JP4854680B2 - ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば熱膨張に起因する光軸ズレを緩和することが可能なピックアップ装置装置の技術分野に関する。
この種のピックアップ装置に備わる光学部品近傍には、高温発熱源となる部品(laser diode:LD, laser diode driver:LDDなど)が配置されている。このような高温発熱源は一般に、光軸ズレの原因となり得る。例えば、光学部品の一例であるハーフミラーと、ピックアップボディの一部である2つの支持部材とが各2点ずつ、計4点の接着剤で固定されているとする。このとき、各々の材料が異なるため、熱膨張係数も異なる。このため、各部位に熱が加わった場合には、各部位に異なった延びが発生する。この場合、4点の接着剤のうち、いずれか1点の接着剤の位置が、他の3点の接着剤によって規定された取付面からズレる。従って、この1点の接着剤が剥離し易くなり、剥離した場合には、光ピックアップ装置の光軸が狂ってしまう、いわゆる光軸ズレが生じるおそれがある。
このような光軸ズレに対処するため、例えばハーフミラーを、その両側面と2つの支持部材との間に滴下した計3点の接着剤によって固定する技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術によると、3点の接着剤によって規定された取付面には捩れが発生することはないので、いずれかの接着剤が剥離するのを防止することができる。すなわち、光軸ズレを低減可能であるという。
特開2002−100062号公報
しかしながら、例えば前述の特許文献1に開示されている技術によると、接着剤が剥離するのを防止できるものの、依然として以下のような問題が生じ得る。即ち、発熱源の熱がピックアップボディに伝わりピックアップボディを変形させるので、このピックアップボディに固定されたハーフミラーも変位してしまい、依然として光軸ズレが残存するおそれがある。言い換えれば、接着剤の剥離は免れるのでハーフミラーは接着されたままだが、膨張するピックアップボディと共にハーフミラーが傾いてしまい、その結果光軸ズレが残存するおそれがある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みてなされたものであり、熱膨張に起因する光軸ズレを好適に低減することが可能なピックアップ装置を提供することを課題とする。
本発明のピックアップ装置は上述の課題を解決するために、筐体としてのピックアップボディと、前記ピックアップボディと熱的に接続された熱源と、前記熱源からの距離が互いに異なると共に前記ピックアップボディに属する2つの固定部で、前記ピックアップボディに固定された光学部品とを備えるピックアップ装置であって、前記ピックアップボディには、前記2つの固定部のうち前記熱源からの距離が遠い一方の固定部が、前記熱源からの距離に応じた熱膨張によって変位するのを妨げる要因である拘束力を低減する方向であって、前記2つの固定部のうち前記熱源からの距離が近い他方の固定部における前記熱源からの熱の伝達方向と交わる方向に、所定幅のスリットが少なくとも1本形成されている。
このピックアップ装置によれば、ピックアップボディが筐体として備えられており、このピックアップボディには、熱源が熱的に接続されている。「熱源」とは、例えばLD、LDDのように発熱を伴う各種部品である。「熱的に接続されている」とは、互いに熱の授受が可能な状態をいう。そして、レンズ或いはミラー等の光学部品が、熱源からの距離が互いに異なる2つの固定部で、ピックアップボディに固定されている。前記2つの固定部は、例えば光学部品と接着剤で張り合わされているピックアップボディの底面の一部及び横壁の壁面の一部を指す。なお、前記2つの固定部は、熱源からの距離が互いに異なれば足り、分離されている必要はない。例えば、横壁の壁面において接着剤が塗布されている領域内から選択された互いに隣接する2部分でも、この領域は空間的な広がりをもち熱源からの距離は互いに異なるため前記2つの固定部に該当し得る。
ここで、ピックアップ装置の作動時には、熱源が発熱するので、この熱源からの距離に応じた熱膨張により、前記2つの固定部は夫々変位する。そして、前記2つの固定部は熱源からの距離が互いに異なるので、それに応じて変位する場合の変位量も互いに異なる。このとき、仮に何ら対策がなされなければ、前記2つの固定部の変位量の差によって、前記2つの固定部を結ぶ直線が熱膨張していないときに比べて傾く。即ち、固定された光学部品が傾き、熱膨張に起因した光軸ズレが生じるおそれがある。
然るに、本発明に係るピックアップボディには、前記2つの固定部のうち少なくとも一方の固定部が、熱源からの距離に応じた熱膨張によって変位するのを妨げる要因である拘束力を低減する方向に、所定幅のスリットが少なくとも1本形成されている。従って、上記光軸ズレを以下のようにして低減できる。ここで「スリット」とは、すき間、細長い孔、細長い切口のことであり、その切口の形状は特に問わない。「所定幅」は、厳密には、熱膨張の程度、スリットの深さ、金型の強度、或いはピックアップ装置のスケール等によって規定され得る値であるが、簡単には、例えば0.3[mm]のように決め打ちされた値を採用しても大なり小なり効果が得られる。「拘束力」とは、前記2つの固定部のうち少なくとも一方の固定部が変位するのを妨げる要因であり、この一方の固定部と一体的に形成されている周囲の部材から受ける力、具体的に例えば材料を固体たらしめる分子間力を示す。「拘束力を低減する方向」は、具体的に例えば拘束力と交わる方向、或いは当該拘束力を断絶する方向である。さてここで、この一方の固定部と他方の固定部とは同じピックアップボディに属しており機械的に接続されているので、他方の固定部の熱膨張による変位に伴って、この一方の固定部も変位し得る。この際、上述したスリットが形成されているので、この一方の固定部に働く拘束力が低減されて、この一方の固定部は変位し易くなっている。即ち、両固定部の変位量の差は、スリットが形成されていない場合に比べて小さい。従って、前記2固定部を結ぶ直線が傾く程度も軽減される。故に、固定された光学部品の傾きも軽減され、熱膨張に起因した光軸ズレを好適に低減することが可能となり、実践上非常に有利である。
本発明のピックアップ装置の他の態様では、前記スリットが形成される方向は、前記固定された光学部品を透過又は反射するレーザ光の光軸と交わる。
この態様によれば、固定された光学部品を透過又は反射するレーザ光の光軸と交わる方向にスリットが形成される。言い換えれば、スリットの深さ方向が、光軸と交わる方向である。ここで、光軸に沿った方向に働く拘束力は、光軸に沿った方向の変位量に影響を与えるので、光軸に対して光学部品を傾かせて光軸ズレを生じさせ得る。然るに、上述のようにスリットが形成されているので、このような拘束力が低減され、光軸に沿った方向の変位量の差を低減して、光軸ズレを好適に低減できる。
本発明のピックアップ装置の一態様では、前記スリットが形成される方向は、前記2つの固定部若しくは前記2つの固定部の各々に属する2点を結んでなる直線に沿う。
この態様によれば、前記2つの固定部を結んでなる直線に沿った方向にスリットが形成される。ただし、前記2つの固定部は厳密には点ではないため、両者を結ぶ直線を定義するのが困難である。この場合、前記2つの固定部に代えて、前記2つの固定部の各々に属する2点を選択してもよい。例えば、前記2つの固定部の形状が共に長方形であれば、両長方形の中心点を選択するとよい。このようにスリットが形成されれば、上記直線と交わる方向に働く拘束力を断絶して低減できる。従って、前記2つの固定部を結ぶ直線が傾く程度も軽減される。故に、光軸ズレを好適に低減できる。
本発明のピックアップ装置の他の態様では、前記2つの固定部は、前記ピックアップボディの底面に属する第1固定部及び該底面から立つ横壁の壁面に属する第2固定部である。
この態様によれば、光学部品が、ピックアップボディの底面に属する第1固定部及び壁面に属する第2固定部の2つの固定部で固定されている。このとき、底面及び壁面とでは熱源からの距離が互いに異なるため、両固定部の変位量も異なり、光軸ズレが生じ得る。然るに、この態様によれば、スリットが底面又は壁面のうち少なくとも一方の固定部について形成されている。例えば、スリットが壁面に形成されている。すると、壁面での拘束力が低減され、底面に属する第1固定部に合わせて、壁面に属する第2固定部も変位し易くなる。従って、両固定部の変位量の差を、スリットが形成されていない場合に比べて低減できる。
本実施形態に係るピックアップ装置の他の態様では、前記スリットは、前記ピックアップボディの底面及び該底面から立つ横壁の壁面の夫々に形成されている。
この態様によれば、例えば、光学部品がピックアップボディの底面に属する第1固定部及び壁面に属する第2固定部の2つの固定部で固定されている場合に、壁面のみならず、底面における熱膨張による変位の影響が緩和される。言い換えれば、熱膨張時に、両固定部の変位による、光学部品の傾きに対する影響が共に緩和される。従って、光軸ズレを一段と低減できる。
この態様では、前記ピックアップボディの底面及び該底面から立つ横壁の壁面の夫々に形成される前記スリットが、互いに連結するように形成されてもよい。
この態様によれば、例えば、光学部品がピックアップボディの底面に属する第1固定部及び壁面に属する第2固定部の2つの固定部で固定されている場合に、スリットが壁面から底面にかけて形成される。従って、第1固定部と第2固定部との変位量が一段と揃うので、光軸ズレを一段と低減できる。
本実施形態に係るピックアップ装置の他の態様では、前記スリットは、前記2つの固定部のうちの一方の固定部が属する前記ピックアップボディの面及び前記2つの固定部のうちの他方の固定部が属する面の夫々に形成されている。
この態様によれば、例えば、光学部品がピックアップボディの一の面に属する固定部及びピックアップボディの他の面に属する固定部の2つの固定部で固定されている場合に、一の面のみならず、他の面における熱膨張による変位の影響が緩和される。言い換えれば、熱膨張時に、両固定部の変位による、光学部品の傾きに対する影響が共に緩和される。従って、光軸ズレを一段と低減できる。
この態様では、前記2つの固定部のうちの一方の固定部が属する前記ピックアップボディの面及び前記2つの固定部のうちの他方の固定部が属する面の夫々に形成されている前記スリットが、互いに連結するように形成されてもよい。
この態様によれば、例えば、光学部品がピックアップボディの一の面に属する固定部及びピックアップボディの他の面に属する固定部の2つの固定部で固定されている場合に、スリットが壁面から底面にかけて形成される。従って、2つの固定部の間の変位量が一段と揃うので、光軸ズレを一段と低減できる。
以上説明したように、本発明のピックアップ装置によれば、ピックアップボディ、熱源、光学部品、及びスリットを備えるので、熱膨張に起因した光軸ズレを好適に低減可能である。
本発明の実施例に係る、ピックアップ装置を備えたディスク装置の分解斜視図である。 第1実施例に係る、ピックアップ装置を各種方向から見た模式的な立体図である(a:光学部品有りの上面図、b:光学部品無しの上面図、c:光学部品無しの斜視図)。 比較例に係る、ピックアップ装置に固定されたハーフミラーと光軸との位置関係を示す側面図である(a:熱膨張前、b:熱膨張後)。 第1実施例に係る、ピックアップ装置に固定されたハーフミラーと光軸との位置関係を示す側面図である(a:熱膨張前、b:熱膨張後)。 第2実施例に係る、ピックアップ装置を各種方向から見た模式的な立体図である(a:光学部品有りの上面図、b:光学部品無しの上面図、c:光学部品無しの斜視図)。
符号の説明
1 ディスク装置
41 光ディスク
5 ピックアップ装置
51 ピックアップボディ
61 レーザ光源体
81 レーザ保持部
11 合成プリズム
12 コリメータレンズ
75 マルチレンズ
72 OEICプレート
13 ハーフミラー
95 ボディ底面
96 ボディ底面孔
97 ボディ横壁
98 ボディ壁面
100 第1スリット
101 第2スリット
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
(1)第1実施例
図1から図4を参照して、第1実施例に係るピックアップ装置の基本構造について説明を進める。
先ず、本実施例に係るピックアップ装置5を備えたディスク装置1の構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、本発明の実施例に係る、ピックアップ装置を備えたディスク装置の分解斜視図である。
図1において、ディスク装置1は、DVDやCD等の光ディスク41に記録された情報を再生し、あるいは光ディスク41に情報を記録するディスク装置であり、外ケース21と、外ケース21の内部に設置された内ケース25と、内ケース25に対して進退可能に設けられ光学記録媒体としての光ディスク41が載置されるディスクトレイ29と、内ケース25に設けられ光ディスク41に対して情報の再生または記録を行う本体部32と、本体部32の動作を制御する電子部品を有する回路基板40とを備えて構成されている。
外ケース21は、図1中において下面及び前面が開口した上ケース22と、上ケース22の下面を閉塞する下ケース23と、上ケース22の前面を閉塞する化粧板24とを備えて構成され、全体としては扁平直方体形状である。
内ケース25は、上面及び前面が開口し、略中央に孔部261を有するケース底面26と、このケース底面26から立設されたケース側面27を有する。
ディスクトレイ29は、略板状で上面には上方に向けて拡径する円形凹状で光ディスク41が載置される載置凹部30を有する。このディスクトレイ29は、略中央部に略長方形状の開口部31を有する。このディスクトレイ29は、内ケース25に設けられたトレイ駆動手段28により進退される。
本体部32は、中央に孔部331を有し内ケース25に設置された台座部33と、台座部33に設けられ光ディスク41を回転させる回転駆動手段34と、台座部33の孔部331の一縁から他縁に移動し光ディスク41の下面側に設けられた記録部に対してレーザ光の照射及び反射光の検出を行うピックアップ装置5と、ピックアップ装置5を進退移動させる移動手段37とを備えて構成されている。ここで台座部33は、平板枠状に形成されており、内ケース25の孔部261に対して台座部33の孔部331が重なるように設置されている。回転駆動手段34は、光ディスク41を載せて回転するターンテーブル35と、このターンテーブル35を回転駆動させる動力源としてのスピンドルモータ(不図示)とを備えて構成されている。ターンテーブル35は、光ディスク41の中心孔411に嵌挿される回転軸351と、回転軸351の外周面にフランジ状に突設され光ディスク41の軸孔周縁が載置される鍔部352を有している。光ディスク41がディスクトレイ29に載置され内ケース25の内側に移動されてきた際には、光ディスク41はターンテーブル35上に載置され、また、光ディスク41の上面は内ケース25のケース側面27に架橋された支持部材36に回転自在に設けられた回転子361により押さえられる。光ディスク41がターンテーブル35と回転子361とにて挟持された状態でスピンドルモータの駆動力により回転される。ピックアップ装置5については、図2を参照して後述する。移動手段37は、一対のガイドシャフト38と、移動用モータ39とを備えて構成されている。ガイドシャフト38は、それぞれ台座部33の孔部331の一縁から他縁に軸方向を有して配設されている。ピックアップ装置5に対してガイドシャフト38が挿通または係合されている。移動用モータ39の駆動力によりピックアップ装置5は台座部33の一縁から他縁に移動される。
回路基板40は、ピックアップ装置5の下方にピックアップ装置5から所定間隔を有して設けられている。回路基板40は、移動用モータ39やスピンドルモータの回転制御や、ピックアップ装置5の制御等を行う電子部品を有している。
以上のような構成からなるディスク装置1による光ディスク41の情報の読み取りについて説明する。先ず、ユーザがディスクトレイ29を外ケース21及び内ケース25から外に引き出してディスクトレイ29に光ディスク41を載置する。光ディスク41が載置されたディスクトレイ29が、内ケース25の内部に収納される。すると、ターンテーブル35と回転子361に光ディスク41が挟持されて、ターンテーブル35の回転により光ディスク41が回転される。このとき、ピックアップ装置5からレーザ光束が光ディスク41に向かって発射され、光ディスク41からの反射光はピックアップ装置5で検出される。この反射光の検出により光ディスク41から情報が読み出される。また、ピックアップ装置5は、移動手段37による移動によって光ディスク41の所定部分にレーザ光束を照射する。すると、光ディスク41から所定の情報が順次読み出される。
続いて、本実施例に係るピックアップ装置5の構造について、図2から図4を参照して、比較例に係るピックアップ装置5と適宜比較しながら説明する。ここに、図2は、第1実施例に係る、ピックアップ装置を各種方向から見た模式的な立体図である(a:光学部品有りの上面図、b:光学部品無しの上面図、c:光学部品無しの斜視図)。
図2(a)、図2(b)及び図2(c)において、ピックアップ装置5は、ピックアップボディ51、レーザ光源体61、レーザ保持部81、合成プリズム11、コリメータレンズ12、マルチレンズ75、OEICプレート72、及びハーフミラー13を備える。そして、これらの光学部品を介してレーザ光源体61から出射されるレーザ光が伝達され、光軸99が規定される。
ピックアップボディ51は、本発明に係る「ピックアップボディ」の一例であり、合成樹脂などにより形成されている。ピックアップボディ51のボディ底面95は、概略厚板形状で、一面側にレーザ光源体61などの光学部品を有し、他面側にレーザ光束を光ディスク41に向かって反射するレーザ反射部(不図示)を有している。ボディ底面95には、一面側から他面側へと貫通するボディ底面孔96が1又は複数形成されている。この孔は、例えばレーザ光或いは空気の通り道として用いられる。ボディ横壁97は、ボディ底面95と一体的に形成されており、ボディ底面95から所定高さで立っている。ボディ横壁97には、本発明に係る「スリット」の一例であり、幅wの細長い切口である第1スリット100が、ボディ横壁97を分断するかのように、Z軸方向に形成されている。ここで、幅wは金型の強度等によって定められる値であり、例えば0.3[mm]である。図中では第1スリット100が1本であるが、ボディ横壁97の強度が許す限りにおいて、複数本形成されていてもよい。この場合には各々の幅や深さが互いに異なっていてもよい。
レーザ光源体61は、本発明に係る「熱源」の一例であり、光ディスク41の種類に応じた波長のレーザ光を出射する際に発熱する。レーザ光源体61の一端面は、レーザ光源体収納部56から外部に臨んでおり、この一端面に電力ケーブル(不図示)等が接続されるコネクタピン62を有する。
レーザ保持部81は、ピックアップボディ51のボディ底面95からZ軸の負の方向に突出しており、レーザ光源体61を保持するための保持孔812を有す。保持孔812は、レーザ光源体61の外径と同等か一回り大きい、Y軸方向に貫通した孔であり、ここにレーザ光源体61がはめ込まれて保持される。このようにピックアップボディ51に保持されたレーザ光源体61は、ピックアップボディ51と接しており熱的に接続されたことになるので、レーザ光源体61により発せられた熱は、ピックアップボディ51へと伝わる。
合成プリズム11は、例えば光の回折現象を利用してレーザ光を反射又は透過することが可能な光学部品であり、レーザ光源体61から出射されたレーザ光の光路を適宜変更する。
コリメータレンズ12は、入射されるレーザ光を平行光にして出射する。
マルチレンズ75は、光ディスク41の記録面からの信号光を、OEICプレート72に付随するOEIC(不図示)へと高集光率で集光するように構成される。
OEICは、例えばフォトダイオードを備えて成り、マルチレンズ75によって集光された、光ディスク41の記録面からの信号光(復路光)を受光する。
ハーフミラー13は、本発明に係る「光学部品」の一例であり、入射されるレーザ光を所定の割合で透過と反射に分ける。レーザ光源体61からの距離が互いに異なる2固定部を少なくとも含む複数固定部で、ピックアップボディ51に固定されている。具体的には、ボディ底面95に属する第1固定部131、及び該ボディ底面95から立つボディ横壁97のボディ壁面98に属する第2固定部132で固定されている(図2(b)及び(b)参照)。すなわち、第1固定部131及び第2固定部132は、本発明に係る「前記熱源からの距離が互いに異なる2つの固定部」の一例である。
光軸99は、レーザ光源体61から出射されるレーザ光の光軸であり、例えば図中の破線で示すように、ピックアップボディ51に備わる各種光学部品を介して、次のように規定される。すなわち、光軸99は、コリメータレンズ12、ハーフミラー13、マルチレンズ75、及びOEICを結んでなる。
ここで、光ディスク41の記録又は再生を行うには、光軸99が最終的にOEICによって好適に受光されるように、各種光学部品が厳格に配置される必要がある。
ところが、仮に第1スリット100が形成されていないと、図3に示すように光軸99が正規の位置からズレる、いわゆる光軸ズレが生じ得る。ここに、図3は、比較例に係る、ピックアップ装置に固定されたハーフミラーと光軸との位置関係を示す側面図である(a:熱膨張前、b:熱膨張後)。
図3(a)及び図3(b)において、ボディ底面95に対して直立するボディ横壁97には、ハーフミラー13が、ボディ底面95に属する第1固定部131、及び該ボディ底面95から立つボディ横壁97のボディ壁面98に属する第2固定部132で固定されている。そして本実施例とは異なり、ボディ横壁97には第1スリット100が形成されていないので、拘束力Fが軽減されず、いわゆる光軸ズレが生じ得る。
より詳しくは、図3(a)に示すように、熱膨張前には、ハーフミラー13の反射面がZ軸方向と平行である。故に、Z軸方向と直交して入射するレーザ光の入射方向と反射方向とは、少なくともZ軸成分に関して、同じである。すなわち、いわゆる光軸ズレは生じていない。なお、ここで「少なくともZ軸成分に関して」とは、X軸成分及びY軸成分までもが同じことを示すわけでない趣旨である。
しかし、図3(b)に示すように、熱膨張後には、ハーフミラー13の反射面がZ軸方向から角度θほど傾くので、いわゆる光軸ズレが生じることとなる。より詳しくは、例えば作動中のレーザ光源体61のような熱源612からの距離に応じて各部が相対的に変位している。ここで、ハーフミラー13を固定する第1固定部131と第2固定部132とは、熱源612からの距離が互いに異なるので、各固定部の変位量は互いに異なる。具体的には、第1固定部131の方が第2固定部132よりも、熱源612からの距離が短い分、大きく変位する。このとき、第1固定部131と第2固定部132とは同じピックアップボディ51に属しており機械的に接続されていると考えられるので、第1固定部131が大きく変位するのにつられて、第2固定部132も変位し得る。ところが、ボディ横壁97のうち第2固定部132の近傍部分も、熱源612からの距離が第1固定部131よりも長いので、変位量も比較的小さい。この近傍部分は、慣性により小さい変位量のままであり続け、分子間力等によって機械的に接続されている第2固定部132が変位するのを妨げる。つまり、第2固定部132の近傍部分が、分子間力等を介して、第2固定部132に対する足かせ、すなわち、本発明に係る「拘束力」の一例として作用し得る。このため、ハーフミラー13の反射面がZ軸方向から角度θほど傾く。故に、Z軸方向(=反射面)と直交して入射するレーザ光の入射方向と反射方向とは、Z軸成分に関しても、異なる。具体的には、反射方向は入射方向から角度2θほどズレる。すなわち、いわゆる光軸ズレが生じることとなる。
一方、本実施例に係る、ピックアップ装置5には、図2に示すように第1スリット100が形成されているので、図4に示すように光軸ズレが低減される。ここに、図4は、第1実施例に係る、ピックアップ装置に固定されたハーフミラーと光軸との位置関係を示す側面図である(a:熱膨張前、b:熱膨張後)。
図4(a)及び図4(b)において、本実施例では特に、ボディ横壁97には第1スリット100が形成されているので、いわゆる光軸ズレを低減できる。
より詳しくは、図4(a)に示すように、図3(a)の比較例と同様に、熱膨張前には、いわゆる光軸ズレは生じていない。
本実施例では更に、図3(b)に示すように、熱膨張後でも、いわゆる光軸ズレは全く或いは殆ど生じていない。これは、比較例において拘束力の原因であった第2固定部132の近傍部分による拘束力Fが、第1スリット100によって軽減されているからである。このように足かせがなければ、第2固定部132は、第1固定部131が変位するのに伴って、変位できる。このとき、固定されたハーフミラー13は、ボディ底面95に沿ってスライドすることになり、もって比較例で生じ得た光軸ズレを、解消或いは低減できる。
以上まとめると、本実施例に係るピックアップ装置5は、次に記すような作用効果を奏する。
先ず、上述したようにボディ横壁97には第1スリット100が形成されている。従って、レーザ光源体61の作動によりピックアップボディ51が熱膨張しても、第2固定部132を拘束する要因が解消されるので、熱膨張に起因した光軸ズレを好適に低減できる。
このとき、第1スリット100は、光軸99と交わる方向(Z軸方向)に形成されている。従って、光軸99に沿った方向に働く拘束力が低減され、第1固定部131及び第2固定部132に係る光軸99に沿った方向の変位量の差を低減できる。
加えて、第1スリット100は、第1固定部131及び第2固定部132を結んでなる直線L(図4参照)に沿った方向に形成される。このように形成されれば、直線Lと交わる方向に働く拘束力が軽減されるので、直線Lが傾く程度が軽減される。
加えて、熱膨張に伴って変位する第1固定部131及び第2固定部132のうち少なくとも、レーザ光源体61からの距離が長い第2固定部132に対しての拘束力が低減される。故に、レーザ光源体61からの距離が短い第1固定部131が比較的大きく変位するのに伴って、第2固定部132が拘束力による足かせなく変位する。
以上説明したように、本実施例に係るピックアップ装置5によると、熱膨張に起因した光軸ズレを好適に低減することが可能となり、実践上非常に有利である。
(2)第2実施例
続いて、第2実施例に係るピックアップ装置5の構成及び動作処理を図1から図4に加えて図5を参照して説明する。ここに、図5は、第2実施例に係る、ピックアップ装置を各種方向から見た模式的な立体図である(a:光学部品有りの上面図、b:光学部品無しの上面図、c:光学部品無しの斜視図)。なお、上述した第1実施例と同様の構成には同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
本実施例では特に、図5(a)、図5(b)及び図5(c)において、ボディ横壁97に形成された第1スリット100に加えて、ボディ底面95に第2スリット101が形成されている。従って、光軸ズレを一段と低減できる。
より詳しくは、スリット(第1スリット100及び第2スリット101)が、第1固定部131及び第2固定部132の何れについても形成されている。従って、熱膨張時に、両固定部の変位による、ハーフミラー13の傾きに対する影響が共に緩和される。
このとき、第1スリット100と第2スリット101とは、互いに連結するように形成されている。加えて、第2スリット101は、ボディ底面孔96とも連結するように形成されている。従って、第1固定部131と第2固定部132との変位量が一段と揃う。
以上、本実施例によると、熱膨張に起因した光軸ズレを、一層低減することが可能となり、実践上非常に有利である。
なお、上述の実施例では、光学部品としてハーフミラー13を用いたが、本発明の適用対象はこれに限られない。例えば、マルチレンズ75、コリメータレンズ12等に対しても適用可能である。その際、形成するスリットの位置、幅、深さ等は適宜変更されてよい。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うピックアップ装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るピックアップ装置は、例えば、DVD等の高密度光ディスクに利用可能であり、更にDVDレコーダ等の情報記録装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報記録装置等にも利用可能である。

Claims (8)

  1. 筐体としてのピックアップボディと、
    前記ピックアップボディと熱的に接続された熱源と、
    前記熱源からの距離が互いに異なると共に前記ピックアップボディに属する2つの固定部で、前記ピックアップボディに固定された光学部品と
    を備えるピックアップ装置であって、
    前記ピックアップボディには、前記2つの固定部のうち前記熱源からの距離が遠い一方の固定部が、前記熱源からの距離に応じた熱膨張によって変位するのを妨げる要因である拘束力を低減する方向であって、前記2つの固定部のうち前記熱源からの距離が近い他方の固定部における前記熱源からの熱の伝達方向と交わる方向に、所定幅のスリットが少なくとも1本形成されている
    ことを特徴とするピックアップ装置。
  2. 前記スリットが形成される方向は、前記固定された光学部品を透過又は反射するレーザ光の光軸と交わる
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  3. 前記スリットが形成される方向は、前記2つの固定部若しくは前記2つの固定部の各々に属する2点を結んでなる直線に沿う
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  4. 前記2つの固定部は、前記ピックアップボディの底面に属する第1固定部及び該底面から立つ横壁の壁面に属する第2固定部である
    ことを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  5. 前記スリットは、前記ピックアップボディの底面及び該底面から立つ横壁の壁面の夫々に形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のピックアップ装置。
  6. 前記ピックアップボディの底面及び該底面から立つ横壁の壁面の夫々に形成される前記スリットが、互いに連結するように形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のピックアップ装置。
  7. 前記スリットは、前記2つの固定部のうちの一方の固定部が属する前記ピックアップボディの面及び前記2つの固定部のうちの他方の固定部が属する面の夫々に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のピックアップ装置。
  8. 前記2つの固定部のうちの一方の固定部が属する前記ピックアップボディの面及び前記2つの固定部のうちの他方の固定部が属する面の夫々に形成されている前記スリットが、
    互いに連結するように形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のピックアップ装置。
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