライン6,7間に接続するあらゆるコンデンサを不要にできる。なお、パッケージ2の収容スペースが許すならば、パッケージ2内の昇圧電圧ライン6,7間に、ノイズ除去用の小容量のコンデンサや、昇圧電圧を一部充電する電解コンデンサを組込んでもよい。
本実施例におけるモジュール型電源装置1の特徴として、力率改善回路4とDC/DCコンバータ5が同一のパッケージ2に組込まれていながらも、出力端子+Vo,−Voからの絶縁強化された出力電圧とは別に、第2の負荷52に対して昇圧電圧を供給できるようになっている。このような機能を実現するために、本実施例では独立した昇圧電圧供給用の端子を設けてはいない。この昇圧電圧供給端子は、前述した中間端子+BC,−BCとして設けられている。したがって、本実施例では、中間端子+BC,−BCに第2の負荷52を接続するだけで、この第2の負荷52に力率改善回路4からの昇圧電圧を供給できる。中間端子+BC,−BCには、電解コンデンサ43と第2の負荷52を共に接続してもよいし、逆にどちらも接続しなくてもよく、さらにはどちらか一方だけを接続してもよい。
なお、中間端子+BC,−BC間には、入力電圧と絶縁されていない昇圧電圧が発生する。したがって、一例として、その入力側と出力側とを絶縁したDC/DCコンバータを、第2の負荷52として用いれば、出力端子+Vo,−Vo間に発生する出力電圧とは別に、当該DC/DCコンバータの出力側で強化絶縁された第2の出力電圧を得ることができる。
本実施例におけるモジュール型電源装置1の動作は、従来から知られている通りである。すなわち、交流電源11からの交流入力電圧が入力端子Vin1,Vin2の両端間に投入された直後は、ゲートトリガ回路31からトリガ信号が出力されていない関係で、昇圧チョッパ回路25の後段にあるサイリスタ32はオフ状態にあり、入力端子Vin1から侵入する突入電流は、中間端子R,−BC間に接続された抵抗41によって制限される。その後、チョークコイル22の主巻線22Aに電流が流れ、これをゲートトリガ回路31が電流検出巻線22Bで検出すると、当該ゲートトリガ回路31からサイリスタ32にトリガ信号が供給される。これにより、サイリスタ32がターンオンして抵抗41を短絡し、突入電流発生後も抵抗41に不必要な電流が流れることによる損失を防ぐ。
一方、力率改善回路4は、PFC制御部27からのパルス信号によりスイッチ素子21をスイッチングし、このスイッチ素子21のオン時には、入力整流回路3で整流平滑された直流入力電圧をチョークコイル22の主巻線22Aに印加して、当該チョークコイル22にエネルギーを蓄積し、スイッチ素子21のオフ時には、主巻線22Aに蓄えられたエネルギーに、交流電源11からのエネルギーを加えて、これらのエネルギーをダイオード23から昇圧電圧ライン6,7側に送り出す。したがって、昇圧電圧ライン6,7間には直流入力電圧よりも高い昇圧電圧が発生する。また、PFC制御部27は、力率改善回路4からの昇圧電圧が一定となるように、スイッチ素子21の供給するパルス信号の導通幅を可変しており、これによりチョークコイル22を介して取込まれる電流波形を、交流電源11からの正弦波状の電圧波形に近付け、力率の改善を図ることができる。
昇圧電圧ライン6,7間の昇圧電圧は、後段のDC/DCコンバータ5に入力源として印加される。当該DC/DCコンバータ5は、絶縁トランス8を通して昇圧電圧を絶縁強化された出力電圧に変換し、これを第1の負荷51が接続される出力端子+Vo,−Vo間に供給する。また、中間端子+BC,−BC間に別な第2の負荷52を接続すれば、この第2の負荷52にも昇圧電圧を供給できる。中間端子+BC,−BC間には、昇圧電圧を充電するための電解コンデンサ43を接続できるが、この電解コンデンサ43の容量は、ユーザー側で任意に選択することができる。すなわち、中間端子+BC,−BC間に接続する電解コンデンサ43の容量が大きくなるほど、出力電圧や昇圧電圧の保持時間が延び、また昇圧電圧のリプル成分も小さくなるが、外付け部品を含めたモジュール型電源装置1全体の形状は大型化する。したがって、こうした電気的な特性と全体サイズとの兼ね合いで、最適な容量の電解コンデンサ43を中間端子+BC,−BC間に接続すればよい。
以上のように本実施例では、入力電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路25を含む力率改善回路4と、力率改善回路4内の昇圧チョッパ回路25から出力される昇圧電圧を所望の出力電圧に変換するDC/DCコンバータ5とを備えモジュール型電源装置1において、前記昇圧チョッパ回路25は出力端にスイッチング素子であるサイリスタ32を備え、前記昇圧電圧はサイリスタ32を介してDC/DCコンバータ5に供給され、好ましくは昇圧電圧を充電する容量性素子を力率改善回路4に含まない構成で、力率改善回路4とDC/DCコンバータ5は、同一のパッケージ2内に収容されこのパッケージ2は、パッケージ2の外部に、昇圧電圧を充電するための容量性素子である電解コンデンサ43を接続るための第1の中間端子+BCと第2の中間端子Rとを備え第1の中間端子+BCは、サイリスタ32とDC/DCコンバータ5との間の配線路に電解コンデンサ43を接続するための端子として、また前記第2の中間端子Rは、昇圧チョッパ回路25とサイリスタ32との間の配線路に、突入電流制限用素子である抵抗41を介して電解コンデンサ43を接続するための端子として設けられる。
この場合、第1の中間端子+BC,−BCを利用して、ユーザーが昇圧電圧を充電するための電解コンデンサ43をパッケージ2の外部で接続できるので、パッケージ2内に収容される力率改善回路4には、同じ機能を有する大容量の電解コンデンサ43を組込む必要がなく、同一のパッケージ2に力率改善回路4とDC/DCコンバータ5を無理なく収容できる。また、パッケージ2内に収容されたDC/DCコンバータ5の負荷51の容量に応じて、ユーザーが適切な容量の電解コンデンサ43を選択し、これをパッケージ2の外部で第1の中間端子+BC,−BCに接続すれば、第1の負荷51における容量の大小に拘らず、力率改善回路4からDC/DCコンバータ5にリプルを殆ど含まない昇圧電圧を供給することができる。そのため、不必要に大きな電解コンデンサ43をパッケージ2の外部に組込む必要がなく、外付け部品を含めたモジュール型電源装置1全体のコンパクト化を実現できる。また、第1の中間端子+BC,−BCに接続する電解コンデンサ43の容量値により、パッケージ2内に収容されたDC/DCコンバータ5の負荷51に供給される出力電圧の保持時間を、ユーザー側で任意に調整することも可能になる。
また、本実施例における第1の中間端子+BC,−BCは、第2の負荷52に昇圧電圧を供給可能な昇圧電圧供給端子として設けられている。こうすると、第1の中間端子+BC,−BCには、そもそも力率改善回路4からの昇圧電圧が発生しているので、この第1の中間端子+BC,−BCに別な第2の負荷52を接続できるようにすれば、力率改善回路4とDC/DCコンバータ5とを同一パッケージに収容してあるにも拘らず、力率改善回路4からの昇圧電圧を別な第2の負荷52に供給することができ、自由な電源設計が損なわれない。また、同じ第1の中間端子+BC,−BCに接続する電解コンデンサ43の容量の大小によって、出力電圧のみならず、昇圧電圧の保持時間をもユーザー側で任意に決めることが可能になる。
さらに、本実施例のDC/DCコンバータ5は、その入力側と出力側とを電気的に絶縁するように、好ましくは絶縁トランス8を備えて構成されている。こうすると、絶縁強化された出力電圧を供給することができ、モジュール型電源装置1としての信頼性を高めることができる。
また、本実施例の力率改善回路4は、サイリスタ32とDC/DCコンバータ5との間の配線路に力率改善回路4用の電解コンデンサ43を接続するための第1の中間端子+DCとは別に、力率改善回路4内の昇圧チョッパ回路25とサイリスタ32との間の配線路に突入電流防止用素子である抵抗41を介して電解コンデンサ43を接続するための第2の中間端子Rを設けたので、第2の中間端子Rを利用して、ユーザーが抵抗41などの突入電流制限用素子を接続できる。さらに、パッケージ2内に収容される力率改善回路4には、同じ機能を有する突入電流制限用素子を組込む必要がなく、同一のパッケージ2に対して力率改善回路4とDC/DCコンバータ5をさらに無理なく収容できる。また、この外付けされる抵抗41の抵抗値によって、突入電流の大きさをユーザー側で任意に調整することも可能になる。
さらに、昇圧チョッパ回路25に流入する電流を検出する突入電流監視回路29を設け、この突入電流監視回路29が電流を検出した際に出力する信号に基づいて、第1の中間端子+DCと第2の中間端子Rとの間に接続されたサイリスタ32がオンするようにすれば、突入電流発生後において抵抗41に電流が流れて無駄な損失が発生することを防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。パッケージ2に外付けされる第1の負荷51,第2の負荷52,電解コンデンサ43の個数は、モジュール型電源装置1としての仕様が許す範囲であれば、特に限定されない。また、DC/DCコンバータ5のみならず、力率改善回路4の回路構成も、実施例に示したものに限定されない。
本発明の好ましい一実施例におけるモジュール型電源装置の回路構成図である。 同上、外観をあらわす斜視図である。 同上、さらに詳細な回路構成図である。
1 モジュール型電源装置
2 パッケージ
4 力率改善回路
5 DC/DCコンバータ
29 突入電流監視回路
32 サイリスタ(スイッチング素子)
41 抵抗(突入電流制限用素子)
43 電解コンデンサ(容量性素子
+B中間端子(第1の中間端子)
R 中間端子(第2の中間端子)
+Vo,−Vo 出力端子

Claims (4)

  1. 入力電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路を含む力率改善回路と、前記力率改善回路内の前記昇圧チョッパ回路から出力される昇圧電圧を所望の出力電圧に変換するDC/DCコンバータとを備えモジュール型電源装置において、
    前記昇圧チョッパ回路は出力端にスイッチング素子を備え、前記昇圧電圧は前記スイッチング素子を介して前記DC/DCコンバータに供給され、
    前記力率改善回路と前記DC/DCコンバータは、同一のパッケージ内に収容され
    前記パッケージは、当該パッケージの外部に、前記昇圧電圧を充電するための容量性素子をための第1の中間端子と第2の中間端子とを備え、
    前記第1の中間端子は、前記スイッチング素子と前記DC/DCコンバータとの間の配線路に前記容量性素子を接続するための端子であり、
    前記第2の中間端子は、前記昇圧チョッパ回路と前記スイッチング素子との間の配線路に突入電流制限用素子を介して前記容量性素子を接続するための端子であることを特徴とするモジュール型電源装置。
  2. 前記昇圧チョッパ回路に流入する電流を検出する突入電流監視回路を更に備え、
    前記スイッチング素子は、前記突入電流監視回路が電流を検出した際に出力する信号に基づいてオンすることを特徴とする請求項1記載のモジュール型電源装置。
  3. 前記第1の中間端子は、前記パッケージの外部に前記昇圧電圧を供給するための端子として使用することができることを特徴とする請求項1又は2に記載のモジュール型電源装置。
  4. 前記DC/DCコンバータは、入力側と出力側とを電気的に絶縁するように構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモジュール型電源装置。
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