JP4849360B2 - 断裁機の安全装置 - Google Patents

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本発明は、フィルム、布などのシート材(以下「用紙」という)を複数枚重ねて直線に切断することができる断裁機の安全装置に関する。
従来の断裁機の安全装置は、刃物が上方の待機位置にあるとき誤って刃物を下降させないように、ロック解除動作がなければ刃物の操作ができない構造である。
特開平9−314496号公報 登録実用新案第301462号公報
従来の断裁機の安全装置は、刃物が上方に最も開いた位置でロックされる構造で、行程途中まで開いた位置では安全装置は働いておらず、このような構造を知らないひとが誤って操作レバーを動かし断裁機の内部に手指を入れることがあれば極めて危険である。
また、ハンドル操作が抑制されている状態でも、刃物が上方に最も開いた位置で保持されたままでは刃物の鋭利刃先への触手は可能であり、やはり安全ではない。
さらに、従来の裁断機の安全装置では、1枚のみあるいは少数枚の用紙を切断するような通常のペーパーカッターとして使用しようとするとき切断の度毎に安全装置の解除操作を必要とするのは、不便である。
本発明は、以上の欠点を排除して、断裁機の刃物の上方への移動操作に先立って、まず安全装置のロック解除を必要とする構造により不意図の操作による刃先の露出を避けて安全を図るとともに、最大3mm程度以下の鋭利刃先への触手が不可能な範囲の刃物の上昇は特に安全装置の解除操作を行わなくても可能として、通常のペーパーカッターとしての利便性を高めることを目的とするものである。
本発明の断裁機の安全装置は、用紙を通す開口部を有する一対のフレームと、前記フレームの間に挟まれて前記開口部よりも上方に上下移動可能で真直な刃先をもつ刃物と、前記開口部よりも下方にあって前記フレームに固定された平面部をもつ刃受け台とよりなる断裁機において、前記一対のフレームには各々に大径、小径の穴を同軸上に設け、前記刃物には前記大径穴と同径の穴とその下方に伸びる前記大径穴の直径を越えない幅の溝を設けて、各々の穴径および溝幅に対応する2種類の直径をもつ段付ピンが前記平板フレームと前記刃物とを貫通して軸方向に移動可能な構造を特徴とするものである。
上記構造の刃物の大径穴は刃物の行程の上下両端に設けることができ、このようにした場合は、刃物はその行程の上下端位置でロックされた状態とすることができる。
また段付ピンの大径部分を刃物側に押し付ける向きにばねなどの手段で付勢した構造とすれば、刃物が特定の位置にあるとき自動的にその位置でロックされた状態となる。
段付ピンの大径、小径のいずれかの外周をねじとし、対応するフレームの穴をねじ穴とすれば、安全装置のロック解除はピンを回転させなければならないため、断裁機の取り扱い中あるいは移動の作業中などに意図しないままロックが解除されることはない。
段付ピンをフレームの左右2個所に配し、うち一方は大径部分を刃物側に押し付ける向きに付勢し、他方は大径、小径のいずれかの外周をねじとし、対応するフレームの穴をねじ穴とすれば、断裁機の使用に先立ってねじの回転操作による解除を行い、次いでピンを押すあるいは引く操作によりはじめて断裁機は使用可能な状態となるので、単純な誤操作により危険な状態となることを避けることができる。
大径部が刃物の大径穴に入る刃物の行程の最下端位置とした左右2個所の段付ピンを配し、一方のピンは大径部分を刃物側に押し付ける向きに付勢し、他方のピンは小径あるいは大径の外周をねじとし、対応するフレームの穴をねじ穴として、刃物に最大3mm程度行程最下端より上方への移動を可能とするように刃物の大径穴を上方へ伸びた長穴あるいは大きい径の穴とすれば、刃物の最大3mm程度までの上昇は、何ら解除操作を必要とすることなく行うことができるので、1枚のみあるいは30枚程度以下の用紙を切断するような通常のペーパーカッターとして安全で便利に使用することができる。
上述したように、本発明の断裁機の安全装置は、簡素な構造でありながら、刃物の行程の下端あるいは上下端双方の位置でそれぞれ安全なロック状態が維持され、特に鋭利刃先が露出する刃物の上方への移動に先立ってロック解除を必須として安全を図るとともに通常のペーパーカッターとしての利便性が高いものである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図8にもとづいて説明する。
図において、刃物1は一対のフレーム2の内側において、駆動桿3に取り付けられた二つの軸、駆動軸4および回転支軸5のうち駆動軸4により略々その中央位置で吊り下げられており、回転支軸5はフレーム2に保持されて、駆動桿3を回転支持し、駆動桿3を揺動させることにより刃物1は上下に移動する。
図1および図2は、本発明の実施形態の待機状態すなわち刃物1がその行程の最下端にあるときを示し、段付ピン7は、刃物1とフレーム2を貫通して、段付ピン7の大径部は刃物1に施された略々同じ径の穴にあるために、刃物1の刃先は刃受け台6に接した状態のまま刃物1は上方への移動を行うことができず、したがってフレーム2の開口部2aより刃先に手指を触れることはできない。
図3および図4は、本発明の実施形態において刃物が上方に移動した状態を示す。
段付ピン7を矢印D方向に押すと刃物1に対しては段付ピンとの干渉がなくなるので、駆動桿3を矢印Cの方向に回動させることにより刃物1は上昇させて、フレーム2の開口部2aに切断する用紙(図示しない)を差し込むことができる。
図5は、刃物1に施される穴の形状を示しており、(イ)は刃物1の待機位置(行程の下端)においてのみ移動を抑制するが、(ロ)に示すように下端にも段付ピン7の大径に対応した穴を設けておけば、刃物1は行程の上端においても刃物1の移動を抑制する。
図5(ロ)の穴形状とすれば、刃物1を上昇させたままで用紙の位置決めなどの作業ができて便利である一方、フレーム2の開口部2aを通して、刃物1の刃先に触れる懸念は残ることになる。
段付ピン7とこれに対応するフレーム2の穴は必ずしも丸穴とする必要はなく、四角、六角あるいはこれ以外の断面形状とすることができる。
図6は、本発明の実施形態で、段付ピンの位置保持の構造に係るもので、(イ)に示すようにばね8により、段付ピン7の大径部を常に刃物1の方向(矢印Eの方向)に付勢したものである。
このような構造とした場合は、刃物1が行程の上下端あるいはいずれかにあるときは自動でその状態からの移動を抑制された状態となるので一層安全である。
ばね8は、図示したようなコイルばねのかわりに皿ばね、ゴムのような弾性体あるいは磁石で代替することができる。
図6(ロ)は、段付ピン7の小径部の外周とこれに対応するフレーム2の穴をねじとしたものである。
このような構造とした場合は、単純に押すあるいは引くだけの操作ではないので、取扱中に誤ってロック解除を行ってしまう懸念がない。
ねじとするのは大径部との外周とこれに対応するフレーム2の穴としてもよい。
図7は、段付ピン7のほか略々対称位置に段付ピン9を追加して設けたものである。
段付ピン7を図6(イ)のように付勢する構造とし、段付ピン9を図6(ロ)のようにねじとすれば、操作に先立ってまず誤解除の起き難い段付ピン9のねじを回す操作を行い、次いで段付ピン7を押さなければ刃物1の移動を解除することはできず、さらに操作後は自動で段付ピン7が刃物1の移動を抑制するので、一層安全である。
刃物1の穴を図8のように段付ピン7および9の大径部に対して、刃物1の刃先が刃受け台6より最大3mmだけ上方に移動できるようにすると、解除動作を行うことなく最大3mmだけ刃物1を開くことができるので、1枚のみあるいはコピー用普通紙30枚程度以下程度の用紙を切断しようとする場合には便利である。
段付ピン9のみを解除したままの状態で駆動桿3を操作して刃物1を上方に移動させようとしても段付ピン7が解除操作されていなければ、刃物1は図7において右上がりに傾いてしまうので、通常のペーパーカッターとして安定に使用するためには、段付ピン9を刃物1の全工程の移動を抑制するロック状態としておく必要があり、このように断裁機を安全な状態に保つことを促す効果がある。
段付ピン9を解除したままの状態では、刃物1は傾いて、その右端では段付ピン9の位置で設定された3mmよりも幾分広く開いてしまうので、このような場合の刃先への触手の危険を避けるためには、許容する刃物1の移動距離をこの分だけ小さくしておくことが望ましい。
本発明の実施形態の待機状態を示す断裁機の安全装置の正面図 図1のA−A断面図 本発明の実施形態の操作状態を示す断裁機の安全装置の正面図 図3のB−B断面図 刃物の穴形状を示す部分拡大図 段付ピンの位置保持の機構を示す断面図 段付ピンを左右2箇所に配した構造の断裁機の安全装置の正面図 刃物の移動を許容する穴の形状を示す部分拡大図
符号の説明
1 刃物
2 フレーム
2a 開口部
3 駆動桿
4 駆動軸
5 回転支軸
6 刃受け台
7、9 段付ピン
8 ばね

Claims (5)

  1. 用紙を通す開口部を有する一対のフレームと、前記フレームの間に挟まれて前記開口部よりも上方に上下移動可能で真直な刃先をもつ刃物と、前記開口部よりも下方にあって前記フレームに固定された平面部をもつ刃受け台とよりなる断裁機において、前記一対のフレームには各々に大径、小径の穴を同軸上に設け、前記刃物には前記大径穴と同径の穴とその下方に伸びる前記大径穴の直径を越えない幅の溝を設けて、各々の穴径および溝幅に対応する2種類の直径をもつ段付ピンが前記平板フレームと前記刃物とを貫通して軸方向に移動可能な構造であり、前記刃物が最大3mm程度行程最下端より上方への移動を可能とするように前記刃物の2箇所の前記大径穴を上方へ伸ばした長穴あるいは大きい径の穴とした構造を特徴とする断裁機の安全装置。
  2. 刃物に設けた大径穴を前記刃物の行程の上下両端に設けた構造の請求項1に記載の断裁機の安全装置。
  3. 段付ピンの大径部分を刃物側に押し付ける向きに付勢した構造の請求項1に記載の断裁機の安全装置。
  4. 段付ピンの大径、小径のいずれかの外周をねじとし、対応するフレームの穴をねじ穴とした構造の請求項1に記載の断裁機の安全装置。
  5. 段付ピンをフレームの左右2個所に配し、うち一方は大径部分を刃物側に押し付ける向きに付勢し、他方は大径、小径のいずれかの外周をねじとし対応する前記フレームの穴をねじ穴とした構造の請求項1に記載の断裁機の安全装置。
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