JP4857672B2 - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、映像表示素子として液晶表示素子を用い、液晶表示素子で映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像をスクリーンなどに投射する投射型映像表示装置に関する。
下記特許文献1には、液晶パネルからの出力光を一部遮光する遮光板の構成が開示されている。
また、下記特許文献2には、液晶パネルに入射する光量を調節する表示範囲対応遮光板の構成が開示されている。さらに、この表示範囲対応遮光板を液晶パネルの光出射側に配置してもよいとの記載がある。
特開平5−249430号公報 特開2002−365720号公報
特許文献1に記載の遮光方法では、映像表示エリアの左右方向中心と、投射レンズ光軸が異なる為、スクリーンに投射した映像が映像表示エリアに対応した方向にズレて表示され、投射型映像表示装置の正面に投射されず、使い勝手が悪いという問題がある。
特許文献2に記載の遮光方法では、映像表示エリアの左右方向中心と投射レンズ光軸が一致する為、投射映像は投射型映像表示装置の正面に投射される。また、映像表示エリアの中心から、左右の周辺部までの距離が等しい為、左右の照度の差もほとんどない。
しかし、特許文献2に記載の投射型映像表示装置においては、1つの液晶表示素子に2枚の遮光板が必要であり、また、1つの駆動部材(モータなど)で2枚の遮光板を同時に移動させる場合は、2枚の遮光板をリンクさせるギヤ等の部材が必要になるなど、部品点数が多く、構造が複雑になるという問題点があった。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、その目的は、部品点数を低減できる、簡単な構造の遮光ユニットを有する投射型映像表示装置を提供することにある。
この問題を解決する為に、本発明の一実施の形態によれば、光を出射する光源と、前記光源からの光を変調する液晶表示素子と、前記液晶表示素子の光入射側に配置された入射側遮光板と、前記液晶表示素子の光出射側に配置された出射側遮光板と、前記入射側遮光板と前記出射側遮光板とを連結する連結部とで形成される遮光ユニットと、前記遮光ユニットからの光を投射する投射レンズとを有する。
この構成により、回転移動させる駆動部材(モータなど)も一つでよく、遮光板を直接駆動させることにより部品点数を減らし、構造も簡単となる。また、左右の対向する映像表示範囲を同時に略同じ大きさだけ、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとすることを可能としている。
本発明によれば、部品点数を低減できる、簡単な構造の遮光ユニットを有する投射型映像表示装置を提供できる。
以下、本発明の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において、同一な部分には同一符号を付して、一度説明したものについては、その説明を省略する。また、符号のあとにRまたはGまたはBを添えて示す構成要素は、色によって分離された複数の光路で区別する必要があるものである。説明上特に支障がない場合には、添字を省略する。
図1は実施例1による投射型液晶表示装置の光学系を示す構成図である。
図1において、1は光源であり、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、水銀キセノンランプ、ハロゲンランプ等の白色ランプである。2は反射鏡であり、光源1から出射される光を、円形ないし、多角形の出射開口より出射させる。ここでは、反射鏡2は放物面であり、出射開口部より出射する光は平行光となる。
光源1から出射された光が反射鏡2で反射されて出射開口部より出射した平行な光は、第1アレイレンズ3に入射する。第1アレイレンズ3は、入射した光をマトリックス状に配設された複数の矩形状のレンズセルで複数の光に分割して、第1アレイレンズと同様にマトリックス状に配設された複数のレンズセルを有する第2アレイレンズ4と、偏光変換素子5を通過するように導く。即ち、第1アレイレンズ3は光源1と第2アレイレンズ4の各レンズセルとが互いに物体と像の関係(共役関係)になるように設計されている。第2アレイレンズ4の各レンズセルは、それぞれが対応する第1アレイレンズ3のレンズセルの形状(液晶表示素子18と略相似な矩形状)を各ライトバルブ14,14,14内の各液晶表示素子18,18,18に投影する。この時、偏光変換素子5で第2アレイレンズ4からの光は所定の偏光方向に揃えられ、そして、第1アレイレンズ3の各レンズセルの投影像は、それぞれ集光レンズ6、及びコンデンサレンズ13、第1リレーレンズ15,第2リレーレンズ16,第3リレーレンズ17により各ライトバルブ14,14,14内の各液晶表示素子18,18,18上に重ね合わせられる。なお300は光軸である。
第2アレイレンズ4とこれに近接して配設される集光レンズ6とは、第1アレイレンズ3と各液晶表示素子18,18,18とが、互いに物体と像の関係(共役関係)になるように設計されているので、第1アレイレンズ3で複数に分割された光は、第2アレイレンズ4と集光レンズ6によって、各ライトバルブ14,14,14内の液晶表示素子18,18,18上に重畳して投影され、実用上問題のないレベルの均一性の高い照度分布の照明が可能となる。
その過程で、反射ミラー7で反射された光は、ダイクロイックミラー11により、例えばB光(青色帯域の光)は反射され、G光(緑色帯域の光)及びR光(赤色帯域の光)は透過されて2色の光に分離され、更に、G光とR光はダイクロイックミラー12によりG光とR光に分離される。例えば、G光はダイクロイックミラー12で反射され、R光はダイクロイックミラー12を透過する。このようにして3色の光に分離される。この光の分離の仕方は種々考えられ、ダイクロイックミラー11でR光を反射させ、G光及びB光を透過させてもよいし、G光を反射させ、R光及びB光を透過させてもよい。
本実施例では、B光はダイクロイックミラー11を反射して、反射ミラー10で反射され、コンデンサレンズ13を通してB光用のライトバルブ14を透過して光合成プリズム21に入射される。ここでコンデンサレンズ13を透過し、ライトバルブ14に入射するB光をLBと呼ぶことにする。
ダイクロイックミラー11で透過されたG光及びR光の内、G光はダイクロイックミラー12で反射され、コンデンサレンズ13を通してG光用ライトバルブ14Gに入射され、このライトバルブ14を透過して光合成プリズム21に入射される。ここでコンデンサレンズ13を透過し、ライトバルブ14Gに入射するG光をLGと呼ぶことにする。
R光はダイクロイックミラー12を透過し、第1リレーレンズ15で集光され、更に反射ミラー8で反射され、第2リレーレンズ16で更に集光され、反射ミラー9で反射された後、第3リレーレンズ17で更に集光されてR光用のライトバルブ14に入射される。ライトバルブ14を透過したR光は光合成プリズム21に入射される。ここで第3リレーレンズ17を透過し、ライトバルブ14Rに入射するR光をLRと呼ぶことにする。
各液晶表示素子18,18,18を透過したR光,G光,B光は、光合成プリズム21によってカラー映像として合成された後、例えばズームレンズであるような投射レンズ200を通過し、スクリーン100に到達する。各ライトバルブ14,14,14内の各液晶表示素子18,18,18で図示しない映像信号に応じて光強度変調されて形成された光学像は、投射レンズ200によりスクリーン100上に拡大投影され、表示装置として機能するものである。なお、図1において、201は上記した光学要素を基枠に搭載した光学ユニットである。また、各液晶表示素子18,18,18は、表示エリアのアスペクト比が16:9で、図示しない遮光ユニット(詳細は後述)を備えている。
図3〜図5は本実施例による液晶表示素子に備えられた遮光ユニットの構成及びそれによる遮光状態を示す図である。各図はライトバルブの光軸300を含む図1紙面に水平(液晶表示素子の長辺に平行)な断面における構成及び遮光状態を示している。図3〜図5において、図紙面縦方向(上下方向)はアスペクト比16:9の液晶表示素子の表示エリア(矩形)の長辺に平行な方向で、図紙面に直交する方向(垂直な方向)が液晶表示素子の表示エリアの短辺に平行な方向である。また、ライトバルブ14を入射側から見て、光軸300の図紙面上側を左側、図紙面下側を右側と称し、右側と左側の要素を区別するのに符号の後に添え字R,Lを付して示す。なお、図1で述べたライトバルブ14,14,14は光強度変調の対象のとなる光の分光特性が異なるのみであり、その機能及び構成は実質的には同じものである。以後ライトバルブ14及びその構成要素、各光学要素はライトバルブ14,14,14及びその構成要素、各光学要素を総称したものとして説明する。また、図3〜図5の構成要素、光学要素において、一度説明したものについては、見易くするために、特に必要が無いものには符号の図示を省略する。
図3は、光源からの光が全て液晶表示素子に入射している状態を示している。そして、図2は、図3の液晶表示素子付近の正面図を示している。図中上下方向が、ライトバルブ14の左右方向(長辺に平行な方向)である。また、図3において、液晶表示素子18に入射する光線の例として、ライトバルブ14に入射する入射光L、Lを示す。それぞれ液晶表示素子18の画素電極面404の左端及び右端の一点に入射されるものであり、ともに角度αの光線角度を有している。22は入射偏光板、25は出射偏光板、光線405は入射光Lの最左部の光線、406は入射光Lの最右部の光線であり、光線407は出射光LL1の最左部の光線、408は出射光LR1の最右部の光線である。
入射光Lが液晶表示素子18を通過し出射された出射光LL1の光線角度βは、入射光Lが液晶表示素子18を通過し出射された出射光LR1の光線角度βと同じであって、角度αとは数1の関係にある。
α=β ……(数1)
次に遮光ユニットについて説明する。遮光ユニットは、液晶表示素子の入射側に配置された入射側遮光板413と、液晶表示素子の出射側に配置された出射側遮光板412と、及び出射側遮光板412と入射側遮光板413を連結する連結部414とを有する遮光ユニットSにより構成される。入射側遮光板413は液晶表示素子18に入射する入射光を遮光し、出射側遮光板412は液晶表示素子からの出射光を遮光する。そして、例えばアスペクト比4:3の映像信号の場合には、入射側遮光板413と出射側遮光板412とによる遮光で、スクリーン100上に投影された映像表示エリアをアスペクト比4:3とすることができる。ここで、連結部414は図3にて点線にて示されているが、これは紙面に平行な方向で照明領域を避けて液晶表示素子18と接触しないように配置されていることを意味している。
遮光ユニットSは、モータ等の駆動装置500により、回転運動の回転中心411を回転軸として矢印415の方向に回転運動する。すなわち、入射側遮光板及び出射側遮光板は、液晶表示素子の表示エリアの外周部から非表示エリア領域を遮光するように移動する。なお、遮光ユニットSが液晶表示素子の表示エリアの左右端部非表示エリアを遮光するため、回転運動の回転中心411の回転軸は液晶表示素子の表示エリアの短辺に平行である。
本実施例では、入射側遮光板413,出射側遮光板412は、遮光しない場合、画素電極面404からそれぞれ光軸300に平行な方向に、B、Bの距離に配置される。また、回転運動の回転中心411は、回転中心411から入射側遮光板413の先端部分までの距離であるC、回転中心411から出射側遮光板412の先端部分までの距離であるCとなる位置に配置されている。
次に、遮光ユニットSを矢印415の方向に回転運動した状態を図4、図5にて説明する。
図4では、出射光LL1,出射光LR1をそれぞれ途中まで遮光するように遮光ユニットSを回転運動した状態が示してある。図4において、LL2、LR2はそれぞれ出射光LL1、出射光LR1のうち遮光されずに出射する光である。また角度γ、γはそれぞれ、出射光LL1、出射光LR1の光線角度βのうち遮光される分の光線角度を示してある。また、本状態にて透過する出射光線が全く遮光されない液晶表示素子18の画素電極面404の上で光軸300から最も遠い点は光軸より左側では点416、右側では点417とする。そして、点416から画素電極面404の左端までの距離をAL2、点417から画素電極面404の右端との距離をAR2とする。ここで、点416は出射側遮光板412の最も光軸に近い点を含み光線407に平行な直線418と、液晶表示素子18の画素電極面404の交わる点として導かれる。また、点417は入射側遮光板412の最も光軸に近い点を含み光線406に平行な直線419と、液晶表示素子18の画素電極面404の交わる点として導かれる。
出射光LL1の光線角度βのうち遮光される分の光線角度γの左端での遮光無し時の光線角度βに対する比は約γ/β、出射光LR1の光線角度βのうち遮光される分の光線角度γの右端での遮光無し時の光線角度βに対する比は約γ/βとなる。
ところで、アスペクト比16:9の横長の液晶表示素子の表示エリア401を投影したようなスクリーン上で、投射型映像表示装置の映像を表示できる最大の範囲(アスペクト比16:9の表示エリア範囲)をアスペクト比4:3の映像信号に対応して左右から均等に遮光する為には、表示エリア401左辺位置と右辺位置での非表示エリアの遮光量が略同じであって、スクリーン上で図示しないが全く遮光されない最も左部の位置と表示エリア401の左辺との距離と、スクリーン上で図示しないが全く遮光されない最も右部の位置と表示エリア401の右辺との距離が略同じであることが必要となる。これは共役関係にある液晶表示素子18の画素電極面404付近においては、γ/βとγ/βが略同じであって、AL2、AR2が略同じであることに相当する。
したがって、左右の対向する非表示エリアを同時に略同じ大きさだけ遮光し、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとする為には、数2,数3を満たすことが必要である。
γ=γ ……(数2)
L2=AR2 ……(数3)
回転運動の回転中心411及び距離B、距離Bを安易に配置すれば、一般的に、数2,数3は満たされない。そこで、数1より入射側、出射側の対称性を考慮し、B=B、C=Cとすることによって数2,数3を満たすことが可能となる。
次に、図5について説明する。図5では、図4における出射光LL2、LR2が完全に遮光されるまで、遮光ユニットSを回転運動させた状態を示してある。図5において、AL3、AR3、420、421、422、423はそれぞれ、図4のAL2、AR2、416、417、418、419に対応する。図示から明らかなように、液晶表示素子18の画素電極面404左端、右端を透過し、出射する光量はともに0である。また、前述の回転運動の回転中心411に対して、連結部414を介して入射側遮光板413と出射側遮光板412とが対称に配置された遮光ユニットSでは、対称性からAL3=AR3となる。したがって、左右の対向する非表示エリアを同時に略同じ大きさだけ遮光し、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとしていることが確認できる。また、これらの遮光の大きさは図示しない演算部が入力された映像信号から遮光すべき量を算出し、モータ等の駆動装置500を駆動する信号に変換し、駆動装置500の駆動によって、遮光ユニットSの回転運動量に変換され、調節される。
以上述べた本実施例では、表示エリアの左右方向の遮光について述べたが、本実施例はこれに限定されるものではなく、本実施例の図3〜図5の図紙面上下方向を、ライトバルブ14の上下方向(短辺に平行な方向)に置き換えることによって、表示エリアの上下の対向する非表示エリアを同時に略同じ大きさだけ遮光し、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとする遮光が可能である。
例えば、アスペクト比が16:9より横長のビスタサイズやシネスコサイズをアスペクト比16:9の液晶表示素子で表示する場合には、画面上下方向に非表示エリアが生じる。本実施例はこのような場合にも好適に適用できることはいうまでもない。
また、上記とは異なり、液晶表示素子の表示エリアのアスペクト比が4:3の場合、映像ソースのアスペクト比が16:9の時には、例えば図6のように、表示エリア401の上下に非表示エリア403Cが生じ、非表示エリア間の映像表示エリア402Cにアスペクト比16:9の映像が表示される。このような場合にも、本実施例による遮光ユニットを好適に適用できる。
以上述べたように、本実施例によれば、連結部を介して連結された回転運動可能な対をなす遮光板によって非表示エリアを遮光できるので、上下もしくは左右の対向する非表示エリアを同時に略同じ大きさだけ遮光し、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとすることが実現できる。したがって、非表示エリアの黒輝度のレベルを下げることができ、映像表示エリアに表示された映像が見易くなる。また、本発明による遮光ユニットは、例えば特許文献2などの技術に比べて、部品点数が少なく、構造が簡単であり、一つの駆動部(モータなど)で遮光領域を可変できる。さらに、本実施例では、3枚の液晶表示素子を使用した場合について説明したが、1枚の液晶表示素子を用いた投射型液晶表示装置に適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
次に、実施例2について説明する。実施例2は画素電極を透過した光を一点に集光させて一つの画素を生成する複数のマイクロレンズを有する液晶表示素子18’を用いる点で、実施例1と異なる。
図7〜図9は実施例2による液晶表示素子に備えられた遮光ユニットの構成及びそれによる遮光状態を示す図である。各図はライトバルブの光軸300を含む図1紙面に水平な断面における構成及び遮光状態を示している。図中上下方向が、液晶表示素子の左右方向である。なお、符号の後ろに’のつくものは、図3〜図5にて説明した符号の示す各要素がマイクロレンズを有する液晶表示素子18’を用いたことにより変化したものを示している。これらの要素に関しても説明を省略する。
図7は、光源からの光が全て液晶表示素子に入射している状態を示している。図7において、マイクロレンズを有する液晶表示素子18’を用いたライトバルブ14’の、出射光の光線角度β’、β’が図3の光線角度βと比較し、拡大しているのが分かる。
ここで、α,β’,β’は数4の関係にある。
β’=β’>α ……(数4)
次に、マイクロレンズを有する液晶表示素子18’に適用した本実施例による遮光ユニットについて説明する。図7では図3と異なり、遮光ユニットS’の入射側遮光板413’、出射側遮光板412’、及び回転運動の回転中心411’の配置が異なっている。入射側遮光板413’、出射側遮光板412’は、遮光しない場合、画素電極面404からそれぞれD、Dに配置され、回転運動の回転中心411’は入射側遮光板413’、出射側遮光板412’から、それぞれE、Eの距離の位置に配置されている。
次に、遮光ユニットS’を矢印415の方向に回転運動した状態を図8、図9にて説明する。図8では、出射光LL1’、出射光LR1’をそれぞれ途中まで遮光するように遮光ユニットS’を矢印415方向に回転運動した状態が示してある。実施例1と同様に、出射光LL1’の光線角度β’のうち遮光される分の光線角度γ’の左端での遮光無し時の光線角度β’に対する比は約γ’/β’、出射光LR1’の光線角度β’のうち遮光される分の光線角度γ’の右端での遮光無し時の光線角度β’に対する比は約γ’/β’となり、左右の対向する非表示エリアを同時に略同じ大きさだけ遮光し、且つそれぞれの遮光による輝度の低下量を略同じとする為には数5,数6を満足することが必要である。
γ’=γ’ ……(数5)
L2’=AR2’ ……(数6)
回転運動の回転中心411’及び距離D、距離D、距離E、距離Eを安易に配置すれば、一般的に数5,数6は満たされない。以降数5,数6を満たす為の必要条件について説明する。
先ず、数4のとおり、入射光線の光線角度αよりも出射後の光線角度β’,β’が拡大している為、数5を満たす為には、出射側遮光板412’及び入射側遮光板413’の回転角度を同一としながら、出射側遮光板412’の先端部分を入射側遮光板413’の先端部分よりも多く移動させる必要がある。その為には回転運動の回転中心411’を出射側遮光板412’の先端部分よりも入射側遮光板413’の先端部分に近く配置する必要がある。
また同様に、入射光線の光線角度αよりも出射後の光線角度β’,β’が拡大している為、光線407’は、光線405よりも光軸300に対して傾いている。同様に、光線408’は、光線406よりも光軸300に対して傾いている。これにより、数6を満たす為には、出射側遮光板412’の先端部分を入射側遮光板413’の先端部分よりも画素電極面404に近づける必要がある。
また、本実施例では、回転運動の回転中心411’を出射側遮光板412’の先端部分と入射側遮光板413’の先端部分を結んだ線分上に配置し、距離E、距離Eを数7の関係とすることにより、
:E=α:β’=α:β’ ……(数7)
数5を満たすように出射側遮光板412’の先端部分と入射側遮光板413’の先端部分を回転運動させることが可能である。
また、距離D、距離Dを数8の関係とすることにより、
:D=β’:α=β’:α ……(数8)
数6を満たすように出射側遮光板412’の先端部分と入射側遮光板413’の先端部分を回転運動させることが可能である。
以上述べた本実施例では、表示エリアの左右方向の遮光について述べたが、本実施例はこれに限定されるものではなく、実施例1と同様、表示エリアの上下方向の遮光にも適用できる。
以上述べたように、本実施例によれば、マイクロレンズを有する液晶表示素子を用いた場合にも、良好に非表示エリアを遮光でき、実施例1に同じ効果を得ることができる。
実施例1による投射型液晶表示装置の光学系を示す構成図である。 図3の液晶表示素子付近の正面図である。 実施例1による遮光ユニットの構成及びそれによる非遮光状態を示す図である。 実施例1による遮光ユニットによる一部遮光状態を示す図である。 実施例1による遮光ユニットによる遮光状態を示す図である。 アスペクト比4:3の液晶表示素子の表示エリア上におけるアスペクト比16:9の映像の映像表示エリアの説明図である。 実施例2による遮光ユニットの構成及びそれによる非遮光状態を示す図である。 実施例2による遮光ユニットによる一部遮光状態を示す図である。 実施例2による遮光ユニットによる遮光状態を示す図である。
符号の説明
1…光源、2…反射鏡、3…第1アレイレンズ、4…第2アレイレンズ、5…偏光変換素子、6…集光レンズ、7…反射ミラー、8…反射ミラー、9…反射ミラー、10…反射ミラー、11…ダイクロイックミラー、12…ダイクロイックミラー、13…コンデンサレンズ、14…ライトバルブ、15…第1リレーレンズ、16…第2リレーレンズ、17…第3リレーレンズ、18…液晶表示素子、21…光合成プリズム、22…入射偏光板、25…出射偏光板、100…スクリーン、200…投射レンズ、201…光学ユニット、300…光軸、401…表示エリア、402A…映像表示エリア、402B…映像表示エリア、402C…映像表示エリア、403A…非表示エリア、403B…非表示エリア、403C…非表示エリア、404…画素電極面、405…光線、406…光線、407…光線、407’…光線、408…光線、408’…光線、411…回転中心、411’…回転中心、412…出射側遮光板、412’…出射側遮光板、413…入射側遮光板、413’…入射側遮光板、414…連結部、414’…連結部、415…矢印、416…点、416’…点、417…点、417’…点、418…直線、418’…直線、419…直線、419’…直線、420…点、420’…点、421…点、421’…点、422…直線、422’…直線、423…直線、423’…直線、500…駆動装置、S…遮光ユニット、S’…遮光ユニット。

Claims (6)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源からの光を変調する液晶表示素子と、
    前記液晶表示素子からの光を投射する投射レンズと、
    前記液晶表示素子の光入射側に配置された入射側遮光板と、前記液晶表示素子の光出射側に配置された出射側遮光板と、前記入射側遮光板と前記出射側遮光板とを連結する連結部とで形成される遮光ユニットとを備え、
    前記遮光ユニットは、回転運動し、該遮光ユニットの回転運動の中心軸は、前記液晶表示素子の長辺又は短辺の何れか一方に略平行である
    ことを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 請求項記載の投射型映像表示装置であって、
    前記入射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離と、前記出射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離とは略同じであることを特徴とする投射型映像表示装置。
  3. 請求項記載の投射型映像表示装置であって、
    前記入射側遮光板の先端部分から前記液晶表示素子までの距離と、前記出射側遮光板の先端部分から前記液晶表示素子までの距離とは略同じであることを特徴とする投射型映像表示装置。
  4. 請求項記載の投射型映像表示装置であって、
    前記液晶表示素子は、画素電極透過集光するマイクロレンズを複数有し、
    前記入射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離と、前記出射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離とは異なることを特徴とする投射型映像表示装置。
  5. 請求項記載の投射型映像表示装置であって、
    前記入射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離は、前記出射側遮光板の先端部分から前記回転運動の中心軸までの距離より短いことを特徴とする投射型映像表示装置。
  6. 請求項記載の投射型映像表示装置であって、
    前記入射側遮光板の先端部分から前記液晶表示素子までの距離は、前記出射側遮光板の先端部分から前記液晶表示素子までの距離より短いことを特徴とする投射型映像表示装置。
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