JP4856584B2 - 外付けドライブシステム、外付けドライブ作動方法 - Google Patents

外付けドライブシステム、外付けドライブ作動方法 Download PDF

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本発明は、外付けドライブシステム、外付けドライブ作動方法に関する。
例えば、コンピュータでハードディスクドライブを利用する場合、ハードディスクドライブは各種のメーカーにて製造販売されており、複数の機種が存在している。いずれかの機種を選択してコンピュータに装着する場合、コンピュータはオペレーティングシステム(OS)とともにハードディスクドライブを利用するためのデバイス用ドライバが必要となる。
同OSは、デバイス用ドライバを介して物理的なハードディスクドライブにアクセスする。デバイス用ドライバは、機種の個別の性能に依存することなく、汎用的に利用できるようにしておけば、機種の選択にかかわらず利用できるというメリットがある。
ところで、ハードディスクドライブは、コンピュータの内部でバスに接続される内部機器としても存在するし、コンピュータの外部で汎用の高速通信バスを介して接続される外部機器としても存在する。
従来、外部機器としてハードディスクドライブを使用するためのデバイス用ドライバとして、特許文献1に開示された高速ユニバーサルシリアルバスのデータ伝送技術が開示されている。
特開2006−344206号公報
上述した従来のデバイス用ドライバにおいては、WINDOWS(登録商標)標準のUSBマスストレージドライバの制限により転送量は64KBとなっている。
一方、転送量は機種の性能にも依存するものであるから、一概に大きな量を設定してしまえば性能不足で同転送量を保障できない場合もある。従って、個別の機種に応じて転送量を設定するデバイス用ドライバの開発が必要になるが、近年の技術発展の速度はめざましく、現実にはそのような個別の機種に応じた個別のドライバを最初から開発する開発期間がない。
また、近年は、OSが予め汎用として利用できるドライバを予め用意されておりこれらを使うか、よりコンピュータ周辺機器の機能を高める為に提供されるコンピュータ周辺機器に特化したの製造業者が提供するドライバをインストールすることによって、コンピュータ周辺機器の機能拡張を行なってきている。
しかしながら、コンピュータ周辺機器の製造時において、低コスト化や安定的な供給を実現する為に同等の機能を有する類似部品を使用することがある。このとき、コンピュータ周辺機器の機能を高める為に製造業者が提供するドライバと組み合わせシステムとして利用する場合、部品の違い毎にドライバのパラメータを設定し直す必要がある場合があり、採用する部品毎に対応するドライバを供給する必要があった。
例えば、パーソナルコンピュータにユニバーサルシリアルバスを介して接続される外部接続ハードディスクドライブの場合、ATAハードディスクドライブユニットとATA-USB変換を行なう変換ボードにより構成されるが、ATAハードディスクドライブユニットは、ATAディスクドライブと基本性能であるディスク容量や回転数は同じであるドライブがあり供給状況などにより適時使い分けて製造される。
しかしながら、ATAディスクドライブの固有パラメータ(例えば、ハードディスクドライブのキャッシュ容量など)が違うことにより使用するドライバを採用ディスクに会わせて調整する必要があり、採用ドライブ毎に使用されるドライバを変えて供給する必要があった。また、管理工数が必要だったり、間違ったドライバが使用されると本来の最適な動作をしないことがある問題があった。尚、ここでは、ATA−USB変換による変換ボードの説明を行なうが、ATA−IEEE1394変換、SATA(シリアルATA)−USB変換、SATA(シリアルATA)−IEEE1394変換なども同様に適応可能である。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、開発期間を多く必要とすることなく、個別の機種などに対応して性能を発揮させることが可能な外付けドライブシステム、および外付けドライブ作動方法の提供を目的とする。
より具体的には、外部接続のコンピュータ周辺機器において、採用部品に基いて最適なドライバで動作するパーソナルコンピュータ周辺機器システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、主たる発明は、
USBを介して接続されATA-USB変換を行なう複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なマスストレージデバイスのための外付けドライブシステムであって、
上記互換性のある機種毎に対応したパラメータであって動作環境で設定されデータを区切る単位である転送量に相当するパラメータを記憶するテーブルと、
インストール時に上記マスストレージデバイスに採用されている機種を検知する検知手段と、
その検知結果に基づいて上記テーブルを参照し、対応する上記転送量に相当するパラメータを読み出してコンピュータに記憶させるパラメータ設定手段と、
ドライバの起動時に上記コンピュータに記憶された上記転送量に相当するパラメータを読み出し、動作環境を設定して上記ドライバを実行させるフィルタドライバとを具備する構成としてある。
このように、複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なマスストレージデバイスを対象としつつ、互換性のある機種毎に対応した動作環境を設定する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。このため、請求項5にかかる発明は、USBを介して接続されATA-USB変換を行なう複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なマスストレージデバイスのための外付けドライブ作動方法であって、
上記互換性のある機種毎に対応したパラメータであって動作環境で設定されデータを区切る単位である転送量に相当するパラメータをテーブルとして記憶しておくとともに、
インストール時に上記マスストレージデバイスに採用されている機種を検知し、
その検知結果に基づいて上記テーブルを参照し、対応する上記転送量に相当するパラメータを読み出してコンピュータに記憶させ、
上記マスストレージデバイスを作動させるにあたり、上記コンピュータに記憶された上記転送量に相当するパラメータを読み出し、動作環境を設定してドライバを実行させる構成としてある。
すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。
ところで、このような外付けドライブシステムは単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として外付けドライブシステムのソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録したコンピュータにて読み取り可能な記録媒体上においても当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。その他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも本発明が利用されていることにはかわりない。
さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
本発明をソフトウェアで実現する場合、ハードウェアやオペレーティングシステムを利用する構成とすることも可能であるし、これらと切り離して実現することもできる。例えば、各種の演算処理といっても、その実現方法はオペレーティングシステムにおける所定の関数を呼び出して処理することも可能であれば、このような関数を呼び出すことなくハードウェアから入力することも可能である。そして、実際にはオペレーティングシステムの介在のもとで実現するとしても、プログラムが媒体に記録されて流通される過程においては、このプログラムだけで本発明を実施できるものと理解することができる。
また、本発明をソフトウェアで実施する場合、発明がプログラムを記録した媒体として実現されるのみならず、本発明がプログラム自体として実現されるのは当然であり、プログラム自体も本発明に含まれる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
上記主たる発明の構成によれば、本外付けドライブシステムは、その前提として、複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なデバイスを対象とる。ここで、テーブルは、上記互換性のある機種毎に対応したパラメータを記憶しており、検知手段は、インストール時に上記デバイスの機種を検知する。そして、パラメータ設定手段が、その検知結果に基づいて上記テーブルを参照し、対応するパラメータを読み出してコンピュータに記憶させる。そして、フィルタドライバがドライバの起動時に上記コンピュータに記憶されたパラメータを読み出し、動作環境を設定して上記ドライバを実行させる。
すなわち、複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なデバイスを対象としつつ、互換性のある機種毎に対応した動作環境を設定することにより、デバイスの開発は機種毎に行なう必要が無くなるので、開発期間を要しない。また、機種の相違を反映させた開発環境を設定させるだけであれば、多くの開発期間を要しない。この結果、多くの開発期間を要することなく、個別の機種の性能を発揮させることができる。
一般には、複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なデバイスで、機種毎の開発ができないのであれば、保障されている最大のスペックで妥協しなければならない。しかし、動作環境に着目して機種の相違を反映させることができるので、開発期間の短縮と、個別の性能の発揮という、相反する効果を得ることが可能となる。
互換性のある機種のうちのいずれの機種が採用されているかを検知する手法は様々であり、また、検知結果を反映させるパラメータを記憶させる手法は様々である。その一例として、上記検知手段とパラメータ設定手段は、上記ドライバをコンピュータにて実行可能となるようにインストールするインストーラで実現することが可能である。
新たなデバイスの利用を開始するときには、通常、そのデバイスに適合したドライバをインストールする作業を行う。従って、この時点に同時に行うことで別の時期に作業を行なう手間を省くことができる。
むろん、既にインストールされているデバイスがあるとしても、ドライバの更新を行うことで同様の作業を事後的に、テーブルを用意しつつ、検知手段、パラメータ設定手段、フィルタ手段を追加することが可能である。
複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なデバイスは様々なものがあり、その一例として、上記デバイスは、マスストレージデバイスで実現することが可能である。
マスストレージデバイスは、コンピュータから見た外部の記憶装置であり、記憶容量を補足する。コンピュータからすれば全て外部の記憶装置であるが、実際のハードウェアは様々な機種を採用可能であり、互換性を保持しつつも機種毎の相違は大きい。
機種毎の相違を発揮させるための動作環境も様々な要因があるが、その一例として、上記機種毎に対応したパラメータは、上記動作環境で設定される転送量に相当するように構成することが可能である。
転送量は、コンピュータが外部の記憶装置などとデータの通信を行なう際の一回の転送量の最大値である。転送量が少なければ大きなデータであるときには何度もコマンドやステータスを含めて繰り返し通信しなければならない。しかし、データの転送速度から転送量に制限が生じることもある。すなわち、転送量が多くなったときに性能が間に合わず、データ転送速度が間に合わずに転送エラーが生じることもあり得る。
通常は、一定の転送量を設定してしまい、機種毎の性能は無視している。むろん、外付けドライブシステムを機種対応で開発すればそのような転送量も含めて開発することは可能である。
このようなマスストレージデバイスに採用される機種の一例として、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、DVDドライブがあげられる。これらは転送量によって個別の機種の性能を発揮させることが可能である。
以下、添付図面にもとづいて本発明の実施形態を
(1)ハードウェアの概略構成
(2)ソフトウェアの構成
(3)ハードウェアとソフトウェアの概略関係
(4)テーブルの内容
(5)全体の動作
(6)変形例の概略構成
(7)変形例の動作
(8)まとめ
の順序で説明する。
(1)ハードウェアの概略構成
図1は、本発明が適用されるパーソナルコンピュータの外観を概略的に示している。
コンピュータ本体10には、モニタ20と、キーボード30と、マウス40とが接続されている。コンピュータ本体10内には、図示しないCPU、ROM、RAMなどがバスを介して接続され、その他、光ディスク読み取り装置、ハードディスクドライブなどが、内蔵機器として接続されている。
本実施形態では、これらに加えて外付けハードディスクドライブ50が、コンピュータ本体10に接続され、マスストレージデバイスとして利用される。この他にも、マスストレージとしては、フラッシュメモリ80や、DVDなどの光ディスクドライブユニット90も接続でき、以下に説明するような機種毎の転送量の設定を適用可能である。
(2)ソフトウェアの構成
図2はコンピュータ本体におけるソフトウェアの構成を示している。
コンピュータ本体10では、CPUが所定のソフトウェアを実行している。同ソフトウェアは、大別して、オペレーティングシステム(OS)61、デバイス用ドライバ62、アプリケーション63に分類される。アプリケーション63の実行によってデバイス64にアクセスする必要が生じた場合、アプリケーション63はオペレーティングシステム61にその要求を伝え、オペレーティングシステム61は、予め用意されているデバイス用ドライバ62を実行してハードウェアであるデバイス64へアクセスする。
デバイス用ドライバ62は、単一である必要はない。本実施形態でも、後に詳述するように、ドライバ62aとともに、フィルタドライバ62bを備えている。
(3)ハードウェアとソフトウェアの概略関係
コンピュータ本体の構成では、ハードウェアとソフトウェアとを厳密に区別することは難しい。用意されているプログラムをCPUが実行し、ハードウェアとコマンドやデータのやりとりを介して所望の処理が実現される。
図3は、本発明においてハードウェアとソフトウェアとが融合し、所定の処理を実現する関係を示している。
コンピュータ本体10には、USBインターフェイス11を介して外付けハードディスクドライブ50が接続されている。同外付けハードディスクドライブ50に対応して、ドライバ12とフィルタドライバ13とが用意され、インストールされている。また、これらをインストールするインストーラ14は、インストール時に検知手段15と、テーブル16と、パラメータ設定手段17とを備えている。
外付けハードディスクドライブ50はマスストレージデバイス(デバイス)の一種であり、内部には各種のメーカーが提供するハードディスクドライブユニット(機種)を備えている。ハードディスクドライブユニットは、メーカー毎、機種毎に実際には性能の差があるが、所定の機能を備えていることが保障され、その限りにおいて互換性がある。しかし、オペレーティングシステム61は一律に一定の転送量(例えば、64KB)を設定している。
検知手段15は、デバイスである外付けハードディスクドライブ50で実際に採用されているハードディスクドライブユニットの機種を検知する。テーブル16は、予め採用が予定されている複数の機種(ハードディスクドライブユニット)と所定のパラメータとを対応づけて記憶している。ここでは複数の機種(ハードディスクドライブユニット)と、それぞれに最適な転送量とを対応づけるため、間接的にパラメータを利用している。
フィルタドライバ13はドライバ12の起動時に同パラメータを読み込んで対応する転送量を設定することになる。この結果、複数のハードディスクドライブユニットと、転送量とが、一対一で対応づけられる。
(4)テーブルの内容
図4はこのような機種とパラメータとの対応関係を記憶するテーブル16の内容を示しており、図5はフィルタドライバ13が備える同パラメータと転送量との対応関係を記憶するテーブルの内容を示している。
両方のテーブルより、F.HDDという機種にはパラメータ「0」が、H.HDDという機種にはパラメータ「1」が、I.HDDという機種にはパラメータ「2」が、それぞれ対応づけられ、パラメータ「0」には転送量として「128」KBが、パラメータ「1」には転送量として「256」KBが、パラメータ「2」には転送量として「512」KBが、対応づけられている。この結果、F.HDDという機種には転送量として「128」KBが対応づけられ、H.HDDという機種には転送量として「256」KBが対応づけられ、I.HDDという機種には転送量として「512」KBが対応づけられることになる。
本実施形態では、二つのテーブルを利用して、機種と転送量とを対応づけているが、一つのテーブルで直に機種と転送量とを対応づけるようにしても良い。また、対応付けの関係を記憶する手法は各種の構成を含んでいる。例えば、一対一の関係を生じるために表形式ではなくて演算式を採用したとしても実質的には同じといえる。
パラメータ設定手段17は、検知手段15の検知結果に対応したパラメータをコンピュータ本体10に記憶させる。記憶方法は様々な手法を採用可能であるが、本実施形態ではオペレーティングシステム61が有するレジストリを利用する。レジストリはドライバのインストール時などに環境などを考慮してパラメータを記憶するのに利用される。
本実施形態においてもパラメータを記憶しているが、従来のドライバのインストールでは対象となるデバイスが定まっていればよく、さらに実際に採用されている機種を検知し、同機種に対応するパラメータを敢えて記憶するということはない。
本実施形態においては、パラメータをレジストリに記憶しているが、その記憶手法はこれに限られるものではなく、設定用ファイル(例えば、iniファイル)に書き込むということでも可能である。
(5)全体の動作
図6は、インストーラがインストール際の手順を示すフローチャートである。
ステップS100にて必要なファイルをコンピュータ本体10にコピーする。コピーする先は通常は内蔵のハードディスクドライブユニットであるが、これに限られるものではない。コピー作業以外にも、起動および動作のための諸情報をレジストリに書き込むといった通常の作業も含む。
続く、ステップS105では外付けハードディスクドライブ50と通信し、同外付けハードディスクドライブ50に装着されている機種を検知する。上述したように予め採用が予定されている機種とパラメータとを対応づけられてテーブル16として記憶されており、ステップS110にて同テーブル16を参照し、パラメータを取得する。
より具体的には、外付けハードディスクドライブ50に装着されているハードディスクドライブユニットがF.HDDであれば、テーブル16を参照すると対応づけられたパラメータが「0」である。従って、この場合はパラメータとして「0」を取得する。同様にして、H.HDDであればパラメータ「1」を、I.HDDであればパラメータ「2」を取得する。
そして、ステップS115では同取得したパラメータの値をレジストリに書き込み、インストール処理を終了する。なお、かかるステップS105のソフトウェア及びこれを実現するハードウェアが有機一体的となって検知手段を構成し、同様にステップS115のソフトウェア及びこれを実現するハードウェアとが有機一体的となってパラメータ設定手段を構成する。
インストールされるのはドライバ12とフィルタドライバ13であり、アプリケーション63から外付けハードディスクドライブ50に対するアクセスの要求があった場合、あるいはオペレーティングシステム61自体が外付けハードディスクドライブ50に対するアクセスの要求が生じた場合、フィルタドライバ13とドライバ12とが動作することになる。
図7は、ドライバが起動される際の手順を示すフローチャートである。
ドライバはステップS150にてアクセス要求があったと判断されると以下の処理を実行するが、アクセス要求がない場合はステップS150の判断を経て本処理を終了する。
アクセス要求があった場合、ステップS155にてフィルタドライバ13を起動する。フィルタドライバ13が起動されると、まず、ステップ160にてレジストリを読み込む。読み込む具体的なパラメータは、インストール時のステップS115にて書き込まれたものである。
続くステップS165では対応する転送量を取得する。フィルタドライバ13は内部に5に示すテーブルを有しており、読み込んだパラメータに基づいて対応する転送量を取得することになる。
例えば、パラメータ「0」に対応して転送量「128」KBが対応づけられているので、機種がF.HDDであれば、パラメータ「0」がレジストリから読み出され、対応する転送量「128」を得ることになる。また、H.HDDであれば、対応する転送量「256」を、I.HDDであれば、対応する転送量「512」をそれぞれ得ることになる。
このようにして転送量が得られたら、ステップS170にてオペレーティングシステム61の転送量に設定する。オペレーティングシステム61の転送量は動作環境として参照され、ドライバ12は、ステップS175にて要求されるアクセスを実行する際、動作環境として設定されている転送量に基づいてアクセスを実行する。
マスストレージである外付けハードディスクドライブ50に対するアクセスは、データの転送が主であり、コマンドと、データと、ステータスの情報が転送されることになる。そして、データは上述した転送量の単位でアクセスされる。転送量よりも大きいデータを読み書きする場合、同転送量の単位に区切られて複数回の転送が行われる。毎回の転送毎にコマンドとステータスの情報が加えられるので、転送の回数が多くなれば自ずからスループットも低下する。
本実施形態によれば、予め機種に応じた最適な転送量が設定された状態で転送が行われるのでスループットの向上が期待できる。また、ドライバ12自体は機種に依存することなく利用可能であり、フィルタドライバ13内のテーブルや、インストーラでのテーブル16の内容だけを機種に応じて変更するだけであるので、開発期間も短くて済む。
本発明では、ドライバとコンピュータ周辺機器(デバイス)とOS(オペレーションシステム)との間に新たにフィルタドライバを採用している。インストーラーは、フィルタドライバやドライバがパーソナルコンピュータにCD−ROMやダウンロードによりインストールされる際、接続されている外部コンピュータ周辺機器のデバイス情報(例えば、ハードディスクのメーカー名、型番、LBA、キャッシュサイズ、INQUIRY、シリアルナンバーなどの機器固有の情報)を獲得してレジストリにフラグを予めセットする。そして、フィルタドライバーがドライバとOS(オペレーションシステム)の間にインストールされる。
フィルタドライバは、インストーラーによって作成されたレジストリ情報内のレジストリフラグに基いて適応するコンピュータ周辺機器(デバイス)に採用された部品構成に最適なパラメータを選択し、ドライバに受け渡す。
これにより、コンピュータ周辺機器(デバイス)の構成に左右されない安定したパーソナルコンピュータシステムが構成でき、製造管理の管理工数の増加、周辺機器の部品構成の違いに起因するコンピュータ周辺機器の依存性をなくすことが可能となる。
(6)まとめ
このように、コンピュータ本体10にはインストーラ14によってドライバ12とフィルタドライバ13とがインストールされるが、インストール時には検知手段15と、テーブル16と、パラメータ設定手段17とにより、マスストレージデバイスである外付けハードディスクドライブ50は現実に内蔵している所定の機種に対応するパラメータがレジストリに書き込まれ、オペレーティングシステム61によって同ドライバ12を実行する際には予めフィルタドライバ13がレジストリのパラメータに対応して最適な転送量を動作環境として設定するので、ドライバとしては互換性のある機種にかかわらずに汎用的に開発できつつ、機種に依存する性能の際を動作環境である転送量として最適化することで性能の向上を図ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本発明が適用されるパーソナルコンピュータの外観を概略的に示している。 コンピュータ本体におけるソフトウェアの構成を示す図である。 ハードウェアとソフトウェアとが融合し、所定の処理を実現する関係を示す図である。 各機種とパラメータとの対応関係を記憶するテーブルの内容を示す図である。 フィルタドライバが備えるパラメータと転送量との対応関係を記憶するテーブルの内容を示す図である。 インストーラがインストール際の手順を示すフローチャートである。 ドライバが起動される際の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…コンピュータ本体、11…USBインターフェイス、12…ドライバ、13…フィルタドライバ、14…インストーラ、15…検知手段、16…テーブル、17…パラメータ設定手段、20…モニタ、30…キーボード、40…マウス、50…ハードディスクドライブ、61…オペレーティングシステム(OS)、62…デバイス用ドライバ、62a…ドライバ、62b…フィルタドライバ、63…アプリケーション、64…デバイス、80…フラッシュメモリ、90…光ディスクドライブユニット。

Claims (5)

  1. USBを介して接続されATA-USB変換を行なう複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なマスストレージデバイスのための外付けドライブシステムであって、
    上記互換性のある機種毎に対応したパラメータであって動作環境で設定されデータを区切る単位である転送量に相当するパラメータを記憶するテーブルと、
    インストール時に上記マスストレージデバイスに採用されている機種を検知する検知手段と、
    その検知結果に基づいて上記テーブルを参照し、対応する上記転送量に相当するパラメータを読み出してコンピュータに記憶させるパラメータ設定手段と、
    ドライバの起動時に上記コンピュータに記憶された上記転送量に相当するパラメータを読み出し、動作環境を設定して上記ドライバを実行させるフィルタドライバとを具備することを特徴とする外付けドライブシステム。
  2. 上記検知手段とパラメータ設定手段は、上記ドライバをコンピュータにて実行可能となるようにインストールするインストーラで実現されることを特徴とする上記請求項1に記載の外付けドライブシステム。
  3. 上記機種は、ハードディスクドライブであることを特徴とする上記請求項1または上記請求項2に記載の外付けドライブシステム。
  4. 上記機種は、フラッシュメモリであることを特徴とする上記請求項1または上記請求項2に記載の外付けドライブシステム。
  5. USBを介して接続されATA-USB変換を行なう複数の互換性のある機種のいずれかを採用可能なマスストレージデバイスのための外付けドライブ作動方法であって、
    上記互換性のある機種毎に対応したパラメータであって動作環境で設定されデータを区切る単位である転送量に相当するパラメータをテーブルとして記憶しておくとともに、
    インストール時に上記マスストレージデバイスに採用されている機種を検知し、
    その検知結果に基づいて上記テーブルを参照し、対応する上記転送量に相当するパラメータを読み出してコンピュータに記憶させ、
    上記マスストレージデバイスを作動させるにあたり、上記コンピュータに記憶された上記転送量に相当するパラメータを読み出し、動作環境を設定してドライバを実行させることを特徴とする外付けドライブ作動方法。
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