JP4851876B2 - ゴム押出方法、及びゴム押出装置 - Google Patents

ゴム押出方法、及びゴム押出装置 Download PDF

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Description

本発明は、第1のゴム押出機から押し出される第1のゴムからなる第1のゴム断面領域と、第2のゴム押出機から押し出される第2のゴムからなる第2のゴム断面領域とを断面に含むゴム押出体を押出ヘッドを用いて成形するゴム押出方法、及びゴム押出装置に関する。
タイヤでは、各部位における要求特性が異なるため、異なる配合の複数種類のゴム部材によって構成されている。例えば、乗用車用タイヤのトレッド部には、一般に、図8(A)に示すように、耐摩耗性に優れるキャップゴムgaを用いたキャップゴム層TAa(上側層)と、そのタイヤ半径方向内側に隣接される低発熱性のベースゴムgbを用いたベースゴム層TAb(下側層)とからなる2層ゴム押出体であるトレッドゴムTAが使用される。
そして、このトレッドゴムTAを押出成形する2層ゴム押出装置aでは、図8(B)の如く、押出ヘッドbに装着される上段側の上のゴム押出機c1により、前記上側層をなすキャップゴムgaを押し出しし、下段側の下のゴム押出機c2により、前記下側層をなすベースゴムgbを押し出している。このとき、前記ベースゴム層TAbに比してキャップゴム層TAaの断面積が大であるため、前記上のゴム押出機c1には大型のものが、又下のゴム押出機c2には小型のものがそれぞれ採用されている。
他方、例えば自動二輪車用バイアスタイヤなど負荷荷重が低くかつサイドウォール部の巾が狭いバイアスタイヤでは、図9(A)の如く、トレッド部からサイドウォール部に至る部位を、トレッド・サイドウォールゴムである1つのゴム押出体TBで形成する場合がある。このトレッド・サイドウォールゴムTBでは、キャップゴムgaを用いてトレッド部からサイドウォール部に至る基部TBaを形成し、かつこの基部TBaのうちでサイドウォール部に相当する領域の上向き面を、耐候性に優れるビニアゴムgcを用いた薄い保護層TBcにて被覆している。
この場合、前記保護層TBcが上側層となるため、図9(B)の如く、前記ビニアゴムgcを前記大型の上のゴム押出機c1にて押出しし、又下側層となる前記基部TBaをなすキャップゴムgaを前記小型の下のゴム押出機c1にて押し出すこととなる。しかし、この基部TBaの方が前記保護層TBcに比して断面積が大であるため、小型のゴム押出機c1では押出量が不足し、生産性を悪化させるという問題がある。
そこで、前記ゴム押出体TBを生産する際には、下のゴム押出機c2が大型となるように、上下のゴム押出機c1、c2を付け替えることが提案されている。しかしこの場合、押出ヘッド本体も、それに合わせた別の押出ヘッド本体に交換する必要が生じるなど、ゴム押出機の付け替え作業、及び押出ヘッド本体の交換作業に多くの時間と労力が要求される。又押出ヘッド本体の種類の増加を招くなど、コスト的にも不利となる。
そこで本発明は、ゴム押出機の付け替え作業、及び押出ヘッド本体の交換作業を要することなく、下側層の断面積を上側層の断面積に比して大とした2層構造のゴム押出体を、生産性を悪化させることなく生産しうるゴム押出方法、及びゴム押出装置を提供することを目的としている。
特開2000−318016 特開2005−349597
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、第1のゴム押出機から押し出される第1のゴムからなる第1のゴム断面領域と、第2のゴム押出機から押し出される第2のゴムからなる第2のゴム断面領域とを断面に含むゴム押出体を押出ヘッドを用いて成形するゴム押出方法であって、
前記第2のゴム断面領域は、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を被覆し、かつ第1のゴム断面領域は第2のゴム断面領域よりも断面積を大とするとともに、
プリフォーマを前面側に有する押出ヘッドの背面側に、前記第1のゴム押出機を上に、かつ該第1のゴム押出機よりも小型の第2のゴム押出機を下にそれぞれ装着し、
かつ前記プリフォーマに、前記第1のゴム押出機からの第1のゴムを、第1のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第1のフォーマ吐出口まで導く第1のフォーマ流路と、前記第2のゴム押出機からの第2のゴムを、前記第1のフォーマ流入口の最下端よりも下方に最上端を位置させた第2のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第2のフォーマ吐出口まで導く第2のフォーマ流路とを形成するとともに、
前記第2のフォーマ流入口から前記第2のフォーマ吐出口までの間に、前記第2のフォーマ流路を上向きに向き換えし、前記第1のフォーマ吐出口の上方に前記第2フォーマ吐出口の一部を位置させることにより、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を前記第2のゴム断面領域が被覆することを特徴としている。
又請求項2の発明は、第1のゴム押出機から押し出される第1のゴムからなる第1のゴム断面領域と、第2のゴム押出機から押し出される第2のゴムからなる第2のゴム断面領域とを断面に含むゴム押出体を押出ヘッドを用いて成形するゴム押出装置であって、
前記第2のゴム断面領域は、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を被覆し、かつ第1のゴム断面領域は第2のゴム断面領域よりも断面積を大とするとともに、
前記押出ヘッドは、前記第1のゴム押出機を上に、かつ該第1のゴム押出機よりも小型の第2のゴム押出機を下に上流側である背面側に装着したヘッド本体と、このヘッド本体の前面側に形成した凹部に取り付く押出しセットとを具え、
前記ヘッド本体は、第1,第2のゴム押出機からの第1,第2のゴムを受ける各一次の第1,第2の上流端入口を有する流路を具えるとともに、
前記押出しセットは、前記凹部に嵌着されるセット本体、該セット本体の背面側に設けられた横長のプリフォーマ、及び前記セット本体の前面側に設けられる横長のダイプレートを含み、
かつプリフォーマは、背面に形成され第1,2のゴムが前記流路から流入する第1,第2のフォーマ流入口と、前面に設けられた第1,第2のフォーマ吐出口と、該第1,第2のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第1,第2のフォーマ吐出口に導く第1,第2のフォーマ流路とを含み、しかも前記第1のフォーマ流入口の最下端を、第2のフォーマ流入口の最上端よりも下方に位置させるとともに、
前記第2のフォーマ流路は、前記第2のフォーマ流入口から前記第2のフォーマ吐出口までの間に、上向きに向き換えして、前記第1のフォーマ吐出口の上方に前記第2フォーマ吐出口の一部が位置することにより、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を前記第2のゴム断面領域が被覆することを特徴としている。
本発明は叙上の如く、第2のフォーマ流路を、第2のフォーマ流入口から第2のフォーマ吐出口までの間で、上向きに向き換えし、第1のフォーマ吐出口の上方に第2フォーマ吐出口の一部を位置されている。これにより、第2のゴム断面領域が、断面積が大な第1のゴム断面領域の上向き面の一部を被覆するゴム押出体を、ゴム押出機の付け替え作業、及びヘッド本体の交換作業を要することなく、かつ生産性を悪化させることなく効率よく生産することが可能になる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は、本発明のゴム押出装置を示す概念図、図2は前記ゴム押出装置により押出成形されるゴム押出体の断面図、図3はこのゴム押出体を用いて形成した空気入りタイヤの断面図である。
図1に示すように、本実施形態のゴム押出し装置1は、第1,第2のゴム押出機2,3、及び前記第1のゴム押出機2から押し出される第1のゴムG1からなる第1のゴム断面領域R1と、第2のゴム押出機3から押し出される第2のゴムG2からなる第2のゴム断面領域R2とを断面に含むゴム押出体10を形成する押出ヘッド4を具える。
ここで、前記ゴム押出体10は、図2に示すように、前記第2のゴム断面領域R2が、前記第1のゴム断面領域R1の上向き面Sの一部を被覆している。即ち、第1のゴム断面領域R1が下側層をなし、又第2のゴム断面領域R2が上側層を構成している。
特に本例では、前記ゴム押出体10が、自動二輪車用バイアスタイヤに用いるトレッド・サイドウォールゴムTBである場合を例示している。即ち、前記第1のゴム断面領域R1は、その上向き面Sの中央部に、厚さが大な隆起部R1aを有し、この隆起部R1aがトレッド部12を形成する。又第1のゴム断面領域R1は、前記隆起部R1aの両側に、厚さが小な低高さ部R1bを有し、この低高さ部R1bがサイドウォール部13を形成する。又前記第2のゴム断面領域R2は、前記低高さ部R1bを覆う耐候性に優れるビニアゴムであり、サイドウォール外面を保護し、クラックなどの発生を防止する。なお第1のゴム断面領域R1は、第2のゴム断面領域R2よりも断面積を大として形成されている。
図3に、前記トレッド・サイドウォールゴムTB(ゴム押出体10)を用いた自動二輪車用バイアスタイヤ11の一例を示す。このタイヤ11は、トレッド部12からサイドウォール部13をへてビード部14のビードコア15に至るカーカス16と、このカーカス16の半径方向外側かつトレッド部12内に配されるブレーカ17とを具える。前記カーカス16は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば30〜50゜の角度で配列した2枚のカーカスプライからなり、各カーカスコードがプライ間相互でパンタグラフ状に交差するバイアス構造を具える。又前記ブレーカ17は、ブレーカコードを前記カーカス16と略同角度で配列した1枚以上本例では2枚のブレーカプライからなり、トレッド部12を補強し前記カーカス16を保護する。そして前記カーカス16の外側には、トレッド部12からサイドウォール部13に至る範囲のタイヤ外皮をなす前記トレッド・サイドウォールゴムTBが配される。
次に、前記第1,第2のゴム押出機2,3は、それぞれ投入口から投入されるゴムGを、スクリュー軸の回転によって混練しながら先端から吐出する周知構造をなし、前記押出ヘッド4の背面側に、前記第1のゴム押出機2を上段側、第2のゴム押出機3を下段側として装着される。なお前述の如く、第1のゴム断面領域R1は、第2のゴム断面領域R2よりも断面積が大であるため、前記第1のゴムG1を押し出す第1のゴム押出機2には、第2のゴム押出機3よりも大型のゴム押出機が使用される。
又前記押出ヘッド4は、前記第1,第2のゴム押出機2,3を上下に並べて装着するヘッド本体5と、このヘッド本体5の前面側に形成した凹部6に取り付く押出しセット7とを具える。なお前記ヘッド本体5には、第1のゴム押出機2からの第1のゴムG1を受ける一次の第1の上流端入口8iを有する流路8と、第2のゴム押出機3からの第2のゴムG2を受ける一次の第2の上流端入口9iを有する流路9とが、上下に隔たって形成される。
次に、前記押出しセット7は、図4の如く、前記凹部6に嵌着されるセット本体20と、該セット本体20の背面側に設けられた横長のプリフォーマ21と、前記セット本体20の前面側に設けられる横長のダイプレート22とを具える。
前記プリフォーマ21は、その背面Srに形成され第1,2のゴムG1,G2が前記流路8,9からそれぞれ流入する第1,第2のフォーマ流入口25i、26iと、前面Sfに設けられた第1,第2のフォーマ吐出口25o、26oと、該第1,第2のフォーマ流入口25i、26iから断面形状を変化させつつ前記第1,第2のフォーマ吐出口25o、26oまでのびる第1,第2のフォーマ流路25、26とを含む。
ここで図5(A)、(B)に、前記プリフォーマ21の背面Sr及び前面Sfを示すように、前記第1のフォーマ流入口25iは、その周囲縁の最下端j1を、第2のフォーマ流入口26iの周囲縁の最上端j2よりも下方に位置させている。従って、前記流路8,9からの各ゴムG1、G2を、互いに混ざり合うことなく独立して第1,第2のフォーマ流路25、26に流入することができる。本例では、前記第1、第2のフォーマ流入口25i、26iは、それぞれ横長矩形形状をなし、周囲を囲む四辺のうちの下辺及び上片が、それぞれ前記最下端j1及び最下端j2を構成している。
又前記プリフォーマ21では、該プリフォーマ21の横方向中心nに、前記第1のフォーマ流入口25iを具え、かつ該横方向中心nの左右両側に、第2のフォーマ流入口26i、26iを具えている。このとき、第2のフォーマ流入口26iの横内端eu2は、前記第1のフォーマ流入口25iの両横外端es1よりも横方向外側に位置している。
又前記第1,第2のフォーマ吐出口25o,26oは、それぞれ前記ゴム押出体10における第1,第2のゴム断面領域R1,R2の断面形状に近い開口形状を有する。具体的には、第1のフォーマ吐出口25oは、前記隆起部R1aに相当する高さが大な矩形状の隆起相当部25oaと、その両横に連なりかつ前記低高さ部R1bに相当する高さが小な矩形状の低高さ相当部25obとから形成される。又第2のフォーマ吐出口26oは、前記低高さ相当部25obの横方向外側に位置する矩形状の胴部26oaと、その上端に連なりかつ前記低高さ相当部25obの上方を該低高さ相当部25obの上縁に沿って横方向内側にのびる高さが小な矩形状の覆い部26obとを有する本例では略L字状に形成される。
なお図6(A)、(B)は、図5(B)のA−A線、及びB−B線における、プリフォーマ21の端面図であり、又図7はプリフォーマ21を概念的に示す斜視図である。図7の如く、前記第2のフォーマ流路26は、流入側では、第1のフォーマ流路25よりも下方に位置しているのに対して、吐出側では、その逆に第1のフォーマ流路25の上方側に位置しうるなど、第1のフォーマ流路25に対して上向きに向き換えしている。この向き換えは、前記第2のフォーマ流路26の一部が、前記第1のフォーマ流路25の横方向外側を通ることにより達成される。そしてこの向き換えにより、前記第1のゴム断面領域R1の上向き面Sの一部を、前記第2のゴム断面領域R2にて被覆することができる。
ここで、前記第1,第2のフォーマ流路25,26は、図7の如く形状が複雑であるため、その形成は難しい。しかし、以下の如く構成することにより、容易に作成することが可能となる。
具体的には、前記図5(B)の如く、プリフォーマ21に、第1のフォーマ流入口25iと第1のフォーマ吐出口25oとを前面側に投影したときに、この流入口25iと吐出口25oとが互いに重なる第1の重なり部28を設ける。又同様に、第2のフォーマ流入口26iと第2のフォーマ吐出口26oとを前面側に投影したときに、この流入口26iと吐出口26oとが互いに重なる第2の重なり部29を設ける。そして、前記プリフォーマ21を、前記第1,第2の重なり部28、29を通る縦の分割線X1、X2にて分割される複数の分割プリフォーマ部21Pにより形成するのである。
従来においては、前記重なり部28、29に、ワイヤカット等の手法を用いて貫通孔を形成し、その後、この貫通孔に繋がる部分を、この貫通孔から入る加工工具を用いて複雑な手作業によって形成する必要がある。しかし、本例の場合、背面Srや前面Sfだけでなく分割面からも加工工具を入れられるため、加工が簡略化され、低コストでかつ短期間にプリフォーマ21を効率よく形成することができる。
本例では、前記第1のフォーマ流入口25iの横方向外端と、第1のフォーマ吐出口25oの横方向外端との横方向位置が一致し、この一致位置に一方の縦の分割線X1を形成している。又プリフォーマ21の前記横方向中心nに、他方の縦の分割線X2を形成している。
次に、前記セット本体20は、前記図4の如く、前記第1,第2のフォーマ吐出口25o、26oからの第1,第2のゴムG1,G2を合流させて受入れるとともに、合流したゴムをダイプレート22に導く合流流路30を具える。
又ダイプレート22は、前記合流流路30からのゴムを成形して、前記ゴム押出体10として前端の押出口から吐出する成形流路31を具える。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明のゴム押出装置の一例を示す概念図である。 ゴム押出装置により押出成形されるゴム押出体の一例を示す断面図である。 ゴム押出体を用いて形成した空気入りタイヤの一例を示す断面図である。 押出しセットを拡大して示す断面図である。 (A)はプリフォーマの背面を第1、第2のフォーマ流入口とともに示す図面、(B)はプリフォーマの前面を第1、第2のフォーマ吐出とともに示す図面である。 (A)、(B)は、図5(B)のA−A線、及びB−B線におけるプリフォーマの端面図である。 プリフォーマを概念的に示す斜視図である。 (A)はトレッドゴムの断面図、(B)はその押出装置の概念図である。 (A)はトレッド・サイドウォールゴムの断面図、(B)はその押出装置の概念図である。
符号の説明
1 ゴム押出装置
2 第1のゴム押出機
3 第2のゴム押出機
4 押出ヘッド
5 ヘッド本体
6 凹部
7 押出しセット
8i、9i 第1,第2の上流端入口
8,9 流路
10 ゴム押出体
12 トレッド部
13 サイドウォール部
20 セット本体
21 プリフォーマ
21P 分割プリフォーマ部
22 ダイプレート
25,26 第1,第2のフォーマ流路
25i,26i 第1,第2のフォーマ流入口
25,26 第1,第2のフォーマ吐出口
28 第1の重なり部
29 第2の重なり部
eu 第2のフォーマ流入口の横内端
es 前記第1のフォーマ流入口の横外端
G1 第1のゴム
G2 第2のゴム
n 横方向中心
R1 第1のゴム断面領域
R1a 隆起部
R1b 低高さ部
R2 第2のゴム断面領域
S 上向き面
Sr 背面
Sf 前面
X1,X2 分割線

Claims (6)

  1. 第1のゴム押出機から押し出される第1のゴムからなる第1のゴム断面領域と、第2のゴム押出機から押し出される第2のゴムからなる第2のゴム断面領域とを断面に含むゴム押出体を押出ヘッドを用いて成形するゴム押出方法であって、
    前記第2のゴム断面領域は、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を被覆し、かつ第1のゴム断面領域は第2のゴム断面領域よりも断面積を大とするとともに、
    プリフォーマを前面側に有する押出ヘッドの背面側に、前記第1のゴム押出機を上に、かつ該第1のゴム押出機よりも小型の第2のゴム押出機を下にそれぞれ装着し、
    かつ前記プリフォーマに、前記第1のゴム押出機からの第1のゴムを、第1のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第1のフォーマ吐出口まで導く第1のフォーマ流路と、前記第2のゴム押出機からの第2のゴムを、前記第1のフォーマ流入口の最下端よりも下方に最上端を位置させた第2のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第2のフォーマ吐出口まで導く第2のフォーマ流路とを形成するとともに、
    前記第2のフォーマ流入口から前記第2のフォーマ吐出口までの間に、前記第2のフォーマ流路を上向きに向き換えし、前記第1のフォーマ吐出口の上方に前記第2フォーマ吐出口の一部を位置させることにより、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を前記第2のゴム断面領域が被覆することを特徴とするゴム押出方法。
  2. 第1のゴム押出機から押し出される第1のゴムからなる第1のゴム断面領域と、第2のゴム押出機から押し出される第2のゴムからなる第2のゴム断面領域とを断面に含むゴム押出体を押出ヘッドを用いて成形するゴム押出装置であって、
    前記第2のゴム断面領域は、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を被覆し、かつ第1のゴム断面領域は第2のゴム断面領域よりも断面積を大とするとともに、
    前記押出ヘッドは、前記第1のゴム押出機を上に、かつ該第1のゴム押出機よりも小型の第2のゴム押出機を下に上流側である背面側に装着したヘッド本体と、このヘッド本体の前面側に形成した凹部に取り付く押出しセットとを具え、
    前記ヘッド本体は、第1,第2のゴム押出機からの第1,第2のゴムを受ける各一次の第1,第2の上流端入口を有する流路を具えるとともに、
    前記押出しセットは、前記凹部に嵌着されるセット本体、該セット本体の背面側に設けられた横長のプリフォーマ、及び前記セット本体の前面側に設けられる横長のダイプレートを含み、
    かつプリフォーマは、背面に形成され第1,2のゴムが前記流路から流入する第1,第2のフォーマ流入口と、前面に設けられた第1,第2のフォーマ吐出口と、該第1,第2のフォーマ流入口から断面形状を変化させつつ前記第1,第2のフォーマ吐出口に導く第1,第2のフォーマ流路とを含み、しかも前記第1のフォーマ流入口の最下端を、第2のフォーマ流入口の最上端よりも下方に位置させるとともに、
    前記第2のフォーマ流路は、前記第2のフォーマ流入口から前記第2のフォーマ吐出口までの間に、上向きに向き換えして、前記第1のフォーマ吐出口の上方に前記第2フォーマ吐出口の一部が位置することにより、前記第1のゴム断面領域の上向き面の一部を前記第2のゴム断面領域が被覆することを特徴とするゴム押出装置。
  3. 前記プリフォーマは、前記第1のフォーマ流入口がプリフォーマの横方向中心に位置するとともに、第2のフォーマ流入口の横内端が、前記第1のフォーマ流入口の両横外端よりも横方向外側に位置する2つの前記第2のフォーマ流入口を具えることを特徴とする請求項2記載のゴム押出装置。
  4. 前記プリフォーマは、第1のフォーマ吐出口と第1のフォーマ流入口とを前面側に投影したとき互いに重なる第1の重なり部、及び第2のフォーマ吐出口と第2のフォーマ流入口とを前面側に投影したとき互いに重なる第2の重なり部を有するとともに、前記プリフォーマは、前記第1,第2の重なり部を通る分割線で分割される複数の分割プリフォーマ部からなることを特徴とする請求項2又は3記載のゴム押出装置。
  5. 前記第1のゴム断面領域は、上向き面の中央部に隆起部を、その両側に低高さ部を有し、前記第2のゴム断面領域は、前記低高さ部を覆うことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のゴム押出装置。
  6. 前記第1のゴム断面領域の前記隆起部はタイヤのトレッド部をなし、前記低高さ部はサイドウォール部をなすことを特徴とする請求項5記載のゴム押出装置。
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