JP4851625B2 - 活水化装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、水道水路、特に上水道に配置して水道水をいわゆる活水状態に処理するための活水化装置に関する。
山間部に降った雨や積雪が地中に浸透した地下水は、やがて湧き水となり川の源流を形成する。この過程において、この水は鉱物や岩石からの遠赤外線やマイナスイオン作用、磁気作用により水分子の水素結合集団(クラスタ)が細分化されたり、岩への衝突や滝からの落下などの水分子同士の摩擦から生じた電子を受け取り還元性の水などの特定の機能を発揮する水、いわゆる活性力を持った水(通称、「活水」や「活性水」)として巷間知られている。
しかしながら、これらの水は、科学的裏付けが立証されて公の承認を得ているものとはいまだ言い難いが、特定部材の処理水や添加水として、または飲料水として用いた場合の変化や感応については、経験的なものではあるがある程度広範に好効果を得ているのもまた事実である。
ところで、この活水は、その活性を帯びた状態を長時間維持することが非常に困難なものであるため、その効果には少なからずバラツキがあり、この事が活水の効能の効果の真偽に大きく影響していた。
そこで、従来からより効果的な活性水を得ると共にその長時間の維持を目的として、管路接続の装置内部に鉱物を焼成させてなるボール状、平盤状、等の小塊状のセラミック材(以下、「セラミックボール等」と称する。)を配置したり、又は形成した静磁場や動磁場の空間を通水させたりする構成を採用した各種の装置(以下、「活水化装置」と称する。)が実用化されていた。
例えば、セラミックボール等を内部に収納すると共に通水孔を形成したケースの複数個を、水道水の通水管に介在可能な筒状の筐体内に収納したことを特徴とする「活水器」と称する活水化装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
他にも、特許文献1の発明と同様に水道水の通水管等に介在可能な筐体内に、流通小孔を形成した近似遠赤外線放射セラミック群盤を回転自在にかつ多層状に配置し、この各セラミック盤をその盤上に形成した衝当羽により回転させる「水の活性化装置」と称する活水化装置が開示されている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−058191(第3−5頁、第1図) 特開2000−107752(第2−3頁、第1図)
しかしながら、開示されている従来の活水化装置では、接触水路が限られているため、十分な活性力を有する活水に転化できない問題点があった。
例えば、特許文献1の活水化装置は、セラミックボール等の偏在が生じた場合には水流に圧力損失が生じて水が流れ難くなったりし、又は滞留することがあった。加えて、長い年月の間にセラミックボール等の互いの接触による摩耗や減少により活性化効果の低下を招くため、セラミックボール等の交換や補充、又は清掃等のメンテナンスが必要となる問題もあった。
特許文献2の活水化装置では、セラミック盤を回転させて水流を攪拌する構成であるために、セラミックボール等を配置した特許文献1等の場合と比較すると相対的に活水材と水の接触低下は避けられず、遠赤外線やマイナスイオン作用、磁気作用の影響が低下するおそれがあった。また、衝当羽を形成したセラミック盤は製造コストが高い上、長年の使用により回転機構に損傷等が発生して回転状態を維持できなくなる場合もあり、この場合には機能低下の問題もあった。
そこで、本願発明は、上記した問題点に着目し、限られた流路長でより効果的かつ効率的に活水を得ることを目的とした活水化装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本願発明の活水化装置は以下のように構成している。
すなわち、流入側と流出側を有する筒状を成す導電性の本体と、該本体の流入出側のそれぞれを外部の通水管路と連通させるための導電性の連結手段と、該連結手段及び前記本体の一部又は全部を、電気的絶縁性を持って覆った導電性の被覆体と、から筐体を構成すると共に、多元素鉱物を主成分として成形した複数個の活水ピースと、該活水ピースを前記本体の流れ方向の断面上に互いに触れることなく複数個を配置して一段目を構成し、かつこれを流れ方向に沿って積層状に積み上げて多段に配置して成る活水化手段と、該活水化手段の流入側端部において、その先端を流入方向に向けて前記本体内に単一個を配置した円錐状の前段傘体と、かつ前記活水化手段の流出側端部において、その先端を流入方向に向けて前記本体内に複数個を配置した円錐状の後段傘体と、から構成したことを特徴としている。
上記筐体を構成する被覆体は接地(アース)している。これにより、活水化装置内で形成されたプラズマ状態(正イオン(+)と電子(−)が電離した状態)における正イオンを接地によって放電し、電子(−)を残留させるようにしている。
また、前記の前段傘体の先端の開き角度は略90度とし、かつ前記の後段傘体の先端の開き角度は略45度に設定している。なお、これらの傘体の開く角度は、上記の角度設定が最適であるが、これに限定するものではなく、多少の幅を持って設定しても良い。
各段に配置した複数個の活水ピースは、本体内の横断面に略適合する外径を成し、かつ通水性を有する盆状のホルダ内に収納して保持するようにしている。このホルダの底面には、その底面を通る流れに作用して流線の向きを変更させる傾きを持った複数個のフィンを配設している。さらに、多段に配置した各ホルダの各フィンの傾きは、互いに連携した同一方向の傾きとなるように設定している。別言すると、フィンの傾き等の形状を同じにしたホルダの多数個を積層して本体内に配置するものである。
上記活水ピースは、流水と接触して何らかの作用を及ぼす部材で形成しているが、良適な例としては、主に多元素鉱物(セラミック、人工電気石等)を主成分とする焼成体を用い、その外観形は筐体の本体の軸に沿った方向を軸とする円柱状を成している。かつ、その外周囲には側面全周に渡って流れを変向させる凹条の螺旋溝、又は峰条の螺旋凸条を形成している。加えて、必要により、又はより機能性を高める目的で、活水ピースの軸を通る貫通口を形成し、その貫通口の内周面にも外周面と同様に螺旋溝等を形成している。
本願発明の活水化装置は、上記のように構成することにより、以下の特徴的な効果を奏するものである。
まず、本体の流入側からの流水が前段傘体に衝突することにより、水粒子は円錐面に沿って回転が加えられると共に加速され、そして傘体の後方の円錐面縁から剥離する際に、急速な回転が加えられる。これにより水粒子が集まった流れは、急激な渦流となって、前段傘体の後方(流出側)に配置した活水化手段へ移動して行くこととなる。
これらの渦流は、活水化手段と接触して高効率で水処理される。詳述すれば、高速で活水ピ−スと接触(水粒子的には高摩擦摺動)することより水分子を構成する原子の正電荷と電子が遊離した状態が形成される。本願では、この状態をプラズマ状態又はプラズマ振動状態として捉えている。
さらに、この傘体を、チタン合金や銀や銅で形成した場合には、一般に知られているいわゆる抗菌効果を期待することができる。すなわち、給水中の大腸菌やレジオネラ属菌等の増殖を抑制し、又は農薬を減少させる効果を発揮し、また、公衆浴場等の水質改善にも有効である。
また、後段(本体の流出側)に配置した後段傘体は、活水化手段を通過して水をさらに円錐面による加速と円錐面縁による渦流の加速によって処理水を後方の管路を移動させることができる。
さらに、筐体内に配置する活水ピースは上記の構成であるため、流路中に配置した場合には、外周面及び(又は)貫通口の内周面に形成した螺旋溝又は螺旋凸条によって活水ピースと流水が接触する表面積が増大する上に活水ピース自身が軸回転し、流路に所定方向(上面視で右旋回)の渦流を多数発生させることとなる。このため、流水は前記の接触表面積の増大及び渦流により効率的な水処理作用を行うことができる。特に、渦流は水分子同士の衝突や摩擦から電子を生じさせて活性化に寄与し、流路長が限られている場合にはより効率的な処理を行うことができる
さらにまた、活水ピースを、流水の流線に変更を加え得るフィンを有するホルダに保持させて、かつ多段に配置しているために渦流の発生領域が可及的に増大して水処理の度合いを高めている。
加えて、流出側には広がり角度が鋭利な複数の後段傘体を配置しているため、筐体内を通過して高度に処理された攪拌流にさらに小さな渦流が付加されて塩素の無害化を促進し、従来装置にない水処理を行うことができる。
活水化装置の一部切り欠き斜視図である。 活水化装置の軸断面図である。 活水化装置の一部組立斜視図である。 活水化装置のホルダの一部切り欠き斜視図及び前段傘体との組立斜視図である。 活水化装置のホルダと後段傘体の組立斜視図である。 活水化装置のホルダと活水ピースの組立斜視図である。 活水化装置のホルダ内での活水ピースの配置状態を示す平面図である。
以下、本願発明に係る活水化装置の具体的実施形態例について、図面に基づき詳細に説明する。
本実施形態例の活水化装置1は、図1、図2に示すように、主に筐体2の内部空間内に活水化手段としての活水ピース6を複数保持したホルダ3を多段状(互いに隣接させて積層させた状態)に配置すると共に、活水化手段の上部側に前段傘体4、及び下部側に後段傘体5を配置して構成している。この活水化装置1は、通常は、水道水の配管路である通水管7と直列に連結して地中に埋設し、または建家内の配管の途中に連結して配置するものである。
筐体2は、所望の長さに形成した金属製の円筒管である本体21と、その外側周面の略全面を覆った電気絶縁性の絶縁材22と、さらにその絶縁材22の外側周面を覆った導電性の被覆体23とから構成している。また、この本体21の両端部には、その開口部に被さるようにして連結管24を配設している。
この連結管24は、通水管7との連結手段として機能するものであり、通水管7とは水密状態で螺合して連結している。連結管24の本体21への取付けにおいては、連結管24と対向する被覆体23の両端縁部との間に電気絶縁性の絶縁リング25を環装状態で介在させている。これにより連結管24と被覆体23とを電気的に絶縁している。
本体21に取り付けた連結管24の開放端の内周面には、通水管7と水密に螺合連結させるための内ネジ24cを刻設している。この連結管24は、水道水の流入側(図面上側)を流入口24aとし、他方側(図面下側)を流出口24bとしている。筐体2は、上述の流入口24aと流出口24bとを同一直線あるいは同一曲線上に配置することで、通水時の圧力損失の低減を図っている。
また、被覆体23にはアース端子23aを接続しており、被覆体23に生じたプラス電荷を接地(アース)している。なお、活水化装置1を地中埋設する場合には、アース端子23aを省略することも可能である。
筐体2の円筒状の内部空間26には、前段傘体4、後段傘体5、及び活水ピース6の保持手段として樹脂成形によるホルダ3を配置している。このホルダ3は、筐体2の内部空間26の内周面に略適合させた状態で、多段状かつ同軸状に多数個が連結した状態となるように配置している。このホルダ3の配置個数は、水道水の流量や所望する活性化の効率を考慮して適宜に設定する。
上記ホルダ3の形態は、通水性を有する盆状を呈している。より具体的には、略網目状に多数の通水口34を形成した略円盤状を成す保持部31と、該保持部31の中央部から鉛直状に立設形成した所定高さの連結柱32と、該連結柱32の高さより低くして前記保持部31の外縁を囲むように形成すると共に上端部に外側開放のテーパを形成した円筒状の側壁33と、及びこの側壁33の内側であって保持部31から立設状に形成した3つの帯状の保持壁31aと、を一体的に形成して成る。
このホルダ3は、保持部31、側壁33、保持壁31aにより1又は複数個の活水ピース6を所定配置状態で保持すると共に、流入口24aの直下及び流出口24bの直上に位置するホルダ3は、前段傘体4、後段傘体5を保持している。
ホルダ3は、連結柱32の上端から所定径の雌ネジ32bを刻設した連結口32aを形成し、上下に配置する他のホルダ3と同軸状態で嵌合して多段状の連結を可能とすると共に、流入口24aの直下のホルダ3は連結柱32に前段傘体4をネジ42で固定している。
ホルダ3の通水口34は、連結柱32から放射状に延設して側壁33と連結する複数の旋回フィン34aと、この旋回フィン34aと円周方向に連結すると共に連結柱32と同心円状に所定間隔をもって順次配置する内側リング34b、内側フィン34c、2つの外側フィン34dと、から構成している。なお、内側フィン34c及び外側フィン34dの下端側は、側壁33及び旋回フィン34aより下方に突出するように上下方向の寸法を若干長く設定している。
旋回フィン34aには、上方からの水流(矢印a)が上面視において右旋回(時計回り、矢印b)する傾斜面を形成している。また、内側フィン34cには、内側方向に偏向(矢印c)する傾斜面を形成し、外側フィン34dには外側方向に偏流(矢印d)する傾斜面を形成している。各フィン34a、34c、34dに形成した傾斜面は、通過する流水を筐体2の内部空間26に対してそれぞれ旋回方向、内側方向、外側方向と偏向させ、その結果、いわゆる攪拌状態となる乱流を発生させている。
なお、内側フィン34c及び外側フィン34dの配置や個数は、本実施形態例に限定するものでなく、例えば、全てを内側フィン34cとしたり、逆にすべてを外側フィン34dとしたり、又は内側フィン34cを外周部に配置若しくは外側フィン34dを内周部に配置したり、と適宜に変更することが可能である。
流入口24aの直下のホルダ3には、先端を流入方向に向けた円錐状の前段傘体4を配置している。この前段傘体4は、頭頂部に取付口41を開口し、この取付口41から挿入したネジ42を連結柱32の連結口32aに形成した雌ネジ32bに締結してホルダ3に固定している。この前段傘体4の頭頂部の開き角度は略90度に設定し、円錐面縁の直径寸法はホルダ3のより中心側に位置する外側フィン34dと上面視において同等の寸法を有している。
また、流出口24bの直上のホルダ3には、保持壁31aの内側に先端を流入方向へ向けた円錐状の複数個(本実施形態例では4個)の後段傘体5を配置している。後段傘体5は相互に触れることなく、連結柱32を中心に円周等分状態で配置している。この後段傘体5は、流入口直下の前段傘体4とは異なり、頭頂部の開き角度を略45度に設定している。
なお、本実施形態例では、前段傘体4、及び後段傘体5は、いずれもチタン合金を採用している。これは、チタン合金が水道水と触れると触媒作用を発揮し、大腸菌やレジオネラ菌等の殺菌、又は菌増殖抑制作用を有し、塩素をイオン化することにより無害化する機能を有するからである。
また、両傘体4、5を配設した以外の他のホルダ3の保持部31には、1又は複数個の活水ピース6を配設している。この活水ピース6は、多元素鉱物(セラミック、人工電気石等)を主成分とする円柱状の焼成体を、その軸61を含む貫通口62を穿孔して形成した略円筒体である。この活水ピース6は、その高さ寸法をホルダ3の連結柱32より若干ながら低い程度とし、その直径は保持部31の半径の略半分程度、貫通口62は連結柱32より若干大きめに形成している。
また、活水ピース6の外周面及び内周面には、上面視において右旋回(時計回り)となる螺旋凸条63を形成している。この螺旋凸条63により、活水ピース6の表面積は実質的に増大する上、活水ピース6の上方からの水流(矢印a)は、略右旋回する偏向流(矢印e)となる。なお、本実施形態例では、この螺旋凸条63は外周面又は内周面に形成した連続条であるが、不連続に形成するようにしても良い。
上記構成の活水ピース6は、本実施形態例では筐体2の内部空間26に多段状に配置する各ホルダ3、3、・・に以下の配置構成で保持されている。
すなわち、ホルダ31の連結柱32に貫通口62を介して1個の活水ピース6を嵌入させて配置し、この周囲の保持壁31aの内側に複数個(本実施形態例では6個)の活水ピース6を、互いに接触させないように配置する構成である。別言すると、ホルダ3の保持部内において、1個の活水ピース6を中心としてその周囲に複数個の活水ピース6、6、・・を円周等分状態に配置している。
この活水ピース6の配置構成により、活水ピース6の表面には満遍なく流水が接することになる上、螺旋凸条63によって活水ピース自身が右方向(時計回り、矢印f)に軸回転することとなる。
[作用]
上記構成の活水化装置1は以下のように作用する。
まず、筐体2の流入口24aからの流入水(矢印a)は、前段傘体4に衝突して広がりつつ加速し、その広がった円錐面縁で多数の渦流を発生させる。前段傘体4をチタン合金で成形した場合は、衝突時には、チタン合金の触媒作用により流水に対して菌増殖を抑制すると共に、塩素をイオン化して無害化する。また、流水の水質改善効果も期待でき、クロラミン(窒素化合物)やフミン質などの有機物質が塩素と反応して生成されるトリハロメタンが減少することが期待できる。
増殖が抑制される細菌としては、大腸菌及びレジオネラ属菌があり、その増殖抑制効果は、所定の細菌原液を混入した湯水を本実施形態例の活水化装置1を通過させて行った実験結果により確認されている。
次に、前段傘体4を通過してホルダ3の保持部31に達した流水は、通水口34を通過する際に旋回フィン34a、内側フィン34c、外側フィン34dにより、右旋回流(矢印b)、内偏向流(矢印c)、外偏向流(矢印d)とする偏向も加わり、基本的には複数の右旋回渦流の発生状態を呈した、言わば、右旋回を主成分とした多様な方向に攪拌された乱流状態となる。
前段傘体4の衝突による渦流及びホルダ3による乱流状態となった流水は、次段以降のホルダ3の保持部31に保持された活水ピース6に衝突しながら活水ピース間を通過して保持部31に達する。この時、各活水ピース6は、互いに接触しない配置及び外周面と内周面に形成した螺旋凸条63により、各活水ピース6の配置場所で自身が右方向に軸回転(矢印f)すると共に、流水が右旋回(e)の偏向流となるように作用する。
そして、この右旋回の偏向流の状態でホルダ3の保持部31に達した流水は、通水口34によりさらなる攪拌を加えられた乱流状態となる。その後筐体内の内部空間26に多段状に配置された各ホルダ3を通過する際に、上記と同様な作用がその都度、流水に加わることとなる。
最後に後段傘体5のホルダ3を通過する際に、流水には各後段傘体5による分流及び加速に加え、各後段傘体5の円錐面縁において細かな渦流が付加され、流出口24bより流出(矢印g)する。
上記のように活水化装置1を通過した流出水は、2種類の形状を有する傘体間での共鳴作用や、その材質チタン合金である場合は、その触媒作用によって細菌(大腸菌、レジオネラ属菌)の増殖が抑制されるだけでなく、その硬度も軟化(110から20に低下)する。
また、流出水は活水ピース6からの遠赤外線により水分子の水素結合集団(クラスタ)が細分化されると共に、水分子同士の摩擦から電子を生じて還元性の水となる。この活性化の度合いも、活水ピース6やこれらが保持されたホルダ3の構成により、複数の右旋回の渦流が内側や外側と偏向した多様な乱流状態、別言すれば、効率的な攪拌作用が及ぼされており、マイナス電荷発生が可及的に増幅して、より活性化作用が高いものとなっている。
上記作用に加え、ホルダ3の外形(外縁)を筐体2の内部空間26の内周面に略適合させることで、通過した流水の全量がホルダ3の保持部31に設けた通水口34を通過して活水ピース6へ衝突し、活性化の度合いにより寄与することとなる。なお、この度合いは、多段状に配置するホルダ3の個数を増減させることで適宜に調整可能である。
さらに、筐体2の内部空間26と被覆体23との間を電気的に絶縁することで、活水化装置1が電気二重層コンデンサとして機能し、内部空間内に生じた電子と分離したプラス電荷が被覆体23のアース端子23aを介して放電されるため、本体内の水処理作用を損なうことなく、活水化装置1の電蝕等も防止されている。
[他の実施形態の可能性]
上記実施形態例の活水ピース6は、その外周面及び内周面に螺旋凸条63を形成しているが、この螺旋凸条63を独立したフィンを組み合わせて構成するようにしても良い。
また、活水ピース6は自身を軸回転させる軸心部に貫通口62を形成した円筒体であるが、1個の活水ピース6に対して複数の貫通口62を穿孔(例えば、練炭状に複数の貫通口等を形成する。)しても良い。
さらに、活水ピース6のホルダ3への配置数も、各活水ピース6の接触状態を避ければ適宜に増減可能であり、多段状に配置するホルダ3ごとに配置構成を変更することも可能である。
1 活水化装置
2 筐体
21 本体
22 絶縁材
23 被覆体
23a アース端子
24 連結管
24a 流入口
24b 流出口
24c 内ネジ
25 絶縁リング
26 内部空間
3 ホルダ
31 保持部
31a 保持壁
32 連結柱
32a 連結口
32b 雌ネジ
33 側壁
34 通水口
34a 旋回フィン
34b 内側リング
34c 内側フィン
34d 外側フィン
4 前段傘体
41 取付口
42 ネジ
5 後段傘体
6 活水ピース
61 軸
62 貫通口
63 螺旋凸条
7 通水管

Claims (8)

  1. 流入側と流出側を有する筒状を成す導電性の本体と、
    該本体の流入出側のそれぞれを外部の通水管路と連通させるための導電性の連結手段と、
    該連結手段及び前記本体の一部又は全部を、電気的絶縁性を持って覆った導電性の被覆体と、から筐体を構成すると共に、
    多元素鉱物を主成分として成形した複数個の活水ピースと、
    該活水ピースを前記本体の流れ方向の断面上に互いに触れることなく複数個を配置して一段目を構成し、かつこれを流れ方向に沿って積層状に積み上げて多段に配置して成る活水化手段と、
    該活水化手段の流入側端部において、その先端を流入方向に向けて前記本体内に単一個を配置した円錐状の前段傘体と、
    かつ前記活水化手段の流出側端部において、その先端を流入方向に向けて前記本体内に複数個を配置した円錐状の後段傘体と、
    から構成したことを特徴とする活水化装置。
  2. 前記筐体を構成する被覆体が、接地されていることを特徴とする請求項1記載の活水化装置。
  3. 前記前段傘体の先端の開き角度が略90度であり、かつ前記後段傘体の先端の開き角度が略45度であることを特徴とする請求項1、又は2記載の活水化装置。
  4. 前記活水化手段を構成する各段の活水ピースの保持が、本体内の横断面に略適合し、かつ通水性を有する盆状のホルダへの収納であることを特徴とする1、2、又は3記載の活水化装置。
  5. 前記ホルダが、その底面を通る流れに作用して流れ方向を変えるフィンを有するものであることを特徴とする請求項4記載の活水化装置。
  6. 前記ホルダのフィンが、多段に渡って配置した各ホルダ内において同一方向の向きであることを特徴とする請求項5記載の活水化装置。
  7. 前記各活水ピースが、本体の軸に沿った軸とする円柱状を成し、かつその外周面に流れに作用して流れを変向させる螺旋溝、又は螺旋凸条を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載した活水化装置。
  8. 活水ピースが、その軸を通る貫通口を有すると共に、その貫通口の内面には流れに作用して変向させる螺旋溝、又は螺旋凸条を有すること特徴とする請求項7記載の活水化装置。
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