JP4856290B2 - 医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医療装置に関し、特に、超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を出力可能な医療装置に関する。
外科用処置具は、手術において、生体組織の切開、凝固等の処置を行うために、利用されている。外科用処置具には、処置部の形状に応じて、生体組織を挟持して処置するタイプのもの(いわゆるシザース形状タイプ)と、生体組織に接触させて処置するタイプのもの(例えばフック形状あるいはヘラ形状タイプ)がある。また、外科用処置具には、例えば、超音波出力が可能な超音波処置具と、高周波電流出力が可能な高周波処置具が知られている。
例えば、シザース形状タイプの超音波処置具では、一方の部材が超音波振動し、他方のジョー部材は、挟持のために一方の部材に対して開閉され、ヘラ形状タイプの超音波処置具では、先端がヘラ形状の1本のプローブが超音波振動する。また、シザース形状タイプの高周波処置具では、2つの部材を用いて高周波電流のバイポーラ出力がなされ、ヘラ形状タイプの高周波処置具では、先端がヘラ形状の1本のプローブと対極板を用いて、モノポーラ出力がされる。
また、例えば、日本特開2009−78155号公報には、高周波処置具において、バイポーラ出力とモノポーラ出力の両方が可能な鉗子が提案されている。
ところで、手術時、術者は、処置に適した処置具を選択して処置を行う。手術の途中で、処置に適した処置具の変更もしばしば行われる。その処置具の変更は、例えば、腹腔鏡下において、シザース形状の超音波処置具からヘラ形状の超音波処置具への変更、あるいはシザース形状の高周波処置具からヘラ形状の高周波処置具への変更である。
術者が左右の手にそれぞれ異なる処置具を持っているとき、処置具の変更は、術者が看護師等にその変更を指示して、使用してきた処置具、例えばシザース形状の超音波処置具を看護師等に渡し、次に使用する処置具、例えばヘラ形状の超音波処置具を看護師等から受け取る場合も多い。
このとき、看護師等は、渡された処置具をその対応する制御装置から外し、術者が次に使用する処置具を、それに対応する制御装置に接続して、使える状態にセットしてから、術者に渡す。
しかし、手術中における処置具の変更に係る時間は短い程、患者への負担が減るため望ましい。術者が看護師等に指示して、それまで使用してきた処置具を看護師等に渡し、看護師等が処置具の制御装置からの取り外し等を行い、術者に次に使用する処置具を渡すという上述した一連の作業は、繁雑であり、時間が掛かるという問題がある。
また、上記の日本特開2009−78155号公報に提案の高周波処置具は、モノポーラ要素の伸長部が、バイポーラ鉗子の2つの部材の一方の先端部に設けられている構造を有する鉗子である。その高周波処置具によれば、モノポーラ処置具とバイポーラ処置具をそれぞれ用意しておく必要もなく、術者は、1つの処置具でモノポーラ出力とバイポーラ出力による処置が可能となる。
しかし、その提案に係る高周波処置具は、バイポーラ鉗子の先端部において、2つの部材の一方にモノポーラ要素を伸長可能にするための構造を有しているため、一方の部材が大型化及び複雑化すると共に、モノポーラ要素のサイズ及び形状に制約が生じるという問題がある。先端部の大型化及び複雑化及びモノポーラ要素のサイズ等の制約は、術者にとっての処置具の使い勝手が悪くなるということに繋がる。また、先端部の大型化とモノポーラ要素のサイズ等の制約により、腹腔鏡下では、術者の視界が悪くなる虞もある。
本発明は、生体組織を挟持して処置するタイプの外科用処置具と、生体組織に接触させて処置するタイプの外科用処置具とを、1つの処置具において容易に変更可能な医療装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の医療装置は、超音波振動のための超音波駆動信号及び高周波電流のための高周波駆動信号の少なくとも一方の駆動信号を出力可能な本体装置と、前記超音波振動及び前記高周波電流の少なくとも一方を伝達し、先端部に形成された第1の処置部で生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、前記プローブ及び前記本体装置と接続され、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、前記第1の把持部に設けられ、第1の電気接片を有する第1の着脱部と、前記プローブが挿通可能な挿通チャンネルを有すると共に、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部を有する挿入部と、前記挿入部を支持すると共に、前記挿入部に前記プローブが挿通された際に前記第1の着脱部と接続自在に係合するための第2の電気接片を有する第2の着脱部を有する操作部本体と、前記操作部本体に設けられ、前記第2の処置を行う際に前記術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、前記本体装置に設けられ、前記第1の着脱部の前記第1の電気接片と前記第2の着脱部の前記第2の電気接片とが接続された時には前記本体装置が前記第2の処置に適した駆動信号を出力し、前記第1の着脱部の前記第1の電気接片と前記第2の着脱部の前記第2の電気接片とが接続されていない時には、前記本体装置が前記第1の処置に適した駆動信号を出力するように、前記駆動信号の出力を切り換える切換制御部と、を有する。
本発明の一態様の医療装置は、少なくとも超音波信号を出力する出力装置と、前記出力装置とケーブルを介して接続される第1のデバイスと、前記第1のデバイスに対して着脱可能な第2のデバイスと、を有する医療装置であって、前記第1のデバイスは、前記出力装置によって出力された前記超音波信号を超音波振動に変換する超音波振動子と、前記超音波振動子で生成した前記超音波振動を伝達し、先端部に形成された第1の処置部によって生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、前記超音波振動子が収納され、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、前記第2のデバイスとの接続を検知するための第1の接片を有する第1の着脱部と、を有し、前記第2のデバイスは、前記プローブが挿通可能な挿通チャンネルを有すると共に、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部を有する挿入部と、前記第2の処置を行う際に術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、前記第1の接片と接続される第2の接片を有する第2の着脱部と、を有し、前記出力装置は、前記超音波振動子に対して出力する前記超音波信号を制御する超音波出力制御部と、前記第1のデバイスの前記第1の接片と前記第2のデバイスの前記第2の接片が接続されたか否かを検出し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていないことを検出した場合、前記超音波出力制御部に対して前記第1の処置に適した第1の超音波信号を前記超音波振動子に出力するように制御し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていることを検出した場合、前記超音波出力制御部に対して第1の超音波信号とは異なる前記第2の処置に適した第2の超音波信号を前記超音波振動子に出力するように制御する切換制御部と、を有する。
本発明の一態様の医療装置は、少なくとも高周波波信号を出力する出力装置と、前記出力装置とケーブルを介して接続される第1のデバイスと、前記第1のデバイスに対して着脱可能な第2のデバイスと、を有する医療装置であって、前記第1のデバイスは、前記出力装置によって出力された前記高周波信号に基づく高周波電流を伝達し、先端部に形成された第1の処置部によって生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、前記第2のデバイスとの接続を検知するための第1の接片を有する第1の着脱部と、を有し、前記第2のデバイスは、前記プローブが挿通可能な挿通チャンネル、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部、および前記高周波電流の回収ラインを有する挿入部と、前記第2の処置を行う際に術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、前記第1の接片と接続される第2の接片を有する第2の着脱部と、を有し、前記出力装置は、前記高周波信号の出力を制御する高周波出力制御部と、前記第1のデバイスの前記第1の接片と前記第2のデバイスの前記第2の接片が接続されたか否かを検出し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていないことを検出した場合、前記高周波出力制御部に対してモノポーラ出力である第1の高周波信号を出力するように制御し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていることを検出した場合、前記高周波出力制御部に対してバイポーラ出力である第2の高周波信号を出力するように制御する切換制御部と、を有する。
本発明の実施の形態に係る手術システムの構成を示す図である。 本実施の形態に係るハンドピース2の構成を示す正面図である。 ハンドピース2を構成する2つのデバイス、すなわち第1のデバイス11と第2のデバイス12、を分離した状態を示す図である。 第1のデバイス11の断面図である。 第1のデバイス11の把持部22の断面図である。 図5のVI−VI線に沿った断面図である。 図5のVII−VII線に沿った断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図5のIX−IX線に沿った断面図である。 先端部がフック形状のプローブ21Aの上面から見た断面図である。 コネクタ部23内のプラグ151の正面図である。 コネクタ部3a内のレセプタクル161の正面図である。 プラグ151とレセプタクル161の接続を説明するための、図11と図12のXIII−XIII線に沿った断面図である。 第2のデバイス12の断面図である。 本実施の形態の第2のデバイスの変形例に係る正面図である。 第1のデバイスの可動ハンドルが当接する位置にスイッチを設けた場合の変形例を説明するための図である。 スイッチ36Aの構成を説明するための断面図である。 スイッチ36Aの構成を説明するための断面図である。 スイッチ36Aの変形例を示す断面図である。 図2のXX−XX線に沿った処置部21a及びジョー部材31の断面図である。 フック形状のプローブ21Aの場合の処置部の構成を説明するための図である。 本体装置3の構成を示すブロック図である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る手術システムの構成を示す図である。医療装置である手術システム1は、ハンドピース2と、出力制御装置である本体装置3と、フットスイッチ4と、対極板5とを含んで構成されている。
ハンドピース2は、超音波出力及び高周波電流出力の両方が可能な外科用処置具である。ハンドピース2は、着脱可能なケーブル2aを介して本体装置3に接続されている。ハンドピース2は、挿入部2bと、ハンドル部2cを有している。
制御部としての本体装置3は、設定に応じて、超音波出力のための駆動信号又は高周波電流出力のための駆動信号の少なくとも1つの供給を行う。具体的には、本体装置3は、3つの出力モード、すなわち超音波出力モード、高周波出力モード及び超音波と高周波の同時出力モードを有する。出力モードは、本体装置3に設けられた各種操作ボタン3c、等により、設定される。また、本体装置3は、音あるいは音声を出力するためのスピーカ(図示せず)が内蔵されている。
本体装置3は、複数の表示器3bと複数の各種操作ボタン3cを有する。表示器3bは、設定値等を表示し、各種操作ボタン3cは、各種出力の設定等を行うためのボタンである。
フットスイッチ4は、ケーブル4aを介して本体装置3に接続され、術者がフットスイッチ4を足で踏むと、所定の操作信号FSを出力し、本体装置3に供給する。フットスイッチ4は、超音波出力時に、超音波出力をオンあるいはオフするためのスイッチであり、高周波出力時には、高周波出力をオンあるいはオフするためのスイッチである。超音波振動及び高周波電流の出力値の設定は、本体装置3の操作パネルの操作ボタンを操作することによって行われる。
対極板5は、ケーブル5aを介して本体装置3に接続されている。対極板5は、高周波電流のモノポーラ出力時において、被検体を流れる電流を戻すためのリターン電極である。
術者は、片手にハンドピース2を持ち、他方の手に他の処置具を持って、例えば、腹腔鏡下で、手術を行うことができる。
(ハンドピースの構成)
図2と図3は、本実施の形態に係るハンドピース2の構成を示す図である。図2は、本実施の形態に係るハンドピース2の構成を示す正面図である。図3は、ハンドピース2を構成する2つのデバイス、すなわち第1のデバイス11と第2のデバイス12、を分離した状態を示す図である。図3に示すように、ハンドピース2は、第1のデバイス11を第2のデバイス12に装着することによって構成される。
第1のデバイス11は、図3に示すように、超音波振動を伝達可能なプローブ21と、プローブ21の基端側に設けられた略円柱状の把持部22と、把持部22の基端側に設けられたケーブル2aと、ケーブル2aの基端部に設けられたコネクタ部23とを有する外科用処置具である。
プローブ21は、把持部22に接続され、超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を伝達可能な導電性の軸部材である。プローブ21の先端部は、ヘラ形状を有する処置部21aである。処置部21aは、プローブ21の先端部に設けられ、プローブにより伝達された超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を生体組織へ伝達するための部分である。絶縁シース24が、把持部22の先端部からプローブ21の先端部の近傍まで、プローブ21の外周部を覆うように、設けられている。しかし、プローブ21の先端部は、絶縁シース24の先端開口から、突出している。すなわち、絶縁シース24は、プローブ21の先端部の処置部21a以外の部分を覆っている。コネクタ部23は、本体装置3のコネクタ部3aに対して、着脱自在に構成されている。コネクタ部23がコネクタ部3aに接続されたとき、コネクタ部23内のプラグが、コネクタ部3aのレセプタクルに係合する。プラグとレセプタクルの構成については、後述する。
第1のデバイス11は、把持部22と絶縁シース24の間に、複数の電気的接片が設けられた段差部25を有している。段差部25は、把持部22から絶縁シース24の先端に向かって直径が段階的に小さくなるように形成された複数の円柱状の段差部からなる。段差部25は、第1のデバイス11が第2のデバイス12に装着可能なように、第2のデバイスの凹部41に係合可能な形状となっている。従って、第2のデバイス12の凹部41は、段差部25が係合するように、内周部には複数の段差部が設けられている。すなわち、凹部41は、第2のデバイス12を第1のデバイス11と着脱可能に係合するための着脱部を構成する。
また、後述するように、第1のデバイス11は、単体で、超音波出力、高周波出力、及び超音波と高周波の同時出力が可能な外科用処置具、すなわちハンドピースでもある。第1のデバイス11のさらなる詳細な構成については、後述する。
第2のデバイス12は、先端部に可動ジョー31が設けられた挿入部2bと、挿入部2bの基端側に設けられた操作部本体32と、操作部本体32に設けられたハンドル部2cとを有する。
挿入部2bは、外周面を絶縁層で被覆した導電性材料からなる管状部材であり、先端部には、ピン2b1により軸支され、かつそのピン2b1を中心に回動自在に支持された可動ジョー31を有する。可動ジョー31の後端は、駆動軸(図示せず)に接続されている。可動ジョー31は、後述するように、ハンドル部2cの操作に応じて、その駆動軸(図示せず)を介して、図2及び図3においては上下方向に、開閉可能となっている。
挿入部2bの基端側には、挿入部2bを、その軸周りに回動させるための回動ノブ33が設けられている。回転ノブ33は、挿入部2bの基端部の外周に固定されている。一方、回転ノブ33は、操作部本体32に対しては、固定されておらず、回転可能に連結されている。従って、回転ノブ33を回転させることで、操作部本体32に対して、回転ノブ33および挿入部2bを挿入部2bの長手軸周りに回転させることができる。術者は、回動ノブ33を挿入部2bの軸周りに回動させて、可動ジョー31の開閉方向を、任意の方向に設定することができる。
ハンドル部2cは、固定ハンドル34と、可動ハンドル35とからなる。固定ハンドル34は、操作部本体32と一体に形成されており、術者の親指以外の複数の指が掛けられる指掛け孔34aを有している。可動ハンドル35は、操作部本体32に設けられたピン32aを中心に回動自在に軸支されている。可動ハンドル35は、術者の親指が掛けられる指掛け孔35aを有している。
可動ハンドル35のピン32aの近傍の箇所には、可動ジョー31の後端に接続された駆動軸(図示せず)の基端部が接続されている。第2のデバイス12は、可動ハンドル35を固定ハンドル34に対して近づけると、可動ジョー31が閉じるように構成されている。すなわち、可動ハンドル35のピン32aを回動中心とする動きは、可動ジョー31の支持ピン2b1を回動中心とする動きに変換される。図2では、可動ジョー31は、閉じた状態が点線で示され、開いた状態が実線で示されている。
すなわち、可動ジョー31は、処置部21aとの間で生体組織を挟持するための処置部であり、可動ハンドル35は、処置部である可動ジョー31を処置部21aに対して近付けて生体組織を挟持するための操作部である。
また、操作部本体32には、2つのスイッチボタン36,37が設けられている。スイッチボタン36は、超音波出力あるいは高周波電流出力のオン・オフ用のスイッチである。スイッチ37は、超音波あるいは高周波の出力値を変更するためのスイッチである。操作部本体32のスイッチボタン36,37の操作信号HSは、対応する切片201b、117b、導通部材188、信号線2abを介して、本体装置3へ供給される。
なお、スイッチボタン36と37は、高周波出力だけのスイッチとして機能させ、超音波出力は、フットスイッチ4で行うようにしてもよい。
さらになお、超音波出力あるいは高周波電流出力のオン・オフ及び出力値の変更は、操作部本体32の2つのスイッチだけでなく、本体装置3の各種スイッチ3cによっても行えるようにしてもよいし、出力モード等の設定は、本体装置3の各種スイッチ3cだけでなく、操作部本体32の2つのスイッチによっても行えるようにしてもよい。
第2のデバイス12の操作部本体32の基端側には、第1のデバイス11を着脱自在に係合するための着脱部としての凹部41が形成されている。第2のデバイス12は、第1のデバイス11のプローブ21の先端が凹部41から挿入されて、絶縁シース24が挿通可能な挿通チャンネル42を有する。凹部41は、第1のデバイス11の段差部25が係合するように形成されている。段差部25が凹部41に係合するように第1のデバイス11が第2のデバイス12に装着されると、第1のデバイス11と第2のデバイス12は連結され、第1のデバイス11のプローブ21の先端部の処置部21aは、第2のデバイスの可動ジョー31との挟持動作可能となるように、第2のデバイス12の挿入部2bから突出する。第1のデバイス11と第2のデバイス12は連結されると、プローブ21の先端部と可動ジョー31により挟持可能な処置部が形成され、段差部25に設けられた複数の電気的接片と凹部41に設けられた複数の電気的接片は、互いに対応する接片同士が接触して、電気的に接続される。電気的接続については、後述する。
よって、術者は、手術中に、第2のデバイス12を第1のデバイス11に装着して、シザース形状のハンドピース2を使用した処置の後に、被検体の体壁に設けられたトロッカーからハンドピース2を引き出す。術者は、第1のデバイス11から第2のデバイス12を外して、第1のデバイス11をトロッカーに挿入して、次にヘラ形状の第1のデバイス11をハンドピースとして用いた処置を行うことができる。また、逆に、ヘラ形状の第1のデバイス11を使用した処置の後に、術者は、被検体の体壁に設けたトロッカーから第1のデバイス11を引き出して第2のデバイス12を装着して、第2のデバイス12が装着された第1のデバイス11をトロッカーに挿入して、次にシザース形状のハンドピース2を用いた処置を行うことができる。
このとき、後述するように、第2のデバイス12が第1のデバイスに装着されたことは、第1のデバイス11からの接続信号DSにより、本体装置3において検知される。
よって、その検知結果に基づいて、本体装置3は、接続された処置具が、例えば、シザース形状の高周波処置具として利用される場合は、バイポーラ出力を出力し、ヘラ形状の高周波処置具として利用される場合は、モノポーラ出力を出力する。また、本体装置3は、検知結果に基づいて、シザース形状の超音波処置具の場合と、ヘラ形状の超音波処置具の場合で、出力値を変更する。
(第1のデバイス)
第1のデバイス11の構成について詳述する。
図4は、第1のデバイス11の断面図である。図4は、プローブ21の先端部がヘラ形状であることを示すために上面から見た断面図である。図5は、第1のデバイス11の把持部22の断面図である。プローブ21の先端部の処置部21aは、図2と図3では略真っ直ぐであるが、図4は上面から見た断面図であるので、先端部は、図4ではヘラ形状に曲がっている。図6から図9は、把持部22の断面図である。図4及び図5は、図6から図9のA−A線に沿った断面図である。図6は、図5のVI−VI線に沿った断面図である。図7は、図5のVII−VII線に沿った断面図である。図8は、図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。図9は、図5のIX−IX線に沿った断面図である。
上述したように、第1のデバイス11も単独で、ハンドピースとして使用可能な外科用処置具である。把持部22は、超音波振動ユニット101を内蔵する。超音波振動子ユニット101は、ドーナツ状に形成された複数の圧電素子102が、隣り合う圧電素子間に配置された円環状の複数の電極103を挟んで積層されるようにして円筒状に構成された振動ブロックを有する。さらに、積層された複数の圧電素子102と複数の電極103の中心の貫通孔にはボルト104が貫通され、ボルト104をホーン部105に対してねじ込むことによって、複数の圧電素子102と複数の電極103が強固に密着するようにして、超音波振動子ユニット101が構成されている。この超音波振動子ユニット101は、ランジュバン型ボルト締め超音波振動子のユニットである。
超音波振動子ユニット101は、円筒状のケーシング111内に配置される。複数の電極103の複数の信号線は、ケーシング111の基端部のコネクタ112を介して、ケーブル2a内の複数の信号線2abの一部と接続されている。そして、ホーン部105の先端側は、プローブ21であり、ホーン部105からプローブまでの部分105aは、高周波出力のアクティブラインを構成する。
図5に示すように、ホーン部105の基端部には、フランジ部105aが形成されている。また、ケーシング111の内周の所定の位置には、内向フランジ部111aが形成されている。ケーシング111の先端部の内周面には、雌ねじ部111bが形成されている。
例えば、複数の電極103の信号線をコネクタ112に接続した後に、超音波振動子ユニット101がケーシング111の先端側から挿入される。ホーン部105のフランジ部105aは、ケーシング111の内向フランジ部111aに当接する。フランジ部105aと内向フランジ部111aが当接している状態で、円筒状の固定部材113により、ホーン部105をケーシング111に対して固定する。具体的には、固定部材113の外周部に雄ねじ部113aが形成されており、その雄ねじ部113aがケーシング111の雌ねじ部111bにねじ込まれることによって、固定部材113が、ケーシング111の先端側からホーン部105を押圧する。これにより、ホーン部105をケーシング111内部に固定する。なお、固定部材113の基端部とフランジ部105aの間には、ゴム材からなるパッキング114が設けられている。さらに、固定部材113の外周部には、Oリング115が設けられている。パッキン114とOリング115により、ケーシング111内に水、血液等の侵入が防止される。
ケーシング111の先端側には、筒状のキャップ部材、すなわち先端キャップ116が装着されている。先端キャップ116の内周面には、Oリング116aがホーン部105と密着するように設けられている。
先端キャップ116の先端側が段差部25を構成し、その段差部25には、複数の電気的接片117が設けられている。先端キャップ116の外周面の3つの段部に、それぞれ3つの接片117a、117b、117cが設けられ、内周面には、1つの接片117dが設けられている。具体的には、段差部25の外周には、先端キャップ116の先端側から順に、第2のデバイス12の接続を検知するための信号ラインが接続されている接続検知用接片117a、アクティブライン用の信号線に接続されているアクティブライン用接片117b、及びスイッチ信号のコモンライン用の信号線に接続されたコモン用接片117cが設けられている。さらに、先端キャップ116の内周面には、回収ライン用接片117dが設けられている。接片117dは、先端キャップ116の内周面の表面に露出しており、後述するように、第2のデバイス12の導電部材が接触可能なように、段差部25の内側に設けられている。
接片117aが、後述する第2のデバイス12の対応する接片と接触すると、本体装置3は、第1のデバイス11に第2のデバイス12が装着されたことを検知する。切片117aは、2つの切片からなり、後述する第2のデバイス12側の切片201aと接触すると、2つの切片間は電気的な導通が形成される。本体装置3は、その導通状態を検知する。すなわち、切片117aと信号線2abは、第1のデバイス11に第2のデバイス12が接続されたこと示す接続信号DSを出力可能な接続信号出力部を構成する。本体装置3は、その接続信号DSに基づいて、高周波出力の場合は、高周波出力を、モノポーラ出力からバイポーラ出力に変更し、超音波出力の場合は、超音波出力を、ヘラ形状時の超音波出力値からシザーズ形状時の超音波出力値へ変更する。
3つの接片117a、117b、117cは、段差部25の外周面に沿って円環状に形成されている。接片117dは、先端キャップ116の内周面に沿って、円環状に設けられている。
接片117dは、後述する第2のデバイス12内の電気的接片(図示せず)と接触する。第2のデバイス12内の導電材料からなる管状部材202(図14)は、挿入部2bの導電性材料からなる管状部材と電気的に接続されている。よって、接片117dは、高周波出力時の回収ライン用の信号線に接続されている回収ライン用接片である。
各接片は、絶縁部材からなる先端キャップ116内を通る導通部材118と、その各導通部材に接続された配線119を介して、ケーブル2a内の配線2abの対応する配線に接続されている。先端キャップ116内を通る導通部材118は、インサート成型により先端キャップ116内に設けられている。
先端キャップ116の外周部には、Oリング120が設けられている。先端キャップ116が装着されたケーシング111は、第2のケーシング121内に挿通するように設けられている。第2のケーシング121は、先端側から基端側に向かって直径が小さくなる筒状部材である。第2のケーシング121の内周面にOリング120が密着し、第1のケーシング111と先端キャップ116は、第2のケーシング121内に配置される。
また、第2のケーシング121の先端側の外周面には、雄ねじ部121aが形成されている。さらに、第2のケーシング121の基端側の外周面にも、雄ねじ部121bが形成されている。
第2のケーシング121は、さらに、第3のケーシング122内に設けられる。第3のケーシング122も、先端側から基端側に向かって直径が小さくなる筒状部材である。第3のケーシング122の外周面には、術者による把持性を良くするための複数の凸部122aが形成されている。
固定リング123とエンドキャップ124が、第3のケーシング122を挟むようにして固定する。具体的には、固定リング123は、絶縁部材からなる筒状部材であり、先端側に内向フランジ部を有する。固定リング123の基端側の内周面に雌ねじ部123aが形成されている。エンドキャップ124は、絶縁部材からなる筒状のキャップ部材であり、先端側の外周部に段差部を有する。エンドキャップ124の先端側の内周面には、雌ねじ部124aが形成されている。第2のケーシング121の先端部の雄ねじ部121aと固定リング123の雌ねじ部123aをねじ込み、かつ第2のケーシング121の基端部の雄ねじ部121bとエンドキャップ124の雌ねじ部124aをねじ込むことによって、第3のケーシング122は、固定リング123とエンドキャップ124に対して挟まれるようにして固定される。
以上のようにして、超音波振動子ユニット101は、把持部22内に配置される。
(発熱対策)
ところで、第1のデバイス11が超音波出力状態にあるとき、超音波振動子ユニット101は発熱する。結果として、連続した超音波出力により、超音波振動子ユニット101において発生した熱が把持部22のケーシングを熱伝導して、把持部22の外周部の温度が高くなる。手術中に、把持部22が熱くなることは、ハンドピース2の操作性の低下を招く虞がある。
そこで、本実施の形態の第1のデバイス11では、把持部22が熱くなるのを防止するために、把持部22のケーシング間に空気層が設けられている。
図8に示すように、第1のケーシング111の外周部には、ケーシング111の軸方向に沿って延びる複数の溝125(125a、125b、125c)が形成されている。1つの溝125aは、第2のケーシング121との位置決め用の溝であり、第2のケーシング121の内周側に突出した部分が溝125aに嵌合することによって、第1のケーシング111と第2のケーシング121との適切な位置決めが行われる。4つの溝125bは、先端キャップ116内の導通部材118を通すための溝である。4つの溝125cは、第1のケーシング111と第2のケーシング121間に空気層を形成するための溝である。
このように、第1のケーシング111と第2のケーシング121の間に空気層を設けることにより、ケーシング間での熱伝導を低減して、連続した超音波出力時における把持部22の温度上昇を抑制することができる。
特に、図4と図5に示すように、第1のデバイス11の把持部22は、3つケーシング111,121、122を用いて構成されている。第1のケーシング111と第2のケーシング121間では、上述したような積極的に設けた空気層が設けられたので、大きな断熱効果が得られる。さらに、第2のケーシング121と第3のケーシング122間にも隙間による空気層は形成されるので、さらに断熱効果が増す。
なお、本実施の形態では、3つのケーシングを用いているが、4つ以上のケーシングを用いて、隣り合うケーシング間に上記のような空気層を積極的に設けるようにしてもよい。
さらに、把持部22の内部のケーシング間(本実施の形態では第1のケーシング111と第2のケーシング121間)に空気層が設けられ、最も外側のケーシング(本実施の形態では第3のケーシング122)により覆われているので、最も外側のケーシング122を成型して製造する場合において、最も外側のケーシング122の外形形状の自由度が高まるという効果も生じる。ケーシング122の外形形状の自由度が高まることにより、把持部22の把持性のより優れた形状にすることができる。
なお、上述したプローブ21は、図4に示すようにヘラ形状であるが、図10に示すようなフック形状でもよい。図10は、先端部がフック形状のプローブ21Aの上面から見た断面図である。プローブ21Aのフック部分は、第2のデバイス12の挿通チャンネル42を挿通可能なように、S字形状となっている。S字形状のフック形状部の内側は、断面形状が所定の角度を有する突出部すなわちエッジ部となっている。
なお、第1のデバイス11及び第2のデバイス12の各構成部品は、高温高圧蒸気滅菌すなわちオートクレーブ処理に対応する材料、例えば、スーパーエンプラ等が用いられる。しかし、第1のデバイス11及び第2のデバイス12がディスポタイプであれば、各構成部品は、通常の樹脂材料の部品でもよい。
(コネクタ部23とコネクタ部3aの接続構造)
次に、第1のデバイス11のコネクタ部23と、本体装置3のコネクタ部3aとの接続構造について説明する。
図11は、コネクタ部23内のプラグ151の正面図である。図12は、コネクタ部3a内のレセプタクル161の正面図である。図13は、プラグ151とレセプタクル161の接続を説明するための、図11と図12のXIII−XIII線に沿った断面図である。
第1のデバイス11のコネクタ部23は、プラグ151を有する。図11と図13に示すように、プラグ151は、中心軸がベース部152の平面に対して直交する方向に設けられた円筒部153を有する。さらに、プラグ151は、ベース部152から突出する2つの突出部154と155を有する。第1の突出部154は、駆動信号用の複数の出力端子154aを有し、第2の突出部155は、スイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子155aを有する第の2突出部155を有する。複数の端子154a、155aのそれぞれは、ケーブル2a内の信号線2abの対応する信号線に接続されている。第1の突出部154及び第2の突出部155は、円筒部153の内側に形成されている。また、円筒部153の周囲には、それぞれがコネクタ3aの所定の部分に設けられた係合部163a(図12)に係合する複数の爪部153aが形成されている。
コネクタ3aは、レセプタクル161を有する。図12と図13に示すように、レセプタクル161は、中心軸がベース部162の平面に対して直交する方向に設けられた円筒部163を有する。さらに、レセプタクル161は、ベース部162から突出する突出部164を有する。突出部164は、2つの凹部165、166を有する。2つの凹部165、166は、突出部164の先端側からベース部162に向かって形成されている。突出部164は、円筒部163の内側に形成されている。円筒部163の内周部には、複数の爪部153aに係合する複数の係合部163aが設けられている。
凹部165は、その内周面に駆動信号用の複数の出力端子165aを有し、凹部166は、その内周面にスイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子166aを有する。各端子165a、166aは、対応する信号線により本体装置3の対応する回路に接続されている。
また、プラグ151がレセプタクル161に対して正しい向きで挿入されるように、断面が半円形状の溝部154bが、プラグ151の突出部154に形成されている。溝部154bは、ベース部152の平面に直交する方向に平行に形成されている。
一方、レセプタクル161の凹部165の内周部には、溝部154bに係合する半円柱形状の凸部165bが形成されている。従って、半円柱形状の凸部165bがプラグ151の溝部154bに嵌るような位置にある場合だけ、プラグ151がレセプタクル161に対して正しい向きで挿入されて、コネクタ部23をコネクタ部3aに装着することができる。
第1のデバイス11内、例えばプラグ151内には、図示しないが、第1のデバイス11の種類を識別するための識別用素子、例えば抵抗器が設けられている。図示しない抵抗器は、接続検知用の2つの端子155aに接続されている。プラグ151がレセプタクル161に装着されると、2つの端子155aとレセプタクル161側の対応する2つの端子166aとが電気的に接続され、本体装置3において、第1のデバイス11の接続と、接続された第1のデバイス11の種類とを検出することができる。さらになお、抵抗器の代わりに、接続検知用の2つの端子155a間を接続する配線だけでもよい。その場合は、本体装置3は、デバイスの接続あるいは非接続を検出することができる。
ところで、第1のデバイス11を装置本体3に接続したときに、プラグ151がレセプタクル161に適切に係合していない場合がある。例えばプラグ151がレセプタクル161から外れかった状態にある場合に、駆動信号の出力端子間に隙間が形成される状態があり得る。
このような状態において、例えば、術者が高周波出力のスイッチをオンすると、プラグ151とレセプタクル161内の高周波電流用の端子間に隙間で電気的スパークが発生する虞がある。そのようなスパークの発生は、プラグ151とレセプタクル161の破壊あるいは故障に繋がる。
そこで、本実施の形態では、プラグ151内の端子とレセプタクル161内の端子の配置を工夫している。
図13に示すように、コネクタ部23がコネクタ部3aに装着されるとき、矢印AAで示す装着方向に、プラグ151がレセプタクル161に対して移動する。プラグ151内の駆動信号用の複数の出力端子154aがレセプタクル161の駆動信号用の複数の出力端子165aに最初に接触する位置S1と、プラグ151内のスイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子155aがレセプタクル161内のスイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子166aに最初に接触する位置S2が、装着方向AAにおいてズレて、すなわちオフセットを有するように、駆動信号用の複数の出力端子154aとスイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子165aが突出部154,155の外周部に配置されている。
図13では、複数の出力端子154aが複数の出力端子164aに最初に接触する位置S1は、複数の端子155aが複数の端子165aに最初に接触する位置S2よりも、ベース部152から距離dだけ離れている。距離dは、例えば、0.8mmである。
これにより、コネクタ部23がコネクタ部3aに装着されるとき、駆動信号用の複数の出力端子154aが複数の出力端子165aに接触した後に、スイッチ信号及び接続検知信号用の複数の端子155aが複数の端子166aに接触する。
以上のように、第1のデバイス11は、本体装置3と接続するためのコネクタ部としてのプラグ151を有し、本体装置3は、プラグ151が接続されるコネクタとしてのレセプタクル161を有する。そして、プラグ151とレセプタクル161を所定の接続方向に沿って接続する場合に、プラグ151への駆動信号を供給する接片同士が接触した後に、駆動信号の出力を指示する指示信号を伝達する接片同士が接触するように、駆動信号を供給する接片は、指示信号を伝達する接片に対して接続方向に沿ってズレた位置に配置されている。
よって、例えばプラグ151がレセプタクル161から外れかった状態にある場合であっても、スイッチ信号が装置本体3において検出されるときには、高周波電流の出力端子同士は、必ず接続されている。その結果、術者が高周波出力のスイッチをオンしたときに、プラグ151とレセプタクル161内の駆動信号用の出力端子間の隙間において電気的スパークが発生することを防止することができる。
(第2のデバイス)
第2のデバイス11の構成について詳述する。
図14は、第2のデバイス12の断面図である。3つの電気的接片201a、201b、201cが、操作部本体32の凹部41の内周面に設けられている。3つの接片201a、201b、201cは、それぞれ第1のデバイス11の3つの接片117a、117b、117cに対応する切片である。第1のデバイス11が第2のデバイス12に装着されたときに、3つの接片201a、201b、201cは、それぞれ第1のデバイス11の3つの接片117a、117b、117cに接触するように、凹部41の内周面に設けられている。
中心軸が挿入部2bの軸と同軸である管状部材202が、操作部本体23内に設けられている。管状部材202は、導電材料により形成されている。管状部材202の基端側には、図示しない切り欠き部が形成されており、第2のデバイス12は、第1のデバイス11が管状部材202の基端側から挿通されると、段差部25が凹部41に係合するように構成されている。管状部材202の内側及び挿入部2bの内側が、挿通チャンネル42を形成する。
管状部材202の外周部には、バネ部材203が管状部材204を介して設けられている。具体的には、管状部材202が、絶縁材料からなる管状部材204に挿通され、その管状部材204がバネ部材203の内側に挿通されている。管状部材204の外周部には、フランジ部204aが形成されている。バネ部材203の先端側は、バネ受け部材203aを介してフランジ部204aに当接している。バネ部材203の基端側は、可動ハンドル35のピン32aの近傍部分に当接し、バネ部材203は、可動ハンドル35を押圧するように操作部本体32内に設けられている。その結果、バネ部材203は、可動ハンドル35を固定ハンドル34から離す方向に、言い換えると、図14においてピン32aを中心に反時計回りの方向に、ハンドル35を一定の力で付勢する定力バネである。すなわち、バネ部材203は、可動ハンドル35を、ピン32aを回動中心として、ハンドル部2cが開く方向に回動するように付勢する付勢手段を構成する。
また、管状部材202の先端部は、挿入部2bと電気的に接続されている。管状部材202は、第1のデバイス11と第2のデバイス12が結合されたときに、第1のデバイス11の段差部25の表面に露出した接片117dと電気的に接続されるように、形成されている。よって、高周波出力のバイポーラ出力時に、可動ジョー31、挿入部2b及び管状部材202、接片117d、導通部材118及びケーブル2aが回収ラインを構成する。
スイッチ36及び37は、操作部本体32の回路基板211及び信号線212を介して、アクティブライン用接片201bと、コモンライン用接片201cに接続されている。よって、例えば、高周波出力時に、術者が親指でスイッチ36を押せば、プローブ21から高周波出力が出力されるようにするためのスイッチ信号が、接片201b、117b、導通部材118及びケーブル2aを介して、本体装置3へ伝達される。よって、スイッチ36が押されれば、プローブ21は、高周波出力を出力する。また、スイッチ37が押されれば、プローブ21は、高周波出力の出力値が変更される。
(第2のデバイスの変形例)
図15は、本実施の形態の第2のデバイスの変形例に係る正面図である。上述したハンドピース2は、いわゆる腹腔鏡下用であるが、図15に示す第2のデバイス12Aは、開腹手術時用のハンドピースを構成するためのデバイスである。この変形例に係る第2のデバイス12Aは、先端側にテーパ部を有する円筒部251と、円筒部251の先端部に設けられた管状部252と、管状部252の外周部に設けられたピン253に軸支された可動部材254とを有して構成されている。
円筒部251の外周部には、術者の指が掛けられる指掛け孔251aを有する固定ハンドル251bが設けられている。円筒部251の基端部の開口部41Aは、第1のデバイス11を、プローブ21から挿入するための開口である。図15に点線で示すように、円筒部251から挿入された第1のデバイス11のプローブ21の処置部21aは、円筒部251の先端部から突出する。
可動部材254の基端側には、術者の親指が掛けられる指掛け孔254aを有する可動ハンドル254bが設けられている。可動部材254の先端側には、可動ジョー31Aが設けられている。
第2のデバイス12Aの円筒部251の開口部41Aの内周面は、上述した第2のデバイス12と同様に、段差部25に対応する形状と、複数の電気的接片を有する。第1のデバイス11のプローブ21を開口部41Aから挿入することによって、第1のデバイス11を第2のデバイス12Aに装着することができる。第1のデバイス11を第2のデバイス12Aに装着することによって、開腹手術時用のシザース形状のハンドピース2Aが構成される。
第1のデバイス11が第2のデバイス12Aに装着された状態で、術者は、可動ハンドル254bを操作することにより、可動ジョー31Aとプローブ21の先端部の処置部21aから構成される処置部の開閉を行うことができる。
なお、図2及び図14に示す第2のデバイス12では、操作部本体32に、スイッチ36,37が設けられている。図15の第2のデバイス12Aの場合は、第1のデバイス11の把持部22の外周部に、スイッチ36,37に対応する2つのスイッチ(図示せず)を設けるようにしてもよい。
また、操作性を考慮して、図16に示すように、高周波出力のためのスイッチ36に対応するスイッチを、第1のデバイスが第2のデバイスに装着された状態で、第1のデバイス11の操作部の、可動ハンドル254bが当接する位置に設けてもよい。すなわち、把持部22に、超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を出力する指示をあたえるためのスイッチを設け、そのスイッチは、第2のデバイス12Bが装着されたときに、把持部である操作部本体において、第2のデバイス12のハンドル部を構成する可動ハンドルにより押圧可能な位置に配置されるようにしてもよい。
図16は、第1のデバイスの可動ハンドルが当接する位置にスイッチを設けた場合の変形例を説明するための図である。第1のデバイス11Aは、把持部22の側面であって、第2のデバイス12Bに装着された状態において、可動ハンドル254bが閉じたときに当接する位置に、スイッチ36Aが設けられている。そのため、図16に示すように、円筒部251Aの基端部に、スイッチ36Aが露出されるように一部に切り欠き部251Aaが形成されている。
よって、開腹手術時用のハンドピースにおいて、術者は、可動ハンドル254bを閉じる操作をするだけで、高周波出力の出力指示をすることができるので、操作性がよい。特に、片手で可動ハンドル254bを閉じる操作をするだけでいいので、空いている指で、高周波出力のためのスイッチをオンするような操作が不要となるので、ハンドピースの先端の処置部がふらつくようなことはない。
この場合、スイッチ36Aは、2段スイッチが好ましい。図17から図19は、第1のデバイスに設けられた2段スイッチのスイッチ36Aの構成を説明するための図である。
図17と図18は、スイッチ36Aの構成を説明するための断面図である。スイッチ36Aは、把持部22のケーシング122の表面に、ゴム部材等からのなる、先端に平らな平坦部261aを有する略円錐形状の押圧部材261が突出するように設けられている。押圧部材261の内側には、すなわち平坦部261aの裏側には、突出部261bが形成されている。突出部261bの先端部には、導電性の金属部材261cが設けられている。金属部材261cは、図示しない配線に接続されている。
ケーシング122の内側には、基板262が配設されている。基板262上の突出部261bに対向する位置には、導電性金属材料からなる円板部材263が設けられている。円板部材263は、平らな部材ではなく、球体の表面に沿うように湾曲し、中央部が突出部261bの方向に突出する形状を有する。円板部材263は、基板262上の配線262aと接続され、円板部材263の下の基板263上には図示しない配線と接続された接点262bが設けられている。
押圧部材261はゴム部材等からなるので、上から押圧されると変形する。図17の点線で示すように、押圧部材261が変形すると、突出部261bの先端の金属部材261cが、円板部材263に接触する。この接触により、金属部材261cに接続された配線と、円板部材263の配線262aとは電気的に導通するので、本体装置3は、その導通を検知することができる。本体装置3は、その金属部材261aと円板部材263の接触を検知すると、術者に音でその接触を知らせるための音(以下、第1の音という)を、スピーカを介して出力する。
押圧部材261がさらに押圧されると、突出部261bは円板部材263をさらに押し、円板部材263が変形する。図18に示すように、円板部材263が変形し、円板部材263の中央部が基板上の接点262bに接触する。接点262bは、図示しない配線と接続されているので、この接触により、接点262bに接続された配線と円板部材263の配線262aとは電気的に導通する。よって、本体装置3は、その導通を検知して、術者にその接触を知らせるための音を、第1の音とは異なる第2の音で、スピーカを介して出力すると共に、高周波電流の出力を開始する。第2の音は、円板部材263の中央部が基板上の接点262bに接触している間、出力される。
なお、押圧部材261が押されなくなると、弾性部材である押圧部材261は、図17の実線で示すような元の形状に戻り、円板部材263も図17の実線で示すような元の形状に戻る。以上のように、スイッチ36Aは、1段目と2段目で電気的なスイッチ信号を出力する2段スイッチである。
このように、スイッチ36Aとして2段スイッチを用いることにより、術者は、第1の音により、ハンドル部を閉じるように握ったことを認識でき、さらに第2の音で、高周波出力が開始されたことを認識することができる。言い換えると、本体装置3は、ハンドル部を握ったことを第1の音で知らせて認識させ、その後に高周波出力ができるようにしたので、術者は、高周波出力の操作を確実に行うことができる。
図19は、スイッチ36Aの変形例を示す断面図である。図19に示すスイッチも、2段スイッチであるが、1段目は機械的な音が発生するスイッチである。なお、図17と図18と同じ構成要素については、同じ符号を付し説明は省略する。図19に示すように、スイッチ36Aaは、把持部22のケーシング122の表面に、薄い金属等からのなる、先端に平らな平坦部271aを有する略円錐形状の押圧部材271が突出するように設けられている。押圧部材271の内側には、すなわち平坦部271aの裏側には、突出部271bが形成されている。押圧部材271の側面部271cは、押圧部材271が押されていないときは、図19の実線で示すようにやや外側に膨らんだ形状をしている。
しかし、側面部271cは、押圧部材271が上から徐々に押されて、変形の応力が係っていくにつれて、図19において点線で示すように、ある時点で急に内側にへこむように変形する形状を有している。側面部271cの瞬間的な変形時に機械的な音が発生する。
さらに、押圧部材271が押されていくと、突出部271bは円板部材263を押し、円板部材263が変形して、図19において点線で示したように、円板部材263が変形し、円板部材263の中央部が基板上の接点262bに接触する。この接触により、接点262bに接続された配線と円板部材263の配線262aとは電気的に導通し、本体装置3は、その導通を検知する。本体装置3は、術者にその接触を知らせるための音を、スピーカを介して出力すると共に、高周波電流の出力を開始する。この音は、円板部材263の中央部が基板上の接点262bに接触している間、出力される。
なお、押圧部材261が押されなくなると、弾性部材である押圧部材271は、図19の実線で示すような元の形状に戻り、円板部材263も元の形状に戻る。以上のように、スイッチ36Aaは、1段目で機械的な音を発生し、2段目で電気的なスイッチ信号を出力する2段スイッチである。
以上のように、上述したような2段スイッチを用いることにより、術者は、高周波出力の操作を確実に行うことができる。
(処置部)
次に処置部の構成につき説明する。
本実施の形態に係るハンドピース2は、超音波出力と高周波出力の同時出力も可能である。ヘラ形状のプローブ21の処置部21aは、超音波出力で使用される場合、高周波出力で使用される場合、及び超音波と高周波の同時出力で使用される場合がある。さらに、プローブ21は、可動ジョー31と協働してシザース形状の処置部を構成する場合もある。その場合も、可動ジョー31とプローブ21の処置部21aとは、超音波出力で使用される場合、高周波出力で使用される場合、及び超音波と高周波の同時出力で使用される場合がある。そのため、処置部21a及びジョー部材31は、そのような使用形態に対応した適切な形状を有している。
図20は、図2のXX−XX線に沿った処置部21a及びジョー部材31の断面図である。ジョー部材31は、軸方向に沿って、挿入部プローブ21の一部が係合する溝311を有する。その溝311は、ジョー部材31の軸に直交する断面において、開口が幅広のチャンネル形状を有する。ジョー部材31は、導電材料であるが、絶縁部材312が、チャンネル形状の底面部313に、軸方向に沿って処置部21aが接触する範囲に設けられている。
処置部21aは、軸方向に直交する断面において、一部が切り取られたひし形形状を有している。処置部21aの断面形状は、図20に示すように、ひし形の長い方の対角線に対して直交する方向に切り取られた形状である。そして、断面形状において、ひし形の一部が切り取られた処置部21aは、ジョー部材31の溝311に係合する台形形状部321を有する。また、断面形状において、ひし形の一部が切り取られていない部分は、処置部21aの略二等辺三角形の二等辺三角形部322である。
ハンドル部2cを閉じたときに、処置部21aとジョー部材31が嵌合する。嵌合したとき、チャンネル形状の溝311の底面部313は、処置部21aの台形形状部321の上面部323に当接し、チャンネル形状の溝311の2つの内壁部314は、台形形状部321の斜面部324に当接する。
また、処置部21aの二等辺三角形部322の頂角部325は、丸みを帯びて形成されているが、頂角部325は、やや鋭利となる角度を有している。
第1のデバイス11がヘラ形状の超音波処置具として使用されるとき、処置部21a全体が超音波振動処置部として作用し、特に、頂角部325及びその周辺部(点線で示す)が、処置対象の組織に対してメスのように作用する。
また、第1のデバイス11がヘラ形状の高周波処置具として使用されるとき、頂角部325及びその周辺部(点線で示す)が、処置対象の組織に対して電気メスとして作用する。
ハンドピース2がシザース形状の超音波処置具として使用されるとき、底面部313及び内壁部314と上面部323及び斜面部324とが、超音波振動の作用面として作用する。
また、ハンドピース2がシザース形状の高周波処置具として使用されるとき、内壁部314と斜面部324が、バイポーラの高周波電流の作用面として作用する。
第1のデバイス11がヘラ形状の超音波と高周波の同時出力の処置具として使用されるとき、処置部21a全体が超音波振動処置部として作用し、特に、頂角部325及びその周辺部(点線で示す)が、処置対象の組織に対して電気メスのように作用する。
また、ハンドピース2がシザース形状の超音波と高周波の同時出力の処置具として使用されるとき、底面部313と上面部323とが、超音波振動の作用面として作用し、内壁部314と斜面部324が、バイポーラの高周波電流の作用面として作用する。
従って、図20に示す処置部の構成によれば、第1のデバイス11を超音波処置具あるいは高周波処置具として使用する場合だけでなく、第1のデバイス11と第2のデバイス12とを連結してシザース形状の超音波処置具あるいは高周波処置具として使用する場合、さらには、第1のデバイス11と第2のデバイス12とを連結してシザース形状の超音波と高周波の同時出力時の処置具として使用する場合も、操作性がよい。
なお、第1のデバイスと第2のデバイスが結合されてなるシザース形状の外科用処置具が、高周波出力をするときあるいは高周波と超音波の同時出力をするときに、高周波出力として、バイポーラ出力でなくモノポーラ出力ができるようにしてもよい。
図21は、フック形状のプローブ21Aの場合の処置部の構成を説明するための図である。具体的には、図21は、図10において、線XXI−XXI線に沿った処置部21Aa及びジョー部材31Aの断面図である。図10は、処置部21Aaのみ示されているが、図21では、シザース形状の処置具の場合の処置部21Aaとジョー部材31Aの断面が示されている。ジョー部材31Aは、軸方向に沿って、処置部21Aaの一部が係合する溝311Aを有する。その溝311Aは、ジョー部材31Aの軸に直交する断面において、開口が幅広のチャンネル形状を有する。ジョー部材31Aは、導電材料であるが、絶縁部材312Aが、チャンネル形状の底面部313Aに、軸方向に沿って設けられている。
処置部21Aaは、軸方向に直交する断面において、一部が切り取られたひし形形状を有している。処置部21Aaの断面形状は、図21に示すように、ひし形の一部が1つの対角線に対して直交する方向に切り取られた形状である。そして、断面形状において、ひし形の一部が切り取られた処置部21Aaは、ジョー部材31Aの溝311Aに係合する台形形状部321Aを有する。断面形状において、ひし形の一部が切り取られていない部分は、プローブ21Aの二等辺三角形部322Aである。
ハンドル部2cを閉じたときに、処置部21Aaとジョー部材31Aが嵌合する。嵌合したとき、チャンネル形状の溝311Aの底面部313Aは、処置部21Aaの台形形状部321Aの上面部323Aに当接し、チャンネル形状の溝311Aの2つの内壁部314Aは、台形形状部321Aの斜面部324Aに当接する。
また、処置部21Aaの二等辺三角形部322Aの頂角部325Aは、丸みを帯びて形成されているが、フック形状の内側の頂角部326は、やや鋭利となる角度を有している。頂角部326の角度θは、45度から100度が好ましい。45度は、プローブ21Aの強度限界である。以上のように、処置部21Aaの頂角部326は、フック形状部の内側に所定の角度を有する突出部すなわちエッジ部を構成する。
フック形状の処置部は、切開に利用される場合が多い。プローブ21Aの頂角部326が、切開時の作用部分となる。頂角部326は、やや鋭利な角度θを有しているので、切開処置に有効である。
図21に示す処置部21Aaとジョー部材31Aは、上述した切開時の作用以外は、それぞれ、超音波出力時、高周波出力時、及び超音波と高周波の同時出力時、図20に示した処置部21aとジョー部材31と同様の作用をする。
(装置本体の構成)
次に、上述したハンドピース2の出力を制御する制御部である本体装置3の構成について説明する。図22は、本体装置3の構成を示すブロック図である。本体装置3は、第1のデバイス11への超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を供給するための駆動信号の出力を制御する制御部である。
図22に示すように、本体装置3は、超音波出力制御部51と、高周波出力制御部61と、切換制御部71とを有する。超音波出力制御部51は、制御回路52と、超音波振動のための駆動信号を出力する出力回路53とを含む。高周波出力制御部61は、制御回路62と、高周波電流出力のための駆動信号を出力する出力回路63とを含む。制御回路52と62は、CPU、メモリ等の各種回路から構成される。
制御回路52と62は、本体装置3の表示器3bと操作ボタン3cに接続されている。フットスイッチ4からの操作信号FSと、ハンドピース2のスイッチ36、37の操作信号HSが、制御回路52と62に入力されている。切換制御部71には、接続信号DSが入力される。切換制御部71は、接続信号DSに基づいて、制御回路52と62に出力制御信号を供給する。上述したように、第1のデバイス11に第2のデバイス12が接続されたときに、切片117aと201aが接触する。その接触により、信号線2abを介して、本体装置3は、接続信号DSとして、第1のデバイス11に第2のデバイス12が接続されたことを検知することができる。よって、切片117aと信号線2abは、第1のデバイス11に第2のデバイス12が接続されたこと示す接続信号DSを出力可能な接続信号出力部を構成する。
出力回路53は、超音波振動のための駆動信号DR1を第1のデバイス1に供給する。出力回路63は、高周波電流出力のための駆動信号DR2を第1のデバイス1に供給する。制御回路52と62は、それぞれ、操作ボタン3cにおける設定と、フットスイッチ4及びスイッチ36、37からの操作信号とに基づいて、出力回路53と63に対して、出力制御信号CS1,CS2を供給し、出力回路53と63は、それぞれ、その出力制御信号CS1とCS2に基づいて駆動信号DR1,DR2を出力する。
本体装置3は、ハンドピース2あるいは第1のデバイス11に対して、その設定と操作信号に応じて、超音波出力、高周波出力あるいは超音波と高周波の同時出力をするための駆動信号を出力する。
上述したように、第1のデバイス11だけが接続されている場合は、本体装置3は、超音波出力モード、高周波出力モード、及び超音波と高周波の同時出力モードの3つのモードを有する。また、第1のデバイス11を第2のデバイス12に装着したハンドピース2の場合は、本体装置3は、超音波出力モード、バイポーラ出力の高周波出力モード、及び超音波とバイポーラ出力(あるいはモノポーラ出力でもよい)の高周波の同時出力モードの3つのモードを有する。
そして、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11への超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を供給するための駆動信号の出力を制御する。
すなわち、例えば、手術中に、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11が第2のデバイスの着脱部である凹部41に接続されたことを検知すると、高周波電流の出力時には、バイポーラ出力(あるいはモノポーラ出力)に切り換えるように、駆動信号DR2の出力を制御、超音波振動の出力時には、シザース形状の処置部による処置に適した超音波駆動出力に切り換えるように、駆動信号DR1の出力を制御する。
さらに、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11が第2のデバイスの凹部41から外されたことを検知すると、高周波電流の出力時には、モノポーラ出力に切り換えるように、駆動信号DR2の出力、超音波振動の出力時には、へら形状の処置部による処置に適した超音波駆動出力に切り換えるように、駆動信号DR1の出力を制御する。
また、同様に、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11が第2のデバイス12の凹部41に接続されたことを検知すると、超音波振動と高周波電流の同時出力時には、シザース形状の処置部による処置に適した超音波振動とバイポーラ出力(あるいはモノポーラ出力)の高周波電流の同時出力に切り換えるように、駆動信号DR1,DR2の出力を制御する。
さらに、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11が第2のデバイス12の凹部41から外されたことを検知すると、へら形状の処置部による処置に適した超音波駆動出力の前記超音波振動出力、モノポーラ出力の前記高周波電流出力、あるいはへら形状の処置部による処置に適した超音波振動とモノポーラ出力の高周波電流の同時出力に切り換えるように、駆動信号DR1,DR2の出力を制御する。
以上のように、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイス11への超音波振動及び高周波電流の少なくとも一方を供給するための駆動信号の出力を自動的に制御することができる。
なお、上述した実施の形態では、接続信号DSに基づいて、本体装置3は、自動的に出力の変更、例えばバイポーラとモノポーラの変更、あるいは超音波出力の出力値の変更、等を行うようになっているが、接続信号DSに基づいて、所定のランプを点灯させる等して、術者にその第1のデバイス11と第2のデバイス12の接続状況を告知し、術者が出力の切り替えを、本体装置3の操作ボタン等において、行うようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態に係るハンドピース2は、高周波出力と超音波出力の両方を、個別あるいは同時に出力が可能なものであるが、本実施の形態の出力切替制御は、高周波出力だけが可能なハンドピースあるいは超音波出力だけが可能なハンドピースにも、適用することができる。例えば、高周波出力だけが可能なハンドピースの場合、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイスだけの場合は、高周波出力をモノポーラ出力とし、第1のデバイスが第2のデバイスに連結されると、高周波出力をバイポーラ出力とするように、出力を切り替える。また、超音波出力だけが可能なハンドピースの場合、本体装置3は、接続信号DSに基づいて、第1のデバイスだけの場合は、超音波出力をへら形状の処置部に適した第1の設定値で出力し、第1のデバイスが第2のデバイスに連結されると、超音波出力をシザース形状の処置部に適した第2の設定値で出力するように、出力を切り替える。
以上のように、上述した実施の形態によれば、生体組織を挟持して処置するタイプの外科用処置具と、生体組織に接触させて処置するタイプの外科用処置具とを、1つの処置具において容易に変更可能な医療装置及び外科用処置具を実現することができる。
手術中における処置具の変更に係る時間は短い程、患者への負担が減るため望ましい。従来は、術者が看護師等に指示して、それまで使用してきた処置具を看護師等に渡し、看護師等が処置具の制御装置からの取り外し等を行い、術者に次に使用する処置具を渡すという上述した一連の作業は、繁雑であり、時間が掛かるという問題があった。
また、上記の日本特開2009−78155号公報に提案の高周波処置具は、モノポーラ要素の伸長部が、バイポーラ鉗子の2つの部材の一方の先端部に設けられている構造を有する鉗子である。その高周波処置具によれば、モノポーラ処置具とバイポーラ処置具をそれぞれ用意しておく必要もなく、術者は、1つの処置具でモノポーラ出力とバイポーラ出力による処置が可能となる。
しかし、その提案に係る高周波処置具は、バイポーラ鉗子の先端部において、2つの部材の一方にモノポーラ要素を伸長可能にするための構造を有しているため、一方の部材が大型化及び複雑化すると共に、モノポーラ要素のサイズ及び形状に制約が生じるという問題があった。先端部の大型化及び複雑化及びモノポーラ要素のサイズ等の制約は、術者にとっての処置具の使い勝手が悪くなるということに繋がり、また、先端部の大型化とモノポーラ要素のサイズ等の制約により、腹腔鏡下では、術者の視界が悪くなる虞もあった。
これに対して、上述した本発明の実施の形態によれば、生体組織を挟持して処置するタイプの外科用処置具と、生体組織に接触させて処置するタイプの外科用処置具とを、1つの処置具において容易に変更可能な医療装置及び外科用処置具を実現することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。

本出願は、2010年3月31日に米国に出願された仮出願61/319386号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (11)

  1. 超音波振動のための超音波駆動信号及び高周波電流のための高周波駆動信号の少なくとも一方の駆動信号を出力可能な本体装置と、
    前記超音波振動及び前記高周波電流の少なくとも一方を伝達し、先端部に形成された第1の処置部で生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、
    前記プローブ及び前記本体装置と接続され、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、
    前記第1の把持部に設けられ、第1の電気接片を有する第1の着脱部と、
    前記プローブが挿通可能な挿通チャンネルを有すると共に、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部を有する挿入部と、
    前記挿入部を支持すると共に、前記挿入部に前記プローブが挿通された際に前記第1の着脱部と接続自在に係合するための第2の電気接片を有する第2の着脱部を有する操作部本体と、
    前記操作部本体に設けられ、前記第2の処置を行う際に前記術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、
    前記本体装置に設けられ、前記第1の着脱部の前記第1の電気接片と前記第2の着脱部の前記第2の電気接片とが接続された時には前記本体装置が前記第2の処置に適した駆動信号を出力し、前記第1の着脱部の前記第1の電気接片と前記第2の着脱部の前記第2の電気接片とが接続されていない時には、前記本体装置が前記第1の処置に適した駆動信号を出力するように、前記駆動信号の出力を切り換える切換制御部と、
    を有することを特徴とする医療装置。
  2. 前記第1の電気接片と前記第2の電気接片の電気的な導通状態により、前記第1の着脱部と前記第2の着脱部が接続されていることを示す接続信号を出力するための接続信号出力部を有し、
    前記切換制御部は、前記接続信号出力部から前記接続信号に基づいて、前記駆動信号の出力を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記切換制御部は、前記接続信号に基づいて、前記第1の着脱部と前記第2の着脱部接続されたことを検知すると、前記高周波電流の出力時には、バイポーラ出力を出力し、前記超音波振動の出力時には、前記第2の処置に適した駆動出力を出力するように、前記駆動信号の出力を切り換え
    さらに、前記切換制御部は、前記接続信号に基づいて、前記第1の着脱部と前記第2の着脱部が接続されていないことを検知すると、前記高周波電流の出力時には、モノポーラ出力を出力し、前記超音波振動の出力時には、前記第1の処置に適した駆動出力を出力するように、前記駆動信号の出力を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の医療装置。
  4. 前記切換制御部は、前記接続信号に基づいて、前記第1の着脱部と前記第2の着脱部接続されたことを検知すると、前記第2の処置に適した駆動出力の前記超音波振動とバイポーラ出力の前記高周波電流の同時出力をするように、前記駆動信号の出力を切り換え
    さらに、前記切換制御部は、前記接続信号に基づいて、前記第1の着脱部と前記第2の着脱部が接続されていないことを検知すると、前記第1の処置に適した駆動出力の前記超音波振動出力、モノポーラ出力の前記高周波電流出力、あるいは前記第1の処置に適した駆動出力の前記超音波振動とモノポーラ出力の前記高周波電流の同時出力を行うように、前記駆動信号の出力を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の医療装置。
  5. 前記接続信号出力部は、前記第2の電気接片に接続された信号線であることを特徴とする請求項に記載の医療装置。
  6. 前記第2の処置部が、前記高周波電流の回収ラインを構成することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  7. 前記第1の処置部は、ヘラ形状を有し、
    前記第1の処置部は、前記プローブの軸に直交する方向における断面において、前記第2の処置部とは反対側は、略2等辺三角形形状を有することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  8. 前記第1の処置部は、フック形状を有し、
    前記第1の処置部は、前記プローブの軸に直交する方向における断面において、前記フック形状の内側に所定の角度の突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  9. 前記所定の角度は、45〜100度の範囲であることを特徴とする請求項8に記載の医療装置。
  10. 少なくとも超音波信号を出力する出力装置と、前記出力装置とケーブルを介して接続される第1のデバイスと、前記第1のデバイスに対して着脱可能な第2のデバイスと、を有する医療装置であって、
    前記第1のデバイスは、前記出力装置によって出力された前記超音波信号を超音波振動に変換する超音波振動子と、前記超音波振動子で生成した前記超音波振動を伝達し、先端部に形成された第1の処置部によって生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、前記超音波振動子が収納され、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、前記第2のデバイスとの接続を検知するための第1の接片を有する第1の着脱部と、を有し、
    前記第2のデバイスは、前記プローブが挿通可能な挿通チャンネルを有すると共に、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部を有する挿入部と、前記第2の処置を行う際に術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、前記第1の接片と接続される第2の接片を有する第2の着脱部と、を有し、
    前記出力装置は、前記超音波振動子に対して出力する前記超音波信号を制御する超音波出力制御部と、前記第1のデバイスの前記第1の接片と前記第2のデバイスの前記第2の接片が接続されたか否かを検出し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていないことを検出した場合、前記超音波出力制御部に対して前記第1の処置に適した第1の超音波信号を前記超音波振動子に出力するように制御し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていることを検出した場合、前記超音波出力制御部に対して第1の超音波信号とは異なる前記第2の処置に適した第2の超音波信号を前記超音波振動子に出力するように制御する切換制御部と、を有することを特徴とする医療装置。
  11. 少なくとも高周波波信号を出力する出力装置と、前記出力装置とケーブルを介して接続される第1のデバイスと、前記第1のデバイスに対して着脱可能な第2のデバイスと、を有する医療装置であって、
    前記第1のデバイスは、前記出力装置によって出力された前記高周波信号に基づく高周波電流を伝達し、先端部に形成された第1の処置部によって生体組織に対して第1の処置を行うプローブと、前記第1の処置を行う際に術者によって把持される第1の把持部と、前記第2のデバイスとの接続を検知するための第1の接片を有する第1の着脱部と、を有し、
    前記第2のデバイスは、前記プローブが挿通可能な挿通チャンネル、前記プローブが挿通された際に前記第1の処置部と対向する位置に前記第1の処置部との間で前記生体組織を挟持して第2の処置を行う第2の処置部、および前記高周波電流の回収ラインを有する挿入部と、前記第2の処置を行う際に術者によって把持され、前記第2の処置部を前記第1の処置部に対して開閉するための可動ハンドルを有する第2の把持部と、前記第1の接片と接続される第2の接片を有する第2の着脱部と、を有し、
    前記出力装置は、前記高周波信号の出力を制御する高周波出力制御部と、前記第1のデバイスの前記第1の接片と前記第2のデバイスの前記第2の接片が接続されたか否かを検出し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていないことを検出した場合、前記高周波出力制御部に対してモノポーラ出力である第1の高周波信号を出力するように制御し、前記第1の接片と前記第2の接片が接続されていることを検出した場合、前記高周波出力制御部に対してバイポーラ出力である第2の高周波信号を出力するように制御する切換制御部と、を有することを特徴とする医療装置。
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