JP4854204B2 - 両面記録システム - Google Patents
両面記録システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4854204B2 JP4854204B2 JP2005032396A JP2005032396A JP4854204B2 JP 4854204 B2 JP4854204 B2 JP 4854204B2 JP 2005032396 A JP2005032396 A JP 2005032396A JP 2005032396 A JP2005032396 A JP 2005032396A JP 4854204 B2 JP4854204 B2 JP 4854204B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- colorant
- weight
- recording method
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
まず、1つ目はコストに関係する問題であり、普通紙(一般にコピー用紙として利用される用紙)対応があげられる。専用紙を用いた場合には、インクジェット記録画像は極めて高品質な画像再現が可能であり、昨今のパーソナル用途のインクジェット記録装置では、写真と見間違えるばかりの画像品質が得られるようになってきている。
そこで上記のような普通紙に対応するため、各メーカーではインクの組成に改良を加え、例えば低浸透な染料インクの開発や定着補助剤の利用、顔料系インクの開発等が試みられるようになった。最新の機種では、オフィスで一般的に利用される普通紙でも、レーザープリンタにひけを取らない、くっきりとした画像記録が可能となってきている。
しかし、この両面印刷に関しても、近年、標準もしくはオプションで両面搬送機能を備え、用紙の差し替えなしで両面記録を行なえるインクジェット記録装置が徐々に市場に出回るようになってきた。
また、用紙表面に噴射されたインクが未乾燥の内に搬送機構の部材に擦過し、部材に付着したインクが用紙に表面を汚したり、排紙された用紙表面の未乾燥インクが、次に排紙された用紙の裏面を汚したりといった問題が発生する場合もあった。
このような対策方法では、先に記したように印刷速度の低下に繋がるばかりか、記録画像が淡くなるという画質低下をも引き起こすことになる。
(1)「カラー印刷を行なうために必要な各色インクを用紙表面に噴射するノズルを設けたヘッドユニットから噴射されたインク滴によって記録を行なうインクジェット記録方法において、
着色剤、湿潤剤、炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤、水溶性有機溶剤、水を少なくとも含み、着色剤濃度が5重量%以上で、かつインク粘度が6cps(25℃)以上の特性となるインクを、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本4色に加えて、レッド、グリーン、ブルーからなる特色インクのうち少なくとも1色以上の特色インクを搭載し、自動両面印刷に対応した用紙搬送機構を用いて両面記録を行なうことを特徴としたインクジェット記録方法」;
(2)「前記着色剤が水不溶性又は難溶性のものであることを特徴とする前記第(1)項に記載のインクジェット記録方法」;
(3)「少なくとも一種の前記インクが、前記着色剤で着色された着色ポリマー微粒子の形で該着色剤を含むものであることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載のインクジェット記録方法」;
(4)「前記炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテルが2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールよりなるものであることを特徴とした前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法」;
(5)「前記アニオン系界面活性剤が、後述する一般式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)及び(VII)の界面活性剤から選ばれた少なくとも一種よりなることを特徴とした前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
(6)「前記湿潤剤が、前記インクに10〜50重量%含まれることを特徴とした前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法」;
(7)「前記湿潤剤が、次の一般式で表わされるものであることを特徴とした前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
(8)「前記特色インクは、その着色剤が、前述した4色の基本インクに使用される基本着色剤の混合着色剤であり、該混合着色剤の色相特性が、混合されるそれぞれ基本着色剤固有の基本色の中間であることを特徴とした前記第(1)項乃至第(7)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法」;
(9)「インク噴射エンジンとして、ヒータによる膜沸騰を利用した体積変動をインク噴射に使用する記録ヘッドを搭載し、前記第(1)項乃至第(8)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法が用いられることを特徴とするインクジェット記録装置」;
(10)「インク噴射エンジンとして、圧電素子による体積変動をインク噴射に使用する記録ヘッドを搭載し、前記第(1)項乃至第(8)項のいずれかに記載のインクジェット記録方法が用いられることを特徴とするインクジェット記録装置」。
また、このインクジェット記録装置は、装置本体(1)に対して着脱可能な両面ユニット(7)を備え、両面印刷を行なうときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構(5)によって用紙(3)を逆方向に搬送しながら両面ユニット(7)内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構(5)に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ(6)に用紙(3)を排紙する。
給紙トレイ(4)の用紙(3)は、給紙コロ(半月コロ)(21)と図示しない分離パッドによって1枚づつ分離され装置本体(1)内に給紙され、搬送機構(5)に送り込まれる。
搬送機構(5)は、給紙された用紙(3)をガイド面(23a)に沿って上方にガイドし、また両面ユニット(7)から送り込まれる用紙(3)をガイド面(23b)に沿ってガイドする搬送ガイド部(23)と、用紙(3)を搬送する搬送ローラ(24)と、この搬送ローラ(24)に対して用紙(3)を押し付ける加圧コロ(25)と、用紙(3)を搬送ローラ(24)側にガイドするガイド部材(26)と、両面印刷時に戻される用紙(3)を両面ユニット(7)に案内するガイド部材(27)と、搬送ローラ(24)から送り出す用紙(3)を押圧する押し付けコロ(28)とを有している。
この搬送ベルト(33)は、単層構成、又は図3に示すように第1層(最表層)(33a)と第2層(裏層)(33b)の2層構成あるいは3層以上の構成とすることができる。例えば、この搬送ベルト(33)は、抵抗制御を行なっていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行なった裏層(中抵抗層、アース層)とで構成する。
また、搬送機構(5)から下流側には画像が記録された用紙(3)を排紙トレイ(6)に送り出すための排紙ローラ(38)を備えている。
このように構成した画像記録装置において、搬送ベルト(33)は矢示方向に周回し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ(34)と接触することで正に帯電される。この場合、帯電ローラ(34)からは所定の時間間隔で極性を切り替えることによって、所定の帯電ピッチで帯電させる。
このようにして、画像が記録された用紙(3)は排紙ローラ(38)によって排紙トレイ(6)に排紙される。
本発明で目的としている高品位で堅牢性に優れた画像を形成するには、インク吸収性、画像濃度、ビーディング、定着性(耐擦過性)等のインクジェット適正を満足させる必要がある。そのためには、ポリマー微粒子に色材(着色剤)を含有させたエマルジョンを用いて、特定の湿潤剤、浸透剤、水溶性有機溶剤から構成したインクは、従来のインクに比較して高粘度であるが表面張力が低く、普通紙の高速印字において高彩度、高発色濃度で、しかも裏抜けの少ない画像が得られることを見出した。
[1]着色剤
[2]湿潤剤1(グリセリン)
[3]湿潤剤2(1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンから選ばれた少なくとも1種類以上)
[4]水溶性有機溶剤
[5]アニオンまたはノニオン系界面活性剤
[6]炭素数8〜11のポリオールまたはグリコールエーテル
[7]防腐剤
[8]pH調製剤
[9]純水
なお、湿潤剤1と2を混合するのは、各々の湿潤剤の特徴を生かすためと、粘度調製ができるためであるが、必ずしも併用する必要はない。また、インクの表面張力を40mN/m以下にすることで、インクのヘッド部材への濡れがよくなり、6cp(25℃)以上の高粘度インクでも周波数応答性が向上し、吐出安定性が格段に向上する。この低表面張力のインクは炭素数8〜11のポリオールまたはグリコールエーテルと、アニオンまたはノニオン系界面活性剤を用いることにより達成できる。
ブラックインク用色材(着色剤)としては、例えばカーボンブラックが用いられ、ファーネス法、チャネル法等で製造されたカーボンブラックで、一次粒子径が15nmから40nm、BET吸着法による比表面積が50〜300m2/g、pH2〜9を有するものが好ましく使用され、特にpH6以下の酸性カーボンブラックが高濃度で好ましい。また次亜塩素酸化処理したカーボンブラックやスルホン化剤処理したカーボンブラック、ジアゾニウム化合物で処理してスルホン酸、カルボン酸等のアニオン性解離基を導入したカーボンブラック、いわゆる自己分散型カーボンブラックが好ましい。
自己分散型カーボンブラックを用いたブラックインクは吐出安定性に優れ、普通紙に記録した場合の画像濃度、文字品位に優れる特徴があるが、光沢紙など基材上にインク吸収層を設けた記録媒体に記録を行なう場合には耐擦過性が不足する場合もあり、耐擦過性を補う目的で自己分散型カーボンブラックに樹脂エマルジョンを添加した構成とすることもできる。
樹脂成分と界面活性剤との混合の割合(重量比)は、通常10:1〜5:1程度とするのが好ましい。界面活性剤の使用量が前記範囲に満たない場合、エマルジョンとなりにくく、また前記範囲を超える場合、インク組成物の耐水性が低下したり、浸透性が悪化する傾向があるので好ましくない。
また、前記エマルジョンの分散相成分としての樹脂と水との割合は、樹脂100重量部に対して水60〜400重量部、好ましくは100〜200の範囲が適当である。
樹脂エマルジョンは、増粘・凝集する性質を持ち、着色成分の記録材への浸透を抑制し、さらに記録材への定着を促進する効果を有する。また、樹脂エマルジョンの種類によっては記録材上で皮膜を形成し、印刷物の耐擦過性をも向上させる効果を有する。
本発明に用いられる上記の各染料は、ポリマー微粒子に効率的に含浸される観点から、有機溶剤、例えば、ケトン系溶剤に2g/リットル以上溶解することが好ましく、20〜600g/リットル溶解することが更に好ましい。
また中間色としてはレッド、グリーン、ブルー用として下記顔料が単独もしくは混合して用いることができる。また、下記顔料は前記のマゼンタ、シアンの調色用としても用いることができる。
C.I.ピグメントレッド177、194、224、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントバイオレット3、19、23、37、C.I.ピグメントグリーン7、36。
他の適切な着色顔料の例は、The Color Index、第三版(The Society of Dyers and Colourist、1982)に記載されている。
なお、顔料を着色剤として用いる場合に補色、調色等のために上記染料を併用することもできる。
上記ポリマーエマルジョンを形成するポリマーとしては、例えば、ビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー及びポリウレタン系ポリマー等を用いることができる。特に好ましく用いられるポリマーはビニル系ポリマー及びポリエステル系ポリマーであり、特開2000−53897号公報、特開2000−53898号公報、特開2001−139849号公報に開示されているポリマーが挙げられる。
インク中のポリマー微粒子の含有量は固形分で8〜20重量%程度が好ましく、より好ましくは8〜12重量%程度である。
湿潤剤と水溶性有機溶剤に関して、本発明のインクは水を液媒体として使用するものであるが、インクを所望の物性にするため、インクの乾燥を防止するために、また、分散安定性を向上するため等の目的で、例えば下記の水溶性有機溶媒が使用される。これら水溶性有機溶媒は複数混合して使用してもよい。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール類;エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミイダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類;プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等である。
これら糖類の含有量は、インク組成物の0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%の範囲が適当である。
湿潤剤の配合量は10〜50重量%が好ましく、これに対して色材を含有するポリマー微粒子は8重量%以上が好ましく、より好ましくは8〜20重量%であるので、湿潤剤とポリマー微粒子固形分の両者の比は0.5〜6.25が好ましいが、より好ましくは2.0〜6.0であり、最も好ましくは3.0〜5.0の範囲である。この範囲にあるインクは、乾燥性や保存試験や信頼性試験が非常に良好である。
前記界面活性剤は、単独または二種以上を混合して用いることができる。
これらの好ましい例として下記のものが挙げられる。
溶解度:4.2重量%(20℃)
[2]2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール
溶解度:2.0重量%(25℃)
25℃の水中において0.1〜4.5重量%未満の間の溶解度を有するポリオール、グリコールエーテルからなる浸透剤は、溶解度が低い代わりに浸透性が非常に高いという長所がある。従って、25℃の水中において0.1〜4.5重量%未満の間の溶解度を有する浸透剤と他の溶剤との組み合わせや他の界面活性剤との組み合わせで非常に高浸透性のインクを作成することが可能となる。
例えば、防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が使用できる。
その例として、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。
その目的に応じて水溶性紫外線吸収剤、水溶性赤外線吸収剤等を添加することができる。
<インクの作成>
着色剤例1.
フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
特開2001−139849号公報の調整例3を追試して、具体的には下記の操作により行なった。
(1)ポリマー溶液の調製
機械式撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下漏斗を備えた1L容積のフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)4.0g及びメルカプトエタノール0.4gを仕込み、65℃に昇温した。
次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー(東亜合成(株)製、商品名:AS−6)36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスジメチルパレロニトリル2.4g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を2.5時間かけてフラスコ内に滴下した。
反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50重量%のポリマー溶液800gを得た。
前記(1)で得られたポリマー溶液28g、フタロシアニン顔料(大日本インク化学工業(株)製、商品名:TGR−SD)26g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g及びイオン交換水30gを充分に攪拌した後、3本ロールミルを用いて20回混練した。得られたペーストをイオン交換水200gに投入し、充分に攪拌した後、エパポレーターを用いてメチルエチルケトン及び水を留去し、青色のポリマー微粒子分散体を得た。
ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は93nmであった。
ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
着色剤例1のフタロシアニン顔料をピグメントレッド122に変更したほかは着色剤例1と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は127nmであった。
モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
着色剤例1のフタロシアニン顔料をピグメントイエロー74に変更したほかは着色剤例1と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は76nmであった。
ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液(自己分散型)
表面積が230m2/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック100gと、p−アミノ−N−安息香酸34gとを水750gに混合分散し、これに硝酸16gを滴下して70℃で撹拌した。5分後、50gの水に11gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間撹拌した。得られたスラリーを10倍に希釈し遠心処理し粗大粒子を除き、pHをジエタノールアミンにて調整しpH8〜9とし、限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度15重量%のカーボンブラック分散液とした。このものをポリプロピレンの0.5μmフィルターにてカーボンブラック分散液1とした。マイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は99nmであった。
次亜塩素酸処理したカーボンブラック分散液(自己分散型)
市販のpH2.5の酸性カーボンブラック(キャボット社製 商品名モナーク1300)300gを水1000ミリリットルに良く混合した後に次亜塩素酸ソーダ(有効塩素濃度12%)450gを滴下して、100〜105℃で8時間撹拌した。この液に更に次亜塩素酸ソーダ(有効塩素濃度12%)100gを加え、横型分散機で3時間分散した。得られたスラリーを水で10倍に希釈し、水酸化リチウムにてpHを調整し、電導度0.2mS/cmまで限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度15%のカーボンブラック分散液とした。遠心処理により粗大粒子を除き、さらに1μmのナイロンフィルターで濾過しカーボンブラック分散液2とした。Fe、Ca、Siの含有量の総計がICPの測定により100ppm以下であった。また塩素イオン濃度も10ppm以下とした。マイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は95nmであった。
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行ないインク組成物を得た。
着色剤例4.ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1 8.0重量%
(固形分として)
1,4−ブタンジオール 22.5重量%
グリセリン 7.5重量%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0重量%
具体例(II−2)の界面活性剤 2.0重量%
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例1.フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体 15.0重量%
(固形分として)
1,5−ペンタンジオール 15.0重量%
グリセリン 15.0重量%
N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン 2.0重量%
具体例(II−3)の界面活性剤 2.0重量%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例2.ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体 15.0重量%
(固形分として)
1,6−ヘキサンジオール 22.5重量%
グリセリン 7.5重量%
2−ピロリドン 3.0重量%
具体例(II−4)の界面活性剤 2.0重量%
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例3.モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体 15.0重量%
(固形分として)
2−メチル−2,4−ペンタンジオール 22.5重量%
グリセリン 7.5重量%
N−メチル−2−ピロリドン 5.0重量%
一般式(III)で表わされる界面活性剤(R=n−ヘキシル基、k=5) 2.0重量%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行ないインク組成物を得た。
着色剤例1.フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体 5.0重量%
(固形分として)
エチレングリコール 15.0重量%
グリセリン 5.0重量%
2−ピロリドン 2.0重量%
ECTD−3NEX(日光ケミカルズ製アニオン系界面活性剤) 1.0重量%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0重量%
アクリル樹脂エマルジョン 3.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例2.ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体 6.0重量%
(固形分として)
ジエチレングリコール 15.0重量%
グリセロール 5.0重量%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0重量%
ECTD−6NEX(日光ケミカルズ製アニオン系界面活性剤) 1.0重量%
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例3.モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体 5.0重量%
(固形分として)
トリエチレングリコール 15.0重量%
グリセリン 5.0重量%
N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン 2.0重量%
一般式(IV)で表わされる界面活性剤(R=C13H27、n=8) 1.0重量%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0重量%
アクリル樹脂エマルジョン 3.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例4.ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1 4.0重量%
(固形分として)
エチレングリコール 15.0重量%
グリセリン 5.0重量%
2−ピロリドン 2.0重量%
ECTD−6NEX(日光ケミカルズ製アニオン系界面活性剤) 1.0重量%
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 2.0重量%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2重量%
イオン交換水 残 量
下記組成物を用いる以外はインクaと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
着色剤例5.次亜塩素酸処理したカーボンブラック分散液2 8.0重量%
(固形分として)
アクリル樹脂エマルジョン 3.0重量%
(固形分として)
トリエチレングリコール 15.0重量%
グリセロール 10.0重量%
N−ヒドロキシエチルピロリドン 5.0重量%
具体例(I−2)の界面活性剤 1.0重量%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.0重量%
デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量%
イオン交換水 残 量
尚、インクa〜iのインク組成物の色材固形分(顔料とエマルジョン)の濃度と湿潤剤
2 画像形成部
3 記録媒体(用紙)
4 給紙トレイ
5 搬送機構
6 排紙トレイ
7 両面ユニット
11 ガイドシャフト
12 ガイドシャフト
13 キャリッジ
14 記録ヘッド
15 インクカートリッジ
21 給紙コロ(半月コロ)
23 搬送ガイド部
23a ガイド面
23b ガイド面
24 搬送ローラ
25 加圧コロ
26 ガイド部材
27 ガイド部材
28 押し付けコロ
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
33 搬送ベルト
33a 第1層(最表層)
33b 第2層(裏層)
34 帯電ローラ
35 ガイドローラ
38 排紙ローラ
Claims (9)
- カラー印刷を行なうために必要な各色インクを用紙表面に噴射するノズルを設けたヘッドユニットから噴射されたインク滴によって記録を行なうインクジェット記録方法において、
着色剤、湿潤剤、炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤、水溶性有機溶剤、水を少なくとも含み、着色剤濃度が5重量%以上で、かつインク粘度が6cps(25℃)以上の特性となるインクを、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本4色に加えて、該基本4色に使用した着色剤同士を混合した着色剤を有するレッド、グリーン、ブルーからなる特色インクのうち少なくとも1色以上の特色インクを搭載し、さらに、該基本4色を構成するシアンインクの着色剤としてフタロシアニン顔料、マゼンタの着色剤としてジメチルキナクリドン顔料、イエローの着色剤としてモノアゾ顔料、ブラックの着色剤としてカーボンブラックを用い、自動両面印刷に対応した用紙搬送機構を用いて両面記録を行なうことを特徴としたインクジェット記録方法。 - 前記着色剤が水不溶性又は難溶性のものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 少なくとも一種の前記インクが、前記着色剤で着色された着色ポリマー微粒子の形で該着色剤を含むものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記炭素数8以上のポリオールまたはグリコールエーテルが2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールよりなるものであることを特徴とした請求項1乃至3のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記アニオン系界面活性剤が、下記一般式(I)または(II)の界面活性剤であり、前記ノニオン系界面活性剤が、下記一般式(III)、(IV)、(V)、(VI)及び(VII)の界面活性剤から選ばれた少なくとも一種よりなることを特徴とした請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- 前記湿潤剤が、前記インクに10〜50重量%含まれることを特徴とした請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
- インク噴射エンジンとして、ヒータによる膜沸騰を利用した体積変動をインク噴射に使用する記録ヘッドを搭載し、請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット記録方法が用いられることを特徴とするインクジェット記録装置。
- インク噴射エンジンとして、圧電素子による体積変動をインク噴射に使用する記録ヘッドを搭載し、請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット記録方法が用いられることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032396A JP4854204B2 (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | 両面記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032396A JP4854204B2 (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | 両面記録システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006218661A JP2006218661A (ja) | 2006-08-24 |
JP2006218661A5 JP2006218661A5 (ja) | 2008-03-21 |
JP4854204B2 true JP4854204B2 (ja) | 2012-01-18 |
Family
ID=36981297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005032396A Expired - Fee Related JP4854204B2 (ja) | 2005-02-09 | 2005-02-09 | 両面記録システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4854204B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110901251A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-03-24 | 深圳市汉森软件有限公司 | 同排喷头打印双面图像的方法、装置、设备及存储介质 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7708361B2 (en) * | 2006-09-22 | 2010-05-04 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording apparatus and inkjet recording method |
JP2008150526A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Kyocera Mita Corp | インクジェット用インクおよびインクジェット記録システム |
JP7424185B2 (ja) | 2020-04-23 | 2024-01-30 | セイコーエプソン株式会社 | 水性インクジェット用組成物及び記録物の製造方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2863297B2 (ja) * | 1990-10-09 | 1999-03-03 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録方法及び装置 |
JPH04338554A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-25 | Canon Inc | カラー記録装置 |
JPH1044473A (ja) * | 1996-08-05 | 1998-02-17 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2001171155A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-06-26 | Seiko Epson Corp | キャリブレーション実行プログラムを記録した媒体、キャリブレーション実行装置およびキャリブレーション実行方法 |
JP4448649B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2010-04-14 | セイコーエプソン株式会社 | インクセット及びインクジェット記録方法 |
JP2003096343A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-04-03 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用水性インク |
JP2003165267A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-06-10 | Ricoh Co Ltd | インクジェット記録方法、記録装置、インク・メディアセット、記録物 |
JP3952794B2 (ja) * | 2002-02-05 | 2007-08-01 | 株式会社リコー | インクジェット記録用インク、インクセット、インクカートリッジ、記録装置、記録方法 |
JP2005007820A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Canon Inc | インクジェット記録方法 |
-
2005
- 2005-02-09 JP JP2005032396A patent/JP4854204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110901251A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-03-24 | 深圳市汉森软件有限公司 | 同排喷头打印双面图像的方法、装置、设备及存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006218661A (ja) | 2006-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4789388B2 (ja) | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録物 | |
US8778071B2 (en) | Inkjet ink set, image forming method using same, and print formed by the image forming method | |
JP5282747B2 (ja) | インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法及び記録物 | |
US6695443B2 (en) | Ink for ink jet recording, ink set for ink jet recording, method for ink jet recording, ink cartridge for ink jet recording, ink jet recording apparatus and recorded article | |
JP5879692B2 (ja) | インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録方法、及び記録物 | |
JP5942708B2 (ja) | インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインク記録物 | |
JP6287608B2 (ja) | インクジェット記録用インク組成物、記録装置及び記録物 | |
JP5273422B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクセット、インクカートリッジ、記録装置、記録方法 | |
JP2003213179A5 (ja) | ||
JP6229341B2 (ja) | イエローインク組成物、インクジェット記録方法及び記録物の製造方法 | |
JP2016014127A (ja) | インクジェット記録用インク組成物、記録装置及び記録物 | |
JP2014031504A (ja) | インク組成物、インクジェット記録方法及び記録物 | |
JP4167451B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクジェット記録方法及びインクジェット記録用インクカートリッジ | |
JP2002079740A (ja) | インクジェットプリント方法 | |
JP2007176966A (ja) | インクセット、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録用インクタンク | |
JP4165861B2 (ja) | インクジェット用インク組成物及びそれを用いた記録方法 | |
JP2013129688A (ja) | インクジェット用インク組成物、記録方法及び記録物 | |
JP4854204B2 (ja) | 両面記録システム | |
JP2001287353A (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録インク | |
JP2013185109A (ja) | インクジェット用インク、インクカートリッジ及び記録物 | |
JP2008138183A (ja) | インク、インクカートリッジ及びインク吐出装置 | |
JP2010270287A (ja) | インクセット、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
JP6651701B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法 | |
JP4176995B2 (ja) | インクジェット記録用インク、インクセット、インクカートリッジ、記録装置、記録方法 | |
US9587131B2 (en) | Image recording method, ink set, and method for preparing ink set |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080204 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101028 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111020 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4854204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |