JP4852350B2 - 建具用錠箱 - Google Patents

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Description

本発明は、建具用錠箱に関する。
特許文献1には、「錠箱の身と蓋とを、錠箱の側板となる部分を底面とし、夫々一面が開いた浅い箱状に成形し、これら身と蓋とを夫々の開口を対向させ、フロント板に対向する複数の前面板を除くコ字形の開口端縁を相互に接合させて錠箱を構成するものであって、前面板には、フロント板を貫通して出没する部材が通る切欠を形成すると共に、前面板の底面からの高さ及び形成位置を、コ字形の開口端縁が相互に接合した状態において重合して接合できるように設定し、一方、相互に重合する前面板の少なくとも1ヵ所においてこれらを結合した後、前面板とフロント板とを相互に接合させてこれらを複数箇所で結合した錠箱の構造」が開示されている。
付言すると、特許文献1に記載の錠箱は、フロント板に対して裏板と称される複数の前面板を二重構造にして、錠箱の強度及び剛性を図るものである。
この錠箱は、身側の複数の前面板と蓋側の複数のそれとを前後に重ね合わせるように接合した状態で互いに複数個の固着手段で固定し、かつ、固定した前面板に対して、さらに複数個の固着手段を介してフロント板を直接又は間接的に固定するものであるから、錠箱のフロント側の強度を図ることができるという利点がある。
しかしながら、特許文献1は、例えば身側の上下一組の前面板と、水平方向の上片並びに下片の各前端から垂直方向にそれぞれ突出する上下の連結板をそれぞれ独立的に構成する点、多数の前面板及び連結板をそれぞれ別個に折り曲げ成形する点、身側の前面板と蓋側のそれとをそれぞれ複数個の固着手段で固定する点等の理由から、製作乃至組み合わせが容易でないという問題点があった。
特開2005−139684号公報
本発明の所期の目的は、従来の実施例の問題点に鑑み、錠箱の強度及び剛性を図りつつ、製作(コストダウン)並びに組み合わせの容易化を達成することである。
本発明の建具用錠箱は、身側の前面板部分と蓋側の前面板部分とフロント板とが前後方向に一体的に重なり合う構成の錠箱に於いて、一方側の前面板部分は、施錠片用の開口部分を有する単数であると共に、水平方向の上片並びに下片の各前端に対してそれぞれ外方向に突出する上下の垂直連結部分を連続的に有し、また、前面板部分は垂直連結部分に対して上片並びに下片側に多少後退する位置に凹み状に存在し、一方、他方側の前面板部分は、施錠片用の開口部分と連通する開口部分を有する単数であり、かつ、フロント板と後側に位置する前面板部分にサンドイッチ状態に挟持されることを特徴とする。
ここで「一方側」並びに「他方側」の各用語は、たとえば身側の前面板部分を一方側とした場合に、蓋側の前面板部分が他方側になる意味合いである。したがって、蓋側の前面板部分を一方側とした場合には、身側の前面板部分は他方側になる。また、「多少後退する位置に凹み状に存在し」とは、例えば蓋側の前面板部分がフロント板と後側に位置する身側の前面板部分にサンドイッチ状態に挟持されたとき、フロント板の裏面が前記身側の前面板部分に連設する上下の垂直連結部分の前面に面接触する意味である。
(a)本発明は、身側の前面板部分と蓋側の前面板部分がそれぞれ一つの端板(単数)であること、身側の前面板部分と蓋側の前面板部分とを互いに固着手段で固定しない反面、他方側(例えば蓋側)の前面板部分をフロント板の背面と一方側(例えば身側)の前面板部分とでサンドイッチ状態に挟持することから、プレス成形の際に折り曲げ工数を減らすことができると共に、例えば使用の際にフロント板と前後の前面板部分を簡単に合体させることができる。したがって、錠箱の強度及び剛性を図りつつ、製作乃至組み合わせの容易化を達成することができる。
付言すると、従来の実施例では、例えば身の水平方向の上片並びに下片の各前端に対してそれぞれ外方向に突出する耳状の上下垂直連結部分と、これら上下垂直連結部分の間に位置する上下の前面板部分は、それぞれ独立別個に分離した構成であることから、上下垂直連結部分を折り曲げる工程とは別個に上下の前面板部分を折り曲げる工程が必要となるのに対して、本発明では、一回の折り曲げ工程で済む。また、組み合わせが容易である。
すなわち、一方側(例えば身側)の前面板部分は、上下の垂直連結部分に対して上片並びに下片側に多少後退する位置に存在しているので、他方側の(例えば蓋側)の前面板部分は、フロント板の背面と一方側(例えば身側)の前面板部分の隙間にピッタリと入るので、身と蓋との接合時、位置合わせが極めて容易である。
(b)従属項に記載の発明は、前面板を容易に折り曲げ成形することができる。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1、図2は発明の実施の環境を示す概略説明図である。図1、図2に於いて、Xは建具用錠箱で、この錠箱Xにはダルマと称される駆動腕部材a、該駆動腕部材aと係合し、かつ、該駆動腕部材の駆動力により進退動する施錠片b、前記駆動腕部材に圧接するクリック手段c等が適宜に組み込まれている。なお、前記施錠片(デッドボルト)bには、鎌片dが可動軸eを介して連動するように設けられている。
(2)錠箱Xの身1
1は錠箱Xの身で、この身1は、図4乃至図6で示すように(取り付け孔、軸孔等は省略)、錠箱Xの一方の側面となる幅広側壁(底面)1aと、上片1b、後片1c、下片1d及び一つの端板(単数)としての前面板6とを有する。
前記前面板(一方側)6は、図5で示すように、施錠片用の開口部分7を有する一つの端板であると共に、水平方向の上片1b並びに下片1dの各前端に対してそれぞれ外方向に突出する上下の垂直連結部分5、5を連続的に有する。
そして、前記前面板部分6は前記上下の垂直連結部分5、5に対して上片1b並びに下片1d側に多少後退する位置に存在する。換言すれば、開口部分7を有する一つの端板としての前面板6は、段差状に連設する上下の垂直連結部分5、5に対して若干凹んでいる(凹んでいる部分が前面板部分6である)。
次に、符号8は、上片1b並びに下片1dの各前端と一つの前面板6の上下端部の間にそれぞれ形成されたスリットである。上下の垂直連結部分5、5を連続的に有する一つの前面板6は、これらのスリット8、8を介して手前側(図4を基準)に90度折曲げ形成されている。したがって、幅広の底面1aの先端部側をプレスで折り曲げると、一つの端板としての前面板6乃至上下の垂直連結部分5、5が一度に出来上がる。
なお、例えば底面視の図6で示すように、下片1d(上片1bも同様)の接合端縁は、後述する蓋のそれに対応するように段差状に形成されている。また、上下の垂直連結部分5、5には、図1、図2で示すように、フロント板11の上下の固着具用取り付け孔と符合する貫通孔9、9が形成されている。細部的事項は割愛する。
(3)錠箱Xの蓋2
2は錠箱Xの蓋で、この蓋2は、図7乃至図9で示すように(取り付け孔、軸孔等は省略)、錠箱Xの他方の側面となる幅広側壁(カバー面)2aと、上片2b、後片2c、下片2d及び一つの端板(単数)としての前面板16とを有する。
前記前面板(他方側)16は、図8で示すように、施錠片用の開口部分17を有する一つの端板である。この点、一方側の前面板6と同様である。
しかして、本実施例の身側の前面板6は、前述したように上下の垂直連結部分5、5と一連につながっている、或いは上下の垂直連結部分5、5を有するのに対して、蓋側の前面板16は、フロント板11と身側の前面板部分(凹み部分)6の両方にサンドイッチ状態に挟持されるように設定されている。
したがって、前面板同士6、16の接合時、図1、図3で示すように、他方側の(例えば蓋側)の前面板部分16は、フロント板11の背面と一方側(例えば身側)の前面板部分6の隙間にピッタリと入るので、身1と蓋2との位置合わせが極めて容易である。
付言すると、身側と蓋側を合わせると、蓋側の前面板部分16は、身側の若干凹んでいる所(前面板部分6)にぴったりと収まる格好となる。
次に、平面視の図9を参照にすると、符号18は、上片2b(下片2dも同じ)の前部側と一つの前面板16の上下端部の間にそれぞれ形成された上片・下片切欠部分である。本実施例では、身1の上片1b(下片1dも同じ)と前面板部分6の間にはスリット8が形成されているが、蓋2の上片2b(下片2dも同じ)と前面板部分16の間には上片・下片切欠部分18が設けられている。したがって、身1の前面板部分6の場合と同様に蓋2の前面板部分16も容易に折り曲げ形成することができる。
なお、例えば平面視の図9で示すように、上片2b(下片2dも同じ)の接合端縁は、前述した蓋のそれに対応するように段差状に形成されている。細部的事項は前述したように割愛する。
(4)組み合わせ
上記構成に於いて、錠箱Xは、扉の自由端部に錠前の構成部材として取り付けられる。最終的には、身1に錠前に必要な各部材を適宜に組み込み、次に、蓋2の前面板16を身1の前面板(凹み状部分)6に合うように位置づける(図1参照)。そうすると、身1と蓋2の各片1b、2b等の端縁が接合して、身1と蓋2はケース状となる。そして、例えば底壁1aとカバー壁2a、図示しない固着手段を介して身1と蓋2とを一体的に結合する。
また、フロント板11を、蓋2の前面板部分16を押さえ付けるようにして身1の上下の垂直連結部分5、5に合わせる。そして、少なくとも使用時、図示しない固着具を介して、フロント板11と各前面板部分6、16は接合状態に合体する。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、前面板部分6に連設する上下の垂直連結部分5、5の貫通孔9、9は、ネジ孔であっても良い。また、例えば図10で示すように、身1の前面板6の開口部分7は切欠であっても良い。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
発明の実施の環境を示す概略説明図(例えば蓋の一部を切欠)。 図1を基準にした左側面からの概略説明図。 要部の拡大説明図。 身の正面図。 図4を基準にした左側面からの概略説明図。 図4を基準にした底面からの概略説明図。 蓋の正面図。 図7を基準にした左側面からの概略説明図。 図7を基準にした底面からの概略説明図。 前面板の開口部分の変形例を示す説明図。
X…建具用錠箱、1…身、1a…幅広側壁(底面)、1b…上片、1c…後片、1d…下片、6…前面板、5…上下の垂直連結部分、7…施錠片用開口部分、8…スリット、9…貫通孔、2…蓋、2a…幅広側壁(カバー面)、2b…上片、2c…後片、2d…下片、16…前面板、17…蓋側の開口部分、18…上片・下片切欠部分。

Claims (3)

  1. 身側の前面板部分と蓋側の前面板部分とフロント板とが前後方向に一体的に重なり合う構成の錠箱に於いて、一方側の前面板部分は、施錠片用開口部分を有する一つの端板であると共に、水平方向の上片並びに下片の各前端に対してそれぞれ外方向に突出する上下の垂直連結部分を連続的に有し、また、該一方側の前面板部分は前記垂直連結部分に対して上片並びに下片側に多少後退する位置に凹み状に存在し、一方、他方側の前面板部分は、施錠片用開口部分と連通する開口部分を有する一つの端板であり、かつ前記フロント板の裏面と前記一方側の前面板部分の前記凹み状部分にサンドイッチ状態に挟持されることを特徴とする建具用錠箱。
  2. 請求項1に於いて、一方の前面板の上下端部と、上片並びに下片の各前端との間には、それぞれスリットが形成されていることを特徴とする建具用錠箱。
  3. 請求項1に於いて、他方の前面板の上下端部と、上片並びに下片の各前端との間にはそれぞれ上片・下片切欠部分が形成されていることを特徴とする建具用錠箱。
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