JP4852625B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル付きの表示器を備え、BIOSの制御下にてOSが起動される情報処理装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置におけるシステム起動処理は、BIOS(Basic Input/Output System)と呼ばれる基本プログラムの制御下で実行されている。BIOSによる起動処理では、POST(Power-On Self Test)と呼ばれるテストプログラムにて各デバイスの異常診断や初期化が行われた後、OS(Operating System)が呼び出される。(例えば、特許文献1を参照)
このBIOS自体の設定を行うには、パーソナルコンピュータと同様に、電源立ち上げ直後のPOST(Power-On Self Test)画面にて、周辺機器の一つであるキーボードに設けられた所定キーを押下する。これに応じてBIOSのセットアッププログラムが実行され、セットアップを行うための画面が表示される。
近年、商品販売店舗にて会計処理に使用されるPOS(Point Of Sales)端末などの特定用途に用いられる情報処理装置においても、パーソナルコンピュータと同様にBIOSの制御下にてシステムの起動処理が実行され、各デバイスの異常診断や初期化およびOSの呼び出しが行われている。
かかる情報処理装置の中には、入力装置としてキーボードを備えず、オペレータによる操作入力をタッチパネル付きのディスプレイに依存するタイプのものがある。このタイプの情報処理装置に対してBIOSのセットアップを行うためには、該装置が備える周辺機器接続ポートなどの通信インターフェイスに機械式のキーボードを接続し、既述の如く所定キーを押下することでBIOSのセットアップ画面を表示させている。
しかしながら、急遽BIOSのセットアップが必要になった場合などに専用のキーボードが用意されていないならば設定完了までに相当の時間を要する。したがって、POS端末を商品販売業務に使用できずに顧客への対応が大幅に遅れてしまう蓋然性がある。
また、POS端末は、店舗の売り上げ情報や顧客情報など機密性の高い情報を扱う上に不特定の者が出入りする店舗で使用されるものであるため、BIOSのセットアップのような重要度の高い設定に関するセキュリティを充実させる必要性がある。
しかしながら、通常のパーソナルコンピュータと同様にキーボードの単純な操作によりBIOSのセットアップ画面が表示されるのではセキュリティ面にて十分であるとは言えない。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、BIOSのセットアップを迅速に実行可能であるとともに、BIOSの設定に関するセキュリティ性を向上させた情報処理装置を提供することである。
本発明の一実施形態における情報処理装置は、各種情報を表示する表示部と、この表示部の表示面上に設置され、接触操作に応じた入力を行うタッチパネルと、システムの起動処理を実行するBIOS(Basic Input/Output System)を記憶したBIOS記憶手段と、パスワードを記憶可能なパスワード記憶手段と、前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたとき、前記表示部の表示座標と前記タッチパネルの操作位置座標との差が所定の誤差の範囲内にあるならば、当該差を補正する補正実行手段と、前記表示座標と操作位置座標との差が前記誤差の範囲内にない場合、前記起動処理をリセットするエラー処理手段と、前記補正実行手段による補正の後、前記パスワード記憶手段にパスワードが記憶されているならば、パスワードの入力受付画面を前記表示部に表示して前記タッチパネルの接触操作によるパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段と、前記補正実行手段による補正の後において前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知され、かつ前記パスワード記憶手段にパスワードが記憶されていないとき、及び、前記パスワード受付手段により入力を受け付けたパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されたパスワードと一致するとき、前記BIOSのセットアッププログラムを実行するセットアッププログラム実行手段と、前記セットアップ画面が表示されているとき、前記タッチパネルへの接触操作に応じて前記パスワード記憶手段に記憶するパスワードに関する設定を行うパスワード設定手段と、を備えていることを特徴としている。
かかる手段を講じた本発明によれば、BIOSのセットアップを迅速に実行可能であるとともに、BIOSの設定に関するセキュリティ性を向上させた情報処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるPOS端末の要部構成を示すブロック図。 同実施形態におけるBIOS−ROMのデータ構造を示す模式図。 同実施形態における起動処理の流れ図。 同実施形態におけるPOST画面の一例を示す模式図。 同実施形態におけるパスワード認証処理の流れ図。 同実施形態におけるS/Wキーボードの一例を示す模式図。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態は、本発明を商品販売店舗のレジなどに設置され、取引の会計処理に使用されるPOS端末に適用した場合である。
図1は、情報処理装置であるPOS端末1の要部構成を示すブロック図である。POS端末1は、制御の中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)2を搭載している。そして、CPU2に対し、BIOS−ROM(Basic Input/Output System - Read Only Memory)3、ROM(Read Only Memory)4、RAM(Random Access Memory)5、タイマ6、通信インターフェイス(I/F)7、表示コントローラ8、タッチパネルコントローラ9、およびハードディスクドライブコントローラ(HDD)10をアドレスバスやデータバスなどのバスライン11を介して接続してPOS端末の制御回路が構成されている。
ROM4は、POS端末1の基本動作に必要な制御プログラムなどの固定的データを記憶している。RAM5は、処理場面に応じて各種の作業用記憶エリアを形成する。タイマ6は、CPU2からの指令に応じて所定時間を計時する。通信インターフェイス7は、通信ケーブル12を介して接続された機器とのデータ通信を制御する。
表示コントローラ8は、タッチパネル付き表示器13の表示部14を接続し、該表示部14を制御して各種情報を選択的に表示せしめる。表示部14には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などを採用し得る。タッチパネルコントローラ9は、タッチパネル付き表示器13のタッチパネル15を接続し、該タッチパネル15がタッチ操作された位置に応じて出力する電気信号に基づいて操作位置座標を算出し、算出した操作位置座標をCPU2に通知する。ハードディスクドライブコントローラ10は、OSファイルやアプリケーションファイルを記憶したハードディスクドライブ(HDD)16を接続し、該ドライブ16からのデータの読出し/書込みを制御する。
BIOS記憶手段であるBIOS−ROM3は、BIOSのアップデートやセットアップに対応するためにフラッシュROMなどの書き換え可能な不揮発性メモリで構成されている。図2は、BIOS−ROM3のデータ構造を示す模式図である。BIOS−ROM3は、POST32やセットアッププログラム33を含むBIOS30の記憶領域と、パスワード設定エリア34やタップ時間設定エリア35を含むセキュア領域31とを有している。
POST32は、BIOS30が各ハードウェアの異常診断および初期化を行う際に実行するテストプログラムである。セットアッププログラム33は、BIOS30に関する各種セットアップの実行プログラムである。セットアッププログラム33により実行されるセットアップは、例えば、各部に供給される電源の管理、システム日付の管理、動作クロック、周辺機器への供給電源の管理、オンボードデバイスのコントロール、およびパワーマネジメントに関する設定である。
セキュア領域31は、データの読み出し/書き込みに特別な手順が必要な領域である。したがって、ユーザやアプリケーションは、セキュア領域31に記憶されたデータを自由に参照したり変更したりすることができない。パスワード設定エリア34は、セットアッププログラム33を実行するために必要なパスワードが設定される領域であり、本実施形態におけるパスワード記憶手段として機能する。タップ時間設定エリア35は、POST32の実行画面が表示された状態からセットアッププログラムを実行する際にユーザがタッチパネル15を押下すべき時間が設定される領域であり、本実施形態における設定時間記憶手段として機能する。
次に、上記の如く構成された当該POS端末1の起動処理について説明する。
ユーザが本体に設けられた電源釦(不図示)を切り替えてPOS端末1に動作電源が投入されたとき、CPU2は、BIOS−ROM3からBIOS30を読み出して実行し、システムの起動処理を開始する。図3は、システムの起動処理においてCPU2が実行する処理の流れ図である。
先ず、CPU2は、POST32による動作を開始する(ST101)。このとき、POST32の制御下にて、CPU2、ROM4、RAM5、表示コントローラ8、タッチパネルコントローラ9、表示部14、およびタッチパネル15などの基本デバイスの異常診断および初期化処理が行われる(ST102)。基本デバイスの異常診断および初期化処理が正常に終了した場合、CPU2は、表示コントローラ8を介して表示部14を制御し、図4に示したPOST32の実行画面であるPOST画面40を表示する(ST103)。当該画面40には、異常診断および初期化が完了したデバイスに関する情報などが表示される。
さらに、RAM5にフラグFを形成してその値を“0”にセットする(ST104)。しかる後、CPU2は、未だ異常診断および初期化処理が完了していないデバイスに対する異常診断および初期化処理を開始する(ST105)。なお、当該処理にて異常診断および初期化処理が実行されるデバイスには、図1にて図示していないオンボードデバイスや外部デバイスなど種々のデバイスが含まれる。
次に、CPU2は、POST画面40が表示されている間にユーザによりタッチパネル15が押下されたか否かを判断する(ST106)。ユーザがタッチパネル付き表示器13に表示されたPOST画面40を押下している場合、タッチパネル15が当該押下を検知してタッチパネルコントローラ9を介してCPU2に通知される。この通知がない場合、CPU2は、タッチパネル15が押下されていないと判断し(ST106のNo)、各デバイスの異常診断および初期化が完了次第、OSの起動などの通常通りの起動処理を進行する(ST107)。
一方、タッチパネルコントローラ9から通知があった場合、CPU2は、タッチパネル15が押下されたと判断し(ST106のYes)、RAM5に形成されたフラグFの値を“1”にセットするとともに(ST108)、タイマ6による計時を開始する(ST109)。
しかる後、CPU2は、再度タッチパネル15が押下されているか否かを判断する(ST110)。このとき既にユーザがPOST画面40の押下を中断している場合には、タッチパネルコントローラ9からの通知がない。かかる場合、CPU2は、タッチパネル15が押下されていないと判断し(ST110のNo)、上記フラグFの値を“0”にセットする(ST111)。
このようにタッチパネル15の押下を確認した後、CPU2は、フラグFの値が“1”にセットされているか否かを判断する(ST112)。上記のように既にユーザがPOST画面40の押下を中断している場合にはフラグFが“0”にセットされている。このとき、CPU2は、フラグFの値が“1”にセットされていないと判断し(ST112のNo)、POST32による各デバイスの異常診断および初期化が完了次第、通常通りの起動処理を進行する(ST107)。
一方、ユーザがPOST画面40の押下を継続している場合には、フラグFの値が“1”にセットされたままである。したがって、CPU2は、フラグFが“1”にセットされていると判断する(ST112のYes)。かかる場合、CPU2は、タイマ6による計時時間と、BIOS−ROM3のセキュア領域31に設けられたタップ時間設定エリア35に設定されているタップ時間とを比較し、タイマ6による計時時間がタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間を経過しているか否かを判断する(ST113)。タイマ6による計時時間がタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間を経過していない場合(ST113のNo)、CPU2は、再び上記ST110〜ST113の処理を繰り返す。
ユーザがPOST画面40の押下を継続していると、やがてタイマ6による計時時間がタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間に達する。かかる場合、CPU2は、タイマ6による計時時間がタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間を経過したと判断し(ST113のYes)、パスワード認証処理へ移行する。
なお、タイマ6およびフラグFを用いてタッチパネル15の押下(タッチパネル入力)の継続時間を計時する処理は、本実施形態における計時手段を構成する。
続いて、上記パスワード認証処理について説明する。
図5は、パスワード認証処理にてBIOS30の制御の下、CPU2が実行する処理の流れ図である。
当該処理の開始当初において、CPU2は、タッチパネル15のキャリブレーションを実行する(ST201)。キャリブレーションとは、表示部14の表示座標とタッチパネル15の操作位置座標とのズレを確認し、補正する処理である。
具体的には、表示部14の表示画面上の所定位置、例えば4隅に検査マークを表示し、ユーザにそれぞれの検査マークを押下させる。このとき、タッチパネル15が操作位置に応じて出力する電気信号に基づいてタッチパネルコントローラ9が算出したそれぞれの検査マークの操作位置座標と、予めBIOS30に設定されている操作位置座標とを比較し、補正可能な誤差の範囲内であればそのズレを補正するための補正値を算出してタッチパネルコントローラ9に設定する。補正値の設定を受けた後のタッチパネルコントローラ9は、タッチパネル15から出力された電気信号から算出される操作位置座標を当該補正値にて補正した値をCPU2に通知する。一方、タッチパネルコントローラ9が算出したそれぞれの検査マークの操作位置座標と、予めBIOS30に設定されている操作位置座標とが補正可能な誤差の範囲内にない場合には、補正値の算出および設定は行わない。
タッチパネル15のキャリブレーションを行った後、CPU2は、キャリブレーション結果は正当であったか否か、すなわち上記誤差が補正可能な範囲内にあったか否かを判断する(ST202)。上記誤差が補正可能な範囲内になかった場合には、キャリブレーション結果が正当でなかったと判断し(ST202のNo)、表示コントローラ8を介して表示部14にその旨を報知するエラーメッセージを表示して起動処理をリセットするなどのエラー処理を実行する。
一方、上記誤差が補正可能な範囲内にあった場合には、キャリブレーション結果が正当であったと判断し(ST202のYes)、CPU2は、BIOS−ROM3のセキュア領域31に記憶されたパスワード設定エリア34にパスワードが設定されているか否かを判断する(ST203)。パスワード設定エリア34にパスワードが設定されている場合(ST203のYes)、CPU2は、表示コントローラ8を介して表示部14に図6に示したS/Wキーボード50を表示する。S/Wキーボード50は、アルファベット(“a”〜“z”)キーおよびスペース(“space”)キーを有する入力キー群51と、入力キー群51のうちユーザにより操作されたキーに相当する文字列を表示するパスワード表示欄52とを備えている。
かかる構成のS/Wキーボード50が表示部14に表示された状態において、CPU2は、S/Wキーボード50のタッチ操作によるパスワードの入力を受け付けている(ST205)。ユーザの操作により所定文字数のパスワードが入力されたことを確認したとき(ST206)、CPU2は、入力されたパスワードとパスワード設定エリア34に設定されたパスワードとを対比し、それらが一致するか否かを判断する(ST207)。入力されたパスワードとパスワード設定エリア34に設定されたパスワードが一致しない場合(ST207のNo)、CPU2は、パスワード不一致を報知するメッセージを表示部14に表示するとともに入力されたパスワードをクリアして再びパスワードの入力を受け付ける(ST205)。
一方、入力されたパスワードとパスワード設定エリア34に設定されたパスワードが一致する場合(ST207のYes)、CPU2は、表示コントローラ8を介して表示部14を制御し、S/Wキーボード50を表示画面上から消去する(ST208)。しかる後、CPU2は、セットアッププログラム33を実行する(ST209)。
一方、パスワード設定エリア34にパスワードが設定されていない場合には(ST203のNo)、S/Wキーボード50の表示などを行うことなくセットアッププログラム33を実行する(ST209)。
なお、S/Wキーボード50を表示部14に表示してタッチパネル115の接触操作によるパスワードの入力を受け付ける処理は、本実施形態におけるパスワード受付手段を構成する。
セットアッププログラム33を実行した後、当該プログラム33の制御下にて表示部14にBIOSセットアップメニュー画面が表示される。ユーザは、当該画面のタッチ操作により、上述したBIOS30に関する各種のセットアップが実行可能である。なお、パスワード設定エリア34に設定されたパスワードの変更またはタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間の変更などのセキュア領域31に関する設定も当該画面を介して行う。
BIOSセットアップメニュー画面を介して各種のセットアップが指示された状態で当該画面の所定のタッチ操作によりBIOSセットアップの完了が宣言された場合には、指定を受け付けたセットアップの内容にてBIOS−ROM3の各領域が更新される。そして、POS端末1の起動処理を中断してシステムを再起動し、更新内容が反映された状態にて起動処理が行われる。
なお、図3および図5を用いて説明したCPU2が実行するセットアッププログラム33を実行するまでの各処理は、本実施系形態におけるセットアッププログラム実行手段を構成する。
以上説明したように、本実施形態におけるPOS端末1は、システムの起動処理の実行中であってPOST画面40が表示部14に表示されている間にタッチパネル15からの入力が検知されたことに応じてBIOS30のセットアッププログラムを実行する。したがって、いちいち機械式のキーボードをPOS端末1に接続するなどの作業が不要となるので、BIOSセットアップに時間をとられ、顧客への対応が大幅に遅れるような事態を防止することができる。
また、タッチパネル15の押下の継続時間がタップ設定エリア35に設定されたタップ時間を経過するまでセットアッププログラム33は実行されない。したがって、タップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間を知らない者はセットアッププログラムを実行することができないので、セキュリティ性を向上させることができる。かかる効果は、パスワード設定エリア34にパスワードを設定することでより高めることができる。
また、タップ時間設定エリア35に比較的長いタップ時間を設定しておけば、誤ってタッチパネル15に短時間接触した程度ではセットアッププログラム33は実行されない。したがって、ユーザの誤操作によりセットアッププログラム33が実行されるような事態を防止することができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階においてはその要旨を逸脱しない範囲内において各構成要素を適宜変形して具体化することができる。
例えば、上記実施形態においては、本発明をPOS端末1に適用した場合について説明したが、これに限定されずに本発明を他の種類の情報処理装置に適用してもよいことは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、タッチパネル15がタップ時間設定エリア35に設定されたタップ時間以上継続して押下されたことを条件にセットアッププログラム33が実行されるとしたが、タッチパネル15からの入力を利用した他の条件を設定することも可能である。一例として、所定回数連続してタッチパネル15が押下された場合にセットアッププログラム33を実行する方法を採用し得る。この場合、タップ時間設定エリア35に代えて上記所定回数の設定エリアを設け、起動処理にてPOST画面40が押下された回数をカウントする。そして、カウントが上記所定回数の設定エリアに設定された回数に達した場合にセットアップメニューを実行するようにする。このようにした場合であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発
明を形成することができる。
本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明を、以下に付記する。
[1]各種情報を表示する表示部と、この表示部の表示面上に設置され、接触操作に応じた入力を行うタッチパネルとを備えた情報処理装置において、システムの起動処理を実行するBIOS(Basic Input/Output)を記憶したBIOS記憶手段と、前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたことに応じて前記BIOSのセットアッププログラムを実行するセットアッププログラム実行手段と、を備えていることを特徴とする情報処理装置。
[2]前記BIOSは、POST(Power-On Self Test)プログラムを有し、前記セットアッププログラム実行手段は、前記POSTプログラムの実行画面が前記表示部の表示面に表示されている間に前記タッチパネルからの入力が検知されたことに応じて前記BIOSのセットアッププログラムを実行することを特徴とする上記[1]に記載の情報処理装置。
[3]前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたことに応じて当該入力の継続時間を計時する計時手段と、この計時手段による計時時間と対比すべき設定時間を記憶した設定時間記憶手段とをさらに備え、前記セットアッププログラム実行手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定時間記憶手段に記憶された設定時間に達したことに応じて前記BIOSのセットアッププログラムを実行することを特徴とする上記[1]に記載の情報処理装置。
[4]前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたことに応じてパスワードの入力受付画面を前記表示部の表示面に表示し、前記タッチパネルの接触操作によるパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段と、このパスワード受付手段により入力を受け付けたパスワードと対比すべきパスワードを記憶したパスワード記憶手段とをさらに備え、前記セットアッププログラム実行手段は、前記パスワード受付手段が受け付けたパスワードが前記記憶手段に記憶されたパスワードと一致する場合、前記BIOSのセットアッププログラムを実行することを特徴とする上記[1]に記載の情報処理装置。
1…POS端末、2…CPU、6…タイマ、13…タッチパネル付き表示器、14…表示部、15…タッチパネル、30…BIOS、31…セキュア領域、32…POST、33…セットアッププログラム、34…パスワード設定エリア、35…タップ時間設定エリア
特開2000−298579号公報

Claims (4)

  1. 各種情報を表示する表示部と、
    この表示部の表示面上に設置され、接触操作に応じた入力を行うタッチパネルと、
    システムの起動処理を実行するBIOS(Basic Input/Output System)を記憶したBIOS記憶手段と、
    パスワードを記憶可能なパスワード記憶手段と、
    前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたとき、前記表示部の表示座標と前記タッチパネルの操作位置座標との差が所定の誤差の範囲内にあるならば、当該差を補正する補正実行手段と、
    前記表示座標と操作位置座標との差が前記誤差の範囲内にない場合、前記起動処理をリセットするエラー処理手段と、
    前記補正実行手段による補正の後、前記パスワード記憶手段にパスワードが記憶されているならば、パスワードの入力受付画面を前記表示部に表示して前記タッチパネルの接触操作によるパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段と、
    前記補正実行手段による補正の後において前記パスワード記憶手段にパスワードが記憶されていないとき、及び、前記パスワード受付手段により入力を受け付けたパスワードが前記パスワード記憶手段に記憶されたパスワードと一致するとき、前記BIOSのセットアッププログラムを実行してセットアップ画面を前記表示部に表示させるセットアッププログラム実行手段と、
    前記セットアップ画面が表示されているとき、前記タッチパネルへの接触操作に応じて前記パスワード記憶手段に記憶するパスワードに関する設定を行うパスワード設定手段と、
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記BIOSは、当該情報処理装置が備えるデバイスを初期化処理するPOST(Power-On Self Test)プログラムを有し、少なくとも前記表示部及び前記タッチパネルを含む基本デバイスを対象とした初期化処理が正常に終了したときに前記表示部に前記POSTプログラムの実行画面を表示させて、前記基本デバイスを除くデバイスを対象とした初期化処理を実行し、
    前記補正実行手段は、前記実行画面が前記表示部に表示されている間に前記タッチパネルからの入力が検知されたとき、前記表示部の表示座標と前記タッチパネルの操作位置座標との差が所定の誤差の範囲内にあるならば、当該差を補正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が検知されたことに応じて当該入力の継続時間を計時する計時手段と、
    この計時手段による計時時間と対比すべき設定時間を記憶した設定時間記憶手段と、
    前記セットアップ画面が表示されているとき、前記タッチパネルへの接触操作に応じて前記設定時間記憶手段に記憶する設定時間に関する設定を行う時間設定手段と、をさらに備え、
    前記補正実行手段は、前記計時手段による計時時間が前記設定時間記憶手段に記憶された設定時間に達したとき、前記表示部の表示座標と前記タッチパネルの操作位置座標との差が所定の誤差の範囲内にあるならば、当該差を補正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記補正実行手段は、前記BIOSによる起動処理の実行中に前記タッチパネルからの入力が所定回数連続して検知されたとき、前記表示部の表示座標と前記タッチパネルの操作位置座標との差が所定の誤差の範囲内にあるならば、当該差を補正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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