JP2003265496A - 超音波処置具 - Google Patents

超音波処置具

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JP2003265496A JP2002355608A JP2002355608A JP2003265496A JP 2003265496 A JP2003265496 A JP 2003265496A JP 2002355608 A JP2002355608 A JP 2002355608A JP 2002355608 A JP2002355608 A JP 2002355608A JP 2003265496 A JP2003265496 A JP 2003265496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、組み立て時に誤った組合せのプロー
ブが組付くことを防止し、処置部位や処置方法に適した
適正なプローブを使い分けることができ、加えて手術コ
ストを低減できる超音波処置具を提供することを最も主
要な特徴とする。 【解決手段】プローブユニット3とハンドルユニット4
との連結時に、適正なシース14とプローブユニット3
との組み合わせ状態ではプローブユニット3の係合部7
c,7eを係合穴部57c,57dを通して振動子ユニ
ット2側にそのまま連結させ、不適正なシース14とプ
ローブユニット3のとの組み合わせ状態ではプローブユ
ニット3の係合部7c,7dを接点部材57の係合穴部
57d,57cに通過不能にすることにより、プローブ
ユニット3の基端部が振動子ユニット2側に連結される
ことを防止させて誤組み立てを防止し、かつ消耗しやす
い部分のみを交換できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用して
生体組織の切開、切除、或いは凝固等の処置を行う超音
波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波を利用して生体組織の切
開、切除、あるいは凝固等の処置を行う超音波処置具と
して、例えば特許文献1、特許文献2などに示されてい
る装置がある。この超音波処置装置には、挿入部外套管
の基端部に手元側の操作部が連結され、この操作部に超
音波振動を発生する超音波振動子が配設されるととも
に、挿入部外套管の先端部に生体組織を処理するための
処置部が配設されている。
【0003】また、挿入部外套管の内部には超音波振動
子が発生した超音波振動を処置部側の超音波プローブに
伝達する振動伝達部材が挿通されている。この振動伝達
部材の基端部は超音波振動子にねじ込み式の結合部を介
して着脱可能に接続されている。さらに、処置部には超
音波プローブに対峙して挿入部外套管の先端部に回動自
在に支持されるジョーが配設されている。このジョー
は、生体組織と接触する把持部材の部分が例えばポリテ
トラフルオロエチレンなどの樹脂材料で形成されてい
る。
【0004】また、操作部にはジョーを超音波プローブ
に対して開閉操作する操作ハンドルが配設されている。
そして、操作ハンドルの操作にともない操作ロッドが軸
方向に進退され、この操作ロッドの進退動作に連動して
処置部のジョーを超音波プローブに対して開閉操作する
ようになっている。このとき、ジョーの閉操作にともな
い超音波プローブとジョーの間で生体組織を把持するよ
うになっている。続いて、この状態で、超音波振動子か
らの超音波振動を振動伝達部材を介して処置部側の超音
波プローブに伝達することにより、超音波を利用して生
体組織の切開、切除、あるいは凝固等の処置を行うよう
になっている。
【0005】
【特許文献1】特開平9−98979号公報
【0006】
【特許文献2】特開平10−5236号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、超音
波処置具の先端部形状を処置部位や処置方法によって最
適な形状にすることが要求されている。従って、先端形
状が異なる複数種類の超音波処置具を予め準備して揃え
ておき、処置部位や処置方法に適した処置具を使い分け
ることが行われる。
【0008】また、内視鏡下外科手術用の処置具では先
端部形状以外の部分は共通部品が使用される構造になる
ことが多い。特に、再使用可能な超音波処置具では洗滌
しやすい様に複数組のユニット、例えば挿入部外套管で
あるシースと操作部のハンドルとを一体的に組み付けた
ハンドルユニットと、振動子を組み付けた振動子ユニッ
トと、プローブを組み付けたプローブユニットの3組の
ユニットに分解可能になっている。
【0009】そして、内視鏡下外科手術中、処置部位
や、処置方法によって最適な形状の超音波処置具を使い
分ける場合には、超音波処置具の本体からプローブユニ
ットまたはハンドルユニットを適正なものに組付け直す
必要がある。この場合、プローブユニットの交換の際は
超音波処置具の本体を1回分解して、目的のプローブユ
ニットと、ハンドルユニットとを選択して組み立て直す
必要がある。
【0010】しかしながら、特に、内視鏡下外科手術用
の処置具の場合は低侵襲なように挿入部外径が細いもの
が多く、これに伴い先端部も細く小さいので、超音波処
置具の外観を一見して先端形状の違いを判別することは
困難である。そのため、分解した超音波処置具本体を再
び組み立て直す際に、正しい組み合わせのプローブユニ
ットと、ハンドルユニットとを選択して組み立て直すこ
とができず、異なった組み合わせのプローブユニット
と、ハンドルユニットとを組み立ててしまう可能性があ
る。この場合、処置の際に間違いに気が付くが、プロー
ブユニットと、ハンドルユニットとを適正な組み合わせ
に組付け直す必要がある。そのため、超音波処置具本体
を組み立て直す余分な作業時間が必要になるので、外科
手術時間の遅延につながる問題がある。なお、仮に誤っ
た組み合わせで使用した場合には、所望の機能が発揮で
きないという不具合が生じる。
【0011】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、組み立て時に誤った組合せのプローブ
が組付くことを防止して、処置部位や処置方法に適した
適正なプローブを使い分けることができ、加えて消耗し
やすい部分のみを交換して消耗しやすい部分以外の耐久
性が高い部分は交換することなくそのまま使用を継続す
ることができ、手術コストの低減を図ることができる超
音波処置具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の機種で共通に使用される共通部品によって形成される
共通ユニットと、機種毎に選択的に使用される専用部品
を備えた複数の個別ユニットとがそれぞれ分解可能に組
み付けられて超音波処置具本体が構成される超音波処置
具において、前記複数の個別ユニット間の連結部に異な
る機種の組み付けを防止する異種組み付け防止部を設け
たことを特徴とする超音波処置具である。そして、本請
求項1の発明では、複数の個別ユニット間を連結する際
に、異種組み付け防止部によって異なる機種の個別ユニ
ット間の組み付けを防止するようにしたものである。
【0013】請求項2の発明は、前記複数の個別ユニッ
トは、超音波振動を伝達可能なプローブを備えたプロー
ブユニットと、このプローブユニットが挿通可能な挿通
路が形成されたシースを備えたシースユニットとを具備
し、前記異種組み付け防止部は、前記プローブユニット
と前記シースユニットの連結部に設けられ、前記挿通路
に前記プローブユニットが挿通された際に同機種の前記
プローブユニットのみを挿入し、異機種の前記プローブ
ユニットの挿入を妨げるプローブ挿入防止部であること
を特徴とする請求項1に記載の超音波処置具である。
【0014】そして、本請求項2の発明では、プローブ
ユニットとシースユニットとの連結時に、同機種のシー
スとプローブとの適正な組み合わせ状態ではプローブの
基端部がプローブ挿入防止部を通して振動子側に通過可
能な状態で保持する。さらに、異機種のシースとプロー
ブとの不適正な組み合わせ状態ではプローブ挿入防止部
によってプローブの基端部が振動子側に通過することが
防止されるようにしたものである。
【0015】請求項3の発明は、前記プローブ挿入防止
部は、前記シースユニットの前記挿通路の一部に前記プ
ローブユニットと嵌合させる嵌合部を設け、この嵌合部
の断面形状を機種毎に異なる形状に設定したものである
ことを特徴とする請求項2に記載の超音波処置具であ
る。
【0016】そして、本請求項3の発明では、プローブ
ユニットとシースユニットとの連結時に、同機種のシー
スとプローブとの適正な組み合わせ状態ではプローブの
基端部が対応する断面形状のプローブ挿入防止部を通し
て振動子側に通過可能な状態で保持する。さらに、異機
種のシースとプローブとの不適正な組み合わせ状態では
異なる断面形状のプローブ挿入防止部によってプローブ
の基端部が振動子側に通過することが防止されるように
したものである。
【0017】請求項4の発明は、前記嵌合部は、前記プ
ローブの振動の節部に配置されていることを特徴とする
請求項3に記載の超音波処置具である。
【0018】そして、本請求項4の発明では、プローブ
の駆動時に振動が少ないプローブの振動の節部に嵌合部
を配置することにより、プローブユニットとシースユニ
ットとの連結部で騒音が発生することが防止できるよう
にしたものである。
【0019】請求項5の発明は、複数の機種で共通に使
用される共通部品によって形成される共通ユニットと、
機種毎に選択的に使用される専用部品を備えた複数の個
別ユニットとがそれぞれ分解可能に組み付けられて超音
波処置具本体が構成される超音波処置具において、前記
複数の個別ユニットは、超音波振動を伝達可能なプロー
ブを備えたプローブユニットと、このプローブユニット
が挿通可能な挿通路が形成されたシースを備えたシース
ユニットとを具備し、前記シースユニットは、前記シー
スを備えた先端ユニットと、前記シースの基端部に配置
される操作部ユニットとがそれぞれ分解可能に組み付け
られて構成され、前記先端ユニットと前記操作部ユニッ
トとの連結部に異なる機種の組み付けを防止する異種組
み付け防止部を設けたことを特徴とする超音波処置具で
ある。
【0020】そして、本請求項5の発明では、先端ユニ
ットと操作部ユニットとの連結時に、同機種の先端ユニ
ットと操作部ユニットとの適正な組み合わせ状態では先
端ユニットの基端部が異種組み付け防止部を通して操作
部ユニット側に通過可能な状態で保持する。さらに、異
機種の先端ユニットと操作部ユニットとの不適正な組み
合わせ状態では異種組み付け防止部によって先端ユニッ
トの基端部が操作部ユニット側に通過することが防止さ
れるようにしたものである。
【0021】請求項6の発明は、超音波振動を伝達可能
なプローブと、前記プローブと対で使用され、前記プロ
ーブが挿通可能な挿通路が形成されたシースと、前記シ
ースの挿通路に伝通する穴部を有する嵌合受け部と嵌合
する前記プローブの嵌合部と、前記シースと対で使用さ
れないプローブが前記挿入路に挿入されたとき、該プロ
ーブに設けられた嵌合部と当接して該プローブの嵌合部
と前記嵌合受け部の嵌合を妨げる前記嵌合受け部に設け
られたプローブ挿入障害部と、からなる超音波処置具で
ある。
【0022】そして、本請求項6の発明では、プローブ
とシースとの連結時に、シースと対で使用されるプロー
ブが挿入路に挿入されたとき、プローブの嵌合部が嵌合
受け部のプローブ挿入障害部を通過してプローブの嵌合
部と嵌合受け部とが嵌合される。また、シースと対で使
用されないプローブが挿入路に挿入されたとき、プロー
ブの嵌合部が嵌合受け部のプローブ挿入障害部と当接し
てプローブの嵌合部と嵌合受け部の嵌合を妨げるように
したものである。
【0023】請求項7の発明は、超音波振動を伝達可能
なプローブと、前記プローブと対で使用され、前記プロ
ーブが挿通可能な挿通路が形成されたシースと、該シー
スと対に使用される超音波処置具本体と、該シースに対
に使用するプローブの嵌合部に対して嵌合し、該シース
に対に使用しないプローブの嵌合部に対して当接して該
嵌合部の嵌合を妨げる該超音波処置具本体に設けられた
対プローブ嵌合受け部と、からなる超音波処置具であ
る。
【0024】そして、本請求項7の発明では、シースと
対で使用されるプローブが選択された場合にはプローブ
の嵌合部に超音波処置具本体の対プローブ嵌合受け部が
嵌合される。また、シースに対に使用しないプローブが
選択された場合にはプローブの嵌合部に超音波処置具本
体の対プローブ嵌合受け部が当接して嵌合部の嵌合を妨
げるようにしたものである。
【0025】請求項8の発明は、超音波振動を伝達可能
なプローブと、前記プローブと対で使用され、前記プロ
ーブが挿通可能な挿通路が形成されたシースと、該シー
スと対に使用される超音波処置具本体と、該シースが組
み込まれ、該超音波処置具本体と選択的に接続されるシ
ースユニットと、超音波処置具本体に設けられた対シー
ス嵌合受け部と、該シースユニットに設けられ、該シー
スに対に使用する超音波処置具本体の嵌合受け部に対し
て嵌合し、該シースに対に使用しない超音波処置具本体
の嵌合受け部に対して当接して嵌合を妨げるシースユニ
ット嵌合部と、からなる超音波処置具である。
【0026】そして、本請求項8の発明では、シースと
対で使用される超音波処置具本体の場合にはシースユニ
ットの嵌合部に超音波処置具本体の対シース嵌合受け部
が嵌合される。また、シースと対で使用しない超音波処
置具本体の場合にはシースユニットの嵌合部に超音波処
置具本体の対シース嵌合受け部が当接して嵌合を妨げる
ようにしたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図13を参照して説明する。本実施の形態は
超音波を利用して生体組織の切開、切除、あるいは凝固
等の超音波処置を行う際に先端形状が異なる複数種類の
超音波処置具を予め準備して揃えておき、処置部位や処
置方法に適した処置具を使い分ける作業を行う超音波処
置具のシステムを設けたものである。ここでは、図1乃
至図7(A),(B)に示す第1の超音波処置具1A
と、図8(A),(B)乃至図12(A),(B)に示
す第2の超音波処置具1Bとを処置部位や処置方法に応
じて使い分ける作業を行う場合について説明する。
【0028】図1は本実施の形態の第1の超音波処置具
1Aを示すものである。この第1の超音波処置具1Aは
それぞれに取外し可能な振動子ユニット(共通ユニッ
ト)2と、プローブユニット3と、ハンドルユニット4
及びシース14からなるシースユニットの3つのユニッ
トから構成される。
【0029】振動子ユニット2の内部には電流を超音波
振動に変換する図示しない圧電素子によって超音波振動
を発生させるための振動子が組み込まれている。圧電素
子の外側は円筒状の振動子カバー5により覆われてい
る。さらに、振動子ユニット2の後端には超音波振動を
発生させるための電流を図示しない電源装置本体より供
給するためのコード6が延びている。
【0030】また、図2に示すように振動子ユニット2
の前端にはユニット接続用のアタッチメント10が固定
されている。このアタッチメント10にはリングの一部
が切り欠かれてC字型形状に形成された金属製のCリン
グ11が取り付けられている。そして、このアタッチメ
ント10がハンドルユニット4に着脱可能に連結される
ようになっている。
【0031】また、振動子カバー5内の図示しない超音
波振動子の前端部には超音波振動の振幅拡大を行なうホ
ーン9の基端部が連結されている。このホーン9の先端
部にはプローブ取付け用のねじ穴部9aが形成されてい
る。
【0032】また、図5(A)はプローブユニット3全
体の外観を示すものである。このプローブユニット3は
全体の長さが超音波振動の半波長の整数倍になるように
設計されている。このプローブユニット3の基端部には
ホーン9のねじ穴部9aと螺合するためのねじ部13が
設けられている。そして、このねじ部13が振動子ユニ
ット2におけるホーン9のねじ穴部9aに螺着されてい
る。これにより、プローブユニット3と、振動子ユニッ
ト2との間が組み付けられている。
【0033】また、プローブユニット3の先端部にはス
トレート形状のプローブ先端3aが設けられている。さ
らに、プローブユニット3はプローブ先端3aで処置に
必要な振幅が得られるように、軸方向の途中の振動の節
部数箇所で軸方向の断面積を減少させている。また、プ
ローブユニット3の軸方向の途中にある振動の節位置の
数箇所には弾性部材でリング状に形成されているゴムリ
ング37が取り付けられている。そして、これらのゴム
リング37によってプローブユニット3とハンドルユニ
ット4との干渉を防止するようになっている。
【0034】さらに、プローブユニット3の軸方向にお
ける最も基端部側の振動の節位置には例えば金属材料に
よって形成されたフランジ部7が設けられている。図5
(B)に示すようにこのフランジ部7の外周面にはプロ
ーブの嵌合部である非円形状の係合部(異種組み付け防
止部)7cが形成されている。この係合部7cにはフラ
ンジ部7の円形状の外周部7aの数箇所、本実施の形態
では3箇所を切欠させた3つの平面部7bが形成されて
いる。そして、略三角形状に近い断面形状の係合部7c
が形成されている。なお、この非円形状の係合部7cは
必ずしも略三角形状である必要は無く、非円形であれば
種々の形状が考えられる。ただし、この形状は機種固有
である必要があり、その他の機種の挿入を防げるような
形状である。
【0035】また、ハンドルユニット4には手術の際に
患者の体腔内へ挿入する細長い挿入部4aと、この挿入
部4aの基端部に連結された操作部16とが設けられて
いる。さらに、挿入部4aの先端には生体組織を把持す
るための先端作用部であるジョー(処置部構成体)15
が配設されている。このジョー15は図5に示すように
プローブユニット3のストレート形状のプローブ先端3
aと対応する略ストレート形状に形成されている。
【0036】また、図6に示すように挿入部4aには外
パイプ17と、この外パイプ17の内側の内パイプ18
とからなるシース14が設けられている。外パイプ17
の外側は絶縁チューブ38で被覆されている。なお、内
パイプ18の内側にはプローブユニット3を通すための
チャンネルが形成されている。さらに、外パイプ17と
内パイプ18の間には後述する駆動軸23を通すための
チャンネルが形成されている。
【0037】また、外パイプ17の先端部には略円筒状
の先端カバー19の基端部が固定されている。この先端
カバー19の基端部内周面側にはプローブユニット3を
先端カバー19と接触しないように押えるパイプ状の押
さえ部材39が取り付けられている。
【0038】さらに、先端カバー19の先端部には図3
(A)に示すように外パイプ17の前方に向けて左右一
対のジョー支持部19aが延設されている。これらのジ
ョー支持部19aには図7(B)に示すように2つの支
点ピン21を介してジョー15のジョー本体20が回動
可能に取り付けられている。
【0039】また、図7(A)に示すようにジョー本体
20にはPTFE等の樹脂からなる把持部材42と、こ
の把持部材42を保持する把持部取付部材24とがピン
43により一定の角度回動可能に取り付けられている。
さらに、ジョー本体20の後端には図7(B)に示すよ
うにピン22を介して駆動軸23の先端部が連結されて
いる。この駆動軸23は図6に示すように先端カバー1
9内を通り、続いてシース14の外パイプ17と内パイ
プ18との間を通り、操作部16側まで延出されてい
る。
【0040】また、操作部16には図4に示すように略
円筒状の操作部ハウジング16aが設けられている。こ
の操作部ハウジング16aの基端部には振動子接続部1
6bが形成されている。
【0041】さらに、操作部ハウジング16aの外周面
には固定ハンドル27と、可動ハンドル29とが設けら
れている。ここで、固定ハンドル27の上側部分は円筒
状の操作部ハウジング16aと一体成形されている。
【0042】また、図4に示すように固定ハンドル27
の上端部には両側面に可動ハンドル29の支点ピン28
がそれぞれ設けられている。そして、可動ハンドル29
の上端部はこの支点ピン28を介して固定ハンドル27
の上端部に回動可能に取り付けられている。さらに、支
点ピン28の外周には摺動性を良くするための低摩擦係
数のPTFE等からなるブッシュ53が配設されてい
る。
【0043】また、固定ハンドル27と可動ハンドル2
9の各下端部にはそれぞれ指掛け部30、31が設けら
れている。そして、ここに指をかけて握ることで支点ピ
ン28を介して可動ハンドル29が回動し、固定ハンド
ル27に対して可動ハンドル29が開閉操作されるよう
になっている。
【0044】さらに、可動ハンドル29には支点ピン2
8の近傍部位に操作力伝達用の作用ピン34が内方向に
向けて突設されている。ここで、操作部ハウジング16
aには作用ピン34の挿通用の窓16cが形成されてい
る。そして、可動ハンドル29の各作用ピン34は操作
部ハウジング16aの窓16cを通って操作部ハウジン
グ16aの内部に延出されている。
【0045】また、操作部ハウジング16aの内部には
可動ハンドル29の操作力をジョー15の駆動軸23に
伝達する操作力伝達機構62が設けられている。この操
作力伝達機構62には略円筒状のスライダ受け部材49
が設けられている。このスライダ受け部材49の外周面
には先端部側に略円筒状の駆動力伝達中間部材48が配
設されている。この駆動力伝達中間部材48はピン50
によりスライダ受け部材49に取り付けられている。さ
らに、駆動力伝達中間部材48の先端部には駆動力伝達
ピン40を介して駆動軸23の基端部が連結されてい
る。
【0046】また、スライダ受け部材49の基端部の端
縁部にはフランジ状のストッパ部49aが外向きに略直
角に屈曲されている。このスライダ受け部材49の外周
面には基端部側に略リング状のスライダ部材41が軸方
向に摺動可能に装着されている。さらに、スライダ受け
部材49の外周面には駆動力伝達中間部材48とスライ
ダ部材41との間に挟み込むようにコイルばね51が一
定の装備力量で配設されている。
【0047】また、スライダ部材41の外周面には周方
向に沿ってリング状の係合溝41aが形成されている。
この係合溝41aには図4に示すように可動ハンドル2
9の作用ピン34が挿入された状態で係合されている。
そして、可動ハンドル27を握り、固定ハンドル27に
対して可動ハンドル29が開閉操作されるとこのときの
可動ハンドル29の回動動作にともない作用ピン34が
支点ピン28を介して回動し、これに係合しているスラ
イダ部材41が軸方向に沿って進退動作する。さらに、
スライダ部材41にコイルばね51を介して連結されて
いる駆動力伝達中間部材48も進退動作し、駆動力伝達
ピン40を介して駆動軸23が進退動作する。これによ
り、ジョー15のジョー本体20が支点ピン21を介し
て回動するようになっている。
【0048】さらに、この操作によりジョー15の把持
部材42とプローブユニット3のプローブ先端3aとの
間で生体組織を挟む際に、プローブ先端3aの撓みに追
従してピン43を支点として把持部材42が一定の角度
回動して把持部材42の全長に渡り均一に力が掛かるよ
うになっている。この状態で、超音波を出力することに
より、血管等の生体組織の凝固、切開が可能となる。
【0049】また、本実施の形態のハンドルユニット4
には第1の超音波処置具1Aの先端部のジョー15とプ
ローブユニット3とを軸回り方向に回転駆動する回転駆
動機構63が設けられている。この回転駆動機構63に
は操作部16内に配設された円筒状のパイプ固定部材2
5が設けられている。このパイプ固定部材25の内周面
にはシース14の外パイプ17の基端部が固定されてい
る。このパイプ固定部材25には固定ピン35を介して
ツナギ部材44が固定されている。
【0050】このツナギ部材44の先端側には操作部ハ
ウジング16aの前側に配置された回転ノブ26が取り
付けられている。さらに、ツナギ部材44の後端部には
プローブユニット3の軸線方向に沿ってガイド溝44a
が延設されている。このガイド溝44aには駆動力伝達
中間部材48の後端部に突設されたピン46が挿入され
た状態で係合されている。これにより、駆動力伝達中間
部材48はピン46によりツナギ部材44と一体的に軸
周り方向に回転可能に連結されている。
【0051】また、ツナギ部材44の中途部には操作部
ハウジング16aの前端部に回転可能に連結された固定
リング45が固定されている。これにより、パイプ固定
部材25はツナギ部材44と共に固定リング45により
操作部ハウジング16aに対して軸周り方向に回転可能
に取り付けられている。
【0052】なお、駆動力伝達中間部材48には腹腔鏡
下手術の際の気腹ガス等がシース14の先端から内部隙
間を通り漏出することを防止するためのパッキン56が
取り付けられている。さらに、パイプ固定部材25の後
端部内周面側と駆動力伝達中間部材48の内周面側には
プローブユニット3が各部材と直接接触しないように低
摩擦係数のPTFEからなる干渉防止リング54、55
が配設されている。
【0053】また、操作部ハウジング16aの後端部に
は高周波接続ピン60が後傾させて取り付けられてい
る。この高周波接続ピン60には図示しない高周波焼灼
電源装置より高周波電流を供給するための図示しないア
クティブコードが接続されるようになっている。さら
に、この高周波接続ピン60の基端部にはアクティブコ
ードを取り付けた状態での電気的安全性を確保するため
の絶縁カバー61が取り付けられている。
【0054】また、操作部ハウジング16aの後端部内
周面にはねじ穴16dが形成されている。このねじ穴1
6dには電気接続用のリング状の接続部材32と、振動
子ユニット2との接続用の接続リング33とがそれぞれ
螺着されている。ここで、接続部材32の先端部は高周
波接続ピン60の基端部と電気的に接続されている。
【0055】さらに、接続部材32の後端部には振動子
ユニット2のアタッチメント10の内部に挿入される小
径な接続円筒部32aが形成されている。そして、この
接続部材32の接続円筒部32aと、接続リング33と
の間に振動子ユニット係合溝が形成されるようになって
いる。なお、接続リング33の後端部には振動子ユニッ
ト2のアタッチメント10のCリング11よりも小径な
係合凸部33aが形成されている。そして、ハンドルユ
ニット4と振動子ユニット2との連結時には接続部材3
2の接続円筒部32aと、接続リング33との間の振動
子ユニット係合溝内に振動子ユニット2のアタッチメン
ト10が挿脱可能に挿入されるようになっている。この
とき、Cリング11の弾性変形により接続リング33の
係合凸部33aを乗り越えることにより、ハンドルユニ
ット4と振動子ユニット2とが着脱可能に係合されるよ
うになっている。
【0056】また、スライダ受け部材49の基端部側に
は円形状とは異なる異形穴形状の係合穴部49bが形成
されている。この係合穴部49bには対向2ヶ所に平面
部49cが形成されている。
【0057】また、このスライダ受け部材49の係合穴
部49bには導電性材料、例えば金属材料によって形成
された略円筒状の接点部材(管状部材)57の先端部側
が挿入されている。この接点部材57の先端部には異形
穴形状の係合穴部49bと対応する外側形状部57aが
形成されている。そして、この接点部材57の外側形状
部57aとスライダ受け部材49の係合穴部49bとの
係合部によって両者間が相対的に回転方向に回り止め状
態で連結固定されている。
【0058】また、接点部材57の後端部側にはスライ
ダ受け部材49よりも大径なスリット状の大径部57b
が形成されている。この大径部57bの後端部外周部に
は外向きに屈曲された突起部36が突設されている。こ
の突起部36の外径寸法は接続部材32の接続円筒部3
2aの内径寸法より大きく設定されている。そして、接
点部材57の後端部側の突起部36は大径部57bのス
リット構造により弾性変形した状態で接続部材32の接
続円筒部32aの内周面側に圧接される状態で接触され
ている。
【0059】また、接点部材57の先端側には導電性ゴ
ムからなるリング状の接続ゴム58が取り付けられてい
る。そして、プローブユニット3と、ハンドルユニット
4との連結時にはプローブユニット3の振動の節部付近
でこの接点部材57の接続ゴム58がプローブユニット
3に圧接され、接点部材57の接続ゴム58とプローブ
ユニット3とが確実に電気的に接続されるようになって
いる。
【0060】さらに、接続ゴム58の外周面側には接点
部材57の外側に向けて突起部59が突設されている。
この突起部59はスライダ受け部材49の内周面に圧接
されて腹腔鏡下手術の際の気腹ガス等がスライダ受け部
材49の内部隙間を通り漏出することを防止するための
パッキンの役目を果たすものである。
【0061】また、接点部材57の先端部内周面にはプ
ローブユニット3におけるフランジ部7の係合部7cが
通過可能な対プローブ嵌合受け部である係合穴部(制限
手段)57cが形成されている。この係合穴部57cは
フランジ部7の係合部7cと同じ形状、すなわち図5
(B)に示すように円形状の外周部7aの3箇所を切欠
した3つの平面部7bが形成されている略三角形状に近
い断面形状を有している。なお、この非円形状の係合穴
部57cは必ずしも略三角形状である必要は無く、非円
形であれば種々の形状が考えられる。ただし、この形状
は機種固有である必要があり、その他の機種の挿入を防
げるような形状のプローブ挿入障害部である。
【0062】そして、前記構成により回転駆動機構63
は回転ノブ26を回転させるとこれに連動してツナギ部
材44と、駆動力伝達中間部材48と、スライダ受け部
材49とを順次介して接点部材57と、プローブユニッ
ト3とが軸周りの回転方向に摺動するようになってい
る。このとき、ツナギ部材44の回転にともないパイプ
固定部材25を介してシース14が軸周り方向に回転
し、このシース14と一緒に第1の超音波処置具1Aの
先端部のジョー15が軸回り方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0063】また、回転ノブ26の回転時も接点部材5
7の大径部57bの突起部36は弾性力により接続部材
32と常に接触状態で保持され、電気的に接続されてい
る。そのため、高周波接続ピン60は接続部材32、接
点部材57、接続ゴム58を介してプローブユニット3
と電気的に接続状態で保持されるようになっている。こ
れにより、プローブユニット3の先端部より高周波電流
を流して生体組織の処置が可能となる。
【0064】また、図8(A),(B)乃至図12
(A),(B)は本実施の形態の第1の超音波処置具1
Aとは先端部形状が異なる第2の超音波処置具1Bを示
すものである。この第2の超音波処置具1Bは第1の超
音波処置具1Aと略同様に振動子ユニット2と、プロー
ブユニット3と、ハンドルユニット4の3つのユニット
から構成される。
【0065】そして、この第2の超音波処置具1Bは第
1の超音波処置具1Aとはプローブユニット3のプロー
ブ先端3aの形状と、プローブユニット3のフランジ部
7の形状と、ハンドルユニット4の先端のジョー15の
形状などが次の通り異なる。
【0066】すなわち、図10(A)に示すように第2
の超音波処置具1Bのプローブユニット3の先端部のプ
ローブ先端3aには軸線方向から外れる方向に湾曲させ
た非対称形状、例えば略円弧形状(カーブ形状)の異形
部(係合部)71が設けられている。さらに、このプロ
ーブユニット3のフランジ部7には図10(B)に示す
形状、すなわちフランジ部7の円形状の外周部7aの3
箇所を切欠させた3つの平面部7dが形成され、略四角
形状に近い断面形状の係合部(異種組み付け防止部)7
eが形成されている。なお、この非円形状の異形部71
は必ずしも略四角形状である必要は無く、非円形であれ
ば種々の形状が考えられる。ただし、この形状は機種固
有である必要があり、その他の機種の挿入を防げるよう
な形状である。
【0067】また、第2の超音波処置具1Bにおけるハ
ンドルユニット4の先端のジョー15にはプローブユニ
ット3のプローブ先端3aの異形部71と対応する略円
弧形状の異形部72が形成されている。
【0068】さらに、ハンドルユニット4における操作
部ハウジング16a内の接点部材57には先端部内周面
にプローブユニット3におけるフランジ部7の係合部7
eが通過可能な係合穴部(異種組み付け防止部)57d
が形成されている。この係合穴部57dはフランジ部7
の係合部7eと同じ形状、すなわち図10(B)に示す
ように円形状の外周部7aの3箇所を切欠した3つの平
面部7dが形成されている略四角形状に近い断面形状を
有している。
【0069】なお、第2の超音波処置具1Bにおける上
述した異なる部分以外の部品および構成は第1の超音波
処置具1Aと全く同じである。
【0070】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態の第1の超音波処置具1A
と第2の超音波処置具1Bは使用する部位や方法によっ
て使い分けられる。そして、第1の超音波処置具1Aの
使用時には図1に示すようにそれぞれ正しい組み合わせ
の振動子ユニット2と、プローブユニット3と、ハンド
ルユニット4の3つのユニットが組み付けられる。
【0071】この第1の超音波処置具1Aの組み立て作
業中、ジョー15の形状とプローブユニット3のプロー
ブ先端3aの形状とがそれぞれ対応する適正なシース1
4とプローブユニット3との組み合わせ状態、すなわ
ち、図5(A)に示すようにストレート形状のプローブ
先端3aが設けられているプローブユニット3と、図3
(A),(B)に示すようにプローブユニット3のスト
レート形状のプローブ先端3aと対応する略ストレート
形状に形成されたジョー15が設けられているシース1
4とがそれぞれ適正に選択された場合には自動的に同一
形状のプローブユニット3の中途部のフランジ部7の略
三角形状に近い断面形状の係合部7cと、シース14内
の接点部材57の略三角形状に近い断面形状の係合穴部
57cとが選択される。この場合には次にプローブユニ
ット3の基端部と振動子ユニット2とを連結する作業時
に、プローブユニット3の中途部のフランジ部7の略三
角形状に近い断面形状の係合部7cがシース14と操作
部16との連結ユニット内の接点部材57の略同形状の
係合穴部57cを通り、振動子ユニット2側に通過可能
な状態で保持される。そのため、この状態ではプローブ
ユニット3のフランジ部7の係合部7cをシース14と
操作部16との連結ユニット内の接点部材57の係合穴
部57cに通過させる(嵌合させる)ことにより、プロ
ーブユニット3の基端部と振動子ユニット2とを正しく
連結させることができる。
【0072】また、第2の超音波処置具1Bの使用時に
はそれぞれ正しい組み合わせの振動子ユニット2と、プ
ローブユニット3と、ハンドルユニット4の3つのユニ
ットが組み付けられる。
【0073】この第2の超音波処置具1Bの組み立て作
業中、ジョー15の形状とプローブユニット3のプロー
ブ先端3aの形状とがそれぞれ対応する適正なシース1
4とプローブユニット3との組み合わせ状態、すなわ
ち、図10(A)に示すようにプローブ先端3aに略円
弧形状(カーブ形状)の異形部71が設けられているプ
ローブユニット3と、図8(A),(B)に示すように
プローブユニット3の略円弧形状のプローブ先端3aと
対応する略円弧形状に形成されたジョー15が設けられ
ているシース14とがそれぞれ適正に選択された場合に
は機種固有の予め定められた同一形状のプローブユニッ
ト3のフランジ部7の略四角形状に近い断面形状の係合
部7d(図10(B)参照)と、シース14内の接点部
材57の略四角形状に近い断面形状の係合穴部57d
(図9参照)の組み合わせとなる。この場合には次にプ
ローブユニット3の基端部と振動子ユニット2とを連結
する作業時に、プローブユニット3の中途部のフランジ
部7の略四角形状に近い断面形状の係合部7dがシース
14と操作部16との連結ユニット内の接点部材57の
略四角形状に近い断面形状の係合穴部57dを通り、振
動子ユニット2側に通過可能な状態で保持される。その
ため、この状態ではプローブユニット3のフランジ部7
の略四角形状に近い断面形状の係合部7dをシース14
と操作部16との連結ユニット内の接点部材57の略四
角形状に近い断面形状の係合穴部57dに通過させる
(嵌合させる)ことにより、プローブユニット3の基端
部と振動子ユニット2とを正しく連結させることができ
る。
【0074】また、振動子ユニット2と、プローブユニ
ット3と、ハンドルユニット4の3つのユニットの組み
付け作業時に誤った組み合わせが選択された場合には次
の通りである。
【0075】ここで、ジョー15の形状とプローブユニ
ット3のプローブ先端3aの形状とが対応しない不適正
なシース14とプローブユニット3との組み合わせが選
択された場合、例えば図5に示すようにストレート形状
のプローブ先端3aが設けられている第1の超音波処置
具1Aのプローブユニット3と、図8(A),(B)に
示すように略円弧形状(カーブ形状)の異形部72が形
成されたジョー15が設けられている第2の超音波処置
具1Bのシース14とがそれぞれ選択された場合には図
13に示すように機種固有のプローブユニット3のフラ
ンジ部7における略三角形状に近い断面形状の係合部7
cと、前記機種とは違う機種固有のシース14内の接点
部材57における略四角形状に近い断面形状の係合穴部
57dの組み合わせとなる。この場合にはフランジ部7
の係合部7cと、接点部材57の係合穴部57dとの形
状が異なるので、次にプローブユニット3の基端部と振
動子ユニット2とを連結する作業時に、プローブユニッ
ト3のフランジ部7の略三角形状に近い断面形状の係合
部7cを接点部材57の略四角形状に近い断面形状の係
合穴部57dに組付けようとした場合、プローブユニッ
ト3のフランジ部7の図13に示す斜線部が干渉し、通
過不能となる。そのため、この場合にはプローブユニッ
ト3の基端部が振動子ユニット2側に通過することが防
止される(嵌合が妨げられる)。
【0076】なお、逆の組み合わせ、すなわち、図10
(A)に示すように略円弧形状(カーブ形状)の異形部
72が形成された形状のプローブ先端3aが設けられて
いる第2の超音波処置具1Bのプローブユニット3と、
図3(A),(B)に示すようにストレート形状のジョ
ー15が設けられている第1の超音波処置具1Aのシー
ス14とがそれぞれ選択された場合にも同様に干渉する
部分が生じて組付け不可能となる。
【0077】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では第1の超音波
処置具1Aにおけるプローブユニット3のフランジ部7
に略三角形状に近い断面形状の係合部7cを設け、かつ
プローブユニット3が挿入されるシース14側の接点部
材57には略三角形状に近い断面形状の係合穴部57c
を設けている。さらに、第2の超音波処置具1Bにはプ
ローブユニット3のフランジ部7に略四角形状に近い断
面形状の係合部7dを設け、かつプローブユニット3が
挿入されるシース14側の接点部材57には略四角形状
に近い断面形状の係合穴部57dを設けている。
【0078】そして、プローブユニット3の基端部と振
動子ユニット2との連結時に、各超音波処置具1A,1
Bのジョー15の形状とプローブユニット3のプローブ
先端3aの形状とが対応する適正なシース14とプロー
ブユニット3との組み合わせ状態ではプローブユニット
3の基端部のフランジ部7の係合部7c,7dがシース
14側の接点部材57の係合穴部57c,57dに通過
可能な状態(嵌合が可能な状態)で保持する。ここで、
各超音波処置具1A,1Bのジョー15の形状とプロー
ブユニット3のプローブ先端3aの形状とが対応しない
不適正なシース14とプローブユニット3との組み合わ
せ状態ではプローブユニット3の基端部のフランジ部7
の係合部7c,7dがシース14側の接点部材57の係
合穴部57c,57dに通過不能となる(嵌合が妨げら
れる)ようにしている。
【0079】これにより、各超音波処置具1A,1Bの
ジョー15の形状とプローブユニット3のプローブ先端
3aの形状とが異なった不適正なシース14とプローブ
ユニット3との組み合わせ状態では互いに組付かないよ
うにすることができるので、作業者に誤った組み合わせ
であることに気が付かせることができる。そのため、振
動子ユニット2と、プローブユニット3と、ハンドルユ
ニット4の3つのユニットの組み立て時に誤った組合せ
のプローブユニット3が振動子ユニット2に組付くこと
を防止して、処置部位や処置方法に適した適正なプロー
ブユニット3を使い分けることができる。
【0080】したがって、本実施の形態では振動子ユニ
ット2と、プローブユニット3と、ハンドルユニット4
の3つのユニットが適正な組み合わせ同士でない場合に
は組付け不可能にしている。そのため、内視鏡下外科手
術用として、また一般外科手術において繊細な処置を行
うため先端処置部や、挿入部が小さく細く形成され、そ
の形状が確認し難い処置具の場合でも組立時にプローブ
ユニット3が振動子ユニット2に組付かないことでその
場で誤った組み合わせであることにすぐに気が付かせる
ことができるので、ハンドルユニット4を適正なものに
交換するだけですぐに処置が可能となる。その結果、処
置部位、処置方法等によって適した先端形状の超音波処
置具を選択しながら用いる場合のように、振動子ユニッ
ト2と、プローブユニット3と、ハンドルユニット4の
3つのユニットを分解して、使用するプローブユニット
3と、ハンドルユニット4に組み立て直す際に、一見し
て先端形状をみてどのプローブユニット3とハンドルユ
ニット4が適した組合せであるかわかり難い場合であっ
ても、プローブとハンドルが異なった組合せで組付けら
れることを防止することができ、誤った組み合わせでの
使用を防止できる。なお、不適正な組み合わせのまま使
用しても十分な機能が発揮できないので、使用するまで
誤った組合せであることに気が付かない場合のように異
なった組合せで組付けられたプローブとハンドルを再度
組み立て直す煩わしい作業を省略することができる。
【0081】また、本実施の形態では超音波処置具の駆
動時に振動が少ないプローブユニット3の振動の節部に
フランジ部7の係合部7c,7dを配置したので、プロ
ーブユニット3のフランジ部7の外周面の係合部7c,
7dとシース14側の接点部材57の係合穴部57c,
57dとの接合部で騒音が発生することが防止できる。
【0082】さらに、本実施の形態では、プローブユニ
ット3のフランジ部7の外周面の係合部7c,7dとシ
ース14側の接点部材57の係合穴部57c,57dと
の間は金属面同士が隙間なく接合されているので、超音
波処置具の駆動時にプローブユニット3のフランジ部7
の外周面の係合部7c,7dとシース14側の接点部材
57の係合穴部57c,57dとの間の接合部から騒音
が発生することが防止できる。
【0083】また、図14乃至図32は本発明の第2の
実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実
施の形態(図1乃至図13参照)の第1の超音波処置具
1Aのハンドルユニット4をさらに図15に示すように
先端ユニット(シースユニット)81と操作部ユニット
(超音波処置具本体)82に分解可能にしたものであ
る。なお、図16(A),(B)〜図22は先端ユニッ
ト81を示し、図23〜図29は操作部ユニット82を
示す。
【0084】先端ユニット81には、手術する際に体腔
内へ挿入するための長尺な挿入部83が設けられてい
る。この挿入部83の先端部には先端作用部であるジョ
ー84が配置されている。さらに、この挿入部83の基
端部には操作部ユニット82と着脱可能に連結される後
述するユニット連結部98が設けられている。
【0085】本実施の形態の先端ユニット81は、挿入
部83の部分が第1の実施の形態のハンドルユニット4
と同構造になっている。なお、本実施の形態の先端ユニ
ット81はジョー84がストレートタイプのものを示し
ている。
【0086】また、図19に示すように挿入部83には
外パイプ85と、この外パイプ85の内側の異形断面の
内パイプ86とからなるシース87が設けられている。
外パイプ85の外側は絶縁チューブ88で被覆されてい
る。この絶縁チューブ88は外パイプ85の基端部まで
被覆されている。なお、内パイプ86の内側にはプロー
ブユニット3を通すためのチャンネルが形成されてい
る。さらに、外パイプ85と内パイプ86の間には後述
する駆動軸97を通すためのチャンネルが形成されてい
る。
【0087】また、外パイプ85の先端側には図17に
示す先端カバー89の基端部が固定されている。この先
端カバー89の基端部内周面側には低摩擦係数の樹脂か
らなるパイプ状の押さえ部材90が取り付けられてい
る。図19に示すようにこの押さえ部材90の基端部は
先端カバー89の外側まで延出されている。そして、図
19中に仮想線で示すプローブユニット3が金属部品で
ある先端カバー89、外パイプ85、駆動軸97などと
直接干渉することをこの押さえ部材90によって防止す
るようになっている。
【0088】さらに、先端カバー89の先端部には図1
7に示すように外パイプ85の前方に向けて左右一対の
ジョー支持部89aが延設されている。図18に示すよ
うにこれらのジョー支持部89a間にはジョー84のジ
ョー本体92が2つの支点ピン91を介して回動可能に
取り付けられている。
【0089】このジョー本体92には把持部材93と、
把持部取付部材94とがピン95を介して一定の角度回
動可能に取り付けられている。さらに、図19に示すよ
うにジョー本体92の後端にはジョー本体92を開閉操
作するための駆動力を伝達する駆動軸97の先端部がピ
ン96を介して連結されている。この駆動軸97は先端
カバー89内を通り、続いてシース87の外パイプ85
と内パイプ86との間を通り、操作部ユニット82側ま
で延出されている。
【0090】また、図20に示すようにユニット連結部
98には外パイプ85の基端部に連結された略円筒状の
パイプ固定部材99が設けられている。このパイプ固定
部材99は外パイプ85の基端部に外嵌される状態で取
り付けられている。このパイプ固定部材99の基端部に
は大径な連結リング99aが形成されている。
【0091】さらに、パイプ固定部材99の外側には略
円筒状の操作部接続部材100が配設されている。この
操作部接続部材100には先端側にパイプ固定部材99
の外周面に外嵌される第1の連結筒部100aが、また
この第1の連結筒部100aよりも後方には第1の連結
筒部100aよりも大径な第2の連結筒部100bがそ
れぞれ設けられている。なお、第1の連結筒部100a
の筒内は偏心穴によって形成されている。そして、この
第1の連結筒部100aの偏心穴にパイプ固定部材99
が挿入されている。
【0092】また、図21に示すように第2の連結筒部
100bの内径は連結リング99aの外径と略同径に設
定されている。そして、この連結リング99aは固定ね
じ101により操作部接続部材100の第2の連結筒部
100bに固定されている。さらに、パイプ固定部材9
9の連結リング99aの内側には低摩擦係数の樹脂から
なるリング102が固定ねじ101によって取り付けら
れている。そして、プローブユニット3が金属部品と干
渉することをリング102によって防止するようになっ
ている。
【0093】また、操作部接続部材100には第2の連
結筒部100bの後端部位置に図22に示すように略正
三角形状のフランジ(シースユニット嵌合部)100c
が設けられている。このフランジ100cは操作部ユニ
ット82のハンドルとの組み合わせを維持するための目
的で設けられている。
【0094】さらに、操作部接続部材100の先端側に
は第1の連結筒部100aと第2の連結筒部100bと
の連結部に中間フランジ部100dが設けられている。
この中間フランジ部100dには周方向に沿って複数、
本実施の形態では3つの溝部100eが設けられてい
る。
【0095】また、操作部接続部材100における第1
の連結筒部100aの外側には中間筒体103が配設さ
れている。この中間筒体103の先端部にはフランジ状
の摘み部104が突設されている。さらに、中間筒体1
03の基端部には第1の連結筒部100aの外周面側に
例えばスプライン嵌合される嵌合部103aが形成され
ている。なお、中間筒体103の先端部内周面には絶縁
チューブ88との間を塞ぐためのキャップ105が取り
付けられている。
【0096】また、中間筒体103の外側には回転止め
リング106が挿入部83の軸方向に沿って摺動可能に
装着されている。この回転止めリング106の後端部に
は周方向に沿って複数、本実施の形態では3つの係合爪
106aが突設されている。これらの係合爪106aは
操作部接続部材100の溝部100eと対応する位置に
配置されている。そして、各係合爪106aは操作部接
続部材100の各溝部100eとそれぞれ係合されてい
る。
【0097】また、中間筒体103の外周面には基端部
側が開口された小径なばね装着溝103bが形成されて
いる。さらに、回転止めリング106の内周面には先端
部側が開口された大径なばね装着溝106bが形成され
ている。これらの中間筒体103のばね装着溝103b
と、回転止めリング106のばね装着溝106bとの間
にはコイルばね107が収容されている。そして、この
コイルばね107のばね力によって回転止めリング10
6が各係合爪106aを操作部接続部材100の各溝部
100eにそれぞれ係合させる方向に向けて一定の力で
付勢された状態で取り付けられている。
【0098】また、回転止めリング106はコイルばね
107で付勢されている方向とは逆方向に引っ張ること
で摘み部104に突き当たる位置まで摺動可能である。
なお、回転止めリング106を摘み部104に突き当た
るまで引っ張っても係合爪106aが溝部21aより外
れることがない程度に寸法設定されている。これによ
り、回転止めリング106と操作部接続部材100との
間は回転方向には常に固定状態で保持されている。
【0099】また、操作部接続部材100における第2
の連結筒部100bの内部には略円筒状の駆動軸接続部
材108が配設されている。この駆動軸接続部材108
の外周面には図22に示すように平面状の切欠面108
aが形成されている。さらに、操作部接続部材100の
筒内にはこの切欠面108aの部分と対応する形状の係
合穴100fが形成されている。これにより、駆動軸接
続部材108は操作部接続部材100に対して軸方向に
摺動可能に、かつ軸回りの回転方向に固定状態で装着さ
れている。
【0100】また、図20に示すように駆動軸接続部材
108の先端部には駆動軸97の基端部がピン109を
介して接続されている。さらに、駆動軸接続部材108
の外周面には2つのOリング110a,110bが取り
付けられている。ここで、一方のOリング110aは操
作部接続部材100の第2の連結筒部100bに圧接す
る位置に配置されている。さらに、他方のOリング11
0bは先端ユニット81と操作部ユニット82との組み
付け時に操作部ユニット82の後述する駆動力伝達部材
135に圧接する位置に配置されている。そして、先端
ユニット81を操作部ユニット82に組付けた状態で、
内視鏡下外科手術の際に使用される気腹ガス等が挿入部
83の内部を通って外部側に漏出することをこれらのO
リング110a,110bによって防止するようになっ
ている。
【0101】また、先端ユニット81には駆動軸接続部
材108の後端部に複数、本実施の形態では3つのガイ
ド溝111が形成されている。各ガイド溝111には軸
方向に延設された直線溝部111aと、略螺旋状に巻回
された短い螺旋溝部111bとが設けられている。そし
て、直線溝部111aは駆動軸接続部材108の周方向
に沿って均等に配置されている。さらに、各直線溝部1
11aの終端部に螺旋溝部111bの基端部が連結され
ている。
【0102】また、本実施の形態の操作部ユニット82
は第1の実施の形態のハンドルユニット4の操作部16
と基本的に同じ構造である。そして、先端ユニット81
との着脱部の構造部分のみが第1の実施の形態と異な
る。
【0103】すなわち、本実施の形態の操作部ユニット
82には略円筒状の操作部ハウジング121が設けられ
ている。この操作部ハウジング121の先端部には先端
ユニット連結部122が、また基端部には振動子接続部
123がそれぞれ形成されている。そして、先端ユニッ
ト連結部122は先端ユニット81と着脱可能に連結さ
れ、振動子接続部123は振動子ユニット2と着脱可能
に連結されるようになっている。
【0104】さらに、操作部ハウジング121の外周面
には固定ハンドル124が一体に成形されている。この
固定ハンドル124の下端部には略楕円形状の指掛け部
124aが設けられている。
【0105】また、操作部ハウジング121には固定ハ
ンドル124に対して接離動作可能な可動ハンドル12
5が装着されている。図26に示すようにこの可動ハン
ドル125の上端部には略U字状の連結部125aが成
形されている。この連結部125aには操作部ハウジン
グ121を両側から挟む一対の挟持部125a1,12
5a2がそれぞれ設けられている。
【0106】さらに、操作部ハウジング121の両側面
には固定ハンドル124の上端部位置に可動ハンドル1
25の支点ピン126がそれぞれ設けられている。そし
て、一対の挟持部125a1,125a2間に操作部ハ
ウジング121を挟む状態で、各挟持部125a1,1
25a2の上端部は各支点ピン126を介して固定ハン
ドル124の上端部に回動可能に取り付けられている。
なお、支点ピン126の摺動面の外側には摺動性を良く
するための低摩擦係数のPTFE等からなるブッシュ1
27が配設されている。
【0107】さらに、可動ハンドル125には支点ピン
126の近傍部位に操作力伝達用の作用ピン128が内
方向に向けて突設されている。ここで、操作部ハウジン
グ121には作用ピン128の挿通用の窓129が形成
されている。この窓129は支点ピン126を中心に回
動する可動ハンドル125の回動動作時における作用ピ
ン128の回動軌道に沿って延設された長孔によって形
成されている。そして、可動ハンドル125の各作用ピ
ン128は操作部ハウジング121の窓129を通って
操作部ハウジング121の内部に延出されている。
【0108】また、可動ハンドル125の下端部には略
楕円形状の指掛け部125bが設けられている。そし
て、ここに指をかけて握ることで支点ピン126を介し
て可動ハンドル125が回動し、固定ハンドル124に
対して可動ハンドル125が開閉操作されるようになっ
ている。
【0109】また、図27に示すように先端ユニット連
結部122には操作部ハウジング121の内部に配置さ
れた略円筒状の先端ユニット接続部材130が設けられ
ている。この先端ユニット接続部材130には先端側に
小径筒部130a、この小径筒部130aよりも後方側
に大径筒部130bがそれぞれ形成されている。
【0110】ここで、操作部ハウジング121の先端部
には内部側に屈曲された略リング状の内側屈曲部121
aが形成されている。そして、この先端ユニット接続部
材130の小径筒部130aと大径筒部130bとの間
の段差部が内側から操作部ハウジング121の内側屈曲
部121aに当接されている。
【0111】また、先端ユニット接続部材130の小径
筒部130aには先端側から固定リング131および回
転ノブ132がそれぞれ螺着されている。ここで、固定
リング131には小径筒部130aに螺着される雌ねじ
部131aの先端部にフランジ部131bが屈曲形成さ
れている。この固定リング131のフランジ部131b
は先端側から操作部ハウジング121の内側屈曲部12
1aに当接されている。そして、先端ユニット接続部材
130の小径筒部130aと大径筒部130bとの間の
段差部と、固定リング131のフランジ部131bとの
間で操作部ハウジング121の内側屈曲部121aが挟
持されている。なお、回転ノブ132は、操作部ユニッ
ト82に先端ユニット81を組付けた際に先端ユニット
81を軸回り方向に回転させるための操作部材である。
【0112】また、図28に示すように先端ユニット接
続部材130の先端側には略正三角形状の係合穴部(対
シース嵌合受け部)130hが形成されている。この係
合穴部130hの穴形状は先端ユニット81の操作部接
続部材100のフランジ100cと同形状に形成されて
いる。なお、第1の実施の形態の第2の超音波処置具1
Bのようにジョー84が略円弧形状(カーブ形状)の場
合には先端ユニット81のフランジ100cと、操作部
ユニット82の係合穴部130hとがそれぞれ略四角形
状に近い断面形状(図9、図10(B)参照)に設定さ
れている。
【0113】さらに、先端ユニット接続部材130の先
端部には周方向に沿って複数、本実施の形態では3つの
係合溝部133が形成されている。これらの各係合溝部
133は回転止めリング106の3つの係合爪106a
とそれぞれ対応する位置に配置されている。さらに、先
端ユニット接続部材130の後端部にはプローブユニッ
ト3の軸線方向に沿って1つの係合溝134が延設され
ている。
【0114】また、先端ユニット接続部材130の大径
筒部130bの内側には駆動力伝達部材135が軸方向
に摺動可能に取り付けられている。この駆動力伝達部材
135の基端部には固定ピン136が外向きに突設され
ている。この固定ピン136は先端ユニット接続部材1
30の係合溝134に挿入された状態で係合されてい
る。そして、この固定ピン136により駆動力伝達部材
135と先端ユニット接続部材130との間が軸方向に
摺動可能に、また軸回りの回転方向に固定状態で保持さ
れている。
【0115】さらに、図29に示すように駆動力伝達部
材135には複数、本実施の形態では3つの駆動力伝達
ピン137が内向きに突設されている。これらの駆動力
伝達ピン137は周方向に沿って均等に配置されてい
る。これにより、各駆動力伝達ピン137は先端ユニッ
ト81における駆動軸接続部材108の3つのガイド溝
111とそれぞれ対応する位置に配置されている。そし
て、先端ユニット81と操作部ユニット82との連結時
には各駆動力伝達ピン137が先端ユニット81の各ガ
イド溝111とそれぞれ係合して、駆動力を伝達するよ
うになっている。
【0116】さらに、図27に示すように駆動力伝達部
材135の後端部には円筒状のスライダ受け部材138
の先端部が取り付けられている。このスライダ受け部材
138の基端部の端縁部にはフランジ状のストッパ部1
38aが外向きに略直角に屈曲されている。
【0117】このスライダ受け部材138の外周面には
略リング状のスライダ139と、コイルばね140とが
装着されている。ここで、スライダ139はスライダ受
け部材138の基端部側に軸方向に摺動可能に配置され
ている。さらに、コイルばね140は駆動力伝達部材1
35とスライダ139との間に挟み込むように一定の装
備力量でセットされている。そして、スライダ139は
コイルばね140によって軸方向に沿って基端部側に向
けて一定の力で付勢されている。
【0118】また、スライダ139の外周面には周方向
に沿ってリング状の係合溝139aが形成されている。
この係合溝139aには可動ハンドル125の各作用ピ
ン128が挿入された状態で係合されている。これによ
り、スライダ139は各作用ピン128を介して可動ハ
ンドル125と係合されている。そして、可動ハンドル
125を開閉操作する際の操作力は作用ピン128を介
してスライダ139の軸方向の進退運動に変換されるよ
うになっている。
【0119】また、図27に示すように操作部ハウジン
グ121の後端部内周面にはねじ穴121bが形成され
ている。このねじ穴121bには振動子接続部123を
構成する略円筒状のガイド部材141と、リング受け部
材142とがそれぞれ螺着されている。
【0120】さらに、ガイド部材141の後端部には振
動子ユニット2のアタッチメント10の内部に挿入可能
な小径な接続円筒部141aが形成されている。そし
て、このガイド部材141の接続円筒部141aと、リ
ング受け部材142との間に振動子ユニット係合溝が形
成されるようになっている。なお、リング受け部材14
2の後端部内周面には内方向に向けて係合凸部142a
が突設されている。この係合凸部142aは振動子ユニ
ット2のアタッチメント10のCリング11よりも小径
に設定されている。
【0121】そして、ハンドルユニット4と振動子ユニ
ット2との連結時にはガイド部材141の接続円筒部1
41aと、リング受け部材142との間の振動子ユニッ
ト係合溝内に振動子ユニット2のアタッチメント10が
挿脱可能に挿入されるようになっている。このとき、C
リング11の弾性変形によりリング受け部材142の係
合凸部142aを乗り越えることにより、ハンドルユニ
ット4と振動子ユニット2とが着脱可能に係合されるよ
うになっている。
【0122】また、操作部ハウジング121の後端部外
周面には電気コード接続ピン143が後傾させて取り付
けられている。この電気コード接続ピン143には図示
しない高周波焼灼電源装置より高周波電流を供給するた
めの図示しないアクティブコードが接続されるようにな
っている。
【0123】さらに、この電気コード接続ピン143の
基端部付近にはアクティブコードを取り付けた状態での
電気的絶縁確保のための絶縁性のピンカバー144が取
り付けられている。この電気コード接続ピン143の基
端部はガイド部材141と接触していて、電気的に接続
されている。
【0124】また、スライダ受け部材138の筒内には
後端部からプローブユニット3と電気的に導通するため
の略円筒状の第1の接点部材145が挿入されている。
この第1の接点部材145の先端部には導電性のゴムリ
ング部材146がインサート成形等により設けられてい
る。このゴムリング部材146の内周面側はプローブユ
ニット3と接触する部分になっている。さらに、ゴムリ
ング部材146の外周面側はスライダ受け部材138の
内周面に圧接されて気腹ガス等の漏れを防ぐためのパッ
キン形状を有している。なお、この第1の接点部材14
5とスライダ受け部材138との間は第1の実施の形態
と同様に軸回り方向には回転固定状態で保持されてい
る。
【0125】さらに、第1の接点部材145の後端には
第2の接点部材147の先端部が固定されている。この
第2の接点部材147の基端部側には軸方向に沿って延
出されたスリット部148が形成されている。この第2
の接点部材147の基端部には各スリット部148間の
管壁部に外向きに突出された突起部147aが設けられ
ている。この突起部147aは図27に示すようにガイ
ド部材141の内側に設けられた溝部と係合して軸方向
に移動不能な状態で固定されている。
【0126】また、第2の接点部材147の基端部にお
ける各スリット部148間の管壁部の外径は、ガイド部
材141の内径より少し大きく設定されている。そし
て、第2の接点部材147とガイド部材141とを組付
けた状態では各スリット部148間の管壁部の弾性変形
により第2の接点部材147とガイド部材141との間
が電気的に接続状態で固定されている。
【0127】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態の超音波処置具1Aの使用
時には、ハンドルユニット4の組み立て作業が行なわれ
る。このハンドルユニット4の組み立て作業時には先端
ユニット81を操作部ユニット82に組付ける。
【0128】このとき、先端ユニット81を操作部ユニ
ット82に組付ける場合は、まず、先端ユニット81に
おける操作部接続部材100のフランジ100cが操作
部ユニット82における先端ユニット接続部材130の
係合穴部130hに入るように向きを合わせる。本実施
の形態では係合穴部130hの穴形状と、先端ユニット
81の操作部接続部材100のフランジ100cの形状
とはそれぞれ同様に略正三角形状に形成されているの
で、周方向に120°づつ3箇所の回転位置で先端ユニ
ット81と操作部ユニット82との間がそれぞれ組付け
可能である。
【0129】そして、係合穴部130hの穴形状と、先
端ユニット81の操作部接続部材100のフランジ10
0cの形状とを位置合わせした状態で、図15中に矢印
で示すように先端ユニット81のユニット連結部98を
操作部ユニット82の先端ユニット連結部122の先端
側開口部内に軸方向に沿って真っ直ぐ挿入させる。この
とき、先端ユニット81は駆動軸接続部材108から操
作部ユニット82の先端ユニット接続部材130の係合
穴部130hに挿入される。
【0130】この状態で、先端ユニット81をさらに挿
入していくと先端ユニット81と操作部ユニット82と
が正しい組み合わせの場合には先端ユニット接続部材1
30の内側の略三角形の係合穴部130hに操作部接続
部材100のフランジ100cが挿入される(嵌合され
る)。続いて、先端ユニット81を挿入していくと、回
転止めリング106の係合爪106aが操作部ユニット
82における回転ノブ132内の先端ユニット接続部材
130の端部に当接して突き当たり、先端側へ押され
る。このとき、回転止めリング106はコイルばね10
7のばね力に抗して先端部側に向けて押し出される。こ
こで、先端ユニット接続部材130の係合穴部130h
の穴形状と、操作部接続部材100のフランジ100c
の形状とが異なる場合には操作部接続部材100のフラ
ンジ100cが係合穴部130hの周縁部位に突き当た
ることにより、これ以後の先端ユニット81の挿入動作
(嵌合動作)が阻止される。そのため、先端ユニット8
1と操作部ユニット82とが誤った組み合わせで組み付
けられることが防止される。
【0131】また、先端ユニット接続部材130の係合
穴部130hに操作部接続部材100のフランジ100
cが挿入された状態で、先端ユニット81をさらに軸方
向に真っ直ぐ挿入していくと先端ユニット接続部材13
0の係合穴部130hから操作部接続部材100のフラ
ンジ100cが基端部側に抜ける。これにより、先端ユ
ニット81が軸回り方向に回転可能になる。
【0132】この状態で、先端ユニット81全体を軸回
り方向に回転させると、係合爪106aが操作部ユニッ
ト82における先端ユニット接続部材130の係合溝部
133と対応する位置に到達する。このとき、回転止め
リング106はコイルばね107のばね力により基端部
側に向けて付勢されているため、図31に示すように係
合爪106aが係合溝部133に係合される。なお、図
31中で、2点鎖線は、先端ユニット81全体を軸回り
方向に回転させる前の係合爪106aの状態を示してい
る。
【0133】これにより、先端ユニット81と操作部ユ
ニット82とを分解する際には回転止めリング106を
軸方向に沿って先端側に向けて引っ張らない限り操作部
ユニット82内の先端ユニット接続部材130と先端ユ
ニット81の操作部接続部材100との間は互いに回転
不可能になる。
【0134】さらに、図31に示すように係合爪106
aが係合溝部133に係合された状態では操作部接続部
材100のフランジ100cは図32中に、2点鎖線に
示す位置まで回転しているので、このフランジ100c
によって係合穴部130hの周縁部位との間に3箇所で
引っ掛かり部ができる。そのため、これらの3箇所の引
っ掛かり部によって、先端ユニット81が軸方向に沿っ
て先端側に抜けることが防止される。
【0135】これにより、回転ノブ132を回すと先端
ユニット接続部材130と、回転止めリング106と、
操作部接続部材100とを順次介して先端ユニット81
も追従して回転する。
【0136】また、先端ユニット81をさらに挿入して
いくと駆動軸接続部材108の3つのガイド溝111の
各直線溝部111aに、操作部ユニット82の3つの駆
動力伝達ピン137が入る。この状態で、各直線溝部1
11aの終端部に駆動力伝達ピン137が突き当たる位
置まで先端ユニット81が真っ直ぐ挿入される。
【0137】さらに、各直線溝部111aの終端部に駆
動力伝達ピン137が突き当たった時点で、図30中に
矢印で示すように先端ユニット81全体を軸回り方向に
回転させる。このとき、各駆動力伝達ピン137は各ガ
イド溝111の螺旋溝部111bにガイドされながら移
動する。そのため、先端ユニット81は各ガイド溝11
1の螺旋溝部111bに沿って軸回り方向に回転しなが
ら軸方向に挿入される。このとき、各駆動力伝達ピン1
37がカム溝方式で引き込まれ、各ガイド溝111の螺
旋溝部111bの終端位置まで移動すると軸方向に固定
された状態で係合される。これにより、先端ユニット8
1と操作部ユニット82との組付けが完了する。
【0138】この状態で、操作部ユニット82の可動ハ
ンドル125を操作するとスライダ139と、スライダ
受け部材138と、駆動力伝達部材135と、駆動力伝
達ピン137とを順次介して駆動軸接続部材108に駆
動力を伝達し、先端部のジョー84が開閉操作される。
【0139】さらに、先端ユニット81と操作部ユニッ
ト82との組付け時には図27中に2点鎖線で示す先端
ユニット81の駆動軸接続部材108に取り付けられた
一方のOリング110aは操作部接続部材100の第2
の連結筒部100bに圧接され、また他方のOリング1
10bは操作部ユニット82の駆動力伝達部材135に
圧接された状態でそれぞれ保持される。そのため、これ
らのOリング110a,110bにより気腹ガスが先端
ユニット81の駆動軸接続部材108と操作部接続部材
100の第2の連結筒部100bとの間の隙間や、先端
ユニット81の駆動軸接続部材108と操作部ユニット
82の駆動力伝達部材135との間の隙間から外部側に
漏れることを防ぐことができる。
【0140】また、先端ユニット81のジョー84が第
1の実施の形態の第2の超音波処置具1Bと同様にカー
ブ形状(図8(A)参照)の場合には本実施の形態にお
ける操作部接続部材100のフランジ100cと先端ユ
ニット接続部材130の穴形状とを各々第1の実施の形
態の第2の超音波処置具1Bのフランジ形状と同様に設
定されている。これにより、ストレートタイプのジョー
84を備えた第1の超音波処置具1Aと、カーブ形状の
ジョー84を備えた第2の超音波処置具1Bとの相互の
先端ユニット81と操作部ユニット82との誤組み合わ
せを防止可能となる。
【0141】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態の第1の超音波処置具1Aのハンドルユニット4を
さらに図15に示すように先端ユニット81と操作部ユ
ニット82に分解可能にした。本実施の形態の第1の超
音波処置具1Aでは一般に、先端ユニット81の把持部
材93が最も消耗しやすい部分である。そして、この先
端ユニット81以外の部分はこれに比べて耐久性が高
い。そのため、先端ユニット81の部分のみを交換して
消耗しやすい先端ユニット81の部分以外の耐久性が高
い部分は交換することなくそのまま使用を継続すること
で、超音波処置具全体を交換する場合に比べて手術コス
トの低減を図ることができる。
【0142】また、本実施の形態の第1の超音波処置具
1Aでは先端ユニット81のフランジ100cと、操作
部ユニット82の係合穴部130hとを略正三角形状の
断面形状に設定し、第2の超音波処置具1Bの場合には
先端ユニット81のフランジ100cと、操作部ユニッ
ト82の係合穴部130hとをそれぞれ略四角形状に近
い断面形状に設定している。そのため、本実施の形態で
も先端ユニット81と操作部ユニット82との組み立て
時に誤った組合せで組付くことを防止して、先端ユニッ
ト81と操作部ユニット82とが適正な組み合わせ状態
を維持することができ、処置部位や処置方法に適した適
正な超音波処置具を使い分けることができる。
【0143】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。上記実施の形態の超音波処置具のよう
に先端作用部を有しない超音波処置具、例えば、ペンを
持つように保持して操作する超音波処置具であっても良
い。また、操作部ユニット82はハンドルが無い場合も
含む。さらに、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施できることは勿論である。次に、本出願
の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 超音波振動を発生させる振動子と前記振
動子に着脱可能に取り付けられ、超音波振動を伝達し、
先端部に生体組織を処置するための処置部を備えたプロ
ーブと、前記プローブの先端処置部を除く体腔内へ挿入
する挿入部を覆うための挿入部と、処置の際に本処置具
を保持し、操作するための操作部とを備え、前記プロー
ブ及び振動子に対して着脱可能に取り付けられるシース
からなり、先端形状の異なる複数の超音波処置具におい
て、適正な組み合わせのシースとプローブとが組合せ可
能な係合部と、前記プローブ側の係合部が適正でないシ
ースとは組合せ不可能な形状を有することを特徴とする
超音波処置具。
【0144】(付記項2) 挿入部先端部にプローブに
対向して開閉動作する先端作用部を有し、基端部には前
記先端作用部を開閉動作させるための操作部を有するこ
とを特徴とする付記項1に記載の超音波処置具。
【0145】(付記項3) 前記係合部がプローブの振
動の節部にあることを特徴とする付記項1,2の超音波
処置具。
【0146】(付記項4) 前記プローブの係合部形状
が円の一部に少なくとも2つ以上の平面部を設けたこと
を特徴とする付記項1、2、3の超音波処置具。
【0147】(付記項5) 前記プローブの係合部形状
が多角形であることを特徴とする付記項1、2、3の超
音波処置具。
【0148】(付記項6) 内空を有する外套管と、生
体組織に処置を施すための処置部を先端部に有し、前記
外套管に挿入可能な第1のプローブと、前記外套管に挿
入可能な前記第1のプローブと異なる第2のプローブ
と、前記第1のプローブ、もしくは、前記第2のプロー
ブの何れか一方が前記外套管に不適合なプローブである
場合に前記不適合なプローブの前記外套管への挿入を制
限するために、前記外套管に設けられた制限手段と、を
備えることを特徴とする処置具。
【0149】(付記項7) 内空を有する外套管と、生
体組織に処置を施すための処置部を先端部に有し、前記
外套管に挿入可能な第1のプローブと、前記外套管に挿
入可能な前記第1のプローブと異なる第2のプローブ
と、前記第1のプローブ、もしくは、前記第2のプロー
ブの何れか一方が前記外套管に不適合なプローブである
場合に前記不適合なプローブの前記外套管への挿入を制
限するために、前記不適合なプローブに設けられた制限
手段と、を備えることを特徴とする処置具。
【0150】(付記項8) 生体組織に処置を施すため
の処置部を先端部に有するプローブと、前記プローブを
挿入可能な第1の外套管と、前記プローブを挿入可能
な、前記第1の外套管と異なる第2の外套管と、前記第
1の外套管、もしくは、前記第2の外套管の何れか一方
が前記プローブに不適合な外套管である場合に前記不適
合な前記外套管への挿入を制限するために、前記不適合
な外套管に設けられた制限手段と、を備えることを特徴
とする処置具。
【0151】(付記項9) 生体組織に処置を施すため
の処置部を先端部に有するプローブと、前記プローブを
挿入可能な第1の外套管と、前記プローブを挿入可能
な、前記第1の外套管と異なる第2の外套管と、前記第
1の外套管、もしくは、前記第2の外套管の何れか一方
が前記プローブに不適合な外套管である場合に前記不適
合な前記外套管への挿入を制限するために、前記プロー
ブに設けられた制限手段と、を備えることを特徴とする
処置具。
【0152】(付記項10) 細長いシースの先端部に
処置部構成体、前記シースの基端部に手元側の操作部が
それぞれ配設され、超音波振動を発生させる振動子が前
記操作部内に組み込まれるとともに、超音波振動伝達用
のプローブの基端部が前記振動子に着脱可能に連結さ
れ、前記プローブの先端部が前記シースの先端部から外
部に延出されて前記処置部構成体とともに生体組織を処
置するための処置部が形成される超音波処置具におい
て、前記プローブの基端部と前記振動子との連結時に、
前記処置部構成体の形状と前記プローブの先端部形状と
が対応する適正な前記シースと前記プローブとの組み合
わせ状態では前記プローブの基端部が前記振動子側に通
過可能な状態で保持し、前記処置部構成体の形状と前記
プローブの先端部形状とが対応しない不適正な前記シー
スと前記プローブとの組み合わせ状態では前記プローブ
の基端部が前記振動子側に通過不能となる組み合わせ状
態の制限手段を設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0153】(付記項11) 前記制限手段は、前記プ
ローブの中途部に設けられたフランジ部の外周面に形成
された非円形状の係合部と、前記シースと前記操作部と
の連結ユニット内に配設され、前記プローブが挿入され
る管状部材に形成された前記係合部が通過可能な係合穴
部とによって形成されていることを特徴とする付記項1
0に記載の超音波処置具。
【0154】(付記項12) 前記係合部は、前記プロ
ーブの振動の節部に配置されていることを特徴とする付
記項11に記載の超音波処置具。
【0155】(付記項13) 前記フランジ部および前
記管状部材は、金属材料で形成されていることを特徴と
する付記項11に記載の超音波処置具。
【0156】(付記項1〜13の従来技術) 一般に、
超音波を利用して生体組織の切開、切除、あるいは凝固
等の処置を行う超音波処置具として、例えば特開平9−
98979、特開平10−5236号公報などに示され
ている装置がある。この超音波処置装置には、挿入部外
套管の基端部に手元側の操作部が連結され、この操作部
に超音波振動を発生する超音波振動子が配設されるとと
もに、挿入部外套管の先端部に生体組織を処理するため
の処置部が配設されている。
【0157】また、挿入部外套管の内部には超音波振動
子が発生した超音波振動を処置部側の超音波プローブに
伝達する振動伝達部材が挿通されている。この振動伝達
部材の基端部は超音波振動子に接続されている。さら
に、処置部には超音波プローブに対峙して回動自在に支
持されるジョーが配設されている。このジョーは、生体
組織と接触する把持部材の部分が例えばポリテトラフル
オロエチレンなどの樹脂材料で形成されている。
【0158】また、操作部にはジョーを超音波プローブ
に対して開閉操作する操作ハンドルが配設されている。
そして、操作ハンドルの操作にともない操作ロッドが軸
方向に進退され、この操作ロッドの進退動作に連動して
処置部のジョーを超音波プローブに対して開閉操作し、
ジョーの閉操作にともない超音波プローブとジョーの間
で生体組織を把持するようになっている。続いて、この
状態で、超音波振動子からの超音波振動を振動伝達部材
を介して処置部側の超音波プローブに伝達することによ
り、超音波を利用して生体組織の切開、切除、あるいは
凝固等の処置を行うようになっている。
【0159】(付記項1〜13が解決しようとする課
題) ところで、最近、超音波処置具の先端部形状を処
置部位や処置方法によって最適な形状にしたものが要求
されている。
【0160】特に内視鏡下外科手術用の処置具は低侵襲
なように挿入部外径が細いものが多く、これに伴い先端
部も細く小さい。さらに先端形状以外は共通の構造にな
ることが多い。
【0161】従って先端形状が異なる様々な超音波処置
具を揃え処置部位や処置方法に適した処置具を使い分け
る場合、一見して先端形状の違いを判別するのは困難で
ある。特に再使用可能な超音波処置具は洗滌しやすい様
にプローブとシース(ハンドル)、振動子に分解可能に
なっており、プローブ交換の際はそれぞれに1回分解し
て、目的のプローブ、シース(ハンドル)に組み立て直
す必要がある。この際に異なったプローブとシース(ハ
ンドル)の組合せで組み立てる可能性がある。この場合
処置の際に間違いに気が付くが、プローブまたはシース
(ハンドル)を適正なものに組付け直す必要があり、オ
ペ時間の遅延につながる。また、万一誤った組み合わせ
で使用した場合、所望の機能が発揮できないという不具
合が生じる。
【0162】(付記項1〜13の目的) 本発明は上記
問題点に着目してなされたものであり、その目的とする
ところは組み立て時に誤った組合せのプローブとシース
(ハンドル)が組付くことがないようにすることで、誤
組合せによる使用を防止することにある。
【0163】(付記項1、10の課題を解決するための
手段および作用) 本発明は複数の先端形状が異なり、
外観が似ている超音波処置具において、組合せ可能なプ
ローブとシース(ハンドル)に機種毎に異なる形状のフ
ランジ部とこれと係合する穴を設け、フランジ部形状を
異なったプローブとシース(ハンドル)では互いに組付
かない形状にする。
【0164】この構成によれば、組付け時にプローブと
シース(ハンドル)が組付かなければ、誤った組み合わ
せであることに気がつき、大体の場合においてハンドル
を組付け直すだけで使用可能となり、使用時に誤組み合
わせに気が付く場合にくらべ、術者の集中力を欠かず、
煩わしさを軽減する。
【0165】(付記項1〜13の効果) 本発明の処置
具は内視鏡下外科手術用として、また一般外科手術にお
いて繊細な処置を行うため先端処置部、挿入部が小さく
細くなっている。処置部位、処置方法等によって適した
先端形状の超音波処置具を選択しながら用いる場合、振
動子、プローブ、ハンドルを分解して、使用するプロー
ブ、ハンドルに組み立て直す必要があるが、一見して先
端形状をみてどのプローブとハンドルが適した組合せで
あるかわかりにくい。もし、プローブとハンドルが異な
った組合せでも組付け可能な場合、使用するまで誤った
組合せであることに気が付かず再度組み立て直す必要が
あり煩わしい。万一誤組み合わせのまま使用しても十分
な機能が発揮できない。
【0166】これを防止するために、プローブとハンド
ルが適正な組み合わせ同士のものでないと組付け不可能
な機構を設けた。本発明により、組立時に組付かないこ
とでその場で誤った組み合わせであることにすぐに気が
付きハンドルを適正なものに交換するだけですぐに処置
が可能となる。また、誤った組み合わせでの使用を防止
できる。
【0167】(付記項14) 前記シース(ハンドル)
をさらに先端ユニットと操作部ユニットに分解可能にし
たことを特徴とする付記項1に記載の超音波処置具。
【0168】(付記項1〜14の目的) 先端ユニット
が一番消耗する部分であるがこれ以外の部分はそれ以上
に耐久性がある。よって、この部分のみ交換可能にする
ことで手術コスト低減を図る。
【0169】また、先願同様ハンドルとプローブの組み
合わせ維持をしなければならないため、この先端ユニッ
トと操作部ユニットも組み合わせが維持できるような構
造にした。
【0170】(付記項15) 細長いシースの先端部に
処置部構成体、前記シースの基端部に手元側の操作部が
それぞれ配設され、超音波振動を発生させる振動子が前
記操作部内に組み込まれるとともに、超音波振動伝達用
のプローブの基端部が前記振動子に着脱可能に連結さ
れ、前記プローブの先端部が前記シースの先端部から外
部に延出されて前記処置部構成体とともに生体組織を処
置するための処置部が形成される超音波処置具におい
て、前記プローブの基端部と前記振動子との連結時に、
前記処置部構成体の形状と前記プローブの先端部形状と
が対応する適正な前記シースと前記プローブとの組み合
わせ状態では前記プローブの基端部が前記振動子側に通
過可能な状態で保持し、前記処置部構成体の形状と前記
プローブの先端部形状とが対応しない不適正な前記シー
スと前記プローブとの組み合わせ状態では前記プローブ
の基端部が前記振動子側に通過不能となる組み合わせ状
態の制限手段を設けたことを特徴とする超音波処置具。
【0171】(付記項15の作用) プローブの基端部
と振動子との連結時に、処置部構成体の形状とプローブ
の先端部形状とが対応する適正なシースとプローブとの
組み合わせ状態ではプローブの基端部が組み合わせ状態
の制限手段を通して振動子側に通過可能な状態で保持す
る。さらに、処置部構成体の形状とプローブの先端部形
状とが対応しない不適正なシースとプローブとの組み合
わせ状態では組み合わせ状態の制限手段によってプロー
ブの基端部が振動子側に通過することが防止されるよう
にしたものである。
【0172】(付記項16) 前記制限手段は、前記プ
ローブの中途部に設けられたフランジ部の外周面に形成
された非円形状の係合部と、前記シースと前記操作部と
の連結ユニット内に配設され、前記プローブが挿入され
る管状部材に形成された前記係合部が通過可能な係合穴
部とによって形成されていることを特徴とする付記項1
5に記載の超音波処置具。
【0173】(付記項16の作用) プローブの基端部
と振動子との連結時に、処置部構成体の形状とプローブ
の先端部形状とが対応する適正なシースとプローブとの
組み合わせ状態ではプローブの中途部のフランジ部の外
周面の非円形状の係合部がシースと操作部との連結ユニ
ット内の管状部材の係合穴部を通り、振動子側に通過可
能な状態で保持される。この状態ではプローブのフラン
ジ部外周面の係合部をシースと操作部との連結ユニット
内の管状部材の係合穴部に通過させることにより、プロ
ーブの基端部と振動子とを連結させる。さらに、処置部
構成体の形状とプローブの先端部形状とが対応しない不
適正なシースとプローブとの組み合わせ状態ではプロー
ブのフランジ部外周面の係合部をシースと操作部との連
結ユニット内の管状部材の係合穴部に通過不能にするこ
とにより、プローブの基端部が振動子側に通過すること
が防止される。これにより、フランジ部形状が異なった
プローブとシースでは互いに組付かないようにすること
ができ、誤った組み合わせであることに気が付かせるよ
うにしたものである。
【0174】(付記項17) 前記係合部は、前記プロ
ーブの振動の節部に配置されていることを特徴とする付
記項16に記載の超音波処置具。
【0175】(付記項17の作用) プローブの駆動時
に振動が少ないプローブの振動の節部に係合部を配置す
ることにより、プローブのフランジ部外周面の係合部と
管状部材の係合穴部との接合部で騒音が発生することが
防止できるようにしたものである。
【0176】(付記項18) 前記フランジ部および前
記管状部材は、金属材料で形成されていることを特徴と
する付記項16に記載の超音波処置具。
【0177】(付記項18の作用) プローブの駆動時
にプローブのフランジ部外周面の係合部と管状部材の係
合穴部との金属同士の接合部で騒音が発生することが防
止できるようにしたものである。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば、組み立て時に誤った組
合せのプローブが組付くことを防止して、処置部位や処
置方法に適した適正なプローブを使い分けることがで
き、加えて消耗しやすい部分のみを交換して消耗しやす
い部分以外の耐久性が高い部分は交換することなくその
まま使用を継続することができ、手術コストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の超音波処置具全
体の組立状態を示す側面図。
【図2】 第1の実施の形態の超音波処置具における操
作部の内部構成を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の第1の超音波処置具にお
ける先端処置部を示すもので、(A)は先端処置部の平
面図、(B)は先端処置部の側面図。
【図4】 図2のIV−IV線断面図。
【図5】 (A)は第1の実施の形態の第1の超音波処
置具のプローブユニットを示す側面図、(B)は図5
(A)のVB−VB線断面図。
【図6】 第1の実施の形態の第1の超音波処置具にお
ける先端処置部の縦断面図。
【図7】 (A)は図6のVIIA−VIIA線断面
図、(B)は図6のVIIB−VIIB線断面図。
【図8】 (A)は第1の実施の形態の第1の超音波処
置具とは異なる第2の超音波処置具の先端処置部を示す
平面図、(B)は同平面図。
【図9】 第1の実施の形態の第2の超音波処置具にお
ける操作部と可動ハンドルの作用ピンとの係合状態を示
す横断面図。
【図10】 (A)は第1の実施の形態の第2の超音波
処置具のプローブユニットを示す側面図、(B)は図1
0(A)のXB−XB線断面図。
【図11】 第1の実施の形態の第2の超音波処置具に
おける先端処置部の縦断面図。
【図12】 (A)は図11のXIIA−XIIA線断
面図、(B)は図11のXIIB−XIIB線断面図。
【図13】 第1の実施の形態における第1の超音波処
置具のプローブのフランジ部と第2の超音波処置具のプ
ローブのフランジ部とを重ねた状態を示す平面図。
【図14】 本発明の第2の実施の形態の超音波処置具
における先端ユニットと操作部ユニットの組付け状態を
示す斜視図。
【図15】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットと操作部ユニットの組付け前の状態を示す
斜視図。
【図16】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットを示すもので、(A)は先端ユニットの外
観を示す側面図、(B)は先端ユニットを先端側からみ
た正面図。
【図17】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットの分解斜視図。
【図18】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットの基端部の一部を断面にして示す斜視図。
【図19】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットの先端部の内部構造を示す縦断面図。
【図20】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットの基端部の内部構造を示す要部の縦断面
図。
【図21】 図20のIIXI−IIXI線断面図。
【図22】 図20のIIXII−IIXII線断面
図。
【図23】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部ユニットの外観を示す側面図。
【図24】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部ユニットの外観を示す斜視図。
【図25】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部ユニットの断面斜視図。
【図26】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部ユニットの分解斜視図。
【図27】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部ユニットの内部構造を示す要部の縦断面図。
【図28】 図27のIIXVIII−IIXVIII線断面図。
【図29】 図27のIIXIX−IIXIX線断面図。
【図30】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットと操作部ユニットの組付け作業の途中の状
態を示す斜視図。
【図31】 第2の実施の形態の超音波処置具における
先端ユニットと操作部ユニットの組付け完了時の回転止
めにある係合爪部の係合状態を示す横断面図。
【図32】 第2の実施の形態の超音波処置具における
操作部接続部材のフランジと先端ユニット接続部材の係
合穴部との引っ掛かり状態を示す横断面図。
【符号の説明】
1A 第1の超音波処置具 1B 第2の超音波処置具 2 振動子ユニット(共通ユニット) 3 プローブユニット(個別ユニット) 3a プローブ先端 4 ハンドルユニット(個別ユニット) 7c,7e 係合部(異種組み付け防止部) 14 シース 15 ジョー(処置部構成体) 57 接点部材(管状部材) 57c,57d 係合穴部(異種組み付け防止部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機種で共通に使用される共通部品
    によって形成される共通ユニットと、機種毎に選択的に
    使用される専用部品を備えた複数の個別ユニットとがそ
    れぞれ分解可能に組み付けられて超音波処置具本体が構
    成される超音波処置具において、 前記複数の個別ユニット間の連結部に異なる機種の組み
    付けを防止する異種組み付け防止部を設けたことを特徴
    とする超音波処置具。
  2. 【請求項2】 前記複数の個別ユニットは、超音波振動
    を伝達可能なプローブを備えたプローブユニットと、こ
    のプローブユニットが挿通可能な挿通路が形成されたシ
    ースを備えたシースユニットとを具備し、 前記異種組み付け防止部は、前記プローブユニットと前
    記シースユニットの連結部に設けられ、前記挿通路に前
    記プローブユニットが挿通された際に同機種の前記プロ
    ーブユニットのみを挿入し、異機種の前記プローブユニ
    ットの挿入を妨げるプローブ挿入防止部であることを特
    徴とする請求項1に記載の超音波処置具。
  3. 【請求項3】 前記プローブ挿入防止部は、前記シース
    ユニットの前記挿通路の一部に前記プローブユニットと
    嵌合させる嵌合部を設け、この嵌合部の断面形状を機種
    毎に異なる形状に設定したものであることを特徴とする
    請求項2に記載の超音波処置具。
  4. 【請求項4】 前記嵌合部は、前記プローブの振動の節
    部に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の
    超音波処置具。
  5. 【請求項5】 複数の機種で共通に使用される共通部品
    によって形成される共通ユニットと、機種毎に選択的に
    使用される専用部品を備えた複数の個別ユニットとがそ
    れぞれ分解可能に組み付けられて超音波処置具本体が構
    成される超音波処置具において、 前記複数の個別ユニットは、超音波振動を伝達可能なプ
    ローブを備えたプローブユニットと、このプローブユニ
    ットが挿通可能な挿通路が形成されたシースを備えたシ
    ースユニットとを具備し、 前記シースユニットは、前記シースを備えた先端ユニッ
    トと、前記シースの基端部に配置される操作部ユニット
    とがそれぞれ分解可能に組み付けられて構成され、 前記先端ユニットと前記操作部ユニットとの連結部に異
    なる機種の組み付けを防止する異種組み付け防止部を設
    けたことを特徴とする超音波処置具。
  6. 【請求項6】 超音波振動を伝達可能なプローブと、 前記プローブと対で使用され、前記プローブが挿通可能
    な挿通路が形成されたシースと、 前記シースの挿通路に伝通する穴部を有する嵌合受け部
    と嵌合する前記プローブの嵌合部と、 前記シースと対で使用されないプローブが前記挿入路に
    挿入されたとき、該プローブに設けられた嵌合部と当接
    して該プローブの嵌合部と前記嵌合受け部の嵌合を妨げ
    る前記嵌合受け部に設けられたプローブ挿入障害部と、 からなる超音波処置具。
  7. 【請求項7】 超音波振動を伝達可能なプローブと、 前記プローブと対で使用され、前記プローブが挿通可能
    な挿通路が形成されたシースと、 該シースと対に使用される超音波処置具本体と、 該シースに対に使用するプローブの嵌合部に対して嵌合
    し、該シースに対に使用しないプローブの嵌合部に対し
    て当接して該嵌合部の嵌合を妨げる該超音波処置具本体
    に設けられた対プローブ嵌合受け部と、 からなる超音波処置具。
  8. 【請求項8】 超音波振動を伝達可能なプローブと、 前記プローブと対で使用され、前記プローブが挿通可能
    な挿通路が形成されたシースと、 該シースと対に使用される超音波処置具本体と、 該シースが組み込まれ、該超音波処置具本体と選択的に
    接続されるシースユニットと、 超音波処置具本体に設けられた対シース嵌合受け部と、 該シースユニットに設けられ、該シースに対に使用する
    超音波処置具本体の嵌合受け部に対して嵌合し、該シー
    スに対に使用しない超音波処置具本体の嵌合受け部に対
    して当接して嵌合を妨げるシースユニット嵌合部と、 からなる超音波処置具。
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