JP4849513B2 - 広告用文字体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の壁面などに設置される広告用文字体の製造方法に関するものである。
図11は、建物の壁面などに設置される看板用の表示装置本体1の斜視図を示し、この種の広告用文字体としての表示装置本体1は、アルファベット、カタカナ、ひらがな、漢字などの文字や数字を形どったもので立体的に表現されるものであり、複数の表示装置本体1を建物の壁面などに設置して広告や店名を表示するものである。図11の例では、「E」の文字を表している。
この表示装置本体1は、外殻を構成し前面が文字「E」を形どった開口面とした箱状で金属製のケース本体2と、このケース本体2の開口面に装着され「E」の文字を形どった例えばアクリル製のパネル3とで構成されている。そして、パネル3には任意の色彩を施して表示するようにしたり、また、ケース本体2内に発光ダイオードを配設してパネル3を内側から発光ないし発色させ、夜間にも目立つようにしている。
なお、表示装置本体1内に発光ダイオードを納装しない広告用文字体が提供されている場合もあるが、ケース本体2やパネル3の構造自体は同様な構成となっている。
また、上記「E」の文字を形どったケース本体2は、「E」の文字を形どった金属製の底板4と、この底板4の前面側に設けられている金属製の周壁板5とで構成されている。図12は図11のA−A断面図を示し、上記周壁板5は、「E」の文字の周囲を形成するために図13に示すような複数枚の板材5a、5b、5c・・・を用いている。なお、文字の種類によっては、1枚の板材のみで周壁板5を形成する場合もある。
これら複数枚の板材5a・・・を所定の角度に折曲したり、円弧状に曲成しながら両側の端部同士を当接して文字の形、例えば「E」の形に周壁板5を形成している。
次に、従来におけるケース本体2の製造方法及び構造について説明する。従来では図12に示すように、周壁板5を構成している各板材5a・・・の下端面を底板4の端部の上面に配置し、板材5aの内面と底板4の上面との間の隅部に手作業によるハンダ付けを行なって底板4の上面に板材5aを固着していた。図12の番号6がハンダ付け部分を示している。
図14は、底板4の下部の上面に略L字型に折曲した板材5cを置いてハンダ付け用のコテ7を図中の矢印の方向にハンダ付けを行なっている状態を示している。
しかしながら、文字の幅の狭い箇所や端部ではコテ7によるハンダ付けが非常にしにくいという問題がある。また、図15に示すように、漢字などの文字の先端部分では先を尖らす場合もあり、かかる場合にはコテ7が先端部分に入らず、底板4に板材5aをハンダ付けを行なうことができず、所望の広告用文字体を形成することができない。
特に、金属製の底板4と金属製の板材5a・・・とをハンダ付けする場合において、広告用文字体などは周縁が曲がりくねっていて、しかも文字の幅の狭い箇所でのハンダ付け自体が、いわゆる職人芸の域、匠の世界であり、初心者ではケース本体2を製造することができず、ベテランの作業者しかハンダ付けが出来ないのが現状である。
しかも、1つのケース本体2を完成させるのに非常に多くの時間がかかり、そのため、ケース本体2自体のコストが非常に高くつくという問題があった。
また、図16に示すように、底板4の端部の上面に板材5a・・・を立ててハンダ付けを行なっているために、板材5a・・・の底板4への位置決めが正確にできず、また、図中の矢印に示すように板材5a・・・が左右方向に傾いたり、板材5a・・・自体が横方向に動いて所望の位置以外の箇所で板材5a・・・が固着される場合も生じる。そのため、パネル3を周壁板5の上部に嵌め込もうとすると、パネル3の一方は隙間があいたり、他方は重なってスムーズに嵌め込むことができない。最悪、パネル3を周壁板5に嵌め込むことが出来ず、ケース本体2を廃棄しなければならないという問題も発生していた。
さらに、底板4の周縁に沿って板材5a・・・をハンダ付けしていくために、ハンダ付けが完全ではない部分が生じ、そのため、図17に示すようにケース本体2内に発光ダイオードを配設した場合には図中の矢印に示すように光漏れが発生するという問題があった。表示装置本体1から光漏れが生じると、表示装置本体1自体の商品性を大きく損なってしまうことになる。
また、図17に示すように、従来では、底板4の端部の上面に板材5a・・・を固着し、その板材5a・・・からなる周壁板5の内側にパネル3を配設していたので、周壁板5の厚みDの分、つまり両側の厚みである2Dの分だけパネル3の大きさが底板4の大きさより小さく形成する必要がある。
底板4及びパネル3は、レーザー加工装置により任意の文字の形状に加工を行なうことができるものの、同じ文字の底板4及びパネル3を加工するのに、底板4の場合とパネル3の場合のデータをそれぞれ入力する必要がある。そのため、加工データを2回入力する必要があり、データの入力に時間がかかり、結果として加工コストのアップになっていた。
さらに、底板4及び板材5a・・・の材料としては、鉄製やステンレス製の場合ではハンダ付けが比較的容易であるものの、銅、アルミニウムなどのハンダ付けにとっては特殊な金属を用いた場合には、ロウ付けなどの特殊な固着方法が必要となり、コストが大、製造時間が長くなり、全体としてのケース本体2の製造コストが非常に高くなるという問題があった。
また、図18及び図19は他の従来例を示し、底板4の上面の端部に板材5aを載置して、該底板4及び板材5aの外面部分からスポット溶接(図中のSの部分)を所定の間隔毎にしていって、底板4に板材5a・・・を仮固定(仮止め)を行ない、その後に底板4と板材5a・・・との内側の隅部を上述のハンダ付け等の方法で固着していた。特に、文字の大きさが大きくなると、ハンダ付けではなく、溶接を行なっていた。
かかる場合、スポット溶接Sの部分が外面(側面)に突起(溶接痕)として突出するために、商品価値を損なうことになる。そこで、この突出したスポット溶接Sの部分を研磨して滑らかにする必要があり、また、溶接を行なっているために、金属製の表面の色が変色する。そのため、底板4と板材5a・・・との溶接後に、酸などにて洗浄処理を行なう必要があり、後処理に多くの時間を費やしており、結果として高コストになっていた。
また、図20に示すように、底板4の上面に板材5a・・・を載置して固着する方法のため、板材5aが内側にずれて固着される場合もある。かかる場合には、段差Cが生じてしまい、表示装置本体1を正面などから見た場合に、この段差Cが目立って商品価値を損なうという問題も発生していた。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持った広告用文字体の製造方法を提供するものである。
(1)初心者であっても簡単に底板に板材(周壁板)を固着出来るようにすること。
(2)底板に対して板材の位置決めができて板材の位置決め精度を向上させて、パネルの嵌め込みがスムーズに出来ること。
(3)底板に板材を固着するのに短時間で出来るようにして、製造コストを下げること。
(4)底板と板材との間に隙間を生じさせず、光漏れを発生させないこと。
(5)底板とパネルとの大きさを同一にして、底板及びパネルの製造コストを安価にすること。
(6)銅やアルミニウムなどの特殊な金属であっても容易に固着できること。
(7)底板と板材との固着後に後処理を不要として、製造時間の短縮を図るとと共に、低コスト化を図ること。
そこで、本発明の請求項1に記載の広告用文字体の製造方法では、立体的な文字や数字を表した広告用文字体であって、この広告用文字体は任意の文字や数字を表した底板4と、この底板4より前面側に該底板4の周縁部に沿って配置される板材5aからなる周壁板5と、この周壁板5の前面側に配設されるパネル3とで構成されており、
前記底板4の周囲の端面4aに前記周壁板5の下端内面を当接した後に、該底板4と周壁板5とを仮止め手段にて仮固定し、
前記底板4と周壁板5との内側の隅部に該底板4の周縁に沿って接着剤30を塗布していき、
前記接着剤30の塗布後に該接着剤30を乾燥させて前記底板4に周壁板5を固着させるようにしていることを特徴としている。
請求項2に記載の広告用文字体の製造方法では、前記底板4に周壁板5を固着させた後に、前記パネル3を周壁板5の上部内周面に接着固定するようにしていることを特徴としている。
請求項3に記載の広告用文字体の製造方法では、前記仮止め手段は、前記底板4と周壁板5との外面に貼着するテープ40であり、あるいは前記底板4と周壁板5との背面側に行なうものであって所定の間隔でもって行なうスポット溶接S、またはハンダ付けであることを特徴としている。
請求項4に記載の広告用文字体の製造方法では、前記底板4若しくはパネル3のレーザー加工データでもって、パネル3若しくは底板4をレーザー加工するようにしていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の広告用文字体の製造方法によれば、周壁板5を底板4に固着させるのに、底板4の周縁の端面4aに周壁板5を当接配置して仮止め手段で仮固定した後に接着剤30にて周壁板5を底板4に接着固定しているので、従来とは異なりベテランの作業者ではなく、初心者でも簡単にケース本体2を製造することができる。しかも、底板4と周壁板5とをコテ7によるハンダ付けではなく、接着剤30で固定しているので、作業時間を従来と比べて大幅に短くすることができ、ひいては底板4と周壁板5とで構成されるケース本体2の製造コストを大幅に安価にすることができる。発光ダイオードなどの光源を配設している場合でも、接着剤30によって光漏れを防止でき、広告用文字体としての商品性を損なうこともない。また、漢字などの先端部分が尖っている箇所でも、底板4と周壁板5とを接着剤30にて簡単に固着でき、そのため、先端部分が尖った部分を有する漢字の場合でも、広告用文字体としての表示装置本体1を容易に製造することができる。
さらに、周壁板5を底板4の端面4aにて位置決めされて固着されているので、周壁板5は底板4に対して直角に固定されており、特に、底板4の端面4aに周壁板5の内面を当接していることで、周壁板5の位置決め精度を向上させることができ、そのため、周壁板5を底板4に固定した後に、パネル3を周壁板5の開口面にスムーズに嵌め込むことができる。
また、底板4や周壁板5に使用される材料としては、鉄板、ステンレス板、銅板、アルミニウム板が使用されるが、ハンダ付けやロウ付けとは異なり、接着剤30にて固着するようにしているので、材料に関係なく容易にケース本体2を形成することができる。すなわち、ハンダ付けなどにとっては特殊な金属である銅板やアルミニウム板であっても、簡単にケース本体2を形成することができるものである。
また、板材5a・・・を底板4の横の端面4aに当接して配置しているので、表示装置本体1を斜めから見ても周壁板5しか見えず、底板4は全く視界に入らないものであり、そのため、底板4が見えることで見映えを損なうこともない。
請求項2に記載の広告用文字体の製造方法によれば、底板4に周壁板5を固着させた後に、前記パネル3を周壁板5の上部内周面に接着固定するようにしているので、パネル3を周壁板5の上部内周面にスムーズに嵌め込むことができ、しかも、周壁板5の内周面側に底板4とパネル3が固定されることで、底板4とパネル3の大きさが同一となり、底板4及びパネル3をレーザー加工装置で加工する場合でも、加工装置に入力するデータを同一にでき、加工コストを安価にすることができる。
請求項3に記載の広告用文字体の製造方法によれば、前記仮止め手段は、前記底板4と周壁板5との外面に貼着するテープ40としているので、簡単に底板4と周壁板5とを仮止めでき、また、接着剤30の固化後は、テープ40を取り外すだけで良く、後処理が不要となる。
また、仮止め手段は、前記底板4と周壁板5との背面側に行なうものであって所定の間隔をもって行なうスポット溶接Sとしているので、スポット溶接Sの部分が突起として突出しても、スポット溶接Sの突出方向はケース本体2の背面方向であり、正面からはスポット溶接Sの突起部分が見えることがないので、突起を研磨するなどの後処理を行なう必要がない。また、仮にスポット溶接Sの部分やその付近で溶接により変色しても、上記と同様に正面からは見えないので、酸による洗浄処理などを行なう必要がない。
したがって、底板4と板材5a・・・との仮止めをスポット溶接にて行なっても、スポット溶接による各種の後処理を全くする必要がない。そのため、後処理にかかる時間を不要とし、結果的にケース本体2の製造時間の短縮化が図られ、同時に製造コストを安価にすることができる。さらに、底板4と板材5a・・・(周壁板5)との固着が、スポット溶接と接着剤30との両方で行なっているので、ケース本体2の剛性を向上させることができる。
請求項4に記載の広告用文字体の製造方法によれば、前記底板4若しくはパネル3のレーザー加工データでもって、パネル3若しくは底板4をレーザー加工するようにしているので、底板4とパネル3の大きさが同一となり、底板4及びパネル3をレーザー加工装置で加工する場合でも、加工装置に入力するデータを同一にでき、加工コストを安価にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発明は内部に発光ダイオードなどの光源を内蔵するか否かに関わらず広告用文字体に適用されるものであり、文字は、漢字、アルファベット、ひらがな、カタカナが含まれ、また、数字にも適用されるものである。なお、表示装置本体1自体の構成は基本的には従来例と同様であるので、同一の要素を発揮する要素には同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
図1は、従来例の図10に対応した表示装置本体1の要部断面図を示しており、ケース本体2は、従来と同様に金属製の底板4と、金属製の複数の板材5a・・・からなる周壁板5とで構成されているが、底板4の左右の端面4aに周壁板5の各板材5a・・・の下端の内面を当接して接着剤30で固着するようにしている。
そして、周壁板5の上部の内面に従来と同様にパネル3を嵌め込んで接着固定している。すなわち、周壁板5の内面の下部に底板4を配置し、周壁板5の内面の上部にパネル3を配置しているものであり、これにより底板4及びパネル3の大きさを同一のものとしている。
したがって、金属製の底板4及びアクリル板からなるパネル3をレーザー加工装置にて加工する場合に、同一のデータにて加工を行なうことができ、底板4及びパネル3の加工コストを安価にすることができる。
次に、ケース本体2の製造方法について説明する。先ず、図2に示すように、上記のレーザー加工装置にて製造された底板4の端面4aに板材5a・・・の下端の内面を当接して該板材5a・・・を底板4に対して直角に維持しつつ、底板4及び板材5a・・・の外面に沿ってテープ40を貼り付ける。
かかる場合、図3に示すように、板材5aの下端の内面は、底板4の端面4aに矢印に示すように当接されることで板材5aの端面4aが板材5aのガイドとなって、板材5aが底板4に対しての位置決めの精度を向上させることができる。すなわち、周壁板5を底板4の端面4aにて位置決めされて固着されることになるので、周壁板5は底板4に対して直角に固定されることになる。これにより、周壁板5の底板4に対する位置決め精度を向上させることができる。なお、テープ40は所定間隔毎に貼着しても良く、連続して貼り付けるようにしても良い。
底板4の端面4aに対して各板材5a・・・を仮止め手段としてのテープ40にて貼着による仮固定(仮止め)をした後に、図4に示すように、チューブ31のノズル32の先端から接着剤30を出し、底板4と板材5a・・・との内側の隅部を底板4の周縁に沿って接着剤30を塗布していく。接着剤30はチューブ31のノズル32から、ある一定量が連続して吐出されるので、接着剤30が途切れることがなく、そのため、周壁板5と底板4の内隅部は接着剤30にて完全に覆設され、ケース本体2内に配設した発光ダイオードなどの光源からの光が外部へ漏れることもない。なお、塗布の際に、接着剤30が途切れた場合でも、再度接着剤30を塗布することで、接着剤30の途切れを防止できる。
このようにして接着剤30を塗布した後は、テープ40を貼り付けた状態で自然乾燥、あるいは乾燥機(図示せず)にて接着剤30を乾燥固化させ、接着剤30が固化した後にテープ40を取り外す。これによりケース本体2が形成されることになる。
次に、図5に示すように、パネル3の周縁の端面に弾力性のある接着剤33を塗布してから、該パネル3をケース本体2の周壁板5の内面上部に嵌め込んでパネル3を周壁板5に固着させる。パネル3の接着剤33を乾燥させると、図1に示すように表示装置本体1が完成する。なお、この場合は、ケース本体2内に発光ダイオードなどの光源を配設しない場合であり、文字自体を発光させない文字だけの表示装置本体1の製造の場合である。
図6は上記のようにして形成されたケース本体2の正面図を示し、太い線で表しているのが周壁板5である。この図6に示すケース本体2は上面が周壁板5による開口面となり、この開口面に上述したようにパネル3が固定されて、発光ダイオードを内蔵しない例えば、「E」の文字を構成した広告用文字体としての表示装置本体1が形成される。
このように、周壁板5の各板材5a・・・を底板4に固着させるのに、底板4の周縁の端面4aに板材5a・・・を配置してテープ40で仮固定した後に接着剤30にて板材5a・・・を底板4に接着固定しているので、従来とは異なりベテランの作業者ではなく、初心者でも簡単にケース本体2を製造することができる。しかも、底板4と板材5a・・・とをコテ7によるハンダ付けではなく、接着剤30で固定しているので、作業時間を従来と比べて大幅に短くすることができ、ひいてはケース本体2の製造コストを大幅に安価にすることができる。
また、漢字などの先端部分が尖っている箇所でも、底板4と板材5a・・・とを接着剤30にて簡単に固着でき、そのため、先端部分が尖った部分を有する漢字の場合でも、広告用文字体としての表示装置本体1を容易に製造することができる。
さらに、周壁板5を構成している各板材5a・・・は、底板4の端面4aにて位置決めされて固着されているので、板材5a・・・は底板4に対して直角に固定されている。そのため、板材5a・・・底板4に固定した後に、パネル3を周壁板5の開口面にスムーズに嵌め込むことができる。
また、底板4や板材5a・・・に使用される材料としては、鉄板、ステンレス板、銅板、アルミニウム板が使用されるが、ハンダ付けやロウ付けとは異なり、接着剤30にて固着するようにしているので、材料に関係なく容易にケース本体2を形成することができる。すなわち、ハンダ付けなどにとっては特殊な金属である銅板やアルミニウム板であっても、簡単にケース本体2を形成することができるものである。
図7は、仮止め手段の他の実施形態を示し、図7は断面図を、図8は背面図をそれぞれ示している。図7及び図8に示すように、底板4の端面4aに板材5a・・・を当接して配置し、底板4の背面から底板4及び板材5a・・・の部分をスポット溶接Sを所定の間隔毎に行なう。これにより、板材5a・・・を底板4に仮止めを行なうことができる。
この仮止め後は、上述したように図4の場合と同様に底板4と板材5a・・・の内側の隅部に接着剤30を塗布し、接着剤30を乾燥させることでケース本体2が形成される。
このように、スポット溶接Sによる底板4と板材5a・・・との仮止めにおいては、スポット溶接Sの部分が突起として突出しても、スポット溶接Sの突出方向はケース本体2の背面方向であり、正面からはスポット溶接Sの突起部分が見えることがないので、突起を研磨するなどの後処理を行なう必要がない。また、仮にスポット溶接Sの部分やその付近で溶接により変色しても、上記と同様に正面からは見えないので、酸による洗浄処理などを行なう必要がない。
したがって、底板4と板材5a・・・との仮止めをスポット溶接にて行なっても、スポット溶接による各種の後処理を全くする必要がない。そのため、後処理にかかる時間を不要とし、結果的にケース本体2の製造時間の短縮化が図られ、同時に製造コストを安価にすることができる。さらに、底板4と板材5a・・・(周壁板5)との固着が、スポット溶接と接着剤30との両方で行なっているので、ケース本体2の剛性を向上させることができる。
また、本発明では、板材5a・・・を底板4の横の端面4aに当接して配置しているので、表示装置本体1を斜めから見ても周壁板5しか見えず、底板4は全く視界に入らないものであり、そのため、底板4が見えることで見映えを損なうこともない。
なお、上記の説明では、底板4と周壁板5(板材5a・・・)とを仮止めする手段としてスポット溶接Sの場合について説明したが、スポット溶接Sの代わりにハンダ付けであっても良い。ハンダ付けを行なう場合の箇所はスポット溶接Sの場合と同様であり、仮止め手段としてハンダ付けを用いた場合でも、スポット溶接Sの場合と同様の効果を得ることができる。
図9はケース本体2内に発光ダイオード10を実装した可撓性のプリント基板20を配設した場合の図を示しており、図10は、図9のB−B断面図にパネル3を加えた図を示している。図9及び図10に示すように、ケース本体2の底板4上に反射板16を略全面にわたって配設すると共に、周壁板5の内周面にも略全面にわたって反射板17を配設している。そして、反射板17の内周面の下部にプリント基板20を配設している。
文字「E」の幅が広い箇所では、図示するように、リード線14を長くした発光ダイオード10と、リード線14をほぼ無くしたあるいは極めて短くした発光ダイオード10とが交互となるように実装している。また、発光ダイオード10が対向する箇所では、リード線14をほぼ無くした発光ダイオード10と、リード線14を長くした発光ダイオード10とを対向した形で配置している。
また、幅が狭い箇所や文字の先端側に位置する箇所では、片側にだけプリント基板20を配置している。このプリント基板20では、リード線14をほぼ無くした発光ダイオード10を実装している。なお、図9では、プリント基板20が図示されていない箇所でも、実際は周壁板5の内周面に沿って全体的に配置されている。また、反射板17も適宜省略している。
図10に示すように、発光ダイオード10の発光部10aからの光は、直接パネル3を透光させるのではなく、発光ダイオード10の光の放射方向はパネル3の平面方向と同一とし、横方向に投射された発光ダイオード10の光は、各反射板16、17を介して乱反射を行ないながらパネル3を透光するようになっている。
また、文字の先端部分では発光ダイオード10のリード線14を折曲して発光ダイオード10の発光部10aを先端部分に位置させて、該先端部分で他の部分と比べて暗くなるのを防止している。これにより、ケース本体2内に発光ダイオード10を設けた場合において、表示装置本体1を前面から見た場合のパネル3の明るさを均一にすることができる。
なお、先の実施形態においては、文字を「E」の場合として説明したが、「E」以外の広告用文字体にも当然に適用されるものである。また、文字の種類、例えば、アルファベットの「S」や「O」の場合では、周壁板5は1枚の板材で構成することができる。
本発明の実施の形態における表示装置本体の要部断面図である。 本発明の実施の形態におけるケース本体を製造する場合の説明図である。 本発明の実施の形態におけるケース本体を製造する場合の説明図である。 本発明の実施の形態におけるケース本体を製造する場合の説明図である。 本発明の実施の形態におけるケース本体を製造する場合の説明図である。 本発明の実施の形態におけるケース本体の正面図である。 本発明の実施の形態における仮止め手段の他の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における仮止め手段の他の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における発光ダイオードを内蔵した場合のケース本体の正面図である。 本発明の実施の形態における要部拡大断面図である。 従来例の表示装置本体の斜視図である。 従来例の図11のA−A断面図である。 周壁板を構成している板材の斜視図である。 従来例のケース本体を製造する場合の説明図である。 従来例のケース本体を製造する場合の説明図である。 従来例の問題点を示す説明図である。 従来例の問題点を示す説明図である。 従来例のスポット溶接を行なった場合の問題点を示す説明図である。 従来例のスポット溶接を行なった場合の問題点を示す説明図である。 従来例の問題点を示す説明図である。
符号の説明
1 表示装置本体
2 ケース本体
3 パネル
4 底板
4a 端面
5 周壁板
5a 板材
10 発光ダイオード
30 接着剤
40 テープ

Claims (4)

  1. 立体的な文字や数字を表した広告用文字体であって、この広告用文字体は任意の文字や数字を表した底板(4)と、この底板(4)より前面側に該底板(4)の周縁部に沿って配置される板材(5a)からなる周壁板(5)と、この周壁板(5)の前面側に配設されるパネル(3)とで構成されており、
    前記底板(4)の周囲の端面(4a)に前記周壁板(5)の下端内面を当接した後に、該底板(4)と周壁板(5)とを仮止め手段にて仮固定し、
    前記底板(4)と周壁板(5)との内側の隅部に該底板(4)の周縁に沿って接着剤(30)を塗布していき、
    前記接着剤(30)の塗布後に該接着剤(30)を乾燥させて前記底板(4)に周壁板(5)を固着させるようにしていることを特徴とする広告用文字体の製造方法。
  2. 前記底板(4)に周壁板(5)を固着させた後に、前記パネル(3)を周壁板(5)の上部内周面に接着固定するようにしていることを特徴とする請求項1に記載の広告用文字体の製造方法。
  3. 前記仮止め手段は、前記底板(4)と周壁板(5)との外面に貼着するテープ(40)であり、あるいは前記底板(4)と周壁板(5)との背面側に行なうものであって所定の間隔でもって行なうスポット溶接(S)またはハンダ付けであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告用文字体の製造方法。
  4. 前記底板(4)若しくはパネル(3)のレーザー加工データでもって、パネル(3)若しくは底板(4)をレーザー加工するようにしていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の広告用文字体の製造方法
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