JP4855882B2 - 自動二輪車のアンテナ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外部との間で無線により特定の情報の送受信を行う自動二輪車のアンテナ取付構造に関する。
高速道路等の有料道路で、料金所における支払いによる渋滞を緩和させるために、近時、自動車用のETC(Electronic Toll Collection System)が開発、実用化されている。ETCは、車両に搭載された車両用通信装置と料金所の専用レーンのシステムが必要な情報を無線を用いて自動的に交信し、通行料金の支払いを行うものである。ETCを用いることにより、自動車は料金所で停止する必要がなく、渋滞の発生を抑制することができる。
ETCシステムは、利用者又は銀行口座番号等を識別するための情報が記録されたカードを収容する車両用通信装置と、料金所の送受信装置と無線交信を行うアンテナとを有する。アンテナは、料金所の送受信装置との間で電波の送受信感度が良好に保たれるようにできるだけ車両の前方部に設けておくことが望ましい。
ところで、自動二輪車についても自動車と同様に料金所における支払いの面倒があることから、自動二輪車用のETCの開発及び研究がなされている。自動二輪車においてもアンテナを前方部に設けておくことが望ましいが、自動二輪車では自動車よりも搭載上の制約が多く、耐水及び耐塵挨等の耐環境性を考慮して配置しなければならない。
これに対して、特許文献1では、耐環境性を考慮してアンテナをメータケースの上面に沿わせて配置する構成を提案している。
一方、自動二輪車では搭乗者に走行風が直接に当たることを防止するとともに、空気抵抗の軽減を図るために前面にウインドスクリーンが設けられる場合があるが、ウインドスクリーンの上端部では渦が発生することがあり、風切り音や走行抵抗増大の要因となり得る。
これに対して、特許文献2では、ウインドスクリーンの裏面側に連通する導風路を設けて適度な風を導き、渦の発生を抑制する構成を提案している。
特開平10−278865号公報 特開2002−284066号公報
ところで、特許文献1記載の構成ではアンテナをメータケースの上面に沿わせるように構成しているが、メータケースが小さい場合にはアンテナを配置することができず、又は突出して設けられることになる。
また、アンテナはできるだけ車両の前方部に設けることが望ましいが、一方、車両の前方部は走行抵抗を軽減するためにできるだけ滑らかな面で構成されていることが望ましく、アンテナを不用意に前方に設けると空気抵抗が増大する。さらに、車両の前方部は特に大きい風圧を受けるため、アンテナの取付は十分強固にしなければならない。さらにまた、車両の前方部は外観上重視される箇所であり、余分な付加物はないことが望ましい。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、空気抵抗の増大を抑制するとともに良好な送受信感度が得られる車両のアンテナ取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係る自動二輪車のアンテナ取付構造は、以下の特徴を有する。
第1の特徴:自動二輪車(12)における少なくともハンドル(26)の中心部の前面側を覆うフロントカウル(76)と、前記フロントカウル(76)の上方に設けられたウインドスクリーン(78)と、前記フロントカウル(76)に開口し、前記フロントカウル(76)と前記ハンドル(26)との間に設けられ、前記ウインドスクリーン(78)の裏面側に連通する導風路(146)と、自動二輪車(12)と外部との間で無線により特定の情報の送受信を行うアンテナ(302)とを有する自動二輪車(12)のアンテナ取付構造であって、前記導風路(146)に凹部(136)が設けられ、前記アンテナ(302)は、ETCシステム(304)用のアンテナであって、前記導風路(146)の前記凹部(136)に配置され、且つ、前方に向けて電波の送受信の指向性の強い向きが設定され、前記凹部(136)には、前記アンテナ(302)を覆うカバー(402b)が設けられ、前記アンテナ(302)は、黒に塗られた樹脂製のウインドスクリーン(78)の下部、又は、ウインドスクリーン(78)の下方に配置されるセンターガーニッシュ(102)により、前方から覆われることを特徴とする。
このような取付構造によれば、走行風のほとんどはフロントカウルからウインドスクリーンの前面に向かって流れ、空気抵抗はほとんど増大することがない。また、導風路には適量の風しか流れないためアンテナには過大な風圧がかかることがない。さらに、アンテナは自動二輪車の最も前方で相当上方の箇所に設けられ、料金所等の送受信装置との間にほとんど遮蔽物がなく、良好な送受信感度が得られる。前記アンテナは前記凹部に配置されるので、アンテナの取付が容易となり、しかも導風路を狭めることがない。前記凹部には、前記アンテナを覆うカバーが設けられるので、導風路の空気が一層流れやすくなる。
2の特徴:前記凹部(136)は、メータユニット(126)のメータ本体(126a)と前記フロントカウル(76)との間の空間にあり、且つ、前記導風路(146)を構成するメータユニット(126)のメータバイザー(126b)に設けられ、前記メータバイザー(126b)は、その上面が後上方に向けて延びるように形成され、前記凹部(136)は、前方が浅く、後方に向かって深くなる形状であることを特徴とする
の特徴:当該アンテナ取付構造は、前記アンテナ(302)と、利用者の情報が格納されたカード(306)と、該カード(306)を挿脱可能に構成する自動二輪車用通信装置(10)とを備えるETCシステム(304)の取り付けに適用され、前記自動二輪車用通信装置(10)は、前記アンテナ(302)と離間して乗車シート(31)の下方に設けられる収納ボックス(70)の内部に配置されることを特徴とする。
本発明に係る自動二輪車のアンテナ取付構造によれば、走行風のほとんどはフロントカウルからウインドスクリーンの前面に向かって流れ、空気抵抗はほとんど増大することがない。また、導風路には適量の風しか流れないためアンテナには過大な風圧がかかることがない。さらに、アンテナは自動二輪車の前方部で且つ上方の箇所に設けられ、料金所の送受信装置との間にほとんど遮蔽物がなく、良好な送受信感度が得られる。
以下、本発明に係る自動二輪車のアンテナ取付構造について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図11を参照しながら説明する。本実施形態に係るアンテナ取付け構造は、自動二輪車用通信装置10を含み、自動二輪車(車両)12(図1参照)に搭載されている。先ず、自動二輪車12について説明する。なお、以下の説明では自動二輪車12の左右方向の表記は、シートに跨った搭乗者からみた状態を基準にする。
図1及び図2に示すように、自動二輪車12は、スクータ式であって、前輪WFを軸支するフロントフォーク25ならびに該フロントフォーク25に連結されるハンドル26を操舵可能に支承するヘッドパイプ27を前端に備えるものであり、後輪WRを後端で支持するユニットスイングエンジンUEが車体フレームFの前後方向中間部で上下揺動可能に支承され、ユニットスイングエンジンUEよりも前方で車体フレームFには、燃料タンク28と、該燃料タンク28よりも後方に配置されるラジエータ29とが搭載される。また車体フレームFの後部には、前部シート32及び後部シート33を有してタンデム型に構成される乗車シート31が配置される。さらに車体フレームF、前記ユニットスイングエンジンUEの前部、燃料タンク28及びラジエータ29を覆う合成樹脂製の車体カバー34が車体フレームFに取付けられる。
ユニットスイングエンジンUEは、シリンダ軸線をほぼ水平とした水冷式のエンジンEと、該エンジンEの出力を、伝達ベルト及びプーリによって無段階に変速して後輪WRに伝達するベルト式の無段変速機Mとで構成されており、該無段変速機Mは、変速用の電動モータ42の作動に応じてクランクシャフト側の可動プーリを駆動して変速比を無段階に変化させるものである。
前記無段変速機Mの変速機ケース43は、前記エンジンEにおける図示しないクランクケースの左側にエンジンEから左側に張り出すようにして連設され、後輪WRの左側まで延設される。また前記クランクケースの右側には図示しないスイングアームの前端部が結合されており、後輪WRは、変速機ケース43の後端部及び前記スイングアームの後端部間に軸支される。
また、車体フレームFの後端部には左右一対のリヤクッション64の上端部が連結され、両リヤクッション64の下端部は、変速機ケース43の後端部及びスイングアームの後端部に連結される。
自動二輪車12には、駐輪時に起立させておくためのメインスタンド66とサイドスタンド68が設けられている。
日本国では左側通行であって左側から昇降することが多く、サイドスタンド68は、スタンド操作が容易なように左側に設けられている。サイドスタンド68により、自動二輪車12は左にやや傾斜した状態で自立可能である。
乗車シート31の下方には、物品を収容するための収納ボックス70が設けられており、乗車シート31の前端下方からリヤクッション64の上部近傍まで延在している。収納ボックス70は、乗車シート31が上面を覆う蓋を兼ねており、該乗車シート31を右側に引き上げることにより内部の空間が露呈される。
車体カバー34のうち、フロントカウル76は、上部に透明のウインドスクリーン78を備える。ハンドル26には、左右一対のバックミラー80が設けられている。インナカバー82は、運転者の脚部前部を覆うレッグシールド84と、ステップホルダ86とを備える。ステップホルダ86は、センタカバー88の後部に隣接して配置したものであり、乗員が足を載せるピリオンステップ90を格納・露出可能に取付けたものである。
図3に示すように、車体カバー34の前方部はフロントカウル76を形成している。フロントカウル76は、空気抵抗が軽減するように、自動二輪車12の前方部のハンドルの中心部(つまり、ハンドルステム122)、メータユニット126及びヘッドパイプ27等を全体的に覆っており、先端に向かって幅狭となる滑らかな曲面を形成している。
フロントカウル76は、センターガーニッシュ102と、左右に張り出したサイド部104と、センターガーニッシュ102の上方に設けられたウインドスクリーン78とを有する。センターガーニッシュ102とウインドスクリーン78とは一体、且つ滑らかに接続されており、走行風はセンターガーニッシュ102からウインドスクリーン78に向かって流れやすくなっている。
ウインドスクリーン78は、搭乗者に対する風防効果と、走行流体抵抗を軽減する効果とを有し、ほぼ全面が透明であって搭乗者は良好な視界が得られる。視界の妨げにならない範囲で、ウインドスクリーン78の下部78a下部のみは黒に塗られており、内側のメータユニット126に対する日除け効果と、デザイン上の効果が得られる。
センターガーニッシュ102は、中央先端部のヘッドライト108と、左右のやや高い位置に設けられたウインカランプ110と、ヘッドライト108の上部に設けられた導風入口部112と、先端の左右位置に設けられた一対の小導風入口部114とを有する。導風入口部112は底面112aを備え、下に凸の三角形状である。底面112aは、上方に向かい且つ中央に向かうほど次第に深くなるように形成されており、導風入口部112の上端には細い開口部116が設けられている。
導風入口部112は、フロントカウル76の全体面積に比較すると狭い領域であって、適量の風を底面112aから開口部116に導くことができる。
小導風入口部114は、導風入口部112と同様に、適量の風を奥の開口部に導くことができる。
図4に示すように、フロントカウル76の内部には、ヘッドパイプ27、ハンドルステム122、フォークブリッジ124、メータユニット126、ステー128、仕切板129及びヘッドライト108が設けられている。
ヘッドパイプ27は、フレームFの前端部を構成するパイプであって、ハンドルステム122を回動自在に保持する。ハンドルステム122の上端部はハンドル26の左右中央の位置に接続されている。ハンドル26にはハンドルカバー132が設けられている。ハンドルステム122の下端部はフォークブリッジ124を介して一対のフロントフォーク25に接続されている。ヘッドパイプ27の前面には、ステー128を固定するブラケット134が設けられている。ステー128は、複数のパイプが組み合わされて構成されており、メータユニット126、ヘッドライト108及びフロントカウル76を支持している。仕切板129は、ステー128の下方に取り付けられており、ヘッドパイプ27やメータユニット126を下方から覆っている。
図5に示すように、メータユニット126は、スピードメータ、タコメータ、燃料計及びオドメータ等を備えるメータ本体126aと、該メータ本体126aの上部を覆うメータバイザー126bとを有する。メータバイザー126bは、略円筒上の曲面を形成しており、中央には凹部136が設けられている。凹部136には後述するアンテナ302が設けられている。
図6に示すように、メータユニット126は、導風入口部112の後斜め上方で、ウインドスクリーン78の内側に配置されている。メータバイザー126bとウインドスクリーン78との間には狭い隙間140が形成されており、メータバイザー126bの先端部と導風入口部112の底面112aの後端部とは、接続板142で接続されている。接続板142とセンターガーニッシュ102の上端内側面102aとの間には隙間144が形成されている。このような構成により、導風入口部112の開口部116は、隙間144及び隙間140を介してウインドスクリーン78の内側に連通しており、隙間144及び隙間140は導風路146を構成している。
前記のとおり、アンテナ302は、メータバイザー126bの凹部136に設けられている。このアンテナ302は、後述するETCゲート312(図7参照)の送受信装置314との間で、例えば、高周波数の5.8MHz帯、通信速度1024kbps、ASK変調方式の通信を行う。アンテナ302は、高周波数で近距離の送受信を行うものであるからコンパクトに形成される。凹部136の底部には、振動緩衝材147が設けられており、アンテナ302に伝わる振動を抑制できる。
アンテナ302のケーブル302aが長い場合、余分な部分は近傍のポスト309に巻き掛け、固定しておくとよい。ポスト309は、ステー128又はメータユニット126に設けることができる。これにより、後に配線が解けてしまうことが防止できる。
図6から明らかなように、凹部136は、メータ本体126aとメータバイザー126bの上面との間の空間を有効利用して設けられており、前方が浅く、後方に向かって深くなる形状となっている。
アンテナ302は、自動二輪車12の前方部に設けられており、しかも自動二輪車12は前方に向かって進むのであるから、前方上方の送受信装置314(図7参照)との間で良好な送受信感度が得られる。なぜなら、アンテナ302と送受信装置314との間に介在するものは、樹脂製のウインドスクリーン78及びセンターガーニッシュ102のみであり、電波はほとんど減衰することがないためである。
また、アンテナ302は、標準装備の場合はもとより、搭乗者やディーラー等による後付けの場合であっても、導風路146にほとんど突出することがなく、もちろんウインドスクリーン78から外方に向かって突出することはない。従って、自動二輪車12の空力特性が低下することがなく、外観商品性が向上する。
図1に戻り、センターガーニッシュ102の前面に向った走行風FWは導風入口部112に入り、導風路146を通ってウインドスクリーン78の背面の上方並び側方へ後面流RWとして流れる。このウインドスクリーン78の背面からの適量の後面流RWは、ウインドスクリーン78の前面に沿って流れてきた前面流FWと合流する。この結果、ウインドスクリーン78の背面に発生する負圧は小さくなる。これにより、前面流FWをウインドスクリーン78の背面側へ巻き込む力が弱くなるので、前面流FWはウインドスクリーン78の縁から回り込まずに、そのまま後方へ流れ、運転者への風防効果が高まる。
次に、アンテナ302を含むETCシステム304について図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、アンテナ302は、自動二輪車用通信装置10とともにETCシステム304を構成する。自動二輪車用通信装置10は薄い板形状であって、一方の細い端面10aには、カード306を挿入し、又は引き抜くための挿入口308と、イジェクトスイッチ310とが設けられている。イジェクトスイッチ310は自動二輪車用通信装置10に挿入されたカード306を排出するスイッチである。
カード306は、利用者及び走行料金を支払うための銀行口座等の情報が内部のICチップに暗号化されて格納されており、自動二輪車用通信装置10によって読みだされる。
ETCシステム304は、有料道路の料金所を通過する際に該料金所に設けられたETCゲート312の送受信装置314と自動的に交信をして、カード306に記録された情報を読みだし、走行した有料道路の区間に関する情報、車種及びカード会社等の情報とともに送受信装置314に通知する。これにより、送受信装置314では該当車両の走行料金を判断し、所定のカード会社に走行料金の請求を行うための所定の処理を行う。このようなETCシステム304を用いることにより、自動二輪車12は料金所で停止する必要がなく、渋滞の発生を抑制することができる。
ETCシステム304の自動二輪車用通信装置10は、例えば、収納ボックス70(図1参照)内に設けられており、外部からは見ることができない。また、前記のとおり、アンテナ302及びケーブル302aも外部に露呈していない。結局、ETCシステム304は、全て外部から視認されないように配置されており、第三者には該システムの搭載車であることが分からないようにすることができるとともに、耐水性及び耐塵挨性等の耐環境性能が向上する。また、ETCシステム304を搭載しても余分な突起が生じることがないため、空力性能や外観商品性が低下することがない。
本実施の形態に係る取付構造300は、フロントカウル76、ウインドスクリーン78、導風路146、凹部136及びアンテナ302によって構成されている。
このように構成されるETCシステム304のアンテナ302及びその取付構造300は、以下のように作用する。
先ず、搭乗者は、自動二輪車12に搭乗する前に、乗車シート31を上げて収納ボックス70を露呈させ、内部に設けられた自動二輪車用通信装置10の挿入口308にカード306を挿入する。自動二輪車用通信装置10は、挿入されたカード306から利用者及び走行料金を支払うための銀行口座等の情報を読み込む。
次に、搭乗者は乗車シート31を閉め、該乗車シート31に跨って自動二輪車12の運転を開始する。アンテナ302は、外部に露出していないことから、自動二輪車12の走行中に走行風が直接的に当たることはなく、後面流RWの一部が当たるだけであり、過度な風圧を受けることがない。
自動二輪車12が高速道路等の有料道路に入るときと及び出るときに、自動二輪車用通信装置10は、アンテナ302を介してETCゲート312の送受信装置314と交信を行い、前記のとおり、利用者、走行料金を支払うための銀行口座、走行した有料道路の区間、車種及びカード会社等の情報を交換する。これにより、送受信装置314では、所定のカード会社に走行料金の請求を行うための処理を行う。
このとき、アンテナ302は、自動二輪車12の前方部かつ上方に設けられており、しかも凹部136に嵌り込むことよって電波の指向性を考慮した向きに配置されていることから、送受信装置314との間での送受信感度が高く、確実な交信が行われる。
目的地に着き、自動二輪車12の運転を終了するときには、自動二輪車12を停止した後、乗車シート31を上げ、自動二輪車用通信装置10のイジェクトスイッチ310を押し、カード306を取り出す。イジェクトスイッチ310の操作により、カード306は飛び落ちない程度に排出され、搭乗者によって引き抜かれる。
上述したように、本実施の形態に係る取付構造300によれば、アンテナ302が外表面に突出することがないため、走行風のほとんどはフロントカウル76からウインドスクリーン78の前面に向かって流れ、空気抵抗はほとんど増大することがない。また、導風路146には適量の風しか流れないためアンテナ302には過大な風圧がかかることがない。さらに、アンテナ302は自動二輪車12の最も前方部且つ上方の箇所に設けられ、料金所の送受信装置との間にほとんど遮蔽物がなく、良好な送受信感度が得られる。
また、アンテナ302は、凹部136によって位置、向きが規定されて固定されるため、送受信装置314が存在すると想定される角度θ(図6参照)に対して電波の送受信の指向性の強い向きを合わせて設置することが容易に可能となる。したがって、特別な知識、計測器及び治具等を持たない搭乗者であっても、アンテナ302を高感度が得られる位置及び向きに容易に設置することができる。従って、取付事業所。作業者の選択を広げることができる。
アンテナ302は、導風路146にほとんど突出してなく、該導風路146を通る後面流RWを乱すことがなく、しかも後面流RWがほとんど当たらず過度な風圧がかからないことから、凹部136に対する取付強度及び該凹部136の構造を過度に強くする必要がない。また、仮に、アンテナ302が導風路146にある程度に突出しているとしても、導風路146を流れる後面流RWはセンターガーニッシュ102の前面に沿って流れる走行風FWほどには強くなく、適量の風しか流れないためアンテナ302に過大な風圧がかかることはない。
アンテナ302は、搭乗者の方向からみて導風路146の相当奥の方に設けられており、実質的には視認されず、前方視界を妨げることがなく、また不必要にアンテナ302の存在を意識させることがない。
不測の事態によりアンテナ302に過大な風圧や外力が加わる場合であっても、アンテナ302は後面の段差136a(図6参照)に支持されることになるから、脱落するおそれがない。また、凹部136はほとんどアンテナ302によって埋められることから、該凹部136によって後面流RWが乱されることもほとんどない。
アンテナ302はウインドスクリーン78の下部78a又はセンターガーニッシュ102に覆われており外からは見ることができず、ケーブル302aもまた凹部136からフロントカウル76内に直接的に導入されており、外部に露呈する箇所がない。
次に、アンテナ302の取付構造についての変形例について図8〜図11を参照しながら説明する。なお、前記の取付構造300と同じ箇所については同符号を付して詳細な説明を省略する。これらの各変形例においても前記の取付構造300と同様の効果が得られる。
図8に示すように、第1の変形例に係る取付構造400では、前記の凹部136の箇所にカートリッジ402が設けられ、該カートリッジ402にアンテナ302が内蔵されている。カートリッジ402は、メータバイザー126bに対して爪402aが係合することにより固定され、取付が容易である。また、爪402aの係合を解除することにより取り外しが可能である。アンテナ302は、上面カバー402bにより導風路146から隔てられており風圧を受けることがない。
カートリッジ402の上面カバー402bは、メータバイザー126bの上面と同一面となるよに滑らかに接続されており、導風路146の下面が一層滑らかに形成されることになり、後面流RWが流れやすい。
なお、カートリッジ402は、アンテナ302を導風路146に突出しないように保持していることから、実質的には導風路146の凹部ということができる。また、アンテナ302は導風路146には全く突出していないが、カートリッジ402は導風路146の一部を形成しており、アンテナ302は該カートリッジ402に取り付けられていることから、導風路146に設けられていることと等価である。
図9に示すように、第2の変形例に係る取付構造410では、アンテナ302は、接続板142の裏面に突出するボス412に対してビス414により確実に固定されている。アンテナ302は、導風路146には全く突出していないため風圧を受けることがない。また、ボス412を用いることにより、接着剤、両面テープ等が不要であり、又は固定用の孔を追加工する必要もない。
さらに、図9に示すように、アンテナ302にビス孔302b(又は固定用ステー等)を設けることにより、別部品のブラケットが不要であり、部品点数を低減可能である。
この場合、アンテナ302は導風路146には全く突出していないが、接続板142は導風路146の一部を形成しており、アンテナ302は該接続板142に取り付けられていることから、導風路146に設けられていることと等価である。
図10に示すように、第3の変形例に係る取付構造420では、前記の凹部136が設けられてなく、メータバイザー126b上に直接的に固定されている。このような取付構造420においても、アンテナ302は自動二輪車12の前方部且つ上方に設けられていることから良好な感度が得られ、しかもフロントカウル76の内側に設けられていることから、過度な風圧を受けることがない。
また、アンテナ302はコンパクトな形状であることから、導風路146をあまり狭めることがなく、適度な風量の後面流RWが通風可能である。
アンテナ302は、二点鎖線で示すように、メータバイザー126bの後端近傍に設けてもよい。
図11に示すように、第4の変形例に係る取付構造430では、前記の大型のフロントカウル76に代えて、ハンドル432及びメータパネル434を覆う小さい樹脂製のハンドルカバー436の内部にアンテナ302が設けられている。アンテナ302は、ハンドルカバー436の内部で、ハンドル432及びメータパネル434よりも前方に設けられている。
ハンドルカバー436は、ハンドル432におけるグリップ432a、レバー432b及び液圧ユニット432c以外の部分を覆っており、前方に向かって低くなる形状となっている。ハンドルカバー436の中央部分は他の部分から分離可能な小カバー438であり、アンテナ302は該小カバー438の裏面に固定されている。
このような取付構造430においても、アンテナ302は自動二輪車12の前方部且つ上方に設けられていることから良好な感度が得られ、しかもハンドルカバー436の内側に設けられていることから、過度な風圧を受けることがない。
なお、アンテナ302は必ずしもETC用とは限らず、例えばGPS(Global Positioning System)用であってもよい。
本発明に係る自動二輪車のアンテナ取付構造は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の斜視図である。 自動二輪車の前方部分の斜視図である。 自動二輪車の前方部分の断面側面図である。 メータユニットの斜視図である。 本実施の形態に係る取付構造を示す断面側面図である。 ETCシステム及びETCゲートを示す模式図である。 第1の変形例に係る取付構造を示す断面側面図である。 第2の変形例に係る取付構造を示す断面側面図である。 第3の変形例に係る取付構造を示す断面側面図である。 第4の変形例に係る取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
10…車両用通信装置 12…自動二輪車
76…フロントカウル 78…ウインドスクリーン
102…センターガーニッシュ 108…ヘッドライト
112…導風入口部 116…開口部
122…ハンドルステム 126…メータユニット
126b…メータバイザー 136…凹部
140、144…隙間 142…接続板
146…導風路 300、410、420、430…取付構造
302…アンテナ 302a…ケーブル
304…ETCシステム 306…カード
314…送受信装置 402…カートリッジ
434…メータパネル

Claims (3)

  1. 自動二輪車(12)における少なくともハンドル(26)の中心部の前面側を覆うフロントカウル(76)と、
    前記フロントカウル(76)の上方に設けられたウインドスクリーン(78)と、
    前記フロントカウル(76)に開口し、前記フロントカウル(76)と前記ハンドル(26)との間に設けられ、前記ウインドスクリーン(78)の裏面側に連通する導風路(146)と、
    自動二輪車(12)と外部との間で無線により特定の情報の送受信を行うアンテナ(302)と、
    を有する自動二輪車(12)のアンテナ取付構造であって、
    前記導風路(146)に凹部(136)が設けられ、
    前記アンテナ(302)は、ETCシステム(304)用のアンテナであって、前記導風路(146)の前記凹部(136)に配置され、且つ、前方に向けて電波の送受信の指向性の強い向きが設定され、
    前記凹部(136)には、前記アンテナ(302)を覆うカバー(402b)が設けられ、
    前記アンテナ(302)は、黒に塗られた樹脂製のウインドスクリーン(78)の下部、又は、ウインドスクリーン(78)の下方に配置されるセンターガーニッシュ(102)により、前方から覆われることを特徴とする自動二輪車(12)のアンテナ取付構造。
  2. 請求項1記載の自動二輪車(12)のアンテナ取付構造において、
    前記凹部(136)は、メータユニット(126)のメータ本体(126a)と前記フロントカウル(76)との間の空間にあり、且つ、前記導風路(146)を構成するメータユニット(126)のメータバイザー(126b)に設けられ、前記メータバイザー(126b)は、その上面が後上方に向けて延びるように形成され、前記凹部(136)は、前方が浅く、後方に向かって深くなる形状であることを特徴とする自動二輪車(12)のアンテナ取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の自動二輪車(12)のアンテナ取付構造において、
    当該アンテナ取付構造は、前記アンテナ(302)と、利用者の情報が格納されたカード(306)と、該カード(306)を挿脱可能に構成する自動二輪車用通信装置(10)とを備える前記ETCシステム(304)の取り付けに適用され、
    前記自動二輪車用通信装置(10)は、前記アンテナ(302)と離間して乗車シート(31)の下方に設けられる収納ボックス(70)の内部に配置されることを特徴とする自動二輪車(12)のアンテナ取付構造。
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