JP4850907B2 - 脊柱管狭窄症を治療する装置 - Google Patents

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Description

本発明は被検体の脊柱を安定化する装置および方法に関するものであり、特に、互いに隣接し合う椎骨間に挿入する移植片に関するものである。
被検体の椎骨は棘突起として知られている後方に突出した部分を有している。脊柱が屈曲することで、互いに隣接し合う椎骨の棘突起は互いに向かって移動させられる。これは、脊柱管や脊柱孔の内部の空間を窄ませ、従って、痛みの原因となることがある。このような狭窄は、狭窄症(ステノーシス)として知られており、互いに隣接し合う棘突起相互の間の空間に移植片を利用することにより治療することができる。
或る現行の移植片は複数の別個の部材片から作成されており、これら部材片は脊柱の両側から挿入する必要があるうえに、背位アプローチでは被検体にかなり幅広の開口部を設けるのに、左右の胸腰筋膜を両方とも切開するばかりか、多裂筋をそれぞれの付着部から剥ぎ取る必要があった。互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に挿入する移植片でも、観血を最小限に抑えたアプローチで1個の切開部から挿入することができるとともに、椎体間の適所に堅固に保持することができる移植片を提供するのが望ましい。
本発明の装置は、第1端部と、第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に位置するスリーブとを有する本体部を備えている。この装置の寸法および形状は、2個の互いに隣接し合う椎体の棘突起間に嵌合するように設定されている。スリーブは、複数の互いに異なる特性の(例えば、弾性係数が互いに異なる)素材で作られている単体部材片であってもよいし、または、そのような素材から作成された多数の構成部材を含んでいてもよい。この装置は、少なくとも2個の保持部材を有しており、これら保持部材は本体部に設置されるとともに、配備位置と後退位置との間で移動することができる。この装置はまた、第1端部および第2端部に接続することができるコネクタを有している。
作動器具(例えば、ネジ回し)を使って上述のコネクタを回転させることができる。コネクタを回転させることで第1端部と第2端部を互いに向けて移動させることができる。第1端部と第2端部が互いに向けて移動すると、保持部材が本体部から出て散開配備される。配備位置にくると、保持部材は本体部から外方向に張り出し、1個の椎骨の少なくとも1本の棘突起の両側に設置される。好ましい実施形態では、この装置には4個の保持部材が設けられており、互いに隣接し合う椎骨の2本の棘突起の両側に係合することができる。このような保持部材は移植片を脊柱に対して適所に保持することができる。
代替の実施形態では、この装置は、第1端部と、第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に設置することのできるスリーブとが設けられた本体部を備えている。第1端部は、そこを起点に細長い部材が延びており、2個以上の保持部材がこの第1端部と細長い部材に作動自在に付随するようになっている。好ましい実施形態では、2個の保持部材が第1端部に旋回自在に接続され、また別な2個の保持部材が細長い部材に旋回自在に接続される。コネクタは両端部に設置されて、コネクタの回転で両端部を互いに向けて引き寄せることができるようになっている。第2端部には1個以上の開口部が設けられており、これらの開口部に保持部材が通される。両端部が一緒に移動すると、細長い部材に接続されている保持部材が開口部を通って移動して第2端部の中に入り、本体部から離れるほうに張り出す。更に、第1端部に接続されている保持部材が移動してスリーブを押圧し、本体部から離れる方に張り出す。本体部と第1端部および第2端部は、互いに隣接し合う椎骨の棘突起がこれらホルダーの間に設置されるように載置される。また別な実施形態では、少なくとも1個の保持部材が(保持部材は2個であるのが好ましいが)両端部の各々に旋回自在に接続される。両端部が一緒に移動すると、保持部材が移動してスリーブを押圧し、本体部から離れる方向張り出す。
脊柱管狭窄症を治療する装置は、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に嵌合するよう構成された移植片本体構造部と、この本体構造部に作動可能に付随する少なくとも2個の保持部材と、2個の保持部材を後退位置から、2個の互いに隣接し合う椎骨のうちの一方の棘突起すなわち第1の棘突起の傍で本体構造部から外方向に張り出す配備位置に移動させるように作動するシフト機構とを備えている。このシフト機構はネジである。シフト機構は本体構造部の内側に含まれる。本体構造部には第1端部および第2端部が設けられており、2個の保持部材は、配備位置にくると、本体構造部の両端から張り出し、または、本体構造部の互いに隣接し合う端部から張り出す。
更に、この装置の第3の保持部材および第4の保持部材は本体構造部に作動可能に付随しており、シフト機構は第3の保持部材および第4の保持部材をそれぞれの後退位置から、2個の互いに隣接し合う椎骨の他方の棘突起すなわち第2の棘突起の両側で本体構造部から外方向に張り出す配備位置まで駆動するように作動する。シフト機構は、軸線沿いに長手の細長いコネクタが本体構造部の内側に取付けられており、本体構造部の第1端部および第2端部は軸線沿いに互いに離隔されている。シフト機構は本体構造部の第1端部および第2端部が軸上で互いに向けて移動するように作動して、少なくとも2個の保持部材は、第1端部と第2端部の影響を受けて、両端部が軸上で互いに向かう方向に移動させられると、後退位置から配備位置へ移動する。保持部材は蝶番部材(ヒンジ)によって第1端部に取付けられる。少なくとも1個の保持部材が第1端部に固定され、第1端部と一緒に軸線方向に移動するとともに、第1端部が軸上を第2端部に向けて移動すると、第2端部に関して軸線方向に滑動する。第2端部は偏向して一方の保持部材を案内して後退位置から配備位置へ移動させるよう構成されている。
保持部材は、第1端部と第2端部の間で延びるワイヤである。少なくとも1個の保持部材のワイヤは概ねU字型であり、両端が自由端になっている。自由端は第1端部に固定されて、第1端部が第2端部に相対的に軸線方向に移動すると、第1端部と一緒に移動するのが好ましい。第1端部および第2端部は各々に、ワイヤを偏向させるカムメンが設けられている。シフト機構は、長手方向軸線に沿う長手の細長いコネクタと、第1方向に第1端部とネジ結合するスクリューネジと、その反対方向に延びて第2方向に第2端部とネジ結合するスクリューネジとを備えている。
本体部構造は第1端部と第2端部の間で軸上に配置されるスリーブを更に有している。スリーブは、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から付与される力を受けて、第1端部および第2端部に相対的に回転することができる。スリーブはまた、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から付与される力を受けて偏向することもできる。スリーブには両端部と、この両端部よりは厚みが大きい中間部がと設けられている。スリーブは、或る弾性係数を有している素材から形成された第1スリーブ部材と、これとは異なる弾性係数を有している素材から形成された第2スリーブ部材とを有している。シフト機構は、保持部材を配備位置から後退位置へ引っ込めるよう作動する。
本体構造部には第1端部および第2端部が設けられており、シフト機構は、長手方向軸線に沿う長手の細長いコネクタと、外側スクリューネジが設けられた少なくとも1個の部分とを有しており、コネクタは回転するような構成になっている。第1端部および第2端部は各々に内側ネジが設けられて、細長いコネクタに取付けられる。保持部材は各々が、両端が自由端になった概ねU字型のワイヤを含んでおり、第1の保持部材の2つの自由端は本体構造部の第1端部に固定されており、第2の保持部材の2つの自由端は本体構造部の第2端部に固定されている。コネクタを第1の方向に回転させると、第1端部および第2端部はコネクタに沿って軸線方向に移動して緊密に近づき、両方の保持部材をコネクタの軸線に関して或る角度に配備する。
また別な実施形態では、移植片は、本体構造部と少なくとも2個の保持部材とを備えており、本体構造部は2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に設置される構成の長手方向軸線に沿う長尺部を有しているとともに、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から付与される力を受けて移動する構成の周辺中間部を有しており、保持部材はその構成が、保持部材が軸線と概ね整列する後退位置から、保持部材が本体構造部から外へ軸線に関して或る角度で全体的に張り出して椎骨の棘突起の傍の部位に入り込む配備位置へ移動するよう設定されている。本体構造部の周辺中間部は、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から付与される力を受けると、保持部材に相対的に回転する構成にされている。脊柱移植片は、第1端部および第2端部を更に備えており、第1端部は2個の旋回接続部が設けられている張出部を有しており、第2端部は2個のガイド窓が設けられている。少なくとも2個の保持部材には近位端および遠位端が設けられており、保持部材は各々の遠位端が旋回接続部に旋回自在に接続されており、少なくとも2個の保持部材は寸法と形状が、両方の端部が互いに向けて移動すると、保持部材の近位端がガイド窓の中を通過するように設定されている。脊柱移植片は、遠位端および近位端が設けられている第3の保持部材と第4の保持部材を更に備えており、移植片の第1端部には2個の旋回接続部が設けられており、第3の保持部材および第4の保持部材の各々の遠位端は第1端部の旋回接続部に旋回自在に接続されている。
脊柱移植片は或るシステムの一部であり、そのシステムは、本体構造部が2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に配置されるとシフト機構を作動して保持部材を後退位置から配備位置へ駆動する構成のネジ回しを有している。
椎骨の空隙を維持するシステムが提供されるが、このシステムは、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に設置される構成になっている本体構造部を備えているとともに、配備位置にある場合には2個の互いに隣接し合う椎骨の一方の棘突起すなわち第1の棘突起の傍で本体構造部から外に張出す構成の少なくとも2個の保持部材と、移植片本体構造部を受け入れる構成の管材を更に備えており、管材には少なくとも1個の開口部が設けられていて、この開口部を通して保持部材を配備位置まで移動させることができる。保持部材のための開口部はスロットであってもよい。管材は先細り部が設けられており、先細り部の構成は、柔組織を拡張させるとともに2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起を離隔させるように設定されている。保持部材のための開口部は、管材の先細り部の中を通って延びている。管材は視覚マーカーを更に有しており、この視覚マーカーは管材の両側で開口部から片寄せされた位置にあり、管材が回転してその開口部が保持部材の配備位置に対して所定の配向を取る位置までくると、視覚マーカーが互いに相対的に所定の配向に移動するように図っている。
脊柱管狭窄症治療のキットが提供されるが、このキットは、複数の異なる寸法の脊柱移植片を含んでおり、移植片の各々が、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起間に嵌合する構成の移植片本体構造部と、この本体構造部に作動可能に付随している少なくとも2個の保持部材と、保持部材を後退位置から、2個の互いに隣接し合う椎骨の一方の棘突起すなわち第1の棘突起の傍で本体構造部から外方向に張り出す配備位置まで移動させるように作動するシフト機構とを有している。キットは、2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起を離隔させるよう構成された複数の互いに異なる寸法の管材を、大きいほうの管材の各々がその次に大きい管材の上に被さって受け入れられるようにして備え、管材は各々が、小さいほうの管材のどれであれ、他の管材から取出されてしまうと、残った管材によって設けられている通路を通って脊柱移植片のうちの対応するものが滑動することができる寸法に設定されている。管材は、大きいほうの管材がその次に大きい管材の上を移動するのを制限する構成にされて、管材が一緒に入れ子になっている時に管材の内側端部どうしが所定の態様で重なり合うようにするのが好ましい。大きいほうの管材は各々が制止部材を有しており、この制止部材は移動することでその次に大きい管材と当接するような構成になっている。大きいほうの管材は各々が、偏向することにより、それぞれの制止部材がその次に大きい管材との当接から外れる状態になるよう構成されている。大きいほうの管材は各々に設けられているスロットが管材の対向部を定めており、これら対向部は管の内側方向に偏向することができる。
一実施形態では、脊柱移植片を挿入するための複数の器具を含んでいるキットまたはシステムは、移植片の本体構造部が管材の内側端部まで滑動する構成にされた通路が設けられている管材と、本体構造部に係合し、管材の中を本体構造部に移動させ、管材に係合してその内側端部において本体構造部の移動を制約するよう構成された移植片ホルダーとを備えている。移植片ホルダーは、管材の外側で本体構造部に取付けられたり、管材の内側端部の内部で本体構造部から切り離されたりする構成になっているのが好ましい。管材は複数の多様な寸法の管材のうちの1つであり、これら多様な寸法の管材は各々がその内側端部まで同じ寸法の移植片本体構造部が滑動するような構成になっているが、移植片ホルダーは単体装置であって、本体構造部の各々と個別に係合する構成になっていることで多様な寸法の管材のうちの寸法の一致するものの中を各本体構造部に移動させるとともに、多様な寸法の管材の各々と個別に係合することで本体構造部が管材の内側端部の位置で移動するのを制限している。
外科手術器具または移植片を保持する装置は、近位端および遠位端が設けられているとともに内部に通路が設置されている本体部と、上記通路に設置された器具係合装置とを備えており、器具係合装置には少なくとも2本のピンが互いに相関的に移動することができるように設けられて、両者の間に外科手術用器具を保持するようになっている。外科手術器具または移植片を保持する装置はノブを更に備えており、このノブは上述の少なくとも2本のピンと作動可能に関与して、ノブを移動させることでこれら少なくとも2本のピンを相対的に移動させるようになっており、少なくとも1本のピンに少なくとも1個の畝状部が設けられて、外科手術用器具の少なくとも1本のスロットに嵌合するようになっている。ノブはロック機構を有しており、この機構は本体部と相関的に回転自在で、上述の2本のピンの位置を互いに相対的に固定するようになっている。ピンは、ノブが本体部の遠位端に向けて押されると、互いから離隔する方向に移動することができ、また、これら2本のピンはバネが装填されており、ノブが解放されると、ピンが互いに向けて移動するようになっている。
脊柱管狭窄症を治療する方法も本発明により提案されており、この方法は、(i)第1端部、第2端部、および、これら第1端部と第2端部の間に位置する中間部が設けられた本体構造部と、これら両端部に作動可能に付随しているとともに本体構造部の内部で後退位置に設置されている少なくとも2個の保持部材と、上記第1端部および上記第2端部に作動可能に接続するコネクタとを有している移植片を設ける段階と、(ii)互いに隣接し合う椎骨の棘突起相互の間に移植片を挿入する段階と、(iii)コネクタを作動させて両端部を互いに相対的に移動させ、保持部材を後退位置と配備位置との間で移動させるようにした段階とを含んでおり、配備位置では保持部材は本体構造部から外方向に張り出すとともに、少なくとも1本の棘突起と係合する。
脊柱管狭窄症を治療する代替の方法は、(i)第1端部および第2端部が設けられている本体構造部と、これら両端部に作動可能に付随しているとともに本体構造部の内部で後退位置に設置されている少なくとも2個の保持部材と、上記第1端部および上記第2端部に作動可能に接続するコネクタとを有している移植片を設ける段階と、(ii)体内に挿入するのに適した少なくとも1個の拡張器と少なくとも1本の管材を設ける段階とを含み、少なくとも1本の管材の中には通路が設けられており、(iii)体内の互いに隣接し合う棘突起の間に上記少なくとも1個の拡張器を挿入する段階と、(iv)上記少なくとも1個の拡張器の上を伝わせて上記少なくとも1本の管材を挿入する段階と、(v)体内から上記少なくとも1個の拡張器を取出し、上記少なくとも1本の管材を互いに隣接し合う棘突起相互の間に残存させる段階と、(vi)上記少なくとも1本の管材の中を通して互いに隣接し合う棘突起相互の間に移植片を挿入する段階と、(vii)コネクタを作動させて上記両端部を互いに相対的に移動させ、保持部材を後退位置と配備位置との間で移動させるようにした段階とを含んでおり、配備位置では保持部材は本体構造部から外方向に張り出す。この方法は、ガイドワイヤを体内に挿入する段階を更に含んでいることもある。この方法は、少なくとも1個の拡張器と少なくとも1本の管材をガイドワイヤの上に設置する段階を更に含んでいることもある。上記少なくとも1個の拡張器を横方向に体内に挿入する上記段階は、互いに隣接し合う棘突起を離隔させる段階を含んでいる。これに代わる例として、少なくとも1本の管材を少なくとも1個の拡張器の上に被せるように横方向に体内に挿入する段階は、棘突起をそれ以上は離隔させることができない。少なくとも1本の管材の中に移植片を挿入する段階は、移植片を横方向に体内に挿入する段階を含んでいるとよい。
棘離隔装置を挿入する1つの方法として、患者の体側に切開部を設けることができる。この切開部を通して、互いに隣接し合う棘突起の間にガイドワイヤが挿入される。ガイドワイヤには延長部が作動可能に接続されており、ワイヤの長尺部を延長することができる。拡張器はガイドワイヤの上を伝って挿入させることができるとともに、組織を押しやって棘突起を離隔させることができる。その後、小さい管材から順番に拡張器の上に被せるように設置され、組織を拡張させるとともに、互いに隣接し合う棘突起を更に離隔させる。最大の管材が適所に設置されてしまうと、拡張器と残余の小さい管材が体内から取出されて、最大の管材だけを適所に残存させる。移植片ホルダーが棘離隔装置に伸延形状すなわち細長く伸びた形状で取り付けられ、椎骨と椎骨の間の管材を下ったところに装置を挿入するために利用される。作動器具が移植片ホルダーの中に設置されるとともに、コネクタに係合する。作動危惧が回転動作中も移植片ホルダーは静止状態に保たれる。このようにして、棘離隔装置の両端部は互いに向けて移動することができ、保持部材は本体部から外に出て管材に設けられたスロットを通って配備される。保持部材が配備されてしまい、尚且つ、装置が互いに隣接し合う棘突起同士の間に設置されてしまうと、移植片ホルダー、作動器具、および、外側管材は体内から取出される。
棘離隔装置と、その使用および挿入の方法が添付の具体的な図面により詳細に例示されている。棘離隔装置と、その作動および使用の方法は、添付の図面を参照することにより一層良好に理解することができるが、これら図面を通して、同一構成部材を同一参照番号で示している。図面は、棘離隔装置の構造、動作、および、使用方法を例示している具体例にすぎず、更に、或る特徴が単独で利用することができること、または、他の特徴と組み合わせて利用することができることを例示した具体例にすぎず、本発明を例示の実施形態に限定するべきではない。
図1に例示されているように、本発明の装置10は、ここでは棘離隔装置と呼称されており、本体部12と、第1組の保持部材14、16と、第2組の保持部材18、20とを備えている。本体部12は、スリーブ44と、第1端部40と、第2端部42とを有している。第1端部40および第2端部42は、スリーブ44と相対的に移動することができる。しかしながら、本発明の多様な構成要素に対して多数の修正と代用が行えること、また、図で例示され説明されている実施形態は具体例にすぎないことを当業者なら認識するものと理解するべきである。
装置10は、例えば、脊柱管狭窄症を治療する目的で、互いに隣接し合う椎骨28と椎骨30のそれぞれの棘突起の間に設置される。棘離隔装置10は1組の移植片10または複数の移植片10を含むキットから構成された単体部材であってもよいが、このような移植片は、複数の患者の互いに異なる解剖学的構造を考慮して多様な寸法を有している。装置10は本件では脊柱管狭窄症治療と関連して使用されるものと説明されているが、この装置は体内の別な部位に使用されてもよく、具体例としては、脊椎において脊椎各部の相互間の空隙を占有する場合が挙げられるが、椎骨での使用が望ましいことを、当業者なら容易に認識するだろう。従って、位置選定、外科手術処置、または、その両方をいかなる様式であれ限定するものと解釈するべきではない。
第1端部40、第2端部42、および、スリーブ44はどのような形状であってもよいが、例えば、丸型、楕円、多角形などが含まれる。更に、保持部材14、16、18、20は、椎体(例えば、棘突起)が1対の保持部材14と保持部材16の間、および、また別な1対の保持部材18と保持部材20の間に設置される限り、または、これら対を成す保持部材によって保持される限り、真直ぐ、凹状、凸状、或いは、それ以外の形状であってもよい。本体部12は、第1端部40、第2端部42、および、スリーブ44のほかに、保持部材14、16、18、20、または、これらの各種組合せを含んでおり、何であれ好適な素材から作成されているとよいが、この素材は生体適合性素材であるのが好ましく、具体例としては、金属(例えば、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、2種類以上の金属の合金)、可塑材、重合体、ラバー、セラミック、天然体組織(例えば、骨など)、または、複合材(すなわち、2種類以上の素材から作成される)などが挙げられる。装置10の構成要素を作成するために利用される素材を決定する場合には、多様な要因が考慮されることになるが、例えば、殺菌耐性、そこに加えられる力に対する耐性、重量耐性、耐久性、装置10を把持する能力のうちでも、特に、ラテックス製手袋を使用して把持する能力などが含まれるが、これらに限定されない。保持部材14、16、18、20に関して、保持部材14、16、18、20の弾性的かつ可塑的な屈曲性、変形自在性、または、その両方の他にも、変形後の形状維持能力も上述の要因に含まれることがある。装置10の本体部12、これ以外の構成部材、または、その両方が放射線透過性であってもよいし、放射線不透過性であってもよい。本体部12またはそれ以外の各種構成部材が放射線透過性である実施形態では、放射線不透過性マーカー(図示せず)は、本体部12またはそれ以外の各種構成部材に組み込まれてもよいし、または、取付けられてもよい。放射線不透過性マーカーは、患者の解剖学的構造に対して本体部12、または、それ以外の各種構成部材を医者が適切に整列させるのを支援することができる。
保持部材14、16、18、20は互いに類似した寸法および形状に設定することができ、更に、スリーブ44、第1部分40、および、第2部分42の中に通され、または、これらの下を通過する。図4から図6に例示されているように、保持部材14、16、18、20は各々が、例えば、ワイヤ50のような細長い構造体である。ワイヤ50はゲージが、約0.254mm(約0.01インチ)と約2.54mm(約0.1インチ)の間である。更に、ワイヤ50は、保持部材14、16、18、20に形成される前の長さが、約25.4mm(約1.0インチ)から約254mm(約10インチ)の間である。ワイヤ50は略U字型で、湾曲部56とアーム52、54が設けられており、アームは湾曲部56から伸び出している。湾曲部56は、図4、図5、および、図6に例示されているように、2平面以上の平面で湾曲または屈曲している。図4に例示されているように、湾曲部56の曲率半径R1は、例えば、約2.54mm(約0.1インチ)から約25.4mm(約1.0インチ)の間であり、約2.54mm(約0.1インチ)から約12.7mm(約0.5インチ)の間であるのがより好ましく、約3.81mm(約0.15インチ)から約5.08mm(約0.2インチ)の間であるのが最も好ましい。図5に例示されているように、湾曲部56の曲率半径は、例えば、約0.254mm(約0.01インチ)から約25.4mm(約1.0インチ)の間であり、約1.27mm(約0.05インチ)から約12.7mm(約0.5インチ)の間であるのがより好ましく、約1.27mm(約0.05インチ)から約2.54mm(約0.1インチ)の間であるのが最も好ましい。
更に、図4および図6に例示されているように、アーム52の端部60はアーム52に対して第1の方向に角度θ(例えば、約90度)で屈曲しているとよい。アーム54の端部62は第2の方向に屈曲しているとよいが、第2の方向は第1の方向と同じ方向でも異なる方向でもよく、アーム54に対して角度α(例えば、約90度)を成しているとよい。一実施形態では、端部62はアーム52に向かって角度θ(例えば、約15度)で屈曲していてもよい(図6を参照のこと)。端部60と端部62は、アーム50、52に対して約90度とはそれぞれに異なる角度で屈曲していてもよいし、または、全く屈曲していなくてもよい。保持部材14、18は各々が、その端部60、62が端部42に作動可能に接続されており、保持部材16、20は各々が、その端部60、62が端部40に作動可能に接続されている。更に、保持部材14、16、18、20は各々が、その湾曲部56が端部40、42と滑動自在に関与し、これら端部によって維持され、これら端部によって案内され、または、これら端部に接続されている。
図7および図8に例示されているように、第1端部40は端部キャップ64と内側部66を備えており、その各々は形状が略円筒状であり、また、その両方が軸線43を中心としている。内側部66の端部68が端部キャップ64の内側の溝69に受け入れられた結果、内側部66と端部キャップ64は一緒に接続される。端部68は形状が円錐状であるが、端部68が端部キャップ64に保持される限り、円錐状以外の形状も採用することができることを当業者なら認識するだろう。
図10および図11に例示されているように、端部キャップ64には第1カム面および第2カム面が設けられており、第1の歯72および第2の歯72はカム面70に近接した位置にくる。カム面70の傾斜角度βは、例えば、約90度から約160度の間であり、約100度から約135度の間であるのがより好ましく、約105度から約115度の間であるのが最も好ましい。歯72およびカム面70は端部キャップ64の正反対位置で互いに対向する開口部73の内側に配置される。
更に、図12、図13、および、図14に例示されているように、内側部分66には第1上位スロット76および第2上位スロット78がそれぞれ設けられている。第1上位スロット76の端部の切欠き80はスロット76に対して、例えば約90度の角度λを成して(例えば、下向きの角度で)延びており、第2上位スロット78の端部の切欠き82はスロット78に対して、例えば約15度の角度μを成して(例えば、上向きで、尚且つ、第1上位スロット76に向かう角度で)延びている。切欠き80のスロット76に対する角度は、保持部材14、16、18、20の端部60の角度θと一致している。切欠き82のスロット78に対する角度は、保持部材14、16、18、20の端部62の角度θと一致している。内側部分66には第1下位スロット84および第2下位スロット86も設けられており、これらのスロットには切欠き88および切欠き90がそれぞれ設けられている。第1下位スロット84の端部の切欠き88はスロット84に対して、例えば約15度の角度σを成して(例えば、切欠き88は下向きに角度付けされて第2下位スロット86から離れる方に向かって)延びており、第2下位スロット86の端部の切欠き90はスロット86に対して、例えば約90度の角度ρを成して(例えば、上向きの角度で)延びている。切欠き88のスロット84に対する角度は保持部材14、16、18、20の端部62の角度θと一致している。切欠き90のスロット86に対する角度は保持部材14、16、18、20の端部60の角度θと一致している。
図15および図16に例示されているように、保持部材14、16は、配備位置または未配備位置に置かれた時に、それぞれの少なくとも一部が互いの傍で、尚且つ、概ね本体部12の内側に設置される。図16に例示されているように、保持部材14、16のアーム52、54は、第1端部40の内側部分66の第1上位スロット76および第2上位スロット78に受け入れられる。保持部材14の端部60および端部62(図17)が第1端部40の第1上位スロット76の端部の切欠き80および第2上位スロット78の端部の切欠き82にそれぞれに受け入れられた結果、保持部材14は第1端部40に関して固定される。保持部材16の湾曲部56は第1端部40の端部キャップ64のカム面70(図7)に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻く位置に設置された結果、保持部材16は第1端部40の端部キャップ64に相関的に滑動することができるようになる。保持部材14、16のアーム52、54は第2端部42の内側部分66の第1上位スロット76および第2上位スロット78に受け入れられる。保持部材16の端部60、62が第2端部42の第1上位スロット76の端部の切欠き80および第2上位スロット78の端部の切欠き82にそれぞれに受け入れられた結果、保持部材16は第2端部42に相関的に固定される。保持部材14の湾曲部56が第2端部42の端部キャップ64のカム面70に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻いて設置された結果、保持部材14は第2端部42の端部キャップ64に相関的に滑動することができるようになる。
同様に、保持部材18、20は、配備位置または未配備位置に置かれた時に、それぞれの少なくとも一部が互いの傍で、尚且つ、概ね本体部12の内側に設置される。図16に例示されているように、保持部材18、20のアーム52、54は、第1端部40の内側部分66の第1上位スロット84および第2上位スロット86に受け入れられる。保持部材18の端部60および端部62(図17)が第1端部40の第1上位スロット86の端部の切欠き90および第2上位スロット84の端部の切欠き88にそれぞれに受け入れられた結果、保持部材18は第1端部40に関して固定される。保持部材20の湾曲部56は第1端部40の端部キャップ64のカム面70(図7)に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻く位置に設置された結果、保持部材20は第1端部40の端部キャップ64に相関的に滑動することができるようになる。保持部材18、20のアーム52、54は第2端部42の内側部分66の第1上位スロット86および第2上位スロット84に受け入れられる。保持部材16の端部60、62が第2端部42の第1上位スロット86の端部の切欠き90および第2上位スロット84の端部の切欠き88にそれぞれに受け入れられた結果、保持部材20は第2端部42に相関的に固定される。保持部材18の湾曲部56が第2端部42の端部キャップ64のカム面70に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻いて設置された結果、保持部材18は第2端部42の端部キャップ64に相関的に滑動することができるようになる。
図7から図9に例示されているように、第2端部42の端部キャップ64および内側部分66は第1端部40の端部キャップ64および内側部分66と同一である。本体部12の内側では、保持部材14、16は概ね互いの傍らに設置される。保持部材14、16のアーム52、54は内側部分66の第1上位スロット76および第2上位スロット78に受け入れられる。保持部材16の端部60および端部62(図17)は第1上位スロット76の端部の切欠き80および第2上位スロット78の端部の切欠き82のそれぞれに受け入れられる。保持部材14の湾曲部56は端部キャップ64のカム面70(図8)に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻いて設置される。同様に、保持部材18、20は概ね互いの傍で本体部12の中に設置される。保持部材18、12のアーム52、54は内側部分66の第1下位スロット84および第2下位スロット86に受け入れられる。保持部材20の端部60および端部62は、第1下位スロット86の端部の切欠き90および第2下位スロット84の端部の切欠き88にそれぞれに受け入れられる。保持部材18の湾曲部56は端部キャップ64のカム面70に隣接して設置され、尚且つ、歯72を取り巻いて設置される。
コネクタ100は本体部12の端部40と端部42の間で軸線43に沿って延びている。図18に例示されているように、コネクタ100には外側ねじ部が設けられているとともに、区分102および区分104が設けられている。区分102および区分104は各々に作動器具(例えば、図36の作動器具184)を受け入れる陥凹部105が設けられている。陥凹部105には把持面が設けられており、これは作動器具の対応する把持面に係合する(例えば、陥凹部105は形状が多角形である)。区分102にはねじ部106が、また、区分104にはねじ部108がそれぞれに設けられており、これらねじ部はコネクタ100の周囲で互いに反対の向きに延びている(例えば、区分102には右手ネジ106が設けられており、区分104には左手ネジ108が設けられている)。図7および図9に例示されているように、コネクタ100のねじ部106、108は本体部12の端部40、42の内側部分66の対応する内側ねじ部114とねじ結合する。このような構成により、内側部分66に相関的にコネクタ100を回転させると、端部40、42はコネクタ100に沿って軸線方向に互いに向かう方向に移動し、または、互いから離れる方向に移動する。
2つの端部40、42が軸線方向に互いに向かって移動すると、保持部材14、16、18、20が端部40、42に関して移動する。保持部材14、16、18、20は、それぞれの端部60、62の取付け先である端部キャップ64および内側部分66と一緒に移動する。端部40が移動すると、第1端部40の端部キャップ64に固定されている保持部材14、18も移動し、保持部材14、18の湾曲部56は第2端部42の端部キャップ64のカム面70に強く押し当てられる。同様に、端部42が移動すると、第2端部42の端部キャップ64に固定されている保持部材16、20も移動し、保持部材16、20の湾曲部56は第1端部42の端部キャップ64のカム面70に強く押し当てられる。カム面70が湾曲部56を案内するため、保持部材16、20は第1端部40の端部キャップ64に設けられた開口部73を通って外へ移動し、保持部材14、18は第2端部42の端部キャップ64に設けられた開口部73を通って外へ移動する。より詳細に説明すると、本体構造部12の端部40および端部42が引き続き軸線方向に互いに向かって移動すると、保持部材ワイヤ50のアーム52、54も開口部73を通って外へ移動する。アーム52およびアーム54がカム面70を押圧して外方向に滑動すると、アーム52、54は偏向される(例えば、弧状経路または真直ぐな経路に沿って)。保持部材14、16、18、20は予め屈曲しているため、端部40、42から外へ張り出してしまえば、屈曲形状を取り戻すことができるようになっている(例えば、保持部材14、16、18、20は形状記憶特性を有している)。これに代わる例として、保持部材14、16、18、20は、本体部12から外へ移動すると変形される(弾性により、または、可塑性により)。保持部材14、16、18、20は、端部40、42から外へ張り出すと、配備位置で棘突起の周囲に隣接して配置され、斯くして図1に例示されているように、保持部材14、16、18、20は、装置を適所に保持し、すなわち、互いに隣接し合う棘突起の間に装置を維持するのを助けることができる。配備位置では、保持部材14、16、18、20は長さL1(図1)だけ本体部から離れて張り出すが、この長さL1は、例えば、約5.08mm(約0.2インチ)から約50.8mm(2.0インチ)の間であり、約7.62mm(約0.3インチ)から約25.4mm(1.0インチ)の間であるのがより好ましく、約10.16mm(約0.4インチ)から約15.24mm(約0.6インチ)の間であるのが最も好ましい。更に、配備位置では、保持部材14、16、18、20は互いに隣接し合う保持部材14と16、および、保持部材18と20の間の寸法がD2(図1)であり、この寸法はスリーブ44(図19)の長さL2と実質的に同一である。寸法D2は、例えば、短くとも約2.54mm(約0.1インチ)から約50.8mm(2.0インチ)の間であり、約5.08mm(約0.2インチ)から約25.4mm(1.0インチ)の間であるのがより好ましく、約10.16mm(約0.4インチ)から約12.7mm(約0.5インチ)の間であるのが最も好ましい。更に、保持部材14、16、18、20は本体部12の中まで後退することができる。
スリーブ44は、図1に例示されているように、互いに隣接し合う棘突起の間の適所に本体部12を保持するのを助けることもできる。図2の伸張形状では、スリーブ44は移植片の残りの各部(例えば、端部40、42および保持部材14、16、18、20)に相関的に軸線方向および回転方向に自由に移動することができる。図3の収縮形状では、スリーブ44は端部40と端部42の間に捕獲され、軸線43を中心として軸線方向に移動するのを阻止される。一実施形態では、スリーブ44はコネクタ100に関して固定されているため、スリーブ44はコネクタ100に相関的に軸線方向に移動することができないようになっている。しかし、スリーブ44は、端部40、42ばかりか保持部材14、16、18、20に対しても同様に相関的に、自由に回転することができる。棘の屈曲、または、それ以外の運動のせいで棘突起24、26がスリーブ44に回転力を付与した場合、そのような力は移植片10の残りの部分に相関的にスリーブ44を回転させることにより散逸させることができる。このような構成により、スリーブ44から保持部材14、16、18、20に回転力を伝達するのが阻止されることで、保持部材14、16、18、20が不所望な回転をするのを防ぎ、これら保持部材が変位するのを防ぎ、または、その両方を阻止するのを助けることができるようになる。
図19に例示されているようにスリーブ44はその外側面120の直径がDであり、この直径はスリーブの長尺に沿って均一である(例えば、スリーブの外形は円筒状である)。例えば、この直径は約2.54mm(約0.1インチ)から約25.4mm(約1.0インチ)の間であり、約3.81mm(約0.15インチ)から約20.32mm(約0.8インチ)の間であるのがより好ましく、約5.969mm(約0.235インチ)から約16.002mm(約0.63インチ)の間であるのが最も好ましい。スリーブの厚さTは、例えば、約0.254mm(約0.01インチ)から約3.81mm(約0.15インチ)の間であり、約0.508mm(約0.02インチ)から約1.778mm(約0.07インチ)の間であるのがより好ましく、約0.889mm(約0.035)インチから約1.27mm(約0.05インチ)の間であるのが最も好ましい。図8に例示されているように、端部40、42の端部キャップ64の直径は、直径Dと実質的に同じ長さである。スリーブ44の内側面122の外形(例えば、凹状の輪郭)は放射方向外向きに湾曲しているとよい。内側面122はスリーブ44の先細り中間部124を画定しており、この中間部はスリーブ44の両端の部分126に比べて厚みが小さくなっている。このような構成はスリーブ44の中間部126の可撓性を高めることができるため、スリーブ44は、棘突起24、26から力が付与されると、放射方向内向きに偏向させることができるようになる。
実施形態によってはスリーブ44が不必要となる場合があることに、注目するべきである。例えば、図7Aおよび図7Bに例示されているように、第1端部40には張出し壁部40aが設けられている。移植片が収縮形状になると、張出し壁部40aは互いに隣接し合う棘突起の間に設置される。代替の実施形態では、図7Cおよび図7Dに例示されているように、第1端部40および第2端部42には張出し壁部40a、40bがそれぞれ設けられている。移植片が収縮形状になると、張出し壁部40a、42aは互いに隣接し合う棘突起の間に設置することができるようになる。
使用に際し、本体部12は互いに隣接し合う椎骨28、30(図1に概略的に例示されている)の棘突起24と棘突起26の間の空間23に挿入される。本体部12は、図2に例示されているような、第1の伸張形状を呈している。このような形状の時、本体部12の長さL(図7)は、例えば、約3.81mm(約0.15インチ)から約127mm(約5.0インチ)の間であり、約12.7mm(約0.5インチ)から約50.8mm(約2.0インチの間であるのがより好ましく、約30.48mm(約1.2インチ)から約35.56mm(約1.4インチ)の間であるのが最も好ましい。第1の伸張形状では、本体部12の端部40、42は長手方向軸線の方向の中心軸線43に沿って互いから離隔されている。スリーブ44は端部40と端部42の間に位置している。この伸張形状では、保持部材14、16、18、20は、後退位置すなわち未配備位置に設置されているため、概ね本体部12の内側に位置している。このような構成により、本体部は脊椎の側面から棘突起24と棘突起26の間に挿入することができる(例えば、横挿入)。棘離隔装置10が棘突起24と棘突起26の間に設置されてしまうと、本体部12は、図3に例示されているような第2の収縮形状まで移動させられる。これを達成するために、端部40、42が軸線方向に互いに向けて移動させられる。収縮形状では、本体部12の長さL(図7)は、例えば、約1.27mm(約0.05インチ)から約50.8mm(約2.0インチ)の間であり、約12.7mm(約0.5インチ)から約38.1mm(約1.5インチ)の間であるのがより好ましく、約17.78mm(約0.7インチ)から約22.86mm(約0.9インチ)の間であるのが最も好ましい。端部40および端部42が互いに向かって移動すると、保持部材14、16、18、20は後退位置から図3の配備位置へ本体部12から外に移動させられる。配備位置では、保持部材14、16は本体部12から外に張出し、尚且つ、椎骨28の棘突起24の両側に位置する。保持部材18、20は本体部12から外に張出し、尚且つ、椎骨30の棘突起26の両側に位置する。このように配置すると、本体部12は互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の間に所望の空隙を維持するのを助けるよう機能する。更に、保持部材14、16、18、20は脊椎、その周囲の柔組織、または、その両方に関して本体部12を適所に保持するのを助けるよう機能する。
例えば、移植片ホルダー140、ガイドワイヤ170、拡張器176、挿入管180、182、作動器具184、取出し器具290などのような多様な器具を使って、移植片10を挿入し、取出し、または、その両方を実施することができる。以下で説明する各種器具は移植片10と併用することができるが、本件に記載されている器具の代用として各種器具をどれだけ利用してもよいことを当業者なら容易に認識するだろう。
図22から図24の移植片ホルダー140は細長い茎状部142およびハンドル144を備えている。細長い茎状部142は中空で(例えば、管状で)、ハンドル144から伸張し、遠位端143が設けられている。操舵輪148がハンドル144に設置されている。シャフト146は、中空であってもよいが、茎状部142の中を通って延びており、尚且つ、操舵輪148に作動可能に接続されているため、操舵輪148を回転させた結果として、茎状部142に相対的にシャフト146を回転させることができる。図24に例示されているように、シャフト146の遠位端143は茎状部142の開放端150から突出しており、更に、ねじ部152が設けられている。1対の突出部154は、互いに正反対位置で対向しており(一方のみが図14に例示されている)、シャフト146の近位で茎状部142の開放端150から軸線方向外向きに突出している。或る実施形態では、1個以上の突出部154が採用されている。
移植片ホルダー140は第1端部40または第2端部42に係合し、挿入器具として使用されて、移植片10を脊椎の側面から据付け位置の中へ移動させることができるようになっている。図20および図21に例示されているように、第1端部40、第2端部42、または、これら両端部40、42の端部キャップ64には外側端部132に1対のスロット130が設けられている。しかしながら、端部40、42には1個以上のスロット130が設けられており、これらスロットが茎状部142の1個以上の突出部154と嵌合することに注目するべきである。更に、第1端部40、第2端部42、または、これら両端部40、42には内側ねじ部134が設けられており、ねじ部は外側端部132から軸線方向内側寄りに延びている。シャフト146のねじ部152は第1端部40または第2端部42のねじ部134にねじ結合する。その後、操舵輪148を回転させることでホルダー140を引き出し、その結果として、ホルダー140の突出部(1個または複数個)154を第1端部40または第2端部42に向けて引き寄せることになるため、突出部(1個または複数個)154は第1端部40または第2端部42のスロット130(1個または複数個)の中に挿入される。端部40、42およびホルダー140をこのように構成することにより、端部40、42および保持部材14、16、18、20が軸線43を中心としてホルダー140に相関的に回転することを阻止することができる。
棘離隔装置10は、例えば、脊椎への横挿入アプローチを利用することで、本体部に挿入することができる。患者の体側に切開部が設けられる。図25に例示されているようなガイドワイヤ170が切開部を通して挿入される。ガイドワイヤ170の遠位端194は先鋭にされて、柔組織を刺し通すのに役立つようにしている。ガイドワイヤ170の近位端190には、例えば、端ぐり機で設けた穴の内側にねじ部を切ったカウンターボア192などのような、ねじ嵌合部が設けられている。医者はガイドワイヤ170を直接的に把持するようにしてもよいし、または、ホルダー172を使ってガイドワイヤ170を保持するようにしてもよい。ホルダー172はハンドル172、通路195、および、ネジ196のような締め部材であって、通路195と交差するものを備えている。ガイドワイヤ170は、ネジ196を締めることにより、通路195の適所で固定することができる。ガイドワイヤ170は、本体部に挿入される前または本体部に挿入された後で、ホルダー172に取付けられる。大抵の場合、ガイドワイヤ170は、互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の間の空隙23の中までガイドワイヤ170の遠位端194を医者が伸張させるのに十分な長さを有している。しかしながら、場合によっては、医者は、延長部174を使って、ガイドワイヤ170の長さを伸ばすことが必要となることがある。
延長部174は、遠位端200および近位端202が設けられている細長い部材(例えば、ロッドまたはバー)であってもよい。遠位端204にはねじ嵌合部204が設けられており、ねじ嵌合部はねじ部の形態を呈している。遠位端204は、延長部174の残余の部分と比較して、直径が減じられている。延長部174のねじ嵌合部204はガイドワイヤ170の近位部190に設けられたカウンターボア192の中にねじ込まれる。
ガイドワイヤ170が体内の適所に置かれた後で、拡張器176はガイドワイヤ170、延長部174(使用されている場合のみ)、または、その両方に被せて設置され、更に、ガイドワイヤ170、延長部174、または、その両方に沿って拡張器176を滑動させることにより、脊椎に向けて移動させられる。図28に例示されているように、拡張器176は中空の管状構造体であり、その中を通路205が通っている。拡張器176の遠位端208には先細り面206が設けられている。拡張器176の先細り面206が棘突起22と棘突起24の間の空隙23に向けて移動させ、更にその中にまで移動させると、先細り端206が柔組織を拡張させることができるようになる。ピン210が近位端212の付近の通路205の中まで延びて入る。図29に例示されているように、拡張器176はガイドワイヤ170、延長部174、または、その両方に被せるように設置されて、ピン210がガイドワイヤ170の近位端190に係合するまで、延長部174の近位端202に係合するまで、または、その両方に係合するまで移動させられる。拡張器176の長さはガイドワイヤ170の長さと相関関係があるため、先細り面206が棘突起24と棘突起26の間の空隙23に到達した後は、拡張器176に設けられたピン210がガイドワイヤ170の近位端190に当接して、拡張器176が移動するのを阻止する。1個以上の連続する拡張器が拡張器176に被せて設置されたうえで使用され、皮膚から椎骨まで組織を貫く開口部を拡張することができるようにしている点に注目するべきである。
拡張器176が体内に設置された後で、管材180および管材182は拡張器176に被せて設置される。管材180および管材182は、寸法(例えば、直径、面積、または、その両方)が互いに異なる1組の管材の一部であって、多様な患者の解剖学的構造に適合するように図ってもよい。例えば、管材の直径、面積、または、その両方は約2.54mm(約0.1インチ)から約25.4mm(約1.0インチの間であり、約3.81mm(約0.15インチ)から約20.32mm(約0.8インチ)の間であるのがより好ましく、約6.35mm(約0.25インチ)から約16.51mm(約0.65インチの間であるのが最も好ましい。管材は、組織を離隔するばかりか、互いに隣接し合う椎骨の棘突起と棘突起の間の空隙を伸延させるためにも利用される。図30から図32の管材180は形状が図33から図35の管材182に類似している。管材180は管材182よりも直径が小さく、短い。1組の管材のうちの全部の管材が、管材180、182も含めて、円筒状であり、直径の大きい管材がその次に直径が大きい管材の上に被せてぴったり合う寸法に設定されている。このようにして、1組の管材は全部が同心状態で一緒に入れ子にすることができる。これに加えて、幾つもの管材が多様な寸法の装置10に対応している。このような管材の形状は、管材の内径が棘離隔装置10の外径Dに緊密に一致するように設定されている。管材をこのような形状にすることにより、棘離隔装置10が図2の伸張形状になった時にも、装置10が対応する管の中を密着しながらもスムーズに滑動することができるようになる。管材には2個のスロット260も設けられており、これらのスロットにより後段で説明するように保持部材14、16、18、20を管材の中に配備することができるようにしている。他の実施形態では、管材には1個のスロット260が設けられている。
使用にあたり、医者はまず、例えば図30に例示されている管材180などのような、第1寸法D1の管材を選択する。他の管材と同様に、管材180には先細り遠位端220が設けられている。医者はガイドワイヤ170、拡張器176、または、これらの両方(すなわち、図29の組立体:アセンブリ)の上に被せて管材180を移動させ、管材180を拡張器176に沿ってその遠位端208に向けて動かす。管材180の先細り遠位部220は、棘突起24と棘突起26の間の空隙23の中まで移動すると、柔組織を拡張させるばかりか、棘突起24、26を互いに離隔することができるようになる。更に、或る管材の上に次に大きい寸法の管材を連続して被せて移動させることにより、拡張と伸延(離隔)を達成することができる。このようなプロセスは、例えば図33の管材182のような最後の最外殻管材によって拡張と伸延(離隔)が完了するまで繰り返される(すなわち、互いに隣接し合う棘突起が所望の距離だけ分離されるまで、拡張と伸延(離隔)が継続する)。互いに隣接し合う椎骨と椎骨の間に管材を適切に設置するのを支援するために、管材には少なくとも1対の表示スロット266が設けられている。表示スロット266は軸線方向に管材の遠位端262から離隔され、互いに正反対位置で対向する。表示スロット262は、図30および図33に例示されている図面位置から管材180、182を観た場合は互いに重なり合っており、互いに関して或る角度に配向されている。例えば、図30または図33に例示されている配向の管材を観た場合は、表示スロット266は互いに90度を成しているため、それぞれが重なり合うX線画像はXの文字を形成する。このような構成を利用することにより、X線で視認する際に各種形状を生成することができる。図30および図33の実施形態に例示されているように、管材180、182のスロット266より近位にまた別な対の表示スロット268を設けてもよい。これら対を成した表示スロット266、268により、医者は、脊柱の背面から見たX線図にX字型の画像が形成されるまで管材を回転させるとよい。X字型画像が見えるようになると、管材、とりわけ、スロット266が正確に配向されて、その中に保持部材14、16、18、20が配備される準備ができたことが分かる。
図33で分かるように、管材には各々の近位端224にノブ222が設けられており、このノブが管材を貫く通路の中で内側寄りに突出している。径の大きい管材がその次に大きい径の管材の上に被せて設置されると、大きい方の径の管材に設けられているノブ222が移動により小さい方の管材の最遠位端224と当接する。このような構成にすることにより、大きい方の管材が小さい方の管材の上に被さって移動するのを制限した結果、互いに同心の複数管材の先細り遠位端220が棘突起24と棘突起26の間の同じ位置で重なり合う。
管材は各々の近位端224に1対のスロット230が設けられている。2本のスロット230は互いに対向し合う1対の部分232を線引き区分けしており、このような部分232は偏向させることができる。部分232は軸線方向にノブ222と整列させることができるが、ノブ222から軸線方向に短い距離だけ離隔されているとよい。小さい方の管材(例えば、管材180)を最外殻の管材182から取出すのに、医者はノブ222とは反対の位置224aに位置で(例えば、ノブから約180度の位置で)ノブ222に近づく方向に(例えば、最外殻の管材182の長手方向軸線に直交する方向に)近位端224を押すとよい。スロット230により、ノブ222および部分232を含む、管材182の近位端224を図30に例示されているように上向きに偏向させることができるようになり、その結果、内側にある互いに同心の複数の管材を全部一緒に最外殻の管材182から取出すことができる。ガイドワイヤ174および拡張器176も、最外殻の管材182から取出すことができる。管材182が棘突起24と棘突起26の間に設置された状態で、医者は最外殻管材182の内側寸法に一致する寸法の装置10を選択する。次に、医者は選択した装置10を移植片ホルダー140に取付けてから、管材182の中で装置10を棘突起24、26に向けて移動させ、両棘突起の間に入れる。移植片10の長手方向軸線が移植片ホルダー140の長手方向軸線と整列して一致するように、移植片10が移植片ホルダーに接続されているのが好ましい。
最外殻管材の最近位部224がホルダー140の階段状部分250(図22および図23)に嵌合するまで、移植片ホルダー140が管材182の中に挿入される。階段状部分250の寸法は、段差の各々が1組の管材(例えば、管材180、182)のうちの1本の内側寸法に一致するように設定されている。階段状部分250の段差は各々に切欠き252が設けられており、対応する管材に設けられたノブ222を受け入れるようになっている。このような構成により、互いに隣接し合う棘突起24、26の間の適切な位置に移植片を設置するのは元より(すなわち、階段状部分250が制止部材として作用し、管材の中で装置10が遠過ぎる位置まで挿入されることがないようにするのは元より)、保持部材14、16、18、20をスロット260と整列させるのを(すなわち、切欠き252にノブ222を設置することで回転によって不整列になるのを阻止するのを)助けることができるようになる。
拡張器を挿入している間、拡張管材、挿入管材、または、その両方は、柔組織、傷組織、または、靭帯が原因で生じる実質的な抵抗に遭遇する。時には、ハンマーを使用してでも、これらの器具の挿入を制御することができるようにすることが必要になることがある。各種器具を挿入することに対する抵抗により、これらの器具の外径が小さすぎて医者の手で適切に握ることができない場合には、体内に器具を挿入するのが一層困難になる。図35Aに例示されているように、ハンドル600を使って握り面を向上させて、例えば、
拡張器176および管材180、182を挿入することができる。これに加えて、ハンドルにハンマーで打つ面を設けて、器具に損傷を生じることなく、器具を体内に挿入するようにしてもよい。ハンドル600またはその各部は、例えば、重合体、金属、または、セラミックから作成することができる。
ハンドル600の形状は、多様な寸法の各種器具にハンドル600が適合するように設定される。例えば、ハンドル600は、約8 mmから約18 mmの間の面積または直径の各種器具に係合するように設計されていてもよい。ハンドル600には人間工学的に成形された本体部601と多様な寸法の器具を把持する係合機構とが設けられている。係合機構は平行な鉗子に類似していてもよい。図35Bおよび図35Cに例示されているように、係合機構は複数の突起部602を有しており、これらが器具の外側面に係合して器具を把持するようにしてもよい。少なくとも1本の突起部602に1本以上の畝状部604が設けられており、器具に係合するようにしてもよい。ハンドル600が管材180、182と併用される実施形態では、畝状部604は管材180、182の1本以上のスロット270に嵌合する。畝状部604がスロット270に嵌合することにより、管材180、182は軸線を中心として回転運動するのが阻止され、また、軸線に直交する方向に直線運動(すなわち、管材の軸線から離れる方向に直線運動する)のも阻止される。
ノブ610の運動により、複数の突起部602は互いに相関運動する(例えば、互いに向かって移動するか、または、互いから離れる方向に移動する)。ノブ610はキャップ620とロック機構630を有しており、これらにはねじ部が切られている。キャップ620は、医者がハンマーを使ってキャップ620に衝撃を加えるような設計になっているとよい。例えば、キャップ620は、ハンマー打ちの衝撃時のピーク荷重を低減することができる素材(例えば、重合体、金属、セラミックなど)から作成されているとよい。キャップ620がハンドル600の軸線Aに沿って移動することで、突起部602を互いに相対運動させることができる。キャップ620は、遠位端603に向かって前方に押されると開き、それにより、本体部601の中に器具を挿入することができるようになっている。突起部602はバネが装填されて、キャップ620を緩めると突起部602閉じるようになっていることにより、器具(例えば、管材180、182)と係合する。突起部602が思いがけず開いたり、器具から離脱したり、または、その両方が起こるのを回避するために、ロック機構630はハンドル600の本体部601に係合するまで回転させられる。突起部602を移動させてロックする上記以外の手段も想起されることが分かる。更に、ハンドル600を脊椎器具と併用するという文脈で説明してきたが、ハンドル600の寸法および形状は上記以外の各種器具と係合して、体内、または、体表のどこでも別な部位に各種処置を施すように設定されていてもよい。
装置10およびホルダー140が適所(すなわち、管材182の遠位端220)に置かれると、図36に例示されているような作動器具184(例えば、ネジ回し)がホルダー140の中空シャフト146の中に挿入される。これに代わる例として、ホルダー140、作動器具184、および、装置10は、体内への設置前に全部一緒に組付けられてから単体として体内に挿入されるとよい。作動器具184の係合部254がコネクタ100の陥凹部105に受け入れられてしまうまで、器具184はホルダー140の中に挿入される。次いで、ホルダー140が適所に保持されている状態で、器具184を回転させる。器具184によりコネクタ100が回転させられるが、ホルダー140が端部40、42が回転運動するのを阻止する。このようにして、端部40、42は軸線43に沿って互いに向かって軸線方向に移動する。端部40、42が互いに向けて移動すると、保持部材14、16、18、20が本体部12から外へ出て配備され、互いに隣接し合う棘突起24、26を取り巻いて設置される。保持部材14、16、18、20が棘突起をきつく把持するまで、または、棘突起に堅固に係合するまで、端部40、42を互いに向けて移動させることにより、装置10を適所に保持することができる点に注目するべきである。保持部材14、16、18、20が完全に配備位置に設置された時の端部40から端部42までの距離は、保持部材14、16、18、20の少なくとも一部が棘突起に係合した時のこれら保持部材の長さL1で決まる。保持部材14、16、18、20の長さL1は、棘突起の幅W(図1)で決まる。
保持部材14、16、18、20は管材のスロット260を通って本体部12から外に出て配備される。スロット260は管材の各々の最遠位端262から近位端224に向けて軸線方向に延びている。スロット260は互いに正反対位置で対向しており、それらの形状は、保持部材14、16、18、20が棘突起を取り巻いて配備された後で、管材182が装置10の上に被さって移動するように(例えば、装置10の一部に被さり一部を露出させた状態で滑動するように)設定されている。管材の近位端224の付近の1対のスロット270は覗き窓として機能し、これにより、操作者はスロット260を(延いては、保持部材14、16、18、20を)頭尾方向に整列させることができるようになる。
保持部材14、16、18、20が配備されて装置10が適所に置かれた状態で、器具184がホルダーから引き出される。ホルダー140は操舵輪148を回転させることにより装置から切り離される。その後、ホルダー140が管材182から引き出される。次に、管材182は患者から取出され、装置10を互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の間に残存させる。
図37に例示されているように、取出し器具290を使って保持部材14、16、18、20を本体部12の中に後退させ、本体部から装置10を取出すことができる。取出し器具280は、近位端292と2つの別個の係合部294、296が設けられている細長い部材(例えば、ロッド)である。近位部292の寸法と形状は、ハンドル、ドリル、または、これ以外の、回転運動を付与することができる何か別な装置と係合するように設定されている。第1の係合部296にはねじ部298が切られており、器具290を端部64の開放外側端132(図21)に挿入することができるようになっている。第2の係合部294の寸法および形状は(例えば、多角形または六角形でもよい)コネクタ100の陥凹部105(図18)に係合するように設定されている。
脊椎から棘離隔装置10を除去するために、医者は脊椎への横挿入アプローチを採用する。患者の体側に切開部が設けられ、器具290の第2係合部294が陥凹部105に挿入されるまで、器具290を体内に挿入する。器具290はガイドワイヤ170、延長部174、または、その両方の適所で使用される。拡張器176は器具290の上を伝って挿入される。小さい管材から順に、管材180、182などの管材が拡張器176に被せて挿入され、互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の間の空隙23に入れられる。最外殻の管材182を設置することにより拡張と伸延(離隔)が完了すると、管材、拡張器176、または、その両方が管材182から取出される。
次に、器具290およびコネクタ100が回転させられて、本体部12の端部40、42を互いから軸線方向に離れる方向に駆動する。本体部12が図3の収縮形状から図2の伸張形状まで移動すると、保持部材14、16、18、20が配備位置から後退位置まで本体部の中に引き戻される。端部42がコネクタ100の隣接する端部に向けて軸線方向に移動すると、第1係合部296のネジ298が端部42の内側部分66の内側ネジ114(図7および図9)にねじ結合する。このような構成により、器具290は移植片ホルダー140の取付けによく似た態様で装置10に係合させられる。次に、ロッド290を使って、管材182を通して棘離隔装置10を引っ張ることができる。
図38から図40は、脊柱管狭窄症を治療するための移植片のまた別な実施形態を例示している。装置300は、多様な解剖学的構造に適合する多様な寸法の1組の移植片の一部である。本体部302は、上述の据付装置を使用することにより、1対の互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26(図1)の間に据付を行うのに適した構成になっている。本体部302は第1端部304および第2端部306を有しており、長手方向軸線307に中心が置かれている。スリーブ308は本体部302の2つの端部304、306の間で軸線方向と回転方向に自由に移動することができる。
第1端部304はベース310を有しており、この部分は、概ね丸天井型である。茎状部312はベース310から軸線方向に突出している。茎状部312はどのような形状であってもよいが、例えば、円筒状である。第1蝶番部320は第1保持部材322をベース310に作動可能に接続することができる。蝶番部320は旋回軸線323を有しており、この軸線は本体部302の長手方向軸線307と直交している。第1蝶番320は、第1保持部材322が旋回または回転する際の中心となるピンを備えている。第2保持部材326は第2蝶番部328によって茎状部312に作動可能に接続されており、この蝶番部の旋回軸線329は第1の旋回軸線323と平行である。第2蝶番部328は、第2保持部材326が旋回または回転する際の中心となるピンを備えている。第3保持部材340は第3蝶番部344によって、また、第4保持部材342は第4蝶番部346によって、それぞれに、ベース310および茎状部312に作動可能に接続される。蝶番部344は軸線347を有しており、蝶番部346は軸線349を有しており、これら軸線は互いに平行である。
装置300は、装置10のコネクタ100に実質的に類似している内側コネクタ(図示せず)を有している。従って、移植片300のコネクタの2つの部分には反対方向のねじ部が切られており、これら2つの部分は各々が端部304および端部306とねじ結合する。軸線307を中心としたコネクタの回転の結果として、端部304、306が互いに向かって軸線方向に移動する。第1端部302に設けられた開口部350は作動器具(例えば、ネジ回し)の接近路となってコネクタに係合することができるようにすることで、本体部302は図38および図39の伸張形状から図40の収縮形状に移すことができる。
端部304、306が軸線方向に一緒に移動させられると、第1保持部材322および第3保持部材340はスリーブ308の面352に接触し、スリーブ308は移動するにつれて第1保持部材322と第3保持部材340を軸線307から離れる外向きに押す。更に、第2端部306が内向きに移動すると、第2保持部材326および第4保持部材342が移動し、すなわち、押されて、第2端部306の開口部355の内側に位置するカム面354を圧迫する。このようにして、保持部材326、342は軸線307から外向きに移動する。従って、保持部材322、326、340、342は後退位置から配備位置まで旋回運動し、これら保持部材は互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の両側に位置するようになる。スリーブ308は、図1に例示されているスリーブ44と同じ態様で、棘突起24、26から力が付与されると回転し、偏向し、または、その両方を行うことができるようになる。
図41は、脊柱管狭窄症を治療するための装置の更に別の実施形態を例示している。装置400は本体部432、上位保持部材402、404、および、下位保持部材406、408を有している。本体部432は第1端部410、第2端部412、および、これら両端部の間に位置するスリーブ450を有している。上位保持部材402は第1端部410に設けられた蝶番部414によって、また、上位保持部材404は第2端部412に設けられた蝶番部416によって旋回自在に接続されている。蝶番部414の旋回軸線417と蝶番部416の旋回軸線419は互いに平行である。下位保持部材406は第1端部410に設けられた蝶番部424によって、下位保持部材408は第2端部412に設けられた蝶番426によって旋回自在に接続されている。蝶番部424の旋回軸線427と蝶番部426の旋回軸線429は互いに平行であるとともに、旋回軸線417、419にも平行である。4本の旋回軸線417、419、427、429の全部が本体部432の長軸中央軸線431に直交する。
選択された寸法の本体部432は、上述の据付装置を使って、互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26(図1)の間に据付けることができる。作動器具(例えば、ネジ回し)は、適所に置かれた後で、第1端部410に設けられた接近用開口部440の中に挿入され、本体部432の内側でコネクタ(図示せず)を作動させる。2個の端部410、412を軸線方向に引き寄せるために、コネクタ100と同様に、図41のコネクタが回転させられる。伸張形状では、保持部材402、404、406、408が軸線431に実質的に平行に設置される。2個の端部410、412が引き寄せられると、保持部材402、404、406、408はスリーブ450の両端の面446を押圧するように移動させられる。図41に例示されているように、これにより、保持部材402、404、406、408は後退位置から配備位置まで旋回させられ、配備位置では、保持装置402、404、406、408は軸線431と本体部432から外向きに張り出す。収縮形状では、保持部材402、404、406.408は互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26の間の空隙23の内側に配備され、そこに装置400を保持することができるようになる。更に、スリーブ450は、互いに隣接し合う棘突起24と棘突起26から力が付与されると、装置400の残余の部分(例えば、端部410、412)に相関的に回転し、偏向し、または、その両方を行うことができるようになる。
図42、図43、および、図44は、上述のスリーブ44、308、450の代替の実施形態を例示している。図42に例示されているように、スリーブ500は内側構成部材510および外側構成部材512を有している。外側構成部材512は端部514、516を有している。壁部分518は、円筒状であるが、端部514と端部516の間で軸線方向に延びている。内側構成部材510は外側構成部材512の内側で軸線方向および回転方向に捕捉される。内側構成部材は円筒状の壁を含んでおり、この壁の厚さは外側構成部材512の周囲壁部分518の厚さよりも実質的に大きい。
スリーブ500の内側構成部材510は外側構成部材512を形成するために使用されている素材に比べて多様な特性を有している素材から形成される。例えば、内側構成部材510は外側構成部材512と比べて弾性係数の低い素材から形成されている。外側構成部材512に対してより剛性の高い素材を使うことで、結果的にスリーブ500は互いに隣接し合う棘突起24、26(図1)の影響で磨耗耐性が高くなっている。更に、スリーブ500が全体が剛性の素材から形成されている場合には、外側構成部材512を作成するために使用することができる素材と同様に、内側構成部材510をより柔軟な素材から作成することで、スリーブ500の可撓性を高くすることができる。内側構成部材510および外側構成部材512は何であれ好適な素材から作成されるが、金属(例えば、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、2種類以上の金属の合金)、可塑材、ラバー、セラミック、天然体組織(例えば骨)、または、複合材(すなわち、2種類以上の素材を含んでいる)のような生体適合性素材であるのが好ましい。一実施形態では、スリーブの外側構成部材512はポリカーボネートから作成されており、この素材は、内側構成部材510を作成するために使用されるポリカーボネートウレタンよりも弾性係数が高い。
図43に例示されているように、スリーブ502の構成部材530は柔軟性と可撓性がより高い素材から形成されており、このような素材は構成部材532の周囲構造体の内側に完全に包含される。構成部材532は構成部材530の素材よりも剛性の高い素材から形成されている。更に、図44のスリーブ504では、外側構成部材540は内側構成部材542の素材よりも弾性係数が低い素材から作成されている。柔軟性がより高い外側構成部材の素材は、結果として、スリーブ504を押圧する位置にある互いに隣接し合う棘突起24、26に対する磨耗性が少なくて済む。
或る処置では、横挿入アプローチを採用して体内に器具を挿入することができる。横挿入アプローチでは、器具は患者の体側を通して挿入される(例えば、経皮通路は棘突起に実質的に直交する配向にされるか、または、棘突起と棘突起の間を通る軸線と整列状態になる)。横挿入アプローチにより、棘突起間離隔装置の挿入に採用される標準的な背面挿入アプローチに比べて、柔組織に対する外傷を少なくすることができる。これは、横挿入アプローチが小さな皮膚切開部を設けることと筋肉およびそれ以外の柔組織を鈍切開することしか必要としないという事実の成果である。一方で、標準的な背面挿入アプローチでは、皮膚切開部をより大きく設け、棘突起から筋肉を剥がすことが必要となる。筋肉剥離により術後に相当な痛みが生じ、筋肉の適切な機能を損なう恐れがある。筋肉を鈍切開すれば術後の痛みも無視できるほどであり、筋肉機能も保護することができる。よって、横挿入アプローチは回復期間の短縮を見込むことができ、患者は外科手術の当日に退院することができる。他の処置では、背面挿入・横挿入アプローチを採用して器具を体内に挿入するようにしている。
横方向の挿入処置を実施するために、患者は所望レベルで所望量だけ脊椎前弯姿勢を緩和する態様で(すなわち、棘突起間空隙を広げる態様で)身を置く。これは、平伏姿勢の患者が胸部を水平方向に向け、両脚を床に向けて傾斜させることで達成される。側面視野における移植片位置は、小さい皮膚切開部の中にガイドワイヤを通して棘突起間空隙に挿入することにより事前設定することができる。この段階はX線制御の支援で実施される。ガイドワイヤの先端部は移植片の今後の位置を示している。或る処置では、より長いガイドワイヤを使うことが必要となる。ガイドワイヤは延長ワイヤを取付けることによって延長することができる。この延長部により、医者は、1個以上の拡張器176、180、182、または、それ以外の器具が体内に導入された状態のままで、ガイドワイヤを保持することができるようになる。
移植片の挿入用の通路は、柔組織を段階的に拡張することによって準備される。ガイドワイヤの上を伝って第1の拡張器176を導入した後で、拡張管材176の外径が棘突起に触れるようになるまで、または、わずかに棘突起を離隔させるまで、面積すなわち直径を増大させた(例えば、増分が2mmの)拡張管材176を追従させることによって達成される。最後の拡張管材の外径が、使用されている棘離隔装置、移植片、または、その両方の直径と同じになるとよい。1本以上の挿入管材、例えば、管材180、182が棘突起間で最後にして最大の拡張器に被せるように設置されても、棘突起をそれ以上に離隔することはない。このような挿入管は棘突起間に移植片を挿入する通路を設ける。最外殻の挿入管を適所に置いた状態で、ガイドワイヤ拡張器、それ以外の挿入管(1本または複数本)、または、その両方が、例えば、延長ワイヤを引張ることにより体内から取出される。
これで、最外殻の挿入管の内径部分が空く。
その後、移植片ホルダーを使って、棘突起間離隔装置、移植片、または、その両方が挿入管を通して挿入される。移植片ホルダーには制止部材が設けられており、この制止部材で移植片の正確な挿入深さと正確な配向を確実にすることができる。移植片が棘突起と棘突起の間に設置されてしまうと、ネジ回しのような駆動機構(作動器具)を使って、移植片が棘突起の両側に配備される。移植片が完全に配備された状態で、挿入管とネジ回しを使って移植片ホルダーが切り離され、体内から取出される。最終的に、切開部は縫合により閉じられる。
前述の説明と添付の図面は本発明の好ましい実施形態を例示しているが、添付の特許請求の範囲に規定されている本発明の真髄および範囲から逸脱せずに、多様な追加、修正、および、代用を本件に施すことができることが分かる。特に、本発明は前段までに記載されたものとは異なる特殊な形状、構造、配置、規模で具体化することができるとともに、前段までに記載されたものとは異なる要素、素材、および、構成部材を使って具体化することができ、尚且つ、本発明の真髄すなわち本質的特性から逸脱しないことは、当業者には明瞭である。本発明は構造、配置、規模、素材、および、構成部材の多様な修正と併用することができ、併用できないとしても、本発明を実施するにあたって利用することができるが、このような多様な修正は特殊な環境および手術要件に特に適するものでありながら、尚且つ、本発明の原理から逸脱しないことを、当業者なら認識するだろう。これに加えて、本件に記載されている特性は、単独で採用されてもよいし、他の特性と組合わせて採用されてもよい。よって、ここに開示されている実施形態は、あらゆる点で例示にすぎず、制約するものではないと見なすべきであり、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲に示されている通りであって、前段までの説明に限定されるものではない。
本発明の移植片の具体的な実施形態が互いに隣接し合う棘突起の間に設置されているのを例示した側面図である。 図1の移植片の具体的な実施形態が第1形状を呈しているのを例示した斜視図である。 図1の移植片の具体的な実施系地阿が第2形状を呈しているのを例示した斜視図である。 図1の移植片の保持部材の具体的な実施形態を例示した側面図である。 図4の保持部材の具体的な実施形態を線5−5に沿って破断した横断面の頂面図である。 図4の保持部材の具体的な実施形態を例示した端面図である。 図2の移植片の部分断面を例示した側面図である。 本発明の代替の移植片の具体的な実施形態を例示した斜視図である。 図7Aの移植片の部分断面を例示した側面図である。 本発明のまた別な代替の移植片の具体的な実施形態を例示した斜視図である。 図7Cの移植片の部分断面を例示した側面図である。 図7の移植片を線8−8で破断した側面図である。 図2の移植片の部分断面において、移植片の或る部分が例示されていない側面図である。 図2の移植片の一端部の具体的な実施形態を例示した断面図である。 図10の端部を線11−11に沿って破断した断面図である。 図2の移植片の内側部分の具体的な実施形態を例示した側面図である。 図12の内側部分を線13−13に沿って破断した端面図である。 図12の内側部分を線14−14に沿って破断した断面図である。 図4の1対の保持部材の具体的な実施形態を例示した頂面図である。 図2の移植片の部分断面図である。 図2の移植片のまた別な断面図である。 図7に例示されているような具体的な作動機構を例示した側面図である。 図2の移植片の具体的なスリーブを例示した断面図である。 図10の端部の断面図である。 図20の端部を線21−21に沿って破断した断面図である。 本発明の移植片ホルダーの具体的な実施形態を例示した側面図である。 図22の移植片ホルダーを線23−23に沿って破断した部分断面図である。 図22の移植片ホルダーの具体的な遠位部を例示した側面図である。 本発明のガイドワイヤの具体的な実施形態を例示した部分断面側面図である。 本発明のガイドワイヤホルダーの具体的な実施形態を例示した側面図である。 図25のガイドワイヤの延長部の具体的な実施形態を例示した側面図である。 本発明の拡張器の具体的な実施形態を例示した部分断面側面図である。 図25のガイドワイヤと、図27のガイドワイヤの延長部と、図28の拡張器との集成体の近位部を例示した拡大断面図である。 本発明の挿入装置の具体的実施形態を例示した側面図である。 図30の挿入装置を線31−31に沿って破断した横断面の頂面図である。 図30の挿入装置の斜視図である。 本発明のまた別な挿入装置の具体的な実施形態を例示した側面図である。 図33の挿入装置を線34−34に沿って破断した横断面の頂面図である。 図33の挿入装置の斜視図である。 ハンドルの具体的な実施形態を例示した斜視図である。 図35Aのハンドルと挿入装置を例示した斜視図である。 図35Bの一部の拡大図である。 本発明の移植片作動器具の具体的な実施形態を例示した部分側面図である。 本発明の移植片除去器具の具体的な実施形態を例示した側面図である。 代替の移植片の具体的な実施形態が第1形状を呈しているのを例示した側面図である。 図38の移植片を線39−39に沿って破断した横断面の頂面図である。 図38の移植片が第2形状を呈しているのを例示した斜視図である。 本発明のまた別な代替の移植片の具体的な実施形態を例示した側面図である。 図2の移植片のスリーブの代替の具体的実施形態を例示した断面図である。 図40の移植片のスリーブの代替の具体的実施形態を例示した断面図である。 図41の移植片のスリーブの代替の具体的実施形態を例示した断面図である。

Claims (28)

  1. 脊柱管狭窄症を治療するための最小限の挿入アプローチで横方向の開口部を通して2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の間に挿入することができる装置であって、
    棘突起の間に嵌合する形状になっている移植片本体構造部を備え、
    前記装置は、さらに、前記本体構造部に作動可能に付随する第1の維持部材、第2の維持部材、第3の維持部材、および、第4の維持部材を備え、
    前記装置は、さらに、前記本体構造部の中に実質的に配置されたネジを備え、前記ネジは、前記第1の維持部材、前記第2の維持部材、前記第3の維持部材、および、前記第4の維持部材を後退位置から配備位置に移動させるように作動するようになっており、後退位置において、前記第1の維持部材と前記第2の維持部材は、互いに並んで、かつ、前記本体構造部のほぼ内部に配置され、前記第3の維持部材と前記第4の維持部材は、互いに並んで、かつ、前記本体構造部のほぼ内部に配置され、配備位置において、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材は、棘突起の第1の側に隣接して前記移植片本体構造部から外に張出し、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材は、棘突起の第2の側に隣接して前記移植片本体構造部から外に張出すようになっている、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記ネジは、前記本体構造部の中に収容されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ネジは長手方向軸線を有し、前記本体構造部は、前記長手方向軸線にそって間隔を隔てた第1本体端部と第2本体端部とを備え、第1の方向に前記ネジを回転させることにより、前記第1本体端部および前記第2本体端部が互いに向かって軸線方向に移動し、前記第1本体端部および前記第2本体端部が互いに向かって軸線方向に移動するときに、前記第1本体端部および前記第2本体端部の影響のもとで、前記維持部材は前記後退位置から前記配備位置まで移動することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  4. 前記第1の維持部材および前記第3の維持部材は、蝶番部によって前記第1本体端部に取り付けられ、前記第2の維持部材および前記第4の維持部材は、蝶番部によって前記第2本体端部に取り付けられることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. 前記第1の維持部材および前記第3の維持部材は、前記本体第1端部に固定されて、前記第1本体端部と一緒に移動し、前記第1本体端部が前記第2本体端部に向かって軸線方向に移動すると、前記第1の維持部材および前記第3の維持部材は、前記第2本体端部に相関的に軸線方向に摺動し、前記第1本体端部および前記第2本体端部は、前記維持部材を偏向させて案内することで、前記維持部材を前記後退位置から前記配備位置へ移動させる構成になっていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  6. 第1の維持部材、第2の維持部材、第3の維持部材、第4の維持部材は、各々がワイヤであることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  7. 前記ワイヤは略U字型であるとともに自由端を有しており、前記第1の維持部材および前記第3の維持部材の自由端は前記第1本体端部に固定されており、前記第1本体端部が前記第2本体端部に相対的に軸線方向に移動すると、前記第1本体端部と一緒に移動することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 前記第1本体端部および前記第2本体端部の各々には、前記ワイヤを偏向させるためのカム面が設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ネジは、前記第1本体端部と係合される第1の方向にねじ部を含んでおり、かつ、前記第2本体端部と係合される第2の方向に反対方向に延びたねじ部を含んでいることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  10. 前記本体構造部の前記中間部は、前記第1本体端部と前記第2本体端部との間に軸線方向に配置されたスリーブを更に含むことを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  11. 前記スリーブは、前記2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から力が付与されると、前記第1本体端部および前記第2本体端部に相対的に回転することができることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記スリーブは、前記2個の互いに隣接し合う椎骨の棘突起から力が付与されると、偏向することができるようになっていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  13. 前記スリーブには、両端部と、これら両端部よりも厚みが小さい中間部とが設けられていることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 前記スリーブは、或る弾性係数を有する素材から形成された第1スリーブ構成部材と、前記弾性係数とは異なる弾性係数を有する素材から形成された第2スリーブ構成部材とを含んでいることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  15. 前記ネジは、前記維持部材を前記後退位置から前記配備位置へ後退させるようにも作動することができることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  16. 前記本体構造部には第1端部および第2端部が設けられており、前記ネジは、長手方向軸線を有しており、前記ネジの少なくとも一部には外側ねじ部が切られており、前記ネジは回転することができるような構成になっており、前記第1端部および前記第2端部は、各々に内側ねじ部が切られているとともに、前記ネジに取付けられており、前記維持部材は、各々が2個の自由端を有する略U字型のワイヤを含んでおり、前記第1の維持部材および前記第3の維持部材の自由端は前記第1端部に固定されており、前記第2の維持部材および前記第4の維持部材の自由端は前記第2端部に固定されており、前記ネジが第1の方向に回転すると、前記第1端部および前記第2端部が前記ネジに沿って軸線方向に移動して互いに近接し、前記ネジの軸線と或る角度を成すように前記保持部材を配備することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  17. 脊柱管狭窄症を治療するための最小限の挿入アプローチで横方向の開口部を通して2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の間に挿入することができる装置であって、
    長手方向軸線を有し、かつ、棘突起の間に配置される形状になっている移植片本体構造部を備え、前記本体構造部は、前記長手方向軸線にそって間隔を隔てた第1本体端部と第2本体端部とを備えており、
    前記装置は、さらに、前記本体構造部に作動可能に付随する第1の維持部材、第2の維持部材、第3の維持部材、および、第4の維持部材を備え、
    前記装置は、さらに、前記移植片本体構造部の中に配置された機構を備え、前記機構は、前記第1の維持部材、前記第2の維持部材、前記第3の維持部材、および、前記第4の維持部材を、前記軸線と整列される後退位置から配備位置に移動させるように作動するようになっており、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材は、前記軸線と或る角度を成して棘突起の第1の側のそばに延び、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材は、前記軸線と或る角度を成して棘突起の第2の側のそばに延び、第1の方向に前記機構を作動させることにより、前記第1本体端部および前記第2本体端部が互いに向かって軸線方向に移動し、前記第1本体端部および前記第2本体端部が互いに向かって軸線方向に移動するときに、前記第1本体端部および前記第2本体端部の影響のもとで、前記維持部材は前記後退位置から前記配備位置まで移動するようになっており、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材は、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材が前記第1本体端部と一緒に移動するように前記第1本体端部に連結されており、前記第1本体端部が前記第2本体端部に向かって軸線方向に移動すると、前記第1の維持部材および前記第3の維持部材は、前記第2本体端部に相関的に軸線方向に摺動できるようになっており、前記第2本体端部は、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材を前記後退位置から前記配備位置へ偏向させて案内するようになっており、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材は、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材が前記第2本体端部と一緒に移動するように前記第2本体端部に連結されており、前記第2本体端部が前記第1本体端部に向かって軸線方向に移動すると、前記第2の維持部材および前記第4の維持部材は、前記第1本体端部に相関的に軸線方向に摺動できるようになっており、前記第1本体端部は、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材を前記後退位置から前記配備位置へ偏向させて案内するようになっている、
    ことを特徴とする装置。
  18. 前記機構は、前記第1本体端部および前記第2本体端部とねじ係合される、軸線方向に延びたコネクタを含んでいることを特徴とする、請求項17に記載の装置。
  19. 前記本体構造部は、前記第1本体端部と前記第2本体端部との間に軸線方向に配置されたスリーブを更に含むことを特徴とする、請求項17に記載の装置。
  20. 前記スリーブは、前記棘突起から力が付与されると、前記第1本体端部および前記第2本体端部に相対的に回転するように構成されることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
  21. 脊柱管狭窄症を治療するための最小限の挿入アプローチで横方向の開口部を通して2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の間に挿入することができる脊柱移植片であって、
    長手方向軸線を有し、かつ、2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の間に配置される形状になっている本体構造部を備え、前記本体構造部は、少なくとも部分的に内部空間を形成する外面を有しており、
    前記脊柱移植片は、さらに、前記本体構造部に作動可能に付随する第1の維持部材、第2の維持部材、第3の維持部材、および、第4の維持部材を備え、前記第1の維持部材、前記第2の維持部材、前記第3の維持部材、および、前記第4の維持部材は、前記第1の維持部材、前記第2の維持部材、前記第3の維持部材、および、前記第4の維持部材が前記軸線とほぼ整列され、かつ、前記本体構造部の内部空間の中にある後退位置から、前記第1の維持部材と前記第3の維持部材が前記軸線と或る角度を成して全体的に延びて、2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の第1の側に隣接し、かつ、前記第2の維持部材と前記第4の維持部材が前記軸線と或る角度を成して全体的に延びて、2個の互いに隣接し合う椎骨棘突起の第2の側に隣接する配備位置に移動するようになっている、
    ことを特徴とする脊柱移植片。
  22. 前記本体構造部の少なくとも部分は、椎骨の棘突起から力が付与されると、前記維持部材に相対的に回転できることを特徴とする、請求項21に記載の脊椎移植片。
  23. 前記本体構造部の少なくとも部分は、椎骨の棘突起から力が付与されると偏向することができることを特徴とする、請求項21に記載の脊椎移植片。
  24. 前記本体構造部には、両端部と、これら両端部よりも厚みが小さい中間部とが設けられていることを特徴とする、請求項23に記載の脊椎移植片。
  25. 前記本体構造部は、或る弾性係数を有する素材から形成されている第1構成部材と、前記弾性係数とは異なる弾性係数を有する素材から形成されている第2構成部材とを含んでいることを特徴とする、請求項23に記載の脊椎移植片。
  26. さらに、第1端部および第2端部を備え、前記第1端部は、2個の案内窓と、2個の旋回接続部とを有し、前記第2端部は、2個の案内窓と、2個の旋回接続部とを有していることを特徴とする、請求項21に記載の脊椎移植片。
  27. 前記第1の維持部材、前記第2の維持部材、前記第3の維持部材、および、前記第4の維持部材には近位端と遠位端が設けられており、前記第1の維持部材、前記第3の維持部材の遠位端は、前記第1端部の旋回接続部に旋回自在に接続されており、前記第1の維持部材および前記第3の維持部材は、前記第2端部の案内窓を通り抜け、前記第2の維持部材、前記第4の維持部材の遠位端は、前記第2端部の旋回接続部に旋回自在に接続されており、前記第2の維持部材および前記第4の維持部材は、前記第1端部および前記第2端部が互いに向けて移動させられると、前記第1端部の案内窓を通り抜けるようになっていることを特徴とする、請求項26に記載の脊椎移植片。
  28. さらに、前記本体構造部の中にあって、前記保持部材を前記後退位置から前記配備位置まで駆動するように作動する機構を備えることを特徴とする、請求項21に記載の脊椎移植片。
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