JP4853874B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
かかる構成では、入賞口に入賞した遊技球を貯留し、貯留した遊技球を、可動体に向けて排出する。可動体は、制御手段による制御と、操作手段の操作とに基づいて動作する。ここで制御手段は、可動体が有する複数の領域のうち、遊技の演出の内容に応じた領域を遊技球が通過するように、可動体の動作を制御する。このように、可動体は、制御手段による制御だけでなく、操作手段の操作によっても動作するが、最終的に遊技球が通過する可動体の領域は、内部的に決定された演出の内容に応じた領域となるようにする。これにより、内部的に決定した演出の内容が、あたかも操作手段の操作により決定されたと遊技者に思わせるようにすることができる。よって、内部的に決定した演出の趣向性を従来よりも向上させることができる。
かかる構成では、遊技盤の裏側で貯留された遊技球が可動体に向けて排出される前に、可動体を動作させるための操作手段の操作を遊技者に促す演出画像を表示する。したがって、操作手段を操作するタイミングを遊技者に報知することができ、遊技者が操作手段の操作を忘れてしまうことを防止できる。
かかる構成では、擬似連続変動演出における擬似的な連続変動表示を行うタイミングに合わせて、遊技盤の裏側で貯留された遊技球を擬似停止表示の間に1つずつ可動体に向けて排出する。したがって、内部的に決定された擬似連続変動演出の内容が、あたかも操作手段の操作により決定されたと遊技者に思わせるようにすることができる。
かかる構成では、擬似連続変動演出における擬似的な連続変動表示の実行回数に応じた個数の遊技球が貯留された場合に、擬似連続変動演出に係る演出画像を表示する。したがって、擬似的な連続変動表示の各回において、1つの遊技球が可動体に向けて排出されるようにすることができる。したがって、擬似連続変動演出の内容が、あたかも操作手段の操作により決定されたと遊技者に思わせることを、擬似的な連続変動表示の各回において実行することができる。
かかる構成では、前記可動体が有する複数の領域は、第1種の領域と、第2種の領域とを含む。ここで、擬似連続変動演出を継続する場合には、第1種の領域を遊技球が通過する。一方、擬似連続変動演出を終了する場合には、第2種の領域を遊技球が通過する。したがって、第1種の領域を遊技球が通過した場合には、擬似連続変動演出が継続することが、あたかも操作手段の操作により決定されたと遊技者に思わせるようにすることができる。
(遊技機100)
図1は、本実施形態の遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。
図1において、遊技機(パチンコ機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤160(ゲージ盤)と、遊技盤160を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
釘101や、風車102a,102bは、遊技領域115の所定の位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図1の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び大入賞口113への遊技球の通過(以下、必要に応じて入賞と称する)や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
以上のように、本実施形態では、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるようにして、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないようにしている。
この普通電動役物104の下方には、大入賞口113が形成されている。この大入賞口113は、「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に、大入賞口扉120が倒伏して開放する。本実施形態では、特別遊技において、15回の単位遊技が実行されるようにしている。
普通図柄作動ゲート103は、普通電動役物104の側方向に設けられており、例えば、普通図柄作動ゲート103内を遊技球が上から下へ向けて通過することが可能なように構成されている。
普通図柄表示装置108は、装飾図柄表示装置107の一側面に設けられており、例えば、普通図柄を表示する7セグメントLED122と、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123とを備えて構成されている。ここで、普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、普通電動役物104を開放させるか否かを示すための図柄である。
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、及び大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。尚、回収された遊技球は、遊技機100の外部に放出される。
図2は、OUT球演出装置150の構成の一例を示す図である。図2では、説明の都合上、OUT球演出装置150及びその周辺の構成を簡略化して示している。
OUT球演出装置150は、貯留制御部材150aと、貯留解除部材150bと、案内部材150cと、回動役物150dと、通過制限部材150e(図3及び図4を参照)とを備えている。遊技盤160の裏側には、始動入賞口112から排出口190まで繋がるOUT球通過経路170が形成されている。このOUT球通過経路170の排出口190側の下部には、OUT球180を遊技機100の外部に送り出すOUT球排出経路170aが形成されている。
また、回動役物150dは、案内部材150cのOUT球流出領域(出口)に対応する位置を除いて、回動体151の側周部を覆う壁部152を有している。
このようにしてOUT球180aが案内部材150cの経路に排出されると、操作スイッチ132の遊技者による操作の内容(例えば単位時間当たりの操作回数)と、擬似連続変動演出の内容とに基づく遊技機100の制御に応じた速度で回動体151が回動する。図3(b)に示す状態では、OUT球180aは、案内部材150cの内部にあり、回動体151に到達していない。
そして、図3(d)に示すように、装飾図柄が擬似停止表示している間に、貯留解除部材150bが排出口190から退出し、排出口190が一時的に開放される。そして、図4(a)に示すように、次に貯留されたOUT球180bが案内部材150cの経路に排出され、演出画像の擬似連続変動が開始する。
一方、遊技の結果が「ハズレ」である場合には、図4(c)に示すように、OUT球180bは、流出領域となる孔を通過することになる。流出領域となる孔をOUT球180bが通過するように、回動体151の動作と通過制限部材150eの動作とが制御される。
尚、以下の説明では、第1の特定領域をV領域と称し、第2の特定領域をチャンス領域と称し、流出領域をハズレ領域と称する。
外枠124は、開口部分を有し、遊技機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構などにより、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
また、前枠125は、遊技球を発射させるための機構や、遊技盤160を着脱可能に収容させるための機構や、遊技球を誘導又は回収するための機構などを有する。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構などにより、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
操作スイッチ132は、いわゆるPUSHボタンであり、例えば、装飾図柄表示装置107に表示される演出画像に基づく操作を遊技者が行うためのものである。
発射ハンドル131は、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる際に遊技者により操作される。遊技者が発射ハンドル131を回動操作すると、回動角度に応じた速度で、遊技球が、内レール109及び外レール110により案内されて遊技領域115に向けて発射される。
スピーカ133は、演出としての効果音等の音情報を再生出力する。
ここで、遊技機100における規定遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が上球皿128aに置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル131を、図1に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘101や風車102などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
特別遊技では、大入賞口扉120が倒伏して、大入賞口113が開放する。この開放した大入賞口113に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、本実施形態では、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に特定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120が起立して、大入賞口113が閉鎖する。以下の説明では、前記特定個数が10個の場合、即ち、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120を起立させるようにする場合を例に挙げて説明する。
尚、本実施形態では、このような大入賞口113の開閉動作が15回行われるようにしている。
このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
ここで、「確変モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後に、「通常モード」よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成するようにするモードである。また、この「確変モード」では、特別遊技の実行後、次の特別遊技が開始するまでの間、普通電動役物104の動作を「通常モード」のときと異ならせて、始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにもしている。
これら「確変モード」及び「時短モード」では、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間が「通常モード」よりも短くなるようにしている。
次に、遊技機100の内部構成等のシステム構成について説明する。図5は、遊技機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
遊技機100の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
メイン制御基板201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインターフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
乱数発生器220は、ハードウェアの乱数発生器である。具体的に説明すると、乱数発生器220は、例えば、10進法で0〜65535の範囲の乱数を昇順に1つずつ(+1ずつ)一定時間毎に発生させる。また、0〜65535の範囲の乱数を発生させる周期(0〜65535の範囲の乱数を全て発生させるのに要する時間)は、例えば13[msec]である。
サブ制御基板202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプ202h、及びインターフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプ202hは、音源回路202gに接続されている。更に、I/F回路202iには、受電基板207、電飾基板208、操作スイッチ132、貯留球検出センサ221、貯留制御ソレノイド222、貯留解除ソレノイド223、通過制限ソレノイド224、モータ225、及び通過領域検出センサ226が接続されている。
I/F回路202iは、操作スイッチ132の操作を検出し、その検出信号をサブCPU202aに送信する。これにより、サブCPU202aは、操作スイッチ132の操作などを認識することができる。
貯留制御ソレノイド222は、サブ制御基板202で実行すると決定された擬似連続変動の回数に応じた個数よりも多い余分なOUT球180が排出口190に貯留されている場合に、貯留制御部材150aを開放する。そして、その余分なOUT球180がOUT球排出経路170aに送られると、貯留制御ソレノイド222は、貯留制御部材150aを閉鎖する。I/F回路202iは、サブCPU202aからの指示に基づいてこの貯留制御ソレノイド222に対する制御信号を貯留制御ソレノイド222に送信する。
通過領域検出センサ226は、回動体151に形成された孔へのOUT球180の通過を検出するためのものである。具体的に通過領域検出センサ226は、Vセンサ226a、Cセンサ226b、及びNセンサ226c、226dを備えている。
I/F回路202iは、以上のような通過領域検出センサ226の検出信号を受信してサブCPU202aに送信する。
電飾基板208には、前述した電飾部品130が接続されており、遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
入賞口基板203には、始動入賞口112への遊技球の入賞を検出するセンサである始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲート114への遊技球の通過を検出するセンサである普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口111への遊技球の入賞を検出するセンサである一般入賞口スイッチ212と、大入賞口113への遊技球の入賞を検出するセンサである大入賞口スイッチ213とが接続されている。
入賞口基板203は、メイン制御基板201から普通電動役物開放指示信号を入力すると、普通電動役物104を駆動させるための電流を普通電動役物ソレノイド215に出力する。これにより、普通電動役物104が開閉動作を行う。
LED駆動基板204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動基板204は、後述するようにしてメイン制御基板201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLED116や、入賞数を表示する4つのLED117を発光させる。また、LED駆動基板204は、メイン制御基板201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて、普通図柄表示装置108に配設されている7セグメントLED122や、ゲート通過数を表示する4つのLED123を発光させる。
発射制御基板205には、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル131に接続されている。発射制御基板205は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号をメイン制御基板201に送信する。これにより、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が操作されたことを認識する。
払出制御基板206は、後述するようにしてメイン制御基板201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が上球皿128a又は下球皿128bに払い出されるように、遊技機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を払い出す。
受電基板207は、遊技機100の内部に配置されている電源スイッチ219がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、前述したように、メイン制御基板201、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、及び電飾基板208に分配する。
入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部301は、前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、及び大入賞口113何れを通過したのかを判定する。
入賞判定部301は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
払出指示部303は、入賞判定部301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
払出指示部303は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
特別図柄抽選部304は、入賞判定部301により、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと判定されると、そのときに乱数発生器220で発生している乱数を取得して抽選を行う。本実施形態では、乱数発生器220から取得した乱数は、特別図柄の当否に係る乱数と、特別図柄変動パターン決定用の乱数と、特別図柄決定用の乱数との3つの乱数を兼ねたものである。
特別図柄抽選部304は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部305は、特別図柄抽選部304から乱数が出力されると、その乱数に対応する変動パターンを、抽選テーブル314から取得する。抽選テーブル314には、乱数発生器220から取得される乱数(乱数の範囲)と、変動パターンとが互いに対応付けられて登録されている。ここで、変動パターンは、『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのか』と、『特別図柄の変動表示時間(以下、特別図柄変動表示時間と称する)』とを少なくとも識別可能なものである。すなわち、抽選テーブル314に登録されている変動パターンには、少なくともこれら2つの情報が予め紐付けられている。
そして、「確変モード」に移行している場合の方が、「時短モード」に移行している場合、及び「通常モード」で遊技を行っている場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、前記2つの抽選テーブルの内容が設定されている。
尚、当選判定部305は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。抽選テーブル314は、メイン制御基板201に設けられているROM201bを用いることにより実現される。
特別図柄表示指示部306は、当選判定部305により判定された結果に基づいて、特別図柄変動表示時間と、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄とを決定する。
特別図柄表示指示部306は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
大入賞口開放指示部307は、当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定され、フラグ記憶部302内のボーナスフラグがオンされると、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放する。
一方、特別遊技の全ての単位遊技が消化した場合には、特別遊技が終了したので、大入賞口113を開放させない。
大入賞口開放指示部307は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
時短動作計数部308は、「時短モード」における遊技回数を計数し、「時短モード」が終了したか否かを判定する。ここで、遊技回数とは特別図柄抽選部304における抽選結果の出力回数をいう。
尚、時短動作計数部308は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、前記普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されていない場合には(即ち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部310に出力する。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部310により判定された抽選結果に基づいて、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄を決定し、普通図柄抽選部309に送信する。
普通図柄表示指示部311は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、当選判定部310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ及び時短フラグの状態に応じて普通電動役物104の動作態様を異ならせるようにしている。
普通電動役物駆動指示部312は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定された結果と、当選判定部305で判定された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間と、時短動作計数部308で計数された遊技回数(「時短モード」における遊技回数)等に基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
演出コマンド生成部313は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析し、解析した結果を、装飾図柄決定部702、演出表示パターン決定部703、画像生成部705、及び音声生成部706に出力する。
演出コマンド解析部701は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
装飾図柄決定部702は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する。本実施形態では、演出コマンド解析部701から出力された『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのかを示す情報』が、「大当たり」を示すものである場合には、例えば「000」、「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」、「777」、「888」、「999」、「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」、「EEE」、「FFF」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
尚、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせの決定は、例えば抽選により行うようにすればよい。
装飾図柄決定部702は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
演出表示パターン決定部703は、装飾図柄決定部702により、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンド解析部701から出力された『特別図柄変動表示時間を示す情報』に応じて、演出表示パターン記憶部704に記憶されている複数の演出表示パターンの1つを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。演出表示パターン記憶部704に記憶されている演出表示パターンには、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)等が設定されている。
演出表示パターン決定部703は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現され、演出表示パターン記憶部704は、サブ制御基板202に設けられているROM202bを用いることにより実現される。
画像生成部705は、装飾図柄決定部702で決定された装飾図柄の組み合わせ、演出表示パターン決定部703で決定された演出表示パターン、及び演出コマンド解析部701から出力された情報などに基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データなどを生成する。
また、画像生成部705は、擬似連続変動演出に関わる演出画像を表示する場合には、その擬似連続変動演出に関わる演出画像だけでなく、操作スイッチ132の操作を促すための演出画像が表示されるような画像データも生成する。
画像生成部705は、例えば、サブ制御基板202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
音声生成部706は、演出コマンド解析部701から出力された演出コマンドに関する情報に基づいて、音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部701から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、演出表示パターン決定部703により決定された演出表示パターンに合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
また、音生成部706は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、音源回路202g、及びアンプ202hを用いることにより実現される。
尚、メイン制御基板201及びサブ制御基板202に、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
貯留制御部707は、演出表示パターン決定部703により、擬似連続変動演出を行う演出表示パターンが、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定されると、その演出表示パターンから、擬似連続変動演出における擬似連続変動の回数を抽出する。そして、貯留制御部707は、貯留球検出センサ221からの検出信号に基づいて、排出口190に貯留されたOUT球180の個数が、抽出した擬似連続変動の回数よりも多いか否かを判定し、排出口190に余分なOUT球180があるか否かを判定する。この判定の結果、排出口190に貯留されたOUT球180の個数が、抽出した擬似連続変動の回数よりも多く、排出口190に余分なOUT球180がある場合、貯留制御部707は、その余分なOUT球180がOUT球排出経路170aに送られる(余分なOUT球180が除去される)まで貯留制御部材150aを開放させる。
貯留制御部707は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
排出制御部708は、演出表示パターン決定部703により、擬似連続変動演出を行う演出表示パターンが、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定されると、まず、擬似連続変動演出の最初の擬似連続変動が開始する前に、排出口190に貯留されたOUT球180を1つ、案内部材150cの経路に送り出させる。その後、擬似連続変動演出において擬似停止表示がなされると、排出制御部708は、その擬似停止表示がなされている間に、排出口190に貯留されたOUT球180を1つ、案内部材150cの経路に送り出させる。
排出制御部708は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
回動役物制御部709は、演出表示パターン決定部703により、擬似連続変動演出を行う演出表示パターンが、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定されると、その演出表示パターンの内容と、操作スイッチ132の操作の内容とに基づく速度で回動体151を回動させる。そして、回動役物制御部709は、例えば、モータ225が有するステッピングモータのステップ数に基づく信号から、回動させた後の回動体151の位置を検出して記憶する。このようにして回動役物制御部709が回動体151の動作を制御することにより、回動体151に形成されたどの孔が、どのタイミングで、案内部材150cのOUT球流出領域(出口)に位置するのかを遊技機100側で判断することができる。
その後、回動役物制御部709は、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球の通過を許可するタイミングになったか否かを判定する。このタイミングは、ステップS204で選択された演出表示パターンにおける擬似停止表示又は停止表示が行われるタイミングに基づいて定められる。そして、遊技球の通過を許可するタイミングになると、回動役物制御部709は、当該遊技における演出表示パターンの内容(擬似連続変動演出の進行状況)と、当該遊技で「大当たり」したか否かの抽選の結果(当該遊技の結果)と、回動体151の現在の位置とに基づいて、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられるか否かを判定する。
この判定の結果、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられない場合、回動役物制御部709は、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられる位置まで、回動体151を自動的に回動させる。
回動役物制御部709は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
通過制御部710は、出表示パターン決定部703により、擬似連続変動演出を行う演出表示パターンが、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定されると、その演出表示パターンの内容と、回動役物制御部709により制御される回動体151の動作の内容とに基づいて、通過制限部材150eを案内部材150cの経路から退出させる。すなわち、通過制御部710は、回動体151に形成されたどの領域が、どのタイミングで、案内部材150cのOUT球流出領域(出口)に位置するのかを把握する。そして、通過制御部710は、回動体151に形成された領域であって、擬似連続変動演出の内容に応じた領域をOUT球180が通過するタイミングで、通過制限部材150eを案内部材150cの経路から退出させる。そして、OUT球180が通過制限部材150eを通過する所定の時間が経過すると、通過制御部710は、通過制限部材150eを案内部材150cの経路に進入させる。
また、擬似連続変動演出を終了する場合であって、当該遊技で「大当たり」となる場合には、OUT球180がV領域又はハズレ領域を通過するタイミングで、通過制限部材150eを案内部材150cの経路から退出させる。尚、当該遊技で「大当たり」となる場合には、OUT球180がV領域を通過する確率が、ハズレ領域を通過する確率よりも格段に高くなるように、通過制限部材150e等の動作が制御される。尚、V領域及びハズレ領域の何れの通過にOUT球180を通過させるかについては、例えば、通過制御部710による抽選によって決定することができる。
通過制御部710は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
図8は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図8のステップS1において、メイン制御基板201は、遊技球発射処理を行う。この遊技球発射処理の具体例を説明すると、まず、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを示す前記発射操作検出信号が、発射制御基板205から送信された後に、上球皿128aに遊技球が一定量以上貯留しているか否かを判定する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、図8のステップS2における一般入賞処理の詳細について説明する。
図9のステップS11において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS12に進み、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、電飾部品130を点灯させるなどして、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、図8に示したメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS12の処理を行う必要がないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、図10−1、図10−2のフローチャートを参照しながら、図8のステップS3における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図10−1のステップS21において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定する、この判定の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS22に進み、普通図柄抽選部309は、乱数を発生させて抽選を行う(即ち乱数の取得を行う)。
次に、ステップS29において、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS30に進む。
また、ステップS27において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS31において、当選判定部310は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグまたは確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」または「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS32に進み、当選判定部310は、「時短モード」または「確変モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンされていないと判定した場合には、「通常モード」であると判断して、ステップS33に進み、当選判定部310は、「通常モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
次に、図11−1、図11−2のフローチャートを参照しながら、図8のステップS4における始動入賞処理の詳細について説明する。
図11−1のステップS61において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が始動入賞口112に入賞した場合には、ステップS62に進み、特別図柄抽選部304は、乱数発生器220で発生している乱数に基づいて抽選を行う。
一方、ステップS63において、ボーナスフラグがオフされていない(オンされている)と判定した場合には、特別遊技の実行中であるので、ステップS65に進む。
尚、ステップS65において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うこともできないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS70において、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS71に進む。
また、ステップS68において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うことができないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS72において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、確変フラグがオンされている場合には、「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS73に進み、当選判定部305は、「確変モード」である場合に使用する確変用抽選テーブル314を抽出する。
次に、ステップS77において、当選判定部305は、時短動作計数部308の計数値を参照することにより、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了したか否かを判定する。この判定の結果、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了した場合には、ステップS78に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオフする。
以上のように、ステップS73、S76、S79で抽選テーブル314を抽出すると、図11−2のステップS80に進み、当選判定部305は、ステップS71で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(乱数)に対応する変動パターンを、抽出した抽選テーブル314から取得し、取得した変動パターンに基づいて、「大当たり」か否かを判定する。
次に、ステップS86において、特別図柄表示装置106は、特別図柄を変動表示させた後に、停止表示すべき特別図柄を停止表示する。また、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿128a又は下球皿128bに払い出される。
一方、ステップS91において乱数が記憶されていない場合と、ステップS92において特別図柄が変動表示中であると判定された場合には、ステップS62以降の処理を行う必要がないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、図12のフローチャートを参照しながら、図8のステップS5における特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図12のステップS101において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされていない場合には、ステップS102以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS103において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。
そして、ステップS109において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオフし、図8に示したメインフローチャートに戻る。
また、ステップS107において、特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS111に進み、演出コマンド生成部313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、次の単位遊技に進んだことを示す映像が、装飾図柄表示装置107に表示される。そして、図8に示したメインフローチャートに戻る。
尚、演出コマンド生成部313が生成する演出コマンドの内容や、演出コマンドを送信するタイミングは、前述したフローチャートに示したものに限定されない。
図13は、サブ制御基板202における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。尚、本実施形態では、4[msec]毎に割り込み信号を発生させて、図13のフローチャートによる処理を実行している。
図13−1のステップS201において、演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを受信したか否かを判定する。この判定の結果、演出コマンドを受信していない場合には、後述する図13−2のステップS211に進む。
次に、ステップS203において、演出コマンド解析部701は、ステップS202における解析の結果に基づいて、擬似連続変動演出の実行を開始するか否かを判定する。この判定の結果、擬似連続変動演出の実行を開始しない場合には、ステップS210に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
一方、排出口190に貯留されたOUT球180の個数が、擬似連続変動の回数と同じである場合には、ステップS207を省略してステップS208に進む。
次に、ステップS209において、画像生成部705は、擬似連続変動演出に関わる演出画像を表示するための画像データを、装飾図柄表示部107に出力する。これにより、装飾図柄表示装置107は、擬似連続変動演出に関わる演出画像の表示を開始する。そして、ステップS210に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
一方、擬似連続変動演出を実行中である場合には、ステップS212に進む。ステップS212に進むと、回動役物制御部709は、操作スイッチ132の操作があったか否かを判定する。この判定の結果、操作スイッチ132の操作があった場合には、ステップS213に進む。ステップS213に進むと、回動役物制御部709は、ステップS204で選択された演出表示パターンの内容と、操作スイッチ132の操作の内容とに基づいて、回動役物150d(回動体151)を回動させる。ここで、操作スイッチ132の操作の内容だけに基づいて回動する場合、回動体151は、例えば、操作スイッチ132が1回操作されると、所定のステップ数だけ回動する。具体的に説明すると例えば、操作スイッチ132が1回操作されると、回動体51が1/32回転する。回動体151は、このような動作と、演出表示パターンの内容に基づく動作とを総合した動作を行う。そして、回動役物制御部709は、例えば、モータ225が有するステッピングモータのステップ数に基づく信号から、回動させた後の回動体151の位置を検出して記憶する。そして、後述するステップS215に進む。
ステップS216に進むと、回動役物制御部709は、ステップS204で選択された演出表示パターンの内容(擬似連続変動演出の進行状況)と、当該遊技で「大当たり」したか否かの抽選の結果(当該遊技の結果)と、回動体151の現在の位置とに基づいて、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられるか否かを判定する。
この判定の結果、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられない場合には、ステップS217に進む。ステップS217に進むと、回動役物制御部709は、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられる位置まで、回動体151を自動的に回動させる。そして、ステップS218に進む。
一方、通過制限部材150eで進行が阻止されている遊技球を、擬似連続変動演出の進行状況や当該遊技の結果に対応する"回動体151の孔"に通過させられる場合には、ステップS217を省略してステップS218に進む。
ステップS218に進むと、通過制御部710は、通過制限部材150eを案内部材150cの経路から退出させる。そして、ステップS219に進む。
一方、擬似停止表示を行うタイミングである場合には、ステップS220に進む。ステップS220に進むと、画像生成部705は、ステップS204で選択された演出表示パターンに基づいて擬似停止表示を行う。尚、この擬似停止表示を行っている間に、操作スイッチ132の操作を促すための演出画像を表示するようにしてもよい。このようにすれば、擬似停止表示が行われる度に、操作スイッチ132の操作を遊技者に促すことができる。
次に、ステップS221において、排出制御部708は、擬似停止表示がなされている間に、排出口190に貯留されたOUT球180を1つ、案内部材150cの経路に送り出させる。そして、ステップS210に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
ステップS219において、ステップS209で開始した擬似連続変動演出において、擬似停止表示を行うタイミングでない場合には、ステップS222に進む。ステップS222に進むと、画像生成部705は、ステップS209で開始した擬似連続変動演出において、停止表示を行うタイミングか否かを判定する(すなわち、ステップS209で開始した擬似連続変動演出を終了するタイミングか否かを判定する)。この判定の結果、停止表示を行うタイミングでない場合には、ステップS210に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
また、案内部材150cの形状は、図1〜図4に示したような形状に限定されない。例えば、螺旋状、屈曲状、直線状等、種々の形状を採ることができる。
また、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
106 特別図柄表示装置
107 装飾図柄表示装置
112 始動入賞口
150 OUT球演出装置
150a 貯留制御部材
150b 貯留解除部材
150c 案内部材
150d 回動役物
150e 通過制限部材
151 回動体
152 壁部
180 OUT球
201 メイン制御基板
202 サブ制御基板
Claims (5)
- 入賞口が形成された遊技盤と、
前記入賞口の一種である始動入賞口に遊技球が入賞すると遊技の結果に関する抽選を行う抽選手段と、
遊技者の操作に基づいて、球皿ユニットにある遊技球を、前記遊技盤の遊技領域に発射させる発射手段と、
前記発射手段により発射された遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、その遊技球を貯留する貯留手段と、
前記貯留手段により貯留された遊技球を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出された遊技球が通過可能な複数の領域を有する可動体と、
前記可動体の動作を制御する制御手段と、
前記可動体を動作させるために遊技者により操作される操作手段と、
前記抽選手段による抽選の結果を遊技の演出として演出画像を表示する演出画像表示手段とを有し、
前記可動体は、前記制御手段による制御と、前記操作手段の操作とに基づいて動作し、前記制御手段は、前記可動体が有する複数の領域のうち、前記遊技の演出の内容に応じた領域に、前記排出手段により排出された遊技球が通過するように、前記可動体の動作を制御することを特徴とする遊技機。
- 前記演出画像表示手段は、前記排出手段により遊技球が排出される前に、前記操作手段の操作を遊技者に促す演出画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記遊技の演出は、演出画像の変動表示と擬似停止表示とを順番に行って、擬似的な連続変動表示を行ってから、前記抽選手段による抽選の結果に応じて、演出画像を停止表示する擬似連続変動演出を含み、
前記排出手段は、前記擬似連続変動演出における擬似的な連続変動表示を行うタイミングに合わせて、前記貯留手段により貯留された遊技球を、擬似停止表示の間に1つ排出することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記演出画像表示手段は、前記擬似連続変動演出における擬似的な連続変動表示の実行回数に応じた個数の遊技球が前記貯留手段により貯留された場合に、前記擬似連続変動演出に係る演出画像を表示することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記可動体が有する複数の領域は、前記擬似連続変動演出を継続する場合に限り遊技球が通過する第1種の領域と、前記擬似連続変動演出を終了する場合に限り遊技球が通過する第2種の領域とを含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
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