JP2001290606A - 情報処理装置及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び記録媒体

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JP2001290606A
JP2001290606A JP2000104314A JP2000104314A JP2001290606A JP 2001290606 A JP2001290606 A JP 2001290606A JP 2000104314 A JP2000104314 A JP 2000104314A JP 2000104314 A JP2000104314 A JP 2000104314A JP 2001290606 A JP2001290606 A JP 2001290606A
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disk
small
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JP2000104314A
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Yoshiaki Uchida
好昭 内田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク装置のような比較的大容量の可換記
録装置を用いて、従来の記憶装置であるフロッピー(登
録商標)ディスクなどの小容量の可換記録装置を代替で
きるようにすること。 【解決手段】小容量の可換記録媒体の2倍以上の記憶容
量を有する大容量の可換記録媒体が挿入される大容量の
可換記録装置17aを備え、前記大容量の可換記録媒体
の領域を前記小容量の可換記録媒体と同程度の容量に分
割し、該個々の分割単位に前記小容量の可換記録媒体の
データを記録した領域を設け、前記大容量の可換記録媒
体を前記大容量の可換記録装置17aに挿入した時に、
前記分割単位の前記小容量の可換記録媒体のデータを一
つの論理的な前記小容量の可換記録媒体として認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】コンピュータやワードプロセ
ッサ、電子ブックなどの情報処理装置である小型計算機
には可搬型の可換記録媒体を用いる可換記録装置が接続
される。その可換記録装置の制御プログラムは、記録媒
体に記録されるものであり、この記録媒体には、光ディ
スクなどの可換記憶(可換記録)媒体とハードディスク
などの固定ディスク、及び小型計算機内にもつブートア
ップ用のROM(リードオンリメモリ)のそれぞれが含
まれている。
【0002】本発明は、特に小型計算機に接続される光
ディスクなどの比較的大容量の可換記録装置を用いて、
フロッピーディスクなどの小容量の可換記録装置を代替
できるようにした情報処理装置及び記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】本来、光ディスク装置、特に書き換え可
能な光ディスク装置によって、同等ないしより小容量の
ディスク装置は論理的に置き換えが可能である。しか
し、実際には次のような場面があるため、フロッピーデ
ィスクなどの小容量である従来の記憶装置ないし特定の
記憶装置が要求されていた。
【0004】(1)OS(オペレーティングシステム)
のインストールやメンテナンス等のためのシステム起動
のために、ハードディスク等にOSが正常にインストー
ルされていない状態で、PC(パーソナルコンピュー
タ)を起動できる装置が必要である。通常、このため
に、従来の記憶装置が明示的に要求されていた。また、
インストールディスクやメンテナンス用ディスクの作成
では、フロッピーディスクなどの従来の記憶装置を明ら
かに指定していた。
【0005】(2)ソフトウェアやデータの配布におい
て、従来の記憶装置を用いた、媒体の記憶イメージが配
布される場合がある。これを実際に使うためには、元の
形態に戻すために従来の記憶装置そのものが必要とされ
ていた。
【0006】(3)過去に作成されたソフトウェアが、
従来の記憶装置を想定した作りになっており、例えば、
1MB(メガバイト)程度の小容量毎に別の記憶媒体
(ディスク)にデータを保存することを想定している。
このため、大容量の光ディスクで代替しても小容量のデ
ィスクを用いる場合と同枚数のディスクが必要になって
しまっていた。
【0007】(4)上記(1)、(2)の問題を解決す
るため、例えばCD(コンパクトディスク)−ROM又
はMO(光磁気)ディスクからシステムを起動できるよ
うにしたものがある。
【0008】(5)CD−ROMから起動するとき、起
動するシステムは、1枚のCD−ROMについて一通り
だけであり選択できない。したがって、システム毎(例
えば、ウインドウ95、ウインドウ89毎)に起動する
ディスク(CD−ROM)を分ける必要があった。
【0009】例えば、OSを初期インストールするため
のCD−ROMであれば、CD−ROMから起動するだ
けで、各種の処理が始まることが望ましい。しかし、例
えば、プログラムの使用中になんらかの問題があって一
部のファイルを再インストールする場合などは別の構成
が望ましい。ところが、このような要求に対応するのは
困難である。というのは、一枚のCD−ROMでは一通
りだけの起動パターンしか作れないからであった。
【0010】(6)MOディスクから起動するときも、
起動するシステムは、1枚のMOディスクについて一通
りだけであり選択できない。したがって、システム毎に
起動するMOディスクを分ける必要があった(特開平5
−289854号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、次
のような課題があった。
【0012】(1)過去に作成されたソフトウェアが、
従来の記憶装置を想定した作りになっている時には、そ
のためだけに従来の記憶装置を実装していた。これは特
に小型の計算機においてコストアップや筐体の小型化を
阻む原因となっていた。
【0013】(2)起動するシステムは、1枚のディス
クについて一通りだけであり選択できないので、システ
ム毎に起動するディスク(CD−ROM、MOディス
ク)を分ける必要があった。
【0014】本発明は、このような従来の課題を解決
し、光ディスク装置のような比較的大容量の可換記録装
置を用いて、従来の記憶装置であるフロッピーディスク
などの小容量の可換記録装置を代替できるようにするこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、10はCPU(中央処理装置)、1
2aは記憶装置、13aは入力装置、14aは表示装
置、16aは固定記憶装置、17aは大容量可換記録装
置である。本発明は前記従来の課題を解決するため次の
ように構成した。
【0016】(1):小容量の可換記録媒体の2倍以上
の記憶容量を有する大容量の可換記録媒体が挿入される
大容量の可換記録装置17aを備え、前記大容量の可換
記録媒体の領域を前記小容量の可換記録媒体と同程度の
容量に分割し、該個々の分割単位に前記小容量の可換記
録媒体のデータを記録した領域を設け、前記大容量の可
換記録媒体を前記大容量の可換記録装置17aに挿入し
た時に、前記分割単位の前記小容量の可換記録媒体のデ
ータを一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体として
認識する。
【0017】(2):前記(1)の情報処理装置におい
て、前記大容量の可換記録媒体のデータを一つの論理的
な前記小容量の可換記録媒体としてオペレーティングシ
ステムに認識させるプログラムを、システムの起動時に
作動する記憶装置12aに格納する。
【0018】(3):小容量の可換記録装置に使用する
記録媒体の2倍以上の記憶容量を有する大容量の可換記
録媒体であって、前記大容量の可換記録媒体の領域を前
記小容量の可換記録媒体と同程度の容量に分割し、該個
々の分割単位に前記小容量の可換記録媒体のデータを記
録した領域を設け、前記大容量の可換記録媒体を大容量
の可換記録装置に挿入した時に、前記分割単位の前記小
容量の可換記録媒体のデータが、一つの論理的な前記小
容量の可換記録媒体として認識されるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体とする。
【0019】(4):前記(3)の記録媒体において、
前記大容量の可換記録媒体のデータを一つの論理的な前
記小容量の可換記録媒体としてオペレーティングシステ
ムに認識させるプログラムを、前記大容量の可換記録媒
体のデータ区画に記録したものとする。
【0020】(作用)前記構成に基づく作用を説明す
る。
【0021】大容量の可換記録媒体の領域を前記小容量
の可換記録媒体と同程度の容量に分割し、該個々の分割
単位に前記小容量の可換記録媒体のデータを記録した領
域を設け、前記大容量の可換記録媒体を前記大容量の可
換記録装置17aに挿入した時に、前記分割単位の前記
小容量の可換記録媒体のデータを一つの論理的な前記小
容量の可換記録媒体として認識する。このため、論理的
な複数個のフロッピーディスクのような小容量の可換記
録媒体の任意の一つを任意の時点で再選択でき、実際の
フロッピーディスクのような小容量の可換記録媒体を交
換することに代替することができる。
【0022】また、前記大容量の可換記録媒体のデータ
を一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペ
レーティングシステムに認識させるプログラムを、シス
テムの起動時に作動する記憶装置12aに格納する。こ
のため、この大容量の可換記録媒体を大容量の可換記録
装置に挿入することにより、自動的に、フロッピーディ
スクのような小容量の可換記録媒体を用いることなく、
光ディスク装置のような大容量の可換記録装置によって
代替することができる。
【0023】さらに、小容量の可換記録装置に使用する
記録媒体の2倍以上の記憶容量を有する大容量の可換記
録媒体であって、前記大容量の可換記録媒体の領域を前
記小容量の可換記録媒体と同程度の容量に分割し、該個
々の分割単位に前記小容量の可換記録媒体のデータを記
録した領域を設け、前記大容量の可換記録媒体を大容量
の可換記録装置に挿入した時に、前記分割単位の前記小
容量の可換記録媒体のデータが、一つの論理的な前記小
容量の可換記録媒体として認識されるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体とする。このため、この記録媒体を
大容量の可換記録装置に挿入することにより、フロッピ
ーディスク装置のような小容量の可換記録媒体を用いる
ことなく、小容量の可換記録媒体を交換することに代替
することができる。
【0024】また、前記大容量の可換記録媒体のデータ
を一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペ
レーティングシステムに認識させるプログラムを、前記
大容量の可換記録媒体のデータ区画に記録したものとす
る。このため、この記録媒体を大容量の可換記録装置に
挿入することにより、自動的に、フロッピーディスク装
置のような小容量の可換記録媒体を用いることなく、小
容量の可換記録媒体を交換することに代替することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、光ディスク装置のよう
な比較的大容量の可換記録装置によって、従来の記憶装
置であるフロッピーディスクなどの小容量の可換記録装
置を代替することができる機構を提供するものである。
これにより、小型計算機においてフロッピーディスクな
どの従来の記憶装置を実装しないですます。或いは、オ
プションとすることができるので、その分コストを下
げ、また、筐体を小型化にできる。更に、従来は、小容
量のディスクを使っていた場面で、より大容量のディス
クを使うことができることから、ディスクの管理などの
面で有利となる。
【0026】本発明は、光磁気ディスク(MOディス
ク)などの大容量ディスク上に複数個の論理的なフロッ
ピーディスクを構成する手段、及び、そのように構成し
た大容量ディスクと、この複数個の論理的なフロッピー
ディスクから一つを選んで、これが実際にフロッピーデ
ィスク装置に挿入されたフロッピーディスクであるかの
ように動作させるプログラムによって構成される。
【0027】特に、大容量ディスクの一部分をフロッピ
ーディスクに見せるプログラムが、複数個定義した論理
的なフロッピーディスクの内から任意の一つを選択する
機能を有し、また、任意の時点で再選択できるように構
成することにより、実際にフロッピーディスクを交換す
ることを代替できる。このため、従来問題であった多く
の場合にも、本物のフロッピーディスク装置を用いるこ
となく、大容量ディスクによってこれを代替することが
できる。
【0028】なお、本発明は、フロッピーディスクを代
替するだけでなく、任意の可換ディスクを、その数倍以
上の記憶容量を有する記憶装置で代替するために使える
ことは明白である。
【0029】(1):装置構成図の説明 図2は装置構成図である。図2において、装置構成に
は、CPU(中央処理装置)10、システムバス11、
メモリ12、キーボード13、ディスプレイ14、フロ
ッピーディスク装置15、ハードディスク装置16、光
磁気ディスク装置17が設けてある。
【0030】CPU(中央処理装置)10は、全体の制
御を行う処理装置である。システムバス11は、各シス
テム間を接続するものである。メモリ12は、CPU1
0が命令を実行するためにアドレス可能な記憶装置(R
OM,RAM)である。キーボード13は、情報を入力
するための入力装置である。ディスプレイ14は、情報
を表示するための表示装置である。フロッピーディスク
装置15は、小容量の可換記録装置である従来の記憶装
置である。ハードディスク装置16は、固定記憶装置
(固定ディスク装置)である。光磁気ディスク装置17
は、比較的大容量の可換記録装置である。
【0031】(2):記憶装置の構成例の説明 以下、MOディスク(光磁気ディスク)の代表的な論理
フォーマットの例と、OSから見たときの論理フォーマ
ットを正常に保ったまま、MOディスクにおいて、フロ
ッピーディスクと同程度の容量に分割し、個々の分割単
位にフロッピーディスクのデータを記録した領域(以
下、FPD領域という)を実装した例の説明をする。
【0032】:スーパフロッピーディスク形式の論理
フォーマットの説明 図3はスーパフロッピーディスク形式の論理フォーマッ
トの説明図であり、図3(a)は代表的なスーパフロッ
ピーディスク形式の論理フォーマット例の説明、図3
(b)はFPD領域を構成したスーパフロッピーディス
ク形式の論理フォーマット例の説明である。
【0033】図3(a)において、MOディスクの代表
的なスーパフロッピーディスク形式の論理フォーマット
例を示している。この例のセクタ範囲0〜0は、IPL
(Initial Program Loader)情報が入った領域であるブ
ートセクタと予約領域(ここでは予約はない)である。
セクタ範囲1〜436は、FAT(File AllocationTab
le )領域である。FATはディスクの記憶領域を複数
のセクタを含むクラスタ単位で管理し、ファイルとクラ
スタとの対応関係を記録するものである。セクタ範囲4
37〜468は、ルートディレクトリであり、ファイル
の先頭に位置するディレクトリで開始位置が設けられる
ものである。セクタ範囲469からは、データ領域であ
り、通常のデータが記録されるものである。
【0034】図3(b)において、MOディスクにFP
D領域を構成したスーパフロッピーディスク形式の論理
フォーマット例を示している。この例のセクタ範囲0〜
1は、IPL(Initial Program Loader)情報が入った
領域であるブートセクタである。セクタ範囲2〜115
22(=2880×4+2)は、予約セクタであり、こ
こがFPD領域(4つの区画がある)となる。セクタ範
囲11523〜11946は、FAT領域である。セク
タ範囲11947〜11979は、ルートディレクトリ
である。セクタ範囲11980〜444384は、大容
量ディスクとしての通常のデータが記録されるものであ
る。
【0035】:ハードディスク形式の論理フォーマッ
トの説明 図4はハードディスク形式の論理フォーマットの説明図
であり、図4(a)は代表的なハードディスク形式の論
理フォーマット例の説明、図4(b)はFPD領域を構
成したハードディスク形式の論理フォーマット例の説明
である。
【0036】図4(a)において、MOディスクの代表
的なハードディスク形式の論理フォーマット例を示して
いる。この例のセクタ範囲0〜0は、IPL(Initial
Program Loader)の領域であるブートセクタ(区画テー
ブル)であり、区画テーブルはハードディスクの分割を
示すものである。セクタ範囲1〜31は、空き(予約)
であり、ブートレコードの予備領域である。セクタ範囲
32〜32は、OSブートセクタであり、最初の区画を
意味する。セクタ範囲33〜466は、FAT領域であ
る。セクタ範囲467〜498は、ルートディレクトリ
である。セクタ範囲499〜444384は、データ領
域であり、通常のデータが記録されるものである。
【0037】図4(b)において、MOディスクにFP
D領域を構成したハードディスク形式の論理フォーマッ
ト例を示している。この例のセクタ範囲0〜1は、ブー
トセクタ(区画テーブル)である。セクタ範囲2〜31
は、空き(予約)であり、ブートレコードの予備領域で
ある。セクタ範囲32〜NNは、FPD領域である。セ
クタ範囲NN+1は、OSブートセクタである。セクタ
範囲NN+2〜NN+422は、FAT領域である。セ
クタ範囲NN+423〜NN+454は、ルートディレ
クトリである。セクタ範囲NN+455からは、大容量
ディスクとしての通常のデータが記録されるものであ
る。
【0038】(3):フロッピーディスクシミュレータ
の説明 :BIOS機能の説明 図5はパーソナルコンピュータのBIOS機能の説明図
である。図5において、BIOS(Basic Input-Output
System )機能の一例である(Addison -Wesley, CBIOS
for IBM PS/2 Computer and Compatibles参照)。
【0039】ここでint 13 AH=00は、レジ
スタAHに値「00」を入れて命令「int 13」を
実行することを意味し、即ち、ディスクシステムのリセ
ットを行うものである。int 13 AH=02は、
何セクタかの読み出しを行うものである。int 13
AH=03は、何セクタかに用意したデータの書き込
みを行うものである。int 13 AH=08は、ド
ライブタイプ(フロッピーディスクの最大容量等のタイ
プ)の読み出しを行うものである。int 13 AH
=15は、ドライブタイプの読み出しを行うものであ
る。int 13AH=16は、ディスク交換の検出を
行うものである。
【0040】:BIOS機能を迂回させるFPDシミ
ュレータの説明 多くの情報機器では、ハードウェアを制御するためのソ
フトウェアインタフェースとして、図5のようなBIO
S機能を用意している。そして、アプリケーションプロ
グラムやOSがハードウェア(特にフロッピーディスク
などの記憶装置)をアクセスする場合は、このソフトウ
ェアインタフェースを用いる。また、このソフトウェア
インタフェースの入り口アドレスを上書きすることがで
きる。こうすることにより、フロッピーディスクをアク
セスするためのBIOS機能が呼び出された時に、BI
OSプログラムではなく、別のプログラムが呼び出され
るようにすることができる。この手法を使って、MOデ
ィスク等の記憶装置上に定義されたFPD領域をアクセ
スするプログラム(以下、FPDシミュレータという)
が呼び出されるようにする。
【0041】図6はBIOS機能を迂回させるFPDシ
ミュレータの説明図であり、図6(a)はFDDアクセ
ス状態の説明、図6(b)はFPD領域アクセス状態の
説明である。
【0042】図6(a)において、FDD(フロッピー
ディスク装置)をアクセスする状態であり、アプリケー
ションやOSがBIOS機能を呼び出し(S1)、BI
OSプログラムがFDDなどをアクセスする(S2)も
のである。
【0043】図6(b)において、FPD領域をアクセ
スする状態であり、アプリケーションやOSがBIOS
機能を呼び出す(S11)と、自動的にMOディスク等
の記憶装置上に定義されたFPD領域をアクセスするプ
ログラムであるFPDシミュレータが呼び出され、FP
DシミュレータがFPD領域をアクセスする(S12)
ものである。なお、FPDシミュレータにフラグ等を設
け、該フラグ等の値によりBIOS機能を呼び出しFD
Dなどをアクセスすることもできる。
【0044】:ドライバソフトを迂回させるFPDシ
ミュレータの説明 OSによっては、OSが行うディスクアクセスをOS本
体と密接に関連づけられたドライバソフト(ドライバソ
フトウェア)によって行っている。通常、このドライバ
ソフトは、同じ機能を持つ別のプログラムによって置き
換えることができる。そこで、OSが元々呼び出してい
たドライバソフトAを別の名前にしておき、ドライバソ
フトを次のようなプログラム(ドライバソフト)Bに置
き換える。そして、ドライバソフトBは、内部に用意し
たフラグFが「0」であるとき、元来OSが使っていた
ドライバソフトAを呼び出す。しかし、フラグFが
「1」であるとき、MOディスク等の外部記憶装置上に
定義したFPD領域をアクセスするプログラム(つまり
FPDシミュレータ)として動作する。なお、フラグF
の値は、プログラムBに特別に用意した機能呼び出しに
よって設定できるようにする。
【0045】図7はドライバソフトを迂回させるFPD
シミュレータの説明図であり、図7(a)はFDDアク
セス状態の説明、図7(b)はFPD領域アクセス状態
の説明である。
【0046】図7(a)において、FDDをアクセスす
る状態であり、アプリケーションがOSを呼び出し(S
21)、OSがドライバソフトAを呼び出し(S2
2)、そして、ドライバソフトAがFDDなどをアクセ
スする(S23)ものである。
【0047】図7(b)において、FPD領域をアクセ
スする状態であり、アプリケーションがOSを呼び出し
(S31)、次に、OSがドライバソフトBを呼び出す
(S32)。ドライバソフトBは、内部に用意したフラ
グFが「0」であるとき、元来OSが使っていたドライ
バソフトAを呼び出し、ドライバソフトAがFDDなど
をアクセスできるようにする(S34)。しかし、フラ
グFが「1」であるとき、FPDシミュレータとして動
作する(S33)。
【0048】これらの実装では、適切な注意(例えば、
ファイルをオープンしている間は切り換えないなどの注
意)を払えば、OSやアプリケーションプログラムを実
行中であっても、実際にフロッピーディスク装置(FD
D)をアクセスする状態と、FPDシミュレータが動作
してMOディスク等の大容量記録媒体に定義したFPD
領域をアクセスする状態を切り換えることができる。
【0049】(4):ディスク上のFPD領域の識別の
説明 次に、ディスク上のFPD領域を識別する方法を述べ
る。
【0050】・OSもしくは、システムに常駐するプロ
グラムによってディスクを装置に挿入したことを監視で
きる場合、この機能を用いて次のような監視プログラム
を用意することができる。
【0051】OSもしくは、システムに常駐するプログ
ラムが、ディスクを装置に挿入したときを検出して、以
下のように動作する。
【0052】(1) ディスクの論理フォーマットを認識す
る。
【0053】(2) もし、FPD領域があれば、その事を
FPDシミュレータに通知する。
【0054】これを受けて、FPDシミュレータは、図
6や図7で説明したように、フロッピーディスクへのア
クセス要求をMOディスク上のFPD領域へのアクセス
によってシミュレートする(フラグ「0」を「1」にす
る)状態とする。
【0055】・OS等によって、ディスクを装置に挿入
したことを監視しディスク上の特定のファイルや特定領
域のプログラムを自動的に実行する機能がある場合、こ
の機能を用いて、次のようにプログラムが自動実行され
るようにする。
【0056】(1) ディスクを装置に挿入時に自動実行さ
れるプログラムは、ディスクの論理フォーマットを認識
する。
【0057】(2) もし、FPD領域があれば、その事を
FPDシミュレータに通知する。
【0058】(3) ただし、FPDシミュレータが見つか
らない場合は、エラー終了する(単に終了とすることも
できる)。
【0059】(3')なお、ディスクを装置に挿入時に自動
実行したプログラム自身がFPDシミュレータの機能を
もち、FPDシミュレータが見つからない場合はこれ
(自動実行したプログラムのFPDシミュレータ機能)
を実行するようにしてもよい。
【0060】(4) ディスクを装置に挿入時に自動実行さ
れるプログラムは、FPD領域がない場合は、なにもせ
ず終了する。
【0061】・なお、ユーザの明示的な操作(コマンド
の入力、決められたアイコンをクリックする等)などに
よって、FPDシミュレータを動作させるプログラム、
ないしFPDシミュレータの動作状態(フラグFの状
態)を切り換えるプログラムを起動してもよい。この場
合、「ディスクを挿入した時」というイベントは必要な
いので、固定ディスクにFPD領域を作成することもで
きる。
【0062】(5):FPDシミュレータの起動時の動
作の説明 FPDシミュレータは、起動すると、まず自身の状態や
OSやBIOSの関連するインタフェースと整合させ
る。FPD領域アクセス状態である場合やコマンド等に
よりFPD領域アクセス状態となった場合、さらにFP
D領域を確認する。FPD領域に複数の区画があれば、
そのいずれをアクセスするのかを決める。
【0063】なお、FPDシミュレータは、要求によっ
てアクセスするFPD区画を切り換える場合やアクセス
する状態を変更する場合にも、これらの動作をする。
【0064】図8はFPDシミュレータの起動時の動作
説明図である。以下、図8の(1) 〜(5) に基づいてFP
Dシミュレータの起動時の動作を説明する。
【0065】(1) FPDシミュレータは、OSの状態を
把握する。
【0066】・接続されているフロッピーディスク装置
の数と種別を判定する。
【0067】・フロッピーディスク装置のドライブ名を
判定する。
【0068】・フロッピーディスク装置がアクセス中で
あるかを判定する。これはアクセス中であればFPDシ
ミュレータに切り換えができないためである。
【0069】・シミュレート可能なフロッピーディスク
装置を判定する。
【0070】(2) FPDシミュレータは、OSのインタ
フェースと整合させる。
【0071】・フロッピーディスク装置へのアクセスを
インタセプトする手段を決める。(BIOS hook
による場合や、OSへのドライバ登録とする場合等があ
る。また、実装手段によってはユーザが指定する場合も
ある。) ・その時点で登録され、動作中のドライバを判定する。
【0072】・動作中のドライバと同一のインタフェー
ス、代替する処理内容を用意する。(例えば、図5の処
理内容等を用意する。) ・動作中のドライバを迂回するパスを作り出す。
【0073】(3) FPDシミュレータは、実際のFDD
にアクセスする状態か そうでなく、MOディスク上の
FPD領域をアクセスする状態か を判定する。(FD
Dを実装せず、後者に限定する実装もあり得る。) ・起動オプションを確認する(オプションとしてユーザ
がアクセスを指定する場合)。
【0074】・FPD領域を持つMOディスクがアクセ
スできる状態かを確認する。
【0075】・現在の状態を、動作フラグに設定する。
(図7参照) (4) FPDシミュレータは、MOディスク上のFPD領
域をアクセスする状態のとき、アクセスされるFPD領
域を持つMOディスクとそれが入ったMO装置を確認す
る(複数のMO装置を使うことがあるため等の確認)。
【0076】・MOディスクの論理フォーマットを確認
する。
【0077】・FPD領域の中の区画数を確認する。
【0078】・FPD領域の中の区画数が2つ以上あれ
ば、そのいずれをアクセスするのかを確認する。(例え
ば、図11であればバイトオフセット22の情報を参照
する。または、ユーザに問い合わせてもよい。) (5) FPDシミュレータは、シミュレートされるフロッ
ピーディスクへの読み書きを、FPD領域へのアクセス
とするように迂回パスを設定する。
【0079】(FPDシミュレータの(仮想)ディスク
交換時の動作説明)図9はFPDシミュレータのディス
ク交換時の動作説明図である。以下、FPDシミュレー
タの動作S41〜S52に従って説明する。
【0080】S41:FPDシミュレータは、別プログ
ラムやユーザコマンドにより同一のFPD領域内の別の
区画へのディスク交換をシミュレートするため、S45
に移る。
【0081】S42:FPDシミュレータは、FPD領
域のあるMOディスクが交換されると、S48に移る。
【0082】S43:FPDシミュレータは、別プログ
ラムやユーザコマンドによりディスクの取り出しをシミ
ュレートするため、S46に移る。
【0083】S44:FPDシミュレータは、FPD領
域のあるMOディスクが排出等でアクセスできなくなる
と、S46に移る。
【0084】S45:FPDシミュレータは、指定され
た区画は存在して、アクセス可能かどうか判断する。こ
の判断で、指定された区画は存在してアクセス可能であ
ればS50に移り、もしアクセス可能でなければコマン
ドエラーとする。
【0085】S46:FPDシミュレータは、アクセス
中のFPD区画をアクセス不可とする。以降のリード
(read)/ライト(write )は、エラー(not ready )
とし、S47に移る。
【0086】S47:FPDシミュレータは、ディスク
の交換(挿入)をシミュレートする操作を待ち、S48
に移る。
【0087】S48:FPDシミュレータは、新たに挿
入されたMOディスクにFPD領域が定義されていれ
ば、起動時に準じた処理により、以後シミュレートする
FPD区画を選び出し、S49に移る。
【0088】S49:FPDシミュレータは、新たな区
画が正しくアクセスできるか判断する。この判断で新た
な区画が正しくアクセスできる場合はS50に移り、も
し正しくアクセスできない場合はS48に戻る。
【0089】S50:FPDシミュレータは、FPD領
域のアクセス区画を変え、S51に移る。
【0090】S51:FPDシミュレータは、このFP
D区画へのリード/ライトに対して「ディスクが交換さ
れた」エラーを返す(現在のキャッシュ等は無効になる
ため)。
【0091】S52:FPDシミュレータは、次回のリ
ード/ライトに対しては、普通のリード/ライトのシミ
ュレートを行う。
【0092】(6):FPD領域についての具体的な定
義の説明 以下に、FPD領域についての具体的な定義の例を説明
する。予約セクタの数は、実装により、さまざまであ
る。
【0093】:FPD領域を持つMOディスクの定義
例の説明 ブートセクタ、予約セクタのプログラムが、管理情報
(図10のLBA4〜7のFPD領域の定義参照)を見
て、指定される区画を読み出し、また、この区画を仮想
FDDとしてシステムに登録する。FPD領域の区画1
・・nは、それぞれ、シミュレートするフロッピーディ
スクと同一のセクタ数、容量を割り当てるものである。
【0094】図10はFPD領域を持つMOディスクの
定義例の説明図である。図10において、LBA(Logi
cal Block Address )は、前述のセクタに相当するもの
であり、右側にそのセクタの意味付けを記載してある。
【0095】LBA0は、ブートセクタである。LBA
1〜3は、予約セクタである(なお、ブートセクタのプ
ログラムを拡張して、FPD領域をシステムに登録する
ためのプログラムを置くこともできる)。LBA4〜7
は、FPD領域の定義(FPD領域の管理情報)であ
る。LBA8〜1447は、FPD領域の区画1である
(仮想の1枚目のフロッピーディスク)。LBA144
8〜2887は、FPD領域の区画2である(仮想の2
枚目のフロッピーディスク)。・・・区画32まであ
る。LBA46088〜46111は、空きである。L
BA46112からは、スーパフロッピーディスク形式
のFAT領域以降の領域(図3参照)となる。
【0096】:FPD領域内の区画の管理情報の説明 図11はFPD領域内の区画の管理情報の説明図であ
る。図11において、FPD領域内の区画の管理情報の
例であり、この管理情報の例には、バイトオフセットと
その意味付けとその例が示してある。
【0097】バイトオフセット0〜7は、FPD領域あ
ることの識別子であり、この例として「'FPDAREA7'」が
ある。バイトオフセット8〜13は、予約(固定値)で
あり、この例として「x'202020202020' 」がある。バイ
トオフセット14〜15は、最初のFPD区画の開始位
置(相対)であり、この例として「4 」(LBA)があ
る。バイトオフセット16〜19は、FPD領域の終了
位置(相対)であり、この例として「46108 」がある。
【0098】バイトオフセット20〜21は、登録した
FPD区画の数であり、この例は「32」である。バイト
オフセット22〜23は、アクティブであるFPD区画
(デフォルトの区画)の番号であり、この例は「2 」で
ある。バイトオフセット24〜31は、予約領域であ
り、この例は「x'000..000' 」である。バイトオフセッ
ト32〜43は、区画1に付けた名前であり、この例で
は「'Install-001' 」である。
【0099】バイトオフセット44〜47は、区画1の
開始位置(FPD領域内の相対位置)であり、この例で
は「4 」である(図10のLBAの位置では、FPD区
画の開始位置「4」+区画1の開始位置「4」=「8」
となる)。バイトオフセット48〜51は、区画1の領
域の大きさであり、この例では「1474560 」バイトであ
る。バイトオフセット52〜53は、区画1の初期化日
(年)であり、この例では「2000」年である。バイトオ
フセット54〜55は、区画1の初期化日(月・日)で
あり、この例では「x'010a' 」(16進)である。バイ
トオフセット56〜63は、予約領域であり、この例で
は「x'000..000' 」である。
【0100】バイトオフセット64〜95は、区画2の
情報(バイトオフセット32〜63と同様)であり、こ
の例もバイトオフセット32〜63と同様である。バイ
トオフセット96〜127は、区画3の情報(バイトオ
フセット32〜63と同様)であり、この例もバイトオ
フセット32〜63と同様である。・・・バイトオフセ
ット1024〜1055は、区画32の情報(バイトオ
フセット32〜63と同様)であり、この例もバイトオ
フセット32〜63と同様である。
【0101】(7):その他の実施の形態 本発明は、以下のようにしても実施可能である。
【0102】:光ディスクなどの比較的大容量の可換
記録媒体(大容量ディスク)において、フロッピーディ
スクと同程度の容量に分割し、個々の分割単位にフロッ
ピーディスクのデータを記録した領域(FPD領域)を
持ち、かつ、この大容量ディスクを可換記録装置に挿入
したときに、通常OSによって自動的に認識されるデー
タ区画をもつ大容量ディスクとする。
【0103】:上記において、この大容量ディスク
のデータ区画に、FPD領域の一つの分割単位を論理的
なフロッピーディスクとしてOSに認識させるプログラ
ム(仮想FPDプログラム)を記録した大容量ディスク
とする。
【0104】:上記の大容量ディスクの仮想FPD
プログラムを、システムROMないしシステムの起動時
に作動する記憶装置に保存してあるシステム(情報処理
装置)とする。
【0105】:上記、において、仮想FPDプロ
グラムは、大容量ディスクを可換記録装置に挿入しロー
ドしたときに起動して、作動するもの。
【0106】:上記において、FPD領域は上記大
容量ディスク自体の容量の範囲で任意の大きさに設定で
き、それに応じてFPD領域の分割数も任意に設定でき
るように構成した大容量ディスクとする。
【0107】:上記〜において、仮想FPDプロ
グラムは、システムのフロッピーディスクに関わるBI
OS呼び出しやOSのシステムコールをトラップするこ
とにより実現しているもの。
【0108】:上記〜において、仮想FPDプロ
グラムは、システムのファイルシステムインタフェース
をトラップするか、その出口インタフェースを用いるこ
とにより実現しているもの。
【0109】:上記〜において、仮想FPDプロ
グラムは、プログラムの起動時や大容量ディスクを挿入
した時に、大容量ディスクの任意の分割単位を選択する
機能を有するもの。
【0110】:上記〜において、仮想FPDプロ
グラムは、ユーザが指定した時点で、大容量ディスクの
FPD領域内の任意の分割単位を再選択する機能を有す
るもの。また、現在選択している分割単位を含め、いず
れの分割単位も選択しない状態とすることによって、論
理的に、フロッピーディスク装置にフロッピーディスク
が入っていないことをシミュレーションできるもの。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0112】(1):大容量の可換記録媒体の領域を前
記小容量の可換記録媒体と同程度の容量に分割し、該個
々の分割単位に前記小容量の可換記録媒体のデータを記
録した領域を設け、前記大容量の可換記録媒体を前記大
容量の可換記録装置に挿入した時に、前記分割単位の前
記小容量の可換記録媒体のデータを一つの論理的な前記
小容量の可換記録媒体として認識するため、論理的な複
数個のフロッピーディスクのような小容量の可換記録媒
体の任意の一つを任意の時点で再選択でき、実際のフロ
ッピーディスクのような小容量の可換記録媒体を交換す
ることに代替することができる。
【0113】(2):大容量の可換記録媒体のデータを
一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペレ
ーティングシステムに認識させるプログラムを、システ
ムの起動時に作動する記憶装置に格納するため、この大
容量の可換記録媒体を大容量の可換記録装置に挿入する
ことにより、自動的に、フロッピーディスクのような小
容量の可換記録媒体を用いることなく、光ディスク装置
のような大容量の可換記録装置によって代替することが
できる。
【0114】(3):小容量の可換記録装置に使用する
記録媒体より複数倍の記憶容量を有する大容量の可換記
録媒体であって、前記大容量の可換記録媒体の領域を前
記小容量の可換記録媒体と同程度の容量に分割し、該個
々の分割単位に前記小容量の可換記録媒体のデータを記
録した領域を設け、前記大容量の可換記録媒体を大容量
の可換記録装置に挿入した時に、前記分割単位の前記小
容量の可換記録媒体のデータが、一つの論理的な前記小
容量の可換記録媒体として認識されるコンピュータ読み
取り可能な記録媒体とするため、この記録媒体を大容量
の可換記録装置に挿入することにより、フロッピーディ
スク装置のような小容量の可換記録媒体を用いることな
く、小容量の可換記録媒体を交換することに代替するこ
とができる。
【0115】(4):大容量の可換記録媒体のデータを
一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペレ
ーティングシステムに認識させるプログラムを、前記大
容量の可換記録媒体のデータ区画に記録したものとする
ため、この記録媒体を大容量の可換記録装置に挿入する
ことにより、自動的に、フロッピーディスク装置のよう
な小容量の可換記録媒体を用いることなく、小容量の可
換記録媒体を交換することに代替することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における装置構成図である。
【図3】実施の形態におけるスーパフロッピーディスク
形式の論理フォーマットの説明図である。
【図4】実施の形態におけるハードディスク形式の論理
フォーマットの説明図である。
【図5】実施の形態におけるパーソナルコンピュータの
BIOS機能の説明図である。
【図6】実施の形態におけるBIOS機能を迂回させる
FPDシミュレータの説明図である。
【図7】実施の形態におけるドライバソフトを迂回させ
るFPDシミュレータの説明図である。
【図8】実施の形態におけるFPDシミュレータの起動
時の動作説明図である。
【図9】実施の形態におけるFPDシミュレータのディ
スク交換時の動作説明図である。
【図10】実施の形態におけるFPD領域を持つMOデ
ィスクの定義例の説明図である。
【図11】実施の形態におけるFPD領域内の区画の管
理情報の説明図である。
【符号の説明】
10 CPU(中央処理装置) 12a 記憶装置 13a 入力装置 14a 表示装置 16a 固定記憶装置 17a 大容量可換記録装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小容量の可換記録媒体の2倍以上の記憶容
    量を有する大容量の可換記録媒体が挿入される大容量の
    可換記録装置を備え、 前記大容量の可換記録媒体の領域を前記小容量の可換記
    録媒体と同程度の容量に分割し、該個々の分割単位に前
    記小容量の可換記録媒体のデータを記録した領域を設
    け、 前記大容量の可換記録媒体を前記大容量の可換記録装置
    に挿入した時に、前記分割単位の前記小容量の可換記録
    媒体のデータを一つの論理的な前記小容量の可換記録媒
    体として認識することを特徴とした情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記大容量の可換記録媒体のデータを一つ
    の論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペレーテ
    ィングシステムに認識させるプログラムを、システムの
    起動時に作動する記憶装置に格納していることを特徴と
    した請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】小容量の可換記録装置に使用する記録媒体
    の2倍以上の記憶容量を有する大容量の可換記録媒体で
    あって、 前記大容量の可換記録媒体の領域を前記小容量の可換記
    録媒体と同程度の容量に分割し、該個々の分割単位に前
    記小容量の可換記録媒体のデータを記録した領域を設
    け、 前記大容量の可換記録媒体を大容量の可換記録装置に挿
    入した時に、前記分割単位の前記小容量の可換記録媒体
    のデータが、一つの論理的な前記小容量の可換記録媒体
    として認識されるコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  4. 【請求項4】前記大容量の可換記録媒体のデータを一つ
    の論理的な前記小容量の可換記録媒体としてオペレーテ
    ィングシステムに認識させるプログラムを、前記大容量
    の可換記録媒体のデータ区画に記録した請求項3記載の
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026275A2 (en) * 2005-08-22 2007-03-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Emulation mode for emulating optical record medium types
US7634600B2 (en) 2003-12-22 2009-12-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Emulation system and emulation method for multiple recording media tupes

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WO2007026275A2 (en) * 2005-08-22 2007-03-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Emulation mode for emulating optical record medium types
WO2007026275A3 (en) * 2005-08-22 2007-07-05 Koninkl Philips Electronics Nv Emulation mode for emulating optical record medium types

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