JP2005182615A - エミュレーションシステムおよびエミュレーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別なファイルシステム等を必要とすることなく、エミュレーション対象の記憶媒体の交換等を簡単に行うことを可能としたエミュレーションシステムを提供する。
【解決手段】LBA対応表作成部203は、FDイメージ領域27bについて、コピー元であるフロッピィディスク(R)上でのアドレス情報をSDメモリカード(R)上でのアドレス情報に変換するためのLBA対応表207を作成する。FDアクセス制御部204は、エミュレートするフロッピィディスク(R)へのアクセスが要求されると、LBA対応表207に基づきSDメモリカード(R)へのアクセスを代替実行する。FD交換エミュレート部206は、HDアクセス制御部205によってFDイメージSD領域27bへの更新・削除を伴うアクセスを監視し、アクセスが行われたら、あたかもフロッピィディスク(R)が交換されたように見せ掛けるためのエミュレートを実行する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード(R)に対するアクセスをフロッピィディスク(R)に対するアクセス手順で実行可能な環境を仮想的に構築するエミュレーション技術に関する。
近年の半導体製造技術の向上に伴い、例えばPDA(Personal Digital Assistant)やデジタルカメラなどに装着される半導体メモリの小型化・大容量化が進んできている。例えばSDメモリカード(R)は、一辺が2〜3cmのサイズで数10〜数100Mバイトの記憶容量を有している。そのため、最近では、フロッピィディスク(R)に代えて、このSDメモリカード(R)に代表される半導体メモリを収納するためのスロットを標準装備するパーソナルコンピュータも増加してきている。
その一方で、フロッピィディスク(R)上に構築済みの動作環境等を継続して利用したいという要望も根強い。このようなことから、ある記憶媒体の記憶領域の一部または全部をそれとは種類の異なる記憶媒体として取り扱い可能とするためのいわゆるエミュレーション機能が種々提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
この種のエミュレーション機能を活用すれば、例えばSDメモリカード(R)内にフロッピィディスク(R)用の領域を確保し、その領域に所望のフロッピィディスク(R)の内容を複製することにより、SDメモリカード(R)用のスロットのみでフロッピィディスク(R)用のスロットが装備されていなくとも、フロッピィディスク(R)上に構築済みの動作環境等を継続して利用することが可能となる。
特開平5−289854号公報 特開2001−290606号公報
ところで、この特許文献1や特許文献2等を含む従前のエミュレーション機能では、いずれもオペレーティングシステム等の上位システムからはアクセス不可能な領域にエミュレーション対象の記憶媒体用の領域を固定的に確保する。これは、エミュレーション対象の記憶媒体の内容が不注意で書き換えられるのを確実に防止する反面、その内容をユーザが意図的に書き換えるのが困難である。従って、例えばSDメモリカード(R)の記憶領域の一部を用いてフロッピィディスク(R)をエミュレートした場合、そのフロッピィディスク(R)の交換等を行うのは非常に難しい。
また、例えばSDメモリカード(R)のパーティションテーブルを操作してフロッピィディスク(R)用の領域を確保する等、ファイルシステムの規格から外れるような特殊な加工を施すので、このSDメモリカード(R)をデジタルカメラや携帯電話機といった組み込み機器での通常利用に供することができなくなるおそれもある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、特別なファイルシステム等を必要とすることなく、エミュレーション対象の記憶媒体の交換等を簡単に行うことを可能としたエミュレーションシステムおよびエミュレーション方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、第1の記憶媒体を収納するスロットを有し、ファイル管理をオペレーティングシステムによって実行する電子機器のエミュレーションシステムであって、前記スロットに収納された前記第1の記憶媒体のファイルシステムを解析して、前記第1の記憶媒体とは種類の異なる第2の記憶媒体の内容を複製したイメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記イメージファイルが記憶されている場合、このイメージファイル内の前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報と前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報とを対応づけるアドレス対応表を作成する対応表作成手段と、前記アドレス対応表に基づき、前記オペレーティングシステムから渡される前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報を前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報に変換し、前記第2の記憶媒体に対するアクセスを前記イメージファイルに対するアクセスによって代替実行するエミュレート手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、特別なファイルシステム等を必要とすることなく、エミュレーション対象の記憶媒体の交換等を簡単に行うことを可能としたエミュレーションシステムおよびエミュレーション方法を提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の電子機器の概略構成を示す図である。この電子機器は、例えばポータブル型のパーソナルコンピュータであり、図1に示すように、CPU11、ノースブリッジ(NB)12、システムメモリ13、LCD(Liquid Crystal Display)14、サウスブリッジ(SB)15、BIOS(Basic Input/Output System)−ROM16、キーボードコントローラ(KBC)17、キーボード(KB)18、タッチPAD19、ハードディスク装置(HDD)20、SD(Secure Digital)カードコントローラ21およびSDカードスロット22などを備えている。
CPU11は、この電子機器の中核を担う装置であり、システムメモリ13に格納されたオペレーティングシステムを含む各種プログラムやBIOS−ROM16に格納されたシステムBIOSを実行して各部を駆動制御する。NB12は、CPU11から導出されるCPUローカルバスとPCIバスとを相互に接続するための中継装置である。このNB12は、いわゆるメモリコントローラ23やディスプレイコントローラ24としての機能を併せ持っており、システムメモリ13に対するデータアクセスを制御するとともに、CPU11が作成した画像データをLCD14へ表示制御する。
SB15もNB12と同様の中継機能を有する装置であり、BIOS−ROM16、KBC17、HDD20等をPCIバスに接続する。このSB15は、いわゆるUSBコントローラ25としての機能を併せ持っており、USBコネクタを介して例えばフロッピィディスク(R)装置(FDD)26などを必要に応じて接続することができる。
BIOS−ROM16は、例えばHDD20などのハードウェアである周辺装置をソフトウェアであるオペレーティングシステム等が駆動するためのシステムBIOSを格納する記憶媒体であり、バーションアップ等に伴う書き換えが可能なようにE2PROM等で構成される。なお、以下では、このBIOS−ROM16に格納されたシステムBIOS自体をBIOS16と記する場合がある。
また、SDカードコントローラ21は、SDカードスロット22に収納されたSDメモリカード27に対するデータアクセスを制御する。つまり、この電子機器では、主記憶であるシステムメモリ13と外部記憶であるHDD20とを内蔵するほか、このSDメモリカード27や前述のFDD26をさらに外部記憶として追加することができる。
なお、KBC17は、KB18やタッチPAD19の操作を内蔵レジスタを介してCPU11に伝達する装置であり、HDD20は、システムメモリ13の補助装置として各種プログラムおよび各種データを格納する大容量の記憶媒体である。
図2は、この電子機器のエミュレーション制御に関わる機能ブロックを示す図である。
この電子機器上で動作するアプリケーションプログラム101は、オペレーティングシステム100を介してHDD20などに対するデータアクセスを実行する。一方、オペレーティングシステム100は、アプリケーションプログラム101からデータアクセスを要求されると、その実処理をBIOS16に依頼し、受け取った結果をアプリケーションプログラム101に返却する。ここでは、オペレーティングシステム100として、例えば米マイクロソフト社のMS−DOS(R)を想定する。
MS−DOS(R)は、機能は限定的であるものの、文書作成ソフトウェアや表計算ソフトウェアなどを利用するには十分な機能を有するオペレーティングシステムであり、小規模のシステム構成をもつ例えば廉価モデルのポータブルコンピュータ等に好適なオペレーティングシステムである。また、このMS−DOS(R)の動作環境は、フロッピィディスク(R)上に構築することも可能である。つまり、長年使い慣れた動作環境がフロッピィディスク(R)上に構築済みである場合も少なくない。そこで、本実施形態の電子機器では、まず、第1に、USBコネクタを介して外付けする必要のあるFDD26をその都度用いなくとも、取り扱い容易なSDメモリカード(R)上にそのフロッピィディスク(R)のイメージをコピーして、そのSDメモリカード(R)上のイメージをあたかもフロッピィディスク(R)のように取り扱い可能とするエミュレーションを実現する。
また、このMS−DOS(R)では、SDメモリカード(R)の取り扱いがサポートされていない。そこで、本実施形態の電子機器では、第2に、このSDメモリカード(R)全体をあたかも(MS−DOS(R)で利用可能な)磁気ディスクのように取り扱い可能とするエミュレーションを同時に実現する。
FDイメージ作成ユーティリティプログラム102は、フロッピィディスク(R)のイメージを簡単な操作でSDメモリカード(R)にコピーするために提供されるツールプログラムである。ユーザは、あるフロッピィディスク(R)のイメージをSDメモリカード(R)にコピーしようとした場合、そのフロッピィディスク(R)をUSBコネクタを介して外付けされたFDD26にセットすると共に、SDメモリカード(R)をSDカードスロット22にセットし、FDイメージ作成ユーティリティプログラム102の画面表示に沿って一連の操作を実施する。そして、この時、FDイメージ作成ユーティリティプログラム102は、フロッピィディスク(R)の内容を複製したイメージファイルを予め定められたネーミングルールに従ったファイル名で(磁気ディスクとみなす)SDメモリカード(R)上に書き込む。つまり、このイメージファイルは、通常のファイルと同様の形式でSDメモリカード(R)上の正規のデータ記憶領域に格納されることになる。
なお、このイメージファイルの作成は、必ずしもFDイメージ作成ユーティリティプログラム102を用いなければならないものではなく、予め定められたネーミングルールに従ったファイル名でイメージファイルを作成する知識をもったユーザ等であれば、例えばオペレーティングシステム100で用意されたコマンドによっても構わない。また、このイメージファイルの作成は、例えばデスクトップPC等のその他の電子機器上で実施しても良い。この場合、FDD26やFDイメージ作成ユーティリティプログラム102は当該電子機器では不要となる。
前述の2つのエミュレーションは、いずれもBIOS16のFD・HDエミュレート部200(エミュレーションシステム)によって実現される。その実現のため、FD・HDエミュレート部200は、メディア有無チェック部201、FDイメージ有無チェック部202、LBA対応表作成部203、FDアクセス制御部204、HDアクセス制御部205およびFD交換エミュレート部206の各処理部と、LBA対応表207のデータ部とを有している。
電子機器本体の電源オン時、メディア有無チェック部201は、SDカードスロット22にSDメモリカード(R)27が収納されているかどうかを調べる。このSDメモリカード(R)は、磁気ディスクと同様、いわゆるパーティション情報をもつ不揮発性の記憶媒体であり、かつ、その規格上、BIOS16で処理可能なFAT(File Allocation Table)12またはFAT16がファイルシステムとして採用されている。従って、SDメモリカード(R)27が収納されている場合、メディア有無チェック部201により、このファイルシステムの内容を磁気ディスクのものとしてオペレーティングシステムに転送するだけで、SDメモリカード(R)27を磁気ディスクに見せ掛けることができる。ここでは、この磁気ディスクに見せ掛けたSDメモリカード(R)27上のデータ記憶領域をHDエミュレーション領域27aと称することにする。
なお、この時、メディア有無チェック部201は、SDカードスロット22のファイルシステムが正規にサポートされたものかどうかを調べ、正規にサポートされたものでなければ、SDメモリカード(R)27は収納されていないものとする。
また、SDメモリカード(R)27が収納されている場合は、FDイメージ有無チェック部202が、そのSDメモリカード(R)27のファイルシステムを解析して、FDイメージ作成ユーティリティプログラム102により書き込まれる(予め定められたネーミングルールに従ったファイル名の)イメージファイルがSDメモリカード(R)27上に存在するかどうかを調べる。
図3には、SDメモリカード(R)27の論理構成が示されている。FDイメージ有無チェック部202は、まず、MBR(Master Boot Record)内のパーティションテーブルからDBR(DOS Boot Record)のLBA(Logical Block Address)を求める。FATファイルシステムでは、大きくDBR、FAT、DIR(Directory entry)、DATAの4つの領域に分けられており、FATには、各ファイルがどのクラスタに格納されているのかを示すリンク情報が格納され、また、DIRには、各ファイルのファイル名、ファイルサイズ、ファイル属性、先頭クラスタ番号などの情報が格納されている。そこで、FDイメージ有無チェック部202は、このLBAを求めた各DBRに対応するDIRを順次参照していくことにより、(予め定められたネーミングルールに従ったファイル名の)イメージファイルを検索して、その存在有無を判定する。また、FDイメージ有無チェック部202は、イメージファイルを検出した場合、DIRのファイルサイズ情報からこのイメージファイルの元となったフロッピィディスク(R)の種類(1.44Mバイト:512バイト/セクタ、720Kバイト:512バイト/セクタ等)の判定も行う。
もし、イメージファイルがSDメモリカード(R)27上に存在したら、FDイメージ有無チェック部202は、その旨をLBA対応表作成部203に通知すると共に、そのイメージファイル内にコピーされたフロッピィディスク(R)のファイルシステムの内容をフロッピィディスク(R)のものとしてオペレーティングシステム100に転送する。これにより、このフロッピィディスク(R)があたかも存在するように見せ掛けることができる。ここでは、このイメージファイルが格納されるSDメモリカード(R)27上のデータ記憶領域をFDイメージ領域27bと称することにする。なお、このイメージファイルは、前述したように、オペレーティングシステム100からはHDエミュレーション領域27a内の1ファイルとしても併せて認識されている。
一方、このFDイメージ有無チェック部202からイメージファイルが存在する旨を通知されたLBA対応表作成部203は、FDイメージ有無チェック部202により検出されたイメージファイル内にコピーされたフロッピィディスク(R)のファイルシステムとSDメモリカード(R)27のファイルシステムとの両方を参照しながら、フロッピィディスク(R)のファイルシステムで指し示すFDイメージ領域27b内のアドレス情報をSDメモリカード(R)27のファイルシステムで指し示すFDイメージ領域27b内のアドレス情報に変換するためのLBA対応表207を作成する。ここでは、フロッピィディスク(R)に対するアクセスをSDメモリカード(R)に対するアクセスで代替実行するので、CHS(Cylinder, Head, Sector)形式で表現されるフロッピィディスク(R)上でのアドレス情報(FD−CHS)をLBA形式で表現されるアドレス情報(FD−LBA)に変換した後、この変換後のアドレス情報をSDメモリカード(R)上でのアドレス情報(SD−LBA)に変換する。
FD−CHSからFD−LBAへの変換は、規則的であり、計算によって比較的簡単に行うことができる。一方、FD−LBAからSD−LBAへの変換は、フロッピィディスク(R)のイメージファイルがSDメモリカード(R)27上に不連続に配置される場合を考慮して、テーブル(LBA対応表207)を用いて実行する。換言すれば、このテーブルを用いた変換を行うことにより、フロッピィディスク(R)のイメージファイルを断片化された状態で配置することが許容される。
図4には、LBA対応表207の一例が示されている。図4に示すように、このLBA対応表207によって、フロッピィディスク(R)のアドレス情報(FD−LBA:表の左列)は、SDメモリカード(R)27のFDイメージ領域27b内のアドレス情報(SD−LBA:表の右列)に対応づけられる。そして、前述のように、このLBA対応表207による対応づけを行うことによって、FDイメージ領域27bは、必ずしもSDメモリカード(R)27上の連続したデータ記憶領域上に確保されなくとも、つまり断片化された状態で格納されても構わないことになる。
その後、実際に、オペレーティングシステム100からフロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求されると、FDアクセス制御部204が、所定の計算を行った後にLBA対応表207を参照することにより、アクセス先として指定されたアドレス情報をSDメモリカード(R)27上のアドレス情報に変換した上で、SDメモリカード(R)27に対するアクセスを代替実行し、その結果をオペレーティングシステム100に返却する。このように、あたかもフロッピィディスク(R)が存在するように見せ掛けることができるので、例えばBIOS16の環境設定機能によりブートデバイスとしてフロッピィディスク(R)を選択しておけば、このイメージファイルの元となったフロッピィディスク(R)上に構築された動作環境を再現することも可能となる。
次に、オペレーティングシステム100から磁気ディスクに対するアクセスが要求された場合を考える。前述したように、FDイメージ領域27b上のイメージファイルは、HDエミュレーション領域27a内の1ファイルに過ぎない。従って、このイメージファイルを磁気ディスクに対するアクセスで書き換えたり削除することは至って容易である。そこで、このHDアクセス制御部205によるイメージファイルの更新・削除を、FD交換エミュレート部206が監視する。
FDイメージ有無チェック部202がイメージファイルを検出した時、FD交換エミュレート部206は、その旨の通知を受け取り、この通知の際、そのイメージファイルのファイル名が格納されたDIRのLBAを取得する。通常、ファイルの更新・削除は、ファイルシステムの管理領域の書き換えにより実現されているため、いずれもLBAへの書き込みとしてBIOS16に通知される。従って、FD交換エミュレート部206は、その書き込み要求がイメージファイルのファイル名が格納されたDIRのLBAに対するものかどうかをまず調べる。もし、そうでなければ、この時点で、イメージファイルの更新および削除のいずれでもないことがわかる。
一方、そうであれば、FD交換エミュレート部206は、続いて、イメージファイルが格納されているエントリの更新かどうかを調べる。例えばFATシステムの場合、各セクタに8ファイル分の情報が格納されるため、イメージファイルのファイル名が格納されたDIRのLBAに対する書き込み要求であっても、他のファイルを対象とするものである可能性もある。そこで、イメージファイルが格納されているエントリの更新かどうかを調べて、イメージファイルが格納されているエントリの更新でなければ、イメージファイルの更新および削除のいずれでもないと判定する。
もし、イメージファイルが格納されているエントリの更新であれば、イメージファイルの更新および削除のいずれかということになる。この場合、FD交換エミュレート部206は、DIRに格納されたイメージファイルのファイル名情報が変更されているかどうかを調べる。そして、変更されていれば、イメージファイルの削除、そうでなければ、イメージファイルの更新であるとそれぞれ判断する。
なお、HDDアクセス制御部205とFD交換エミュレート部206とが協働して、イメージファイルの更新または削除が行われようとしている場合に、イメージファイルを更新または削除しようとしている旨の警告を行い、これに応答して強行の指示がユーザからなされたら、その更新または削除を実施するようにしても良い。
そして、FD交換エミュレート部206は、イメージファイルを対象とする更新や削除であると判定すると、FDアクセス制御部204に対して、「イメージファイルが更新された」または「イメージファイルが削除された」旨を通知する。一方、この通知を受けたFDアクセス制御部204は、各場合について次の処理を実行する。
(1)イメージファイルが更新された
この場合、FDアクセス制御部204は、その後、最初にオペレーティングシステム100からフロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求された際に、LBA対応表作成部203にLBA対応表207の再作成を指示する。そして、LBA対応表207が再作成されたら、その新たなLBA対応表207を使って、SDメモリカード(R)27に対するアクセスを代替実行する。つまり、これにより、イメージファイルの書き換えをフロッピィディスク(R)の交換としてエミュレートすることができる。イメージファイルの書き換えは、FDイメージ作成ユーティリティプログラム102により行うほか、例えばオペレーティングシステム100で用意されたコマンド等でも可能である。
(2)イメージファイルが削除された
この場合、FDアクセス制御部204は、オペレーティングシステム100からフロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求された際に、FDイメージ有無チェック部202に新たなイメージファイルが存在していないかどうかを調べさせ、新たなイメージファイルが検出されなければ、フロッピィディスク(R)が収納されていない旨のエラーを返答する。つまり、これにより、イメージファイルの削除をフロッピィディスク(R)の取り外しとしてエミュレートすることができる。また、検出されれば、LBA対応表作成部203にLBA対応表207の再作成を指示すると共に、その新たなLBA対応表207を使って、SDメモリカード(R)27に対するアクセスを代替実行する。つまり、これにより、イメージファイルの新たな書き込みをフロッピィディスク(R)の装着としてエミュレートすることができる。
なお、その書き込み要求がイメージファイルのファイル名が格納されたDIRのLBAに対するものかどうかを調べ、そうであった場合に、その時点でイメージファイルの削除であると判定する方法も採用できる。この場合、次のフロッピィディスク(R)に対するアクセス要求時に、イメージファイルの検索を実施し、検出されれば(元々のイメージファイルである場合を含む)、ディスクの交換、検出されなければ、ディスク未装着として処理すれば良い。
次に、図5乃至図7を参照して、この電子機器のエミュレーション制御に関わる動作手順を説明する。
図5は、電子機器本体の電源オン時のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャートである。
電子機器本体の電源がオンされると、メディア有無チェック部201は、SDカードスロット22にSDメモリカード(R)27が収納されているかどうかを調べる(ステップA1)。また、メディア有無チェック部201は、収納されていた場合(ステップA2のYES)、続いて、そのパーティション構造を解析して、ファイルシステムが正規にサポートされているものかどうかを調べる(ステップA3)。
正規にサポートされているものであった場合(ステップA4のYES)、FDイメージ有無チェック部202は、FDイメージ領域27bの有無を調べる(ステップA5)。そして、存在すれば(ステップA6のYES)、LBA対応表作成部203は、LBA対応表207の作成を実行する(ステップA7)。この際、FDイメージ有無チェック部202は、FDイメージ領域27b内に記録されたフロッピィディスク(R)のファイルシステムの内容をフロッピィディスク(R)のものとしてオペレーティングシステム100に転送する(ステップA8)。また、メディア有無チェック部201は、FDイメージ領域27bの有無に関わらず、SDメモリカード(R)27のファイルシステムの内容を磁気ディスクのものとしてオペレーティングシステムに転送する(ステップA9)。
図6は、オペレーティングシステム100からフロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求された際のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャートである。
フロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求されると、FDアクセス制御部204は、フロッピィディスク(R)の交換エミュレーションがFD交換エミュレート部206から通知されているかどうかを調べる(ステップB1)。もし、通知されていれば(ステップB1のYES)、FDアクセス制御部204は、その通知が更新および削除のいずれであるのかを調べ(ステップB2)、更新であれば(ステップB2のYES)、LBA対応表207の再作成をこのタイミングでLBA対応表作成部203に指示する(ステップB3)。そして、FDアクセス制御部204は、このLBA対応表207に基づき、SDメモリカード(R)27に対するアクセスを代替実行する(ステップB4)。一方、削除であれば(ステップB2のNO)、FDアクセス制御部204は、FDイメージ領域27bの有無をFDイメージ有無チェック部202に調べさせ(ステップB5)、存在すれば(ステップB6のYES)、LBA対応表207の作成をLBA対応表作成部203に指示し(ステップB3)、このLBA対応表207に基づき、SDメモリカード(R)27に対するアクセスを代替実行する(ステップB4)。
また、FDイメージ領域27bが存在しなければ(ステップB6のNO)、FDアクセス制御部204は、フロッピィディスク(R)が格納されていない旨のエラーを返答する(ステップB7)。
図7は、オペレーティングシステム100から磁気ディスクに対するアクセスが要求された際のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャートである。
磁気ディスクに対するアクセスが要求されると、HDアクセス制御部205は、その要求されたアクセスをSDメモリカード(R)27に対して実行する(ステップC1)。また、これと並行して、FD交換エミュレート部206は、イメージファイルに対する更新や削除が行われていないかどうかを監視する(ステップC2)。そして、もし、イメージファイルに対する更新または削除を検知すると(ステップC2のYES)、FD交換エミュレート部206は、フロッピィディスク(R)の交換エミュレーションをFDアクセス制御部204に通知する(ステップC3)。
このように、この電子機器のエミュレーション制御によれば、SDメモリカード27上のHDエミュレーション領域27a内に1つのファイル格納領域として確保されるFDイメージ領域27bをフロッピィディスク(R)に見せ掛けることができる。従って、特別なファイルシステム等を必要とすることなく、このフロッピィディスク(R)の交換等を簡単に行うことが可能となる。そして、特別なファイルシステム等を必要としない、つまり既存のファイルシステムの規格に沿った処理を行うことにより、FDイメージ領域27bが確保されたSDメモリカード27をデジタルカメラや携帯電話機といった組み込み機器での通常利用に供することにも何ら問題を生じさせることがない。
なお、前述した例では、SDメモリカード(R)27をあたかも磁気ディスクのように取り扱い可能とするエミュレーションを説明したが、磁気ディスクに代えて、種々の記憶媒体にエミュレートすることも可能である。図3に示すように、MBRをもつファイルシステムを採用する記憶媒体であれば、前述した磁気ディスクの場合と同様の手順でエミュレート可能であるし、MBRをもたないファイルシステムを採用する記憶媒体、例えばSuper Floppy形式でフォーマットされたMO(Magneto Optical Disk)などであれば、その先頭セクタ(LBAが0)にDBRが存在するので、図3に示す各パーティション内の論理構成と同様となり、前述した磁気ディスクの場合におけるパーティションテーブルからDBRのLBAを求めた後からの手順を行えばよい。また、SDメモリカード(R)に代えて、その他の半導体メモリ等を利用できることは言うまでもない。
また、前述した例では、エミュレーション制御をBIOS16で実行する場合を説明したが、オペレーティングシステム100として、例えば米マイクロソフト社のWINDOWS(R)を想定した場合には、このBIOS16に代えて、図8に示したように、専用のデバイスドライバ30で実行するようにすれば良い。この場合、SDメモリカード27を着脱型(リムーバブル)の磁気ディスクに見せ掛けることも可能であり、そのようにエミュレートするのが好ましい。また、オペレーティングシステム100がSDメモリカード27を取り扱い可能であれば、SDメモリカード27全体を他の記憶媒体に見せ掛けるエミュレーションは必ずしも必要ではなく、フロッピィディスク(R)の交換をエミュレートするためのFDイメージ領域27bに対する更新・削除を伴うアクセスの監視等のみを行えば良い。
つまり、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の実施形態に係る電子機器の概略構成を示す図 同実施形態の電子機器におけるエミュレーション制御に関わる機能ブロックを示す図 SDメモリカード(R)の論理構成を示す図 同実施形態の電子機器におけるエミュレーション制御で用いられるLBA対応表の一例を示す図 同実施形態の電子機器において電子機器本体の電源オン時のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャート 同実施形態の電子機器においてオペレーティングシステムからフロッピィディスク(R)に対するアクセスが要求された際のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャート 同実施形態の電子機器においてオペレーティングシステムから磁気ディスクに対するアクセスが要求された際のエミュレーション制御に関わる動作手順を示すフローチャート 同実施形態の電子機器におけるエミュレーション制御をデバイスドライバで実行する場合の機能ブロックを示す図
符号の説明
11…CPU、12…ノースブリッジ(NB)、13…システムメモリ、14…LCD
15…サウスブリッジ(SB)、16…BIOS−ROM、17…キーボードコントローラ(KBC)、18…キーボード(KB)、19…タッチPAD、20…ハードディスク装置(HDD)、21…SDカードコントローラ、22…SDカードスロット、23…メモリコントローラ、24…ディスプレイコントローラ、25…USBコントローラ、26…フロッピィディスク装置(FDD)、27…SDメモリカード、27a…HDエミュレーション領域、27b…FDイメージ領域、30…デバイスドライバ、100…オペレーティングシステム、101…アプリケーションプログラム、102…FDイメージ作成ユーティリティプログラム、200…FD・HDエミュレート部、201…メディア有無チェック部、202…FDイメージ有無チェック部、203…LBA対応表作成部、204…FDアクセス制御部、205…HDアクセス制御部、206…FD交換エミュレート部、207…LBA対応表。

Claims (18)

  1. 第1の記憶媒体を収納するスロットを有し、ファイル管理をオペレーティングシステムによって実行する電子機器のエミュレーションシステムであって、
    前記スロットに収納された前記第1の記憶媒体のファイルシステムを解析して、前記第1の記憶媒体とは種類の異なる第2の記憶媒体の内容を複製したイメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記イメージファイルが記憶されている場合、このイメージファイル内の前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報と前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報とを対応づけるアドレス対応表を作成する対応表作成手段と、
    前記アドレス対応表に基づき、前記オペレーティングシステムから渡される前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報を前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報に変換し、前記第2の記憶媒体に対するアクセスを前記イメージファイルに対するアクセスによって代替実行するエミュレート手段と
    を具備することを特徴とするエミュレーションシステム。
  2. 前記判定手段は、予め定められた命名規則に従ったファイルが存在するか否かによって前記イメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のエミュレーションシステム。
  3. 前記対応表作成手段は、CHS(Cylinder,Head,Sector)形式からLBA(Logical Block Address)形式に変換した前記第2の記憶媒体のアドレス情報を、LBA形式の前記第1の記憶媒体のアドレス情報と対応づけるためのアドレス対応表を作成することを特徴とする請求項1記載のエミュレーションシステム。
  4. 前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが書き換えられた場合、前記対応表作成手段に前記アドレス対応表を再作成させることにより前記第2の記憶媒体が交換された状況を仮想的に作り出すメディア交換エミュレート手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のエミュレーションシステム。
  5. 前記メディア交換エミュレート手段は、前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが削除された場合、前記エミュレート手段にその後の前記第2の記憶媒体に対するアクセスについてメディア未収納のエラーを返答させることにより前記第2の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出すことを特徴とする請求項4記載のエミュレーションシステム。
  6. 前記メディア交換エミュレート手段は、前記イメージファイルの削除に伴って前記第2の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出した後、前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが新たに書き込まれた場合、前記対応表作成手段に前記アドレス対応表を再作成させることにより前記第2の記憶媒体が新たに収納された状況を仮想的に作り出すことを特徴とする請求項4記載のエミュレーションシステム。
  7. 第1の記憶媒体を収納するスロットを有し、ファイル管理をオペレーティングシステムによって実行する電子機器のエミュレーションシステムであって、
    前記スロットに格納された前記第1の記憶媒体を、前記第1の記憶媒体とは種類の異なる第2の記憶媒体として前記オペレーティングシステムに認識させる第1のエミュレート手段と、
    前記スロットに格納された第1の記憶媒体のファイルシステムを解析して、前記第1の記憶媒体および前記第2の記憶媒体とは種類の異なる第3の記憶媒体の内容を複製したイメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記イメージファイルが記憶されている場合、このイメージファイル内の前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報と前記第3の記憶媒体上でのアドレス情報とを対応づけるアドレス対応表を作成する対応表作成手段と、
    前記アドレス対応表に基づき、前記オペレーティングシステムから渡される前記第3の記憶媒体上でのアドレス情報を前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報に変換し、前記第3の記憶媒体に対するアクセスを前記イメージファイルに対するアクセスによって代替実行する第2のエミュレート手段と
    を具備することを特徴とするエミュレーションシステム。
  8. 前記第1のエミュレート手段は、前記第1の記憶媒体を着脱型の前記第2の記憶媒体として前記オペレーティングシステムに認識させることを特徴とする請求項7記載のエミュレーションシステム。
  9. 前記第1のエミュレート手段は、前記オペレーティングシステムで取り扱うことのできない前記第1の記憶媒体を前記オペレーティングシステムで取り扱い可能な前記第2の記憶媒体として前記オペレーティングシステムに認識させることを特徴とする請求項7記載のエミュレーションシステム。
  10. 前記判定手段は、予め定められた命名規則に従ったファイルが存在するか否かによって前記イメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定することを特徴とする請求項7記載のエミュレーションシステム。
  11. 前記対応表作成手段は、CHS形式からLBA形式に変換した前記第3の記憶媒体のアドレス情報を、LBA形式の前記第1の記憶媒体のアドレス情報と対応づけるためのアドレス対応表を作成することを特徴とする請求項7記載のエミュレーションシステム。
  12. 前記第2の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが書き換えられた場合、前記対応表作成手段に前記アドレス対応表を再作成させることにより前記第3の記憶媒体が交換された状況を仮想的に作り出すメディア交換エミュレート手段をさらに具備することを特徴とする請求項7記載のエミュレーションシステム。
  13. 前記メディア交換エミュレート手段は、前記第2の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが削除された場合、前記エミュレート手段にその後の前記第3の記憶媒体に対するアクセスについてメディア未収納のエラーを返答させることにより前記第3の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出すことを特徴とする請求項12記載のエミュレーションシステム。
  14. 前記メディア交換エミュレート手段は、前記イメージファイルの削除に伴って前記第3の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出した後、前記第2の記憶媒体に対するアクセスにより前記イメージファイルが新たに書き込まれた場合、前記対応表作成手段に前記アドレス対応表を再作成させることにより前記第3の記憶媒体が新たに収納された状況を仮想的に作り出すことを特徴とする請求項13記載のエミュレーションシステム。
  15. 第1の記憶媒体を収納するスロットを有し、ファイル管理をオペレーティングシステムによって実行する電子機器のエミュレーション方法であって、
    前記スロットに収納された前記第1の記憶媒体のファイルシステムを解析して、前記第1の記憶媒体とは種類の異なる第2の記憶媒体の内容を複製したイメージファイルが前記第1の記憶媒体に記憶されているか否かを判定するステップと、
    前記イメージファイルが記憶されている場合、このイメージファイル内の前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報と前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報とを対応づけるアドレス対応表を作成するステップと、
    前記アドレス対応表に基づき、前記オペレーティングシステムから渡される前記第2の記憶媒体上でのアドレス情報を前記第1の記憶媒体上でのアドレス情報に変換し、前記第2の記憶媒体に対するアクセスを前記イメージファイルに対するアクセスによって代替実行するステップと
    を具備することを特徴とするエミュレーション方法。
  16. 前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが書き換えられた場合、前記アドレス対応表を再作成することにより前記第2の記憶媒体が交換された状況を仮想的に作り出すステップをさらに具備することを特徴とする請求項15記載のエミュレーション方法。
  17. 前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが削除された場合、その後の前記第2の記憶媒体に対するアクセスについてメディア未収納のエラーを返答することにより前記第2の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出すステップをさらに具備することを特徴とする請求項16記載のエミュレーション方法。
  18. 前記イメージファイルの削除に伴って前記第2の記憶媒体が取り外された状況を仮想的に作り出した後、前記第1の記憶媒体に対するアクセスによって前記イメージファイルが新たに書き込まれた場合、前記アドレス対応表を再作成することにより前記第2の記憶媒体が新たに収納された状況を仮想的に作り出すステップをさらに具備することを特徴とする請求項17記載のエミュレーション方法。
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