JP5152749B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、図柄の変動表示がなされてから、大当たりに対応する図柄の停止表示がなされるまでの間に遊技球がなくなってしまうことを可及的に防止することを第2の目的とする。
かかる構成では、入賞口の一種である始動入賞口に遊技球が入賞すると遊技の結果に関する抽選を行う。そして、その抽選の結果に起因した所定条件が成立すると、上球皿にある遊技球の少なくとも一部を下球皿に送るための送球経路を形成する。したがって、抽選の結果に起因した所定条件が成立すると、上球皿にある遊技球の少なくとも一部は、送球経路を通って下球皿に自動的に送られる。上球皿から下球皿への遊技球の移動は、遊技者以外の者には分かりづらい動作である。したがって、この上球皿から下球皿への遊技球の移動を、演出として、遊技機が自動的に行うようにすることで、その演出を、遊技者以外の者に認知させづらくすることができ、遊技の状態を遊技者だけに認知させ易くすることが可能になる。
かかる構成では、抽選の結果に起因した所定条件が成立することによって上球皿と下球皿との間に形成される送球経路と、操作手段の遊技者による操作によって上球皿と下球皿との間に形成される球抜き経路とを別の経路とする。そして、抽選の結果に起因した所定条件が成立すると、上球皿と下球皿との間を開放及び閉鎖する開閉部を制御手段が開放することにより、送球経路を形成し、上球皿にある遊技球の少なくとも一部を下球皿に自動的に送ることができるようにする。したがって、球抜き経路を形成するための機構の制約を受けることなく送球経路を形成することができる。
かかる構成では、上球皿と下球皿との間を開放及び閉鎖する開閉部を、遊技中の遊技者が触れることが困難な位置に配置する。このようにすることにより、開閉部の動作によって、遊技者の指等が開閉部に挟まれること等を防止することができる。また、遊技者が開閉部を開放してしまうこと等も防止することができる。
かかる構成では、始動入賞口に遊技球が入賞することにより行われる抽選に当選すると、上球皿にある遊技球の少なくとも一部が送球経路を通って下球皿に自動的に送られる。したがって、特別遊技の実行開始時に遊技球がなくなってしまうことを可及的に防止することができる。
かかる構成では、抽選の結果に起因した所定条件の成立に基づく図柄の停止表示がなされる前に送球通路を形成する。したがって、大当たりに対応する図柄の停止表示がなされるまでの間に、上球皿にある遊技球の少なくとも一部が、送球経路を介して下球皿に自動的に送られるようになる。よって、例えば、特別遊技の実行開始時に遊技球がなくなってしまうことをより確実に防止することができる。
また、本発明の他の特徴によれば、抽選に当選すると、上球皿にある遊技球の少なくとも一部を下球皿に送るための送球経路を形成するようにしたので、特別遊技の実行開始時に遊技球がなくなってしまうことを可及的に防止することができる。
(遊技機100)
図1は、本実施形態の遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。
図1において、遊技機(パチンコ機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤160(ゲージ盤)と、遊技盤160を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
釘101や、風車102a,102bは、遊技領域115の所定の位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図1の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び大入賞口113への遊技球の通過(以下、必要に応じて入賞と称する)や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
以上のように、本実施形態では、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるようにして、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないようにしている。
この普通電動役物104の下方には、大入賞口113が形成されている。この大入賞口113は、「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に、大入賞口扉120が倒伏して開放する。本実施形態では、特別遊技において、15回の単位遊技が実行されるようにしている。
普通図柄作動ゲート103は、普通電動役物104の側方向に設けられており、例えば、普通図柄作動ゲート103内を遊技球が上から下へ向けて通過することが可能なように構成されている。
普通図柄表示装置108は、装飾図柄表示装置107の一側面に設けられており、例えば、普通図柄を表示する7セグメントLED122と、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123とを備えて構成されている。ここで、普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、普通電動役物104を開放させるか否かを示すための図柄である。
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、及び大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。尚、回収された遊技球は、遊技機100の外部に放出される。
外枠124は、開口部分を有し、遊技機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構などにより、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
また、前枠125は、遊技球を発射させるための機構や、遊技盤160を着脱可能に収容させるための機構や、遊技球を誘導又は回収するための機構などを有する。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構などにより、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
発射ハンドル153は、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる際に遊技者により操作される。遊技者が発射ハンドル153を回動操作すると、回動角度に応じた速度で、遊技球が、内レール109及び外レール110により案内されて遊技領域115に向けて発射される。
球抜き操作スイッチ157は、上球皿151にある遊技球を下球皿152に送り出すための操作を遊技者が行うためのものである。
上球皿151に所定数以上の遊技球がない場合には、入賞口(始動入賞口112、一般入賞口111、又は大入賞口113)に遊技球が入賞すると、その入賞口に応じた遊技球が、賞球として、上皿排出口155を介して、遊技機100の内部から上球皿151に送り出される(払い出される)。
ここで、図2〜図4を参照しながら、上球皿151にある遊技球を下球皿152に自動的に送り出すようにするための機構について説明する。
図2に示す例では、上皿排出口155から送り出された遊技球は、図2に示すルート162を通って球皿構成部品161内を移動する。このルート162の先には、遊技球を遊技領域115へ発射させるための発射装置がある。ここで、上球皿151にある遊技球を下球皿152に送るための動作がなければ(後述する自動球抜き装置163や手動開閉部材164が動作しなければ)、上球皿162にある遊技球は、ルート162を通って発射装置に導かれ、遊技者による発射ハンドル153の操作に基づいて発射装置から遊技領域115に打ち込まれる。尚、ルート162において、破線で示している部分は、外部から遊技球を視認することができない部分である。
自動球抜き装置163は、遊技機100の制御に基づいて、上球皿151と下球皿152とを繋ぐ送球経路を形成するための開閉動作を行う。自動球抜き装置163は、ソレノイド部材163aと開閉部材163bとを有する。
一方、手動開閉部材164は、遊技者による球抜き操作スイッチ157の操作に基づいて、上球皿151と下球皿152とを繋ぐ球抜き経路を形成するための開閉動作を行う。
以上のように本実施形態では、遊技機100の制御によって上球皿151と下球皿152との間に形成される経路(送球経路)と、遊技者による球抜き操作スイッチ157の操作によって上球皿151と下球皿152との間に形成される経路(球抜き経路)とが異なる経路となるようにしている。
メンテナンスカバー167は、球皿構成部品161の内部(メタルシュー等)の汚れを取り除くために係員によって開閉されるものである。尚、このメンテナンスカバー167は、遊技者が開閉できない構成になっている。
後述するサブ制御基板202からの制御信号に基づいて、ソレノイド部材163aは、開閉部材163bを動作させる。そうすると、図3(a)に示すように、開閉部材163bは、ソレノイド部材163bの方向に後退する。これにより、球皿構成部品161内における『遊技球の通常の移動経路』に開口部が生じて送球経路165が形成される。このようにして送球経路165が形成された場合、遊技球は、この送球経路165に従って球皿構成部品161内を移動し、下皿排出口156を介して下球皿152に送り出される。そして、送球経路165が形成されてから一定時間が経過すると、ソレノイド部材163aは、開閉部材163bを再動作させ、開閉部材163bを元の位置(図2(b)に示す位置)に戻す。
また、本実施形態では、少なくとも開閉部材163bに遊技者が触れることが困難となる位置に、自動球抜き装置163を設けるようにしている。
図4は、メンテナンスカバー167が開けられたときの上球皿151の一部の様子の一例を示す図である。尚、図4でも、説明の都合上、上球皿151の構成の一部を簡略化して示している。
図4に示すように、本実施形態では、メンテナンスカバー167を開けなければ、自動球抜き装置163を外部から視認することができない位置に自動球抜き装置163を設けるようにしている。具体的には、自動球抜き装置163が備える開閉部材163bのうち、遊技球の移動経路を構成する部分が、メンテナンスカバー167の裏面と対向する位置となるように、自動球抜き装置163を設けるようにしている。
遊技者によって球抜き操作スイッチ157が操作されている間、図3(b)に示すように、手動開閉部材164は、球皿構成部品161の側方向に後退する。これにより、球皿構成部品161内における『遊技球の通常の移動経路』の一部に開口部が生じて球抜き経路166が形成される。このようにして球抜き経路166が形成された場合、遊技球は、この球抜き経路166に従って球皿構成部品161内を移動し、下皿排出口156を介して下球皿152に送り出される。そして、球抜き操作スイッチ157の操作が行われなくなると、手動開閉部材164は元の位置(図2(b)に示す位置)に戻る。
ここで、遊技機100における規定遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が上球皿151に置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル153を、図1に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘101や風車102などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
特別遊技では、大入賞口扉120が倒伏して、大入賞口113が開放する。この開放した大入賞口113に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、本実施形態では、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に特定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120が起立して、大入賞口113が閉鎖する。以下の説明では、前記特定個数が10個の場合、即ち、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120を起立させるようにする場合を例に挙げて説明する。
尚、本実施形態では、このような大入賞口113の開閉動作が15回行われるようにしている。
このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
ここで、「確変モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後に、「通常モード」よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成するようにするモードである。また、この「確変モード」では、特別遊技の実行後、次の特別遊技が開始するまでの間、普通電動役物104の動作を「通常モード」のときと異ならせて、始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにもしている。
これら「確変モード」及び「時短モード」では、特別図柄及び装飾図柄の変動表示時間が「通常モード」よりも短くなるようにしている。
次に、遊技機100の内部構成等のシステム構成について説明する。図5は、遊技機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
遊技機100の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
メイン制御基板201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインターフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
乱数発生器220は、ハードウェアの乱数発生器である。具体的に説明すると、乱数発生器220は、例えば、10進法で0〜65535の範囲の乱数を昇順に1つずつ(+1ずつ)一定時間毎に発生させる。また、0〜65535の範囲の乱数を発生させる周期(0〜65535の範囲の乱数を全て発生させるのに要する時間)は、例えば13[msec]である。
サブ制御基板202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプ202h、及びインターフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプ202hは、音源回路202gに接続されている。更に、I/F回路202iには、受電基板207、電飾基板208、演出操作スイッチ154、及び自動球抜き装置163が接続されている。
I/F回路202iは、演出操作スイッチ154の操作を検出し、その検出信号をサブCPU202aに送信する。これにより、サブCPU202aは、演出操作スイッチ154の操作などを認識することができる。また、I/F回路202iは、サブCPU202aからの指示に基づいて、自動球抜き装置163のソレノイド部材163aに制御信号を送信する。ソレノイド部材163aは、この制御信号に基づいて、開閉部材163bを開閉する。
電飾基板208には、前述した電飾部品130が接続されており、遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
入賞口基板203には、始動入賞口112への遊技球の入賞を検出するセンサである始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲート114への遊技球の通過を検出するセンサである普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口111への遊技球の入賞を検出するセンサである一般入賞口スイッチ212と、大入賞口113への遊技球の入賞を検出するセンサである大入賞口スイッチ213とが接続されている。
入賞口基板203は、メイン制御基板201から普通電動役物開放指示信号を入力すると、普通電動役物104を駆動させるための電流を普通電動役物ソレノイド215に出力する。これにより、普通電動役物104が開閉動作を行う。
LED駆動基板204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動基板204は、後述するようにしてメイン制御基板201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLED116や、入賞数を表示する4つのLED117を発光させる。また、LED駆動基板204は、メイン制御基板201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて、普通図柄表示装置108に配設されている7セグメントLED122や、ゲート通過数を表示する4つのLED123を発光させる。
発射制御基板205には、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル153に接続されている。発射制御基板205は、発射ハンドル153が遊技者により操作されたことを検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号をメイン制御基板201に送信する。これにより、メイン制御基板201は、発射ハンドル153が操作されたことを認識する。
払出制御基板206は、後述するようにしてメイン制御基板201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が上球皿151又は下球皿152に払い出されるように、遊技機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を上球皿151又は下球皿152に払い出す。
受電基板207は、遊技機100の内部に配置されている電源スイッチ219がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、前述したように、メイン制御基板201、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、及び電飾基板208に分配する。
入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部301は、前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、及び大入賞口113何れを通過したのかを判定する。
入賞判定部301は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
払出指示部303は、入賞判定部301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
払出指示部303は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
特別図柄抽選部304は、入賞判定部301により、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと判定されると、そのときに乱数発生器220で発生している乱数を取得して抽選を行う。本実施形態では、乱数発生器220から取得した乱数は、特別図柄の当否に係る乱数と、特別図柄変動パターン決定用の乱数と、特別図柄決定用の乱数との3つの乱数を兼ねたものである。
特別図柄抽選部304は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部305は、特別図柄抽選部304から乱数が出力されると、その乱数に対応する変動パターンを、抽選テーブル314から取得する。抽選テーブル314には、乱数発生器220から取得される乱数(乱数の範囲)と、変動パターンとが互いに対応付けられて登録されている。ここで、変動パターンは、『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのか』と、『特別図柄の変動表示時間(以下、特別図柄変動表示時間と称する)』とを少なくとも識別可能なものである。すなわち、抽選テーブル314に登録されている変動パターンには、少なくともこれら2つの情報が予め紐付けられている。
そして、「確変モード」に移行している場合の方が、「時短モード」に移行している場合、及び「通常モード」で遊技を行っている場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、前記2つの抽選テーブルの内容が設定されている。
尚、当選判定部305は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。抽選テーブル314は、メイン制御基板201に設けられているROM201bを用いることにより実現される。
特別図柄表示指示部306は、当選判定部305により判定された結果に基づいて、特別図柄変動表示時間と、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄とを決定する。
特別図柄表示指示部306は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
大入賞口開放指示部307は、当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定され、フラグ記憶部302内のボーナスフラグがオンされると、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放する。
一方、特別遊技の全ての単位遊技が消化した場合には、特別遊技が終了したので、大入賞口113を開放させない。
大入賞口開放指示部307は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
時短動作計数部308は、「時短モード」における遊技回数を計数し、「時短モード」が終了したか否かを判定する。ここで、遊技回数とは特別図柄抽選部304における抽選結果の出力回数をいう。
尚、時短動作計数部308は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、前記普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されていない場合には(即ち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部310に出力する。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
普通図柄抽選部309は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部310により判定された抽選結果に基づいて、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄を決定し、普通図柄抽選部309に送信する。
普通図柄表示指示部311は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、当選判定部310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ及び時短フラグの状態に応じて普通電動役物104の動作態様を異ならせるようにしている。
普通電動役物駆動指示部312は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定された結果と、当選判定部305で判定された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間と、時短動作計数部308で計数された遊技回数(「時短モード」における遊技回数)等に基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
演出コマンド生成部313は、例えば、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、RAM201cを用いることにより実現される。
演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析し、解析した結果を、装飾図柄決定部702、演出表示パターン決定部703、及び音声生成部706に出力する。
演出コマンド解析部701は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
装飾図柄決定部702は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する。本実施形態では、演出コマンド解析部701から出力された『「大当たり」及び「ハズレ」の何れに該当するのかを示す情報』が、「大当たり」を示すものである場合には、例えば「000」、「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」、「777」、「888」、「999」、「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」、「EEE」、「FFF」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
尚、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせの決定は、例えば抽選により行うようにすればよい。
装飾図柄決定部702は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
演出表示パターン決定部703は、装飾図柄決定部702により、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンド解析部701から出力された『特別図柄変動表示時間を示す情報』に応じて、演出表示パターン記憶部704に記憶されている複数の演出表示パターンの1つを、表示する演出画像の演出表示パターンとして決定する。演出表示パターン記憶部704に記憶されている演出表示パターンには、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)等が設定されている。
画像生成部705は、装飾図柄決定部702で決定された装飾図柄の組み合わせ、演出表示パターン決定部703で決定された演出表示パターン、及び演出コマンド解析部701から出力された情報などに基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データなどを生成する。
画像生成部705は、例えば、サブ制御基板202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
球抜き指示部707は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、当該遊技で「大当たり」すると判断すると、例えばRAM202cに記憶されている自動球抜きフラグをオンする。そして、自動球抜き装置163を動作させるタイミングになると、球抜き指示部707は、自動球抜き装置163の開閉部材163bを動作させ、送球経路165を形成させる。本実施形態では、当該遊技における装飾図柄の変動表示が開始してから、当該遊技における装飾図柄の変動表示が終了する前(すなわち、当該遊技の結果に対応する装飾図柄の組み合わせ(「大当たり」に対応する装飾図柄の組み合わせ)が停止表示される前)に、開閉部材163bを動作させ、送球経路165を形成させるようにしている。この開閉部材163bを動作させるタイミングは、演出表示パターン決定部703により表示すると決定された演出表示パターンに基づいて決定することができる。例えば、演出表示パターン決定部703により表示すると決定された演出表示パターンに基づく演出画像の表示(装飾図柄の変動表示)が終了する所定時間前を、開閉部材163bを動作させるタイミングとすることができる。
以上のようにして開閉部材163bを動作させるタイミングになってから、所定時間が経過すると、球抜き指示部707は、開閉部材163bを元の位置に戻させる。そして、開閉部材163bが元の位置に戻ると、球抜き指示部707は、自動球抜きフラグをオフする。
球抜き指示部707は、例えば、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
音声生成部706は、演出コマンド解析部701から出力された演出コマンドに関する情報に基づいて、音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部701から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、演出表示パターン決定部703により決定された演出表示パターンに合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
また、音生成部706は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、音源回路202g、及びアンプ202hを用いることにより実現される。
尚、メイン制御基板201及びサブ制御基板202に、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
図8は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図8のステップS1において、メイン制御基板201は、遊技球発射処理を行う。この遊技球発射処理の具体例を説明すると、まず、メイン制御基板201は、発射ハンドル153が遊技者により操作されたことを示す前記発射操作検出信号が、発射制御基板205から送信された後に、上球皿151に遊技球が一定量以上貯留しているか否かを判定する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、図8のステップS2における一般入賞処理の詳細について説明する。
図9のステップS11において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS12に進み、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿151又は下球皿152に払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、電飾部品130を点灯させるなどして、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、図8に示したメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS12の処理を行う必要がないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、図10−1、図10−2のフローチャートを参照しながら、図8のステップS3における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図10−1のステップS21において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定する、この判定の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS22に進み、普通図柄抽選部309は、乱数を発生させて抽選を行う(即ち乱数の取得を行う)。
次に、ステップS29において、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS30に進む。
また、ステップS27において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS31において、当選判定部310は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグまたは確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」または「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS32に進み、当選判定部310は、「時短モード」または「確変モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンされていないと判定した場合には、「通常モード」であると判断して、ステップS33に進み、当選判定部310は、「通常モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
次に、図11−1、図11−2のフローチャートを参照しながら、図8のステップS4における始動入賞処理の詳細について説明する。
図11−1のステップS61において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が始動入賞口112に入賞した場合には、ステップS62に進み、特別図柄抽選部304は、乱数発生器220で発生している乱数に基づいて抽選を行う。
一方、ステップS63において、ボーナスフラグがオフされていない(オンされている)と判定した場合には、特別遊技の実行中であるので、ステップS65に進む。
尚、ステップS65において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うこともできないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS70において、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS71に進む。
また、ステップS68において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別図柄の表示も行うことができないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS72において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、確変フラグがオンされている場合には、「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS73に進み、当選判定部305は、「確変モード」である場合に使用する確変用抽選テーブル314を抽出する。
次に、ステップS77において、当選判定部305は、時短動作計数部308の計数値を参照することにより、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了したか否かを判定する。この判定の結果、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了した場合には、ステップS78に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオフする。
以上のように、ステップS73、S76、S79で抽選テーブル314を抽出すると、図11−2のステップS80に進み、当選判定部305は、ステップS71で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(乱数)に対応する変動パターンを、抽出した抽選テーブル314から取得し、取得した変動パターンに基づいて、「大当たり」か否かを判定する。
次に、ステップS86において、特別図柄表示装置106は、特別図柄を変動表示させた後に、停止表示すべき特別図柄を停止表示する。また、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が上球皿151又は下球皿152に払い出される。
一方、ステップS91において乱数が記憶されていない場合と、ステップS92において特別図柄が変動表示中であると判定された場合には、ステップS62以降の処理を行う必要がないので、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、図12のフローチャートを参照しながら、図8のステップS5における特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図12のステップS101において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされていない場合には、ステップS102以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、図8に示したメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS103において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。
そして、ステップS109において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオフし、図8に示したメインフローチャートに戻る。
また、ステップS107において、特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS111に進み、演出コマンド生成部313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、次の単位遊技に進んだことを示す映像が、装飾図柄表示装置107に表示される。そして、図8に示したメインフローチャートに戻る。
尚、演出コマンド生成部313が生成する演出コマンドの内容や、演出コマンドを送信するタイミングは、前述したフローチャートに示したものに限定されない。
図13は、サブ制御基板202における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。尚、本実施形態では、4[msec]毎に割り込み信号を発生させて、図13のフローチャートによる処理を実行している。
図13のステップS201において、演出コマンド解析部701は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを受信したか否かを判定する。この判定の結果、演出コマンドを受信していない場合には、後述するステップS206に進む。
次に、ステップS203において、球抜き指示部707は、ステップS202における解析の結果に基づいて、当該遊技で「大当たり」するか否かを判定する。この判定の結果、当該遊技で「大当たり」しない場合には、自動球抜き装置163を動作させないので、後述するステップS206に進む。
ステップS201において、演出コマンドを受信していないと判定された場合と、ステップS203において、当該遊技で「大当たり」しないと判定された場合には、ステップS206に進む。ステップS206に進むと、球抜き指示部707は、自動球抜きフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、自動球抜きフラグがオンされていない場合には、ステップS205に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
この判定の結果、自動球抜き装置163を動作させるタイミングになっていない場合には、自動球抜き装置163を動作させないので、ステップS205に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
次に、ステップS209において、球抜き指示部707は、自動球抜きフラグをオフする。そして、ステップS205に進み、その他の処理が行われた後、ステップS201に戻る。
また、前述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
106 特別図柄表示装置
107 装飾図柄表示装置
112 始動入賞口
151 上球皿
152 下球皿
155 上皿排出口
156 下皿排出口
157 球抜き操作スイッチ
161 球皿構成部品
163 自動球抜き装置
163a ソレノイド部材
163b 開閉部材
164 手動開閉部材
165 送球経路
166 球抜き経路
201 メイン制御基板
202 サブ制御基板
Claims (1)
- 上球皿と下球皿とを有する球皿と、
入賞口が形成された遊技盤と、
遊技者の操作に基づいて、前記上球皿にある遊技球を、前記遊技盤の遊技領域に発射させる発射手段と、
前記発射手段により発射された遊技球が前記入賞口に入賞すると、前記上球皿又は前記下球皿に遊技球を払い出す払い出し手段と、
前記入賞口の一種である始動入賞口に遊技球が入賞すると遊技の結果に関する抽選を行う抽選手段と、
前記始動入賞口に遊技球が入賞すると図柄の変動表示を開始し、変動表示を行った図柄を、前記抽選手段による抽選の結果に応じて停止表示する演出表示手段と、
前記抽選の結果に起因した所定条件の成立によって、前記上球皿にある遊技球の少なくとも一部を前記下球皿に送るための送球経路を形成する形成手段と、
前記上球皿にある遊技球を前記下球皿に送るために遊技者によって操作される操作手段と、
前記操作手段の操作によって前記上球皿と前記下球皿との間に形成される球抜き経路と、を有する遊技機であって、
前記送球経路は、前記球抜き経路とは異なる経路であり、
前記形成手段は、前記上球皿と前記下球皿との間を、開放及び閉鎖する開閉部と、前記開閉部の動作を制御する制御手段とを更に有し、
前記制御手段は、前記特定の遊技条件が成立した場合に、前記開閉部を開放して、前記送球経路を形成することを特徴とする遊技機。
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