JP4848035B2 - 受信回路 - Google Patents

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Description

本発明は受信回路に関し、特に受信信号の強度調整を行うイコライザ回路を有する受信回路に関する。
近年、半導体装置間で行われる通信が高速化している。特に、高い周波数の信号により通信を行う場合、信号の伝送経路が信号の強度に与える影響が顕著になってきている。そのため、このような信号を受信する受信回路では、信号強度を調節するイコライザ回路により信号を受信し、信号強度を調節した後の信号を後段回路に伝達することが行われる。
このようなイコライザ回路を有する受信回路の一例が非特許文献1〜3に開示されている。非特許文献1では、アナログ回路により信号強度の検出を行うアダプティブイコライザ回路について開示されている。しかし、非特許文献1に開示されるアダプティブイコライザ回路は、アナログ回路で信号強度の比較を行うことで信号強度の検出を行うため、この比較精度を向上させるために長い期間に亘る信号の平滑化を行う必要がある。このような長い期間に亘る信号の平滑化を行うためには、大きな容量のコンデンサが必要になり、回路規模が増大する問題が生じる。また、信号の比較処理には長い時間が必要であり、イコライザ強度の調節に時間がかかる問題がある。また、非特許文献2では、1つの受信データの値とデータ間の境界値とに基づき受信強度を調節する受信回路について開示されている。しかし、非特許文献2において開示されている受信回路では、1つの受信データしか考慮していないため、受信強度の判定を誤る可能性がある。例えば、0と1とが繰り返されるパターンの入力信号では、孤立パルスが無く、パルス幅が一定に保たれるため、非特許文献2では、イコライザ回路の強度を誤検出可能性があり、受信強度の調節を誤る可能性がある。
そこで、非特許文献3では、受信強度を誤判定することを防ぐことが可能な受信回路が開示されている。非特許文献3に開示されている受信回路100のブロック図を図11に示す。図11に示すように、受信回路100では、イコライザにおいて受信信号RXIPとRXINとの受信強度を調節する。そして、データ受信系列(Data)を介してイコライザから出力された信号を後段回路に出力する。また、受信回路100では、データ受信系列を介して伝達されるデータの境界値を境界値検出系列(Boundary)により検出する。そして、受信回路100では、データの値とデータの境界値とに基づきイコライザゲイン制御回路がゲインコードを更新することでイコライザのゲインが調節される。
ここで、受信回路100のイコライザゲイン制御回路におけるゲイン制御方法について説明する。イコライザゲイン制御回路におけるゲイン制御フローを示す図を図12に示す。図12に示すように、イコライザゲイン制御回路は、処理が開始されるとまずフィルターパターンFPiをランダムに選択する(ステップS1)。このフィルターパターンFPiは、予め準備されるものであり、例えば、図13に示す表のようなものである。図13では、4つのフィルターパターンFP0〜FP3が示されている。そして、イコライザゲイン制御回路は、入力されたデータ(受信パターン)のうち先頭のデータD0から末尾のデータD4の値を参照し、参照した受信したデータと選択したフィルターパターンFPiとを比較する(ステップS2)。このとき、受信パターンと選択したフィルターパターンFPiとが一致した場合(ステップS3のYESの枝)、イコライザゲインをアップデートする(ステップS4)。このアップデートは、受信データD2の値及び受信データD3とD4との境界値B3に基づき算出されるISIレベルに基づき行われる。より具体的には、受信データD2がロウレベル(L)である場合に境界値B3がロウレベル(L)であればISIレベルは受信強度が弱いunderを示し、イコライザゲイン制御回路はイコライザゲインを大きくする。また、受信データD2がロウレベル(L)である場合に境界値B3がハイレベル(H)であればISIレベルは受信強度が強いoverを示し、イコライザゲイン制御回路はイコライザゲインを小さくする。また、受信データD2がハイレベル(H)である場合に境界値B3がハイレベル(L)であればISIレベルは受信強度が強いoverを示し、イコライザゲイン制御回路はイコライザゲインを小さくする。また、受信データD2がハイレベル(H)である場合に境界値B3がハイレベル(H)であればISIレベルは受信強度が弱いunderを示し、イコライザゲイン制御回路はイコライザゲインを大きくする。
受信回路100は、上記のように受信動作を行いながらイコライザゲインを調節するが、当該調整処理は、ランダムに選択したフィルターパターンFPiと受信データD0〜D4が一致した場合に行われるため、不定期に行われることになる。そこで、受信回路100において調整処理が行われるタイミングを示すタイミングチャートを図14に示す。図14では、タイミングΦ0〜Φ5において受信したサンプル0〜5がそのとき選択されたフィルターパターンFPiと一致し、当該サンプルを受信したタイミングでイコライザゲインのアップデートが行われる例を示した。
MAXIM, 10.7Gbps Adaptive Receive Equalizer MAX3805仕様書 Robert Payne et al., "A 6.25-Gb/s Binary Transceiver in 0.13-μm CMOS for Serial Data Transmission Across High Loss Legacy Backplane Channels" IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL.40, NO.12, DECEMBER 2005 Yasuo Hidaka et al., "A 4-Channel 3.1/10.3Gb/s Transceiver Macro with a Pattern-Tolerant Adaptive Equalizer", ISSCC 2007, February 14, 2007
しかしながら、受信回路100では、ランダムに選択したフィルターパターンに一致する受信データが入力されなければイコライザゲインが更新されない。つまり、受信回路100では、予め設定されたフィルターパターンに一致する受信データが入力されても、当該受信パターンに一致するフィルターパターンが選択されていなければ、イコライザゲインが更新されない。このようなことから、受信回路100では、イコライザゲインの更新に時間がかかるという問題がある。
本発明にかかる受信回路の一態様は、強度調整値に基づき入力信号の受信強度を調節して、補正入力信号を生成するイコライザ回路と、前記補正入力信号により伝達されるデータの値をサンプリングするサンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記データを受信した順に複数保持する第1の保持部と、前記データの境界値をサンプリングする相補サンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記補正入力信号の値を受信した順に複数保持する第2の保持部と、前記第1の保持部の複数の出力信号と、前記第2の保持部の複数の出力信号と、に基づき前記補正入力信号の受信強度の強弱を判定し、当該判定結果に基づき前記強度調整値を更新するイコライザ制御回路と、を有し、前記イコライザ制御回路は、前記第1の保持部において最も早いタイミングで保持された第1のデータと前記第1のデータの次に保持された第2のデータとが同一の極性を示す場合は、前記第2の保持部において保持された複数の値に基づき前記受信強度の強弱の判定を行う。
本発明にかかる受信回路によれば、入力信号の第1のデータと第2のデータとが同一の極性を示す場合に受信強度の判定が行われ、当該判定結果に基づき受信強度値が更新される。そのため、受信強度値の更新が随時行われ、受信強度値の更新を短時間に行うことが可能になる。
本発明にかかる受信回路によれば、イコライザ回路の強度調整を短時間に、かつ、的確に行うことが可能になる。
実施の形態1にかかる半導体装置のブロック図である。 実施の形態1にかかるイコライザ制御回路のブロック図である。 実施の形態1にかかるクロック位相制御回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる受信回路の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる受信回路において受信強度が強いと判定される波形を示す図である。 実施の形態1にかかる受信回路において受信強度が弱いと判定される波形を示す図である。 実施の形態1にかかる受信回路において受信強度が強いが強度判定が行われない場合の波形を示す図である。 実施の形態1にかかる受信回路において受信強度が弱いが強度判定が行われない場合の波形を示す図である。 実施の形態1にかかる受信回路における強度調整値の更新状況を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる半導体装置のブロック図である。 非特許文献3に記載の受信回路のブロック図である。 非特許文献3に記載の受信回路のイコライザゲイン制御回路の動作を示すフローチャートである。 非特許文献3に記載の受信回路におけるフィルターパターンを示す表である。 非特許文献3に記載の受信回路におけるイコライザゲインの更新タイミングを示すタイミングチャートである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明は、高周波信号により伝達されるデータの受信をする受信回路に関する。この受信回路は、半導体装置の一機能として搭載されるものである。そこで、本発明にかかる受信回路を含む半導体装置1のブロック図を図1に示す。なお、図1に示した半導体装置1は、受信回路に加えて送信回路(不図示)を有する。
半導体装置1は、例えば、USB(Universal Serial Bus)3.0等のデータ送受信回路である。図1に示すように、半導体装置1は、受信回路2、処理部3、PLL(Phase Locked Loop)4を有する。そして、半導体装置1は、半導体装置が搭載される機器に設けられたUSB端子に接続される入力端子が設けられ、入力端子を介して入力信号Dinを受信する。受信回路2は、入力信号Dinを受信して、入力信号Dinをサンプリングしてデータ信号Doutを出力する。受信回路2の詳細については後述する。処理部3は、データ信号Doutに基づく情報処理を行う。また、PLL4は、基準クロック信号(不図示)に基づきクロック信号CLKを生成する。当該クロック信号は、受信回路2の動作クロックとして用いられる。
受信回路2は、イコライザ回路10、第1の保持部20、第2の保持部30、クロック位相制御回路40、イコライザ制御回路50を有する。
イコライザ回路10は、強度調整値(イコライザ制御回路50の出力値)に基づき入力信号の受信強度を調節して、補正入力信号(図中のData.Eq)を生成する。より具体的には、イコライザ回路10は、強度調整の対象とする周波数帯域よりも低い周波数の信号に対しては振幅増幅を行わず、強度調整の対象とする周波数帯域内の周波数の信号に対しては振幅を増幅する。つまり、イコライザ回路10により生成される補正入力信号は、入力信号が矩形波である場合、高い周波数成分となる当該矩形波の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの振幅が強調されることになり、当該矩形波における平坦部については振幅が保たれる。ここで、イコライザ回路10が強度調整の対象とする周波数帯域内の信号を振幅増幅させた場合の増幅量をブースト量と称す。イコライザ回路10は、このブースト量を強度調整値に基づき可変する。
第1の保持部20は、補正入力信号により伝達されるデータの値をサンプリングするサンプリングクロック(図中のCLK.data)が入力される。そして、第1の保持部20は、サンプリングクロックに基づいてサンプリングされたデータを受信した順に複数保持する。より具体的には、第1の保持部20は、フリップフロップ21〜24を有する。そして、第1の保持部20は、フリップフロップ21〜24によりシフトレジスタを構成する。つまり、第1の保持部20は、先頭に配置されるフリップフロップ21に最も後に受信したデータの値を保持し、最終段に配置されるフリップフロップ24に最も前に受信したデータの値を保持する。以下の説明では、受信データを、受信した順に第1のデータ0〜第4のデータData3と称す。
第2の保持部30は、補正入力信号により伝達されるデータの境界値をサンプリングする相補サンプリングクロック(図中のCLK.Edge)が入力される。そして、第2の保持部30は、相補サンプリングクロックに基づいてサンプリングされた補正入力信号の値を受信した順に複数保持する。より具体的には、第2の保持部30は、フリップフロップ31〜33を有する。そして、第2の保持部30は、フリップフロップ31〜33によりシフトレジスタを構成する。つまり、第2の保持部30は、先頭に配置されるフリップフロップ31にフリップフロップ21に入力されるデータとフリップフロップ21に保持されているデータ(第4のデータ)との境界値(例えば、第3の境界データ)を保持し、フリップフロップ32に第4のデータと第3のデータ)との間の境界値(例えば、第2の境界データEdge2)を保持し、フリップフロップ31に第3のデータと第2のデータとの境界値(例えば、第1の境界データEdge1)を保持する。
クロック位相制御回路40は、第1の保持部20の複数の出力信号と、第2の保持部30の複数の出力信号とに基づきサンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相を調節する。より具体的には、クロック位相制御回路40は、第2のデータData1と第1の境界データEdge1とが異なる値であって、かつ、第3のデータData2と第2の境界データEdge2とが異なる値である場合、サンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相を遅らせ、第3のデータData2と第1の境界データEdge1とが異なる値であって、かつ、第4のデータData3と第2の境界データEdge2とが異なる値である場合、サンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相を早める。
クロック位相制御回路40は、位相判定回路41、位相判定結果フィルタ回路42、位相調節回路43、位相補間回路44、45を有する。位相判定回路41は、第2のデータData1、第3のデータData2、第4のデータData3、第1の境界データEdge1及び第2の境界データEdge2に基づき、サンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相の適否を判定する。
ここで、位相判定回路41の詳細な回路について説明する。位相判定回路41の回路図を図2に示す。図2に示すように、位相判定回路41は、EXOR回路60〜63及びAND回路64、65を有する。EXOR回路60〜63は、2つの入力が異なる値である場合にハイレベルを出力し、2つの入力が同一の値である場合にロウレベルを出力する。AND回路64、65は、2つの入力が同一の値である場合にのみハイレベルを出力する。そして、EXOR回路60には、第2のデータData1と第1の境界データEdge1とが入力される。EXOR回路61には、第1の境界データEdge1と第3のデータData2が入力される。EXOR回路62には、第3のデータData2と第2の境界データEdge2が入力される。EXOR回路63には、第2の境界データEdge2と第4のデータData3とが入力される。AND回路64には、EXOR回路60とEXOR回路62の出力信号が入力される。そして、位相判定回路41は、位相が進んでいると判定した場合、AND回路64の出力信号(Earlyフラグ)をハイレベルとする。また、AND回路65には、EXOR回路61とEXOR回路63の出力信号が入力される。そして、位相判定回路41は、位相が進んでいると判定した場合、AND回路65の出力信号(Lateフラグ)をハイレベルとする。
つまり、位相判定回路41は、第2のデータData1と第1の境界データEdge1とが異なる値であって、かつ、第3のデータData2と第2の境界データEdge2とが異なる値である場合、サンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相が進んでいると判定し、第3のデータData2と第1の境界データEdge1とが異なる値であって、かつ、第4のデータData3と第2の境界データEdge2とが異なる値である場合、サンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相が遅れていると判定する。
位相判定結果フィルタ回路42は、位相判定回路41における位相の判定結果を累積した累積値を保持し、累積値が予め設定された上限値又は下限値に達したことに応じてサンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相を指定する位相遅れ指示信号D.Cdr又は位相進み指示信号U.Cdrを出力する。より具体的には、位相判定結果フィルタ回路42は、位相判定回路41が位相が進んでいると判断した場合(Earlyフラグがハイレベルとなっている場合)累積値を1減少させる。一方、位相判定結果フィルタ回路42は、位相判定回路41が位相が遅れていると判断した場合(Earlyフラグがハイレベルとなっている場合)累積値を1増加させる。そして、位相判定結果フィルタ回路42は、累積値が上限値(例えば、10)になると位相遅れ指示信号D.Cdrを出力し、累積値が下限値(例えば、−10)になると位相進み指示信号U.Cdrを出力する。また、位相判定結果フィルタ回路42は、累積値が上限値又は下限値に達した後、累積値を初期値にリセットする。
位相調節回路43は、位相遅れ指示信号D.Cdr又は位相進み指示信号U.Cdrに応じてサンプリングクロック及び相補サンプリングクロックの位相を制御する。より具体的には、クロック位相制御回路40は、クロック信号CLKの位相を補完して、異なる位相を有する複数のクロック信号を生成する位相補間回路44、45を有する。そして、位相調節回路43は、位相補間回路44、45が選択するクロック信号を指定する制御値を変更する。なお、位相補間回路44は、サンプリングクロックを生成する。一方、位相補間回路45は、位相補間回路44が生成するクロック信号と相補関係にある相補サンプリングクロックを生成する。
イコライザ制御回路50は、第1のデータData0と第2のデータData1とが同一の極性を示す状態において、第1の境界データEdge1及び第2の境界データEdge2が第3のデータData2と異なる極性を示す場合は受信強度が弱いと判定して受信強度値を受信強度が大きくなるように更新し、第1の境界データEdge1、第2の境界データEdge2が第3のデータData2と同一極性を示す場合は受信強度が強いと判定して受信強度値を受信強度が小さくなるように更新する。
イコライザ制御回路50は、強度判定回路51、強度判定結果フィルタ回路52、強度更新回路53を有する。強度判定回路51は、第1のデータData0、第2のデータData1、第3のデータData2、第4のデータData3、第1の境界データEdge1及び第2の境界データEdge2に基づき、補正入力信号の受信強度の強弱を判定する。
ここで、強度判定回路51の詳細な回路について説明する。強度判定回路51の回路図を図3に示す。図3に示すように、強度判定回路51は、EXNOR回路70、EXOR回路71〜74及びAND回路75、76を有する。EXNOR回路70は、2つの入力が異なる値である場合にロウレベルを出力し、2つの入力が同一の値である場合にハイレベルを出力する。EXOR回路71〜74は、2つの入力が異なる値である場合にハイレベルを出力し、2つの入力が同一の値である場合にロウレベルを出力する。AND回路75、76は、2つの入力が同一の値である場合にのみハイレベルを出力する。そして、EXNOR回路70には、第1のデータData0と第2のデータData2とが入力される。EXOR回路71には、第2のデータData1と第1の境界データEdge1とが入力される。EXOR回路72には、第1の境界データEdge1と第3のデータData2が入力される。EXOR回路73には、第3のデータData2と第2の境界データEdge2が入力される。EXOR回路74には、第2の境界データEdge2と第4のデータData3とが入力される。AND回路75には、EXNOR回路70、EXOR回路71及びEXOR回路74の出力信号が入力される。そして、強度判定回路51は、補正入力信号の強度が強いと判定した場合、AND回路75の出力信号(Strongフラグ)をハイレベルとする。また、AND回路76には、EXNOR回路70、EXOR回路72及びEXOR回路73の出力信号が入力される。そして、強度判定回路51は、補正入力信号の強度が弱いと判定した場合、AND回路76の出力信号(Weakフラグ)をハイレベルとする。
つまり、強度判定回路51は、第1のデータData0と第2のデータData1とが同一の極性を示す状態において、第1の境界データEdge1及び第2の境界データEdge2が第3のデータData2と異なる極性を示す場合は受信強度が弱いと判定し、第1の境界データEdge1、第2の境界データEdge2が第3のデータData2と同一極性を示す場合は受信強度が強いと判定する。
強度判定結果フィルタ回路52は、強度判定回路51における補正入力信号の強度判定結果を累積した累積値を保持し、累積値が予め設定された上限値又は下限値に達したことに応じて強度調整値の更新方向を指定する強度強化信号U.Eq又は強度抑制信号D.Eqを出力する。より具体的には、強度判定結果フィルタ回路52は、強度判定回路51が補正入力信号の受信強度が強いと判断した場合(Strongフラグがハイレベルとなっている場合)累積値を1減少させる。一方、強度判定結果フィルタ回路52は、強度判定回路51が補正入力信号の強度が弱いと判断した場合(Weakフラグがハイレベルとなっている場合)累積値を1増加させる。そして、強度判定結果フィルタ回路52は、累積値が上限値(例えば、10)になると強度強化信号U.Eqを出力し、累積値が下限値(例えば、−10)になると強度抑制信号D.Eqを出力する。また、強度判定結果フィルタ回路52は、累積値が上限値又は下限値に達した後、累積値を初期値にリセットする。
強度更新回路53は、強度強化信号U.Eq又は強度抑制信号D.Eqに応じて強度調整値を更新する。より具体的には、強度更新回路53は、強度強化信号U.Eqが入力された場合には強度調整値を受信強度が大きくなるように更新し(例えば、強度調整値を大きくする)、強度抑制信号D.Eqが入力された場合には強度調整値を受信強度が小さくなるように更新(例えば、強度調整値を小さくする)する。
ここで、イコライザ制御回路50における累積値及び強度調整値の更新状態を示すグラフを図4に示し、イコライザ制御回路50の動作について説明する。図4では、上段のグラフが累積値の時間遷移を示し、下段のグラフは強度調整値の時間遷移を示す。図4に示すように、強度判定結果フィルタ回路52に保持されている累積値は、0を初期値として、上限値(例えば、10)から下限値(例えば、10)の間の値となる。また、累積値が上限値又は下限値に達する毎に強度調整値が更新される。そして、強度調整値は、所定の値でほぼ一定値となる。このように、強度判定結果フィルタ回路52により、強度判定回路51の判定結果を直接強度調整値に反映させないことで、例えば、第1、第2の境界データがメタステーブル状態や、ジッタによる境界データの揺らぎの影響を低減して強度判定の誤判定を低減することができる。
続いて、本実施の形態にかかる受信回路2の動作について説明する。まず、図5に受信回路2の動作を示すタイミングチャートを示す。図5に示すように、受信回路2には、入力信号Dinが入力され、データD0〜D4が順次受信される。
まず、タイミングt1において、第1の保持部20は、サンプリングクロックCLK.dataの立ち上がりに応じてデータD0を第4のデータData3として取り込む。続いて、第2の保持部30が相補サンプリングクロックCLK.Edgeの立ち上がりに応じてデータD0とデータD1との間の境界値E0を第3の境界データEdge3として取り込む。そして、第1の保持部20は、サンプリングクロックCLK.dataの立ち上がりエッジ毎にすでに保持しているデータを後段のフリップフロップに転送しながら、新たなデータを取り込む(タイミングt3、t5、t7、t9)。また、第2の保持部30は、相補サンプリングクロックCLK.Edgeの立ち上がりエッジ毎にすでに保持している境界値を後段のフリップフロップに転送しながら、新たな境界値を取り込む(タイミングt4、t6、t8)。
ここで、受信回路2の強度判定処理についてさらに詳細に説明する。以下では、タイミングt8の境界値の取り込み処理が終了した時点での強度判定処理を例に受信回路2の強度判定処理について説明する。図6に受信強度が強いと判定される波形の例を示す。なお、図6に示す例では、補正入力信号Data.Eqの最適な上限値をVHで示し、最適な下限値をVLで示し、ハイレベルとロウレベルとの判定閾値をVtで示した。
図6に示す例では、データD0〜D3が0、0、1、0の値となる。そのため、第1のデータData0が0、第2のデータData1が0、第3のデータData2が1、第4のデータData3が0となる。また、図6に示す例では、受信強度が強いため、補正入力信号Data.Eqの立ち上がりが急峻かつ大振幅になる。そのため、第2のデータData1と第3のデータData2との境界値E1が1となり、第3のデータData2と第4のデータData3の境界値E2が1となる。そのため、第1の境界データEdge1は1となり、第2の境界データEdge2は1となる。
図6に示す例のような状態では、強度判定回路51は、EXNOR回路70の出力がハイレベルとなり、EXOR回路71及び74の出力信号がハイレベルとなる。そのため、強度判定回路51は補正入力信号の受信強度が強いと判断しStrongフラグをハイレベルとする。一方、EXOR回路72及び73の出力信号はロウレベルとなる。そのため、強度判定回路51のWeakフラグはロウレベルとなる。そして、強度判定結果フィルタ回路52は、Strongフラグの状態に従って累積値を1増加させる。また、このStrongフラグの変化に伴い累積値が上限値に達した場合、強度判定結果フィルタ回路52は、強度強化信号U.Eqを出力する。そして、強度更新回路53は、強度強化信号U.Eqに応じて強度調整値を受信強度が大きくなるように更新する。
続いて、図7に受信強度が弱いと判定される波形の例を示す。なお、図7に示す例では、補正入力信号Data.Eqの最適な上限値をVHで示し、最適な下限値をVLで示し、ハイレベルとロウレベルとの判定閾値をVtで示した。
図7に示す例では、データD0〜D3が0、0、1、0の値となる。そのため、第1のデータData0が0、第2のデータData1が0、第3のデータData2が1、第4のデータData3が0となる。また、図7に示す例では、受信強度が弱いため、補正入力信号Data.Eqの立ち上がりが緩やかかつ小振幅になる。そのため、第2のデータData1と第3のデータData2との境界値E1が0となり、第3のデータData2と第4のデータData3の境界値E2が0となる。そのため、第1の境界データEdge1は0となり、第2の境界データEdge2は0となる。
図7に示す例のような状態では、強度判定回路51は、EXNOR回路70の出力がハイレベルとなり、EXOR回路72及び73の出力信号がハイレベルとなる。そのため、強度判定回路51は補正入力信号の受信強度が弱いと判断しWeakフラグをハイレベルとする。一方、EXOR回路71及び74の出力信号はロウレベルとなる。そのため、強度判定回路51のStrongフラグはロウレベルとなる。そして、強度判定結果フィルタ回路52は、Weakフラグの状態に従って累積値を1減少させる。また、このWeakフラグの変化に伴い累積値が下限値に達した場合、強度判定結果フィルタ回路52は、強度抑制信号D.Eqを出力する。そして、強度更新回路53は、強度抑制信号D.Eqに応じて強度調整値を受信強度が弱くなるように更新する。
続いて、図8に受信強度が強いものの、強度判定が行われない場合の波形の例を示す。なお、図8に示す例では、補正入力信号Data.Eqの最適な上限値をVHで示し、最適な下限値をVLで示し、ハイレベルとロウレベルとの判定閾値をVtで示した。
図8に示す例では、データD0〜D3が1、0、1、0の値となる。そのため、第1のデータData0が1、第2のデータData1が0、第3のデータData2が1、第4のデータData3が0となる。また、図8に示す例では、受信強度が強いため、補正入力信号Data.Eqの立ち上がり及び立ち下がりのいずれもが急峻かつ大振幅になる。そのため、境界値E1、E2は理想的な振幅のほぼ中点の電圧となるため、第2のデータData1と第3のデータData2との境界値E1が0又は1となり、第3のデータData2と第4のデータData3の境界値E2が0又は1となる。そのため、第1の境界データEdge1は0又は1となり、第2の境界データEdge2は0又は1となる。
図8に示す例のような状態では、強度判定回路51のEXNOR回路70の出力がロウレベルとなる。そのため、EXOR回路71〜74の出力信号の値に関わらずStrongフラグ及びWeakフラグはロウレベルとなる。このようなことから、強度判定結果フィルタ回路52及び強度更新回路53は、それ以前の状態を維持する。
続いて、図9に受信強度が弱いものの、強度判定が行われない場合の波形の例を示す。なお、図9に示す例では、補正入力信号Data.Eqの最適な上限値をVHで示し、最適な下限値をVLで示し、ハイレベルとロウレベルとの判定閾値をVtで示した。
図9に示す例では、データD0〜D3が1、0、1、0の値となる。そのため、第1のデータData0が1、第2のデータData1が0、第3のデータData2が1、第4のデータData3が0となる。また、図9に示す例では、受信強度が弱いため、補正入力信号Data.Eqの立ち上がり及び立ち下がりのいずれもが緩やかかつ小振幅になる。そのため、境界値E1、E2は理想的な振幅のほぼ中点の電圧となるため、第2のデータData1と第3のデータData2との境界値E1が0又は1となり、第3のデータData2と第4のデータData3の境界値E2が0又は1となる。そのため、第1の境界データEdge1は0又は1となり、第2の境界データEdge2は0又は1となる。
図9に示す例のような状態では、強度判定回路51のEXNOR回路70の出力がロウレベルとなる。そのため、EXOR回路71〜74の出力信号の値に関わらずStrongフラグ及びWeakフラグはロウレベルとなる。このようなことから、強度判定結果フィルタ回路52及び強度更新回路53は、それ以前の状態を維持する。
図8、図9に示すような入力されるデータが0と1の繰り返しとなる状態では、データの境界値が0又は1のいずれかに固定されることがないため、受信強度の強弱に起因してデータの誤読み込みが発生しない。そのため、このような場合は、強度判定を行わない方が強度調整の誤りを防ぐことができる。
上記の説明より、本実施の形態にかかる受信回路2は、入力信号Dinにより伝達されるデータが少なくとも2つ以上同一値が連続した後に1データのみが異なる値をとるようなパターンである場合に強度調整値を更新する。つまり、受信回路2は、予め準備されたパターンとの受信データのパターンとのパターンマッチングを行う必要がない。このようなことから、受信回路2では、強度調整値を随時更新し、短時間で最適な強度調整値を設定することができる。
また、強度調節処理を3つのデータと当該3つのデータの間の2つの境界値とに基づき行った場合、受信強度の調節を誤る可能性があった(例えば、非特許文献2)。つまり、例えば、0と1とが繰り返されるパターン(例えば、図8、9のようなパターン)の入力信号では、孤立パルスが無く、パルス幅が一定に保たれるため、非特許文献2では、イコライザ回路の強度を誤検出可能性があり、受信強度の調節を誤る可能性があった。しかし、本実施の形態にかかる受信回路2では、受信強度のずれによる誤判定が明らかなデータのパターンに従って受信強度の制御を行うため、受信強度が誤って調節されることを防ぐことができる。より具体的には、受信回路2では、第1のデータData0と第2のデータData1とが同一の極性を示す状態において、第3のデータData2が第2のデータData1と第4のデータData3と異なる極性を示した場合に、強度調整値の更新を行う。
また、受信回路2では、デジタル回路のみによってイコライザ制御回路50を構成する。そのため、コンデンサ等の回路面積が大きい素子を用いることがなく、受信回路2の回路面積を削減することができる。また、受信回路2では、強度調整値の更新対象とするパターンを予め保持している必要がないため、当該パターンを保持する保持回路等を必要としないことからも、回路規模の削減を実現することができる。
また、受信回路2では、強度判定結果フィルタ回路52を設けることで、例えば、境界値がメタステーブル状態となった場合や、ジッタによる揺らぎにより境界値に揺らぎが生じた場合においても誤判定による強度調整が行われることを防ぐことができる。
また、受信回路2では、強度判定回路51とほぼ同様の構成において第1のデータData0を考慮しないことで、サンプリングクロックCLK.dataの適否を判定し、サンプリングクロックの位相の最適化を行うことができる。
実施の形態2
実施の形態2にかかる半導体装置1aを図10に示す。なお、図10において、図1に示す半導体装置1と同じ構成要素については図1と同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、半導体装置1aは、受信回路2に相当する受信回路2aを有する。そして、受信回路2aは、イコライザ制御回路50に相当するイコライザ制御回路50aを有する。イコライザ回路50aは、イコライザ制御回路50に強度調整値の自動調整停止機能を追加したものである。図10に示す例では、処理部3aが調整停止信号STPを出力し、イコライザ制御回路50aは、調整停止信号STPに応じて強度調整値の自動調整を停止する例を示すものである。この調整停止信号STPは、処理部3a以外の他の回路(例えば、半導体装置1aとは別の半導体装置)が出力するものであっても良い。なお、処理部3aは、処理部3に調整停止信号STPを出力する機能を追加したものである。
イコライザ制御回路50aは、調整停止信号STPが入力される。この調整停止信号STPは、イコライザ制御回路50aに自動調整処理の停止を指示するイネーブル状態と、イコライザ制御回路50aに自動調整処理の実行を指示するディスイネーブル状態と、を有する。そして、イコライザ制御回路50aは、調整停止信号STPがイネーブル状態になる前の更新が強度調整値を大きくする更新処理(例えば、強度調整値を1増加する処理)であった場合、イネーブル状態の調整停止信号STPが入力された時点での強度調整値を維持する。また、イコライザ制御回路50aは、調整停止信号STPがイネーブル状態になる前の更新が強度調整値を小さくする更新処理(例えば、強度調整値を1減少する処理)であった場合、イネーブル状態の調整停止信号が入力された時点での強度調整値を一段階大きな値に更新(例えば、強度調整値を1増加させる)した後に更新後の強度調整値を維持する。
なお、図10に示す例では、実際に強度調整値を保持する強度更新回路54(強度更新回路53に自動調整処理停止機能を追加したもの)に調整停止信号STPが入力され、強度更新回路54が上記イコライザ制御回路50aの処理を行う。そのため、図10に示す例では、強度更新回路54は、前回の更新処理が強度強化信号U.Eqに基づき行われたもの(強度調整値を1増加する処理)であったか、強度抑制信号D.Eqに基づき行われたもの(強度調整値を1減少する処理)であったかを記憶する記憶素子(例えば、フリップフロップ)を備えておくことが好ましい。
図4に示すように、強度調整値は、所定の自動調整期間を経ることでほぼ一定の値に収束する。そのため、実施の形態2にかかるイコライザ制御回路50aのように自動調整処理を停止しても、強度調整値が一定の値に収束していればその後の受信回路2aの動作は正常に行われる。そして、自動調整処理を停止することで、半導体装置1aは、強度調整値の更新処理にかかる消費電力を削減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図3に示した強度判定回路51の構成は、上記において説明した回路以外であっても適宜変更することが可能である。
1、1a 半導体装置
2、2a 受信回路
3、3a 処理部
4 PLL
10 イコライザ回路
20、30 保持部
32 位相判定結果フィルタ回路
40 クロック位相制御回路
41 位相判定回路
42 位相判定結果フィルタ回路
43 位相調節回路
44、45 位相補間回路
50、50a イコライザ制御回路
51 強度判定回路
52 強度判定結果フィルタ回路
53、54 強度更新回路
21〜24、31〜33 フリップフロップ
60〜63、71〜74 EXOR回路
64、65、75、76 AND回路
71 EXNOR回路
CLK.data サンプリングクロック
CLK.Edge 相補サンプリングクロック
Early、Late フラグ
D.Cdr 位相遅れ指示信号
U.Cdr 位相進み指示信号
Strong、Weak フラグ
D.Eq 強度抑制信号
U.Eq 強度強化信号
Data.Eq 補正入力信号
Edge1〜Edge3 境界データ
Data0〜Data3 データ

Claims (6)

  1. 強度調整値に基づき入力信号の受信強度を調節して、補正入力信号を生成するイコライザ回路と、
    前記補正入力信号により伝達されるデータの値をサンプリングするサンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記データを受信した順に複数保持する第1の保持部と、
    前記データの境界値をサンプリングする相補サンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記補正入力信号の値を受信した順に複数保持する第2の保持部と、
    前記第1の保持部の複数の出力信号と、前記第2の保持部の複数の出力信号と、に基づき前記補正入力信号の受信強度の強弱を判定し、当該判定結果に基づき前記強度調整値を更新するイコライザ制御回路と、を有し、
    前記イコライザ制御回路は、前記第1の保持部において最も早いタイミングで保持された第1のデータと前記第1のデータの次に保持された第2のデータとが同一の極性を示す場合は、前記第2の保持部において保持された複数の値に基づき前記受信強度の強弱の判定を行い、
    前記第1のデータと前記第2のデータとが同一の極性を示す状態において、前記第2のデータと前記第2のデータに続く第3のデータとの境界値に相当する第1の境界データと、前記第3のデータと前記第3のデータに続く第4のデータとの境界値に相当する第2の境界データと、が前記第3のデータと異なる極性を示す場合は前記受信強度が弱いと判定して前記強度調整値を前記受信強度が大きくなるように更新し、前記第1、第2の境界データが前記第3のデータと同一極性を示す場合は前記受信強度が強いと判定して前記強度調整値を前記受信強度が小さくなるように更新し、
    前記イコライザ制御回路は、さらに、調整停止信号が入力され、
    前記調整停止信号がイネーブル状態になる前の更新が前記強度調整値を大きくする更新処理であった場合、イネーブル状態の前記調整停止信号が入力された時点での前記強度調整値を維持し、
    前記調整停止信号がイネーブル状態になる前の更新が前記強度調整値を小さくする更新処理であった場合、イネーブル状態の前記調整停止信号が入力された時点での前記強度調整値を一段階大きな値に更新した後に更新後の強度調整値を維持する受信回路。
  2. 強度調整値に基づき入力信号の受信強度を調節して、補正入力信号を生成するイコライザ回路と、
    前記補正入力信号により伝達されるデータの値をサンプリングするサンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記データを受信した順に複数保持する第1の保持部と、
    前記データの境界値をサンプリングする相補サンプリングクロックに基づいてサンプリングされた前記補正入力信号の値を受信した順に複数保持する第2の保持部と、
    前記第1の保持部の複数の出力信号と、前記第2の保持部の複数の出力信号と、に基づき前記補正入力信号の受信強度の強弱を判定し、当該判定結果に基づき前記強度調整値を更新するイコライザ制御回路と、
    前記第1の保持部の複数の出力信号と、前記第2の保持部の複数の出力信号とに基づき前記サンプリングクロック及び前記相補サンプリングクロックの位相を調節するクロック位相制御回路と、を有し、
    前記イコライザ制御回路は、前記第1の保持部において最も早いタイミングで保持された第1のデータと前記第1のデータの次に保持された第2のデータとが同一の極性を示す場合は、前記第2の保持部において保持された複数の値に基づき前記受信強度の強弱の判定を行い、
    前記第1のデータと前記第2のデータとが同一の極性を示す状態において、前記第2のデータと前記第2のデータに続く第3のデータとの境界値に相当する第1の境界データと、前記第3のデータと前記第3のデータに続く第4のデータとの境界値に相当する第2の境界データと、が前記第3のデータと異なる極性を示す場合は前記受信強度が弱いと判定して前記強度調整値を前記受信強度が大きくなるように更新し、前記第1、第2の境界データが前記第3のデータと同一極性を示す場合は前記受信強度が強いと判定して前記強度調整値を前記受信強度が小さくなるように更新し、
    前記クロック位相制御回路は、
    前記第2のデータと前記第1の境界データとが異なる値であって、かつ、前記第3のデータと前記第2の境界データとが異なる値である場合、前記サンプリングクロック及び前記相補サンプリングクロックの位相を遅らせ、
    前記第3のデータと前記第1の境界データとが異なる値であって、かつ、前記第4のデータと前記第2の境界データとが異なる値である場合、前記サンプリングクロック及び前記相補サンプリングクロックの位相を早める受信回路。
  3. 前記第1の保持部は、前記第1乃至第4のデータを保持し、
    前記第2の保持部は、前記第1の境界データと、前記第2の境界データとを少なくとも保持する請求項1又は2に記載の受信回路。
  4. 前記イコライザ制御回路は、
    前記受信強度の判定結果を累積した累積値を保持し、前記累積値が上限値又は下限値に達したことに応じて前記強度調整値の更新を指示する強度強化信号又は強度抑制信号を出力する強度判定結果フィルタ回路と、
    前記強度強化信号又は前記強度抑制信号に応じて前記強度調整値を更新する強度更新回路と、を有し、
    前記強度判定結果フィルタ回路は、前記累積値が前記上限値又は前記下限値に達したことに応じて、前記累積値を初期値にリセットする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受信回路。
  5. 前記第1の保持部及び前記第2の保持部は、それぞれ複数のフリップフロップが直列に接続されたシフトレジスタであって、前記複数のフリップフロップの出力信号のそれぞれを前記イコライザ制御回路に出力する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の受信回路。
  6. 前記クロック位相制御回路は、
    前記位相の判定結果を累積した累積値を保持し、前記累積値が予め設定された上限値又は下限値に達したことに応じて前記サンプリングクロック及び前記相補サンプリングクロックの位相を指定する位相遅れ指示信号又は位相進み信号を出力する位相判定結果フィルタ回路と、
    前記位相遅れ指示信号又は前記位相進み指示信号に応じて前記サンプリングクロック及び前記相補サンプリングクロックの位相を制御する位相調節回路と、を有し、
    前記位相判定結果フィルタ回路は、前記累積値が前記上限値又は前記下限値に達したことに応じて、前記累積値を初期値にリセットする請求項2に記載の受信回路。
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