JP4860372B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、帯電ローラを用いて感光体表面を帯電する機能を備えた画像形成装置に関し、特に帯電バイアスの補正が可能な画像形成装置に関するものである。
近年、電子写真方式を用いた画像形成装置の帯電機構として、オゾンの発生が抑制される特徴を有する帯電ローラ方式が広く採用されている。この帯電ローラは、環境やライフにより抵抗値が変化することから、帯電ローラのこの抵抗変化に応じて最適なバイアスを印加するべく、帯電電流を検出した結果を基に出力バイアスを決定する方法が提案されている。
特開2004−205583号公報
ところが、帯電電流を正確に検出するのは非常に難しい課題である。なぜならば、特に抵抗値が上昇した帯電ローラにおける電流(帯電電流)は、バイアス(帯電バイアス)の印加直後から時間が経過するにつれて変動するため、該電流を検出するタイミングをいつにするかによってその検出結果が異なるものとなってしまい、最悪の場合は適正なバイアスを出力できなくなる。
このような課題を解決するべく、例えば特許文献1には、バイアス印加時の帯電部材に流れる電流の検出を複数回繰り返し、前回の検出時からの変化量が或る閾値より小さくなった場合に画像形成動作を開始する方法が開示されている。しかしながらこの方法では、帯電ローラの抵抗値が大幅に上昇した場合、上記変化量が閾値より小さくなる、すなわち抵抗値が安定するまでに時間がかかり、画像形成動作が開始されるまでの時間(所謂エージング時間)が非常に長くなってしまうという問題がある。一方、帯電ローラの寿命後半において、帯電電流と感光体ドラムの表面電位との関係が寿命前半における関係から変化してしまい、バイアスを適正に補正することができないという問題もある。この現象は次のように説明できる。すなわち、帯電ローラは使用量(ライフ)とともに徐々に抵抗値が上昇していくため、これに応じて印加バイアスも高くする必要があるが、その使用が進み、寿命後半になってくると、バイアス値がある値を超えた大きなものとなり感光体ドラムへの漏れ電流が発生し始める(ただし、感光体ドラムに物理的な欠陥を与えるほどではない)。このような状態となると、帯電電流は良く流れたとしても感光体ドラムの表面電位自体はそれほど上昇しなくなる。このため、帯電電流を検出してバイアス補正を行うようにしても所要の表面電位が得られなくなる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、帯電ローラの抵抗値が変化した場合でも画像形成動作が開始されるまでの時間が長くなることなく適正な帯電バイアスを出力することができ、且つ、帯電ローラの寿命も考慮された適正な帯電バイアスを出力することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、感光体の表面を帯電ローラを用いて所定の電位に帯電する画像形成装置において、前記帯電ローラに帯電バイアスを印加するバイアス印加手段と、前記帯電バイアスを印加したときの帯電電流を検出する電流検出手段と、前記帯電バイアスの補正を行うバイアス補正手段と、前記感光体の表面が所要の表面電位に帯電されているときの帯電電流値であって、目標とする目標帯電電流値を記憶する目標情報記憶手段と、前記帯電ローラの使用量に関する使用量情報を取得する使用量情報取得手段と、前記帯電ローラが新規の帯電ローラに交換されたことを検出する交換検出手段と、を備え、前記バイアス補正手段は、所定の帯電バイアスが前記バイアス印加手段により印加されたときに前記電流検出手段により検出された帯電電流値と、前記目標情報記憶手段に記憶されている目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいて前記所定の帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第1のバイアス補正演算を行うとともに、前記使用量情報取得手段により取得された使用量情報に基づいて、前記帯電ローラの使用量が所定の第1の使用量であるか、該第1の使用量より多い第2の使用量であるかを判定し、第2の使用量であると判定した場合に、前記目標帯電電流値を当該帯電ローラの使用量に応じて変更し、該変更した目標帯電電流値に基づいて、前記第1のバイアス補正演算の結果得られた被補正帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第2のバイアス補正演算を行い、前記使用量情報取得手段は、前記交換検出手段により帯電ローラが新規の帯電ローラに交換されたことが検出された場合に、前記使用量情報を所定の初期値にリセットすることを特徴とする。
上記構成によれば、バイアス補正手段により、所定の帯電バイアスがバイアス印加手段により印加されたときに電流検出手段により検出された帯電電流値と、目標情報記憶手段に記憶されている目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいて上記所定の帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第1のバイアス補正演算が行われるとともに、使用量情報取得手段により取得された使用量情報に基づいて、帯電ローラの使用量が所定の第1の使用量であるか該第1の使用量より多い第2の使用量であるかが判定され、第2の使用量であると判定された場合に、目標帯電電流値を当該帯電ローラの使用量に応じて変更し、該変更した目標帯電電流値に基づいて、第1のバイアス補正演算の結果得られた被補正帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第2のバイアス補正演算が行われる。また、交換検出手段により帯電ローラが新規の帯電ローラに交換されたことが検出された場合に、使用量情報取得手段により使用量情報が所定の初期値にリセットされる。
また、上記構成において、前記バイアス補正手段は、前記目標帯電電流値を前記帯電ローラの使用量に応じて段階的に変化させることが好ましい(請求項2)。
これによれば、バイアス補正手段によって、目標帯電電流値が帯電ローラの使用量に応じて段階的に変化されるようになる。
また、上記構成において、前記使用量情報取得手段は、前記帯電ローラを駆動した時間を積算した積算駆動時間を前記使用量情報として取得するようにしてもよい(請求項3)。
これによれば、使用量情報取得手段により、帯電ローラを駆動した時間を積算した積算駆動時間が使用量情報として取得される。
また、上記構成において、前記使用量情報取得手段は、印刷した枚数を積算した積算印刷枚数、若しくは前記バイアス印加手段により帯電バイアスを印加した時間を積算した積算バイアス印加時間を前記使用量情報として取得するようにしてもよい(請求項4)。
これによれば、使用量情報取得手段により、印刷した枚数を積算した積算印刷枚数、若しくはバイアス印加手段により帯電バイアスを印加した時間を積算した積算バイアス印加時間が使用量情報として取得される。
また、上記構成において、前記バイアス補正手段は、前記変更された目標帯電電流値をIdcα(T)とすると、前記第2のバイアス補正演算において、下記(a)式を用いて算出したバイアス補正値を、前記被補正帯電バイアスに加算して新たな帯電バイアスを求めるようにしてもよい(請求項5)。
Idcα(T)−Idc(m))*k・・・(a)
但し、Idc(m)は前記バイアス印加手段により前記被補正帯電バイアスを印加したと
きに前記電流検出手段により検出される帯電電流値、「k」は補正係数、記号「*」は乗算を示す。
これによれば、バイアス補正手段により、第2のバイアス補正演算において、上記(a)式を用いて算出したバイアス補正値が被補正帯電バイアスに加算されて新たな帯電バイアスが求められる。
さらに、上記構成において、前記感光体は、アモルファスシリコンからなる感光体であるようにしてもよい(請求項)。
これによれば、感光体がアモルファスシリコンからなる感光体とされる。
請求項1記載の発明によれば、所定の帯電バイアスが印加されるときの帯電電流値を目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいてこの帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第1のバイアス補正演算が行われるため(帯電バイアスを補正するべく或る条件となるまで収束演算を実行し続けるといったことなく)、帯電ローラの抵抗値が変化した場合でも画像形成動作が開始されるまでの時間が長くなることなく適正な帯電バイアスを出力することができる。また、第1の使用量を、所要の帯電バイアスを得ることが可能な帯電電流と帯電バイアスとの関係が正常である使用量とし、また第2の使用量を、帯電ローラの劣化等に起因して帯電電流と帯電バイアスとの関係が異常となる使用量とするなどして、帯電ローラの使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかを判定し、第2の使用量であると判定した場合に、目標帯電電流値を当該使用量に応じて変更し、この変更した目標帯電電流値に基づき被補正帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第2のバイアス補正演算が行われるため、帯電ローラの寿命も考慮されたすなわち帯電ローラの寿命後半においても適正な帯電バイアスを出力することができる。
また、新規の帯電ローラに交換された場合に、使用量情報が所定の初期値にリセットされる構成であるので、実際に新規の帯電ローラに交換されたのに、交換前の旧帯電ローラにおける使用量情報がそのまま使用されることが防止され、すなわち、不正な使用量情報に基づいて第2のバイアス補正演算が実行されるのを防止でき、ひいては精度良く帯電バイアスの補正を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、帯電ローラの使用量に応じて段階的に変化するように目標帯電電流値が変更されるので、当該目標帯電電流値の変更に際しての制御(演算)が容易となり、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、使用量情報として帯電ローラの積算駆動時間が用いられる構成であるので、帯電ローラの使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかの判定に用いる使用量情報を、積算駆動時間という簡易なパラメータとして扱うことができ、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、使用量情報として積算印刷枚数若しくは積算バイアス印加時間が用いられる構成であるので、帯電ローラの使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかの判定に用いる使用量情報を、積算印刷枚数若しくは積算バイアス印加時間という簡易なパラメータとして扱うことができ、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、第2のバイアス補正演算において、上記(a)式を用いて算出したバイアス補正値を被補正帯電バイアスに加算して新たな帯電バイアスを求めるようにするため、簡易な演算式を用いて効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
請求項記載の発明によれば、感光体がアモルファスシリコンからなる高耐久性の感光体とされ、第1及び第2のバイアス補正演算によりバイアス補正を行うことと併せて、長期間に亘って良好な画像形成動作(安定性)が維持される装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す断面図である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真方式によりトナーを用いて静電潜像の現像を行う、複合機、プリンタ或いはファクシミリ等が対象となる。本実施形態では、この画像形成装置としてプリンタ1を例に挙げて説明する。プリンタ1は、プリンタ本体10内に画像形成部2が設けられている。同図に示すように、画像形成部2は、用紙に対する画像の形成を行うものであり、感光体ドラム3、感光体ドラム3の周囲に配設された帯電部4、露光部5、現像部6、転写部7及びクリーニング部8を備えている。
図2は、画像形成部2を概略的に示す部分拡大図である。感光体ドラム3は、図中に示す矢印方向に回転可能に支持された像担持体であり、ここでは、アモルファスシリコン(Amorphous Silicon;a−Si)からなる感光体ドラム(a−Siドラム)が採用されて
いる。このa−Siドラムは、所定のドラム状体(円筒体)の表面にアモルファスシリコンの膜が蒸着等により形成されてなるものである。このアモルファスシリコン膜は、膜表面硬度が極めて高いという特性を有しており、これにより耐久性(耐環境性)が高い感光体となっている。なお、感光体ドラム3は、ここではドラム径が約30mmであり、また約310mm/secのスピード(線速;回転周速度)で回転するものが採用されている。
帯電部4は、感光体ドラム3の表面(ドラム表面)を所定の電位、例えば約+250Vに一様に帯電させるものである。帯電部4は、感光体ドラム3と対向配置された帯電ローラ41を備えており、この帯電ローラ41を感光体ドラム3に押圧した状態で帯電を行う。帯電ローラ41は、例えば所定の芯金に、ローラ径が例えば約12mmとなるようエピクロルヒドリンゴム(Epichlorhydrin rubber)等のイオン導電材(半導電特性を有する
材料)からなる弾性層が形成されてなるものである。なお、このエピクロルヒドリンゴムの表面粗さRzは例えば約10μmとされる。
ところで、通常、帯電ローラ41には上述のようにイオン導電材が用いられているため、環境(温度や湿度)やライフ(経時)によりその抵抗値が変動する。特に、帯電ローラ41の使用が進み(積算使用時間が長くなり)その抵抗値も高くなり、寿命後半になってくると、所定の帯電電流を流したとしてもこれに対応して得られるべき表面電位レベルまで高くならないという事態が生じるようになる。このため、当該帯電ローラ41の寿命後半においては、帯電電流を検出してこの帯電電流に基づいてバイアス補正を行うようにしてもドラム表面を所要の表面電位に帯電させることができなくなる。そこで本実施形態では、帯電ローラ41の抵抗値変動、さらには帯電ローラ41の使用が進んだ場合の(寿命後半における)当該問題も考慮して所要の表面電位が得られるように帯電バイアス(Vdc)の補正を行う構成としている。この帯電バイアスの補正については後記で詳述する。
露光部5は、感光体ドラム3をレーザービームによって露光する所謂レーザスキャナユニットである。露光部5は、後述の画像データ記憶部40等から送信されてきた画像データに基づいてレーザーダイオードから出力されたレーザービームLをドラム表面に照射することで、ドラム表面上に静電潜像を形成する。なお、図2に示す露光部5は、図1における露光部5を簡略的に示すものである。
現像部6は、ドラム表面に形成された静電潜像上にトナーを付着させて画像を顕在化するものである。現像部6は、感光体ドラム3と非接触で対向配置された現像ローラ61、トナーを収納するトナー収納部62及び規制ブレード63(穂切り板)等を備えて構成される。規制ブレード63は、トナー収納部62から現像ローラ61に供給されるトナー量が適正量となるよう規制する。具体的には、現像ローラ61のスリーブ(図示省略)の表面に所謂穂立ち状態(磁気ブラシの状態)で付着するトナーに対し、該トナーを穂切りして、つまり層厚を規制してその付着量を一定に調整するものである。この付着量の調整によりスリーブ上に略同じ層厚を有したトナー薄層が形成される。
転写部7は、トナー像を用紙に対して転写するものである。具体的には、転写部7は、感光体ドラム3に対向配置される転写ローラ71を備え、符号Aで示す矢印方向に搬送されてきた用紙P(転写材)を転写ローラ71によって感光体ドラム3に押し当てた状態で、ドラム表面に顕在化されたトナー像を用紙P上に転写する。
クリーニング部8は、クリーニングブレード81等を備えて構成され、上記転写部7による転写が終了した後のドラム表面に残留しているトナー(転写残トナー)を清掃するものである。クリーニングブレード81は、例えばその端部がドラム表面に圧接されており、これによりドラム表面の残留トナーが機械的に除去される。なお、クリーニング部8等に、LED光等の除電用光線によって感光体表面を除電する、つまり残留電位(電荷)を消去する除電部(イレース光源)(図示省略)を備えていてもよい。
また、プリンタ1は、画像形成部2(感光体ドラム3)へ向けて給紙を行う給紙部9、及び用紙に転写されたトナー像の定着を行う定着部11を備えている。給紙部9は、各サイズの用紙を収納する給紙カセット91、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ92、用紙が搬送される経路である搬送路93、及び搬送路93中の用紙の搬送を行う搬送ローラ94等を備え、給紙カセット91から1枚ずつ送り出された用紙を転写ローラ71と感光体ドラム3とのニップ部へ向けて搬送する。給紙部9はトナー像が転写された用紙(上記用紙P)を搬送路95を経て定着部11へ搬送し、さらに、定着部11で定着処理された用紙を、搬送ローラ96や排出ローラ97によってプリンタ本体10の上部に設けられた用紙排出トレイ12まで搬送する。
定着部11はヒートローラ11a及び圧ローラ11bからなり、ヒートローラ11aの熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ11bによって圧力を加えて用紙上にトナー像を定着させる。
図3は、プリンタ1の電気的な構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、プリンタ1は、ネットワークI/F(インターフェース)部30、画像データ記憶部40、操作パネル部50、記録部60、センサ部70及び制御部100等を備えている。ネットワークI/F部30は、LAN等のネットワークを介して接続されたPC等の情報処理装置(外部装置)との間における種々のデータの送受信を制御するものである。画像データ記憶部40は、ネットワークI/F部30を介してPC等から送信されてきた画像データを一時的に記憶するものである。操作パネル部50は、プリンタ1のフロント部等に設けられ、ユーザからの各種の指示情報(コマンド)が入力される入力キーとして機能したり、或いは所定の情報を表示するものである。記録部60は、上記画像形成部2、給紙部9及び定着部11から構成され、画像データ記憶部40に記憶されるなどした画像データに基づいて用紙に対する画像情報の記録(印刷)を行うものである。センサ部70は、プリンタ1の各所に設けられた各種のセンサからなり、プリンタ1の各種動作や状態を検出するものである。
制御部100は、プリンタ1の制御プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作パネル部50等において入力された所定の指示情報や、プリンタ1の各所に設けられた各種センサ(上記センサ部70)からの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。制御部100は、帯電バイアス印加部101、帯電電流検出部102、補正演算部103、比較情報記憶部104、変更情報記憶部105、時間計測部106及び枚数計数部107を備えている。
帯電バイアス印加部101は、帯電ローラ41に対して帯電バイアスVdcを印加する(帯電バイアスの印加制御を行う)ものである。記号Vdcは、帯電電圧の直流(DC)成分を示している。この帯電バイアスVdcはDC成分のみでもよいし、これに交流(AC)成分が重畳されたものであってもよい。ただし、ドラム表面の帯電電位自体は直流成分のバイアス(DCバイアス)Vdcによって決定される。
帯電電流検出部102は、帯電バイアス印加部101によって帯電ローラ41に帯電バイアスVdcを印加したときの帯電電流(DC電流)Idcを検出するものである。この帯電電流Idcは、帯電ローラ41側で検出、すなわち例えば帯電ローラ41を流れている帯電電流を検出してもよいし、感光体ドラム3側で検出、すなわち例えば帯電ローラ41からドラム表面に流れた帯電電流を検出してもよい。なお、このように感光体ドラム3の表面電位を直接検出せずに帯電電流を検出するようにするのは、表面電位を測定する手段は一般的にコスト高となってしまい、また、その分だけ設置スペースが必要となり装置が大型化してしまうのでこれを回避するためである。
補正演算部103は、帯電バイアスVdcを補正する補正演算(バイアス補正処理)を行うものであり、以下の第1のバイアス補正演算及び第2のバイアス補正演算を行う。
<第1のバイアス補正演算>
補正演算部103は、第1のバイアス補正演算として、初期設定としての帯電バイアスが帯電バイアス印加部101により帯電ローラ41に印加されたときに帯電電流検出部102により検出された帯電電流Idcと、後述のターゲット電流Idc(T)との情報を用いて、これらの比較演算を行い、これら電流値Idcと電流値Idc(T)との差に補正係数k(この補正係数「k」については後記で説明する)を乗じてなるバイアス補正値を上記初期設定の帯電バイアスVdcに加算(オン)することで新たな帯電バイアスつまり帯電バイアスが補正されてなる被補正帯電バイアスを算出する。補正演算部103は、この被補正帯電バイアスの情報を帯電バイアス印加部101へ出力する。
なお、本実施形態では、後述のフローチャートにも示すように、補正演算部103は上記演算を1回だけ繰り返す構成としているが、複数回繰り返してもよい(繰り返し回数が多いほど補正精度が高まる)。ただし、あまり繰り返し回数が多いと画像形成動作が開始されるまでの時間が長くなるため、複数回繰り返す場合では、所定の適正繰り返し回数、例えば2、3回程度の回数に設定することが望ましい。この繰り返し回数は、予め決められた値(固定値)として設定される回数であってもよいし、例えば帯電バイアスの補正による変化の度合い(例えば補正前と補正後の帯電バイアスの差)が所定レベルになれば当該繰り返し演算が打ち切られるようにすることで定まる回数であってもよい(この場合においても、繰り返し回数が多くならない程度に数回で打ち切られる回数となるような所定レベルが設定される)。
このような演算を複数回繰り返す場合、上記第1回目の演算に対する第2回目の演算として具体的に説明すると、第1回目の演算により得られた被補正帯電バイアスが帯電バイアス印加部101により帯電ローラ41に印加されたとき帯電電流検出部102により検出された帯電電流Idcを検出し、同様に、この検出した帯電電流Idcとターゲット電流Idc(T)との差に補正係数kを乗じてなるバイアス補正値を該被補正帯電バイアスに加算してさらに新たな帯電バイアスを算出する(この被補正帯電バイアスの情報も同様に帯電バイアス印加部101へ出力される)。このように補正演算部103は、帯電電流値(Idc)と比較値(Idc(T))とから補正値(バイアス補正値)を求め、この補正値を用いて帯電バイアスを修正して新たな帯電バイアスを設定し、この帯電バイアスを帯電バイアス印加部101に与えるというルーチンを所要回数繰り返す演算を行うことになる。
かかる繰り返し演算は、下記(1)式により算出した第nのバイアス補正値を第nの帯電バイアスに加算して第n+1の帯電バイアスを求める演算であると言うことができる。
(Idc(T)−Idc(n))*k・・・(1)
但し、記号「*」は乗算(以降同様)、「n」は繰り返し回数n回目(nは自然数)、Idc(n)は第nの帯電電流を示す。記号「k」は上記補正係数である。
なお、上記初期設定としての帯電バイアスの情報は、例えば補正演算部103或いは帯電バイアス印加部101に記憶されている。また、上記補正係数kの情報は、例えば補正演算部103に記憶されている。また、上述では新たな帯電バイアスを求めるべくバイアス補正値を帯電バイアスへ“加算”するとしているが、この加算には“減算”(つまりマイナス値を加算する)の意味も含まれているものとする。実際としては帯電バイアスは低下していくため、この低下分を補うべくバイアス補正値を上昇させることになる。また、バイアス補正値を(1)式以外の式に基づいて求めてもよいし、所定の変換テーブルを用いてデータ変換等により求めてもよい。当該バイアス補正値を用いて帯電バイアスを補正する演算方法も上記加減算以外(例えば乗算や除算)であってよい。
<第2のバイアス補正演算>
補正演算部103は、第2のバイアス補正演算として、帯電ローラ41の使用量が或る値以上となった場合に、上記第1のバイアス補正演算で用いたターゲット電流Idc(T)の補正を行い、この補正したターゲット電流(Idcα(T)とする)を用いて帯電バイアスを補正(再補正)する。
図5は、帯電ローラ41の使用量に応じて現在のターゲット電流Idc(T)を新たなターゲット電流Idcα(T)に変更する際に用いる変更情報を示すものである。この変更情報は、帯電ローラ41の積算駆動時間(以降、適宜、帯電ローラ41の積算駆動時間のことを単に“積算駆動時間”と表現する)と、ターゲット電流Idc(T)(ターゲット電流Idcα(T)に相当)との対応関係を有する、すなわち例えば縦軸がターゲット電流Idc(T)(μA)、横軸が積算駆動時間(h;hour:時間)である変換特性グラフで示される。この変換特性グラフでは、積算駆動時間に対してターゲット電流Idc(T)が謂わば段階的(階段状)に増加するようになっている。なお、ここでは帯電ローラ41の使用量を示す指標(パラメータ)として、上記積算駆動時間を扱うものとする。また、この積算駆動時間の情報は帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報である。
補正演算部103は、上記変更情報に基づいて、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか、該第1の使用量より多い第2の使用量であるかの判定を行う。すなわち、積算駆動時間が、例えば同図の符号201で示す時間(例えば4500h)以上であるか否かの判定を行う。この符号201で示す時間は、ターゲット電流Idc(T)をターゲット電流Idcα(T)に更新するか否かを決定するための閾値となる積算駆動時間という意味で“閾値時間”と表現する。また、この閾値時間未満の積算駆動時間の範囲(図5では0hから符号201で示す4500hまで(未満)の範囲)が上記第1の使用量であり、該閾値時間以上の積算駆動時間の範囲(4500h以上の範囲)が上記第2の使用量となる。なお、この閾値時間は、ターゲット電流Idc(T)を変化させる(補正する)ための謂わばトリガーとなる情報と言える。
補正演算部103は、積算駆動時間が上記閾値時間以上の時間(第2の使用量)であると判定した場合には、現在のターゲット電流Idc(T)の値をこの積算駆動時間に対応する帯電電流値に変更して新たなターゲット電流Idcα(T)を設定する。この積算駆動時間に応じたターゲット電流Idc(T)の変更は、具体的には、積算駆動時間が閾値時間以上であって例えば5000h(閾値時間以上例えば6000h未満)となる場合、現在の例えば80μAのターゲット電流値から符号202で示すレベルのターゲット電流値に変更する。また積算駆動時間の値が例えば7000h(例えば6000h以上7500h未満)であれば、符号202でのレベルより高い符号203で示すレベルのターゲット電流値に変更するものである。以降同様に積算駆動時間に応じたターゲット電流値に変更する。
上記図5に示す例では、閾値時間を4500hの位置に設定しているが、この時間以外に設定してもよい。この閾値時間はターゲット電流Idc(T)の変更(帯電バイアスの補正)を行うのに好適な値が設定される。換言すれば、閾値時間は、帯電ローラ41の寿命に対応させて、すなわち、第1の使用量の範囲(寿命前半部)では帯電ローラ41の劣化が進んでいないのでターゲット電流Idc(T)は不要、第2の使用量の範囲(寿命後半部)では帯電ローラ41の劣化が進んでいるのでターゲット電流Idc(T)が必要などとする判定境界として、適正な値が決定されている。また、積算駆動時間が4500h以上になるとつまり4500hになった時点で直ちにターゲット電流値のレベルを符号202で示すレベルに変更する構成としているが、積算駆動時間が4500h以上であると判定されたとしても、直ちにターゲット電流値のレベルを変更せずに、例えば5000hまでは現状のターゲット電流値80μAが維持されるという構成にしてもよい。またこれに限らず、当該ターゲット電流値が変更されるそのレベルの種類数つまり変換特性グラフの段数が、図5に示す段数より多くても少なくてもよい。また、当該変更におけるターゲット電流値の増加幅又は増加率が、図5に示すように一定でもよいし、一定でない、すなわち例えば積算駆動時間の値が大きくなるにつれてターゲット電流値の増加幅が大きくなるような構成としてもよい。また、ターゲット電流値の増加に関し、図5に示すようにデジタル的(段階的)に増加させてもよいし、アナログ的(直線的)に増加させてもよい。要は、積算駆動時間に応じてターゲット電流Idc(T)を変更することが可能であれば、種々の変更情報(変換特性グラフ)が採用可能である。
なお、上記ターゲット電流Idc(T)の変更において、ターゲット電流Idc(T)を積算駆動時間に応じて増加させるようにするのは、実際の現象として、帯電ローラ41の使用が進み、寿命後半になってくると、或る大きさの帯電バイアスに対応する帯電電流値が、これまでの帯電バイアスと帯電電流との関係から推定されるものより大きな値となってくる、換言すれば、これまでターゲット電流Idc(T)を目標としてこの値に近づけるように設定していた帯電電流値では、該帯電電流値(ターゲット電流値)に対応して得られるはずの帯電バイアス値よりも低い帯電バイアス値となってしまうからである。
次に、補正演算部103は、以上のように変更されたターゲット電流Idcα(T)に基づいて帯電バイアスの再補正を行う。この帯電バイアスの再補正とは、例えば上記(1)式における第1項のIdc(T)をIdcα(T)に置き換えた式に準じた以下の(2)式からさらにバイアス補正値を算出し、このバイアス補正値を上記第1のバイアス補正演算後の被補正帯電バイアスに加算して新たな帯電バイアスを求めるものである。
Idcα(T)−Idc(m))*k・・・(2)
但し、Idc(m)は、第1のバイアス補正演算における第m回目の繰り返し演算を行った後に得られる被補正帯電バイアスVdcを印加したときに検出される帯電電流値を示す。本実施形態では、Idc(m)は、繰り返し演算を1回(m=1)だけ実行した場合に得られた帯電バイアス(後述のVdc(B))を用いて印加したときに検出される帯電電流値(後述のIdc(B))となる。
比較情報記憶部104は、帯電バイアスを印加したときに得られる帯電電流と比較する情報(比較値)を記憶するものである。この比較情報とは、予め測定するなどして求められた、正常な表面電位(上記+250V)がドラム表面上にのっているときの、すなわちドラム表面が所要の表面電位に帯電されているときの謂わば目標値となるターゲット電流Idc(T)の情報である。なお、感光体はその帯電電流−帯電電圧特性(I−V特性)が厳密に言えば感光体ドラムごとに異なるため、ターゲット電流Idc(T)はマシン製造時における各プリンタの感光体ドラムそれぞれについて測定したものを記憶させることが望ましい。また、実際には、ターゲット電流Idc(T)の情報のみが記憶されているのではなく、正常な表面電位(上記+250V)に帯電するための電圧値の情報もこのターゲット電流Idc(T)と併せて記憶されている。
変更情報記憶部105は、上記図5に示す変更情報(変換特性)を記憶するものである。変更情報記憶部105に記憶された情報は、補正演算部103により、第2のバイアス補正演算において適宜読み出されて使用される。
時間計測部106は、内部クロック等によって、帯電ローラ41の積算駆動時間を計測するものである。この積算駆動時間は、現在の帯電ローラ41の使用が開始されたときからの帯電ローラ41の駆動時間を謂わばソフト的に合計した総駆動時間である。また、帯電ローラ41の駆動時間とは、ここでは帯電部4或いは帯電部4を含んでなる例えばドラムユニット(感光体ドラム3、帯電部4及びクリーニング部8等から構成されるユニット;図示省略)がオンつまり通電されている時間(この時間をプリンタ1に電源がオンされている間の時間に等しいとしてもよい)を示す。
ところで、時間計測部106は、帯電ローラ41が例えばその寿命途中において新規の帯電ローラに交換された場合(実際には帯電ローラ41を含む現在のドラムユニットが新規のドラムユニットに交換された場合)、当該積算駆動時間(及び後述の積算バイアス印加時間)を初期値、例えばゼロ時間にリセットする。ただし、この帯電ローラ41又はドラムユニットが新規のものに交換されたか否かについては、例えばドラムユニット及び/又はプリンタ本体10のドラムユニット装着箇所等に設けられた所定のセンサ(交換検出センサとする)によって検出し、このセンサにより検出された検出情報に基づいて、制御部100或いは補正演算部103によって判定される。時間計測部106は、この判定結果を受けて当該積算駆動時間のリセットを行う。また、この交換検出センサは、上記センサ部70に含まれる。
なお、時間計測部106は、上記帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報として、帯電バイアス印加部101により帯電ローラ41に帯電バイアスが印加された時間の合計値である積算バイアス印加時間を計測する構成としてもよい。この場合、上記積算駆動時間の場合と同様、補正演算部103は、積算バイアス印加時間における上記閾値時間に相当する所定の時間(閾値バイアス時間と表現する)を判定境界として、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか、該第1の使用量より多い第2の使用量であるかの判定を行う。因みに、この場合の変更情報は、上記図5のグラフの横軸を積算バイアス印加時間(h)としたものとなる。また、積算バイアス印加時間は、帯電ローラ41に実際に帯電バイアスが印加された、つまり実際に使用された時間を示すパラメータであり、上記積算駆動時間よりも正確に帯電ローラ41の使用量を表すことが可能である。
枚数計数部107は、印刷した枚数を計数するものである。枚数計数部107は、1枚のプリント動作が終了、例えば転写部7での転写動作が終了する毎に、これをカウントすることでプリント枚数を計数してもよい。また、搬送路93或いは95中にフォトカプラ等の光学センサを備えておき、この光学センサの位置を用紙が通過したことを検出することで当該計数を行ってもよい。もちろん、機械的なスイッチによって用紙の通過を検出する構成としてもよい。これら光学センサや機械的なスイッチは、上記センサ部70に含まれる。
このような構成において、枚数計数部107は、上記帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報としての積算プリント枚数を計数する構成としてもよい。ただし、積算プリント枚数は、現在の帯電ローラ41の使用が開始されてからの総プリント枚数である。この積算プリント枚数の情報は、例えば枚数計数部105内に記憶される。この場合も補正演算部103は、積算プリント枚数における上記閾値時間に相当する所定の枚数(閾値枚数と表現する)を判定境界として、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか、該第1の使用量より多い第2の使用量であるかの判定を行う。因みに、この場合の変更情報は、上記図5のグラフの横軸を積算プリント枚数(枚)としたものとなる。なお、上記と同様、枚数計数部107は、帯電ローラ41又はドラムユニットが新規のものに交換された場合、積算プリント枚数を初期値、例えばゼロ枚にリセットする。
上記説明において、帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報として、積算駆動時間、積算バイアス印加時間或いは積算プリント枚数を例に挙げたが、これに限らず、種々の使用量情報が採用可能である。これに応じて、プリンタ1は時間計測部106及び枚数計数部107を備える構成として説明しているが、いずれか一方のみを備える構成としてもよい。
ここで、補正演算部103による第1のバイアス補正演算における上記補正係数「k」について説明する。この補正係数kの値は、例えば以下の(1.1)式から導き出される数値とされる。
ΔV=(ΔQ*d)/(ε*ε0*ΔS) ・・・(1.1)
但し、記号「/」は除算を示す(以降同様)。
また、ΔV:表面電位の変化量、ΔQ:電荷の変化量(すなわちΔQは電流量を示す)、d:感光体厚み(感光体の膜厚)、S:帯電面積、ε:感光体の誘電率、ε0:真空の誘電率を示す。
また、上記(1.1)式は、以下の(1.2)式を式変形してなる(1.3)式から導かれる。
Q=C*V=ε*ε0*(S/d)*V ・・・(1.2)
V=(Q*d)/(ε*ε0*S) ・・・(1.3)
ここで、或る性能のプリンタ(例えば45枚機)を例に挙げて、例えばΔQ=1、d=16μm、S=(220*307)mm、及び各誘電率を上記(1.1)式に代入すると、ΔV≒2となる。但し、Sにおける数値220は帯電ローラの帯電有効幅220mmを示し、数値307は、当該45枚機の線速307mm/sec(感光体の1秒間の移動距離)を示す。
かかる代入結果から、電流1μAあたりで表面電位が約2V変化するということが示される。従って、上記(1)式の(Idc(T)−Idc(n))*kを考えた場合、45枚機においては、検出される帯電電流(Idc(n))が例えば75μAであり、例えば80μAのターゲット電流Idc(T)に比べて5μA低下しているとなれば(Idc(T)−Idc(n)=5μA)、感光体の表面電位は5*2=10V低下していることになり、この10V分を補正する必要があるということになる。
別の例えば30枚機の場合には、線速が178mm/secであるが、同様に上記(1.1)式に代入すると、ΔV≒4となり、感光体の表面電位は5*4=20V低下していることになり、この20V分を補正する必要があるということになる。要するに、補正係数kは上記(1.1)式に示すΔVであり(k=ΔV)、その単位は本実施形態においては(V/μA)であり、また、このkは感光体の移動速度(線速)によって変化する値である。
図4は、本実施形態に係る帯電バイアスの補正動作の一例に関するフローチャートである。先ず、例えばユーザによる操作パネル部50等からの指示入力により、或る印刷ジョブについての印刷開始指令がなされる(ステップS1)。帯電バイアス印加部101は、この印刷ジョブに対する実際の画像形成動作を行う前に、帯電ローラ41に帯電バイアスVdc(A)を印加し、帯電電流検出部102は、この帯電バイアスVdc(A)が印加されているときの帯電電流Idc(A)を検出する(ステップS2)。ただし、この帯電バイアスVdc(A)は初期設定値としての帯電バイアスである。
次に、補正演算部103は、上記ステップS2において検出された帯電電流Idc(A)と、比較情報記憶部104に予め記憶されているターゲット電流Idc(T)とを比較する、具体的にはIdc(T)からIdc(A)を減算してこれら電流値の差を求める(ステップS3)。そして、補正演算部103は、(Idc(T)−Idc(A))*kの式(上記(1)式のn=1の場合に相当)によりバイアス補正値を算出し、この算出したバイアス補正値を上記帯電バイアスVdc(A)に加算(反映)して帯電バイアスVdc(B)を算出し、この帯電バイアスVdc(B)の情報を帯電バイアス印加部101へ出力する(ステップS4)。本実施形態では、このように繰り返し演算を1回で終了し、これにより、第1のバイアス補正演算の結果としての帯電バイアスVdc(B)を得る。
次に、補正演算部103は、第2のバイアス補正演算として、先ず時間計測部106から帯電ローラ41の積算駆動時間の情報を取得する(読み出す)とともに(ステップS5)、変更情報記憶部105に記憶されている変更情報(変換特性;図5参照)を読み出し、この変更情報に基づいて、積算駆動時間が、閾値時間以上であるか否かを判定し(ステップS6)、閾値時間以上でないと判定した場合には(ステップS6のNO)、ターゲット電流Idc(T)の変更を行わずに(帯電バイアスの更なる補正を行わずに)後述のステップS9の動作へ移行する。閾値時間以上であると判定した場合には、すなわちターゲット電流Idc(T)の変更が必要であると判定された場合には(ステップS6のYES)、現在のターゲット電流Idc(T)の値をこの積算駆動時間に対応する新たなターゲット電流Idcα(T)に変更(設定)する(ステップS7)。そして、補正演算部103は、このターゲット電流Idcα(T)を用いて、(Idcα(T)−Idc(B))*kの上記(2)式によりバイアス補正値を算出し、この算出したバイアス補正値を、第1のバイアス補正演算の結果得られた被補正帯電バイアスすなわち上記帯電バイアスVdc(B)に加算して新たな帯電バイアスVdc(C)を算出し、この帯電バイアスVdc(C)の情報を帯電バイアス印加部101へ出力する(ステップS8)。ただし、Idc(B)は、例えばこのステップS8において、帯電バイアス印加部101により帯電ローラ41に帯電バイアスVdc(B)を印加し、このとき帯電電流検出部102により検出したものである。
このように、ターゲット電流Idc(T)が得られるような帯電バイアスに近づけるように第1のバイアス補正演算によりバイアス補正され、且つ帯電ローラの劣化の影響も考慮された第2のバイアス補正演算によりバイアス補正され、実際に画像形成動作を行うための最終的な帯電バイアスの値が決定される。これにより、帯電ローラの抵抗値が変化した場合でも画像形成動作が開始されるまでのエージング時間が長くなることなく適正な帯電バイアスを出力することができ、且つ、帯電ローラの寿命を考慮したすなわち帯電ローラの寿命後半においても適正な帯電バイアスを出力することができる。
この後、上記ステップS1における印刷ジョブに対する画像形成処理(印刷動作)が実行される(ステップS9)。例えばこの印刷ジョブが100枚の印刷を行うものであり、決定された帯電バイアスがVdc(C)であるとすると、1枚から100枚目までそれぞれこの帯電バイアスVdc(C)が帯電ローラ41に印加され、順に印刷(画像形成)が行われる。
本フローチャートでは、第2のバイアス補正演算により得られた帯電バイアスVdc(C)を、ステップS9において印刷の1枚目から用いる構成としているが、1枚目は第1のバイアス補正演算により得られた帯電バイアスVdc(B)を用いて印刷を行い、2枚目以降に当該Vdc(C)を反映させる構成としてもよい。要は、第1のバイアス補正演算後の帯電バイアスに応じてターゲット電流Idc(T)が変更され、この変更したターゲット電流Idc(T)に基づいて当該被補正帯電バイアスがさらに補正される構成であればよく、このさらに補正された帯電バイアスを実際の印刷(画像形成処理)に反映させる方法やタイミングは任意のものが採用可能である。
なお、図6に、本実施形態における帯電バイアス補正を行う場合と、帯電バイアス補正を行わない場合とにおける感光体ドラムの表面電位推移の一例について示す。縦軸は表面電位VO(V)を、横軸は耐久テストにおける総プリント枚数(単位:1000(k)枚)を示す。同図に示す表面電位変化特性301は、本実施形態における上記(1)式を用いた繰り返し演算による第1のバイアス補正演算を行った後、ターゲット電流Idc(T)を変化させる第2のバイアス補正演算を行う場合の表面電位推移を示しており、表面電位変化特性302は、第1のバイアス補正演算を行った後、第2のバイアス補正演算を行わない場合つまりターゲット電流Idc(T)の値を固定した場合の表面電位推移を示している。これによれば、表面電位変化特性302では寿命(耐久寿命)の後半辺りから表面電位VOは大きく低下するが、表面電位変化特性301では表面電位が略一定に維持される(良好な表面電位維持性を示す)ことが分かる。
以上のように本発明の画像形成装置(プリンタ1)によれば、帯電ローラ41に帯電バイアス(Vdc)を印加する帯電バイアス印加部101(バイアス印加手段)と、帯電バイアスを印加したときの帯電電流(Idc)を検出する帯電電流検出部102(電流検出手段)と、帯電バイアスの補正を行う補正演算部103(バイアス補正手段)と、感光体(感光体ドラム3)の表面が所要の表面電位に帯電されているときの帯電電流値であって、目標とする目標帯電電流値(ターゲット電流Idc(T))を記憶する比較情報記憶部104(目標情報記憶手段)と、帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報を取得する使用量情報取得手段(時間計測部106又は枚数計数部107)とを備え、補正演算部103により、所定の帯電バイアス(初期設定値としての帯電バイアスVdc(A))が帯電バイアス印加部101により印加されたときに帯電電流検出部102により検出された帯電電流値(Idc(A))と、比較情報記憶部104に記憶されている目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいて上記所定の帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアス(Vdc(B))を求める第1のバイアス補正演算が行われるとともに、上記使用量情報取得手段により取得された使用量情報に基づいて、帯電ローラ41の使用量が所定の第1の使用量であるか、この第1の使用量より多い第2の使用量であるかを判定し、第2の使用量であると判定した場合に、目標帯電電流値を当該帯電ローラの使用量に応じて変更し、該変更した目標帯電電流値に基づいて、第1のバイアス補正演算の結果得られた被補正帯電バイアス(Vdc(B))を補正して新たな帯電バイアス(Vdc(C))を求める第2のバイアス補正演算が行われる。
このように、所定の帯電バイアスが印加されるときの帯電電流値を目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいてこの帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第1のバイアス補正演算が行われるため(帯電バイアスを補正するべく或る条件となるまで収束演算を実行し続けるといったことなく)、帯電ローラ41の抵抗値が変化した場合でも画像形成動作が開始されるまでの時間が長くなることなく適正な帯電バイアスを出力することができる。また、第1の使用量を、所要の帯電バイアスを得ることが可能な帯電電流と帯電バイアスとの関係が正常である使用量とし、また第2の使用量を、帯電ローラ41の劣化等に起因して帯電電流と帯電バイアスとの関係が異常となる使用量とするなどして、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかを判定し、第2の使用量であると判定した場合に、目標帯電電流値を当該使用量に応じて変更し、この変更した目標帯電電流値に基づき被補正帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第2のバイアス補正演算が行われるため、帯電ローラの寿命も考慮されたすなわち帯電ローラの寿命後半においても適正な帯電バイアスを出力することができる。
また、補正演算部103により、帯電ローラの使用量に応じて段階的に変化するように目標帯電電流値が変更される(ターゲット電流Idc(T)からIdcα(T)に変更される)ので、当該目標帯電電流値の変更に際しての制御(演算)が容易となり、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
また、時間計測部106(使用量情報取得手段)により、帯電ローラ41を駆動した時間を積算した積算駆動時間が使用量情報として取得(計測)される、すなわち、使用量情報として帯電ローラ41の積算駆動時間が用いられる構成であるので、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかの判定に用いる使用量情報を、積算駆動時間という簡易なパラメータとして扱うことができ、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
また、時間計測部106(使用量情報取得手段)により、印刷した枚数を積算した積算印刷枚数、若しくは帯電バイアス印加部101により帯電バイアスを印加した時間を積算した積算バイアス印加時間が使用量情報として取得される、すなわち、使用量情報として積算印刷枚数若しくは積算バイアス印加時間が用いられる構成であるので、帯電ローラ41の使用量が第1の使用量であるか第2の使用量であるかの判定に用いる使用量情報を、積算印刷枚数若しくは積算バイアス印加時間という簡易なパラメータとして扱うことができ、ひいては効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
また、補正演算部103により、第2のバイアス補正演算において、上記(2)式を用いて算出したバイアス補正値を被補正帯電バイアス(Vdc(B))に加算して新たな帯電バイアス(Vdc(C))を求めるようにするため、簡易な演算式を用いて効率良く第2のバイアス補正演算を行うことができる。
また、交換検出センサ(又はセンサ部70)及び制御部100(又は補正演算部103)(交換検出手段)により帯電ローラ41が新規の帯電ローラに交換されたことが検出された場合に、上記使用量情報取得手段によって使用量情報が所定の初期値にリセットされる構成であるので、実際に新規の帯電ローラに交換されたのに、交換前の旧帯電ローラ41における使用量情報がそのまま使用されることが防止され、すなわち、不正な使用量情報に基づいて第2のバイアス補正演算が実行されるのを防止でき、ひいては精度良く帯電バイアスの補正を行うことができる。
さらに、感光体ドラム3が高耐久性のa−Siドラムとされるため、第1及び第2のバイアス補正演算によりバイアス補正を行うことと併せて、長期間に亘って良好な画像形成動作(安定性)が維持されるプリンタ1を提供することが可能となる。
なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種構成の追加、変更を伴うことが可能であり、例えば以下の変形態様をとることができる。
(A)上記実施形態では、帯電ローラ41の使用量に関する使用量情報(積算駆動時間、積算バイアス印加時間或いは積算プリント枚数)を、時間計測部106や枚数計数部107により検出することで得る構成としているが、これに限らず、例えばネットワークI/F部30等を介してPC等の外部装置から取得する(受信する)構成としてもよい。
(B)プリンタ1は、図1に示すようなモノクロ印刷を行う構成に限らず、カラー印刷を行う構成(カラープリンタ)であってもよい。
本発明に係る画像形成装置の内部構成を概略的に示す断面図である。 図1に示すプリンタの画像形成部を概略的に示す部分拡大図である。 図1に示すプリンタの電気的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る帯電バイアスの補正動作の一例に関するフローチャートである。 帯電ローラの積算駆動時間とターゲット電流Idc(T)との関係を有する変更情報(変換特性)の一例を示すグラフ図である。 帯電バイアス補正を行う場合と帯電バイアス補正を行わない場合とにおける感光体ドラムの表面電位推移の一例について示すグラフ図である。
1 プリンタ(画像形成装置)
2 画像形成部
3 感光体ドラム(感光体)
4 帯電部
41 帯電ローラ
5 露光部
6 現像部
61 現像ローラ
62 トナー収納部
63 規制ブレード
7 転写部
70 センサ部(交換検出手段)
71 転写ローラ
8 クリーニング部
81 クリーニングブレード
100 制御部(交換検出手段)
101 帯電バイアス印加部(バイアス印加手段)
102 帯電電流検出部(電流検出手段)
103 補正演算部(バイアス補正手段、交換検出手段)
104 比較情報記憶部(目標情報記憶手段)
105 変更情報記憶部
106 時間計測部(使用量情報取得手段)
107 枚数計数部(使用量情報取得手段)

Claims (6)

  1. 感光体の表面を帯電ローラを用いて所定の電位に帯電する画像形成装置において、
    前記帯電ローラに帯電バイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記帯電バイアスを印加したときの帯電電流を検出する電流検出手段と、
    前記帯電バイアスの補正を行うバイアス補正手段と、
    前記感光体の表面が所要の表面電位に帯電されているときの帯電電流値であって、目標とする目標帯電電流値を記憶する目標情報記憶手段と、
    前記帯電ローラの使用量に関する使用量情報を取得する使用量情報取得手段と
    前記帯電ローラが新規の帯電ローラに交換されたことを検出する交換検出手段と、を備え、
    前記バイアス補正手段は、
    所定の帯電バイアスが前記バイアス印加手段により印加されたときに前記電流検出手段により検出された帯電電流値と、前記目標情報記憶手段に記憶されている目標帯電電流値とを比較し、該比較結果に基づいて前記所定の帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第1のバイアス補正演算を行うとともに、
    前記使用量情報取得手段により取得された使用量情報に基づいて、前記帯電ローラの使用量が所定の第1の使用量であるか、該第1の使用量より多い第2の使用量であるかを判定し、第2の使用量であると判定した場合に、前記目標帯電電流値を当該帯電ローラの使用量に応じて変更し、該変更した目標帯電電流値に基づいて、前記第1のバイアス補正演算の結果得られた被補正帯電バイアスを補正して新たな帯電バイアスを求める第2のバイアス補正演算を行い、
    前記使用量情報取得手段は、
    前記交換検出手段により帯電ローラが新規の帯電ローラに交換されたことが検出された場合に、前記使用量情報を所定の初期値にリセットする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記バイアス補正手段は、前記目標帯電電流値を前記帯電ローラの使用量に応じて段階的に変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記使用量情報取得手段は、
    前記帯電ローラを駆動した時間を積算した積算駆動時間を前記使用量情報として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記使用量情報取得手段は、
    印刷した枚数を積算した積算印刷枚数、若しくは前記バイアス印加手段により帯電バイアスを印加した時間を積算した積算バイアス印加時間を前記使用量情報として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記バイアス補正手段は、
    前記変更された目標帯電電流値をIdcα(T)とすると、
    前記第2のバイアス補正演算において、下記(a)式を用いて算出したバイアス補正値を、前記被補正帯電バイアスに加算して新たな帯電バイアスを求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
    Idcα(T)−Idc(m))*k・・・(a)
    但し、Idc(m)は前記バイアス印加手段により前記被補正帯電バイアスを印加したときに前記電流検出手段により検出される帯電電流値、「k」は補正係数、記号「*」は乗算を示す。
  6. 前記感光体は、アモルファスシリコンからなる感光体であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
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