JP4858306B2 - 熱電変換装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、N型熱電素子およびP型熱電素子からなる直列回路に直流電流を流すことにより吸熱および放熱が得られる熱電変換装置の製造方法に関する。
従来の熱電変換装置の製造方法としては、例えば特許文献1および特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1に記載の熱電変換装置の製造方法について説明する(図1参照)。まず、P型熱電素子とN型熱電素子とを一直線上に交互に配列し、各熱電素子間には吸熱電極部または放熱電極部のいずれかを介在させ、吸熱電極部と放熱電極部を一直線上に交互に並ぶように配列する。さらに、すべての熱電素子間を半田等の導電性のろう材等を被着し、一直線上に配された熱電素子列を構成する各部を一体的に結合する。
そして、熱電素子と電極板とが一直線上に交互に配列された両端部において、電極端子部を取り付け、電極端子部の一方を直流電源の正側端子に接続し、他方の電極端子部を負側端子に接続して熱電変換ユニットを組み立てる。
複数の吸熱電極部はそれぞれ2枚の熱伝導性の良好な金属板からなるプレートを電気的に接続した状態で貼り合わせることによって構成され、熱電素子列から直角方向の一方側に突出する形状であり、この突出部分が吸熱用のフィンを構成している。同様に、複数の放熱電極部はそれぞれ2枚の熱伝導性の良好な金属板からなるプレートを電気的に接続した状態で貼り合わせることによって構成され、熱電素子列から直角方向の他方側に突出する形状であり、この突出部分が放熱用のフィンを構成している。
次に、特許文献2に記載の熱電変換装置の製造方法について説明する(図2参照)。まず、底板部とこの底板部から伸びる一対の脚板部とを備えてそれぞれU字状に形成された放熱プレートおよび吸熱プレートを所定の個数、準備する。そして、放熱プレートのそれぞれをその底板部が一方側に位置し、一対の脚板部が他方側に位置するように放熱側仕切り板に貫通させ、所定個数の放熱プレートを放熱側仕切り板にマトリクス状に配置する。同様に、吸熱プレートのそれぞれをその底板部が一方側に位置し、一対の脚板部が他方側に位置するように吸熱側仕切り板に貫通させ、所定個数の吸熱プレートを吸熱側仕切り板にマトリクス状に配置する。
そして、これらの仕切り板を対向させ、交互に配列したP型熱電素子およびN型熱電素子を放熱プレートの底板部と吸熱プレートの底板部とによって直列に接続するようにサンドイッチし、各底板部とP型熱電素子およびN型熱電素子とを半田付けによって一体的に結合し、熱電変換装置を組み立てる。
特開平5−63244号公報 特開平5−175556号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の熱電変換装置の製造方法においては、放熱電極部、吸熱電極部、および各熱電素子を所定位置に配して半田付け等で結合するという組立作業が難しく、また部品点数も多く、組立工数を要するため大量生産に向かないという問題があった。また、結露水が付着した場合に電極部間の導電部位においてマイグレーションが発生することがある。また、結露水が凍結すると体積が膨張し、装置を破壊してしまうことがある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、部品点数および組立工数を低減し安定した品質が得られ、マイグレーション対策にも優れた熱電変換装置の製造方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、熱電変換装置の製造方法に係る第1の発明は、長手方向に延設される複数の帯状板部材(1a、1b)をその短手方向に所定間隔を設けて列をなすように複数配列し、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する橋渡し部(5)を長手方向に所定間隔を設けて複数配列する電極板(1)を作成する電極板作成工程と、
橋渡し部(5)の長手方向両側でかつ橋渡し部(5)から所定長さ離れた部位において、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する一対の第1枠部(6a)および一対の第1枠部(6a)を連結する第2枠部(6b)から構成される絶縁枠体(6)を、長手方向に所定間隔を設けて電極板(1)に一体成形する絶縁枠体成形工程と、
帯状板部材(1a、1b)が絶縁枠体(6)の内部に残存するように橋渡し部(5)を切断する切断工程と、
絶縁枠体(6)の内部においてP型熱電素子およびN型熱電素子を、切断工程で残存させた一対の残存物(1c)に電気的に結合させる素子固定工程と、
長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体(6)間に介在する分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げる曲げ工程と、
複数個の絶縁枠体(6)を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材(19)を形成する絶縁枠体一体化工程と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、上記形状の電極板を作成することにより、電流を流したときに放熱フィンや吸熱フィンとして機能する帯状板部材を部品点数が少なく簡単な構成で作成することができ、組立作業の煩雑さが軽減されて、製造品質および製品品質が安定する製造方法を提供することができる。また、絶縁枠体と一体となった分割帯状板部材のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げ、さらに複数個の絶縁枠体を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材を形成することにより、部品点数および組立工数を低減することができ、製造品質および製品品質にも優れた製造方法を提供できる。また、各熱電素子の周囲が枠部によって囲まれ、絶縁部材に収納されているので、電極部材間の短絡やマイグレーションの発生を低減することができる。
熱電変換装置の製造方法に係る第2の発明は、長手方向に延設される複数の帯状板部材(1a、1b)をその短手方向に所定間隔を設けて列をなすように複数配列し、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する橋渡し部(5)を長手方向に所定間隔を設けて複数配列する電極板(1)を作成する電極板作成工程と、
橋渡し部(5)を打ち抜いて、帯状板部材(1a、1b)が長手方向に分割された分割帯状板部材(1a、1b)を形成し、分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれの端部に電極端子部(1c)を形成する打ち抜き工程と、
橋渡し部(5)の長手方向両側でかつ橋渡し部(5)から所定長さ離れた部位において、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する2つの枠体部材(17、18)によって内部に電極端子部(1c)が露出するように挟み込んで形成する絶縁枠体(6A)を、長手方向に所定間隔を設けて電極板(1)に組みつける絶縁枠体組立工程と、
前記絶縁枠体(6)の内部においてP型熱電素子およびN型熱電素子を一対の前記電極端子部(1c)に電気的に結合させる素子固定工程と、
長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体(6)間に介在する分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げる曲げ工程と、
複数個の絶縁枠体(6)を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材(19)を形成する絶縁枠体一体化工程と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、絶縁枠体と一体となった分割帯状板部材のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げ、さらに複数個の絶縁枠体を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材を形成することにより、部品点数および組立工数を低減することができ、製造品質および製品品質にも優れた製造方法を提供できる。また、各熱電素子の周囲が絶縁枠体6によって囲まれ、絶縁部材に収納されているので、分割帯状板部材間の短絡やマイグレーションの発生を低減することができる。
第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明における電極板プレス工程においては、電極板(1)の長手方向の両端部において、それぞれ短手方向に列をなして隣り合う帯状板部材(1a、1b)を連結する連結部(4)を形成することが好ましい。
この発明によれば、帯状板部材を連続的に接続する連結部の数量を適宜変更することにより、所望のサイズの熱電変換装置を容易に形成することができる。
さらに、上記発明のいずれかにおける絶縁枠体成形工程において形成される絶縁枠体(6)は、熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂で成形されることが好ましい。この発明によれば、絶縁枠体の加工性が向上し、成形金型の費用を低減することができる。
さらに、上記発明のいずれかの発明における曲げ工程において折り返される部位の分割帯状板部材(1a、1b)には、曲げ工程の前に切り込み部(12)を形成しておくことが好ましい。この発明によれば、曲げ工程における帯状板部材の曲げ加工が行いやすくなり、電極部材を所望の形状に形成することが容易となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における熱電変換装置およびその製造方法を図1〜図15を用いて説明する。まず、熱電変換装置20の製造方法について説明する。図1は熱電変換装置20の各製造工程を示す流れ図である。図2は図1に示すステップS10の電極板のプレス工程を行った後の電極板を示した平面図である。
熱電変換装置20の製造工程は、図1に示すように、電極板プレス工程(ステップS10)、絶縁枠体成形工程(ステップS20)、打ち抜き工程(ステップS25)、素子固定工程(ステップS30)、曲げ工程(ステップS40)および絶縁枠体一体化工程(ステップS50)を備えるものである。
電極板プレス工程は、長手方向に延設されるとともに短手方向にも所定間隔を設けて複数配列される複数の帯状板部材と、複数の帯状板部材を短手方向にわたって連結し、長手方向に所定間隔を設けて複数配列する橋渡し部5と、両端に設けられた電源接続部2、3と、を有して全体として矩形状を呈する電極板1を形成する工程である。電源接続部2、3間は複数の帯状板部材によって電気的に接続されている。電極板1は、所定の大きさの矩形状の薄板をプレス機械により図2に示す形状にプレス加工して得られる。
電極板1の材料となる薄板は、電気抵抗の低い材料であることが好まれ、例えば、銅、黄銅などが用いられる。この薄板の肉厚は、熱電変換装置の消費電力、放熱電極部や吸熱電極部の放熱性能を所望の値にするように適切な寸法に決められ、例えば、0.2〜0.3mm程度の肉厚を選択することができる。
電極板プレス工程(電極板作成工程)で作成される電極板1について説明する。電極板1は、電源接続部2から電源接続部3に至るまで直列につながった細い帯状板部材で構成されている。この帯状板部材は、長手方向に、電源接続部2から電極板の長手方向に伸びる放熱側板部1b、ステップS30でP型熱電素子が配置される箇所(以下、P型熱電素子の設置部とする)、長手方向に伸びる吸熱側板部1a、ステップS30でN型熱電素子が配置される箇所(以下、N型熱電素子の設置部とする)および放熱側板部1bが順に接続されて電極板1の長手方向に行をなして形成されている。この帯状板部材は、熱電変換装置の長手方向長さや必要能力に応じて上記各部の接続が所定回数繰り返されて形成される部材である。吸熱側板部1aと放熱側板部1bのそれぞれは帯状板部材が長手方向に分割された分割帯状板部材である。
このように形成される帯状板部材は、電極板1の長手方向の両端部で折り返し部を形成されることにより折り返えされ蛇行状に延長されている。長手方向の両端部で当該折り返し部が何度も形成されると、吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bのそれぞれは電極板1の短手方向に所定間隔を設けて列をなすように形成される。
つまり、電極板1に電流を流したときに吸熱部となる吸熱側板部1aが電極板1の短手方向に所定間隔を設けて列をなすことになり、このように短手方向に列をなした吸熱側板部1aの隣にはP型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部が短手方向に交互に配置されて列をなしている。さらに、短手方向に交互に列をなすP型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部の隣には、放熱側板部1bが短手方向に所定間隔を設けて列をなすように形成されている。
さらに電極板プレス工程では、上記吸熱側板部1a、放熱側板部1bおよび両熱電素子の設置部を形成すると同時に、後の素子固定工程(ステップS30)で両熱電素子とろう付け結合される電極端子部1cを形成する。両板部1a、1bの電極端子部1cは、図8のように、両板部1a、1bの表面から下方に向けて突出するように屈曲した形状に形成されている。両側の電極端子部1cとつながっている平面部は、後の抜き工程(ステップS25)で打ち抜かれることになる。電源素子部1cの互いに対向する内側面はろう材がペーストされて熱電素子と接合される接合面を形成している。
なお、図8では当該平面部はすでに打ち抜かれた状態を示しており、打ち抜く前には当該平面部は図8の熱電素子9の底部に相当する位置にあった。また、図8は素子固定工程で電極端子部1cと熱電素子9とをろう付け固定した状態を示している。
上記折り返し部には、電極板1の短手方向に所定間隔を設けて隣り合うように列をなす吸熱側板部1aまたは放熱側板部1bを連結する連結部4が形成されている。この連絡部4により、電源接続部2から電源接続部3に至る上記帯状板部材が電極板1の長手方向に折り返されて全体として矩形状の電極板1を形成している。連結部4は、電源接続部2から電源接続部3に達するまで連続した板部を形成するために板部を長手方向の両端部において折り返す働きを有するとともに、電極板1が安定した矩形状を保持するための補強部として形成されている(図2参照)。
また、電極板プレス工程においては、電極板1の短手方向に列をなす吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bを連結する橋渡し部5を長手方向の所定の位置に形成する。この橋渡し部5は、吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bと一体に形成され、電極板1が安定した形状を保持するための補強部として形成され、特に電極板1の長手方向の各部における短手方向の形状を安定させることに寄与している。橋渡し部5は後の絶縁枠体成形工程において形成される絶縁枠体6の内部に位置するように形成するとよい(図2の二点鎖線100の枠内参照)。
以上のように電極板プレス工程において電極板1は、図2に示すように短手方向に列をなす複数の吸熱側板部1aまたは放熱側板部1bと、複数の連結部4と、長手方向の所定位置に配された複数の橋渡し部5とを残してその他のスリット部分などを打ち抜くことによって形成される。また、吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bのそれぞれの幅は、後の素子固定工程(ステップS30)で固定される熱電素子9の幅と同等または若干大きい幅とする。
また、電極板プレス工程とステップS20の絶縁枠体成形工程との間に電極板1にめっきを施すことが好ましい。このめっき工程では、金めっき、ニッケルめっき等を行うことができるが、ここではニッケルめっきを用いる。ニッケルめっきを施した吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bは、後の素子固定工程において熱電素子9と両板部を半田付けする際に、半田濡れ性を向上させる働きがある。
また、電極板1のプレス工程(電極板作成工程)は、プレス等で打ち抜く工程のほか、レーザー等で部材を切り取る工程によって行うこともできる。
吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bは、最終的に熱電変換装置20の吸熱電極部および放熱電極部(吸熱フィンおよび放熱フィン)として使用されるとき、これらの電極部(フィン)に結露水が付着することが考えられ、電位差を有した電極部は結露水の存在によりマイグレーションを起こし、さらにこれがトラッキングを引き起こすことになる。そこで、吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bにニッケルめっきを施しておくと、ニッケルのイオン化しにくい性質によりマイグレーションの発生を緩和することができる。
以上のように、電極板1のプレス工程(電極板作成工程)は、両端に設けられる電源接続部2、3と、その長手方向に延設される帯状板部材と、を有し、この帯状板部材がその短手方向に所定間隔を設けて列をなすように形成され、短手方向に列をなして隣り合う帯状板部材を連結する橋渡し部5が長手方向に所定間隔を設けて形成され、両端の電源接続部2、3間が帯状板部材によって接続されている形状の電極板1を作成する工程である。
次に、絶縁枠体成形工程(ステップS20)は、橋渡し部5の長手方向両側でかつ橋渡し部5から所定長さ離れた部位において、複数の帯状板部材を短手方向にわたって連結する一対の第1枠部6aおよび一対の第1枠部6aを連結する第2枠部6bから構成される絶縁枠体6を、長手方向に所定間隔を設けて電極板1に一体成形する工程である。各絶縁枠体6は、金型を用いた成形により、電極板プレス工程の結果物である電極板1におけるP型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部の周囲を取り囲むように電極板1に一体成形される。
絶縁枠体6は矩形状の枠体であり、所定の肉厚を有し、橋渡し部6の短手方向の全体と橋渡し部6の両側に帯状板部材の所定長さ分とを間に含む一対の第1枠部6aと、一対の第1枠部6aを連結する一対の第2枠部6bから構成されている。
第1枠部6aと第2枠部6bのそれぞれは絶縁枠体6の長手方向に垂直な方向(図3の紙面奥行き方向)に所定の奥行きを備えている。絶縁枠体6は第1枠部6aおよび第2枠部6bにより囲まれる空間を形成する。この空間は長手方向に垂直な方向の両端部(図3の紙面奥行き方向および手前方向)で開口しており、ステップ30の素子固定工程においてP型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部となる収納部15である。
電極板1の長手方向に配列されている各絶縁枠体6は、電極端子部1cおよび電極端子部1cをつないでいる前述の平面部が収納部15に存在するように成形されている。絶縁枠体6をこのように成形することにより、後の打ち抜き工程で平面部を打ち抜いた後に、絶縁枠体6の内側に電極端子部1cを形成し、絶縁部材で囲まれる電極部を確保することができる。
絶縁枠体6は、図3に示すように、P型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部を取り囲むように、電極板1の長手方向に所定間隔を設けて複数個配置されている。各絶縁枠体6は、電極板1の短手方向の長さ全体にわたって列をなすP型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部のすべてを内部(収納部15)に含むことができる程度の長さ寸法を有している。また、橋渡し部5を形成している場合には、各絶縁枠体6は橋渡し部5もその内部(収納部15)に含むように形成されている。図3は後述するステップS25の打ち抜き工程を行った後の結果物を示している。
図6および図7に示すように、各絶縁枠体6は吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bが第1枠部6aを貫入または貫通するように一体成形により形成され、両板部1a、1bに付着して固定され、電極板1と一体となっている。図6は図5のVI−VI切断面における矢視図である。図7は図5のVII−VII切断面における矢視図である。
言い換えれば、絶縁枠体6を構成する樹脂が、電極板1の一部に付着しているとも、P型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部を包むように形成されているともいえるため、本成形工程はアウトサート成形、インサート成形のいずれともいえる。
また、電極板1の長手方向両端部に位置する絶縁枠体6には、両板部1a、1bとほぼ平行な形態の底部7が形成され、この底部7は後の絶縁枠体一体化工程において、一体化された複数の絶縁枠体6の内部を閉空間とする蓋の働きをする。このような閉空間を形成することにより、湿気の侵入を防止でき、収納部15の結露や熱電素子等の腐食を防止することができる。
この閉空間には、空気よりも熱伝導の低い物質が満たされていることが好ましい。例えば、アルゴンやフロン等である。また、当該閉空間は、真空、または空気が存在した真空に近い低圧状態にすることが好ましい。
また、絶縁枠体6を構成する樹脂は、半田付け時の耐熱性を重視して、ガラスエポキシ、LCP樹脂、フェノール樹脂やポリフェニレンサルファイド(PPS)を用いることが好ましい。また、絶縁枠体6は金型費や加工費を考慮して熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂で成形してもよい。
以上のように絶縁枠体成形工程は、橋渡し部5の長手方向両側でかつ橋渡し部5から所定長さ離れた部位において、複数の帯状板部材(吸熱側板部1aまたは放熱側板部1b)を短手方向にわたって連結する一対の第1枠部6aおよび一対の第1枠部6aを連結する第2枠部6bから構成される絶縁枠体6を、長手方向に所定間隔を設けて電極板1に一体成形する工程である。
次に、打ち抜き工程(ステップS25、切断工程)は、帯状板部材が絶縁枠体6の内部に残存するように橋渡し部5を切断する切断工程であり、絶縁枠体成形工程(ステップS20)の後に、図3に示すように図2の二点鎖線100で囲まれる電極板1の部位をプレス機械などで打ち抜く工程である。この工程では、各熱電素子が絶縁枠体6内の収納部15に配置できるようにすべての絶縁枠体6における前述の平面部(P型熱電素子の設置部およびN型熱電素子の設置部)を金型内で打ち抜き、吸熱側板部1aと放熱側板部1bとに分割する分離部8を形成することにより、絶縁枠体6内部には電極端子部1cのみを残す。打ち抜き工程は、プレス等で打ち抜く工程のほか、レーザー等で部材を切り取る工程により行うこともできる。
このとき、分離部8の端面や橋渡し部5の切断端面には、めっきがとれた状態となるが、これらの端面は絶縁枠体6の内部に位置して周囲を囲まれているので、結露水などによるマイグレーションは発生しないことになる。
以上の打ち抜き工程(切断工程)は、絶縁枠体6で囲まれた帯状板部材の部位を打ち抜いて、帯状板部材が長手方向に分割された分割帯状板部材である吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bを形成し、この分割帯状板部材のそれぞれの端部を絶縁枠体6の内部に露出させて電極端子部1cを形成する工程である。
次に、ステップS30の素子固定工程は、絶縁枠体6で囲まれて形成される収納部15にP型熱電素子とN型熱電素子を短手方向に交互に直列に並ぶように配置し、電極端子部1cに通電可能に固定する工程である。P型熱電素子およびN型熱電素子は、短手方向に並ぶ前述の分離部8に交互に配置され、絶縁枠体6の第1枠部6aを貫通した状態の電極端子部1cと収納部15において半田付けにより結合される(以上、図4、図5および図8参照)。
図4はステップS30の素子固定工程を行った後の結果物を示した平面図である。図5はステップS40の曲げ工程を行う前の熱電変換モジュール(熱電変換装置)の全体を示した平面図である。図8は図5のVIII−VIII切断面における矢視図である。
具体的には、収納部15に位置する電極端子部1cの半田塗布面にディスペンサなどでペースト半田を塗布し、さらにチップマウンターなどでP型熱電素子およびN型熱電素子を短手方向に交互に並ぶように所定の位置(分離部8)に設置する。そして、これをリフロー炉に通して電極端子部1cと各熱電素子との半田付けを行う。また、P型熱電素子はBi−Te系化合物からなるP型半導体により構成され、N型熱電素子はBi−Te系化合物からなるN型半導体により構成された部品である。
以上の素子固定工程は、打ち抜き工程で形成された電極端子部1c間にP型熱電素子とN型熱電素子を交互に直列に並ぶように配置して電極端子部1cと結合させる工程である。すなわち、素子固定工程は、絶縁枠体6の内部においてP型熱電素子およびN型熱電素子を、打ち抜き工程(切断工程)で残存させた一対の残存物である一対の電極端子部1cに電気的に結合させる工程である。
次に、ステップS40の電極板1の曲げ工程は、長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体6間に介在する分割帯状板部材のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げる曲げ工程である。言い換えれば、電極板1の曲げ工程は、図9のように長手方向に複数個配置された絶縁枠体6を直線上に接続する吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bのそれぞれを、絶縁枠体6の両側外方で折り返すようにU字形状に折り曲げる工程である(図10参照)。図9は素子固定工程を行った後の熱電変換モジュールを示した側面図である。図10は曲げ工程を行った後の熱電変換モジュールを示した側面図である。
この曲げ工程のときの曲げ加工をやりやすくするため、または両板部1a、1bを所望の位置で曲げるために、図11に示すように、曲げ工程の前に切り込み部12を両板部1a、1bに形成しておくことが好ましい。
この切り込み部12は、両板部1a、1bの長手方向長さの中間部(中心線101)に対して対称な位置の短手方向端部に4箇所設けることがより好ましい。各切り込み部12は、短手方向に並ぶ切り込み部12を結んだ延長線11が中心線101に平行となり、かつ中心線101に対して線対称に長手方向に並ぶ切り込み部12間の長手方向間隔が寸法Pとなるように形成されている。また、切り込み部12はステップS10の電極板プレス工程のときにプレス加工により形成しておくことが好ましい。図11は、曲げ工程を行う前に切り込み部12を形成したときの熱電変換モジュールを示した平面図である。
このような切り込み部12を設けた両板部1a、1bを曲げ工程において折り曲げ加工すると、2箇所の切り込み部12の部分で曲がり始め、図12に示すように、2箇所の切り込み部12から等距離にある上記中間部が吸熱側板部1aまたは放熱側板部1bの曲げ頂部13になる。両板部1a、1bは滑らかな曲げ形状の曲げ頂部13を備えた放熱フィンおよび吸熱フィンを形成することができる。さらに、このとき各絶縁枠体6は一直線上に並んで配置されている。図12は、熱電変換モジュールに曲げ工程を行った後の電極部材を示した斜視図である。
以上の曲げ工程は、長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体6間に介在する分割帯状板部材のそれぞれを、折り返し方向が交互に逆になるように折り曲げて複数個の絶縁枠体6を一直線上に並ぶように位置させる工程である。
次に行うステップ50の絶縁枠体一体化工程は、図10のような形態に曲げ加工を行った熱電変換モジュールについて、さらに隣り合う複数の絶縁枠体6をそれぞれの側部16を互いに結合することにより一体化し、絶縁部材19を形成する工程である(図13参照)。また、図13に示すように、絶縁部材19の両側外方で折り返される吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bのそれぞれは、長手方向に寸法Pのピッチで配列されることになる。図13は曲げ工程がなされた熱電変換モジュールに絶縁枠体一体化工程を行った後の電極板1の形態を示した側面図である。
すなわち、絶縁枠体一体化工程は、一直線上に並んだ複数個の絶縁枠体6のそれぞれについて隣り合う絶縁枠体6同士を結合して絶縁部材19を形成する工程である。
絶縁枠体一体化工程では、隣り合う絶縁枠体6同士の固定は、あらかじめ塗布しておいた接着剤によって接着してもよいし、熱溶着や高周波溶着等の工程を別途行ってもよい。また、すべての絶縁枠体6を治具により固定して接着等の工程を行ってもよい。また、絶縁枠体成形工程において絶縁枠体6に互いを係合する形状を形成しておいてこれにより固定して一体化することとしてもよい。
さらに、この後に、熱電変換モジュール全体を絶縁被覆する工程を行うことが好ましい。導電部間の短絡対策やマイグレーション対策がより確実となるからである。
絶縁枠体成形工程において、電極板1の長手方向両端部に位置する絶縁枠体6に底部7を形成していない場合には、図14に示すように、別途、蓋14を電極板1の長手方向両端部に位置する絶縁枠体6に取り付けることとしてもよい。この構成により、P型熱電素子およびN型熱電素子が収納されている収納部15は、外部と隔離された閉空間となる。
また、直流電源の正側端子を電源接続部3側に、負側端子を電源接続部2側に接続した場合には、電流はN型熱電素子の下側から下部の吸熱側板部1aを通ってP型熱電素子の下側へ流れ、このときエネルギーは電子とともにこれとは逆の方向に移動する。これによって、N型熱電素子では、電子が下部の吸熱側板部1aからN型熱電素子に移動するためのエネルギーと、N型熱電素子の内部を上部の放熱側板部1bまで移動するためのエネルギーとを下部の吸熱側板部1a側からもらうので、その結果下部の吸熱側板部1a側でエネルギーが不足し、温度が下がる。よって、図15において絶縁部材19よりも下側に位置する電極板(吸熱側板部1a)は吸熱電極部として熱を吸収する。
これに対して上部の放熱側板部1b側では電子が奪ったエネルギーを放出して加熱されるので、絶縁部材19よりも上側に位置する電極板(放熱側板部1b)は放熱電極部として放熱する働きをする。また、熱の吸収量は、電流の大きさおよび熱電素子の個数に比例する。
以上の工程を経て製造された熱電変換装置20の全体構成の外観は、図15のような形態となる。つまり、熱電変換装置20は、複数のP型熱電素子および複数のN型熱電素子と、P型熱電素子とN型熱電素子を交互に直列に接続して直列回路を形成するとともに、直列回路に通電がなされるとそれぞれ吸熱電極部および放熱電極部として機能する吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bと、各熱電素子の周囲が第1枠部6aおよび第2枠部6bにより囲まれた状態で収納部15にすべての熱電素子を有する絶縁部材19と、を備えて構成されている。
さらに、放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bは、それぞれ絶縁部材19の両側外方に位置する放熱用フィン、吸熱用フィンを構成するとともに、絶縁枠体6の第1枠部6aを貫通して収納部15に至りP型熱電素子またはN型熱電素子に結合される電極端子部1cを構成する。
この構成により、各熱電素子の周囲が第1枠部6aおよび第2枠部6bによって絶縁部材に囲まれているので、電極部材間の短絡やマイグレーションの発生を低減することができる。導電部の絶縁性能を向上させることができる。また、吸熱側板部1aおよび放熱側板部1bと固着される絶縁部材と両板部1a、1bとの間のシール性能が確保できるので、別途、シール部材を設ける必要がない。また、熱電素子と電気的に接続される電極端子部1cと放熱フィンおよび吸熱フィンとを同一の部品によって構成しているので、プレス成形を用いて生産性を高めることができるとともに、材料費を低減することができる。
また、熱電変換装置20は、交互に配したP型熱電素子およびN型熱電素子を直列に接続して直列回路を形成する両板部1a、1bの両端部を電源が印加される電源接続部2、3として用いている。この構成によれば、両板部1a、1bを放熱電極部および吸熱電極部や電源接続部として兼用することができるので、別途、電源接続部を設ける必要がない。
また、熱伝素子と電極部材は半田付け、つまり金属結合によって接続されているので、熱抵抗が小さくなり、熱伝素子の能力を十分に発揮させることができる。
また、各熱伝素子は、樹脂で構成される絶縁枠体6によってその周囲を囲まれて収納部15に配置されているので、マイグレーション対策のほか、凍結対策として効果を奏する。また、熱的ストレスに対しても有効である。
また、絶縁部材19はP型熱電素子およびN型熱電素子をそれぞれ所定個数内蔵する絶縁枠体6を複数個備えており、複数個の絶縁枠体6は互いの側部16が結合して一体化されることにより絶縁部材19を形成する。この構成によれば、P型熱電素子およびN型熱電素子のそれぞれを所定個数有するモジュールを複数個組み合わせて熱電変換装置を構成することができるので、必要能力を有する熱電変換装置を製作しやすくなる。
本実施形態の絶縁枠体6は、複数の両板部1a、1bの一部に成形により樹脂を付着させて一体化した成形部品で構成されている。この構成によれば、両板部1a、1bに絶縁枠体6をインサート成形またはアウトサート成形によって一体成形することにより、両板部1a、1bとこれと接触する絶縁枠体6との間のシール性能が向上する。これにより、両板部1a、1bと絶縁枠体6との間に別途シール材を形成する必要がない。
また、収納部15は外部と隔離された閉空間で構成される。この構成によれば、湿気の侵入を防止でき、収納部15の結露や熱電素子等の腐食を防止することができる。
また、上記閉空間は、空気よりも熱伝導の低い物質が満たされていることが好ましい。この構成によれば、さらに収納部15の結露や熱電素子等の腐食を防止する効果を向上させることができるとともに、装置に通電することにより熱電素子の両端で発生させた温度差が空気の対流によって熱ロスする量を減らすことができる。
また、上記閉空間は真空、または空気が存在した真空に近い低圧状態であることが好ましい。この構成を採用した場合には、さらに収納部15の結露や熱電素子等の腐食を防止する効果を向上させることができる。
また、放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bには結合する両熱電素子の表面と対向する結合面が形成されており、放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bと両熱電素子は上記結合面が両熱電素子の表面と密着した状態で結合されていることが好ましい。この構成によれば、半田付け面積を大きくすることができるので、半田付けの品質を安定させることができる。
また、放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bにはめっきが施されていることが好ましい。この構成を採用した場合には、電源端子部1cと熱電素子を半田付けする場合には半田濡れ性やマイグレーションの発生を改善することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の製造方法を図16〜図18を用いて説明する。図16は本実施形態の熱電変換装置の各製造工程を示した流れ図である。熱電変換装置の製造工程は、図16に示すように、電極板1のプレス工程(電極板作成工程、ステップS100)、打ち抜き工程(ステップ110)、絶縁枠体組立工程(ステップS120)、素子固定工程(ステップS130)、電極板1の曲げ工程(ステップS140)および絶縁枠体一体化工程(ステップS150)を備えるものである。
本実施形態における絶縁枠体6Aは、第1実施形態のように放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bに一体成形された絶縁枠体ではなく、両板部1a、1bと組み立てられる別個に形成された枠体である。図17は、本実施形態の絶縁枠体6Aについて両板部1a、1bと第1枠体部17および第2枠体部18とを組み立てる前の状態を示した断面図である。図18は、両板部1a、1bと第1枠体部17および第2枠体部18とを組み立てた後、さらに熱電素子を固定した状態を示した断面図である。
図17および図18に示すように、絶縁枠体6Aは、第1枠体部17と、この第1枠体部17と一体化されて両板部1a、1bを挟持する第2枠体部18と、から構成されている。
第1枠体部17は、熱電素子9を挿入する開口部17aを一方側に有し、他方側に第2枠体部18と密着する接合部17cを有し、内部に両板部1a、1bを第2枠体部18とともに保持する保持部17bを有している。一方、第2枠体部18は、両板部1a、1bおよび熱電素子9を挿入する開口部18aを一方側に有し、第1枠体部17と密着する接合部18cを有し、内部に両板部1a、1bを第1枠体部17とともに保持する保持部18bを有している。
このような絶縁枠体6Aの構成により、熱電変換装置の製造工程は、電極板のプレス工程(ステップS10)の後に電極板1を所定の形状に形成する打ち抜き工程(ステップS110)を行う。そして、この打ち抜き工程の後に絶縁枠体組立工程(ステップS120)を行う。絶縁枠体組立工程以降に実施する工程は、第1実施形態の各工程と同様である。
本実施形態では、まず第1実施形態とステップS10と同様の電極板1のプレス工程(ステップS100)を行う。そして、電極板1の上記平面部を打ち抜いて所定間隔離れた電極端子部1cを形成する打ち抜き工程を行う。この打ち抜き工程は、長手方向に所定間隔を設けて形成された橋渡し部5および橋渡し部5により連結される帯状板部材(両板部1a、1b)の部位を打ち抜いて、帯状板部材が長手方向に分割された分割帯状板部材(吸熱側板部1aと放熱側板部1b)を形成し、分割帯状板部材のそれぞれの端部に電極端子部1cを形成する工程である。
次に行う絶縁枠体組立工程は、短手方向に配列されている分割帯状板部材(吸熱側板部1aと放熱側板部1b)をその短手方向全体にわたって取り囲む2つの枠体部材(第1枠体部17および第2枠体部18)によって挟み込んで絶縁枠体6Aを形成する工程である。さらに、絶縁枠体6Aは、打ち抜き工程で打ち抜かれた帯状板部材の部位に対応して長手方向に複数個並ぶように電極板1に組みつけられ、絶縁枠体6Aの内部には打ち抜き工程で打ち抜かれて形成された電極端子部1cが露出している。
絶縁枠体組立工程は、両板部1a、1bと第1枠体部17および第2枠体部18とを組み立てる工程である。この工程では、まず第2枠体部18の開口部18aから両板部1a、1bをそれぞれ入れて、両板部1a、1bを保持部18bに保持させるように配置する。そして、あらかじめ接合部17c・BR>ノ接着剤を塗布しておいた第1枠体部17を、両板部1a、1bを挟持するように第2枠体部18に組み合わせて一体化し、絶縁枠体を形成する。このとき、両板部1a、1bが保持部17bによって保持されるとともに、接合部17cが接合部18cと接触するように組み立てる。
さらに、このように組み立てられた絶縁枠体6Aと両板部1a、1bに対して熱電素子9を開口部17aから挿入し、熱電素子9が両板部1a、1bそれぞれの電極端子部1cに接触するように配置する。これをリフロー炉に通して電極端子部1cと熱電素子9との半田付けを行い、半田部10を形成する。
なお、両板部1a、1bが貫入して接する絶縁枠体6Aの部位と両板部1a、1bとの間、つまり、保持部17cおよび保持部18cと両板部1a、1bとの間には、シール部材を設けることが好ましい。このシール部材は、シール剤を塗布することにより形成され、シール剤はエポキシ樹脂系またはシリコン系の接着剤である。
本実施形態の熱電変換装置の製造方法は、上記電極板作成工程と、橋渡し部5を打ち抜いて、帯状板部材が長手方向に分割された分割帯状板部材(吸熱側板部1aと放熱側板部1b)を形成し、分割帯状板部材のそれぞれの端部に電極端子部1cを形成する打ち抜き工程と、橋渡し部5の長手方向両側でかつ橋渡し部5から所定長さ離れた部位において、複数の帯状板部材(吸熱側板部1a、放熱側板部1b)を短手方向にわたって連結する2つの枠体部材(第1枠体部17および第2枠体部18)によって内部に電極端子部1cが露出するように挟み込んで形成する絶縁枠体6Aを、長手方向に所定間隔を設けて電極板1に組みつける絶縁枠体組立工程と、上記素子固定工程と、上記電極板1の曲げ工程と、上記絶縁枠体一体化工程と、を備えるものである。
この製造方法によれば、絶縁枠体6Aと一体となった分割帯状板部材を絶縁枠体の両側外方で交互に折返し方向を逆にして折り返して複数個の絶縁枠体6Aを一直線上に並ぶように位置させ、これら複数個の絶縁枠体6Aを一体にすることにより、部品点数および組立工数を低減でき、製造品質および製品品質の安定した製造方法を提供できる。また、各熱電素子の周囲が絶縁枠体6Aによって囲まれ、絶縁部材に収納されているので、電極部材間の短絡やマイグレーションの発生を低減することができる。
本実施形態の絶縁枠体6Aは、第1枠体部17と、この第1枠体部17と一体化されて放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bを挟持する第2枠体部18と、を備えている。この構成によれば、絶縁枠体を形成するための金型費用を低減することができ、また、少量生産に容易に対応しやすい熱電変換装置を提供できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図19(a)〜(c)を用いて説明する。本実施形態における放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bは、絶縁部材19の両側外方に位置する部位であるフィン部に、その周囲を流れる空気への熱伝達を増加させるための熱伝達増加手段を備えている。図19(a)は、熱伝達増加手段としてルーバ21が形成された放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bを示した斜視図である。図19(b)は、熱伝達増加手段として送風方向の後縁に翼部22が形成された放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bを示した斜視図である。図19(c)は、熱伝達増加手段として表面また裏面にディンプルが形成された放熱側板部1aおよび吸熱側板部1bを示した斜視図である。
図19(a)に示す両板部1a、1bのフィン部は、その表面から切り起こされて外方に突出するルーバ21を複数個有している。これらのルーバ21は、フィン部の表面から外方に向かって立ち上がるような傾斜面を形成し、送風される空気が表面から外方に向かって拡がるような流れを形成する。この構成により、放熱フィン部や吸熱フィン部の熱伝達面積を増加させることができる。
また、図19(b)に示す両板部1a、1bのフィン部は、送風方向の後縁にその表面から外方に向けて立ち上がった翼部22を有している。この翼部22は、表面から外方に向かって立ち上がる傾斜面を形成し、フィン部の表面に沿うように送風される空気がフィン部の後縁において表面から外方に向かって拡がるような流れを形成する。この構成により、放熱フィン部や吸熱フィン部の表面付近における空気の流れを乱すことができ、熱伝達を向上させることができる。
また、図19(c)に示す両板部1a、1bのフィン部は、その表面または裏面に複数のディンプル(くぼみ)23を有している。このディンプル23は、フィン部の表面に沿うように送風される空気がフィン部の表面において、剥離して渦を生じるような流れを形成する。この構成により、放熱フィン部や吸熱フィン部の表面付近における空気の流れを乱すことができ、熱伝達を向上させることができる。
また、本実施形態の熱電変換装置におけるその他の構成、およびその製造方法における上記以外の工程については、第1実施形態または第2実施形態と同様である。
本実施形態においては、絶縁部材19の両側外方に位置する両板部1a、1bの部位にはその周囲を流れる空気への熱伝達を増加させるための熱伝達増加手段が設けられている。この構成によれば、熱電変換装置の熱交換性能を高めることができる。
また、当該熱伝達増加手段は両板部1a、1bの表面から突出して形成されたルーバであることが好ましい。この構成を採用した場合には、放熱フィン部や吸熱フィン部の熱伝達面積を増加させることができる。
また、当該熱伝達増加手段は両板部1a、1bの表面または裏面に形成されたディンプルであることが好ましい。この構成を採用した場合には、放熱フィン部や吸熱フィン部の表面付近における空気の流れを乱すことができ、熱伝達を向上させることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図20を用いて説明する。本実施形態の熱電変換装置は、まず、放熱側板部または吸熱側板部を構成する電極部材と電気的に結合された1個の熱電素子9を絶縁枠体6に収納する熱電変換モジュールが形成され、この熱電変換モジュール同士が、電極部材同士を結合することにより電気的に接続されて構成されるものである。図20は、本実施形態の熱電変換装置の製造方法を示した断面図である。
図20に示すように、熱電変換装置の製造方法は、電極端子部1cと電気的に結合されたP型熱電素子を絶縁枠体6の内部に収納した熱電変換モジュール40と、電極端子部1cと電気的に結合されたN型熱電素子を絶縁枠体6の内部に収納した熱電変換モジュール50と、を所望の個数ずつ製作するモジュール作成工程と、熱電変換モジュール40と熱電変換モジュール50を交互に配列して直列回路を構成するとともに放熱フィン部および吸熱フィン部を形成するようにそれぞれの電極部材同士を結合する接続工程と、上記第1実施形態の絶縁枠体一体化工程と、からなる。
また、モジュール作成工程は、上記第1実施形態の電極板プレス工程のようにプレス加工にて電極部材を成形する工程と、第1実施形態の絶縁枠体成形工程および素子固定工程と、を含んでいる。
また、接続工程においては、図20に示すように、電極部材24と電極部材25、電極部材26と電極部材27、電極部材28と電極部材29、電極部材30と電極部材31、および電極部材32と電極部材33のそれぞれを半田付け、溶接などにより結合し、交互に配列された熱電変換モジュール40と熱電変換モジュール50が直列回路を構成することになる。なお、直列回路の両端に位置する電極部材は電源接続部2、3を構成する。
このような製造方法によれば、金型費用を低減することができ、また、少量生産の熱電変換装置に容易に対応できる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
例えば、上記各実施形態では、直流電源の正側端子を電源接続部3側に、負側端子を電源接続部2側に接続する構成であったが、これに限らず、直流電源の正側端子を電源接続部2側に、負側端子を電源接続部3側に接続してもよい。ただし、このときには、絶縁部材19の両側に位置する電極部材の放熱部と吸熱部は逆になる。
つまり、P型熱電素子とN型熱電素子を交互に直列に接続して形成した直列回路に流す電流の流れ方向を切り替えることで、吸熱側と放熱側を切り替えることができる。なお、この種の熱電変換装置は、例えば、半導体や電気部品などの発熱部品の冷却用や暖房装置などの加熱用として用いられる。
また、電極部材1a、1bと熱電素子との固定については、半田付けによる固定の他、スポット溶接、かしめなど用いてもよい。
第1実施形態における熱電変換装置20の各製造工程を示した流れ図である。 図1に示すステップS25の打ち抜き工程を行った後の電極板を示した平面図である。 図1に示すステップS25の打ち抜き工程を行った後の結果物を示した平面図である。 図1に示すステップS30の素子固定工程を行った後の結果物を示した平面図である。 図1に示すステップS40の曲げ工程を行う前の熱電変換モジュールの全体を示した平面図である。 図5のVI−VI切断面における矢視図である。 図5のVII−VII切断面における矢視図である。 図5のVII−VIII切断面における矢視図である。 図1に示すステップS30の素子固定工程を行った後の熱電変換モジュールを示した側面図である。 図1に示すステップS40の曲げ工程を行った後の熱電変換モジュールを示した側面図である。 曲げ工程を行う前に切り込み部12を形成したときの熱電変換モジュールを示した平面図である。 図11の熱電変換モジュールに曲げ工程を行った後の両板部(電極部材)を示した斜視図である。 曲げ工程がなされた熱電変換モジュールに絶縁枠体一体化工程を行った後の電極板の形態を示した側面図である。 収納部15を外部と隔離された閉空間とするための他の例を示した断面図である。 第1実施形態における熱電変換装置20の全体構成を示す斜視図である。 第2実施形態における熱電変換装置の各製造工程を示した流れ図である。 第2実施形態の絶縁枠体について両板部1a、1bと絶縁枠体とを組み立てる前の状態を示した断面図である。 図17の両板部1a、1bと絶縁枠体とを組み立て、さらに熱電素子を固定した状態を示した断面図である。 (a)は、第3実施形態における、熱伝達を増加させるための熱伝達増加手段としてルーバ21が形成された両板部1a、1bを示した斜視図である。(b)は、送風方向の後縁に翼部22が形成された両板部1a、1bを示した斜視図である。(c)は、表面また裏面にディンプルが形成された両板部1a、1bを示した斜視図である。 第4実施形態における熱電変換装置の製造方法を示した断面図である。
符号の説明
1…電極板
1a…吸熱側板部(帯状板部材、分割帯状板部材)
1b…放熱側板部(帯状板部材、分割帯状板部材)
1c…電極端子部
2、3…電源接続部
4…連結部
5…橋渡し部
6…絶縁枠体
6a…第1枠部
6b…第2枠部
12…切り込み部
15…収納部
16…側部
17…第1枠体部(枠体部材)
18…第2枠体部(枠体部材)
19…絶縁部材
20…熱電変換装置
21…ルーバ(熱伝達増加手段)
23…ディンプル(熱伝達増加手段)

Claims (5)

  1. 長手方向に延設される複数の帯状板部材(1a、1b)をその短手方向に所定間隔を設けて列をなすように複数配列し、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する橋渡し部(5)を長手方向に所定間隔を設けて複数配列する電極板(1)を作成する電極板作成工程と、
    前記橋渡し部(5)の前記長手方向両側でかつ前記橋渡し部(5)から所定長さ離れた部位において、前記複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する一対の第1枠部(6a)および前記一対の第1枠部(6a)を連結する第2枠部(6b)から構成される絶縁枠体(6)を、前記長手方向に所定間隔を設けて前記電極板(1)に一体成形する絶縁枠体成形工程と、
    前記帯状板部材(1a、1b)が前記絶縁枠体(6)の内部に残存するように前記橋渡し部(5)を切断する切断工程と、
    前記絶縁枠体(6)の内部においてP型熱電素子およびN型熱電素子を、前記切断工程で残存させた一対の残存物(1c)に電気的に結合させる素子固定工程と、
    前記長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体(6)間に介在する前記分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げる曲げ工程と、
    前記複数個の絶縁枠体(6)を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材(19)を形成する絶縁枠体一体化工程と、
    を備えることを特徴とする熱電変換装置の製造方法。
  2. 長手方向に延設される複数の帯状板部材(1a、1b)をその短手方向に所定間隔を設けて列をなすように複数配列し、複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する橋渡し部(5)を長手方向に所定間隔を設けて複数配列する電極板(1)を作成する電極板作成工程と、
    前記橋渡し部(5)を打ち抜いて、前記帯状板部材(1a、1b)が前記長手方向に分割された分割帯状板部材(1a、1b)を形成し、前記分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれの端部に電極端子部(1c)を形成する打ち抜き工程と、
    前記橋渡し部(5)の前記長手方向両側でかつ前記橋渡し部(5)から所定長さ離れた部位において、前記複数の帯状板部材(1a、1b)を短手方向にわたって連結する2つの枠体部材(17、18)によって内部に前記電極端子部(1c)が露出するように挟み込んで形成する絶縁枠体(6A)を、前記長手方向に所定間隔を設けて前記電極板(1)に組みつける絶縁枠体組立工程と、
    前記絶縁枠体(6)の内部においてP型熱電素子およびN型熱電素子を一対の前記電極端子部(1c)に電気的に結合させる素子固定工程と、
    前記長手方向に並ぶ複数個の絶縁枠体(6)間に介在する前記分割帯状板部材(1a、1b)のそれぞれを、折り返し方向が長手方向に交互に逆になるように折り曲げる曲げ工程と、
    前記複数個の絶縁枠体(6)を一直線上に並ぶようにそれぞれ結合して絶縁部材(19)を形成する絶縁枠体一体化工程と、
    を備えることを特徴とする熱電変換装置の製造方法。
  3. 前記電極板プレス工程においては、前記電極板(1)の長手方向の両端部において、それぞれ短手方向に列をなして隣り合う前記帯状板部材(1a、1b)を連結する連結部(4)を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の熱電変換装置の製造方法。
  4. 前記絶縁枠体成形工程において形成される前記絶縁枠体(6)は、熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂で成形されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の熱電変換装置の製造方法。
  5. 前記曲げ工程において折り返される部位の前記分割帯状板部材(1a、1b)には、前記曲げ工程の前に切り込み部(12)を形成しておくことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の熱電変換装置の製造方法。
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