JP4059752B2 - 超音波処置具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、体腔内の治療部位を処置するようにした超音波処置具の多くは特許文献1に示すように、体腔内に挿入する挿入部が堅く、挿入部を曲げ得るようにしたものではなかった。しかし、特許文献2に示すように挿入部を曲げ得るようにした超音波処置具もあった。
【0003】
【特許文献1】
特開平11-178833号公報
【0004】
【特許文献2】
USP第5,989,264号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
超音波処置具の挿入部内に配置される処置用プローブは一般的な弾性域内では曲げることが出来るものの、挿入部を湾曲して使用するレベルまで追従して曲げることが出来ず、このため、体腔内の処置使用時においての操作は制限されていた。また、超音波処置具の挿入部内にはプローブ以外にも先端部で組織を把持・剥離する先端処置部を駆動する機構等の部材を組み込む必要があったため、挿入部の構造を複雑化する。また、特許文献2に示すように、軟性な挿入部を備えた超音波処置具にあっては先端処置部で処置するに必要な力量や支持力が不足する。従って、従来の超音波処置具は挿入部が硬質なタイプのものが一般的であった。
【0006】
一方、超音波処置具により胸腔内での処置を行う場合、腔が狭く、また、処置具を体内に挿入するトロッカー位置が肋骨間に限定される。このため、超音波処置具の挿入部が硬質であると、挿入部の先端を目的部位にアプローチしにくいことが多い。また、超音波振動子を湾曲構造部分よりも先端側に配置し、使用目的に応じてプローブを交換する方式とする構成を考えた場合、その分、挿入部の先端硬質長さが長くなるため、操作性が低下する。
【0007】
本発明は、体腔内のアプローチが難しい目的部位に対して目的部位を把持して処置することができ、より容易且つ確実に凝固・切開が可能な超音波処置具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の駆動部材を備えた挿入部と、上記第1の駆動部材を操作する操作部と、駆動電流を超音波振動に変換する振動子と該振動子の超音波振動により超音波振動するプローブと該プローブとの間で組織を把持する把持部材と該把持部材を開閉駆動する第2駆動部材とを有した振動子ユニットと、上記挿入部の遠位端に上記振動子ユニットを着脱自在に接続する接続手段と、上記第1の駆動部材と上記第2の駆動部材とを着脱自在に連結する連結部材と、を備えたことを特徴とする超音波処置具超音波処置具である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る超音波処置具について図1乃至図5を参照して説明する。
【0010】
図1は挿入部湾曲型の超音波処置具1を示し、この超音波処置具1は操作部2と挿入部3から成り、挿入部3は硬質挿入部4のほかに湾曲管5を含み、湾曲管5の先端には振動子ユニット6及びボール型プローブ7を備える。超音波処置具1の操作部2には術者自身の手で握持出来る把持部2aと湾曲操作を行うアングルレバー8が設けられている。さらに操作部2の上部(後端)にはケーブル9が接続されている。ケーブル9には駆動電流を発生する図示しないジェネレータに接続するプラグ10が設けられている。
【0011】
図2に示すように超音波処置具1の挿入部3における湾曲管5の先端(遠位端)には雌型コネクタ11を設けられ、上記振動子ユニット6の後端(近位端)には雄型コネクタ12を設ける。そして、雌型コネクタ11に雄型コネクタ12を差し込み係合することにより、湾曲管5の先端に振動子ユニット6を着脱自在に連結出来るようになっている。
【0012】
図3に示すように雌型コネクタ11は筒状の外装壁13と、この外装壁13内に一定の距離を隔てて同軸的に成型された中央突起14を備える。雄型コネクタ12は上記雌型コネクタ11の外装壁13と中央突起14の間の空間に嵌め込まれる筒状の嵌合壁15を有しており、この嵌合壁15の外面に対し、上記外装壁13の内面が接して両者が密に嵌合するようになっている。また、外装壁13と中央突起14の両者には予め定まった位置で互いに嵌合するようにした溝と突起が形成され(図16を参照)、この溝と突起が噛み合い、これにより両コネクタ11,12の嵌合位置を規制する。
【0013】
図3(b)に示すように、雌型コネクタ11の外装壁13にはリリース操作ボタン16を兼ねた係止片17が一体に形成されている。係止片17の先端には係合用嵌合突起18が形成され、係止片17の中間部分は外装壁13の外面に露出し、この露出部分が上記リリース操作ボタン16の指当て部分を構成する。雌型コネクタ11と雄型コネクタ12の嵌合時において、係止片17の係合用嵌合突起18は雄型コネクタ12の嵌合壁15の内側に入り込み、その嵌合壁15に形成した孔状の嵌合部19内に嵌り込んで係止し、雌型コネクタ11と雄型コネクタ12を予め決まった位置で係着固定する。嵌合部19を形成する孔は嵌合壁15の外面から内面に向かって貫通するように形成され、この嵌合部19は上下2箇所に位置して設けられている。
【0014】
上記係止片17はリリース操作ボタン16を押し込むことにより、内側へ撓む片持ち梁の構造となっている。そこで、リリース操作ボタン16を内側へ押し込むことにより、係止片17の嵌合突起18が雄型コネクタ12の嵌合部19から解除され、雌型コネクタ11から雄型コネクタ12を引き抜くことが出来る。この着脱機構部は雌型コネクタ11と雄型コネクタ12の嵌合部位の上下両位置にそれぞれ配置され、両着脱機構部を同時に操作したときのみ、雌型コネクタ11と雄型コネクタ12の係着状態を解除出来る。
【0015】
図3(a)に示すように雌型コネクタ11の中央突起14の外周には駆動電流を振動子ユニット6へ導通させるための複数の接点21がインサート成型等により設けられている。また、雄型コネクタ12の外装壁13の内面には後述する超音波振動子に導通させるための別の接点22が同じくインサート成型等により設けられている。雌型コネクタ11と雄型コネクタ12を嵌合したとき、互いに対応する接点21,22同士が接触して電気的に導通する。
【0016】
雌型コネクタ11の接点21にはそれぞれ別々にリード線24が接続されている。これらのリード線24は挿入部3内を通じて操作部2に導かれ、上記ケーブル9に接続されている。
一方、雄型コネクタ12の接点22には後述する超音波振動子25に接続するリード線26が接続されている。
【0017】
また、図3に示すように、上記振動子ユニット6のケース27内には超音波振動子25が設けられている。この超音波振動子25は圧電素子28と電極29を交互に積層して締め付けた構成のものであり、電極29にはそれぞれ別々に上記リード線26が接続されている。
【0018】
上記振動子ユニット6のケース27内にはこの振動子ユニット6の種類を識別するための判別素子30が設けられており、この判別素子30はその振動子ユニット6固有の種別等の情報を記憶している。判別素子30は雄型コネクタ12の内面に配置された図示しない接点(接点22と同様なもの)にリード線26を通じて接続されている。この判別素子30についての接点は雌型コネクタ11の図示しない接点(接点21と同様なもの)に接触する。雌型コネクタ11の接点はリード線24に接続される。リード線24は湾曲管5等の内部を通じて操作部2に導かれ、そしてケーブル9に接続されている。これにより使用する振動子ユニット6の種別情報を電源装置に伝送することが出来る。
【0019】
上記ボール型プローブ7は超音波振動子25の先端に直接連結され、ボール型プローブ7の基端部分は超音波振動子25の一部を構成する。ボール型プローブ7の基端部分はホーン形状に形成され、ボール型プローブ7の先端部分は処置用ボール31として形成されている。
【0020】
図3に示すように上記ボール型プローブ7は振動子ユニット6におけるケース27の前端にねじ込み取着されたプローブカバー32によって覆われており、ボール型プローブ7のボール31部分のみが、そのプローブカバー32の先端から外へ露出している。また、上記ボール型プローブ7の基端に形成されたホーン形状部33の外周にはフランジ部34が一体に形成されている。
【0021】
振動子ユニット6のケース27における前端部内面にはリブ35が設けられ、このリブ35に対して上記ボール型プローブ7のフランジ部34を当てて位置決めすると共に、ケース27における前端部内に形成した雌ネジに対しねじ込む固定リング36によって上記フランジ部34を締め付け固定するようになっている。また、この締付け固定部位の水密を確保するため、フランジ部34と固定リング36の間にはパッキン37が介挿されている。
【0022】
図3(a)に示すように、上記挿入部3の湾曲管5は雌型コネクタ11の手元側に位置して設けられ、この湾曲管5の部分は湾曲操作可能な構成となっている。すなわち、湾曲管5は複数の湾曲コマ部品41とそれぞれを回動自在に連結するリベット42を備え、図示しないアングルワイヤの張力を複数の湾曲コマ部品41に伝えて湾曲するようになっている。アングルワイヤの先端は最先端の湾曲コマ部品41に連結されている。湾曲コマ部品41及びリベット42の外表面は湾曲ゴム43によって覆われている。雌型コネクタ11と最先端の湾曲コマ部品41は接着剤により固定される。
【0023】
本実施形態では湾曲管5の湾曲方向が2方向である構成となっているが、4方向に湾曲させたい場合には湾曲コマ部品41を一つおきに90度異なる方向に湾曲可能な湾曲コマ部品41を組み込む構成とし、アングルワイヤもこれに併せて2本増やして最先端の湾曲コマ部品41へ固定すればよい。
【0024】
また、振動子ユニット6にはプローブ形状等が異なる他の形式のプローブを同じく連結出来るように着脱交換自在な構成となっている。例えば図2に示すように先端形状がフック型のプローブ45を接続するようにしてもよい。このフック型のプローブ45を除いてその他の構造は上述した振動子ユニット6と同じ構成である。
【0025】
次に、本実施形態に係る超音波処置具を使用する場合について説明する。
まず、処置対象に応じて最適なプローブを選択する。例えば、ボール型プローブ7を備えた振動子ユニット6を選択する。この振動子ユニット6の雄型コネクタ12を雌型コネクタ11内に差し込み、図4に示すように両者を接続する。すると、対応する接点21と接点22が接触し、また、嵌合部19に嵌合突起18が定位置で嵌まり込み、振動子ユニット6が湾曲管5の先端に取着され、図1に示すように使用形態に組み立てられる。
【0026】
そこで、プラグ10を図示しないジェネレータに接続し、ジェネレータの電源を入れると、判別素子30から振動子ユニット6の種類を確認するための電流(信号)が電源装置に伝送される。そして、この判別素子30の情報により使用する振動子ユニット6の判別が可能となる。この判別した結果を基に電源装置は振動子ユニット6の出力設定値等を自動的に設定する。
【0027】
図5に示すように、ボール型プローブ7の先端から振動子ユニット6、湾曲管5及び挿入部3を予め胸壁に穿刺した外套管51へ挿入し、処置する目的部位(例えば、肺葉表面のブラ)へ接近させる。このため、操作部2のアングルレバー8を操作し、挿入部3の湾曲管5の部分を適宜湾曲させる。そして、目的部位に対して最適な位置関係になった時点で、アングルレバー8の状態を維持し、図示しないフットスイッチを操作すると、図示しないジェネレータから駆動電流が、プラグ10、ケーブル9、リード線24、接点21、接点22、リード線26、電極29へと至り、圧電素子28によって超音波振動に変換される。超音波振動はボール型プローブ7から目的部位に伝わり、処置出来る。
【0028】
また、図5に示すように、この処置状況は胸壁に穿刺した他の外套管51を通じて挿入した内視鏡55により観察可能である。
【0029】
ところで、上記ボール型プローブ7が超音波振動している時の振動分布は図4(b)に示す振動分布50の通りである。ボール型プローブ7の先端から超音波振動子25の後端までの間には半波長分しか振動の分布がない。
【0030】
目的部位の状態に応じて他の振動子ユニット6に交換したい場合には外套管51から挿入部全体を抜去後、リリース操作ボタン16を押すと、嵌合突起18が嵌合部19から外れ、これにより振動子ユニット6を簡単に外せる。この代わりに例えばフック型プローブ45を備えた振動子ユニット6に付け替え、これを使用することが出来る。
【0031】
本実施形態の構成によれば、胸腔内のアプローチが難しい目的部位に対して処置が行いやすい位置関係で超音波処置が出来るとともに、振動子ユニット6を交換することで、プローブ7の種類を交換することが出来る。また、振動子のホーンとプローブの部分を一体とすることで先端硬質長をプローブ着脱方式と比較して半波長分短くすることが出来るため、より狭い体腔内での処置が可能となる。
【0032】
(第1実施形態の変形例その1)
上記振動子ユニット6を挿入部3の先端に対し着脱自在に装着する接続手段としては図6に示した構成のものでもよい。すなわち、雌型コネクタ11の外周に固定リング52を回動自在に取り付け、固定リング52の先端部内周には固定用雌ネジ53を形成する。また、雄型コネクタ12の外周の一部分には固定リング52の雌ネジ53をねじ込むための雄ネジ54を形成する。そして、固定リング52の雌ネジ53を雄型コネクタ12の雌ネジ54にねじ込むことにより固定リング52を雄型コネクタ12に係着し、雌型コネクタ11に対し、雄型コネクタ12を着脱自在に装着出来るようになっている。
【0033】
この構成によれば、雌型コネクタ11に対する雄型コネクタ12の固定方法がネジ止め手段であるため、より確実な固定が得られる。その他の作用・効果は前述した第1実施形態のものと同じである。
【0034】
(第1実施形態の変形例その2)
上記ボール型プローブ7の代わりに超音波振動子25の先端に超音波振動の振幅を拡大する別部材のホーン61を固定し、そのホーン61の先端にはネジによる着脱固定手段用の雌ネジ62を形成する。
【0035】
そして、図7に示すように、ホーン61とは別部材で上記ホーン61に対し着脱交換可能な各種の交換用プローブを用意する。この交換用プローブとしては例えば先端処置部がボールタイプのプローブ63、先端処置部がフックタイプのプローブ64、先端処置部が円錐タイプのプローブ65等がある。いずれのプローブ63,64,65とも、その基端には上記雌ネジ62に対してネジ止め可能な雄ネジ66を共通に形成している。
【0036】
本変形例の構成によると、図8に示すように、超音波振動させたときの振動の分布67は前述した第1実施形態の構成のものと比較して半波長分長くなるが、比較的コストのかかる振動子ユニット6の本体部分を各種プローブに応じてそれぞれ用意することなく、使用目的に応じた種類のプローブを選択して使用することが出来る。
【0037】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る超音波処置具について図9及び図10を参照して説明する。第1実施形態と異なる変更点を主に説明すると、本実施形態に係る超音波処置具1はその挿入部3の振動子ユニット6に照明観察機能を持たせたものである。
【0038】
前述した第1実施形態のものと相違する変更点のみ説明すると、以下の通りである。すなわち、図10に示すように挿入部3の振動子ユニット6の内部には対物レンズユニット71が設けられ、プローブカバー32には対物レンズユニット71の対物レンズを水密的に覆う対物レンズカバー72が設けられている。また、プローブカバー32には対物レンズカバー72に近接して照明窓73が設けられている。振動子ユニット6の内部には照明窓73に接続したライトガイド(LG)バンドル74が設けられている。対物レンズユニット71の手元側にはIG(イメージガイド)バンドル75が接続されている。LGバンドル74とIGバンドル75は挿入部3の湾曲管5及び振動子ユニット6内を通じて操作部2まで導かれる。操作部2には図示しない光源からLGバンドル74に光を供給する図示しないLGケーブルが接続され、図示しない光源からの光を対象部位に照射出来るようになっている。さらに操作部2には図示しない接眼レンズを備えた接眼部76が設けられていて、この接眼部76にはカメラヘッド77が着脱自在に取り付けられる。
【0039】
本実施形態に係る超音波処置具によれば、対象目的部位に対し簡単にアプローチすることが出来る。また、超音波処置具の挿入部先端に設けたライトガイドバンドル74から目的部位を照らして接眼レンズ系で観察しながら処置出来るため、観察用のスコープは不要となる。従って、観察用のスコープで使用するトロッカーポートを減らせるため、侵襲の少ない手術が可能になる。
【0040】
(第2実施形態の変形例)
図11及び図12は第2実施形態に係る超音波処置具の変形例を示す。この変形例は超音波処置具の挿入部3に対し振動子ユニット6を着脱交換出来る構造としたものである。
【0041】
挿入部3における湾曲管5の先端に設けたコネクタ部81には嵌合孔82を形成し、また、振動子ユニット6の基端には上記嵌合孔82に嵌合する突出部としてのコネクタ部83を形成する。コネクタ部83とこれが嵌合する嵌合孔82とは例えば半円状の異形断面形状に形成されている。このため、挿入部3に対し振動子ユニット6が決まった向きで嵌合して両者を連結することが出来る。
【0042】
上記嵌合孔82とコネクタ部83には両者側のリード線を電気的に接続するための接点84が設けられている。ただし、コネクタ部83側の接点については図示されない。
【0043】
また、湾曲管5側のコネクタ部81には対物レンズユニット71の対物レンズカバー72と照明窓73が設けられている。この対物レンズカバー72と照明窓73の前方に位置する振動子ユニット6の側部は切り取られ、この逃げ部85を設けたことにより対物レンズカバー72と照明窓73の前方を遮らない。
【0044】
本変形例での効果はプローブが着脱交換自在であり、使用目的に応じた使用が可能になる。このこと以外は前述した第2実施形態のものと同じである。
【0045】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る超音波処置具について図13乃至図19を参照して説明する。第1実施形態と異なる変更点を主に説明する。
【0046】
本実施形態は挿入部3に対し振動子ユニット6を着脱交換出来る構成とし、さらに振動子ユニット6に対し送水・吸引を行なうようにしたものである。
【0047】
すなわち、超音波処置具1の操作部2における把持部2aには送水チャンネル口86と吸引チャンネル口87が設けられ、各チャンネル口86,87は操作部2から挿入部3にわたりその内部に形成される送水用チャンネル88と吸引用チャンネル89に対して個別に接続されている。
【0048】
図14に示すように、送水用チャンネル88と吸引用チャンネル89は雌型コネクタ11の中央突起14まで延び、先端が中央突起14の先端において開口するチャンネル先端口86a,87aと挿通している。
【0049】
一方、図14に示すように、振動子ユニット6の雄型コネクタ12内には送水チューブ接続口金91と吸引チューブ接続口金92が設けられている。送水チューブ接続口金91には送水用チャンネル88を通じて挿入された送水チューブ93が着脱自在に接続される。また、吸引チューブ接続口金92には吸引用チャンネル89を通じて挿入された吸引チューブ94が着脱自在に接続されるようになっている。
【0050】
図14に示すように、振動子ユニット6のプローブ95は中空パイプ材から成り、その中空孔が吸引孔96となっており、この吸引孔96には超音波振動子25の中心軸上を貫通して形成した吸引管路97を介して上記吸引チューブ接続口金92に接続されている。
【0051】
また、プローブ95はプローブカバー32で覆われるが、この隙間は送水管路98を介して上記送水チューブ接続口金91に接続されている。
【0052】
この超音波処置具1を使用する場合は図15に示すように操作部2の送水チャンネル口86から送水チューブ93を挿入し、また、吸引チャンネル口87から吸引チューブ94を挿入する。そして、図16に示すように送水チューブ93と吸引チューブ94の先端部分を各チャンネル88,89のチャンネル先端口86a,87aから突き出し、振動子ユニット6の送水チューブ接続口金91と吸引チューブ接続口金92に接続する。この後、前述した第1実施形態の場合と同様に振動子ユニット6を挿入部3に接続すると、接点も導通する状態となり、図17に示すように使用出来る状態になる。
【0053】
そこで、操作部2から伸び出る送水チューブ93の反対端を図示しない生理食塩水を供給する送水ポンプへ接続する。また、同じく操作部2から伸び出る吸引チューブ94の反対端を図示しない吸引ポンプへ接続する。
【0054】
次に、本実施形態の湾曲型超音波吸引処置具1の挿入部3をトラカール等の外套管を通じて体腔内の目的部位ヘアプローチし、図示しないフットスイッチ、吸引ポンプ及び送水ポンプを操作すると、図19に示すように目的部位の組織を乳化・吸引出来る。その際、振動子ユニット6内における送水、吸引の状態は図18に示すようになる。
【0055】
本実施形態によれば、体腔内のアプローチが難しい目的部位に対しても容易に乳化・吸引が可能となる。
【0056】
(第3実施形態の変形例)
第3実施形態に係る超音波処置具について図20乃至図22を参照して説明する。上記第3実施形態に係る超音波処置具1では送水チャンネルと吸引チャンネルを設けて処置時に送水・吸引出来るようにしたが、本変形例では処置具を挿通出来る処置具挿通チャンネルを併設して処置具を併用出来るようにしたものである。
【0057】
すなわち、操作部2の把持部2aには処置具挿入口101を形成し、処置具挿入口101は操作部2から挿入部3にわたりその内部に形成される図示しない処置具挿通チャンネルに接続される。
【0058】
処置具挿通チャンネルは振動子ユニット6の先端部分まで延びてその振動子ユニット6の先端部分に開口した処置具出口102に連通している。上記処置具挿通チャンネルは振動子ユニット6が着脱自在である場合には中間部がその着脱部において切り離し、及び接続が可能な構成のものにする。
【0059】
この変形例の構成によれば、図20に示すように処置具挿入口101から処置具挿通チャンネルを通じて処置具103を挿入し、処置具出口102から目的部位に突き出し、処置具103により目的部位を処置することが出来る。例えば、図22に示すように、処置具出口102から処置具103の先端を突き出し、処置具103により患部105をしっかり把持して振動子ユニット6のフック型プローブ45により凝固・切開が可能になる。
【0060】
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る超音波処置具について図23乃至図26を参照して説明する。第1実施形態のものと相違する変更点を主に説明する。本実施形態に係る超音波処置具は挿入部3における振動子ユニット6を回転駆動出来るようにしたものである。
【0061】
すなわち、超音波処置具1の操作部2には先端回転駆動用操作スイッチ111と回転制御ユニット112を設け、挿入部3の湾曲管5よりも先端側部位で且つ振動子ユニット6を着脱自在に取り付けるコネクタ11よりも手前部位にはステッピングモーター114を設けた(図26)。
【0062】
回転制御ユニット112とステッピングモーター114は挿入部3内を通して配設した制御ケーブル115により接続される。上記ステッピングモーター114は挿入部3の中心軸を回転中心として回転し、振動子ユニット6を回転する。
【0063】
この構成によると、先端回転駆動用操作スイッチ111を操作することにより先端のプローブ7が回転可能になる。そして任意の回転位置にプローブ7を向けることが出来る。
【0064】
本実施形態の効果としては前述した第1実施形態の効果に加え、湾曲部より先端を回転出来るため、例えば、図25に示すように、目的部位116に対して最適な位置関係でプローブ7の位置を定めて目的部位116を接触・処置出来る。
【0065】
これの変形例としては前述したコネクタ11,12のような着脱機構を備えていない構成であってもよい。
【0066】
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態に係る超音波処置具について図27乃至図30を参照して説明する。第1実施形態のものと異なる変更点を主に説明する。本実施形態に係る超音波処置具は振動子ユニット6の処置形式がシザースタイプにしたものである。
【0067】
すなわち、挿入部3の湾曲管5の先端側に振動子ユニット6を着脱自在に取着する接続手段としては前述した図6に示すように固定リング52を利用した形式である。この固定リング52を湾曲管5側のコネクタ11の外周に回動自在に取り付け、固定リング52の先端部内周には固定用雌ネジを形成する。また、振動子ユニット6側のコネクタ12の外周の一部分には上記固定リング52の雌ネジをねじ込むための雄ネジ54を形成する。そして、固定リング52の雌ネジをコネクタ12の雄ネジ54にねじ込むことにより固定リング52をコネクタ12に係着し、ネジ止め固定が可能な構成となっている。コネクタ12はコネクタ11に対して着脱自在に装着される。
【0068】
図28に示すように、上記湾曲管5側のコネクタ11には挿入部3の軸方向へスライド自在な連結部材121が設けられ、振動子ユニット6側のコネクタ12には上記連結部材121に連結する受容部材122が挿入部3の軸方向へスライド自在に設けられている。連結部材121の遠位端部には鍵状の連結部123が突出して設けられ、上記受容部材122には連結部123を密に嵌め込み係合する受け溝124が形成されている。そして、図29に示すように、連結部材121の連結部123を上記受容部材122の受け溝124に嵌め込むことにより連結部材121と受容部材122を連結出来るようになっている。尚、上記受容部材122の受け溝124と連結部材121の連結部123に図示しない超音波駆動用接点を設けるようにしてもよい。
【0069】
図27に示すように、操作部2の把持部2aにはハンドル126が設けられ、このハンドル126は操作部2に対して回動中心部材127により回動自在に固定されている。ハンドル126の根元付近には駆動部材128が連結されている。この駆動部材128は操作部2の把持部2aから挿入部3の硬質挿入部4の湾曲部としての湾曲管5内を通じてコネクタ11に設けられた連結部材121まで導かれ、その駆動部材128の先端は前述した連結部材121に接続される。
【0070】
そして、ハンドル126を回動することにより、上記駆動部材128を前後に移動し、これに伴って振動子ユニット6側の連結部材121を前後に移動させることが出来る。ハンドル126を握ると、駆動部材128は手元側へ引っ張られ、この結果、連結部材121及び受容部材122が手元側に引っ張られ、最終的に後述する把持部材132を閉じる。この状態で超音波プローブ131に超音波出力すると、把持した組織を凝固・切開が可能になる。
【0071】
また、図28に示すように、振動子ユニット6の先端には超音波振動子25に接続した超音波プローブ131の先端部に対峙して開閉可能な把持部材132が振動子ユニット6に枢着して設けられている。
【0072】
そして、把持部材132の基端付近には駆動部材133の先端が接続され、この駆動部材133の後端は上記受容部材122に接続されている。上記連結部材121のスライド動作により上記駆動部材133がスライド移動し、これに連結した把持部材132が回動し、これに対峙する超音波プローブ131に対して開閉する。
【0073】
本実施形態に係る超音波処置具を使用する場合において、振動子ユニット6を湾曲管5側のコネクタ11に接続する際は受容部材122に設けた受け溝124に対し連結部材121の鍵状の連結部123を嵌め込み、受容部材122と連結部材121を連結すると共に固定リング52をコネクタ12にネジ込み係着して固定する(図29参照)。
【0074】
次に、振動子ユニット6の部分を体腔内に導入し、ハンドル126を操作し、超音波プローブ131に対峙する把持部材132を回動し、図29に示すように開く。開いた把持部材132とこれに対峙する超音波プローブ131の間に目的部位を入れ、図30に示すように、ハンドル126を握持操作して開いた把持部材132を閉じる。この状態で超音波プローブ131に超音波出力すると、把持した組織を凝固・切開が可能である。
【0075】
本実施形態の超音波処置具によれば、体腔内のアプローチが難しい目的部位に対して目的部位を把持して処置することができ、より容易且つ確実に凝固・切開が可能になる。
【0076】
(第5実施形態の変形例)
この変形例は上記振動子ユニット6を把持ユニット140に置き換えたものである。図31に示すように、上記把持ユニット140のユニットケース141に対し一対の把持部材143を回動ピン144により枢着し、一対の把持部材143を開閉出来るようになっている。一対の把持部材143は上記受容部材122に取着した駆動部材145に対してリンク146を介して連結されている。上記連結部材121や受容部材122等は上記同様に構成されている。
【0077】
上記ハンドル126を操作すると、連結部材121及び受容部材122を介して駆動部材145が移動し、図32に示すように、回動ピン144を中心に一対の把持部材143を開閉し、把持鉗子としても使用出来る。
【0078】
<付記>
1.一部が湾曲可能な湾曲管と一部が硬質な管からなる挿入部と、
湾曲操作を行う手段を設けた操作部と、上記湾曲管よりも遠位の位置に設けられ、挿入部先端から着脱出来ると共に、駆動電流を超音波振動に変換する振動子とプローブを有した振動子ユニットとを備えた挿入部湾曲型超音波処置具。
2.第1項において、上記プローブは上記振動子のホーンと一体に形成したもの。
3.第2項において、上記プローブの先端部から上記振動子の裏打ち板までの長さは超音波振動の半端長以上あるもの。
4.第1項、第2項、第3項において、上記振動子ユニットの近位側部には第1のコネクタと、挿入部先端には第2のコネクタを備え、第1のコネクタ及び第2のコネクタには上記振動子ユニットを着脱可能にする着脱機構と駆動電流を振動子ユニットに供給する電気接点を設けたもの。
【0079】
5.第4項において、振動子種別判別素子を内蔵し、第1のコネクタと第2のコネクタを接続した場合に上記振動子種別を判別する回路を形成する電気接点を第1コネクタと第2のコネクタに設けたもの。
6.一部が湾曲可能なチューブと上記チューブを湾曲させるための操作部と振動子を備える超音波凝固切開具において、上記振動子は湾曲部より先端側に固定、設置されかつ、振動子もしくは振動子と連結された部分自身が直接生体を接触し、処置することを特徴とするもの。
7.第6項において、上記振動子と連結している部分は上記振動子から取り付け、及び取り外しが可能なプローブであり、用途によりプローブ先端形状が異なるもの。
【0080】
8.一部が湾曲可能な湾曲管と一部が硬質な管とからなる挿入部と、湾曲操作を行う手段を設けた操作部と、挿入部先端に観察を行う対物イメージ観察部を有するスコープにおいて、駆動電流を超音波振動に変換する振動子を湾曲管よりも遠位端に設けたもの。
9.第8項において、振動子を振動子ユニットに含み、その手元側部には第1のコネクタと、挿入部先端部には第2のコネクタを備え、第1のコネクタおよび第2のコネクタには、振動子ユニットを着脱可能にする着脱機構と、駆動電流を振動子ユニットに供給する電気接点を設けたもの。
10.第9項において、対物イメージ観察部を挿入部先端の第2のコネクタ近傍に備えたもの。
【0081】
11.一部が湾曲可能な湾曲管と一部が硬質な管とからなる挿入部と、湾曲操作を行う手段を設けた操作部と、駆動電流を超音波振動に変換する振動子を湾曲管よりも遠位端に設けた挿入部湾曲型超音波処置具において、操作部から挿入部先端に至る一つ以上の管路を設けたもの。
12.第11項において、管路の中心線の延長は、挿入部遠位端に設けた振動子の中心軸を貫く管路の中心軸に一致するもの。
13.第12項において、上記振動子は、振動子ユニットとして挿入部先端より取り外しが可能であるもの。
【0082】
14.第13項において、上記振動子ユニットの手元側には第1のコネクタと、挿入部先端には第2のコネクタを設け、第1のコネクタには、チューブ取り付け口金を設け、第2のコネクタには、管路の開口部を設け、第1コネクタおよび第2のコネクタを接合時に駆動電流を振動子に供給する電気接点をそれぞれ配置し、第1のコネクタと第2のコネクタを接続させた時に、チューブ取り付け口金と管路の開口、接点と接点がそれぞれ一致する位置関係としたもの。
15.第14項において、上記振動子ユニット内の振動子を貫く管路へ至るチューブ取り付け口金に加えて、上記振動子の先端プローブ周面へ送水可能な管路とこれに接続される第2のチューブ取り付け口金を設け、挿入部先端には第2のチューブ取り付け口金と一致する第2の管路開口及び管路を設けたもの。
【0083】
16.第1項において、上記湾曲管の先端でかつ振動子ユニットよりも手前に、振動子ユニットを中心軸周りに回転可能にする回転駆動手段を設けたもの。
17.一部が湾曲可能な湾曲管と一部が硬質な管とからなる挿入部と、湾曲操作を行う手段を設けた操作部と、駆動電流を超音波振動に変換する振動子を湾曲管よりも遠位端に設けた挿入部湾曲型超音波処置具において、振動子の先端側にプローブを設け、プローブと対向する位置にクランプ部材を閉位置と開位置との間で回動自在に組み付けたもの。
【0084】
18.第17項において、操作部にはクランプ部材を開位置と閉位置との間で操作する操作レバーを設け、操作レバーの基端部に連結した駆動部材を、挿入部内から、湾曲管内、挿入部先端に至るまで配置し、駆動部材の遠位端部をクランプ部材に連結したもの。
【0085】
19.第18項において、クランプ部材を含む振動子ユニットを挿入部先端から着脱自在な構造としたもの。
20.第19項において、振動子ユニットの手元側には第1のコネクタと、挿入部先端には第2のコネクタを設け、第1のコネクタには、駆動部材の遠位端に設けた連結部を着脱可能にする受容部と、第2のコネクタには駆動部材の遠位端に設けた連結部を設け、第1コネクタおよび第2のコネクタを接合時に駆動電流を振動子に供給する電気接点をそれぞれ配置したもの。
21.第20項において、超音波振動子ユニットを外した代わり接続可能な鉗子先端ユニットを設けたもの。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、体腔内のアプローチが難しい目的部位に対して目的部位を把持して処置することができ、より容易且つ確実に凝固・切開が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る超音波処置具全体の側面図。
【図2】第1実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の分解斜視図。
【図3】(a)は図2のC−C線に沿う縦断面図、(b)は図2のB−B線に沿う縦断面図。
【図4】(a)はコネクタを接続した状態における図2のC−C線に沿う縦断面図、(b)はコネクタを接続した状態における図2のB−B線に沿う縦断面図。
【図5】第1実施形態に係る超音波処置具の使用状態の説明図。
【図6】第1実施形態の変形例を示す超音波処置具の先端部付近の縦断面図。
【図7】第1実施形態の他の変形例を示す超音波処置具と複数種類のプローブの説明図。
【図8】第1実施形態と同じ変形例を示す超音波処置具の振動の振幅分布を示す説明図。
【図9】第2実施形態に係る超音波処置具全体の側面図。
【図10】同じく第2実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の斜視図。
【図11】第2実施形態に係る超音波処置具の変形例を示す先端部付近の斜視図。
【図12】同じく第2実施形態に係る超音波処置具の変形例を示す先端部付近を分解した斜視図。
【図13】第3実施形態に係る超音波処置具全体の側面図。
【図14】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の先端部付近を分解した斜視図。
【図15】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の使用時の側面図。
【図16】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の使用時の組み立て作業時の斜視図。
【図17】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の使用時の側面図。
【図18】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の使用時の斜視図。
【図19】同じく第3実施形態に係る超音波処置具の使用時の説明図。
【図20】第3実施形態の変形例に係る超音波処置具全体の側面図。
【図21】同じく第3実施形態の変形例に係る超音波処置具の先端部付近の斜視図。
【図22】同じく第3実施形態の変形例に係る超音波処置具の使用時の説明図。
【図23】第4実施形態に係る超音波処置具全体の側面図。
【図24】同じく第4実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の斜視図。
【図25】同じく第4実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の使用時の斜視図。
【図26】同じく第4実施形態に係る超音波処置具の分解斜視図。
【図27】第5実施形態に係る超音波処置具全体の側面図。
【図28】同じく第5実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の分解斜視図。
【図29】同じく第5実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の使用時の斜視図。
【図30】同じく第5実施形態に係る超音波処置具の先端部付近の使用時の斜視図。
【図31】第5実施形態の変形例に係る超音波処置具の先端部付近の分解斜視図。
【図32】同じく第5実施形態の変形例に係る超音波処置具の先端部付近の斜視図。
【符号の説明】
1…超音波処置具
2…操作部
3…挿入部
5…湾曲管
6…振動子ユニット
7…ボール型プローブ
11…雌型コネクタ
12…雄型コネクタ
16…リリース操作ボタン
17…係止片
18…係合用嵌合突起
19…嵌合部
25…超音波振動子
26…リード線
27…ケース
28…圧電素子
29…電極

Claims (2)

  1. 第1の駆動部材を備えた挿入部と、
    上記第1の駆動部材を操作する操作部と、
    駆動電流を超音波振動に変換する振動子と該振動子の超音波振動により超音波振動するプローブと該プローブとの間で組織を把持する把持部材と該把持部材を開閉駆動する第2駆動部材とを有した振動子ユニットと、
    上記挿入部の遠位端に上記振動子ユニットを着脱自在に接続する接続手段と、
    上記第1の駆動部材と上記第2の駆動部材とを着脱自在に連結する連結部材と、
    を備えたことを特徴とする超音波処置具。
  2. 上記挿入部に湾曲操作可能な湾曲管を設けたことを特徴とする請求項1に記載の超音波処置具。
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