JP4848030B2 - ドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法 - Google Patents

ドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法 Download PDF

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本発明は、ドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法に関する。
近年、世界中を航行する船舶に関しては、国際的な観点から、環境負荷低減の規則化が進められており、今後、建造を行う船舶については、CO排出量(燃費)低減を念頭に入れた船型開発が必要になる。燃費削減には、航行抵抗を減じた船型の採用が不可欠であり、それに対応する船型は痩せ船型となり、痩せ船型の場合には、進水時の喫水は増大することとなる。特に、自動車運搬船においては、現状の船型でも進水による制約を受けており、今後は燃費削減を満たす船型がいっそう求められ、その場合には、進水条件において、厳しい条件をクリアしなければならないことが予想される。
従来、痩せ型の船型のスリップウェイ(船台)による進水では、船首尾の浮力が不足する傾向にあり、船首尾の浮力不足に対しては、進水が困難なため、箱状の浮力体を船首尾船側に取り付けて、進水作業を行う場合がある。ドック進水においてもこれを応用することが可能であり、例えば、特開2007−1562号公報に掲示のものが知られている。
図5、図6は、当該特開2007−1562号公報に図1及び図2として開示される「船舶の付加浮力進水装置」を船舶のエンジンルーム下部に設置した状態を示す正面図及び側面図であり、当該特開2007−1562号公報に開示は、発明名称「船舶の付加浮力進水工法及びその装置」に係り、「船舶の内部または外部に浮力を付加して進水船舶の平衡状態を維持する、付加浮力による船舶の進水方法及び装置を提供する」ことを目的として(同公報要約課題参照)、「部分建造船舶の重量及び浮力によって決定された大きさを持つ浮力体を、船舶の底面または側面に配置させる段階と、前記船舶と浮力体とを固定させ、進水時に船舶の平衡を維持するための付加浮力を発生させる段階と、ドックに水を満たし、部分建造船舶及び完全建造船舶を進水させる段階と、前記完全建造船舶をドックから引き出す段階と、前記ドックの水を抜き、前記部分建造船舶を再びドックに沈めておく段階と、前記部分建造船舶と浮力体とを分離する段階と、からなる」ことにより(同公報特許請求の範囲請求項1の記載参照)、「バラストを詰め込む貨物倉を形成していない小さい長さの部分建造船舶及び大型ブロックの進水が可能になる」、「喫水が低減し、結果として、・・・より多くの意匠品やブロックを搭載した条件で進水可能になる」等の効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0017及び0018参照)。
なお、図5、図6において、符号101は、浮力チャンバ、102は、浮力体、103は、柱、符号Sは、船舶である。
しかしながら、当該特開2007−1562号公報に開示の「船舶の付加浮力進水工法及びその装置」は、進水後の浮力体102等の取り外しが必要であり、また、船体の塗装等の手直し・仕上作業を行うためには、再度入渠(ファイナルドック)させる必要があるという問題があった。
また、前述の浮力体102は、個船毎にサイズや取り付け位置が異なるため、同型シリーズ以外の船では使用することができないという問題があった。さらに、一般的に痩せ船型の進水作業は、満潮の高潮位を利用して行われるため、進水当日の潮位により時間的な制約を受けたり、場合によっては進水日の変更が必要になるという問題があった。
特開2007−1562号公報
そこで本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑み、痩せ船型でも進水喫水を減じ、現状のドック設備でも環境対応船型である痩せ船型の船舶を進水および建造可能とする進水用補助設備(Launching Lifter)を利用した進水方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、ドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法において、内側に建造される船舶および/またはセミタンデム(Semi-Tandem)建造の際のブロックを配置可能に開口された当該上部開口の両上部に設けられた上部ヒールタンク、当該両上部ヒールタンクの下部にそれぞれ設けられるボイドスペース、前記それぞれのボイドスペースの下部にそれぞれ設けられた下部ヒールタンク、前記それぞれの下部ヒールタンク間に設けられた中央タンクからなるドック進水用船首尾補助設備をドック渠底上で建造される船舶の船首部及び船尾部に配置する手順と、建造される船舶および/またはブロックの船首部及び船尾部に配置された前記ドック進水用船首尾補助設備内に建造される船舶及び/またはブロックを搭載する手順と、建造される船舶および/またはブロックが完成すると、ドックに注水し、当該船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる際には、前記進水用補助設備内の前記上部ヒールタンク、前記下部ヒールタンク、前記中央タンクに移水・注排水を行うことでトリム・ヒール調整を行い、前記船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる手順の際のトリム調整は、前記ドック推進用船首尾補助設備のうち船首部進水用補助設備または船尾部進水用補助設備のいずれか及び/又は非トリム側前記ドック推進用船首尾補助設備の中央タンクに注水し、前記船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる手順の際のヒール調整は、前記ドック推進用船首尾補助設備のうち船首部進水用補助設備または船尾部進水用補助設備のいずれか及び/又はヒール側の前記上部ヒールタンクから反対舷の下部ヒールタンクへ移水する手順と、船舶および/またはブロックの浮上後、前記ドック推進用船首尾補助設備を船舶に据付たままの状態で、完成した船舶はドック外に引き出し移動し、前記ブロックは、ドック外で係留し待機させる手順と、前記ドック推進用船首尾補助設備内の前記中央タンクへ注水し、前記ドック推進用船首尾補助設備を沈降させ、船舶から離脱させる手順と、からなることを特徴とする。
本願発明は、上述のとおり構成されているので、次のような効果を奏する。
(1)進水後の浮力体の取り外しや塗装等の手直し・仕上作業を行うためのファイナルドックが不用となる。
(2)また、進水当日の潮位による時間的な制約を受けなくなり、進水日が変更されることがないという効果を有する。
(3)更に、ドライドックを建造する場合に本装置を用いることにより、比較的浅いドックを掘ることで充分となり、ドライドックの建造コストを低減することが可能という効果を有する。
図1は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50の概略構成図、 図2は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を利用した場合の進水作業を行う場合の配置図、 図3は、図2のA−A断面図、 図4は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を利用した場合の進水手順を示す図、 図5は、特開2007−1562号公報に図1として開示される「船舶の付加浮力進水装置」の実施例の設置状態を示す正面図、 図6は、特開2007−1562号公報に図2として開示される「船舶の付加浮力進水装置」の実施例の設置状態を示す側面図である。
本発明に係るドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法を実施するための最良の形態の一実施例を詳細に説明する。
〔船舶のドック進水用船首尾補助設備50とそのドック内配置〕
まず、本発明に係るドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法を実施する前提として、本実施例1に係る船舶進水方法に用いる船舶のドック進水用船首尾補助設備50及びそのドック内配置について説明する。
図1は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50の概略構成図であり、図2は、同配置図、図3は、図2のA−A断面図である。図1、図2、図3において、符号50は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備であり、1は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備を構成する上部ヒールタンク、2は、同ボイドスペース、3は、同下部ヒールタンク、4は、同中央タンク、5は、同エア抜き兼送気ライン、6は、同ヒールタンク移水ライン、7は、同ヒールタンク排水ライン、8は、同弁、9は、同船外排水ライン、10、11は同弁、12は、同圧縮空気ボンベ、13、14は、同弁、C.L.は、船舶中心線であり、上記弁8、10、11は、操作ステーション15から遠隔操作可能に構成される。また、図において、Sは、船舶、50は、前記本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備、60は、渠底、70は、盤木、80は、設備内低盤木である。
図1に示すように、前記船舶のドック推進用船首尾補助設備50は、建造する船舶Sを内部に収容できる上部開口断面矩形状の小型フローティングドック形状を有し、当該進水用補助設備50の上部開口断面矩形状の両上部に設けられる前記上部ヒールタンク1、1、当該上部ヒールタンク1、1の下部に設けられた前記ボイドスペース2、2、当該ボイドスペース2、2の下部であって、かつ、前記進水用補助設備50の底部に設けられた前記下部ヒールタンク3、3、さらには、前記下部ヒールタンク3、3の横で、かつ、前記進水用補助設備50の底部に前記中央タンク4からなる。すなわち、前記進水用補助設備(Launching Lifter)50は、図1に示すように、進水用補助設備50の両上部に設けられた上部ヒールタンク1、1、該両上部ヒールタンク1、1の下部に設けられたボイドスペース2、2、該ボイドスペース2、2の下部に設けられ、かつ、該進水用補助設備50の底部に設けられた下部ヒールタンク3、3が設けられ、該下部ヒールタンク3、3の間の前記進水用補助設備50のの底部に前記中央タンク4が設けられる。
また、前記進水用補助設備50には、前述するように、前記エア抜き兼送気ライン5、ヒールタンク移水ライン6、ヒールタンク排水ライン7、弁8、船外排水ライン9、弁10、11、圧縮空気ボンベ12を設け、別途設けられる前記操作ステーション15から遠隔操作によって、これらの弁8、10、11、13、14等を作動させて、前記上部ヒールタンク1、前記下部ヒールタンク3、前記中央タンク4に移水・注排水を行うことができるように構成されている。
そして、船舶Sを建造する際には、図1ないし図3に示すように、前記船舶のドック推進用船首尾補助設備50は、建造する船舶Sのドック渠底60上の前記船舶Sの船首部及び船尾部の二箇所に配置され、さらに、当該船舶のドック進水用船首尾補助設備50以外の渠底60上には、所定の高さの盤木70が配置され、当該船舶のドック進水用船首尾補助設備50内には、前記設備内低盤木80が前記盤木70と高さをそろえて配置され、これらの盤木70及び低盤木80の上に、建造する船舶Sの各ブロックが載置される。なお、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50においては、前記盤木70として、1.8m長さの盤木70を用い、該進水用補助設備50の底部の高さは略1mとし、該進水用補助設備50の上に長さ0.8mの前記低盤木80を用いる。
また、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50の総重量は、建造ドックのクレーン能力以下に、さらに、その浮力は、1500〜2000トン程度で、船舶の進水時の喫水を略0.5〜1.0m程度を減じることが可能となるように総重量及び容積比を有する。
〔進水手順〕
建造される船舶Sが完成し、または、1つのドックで船舶をブロックに分けてブロック毎に順次すすめて建造するセミタンデム(Semi-Tandem)建造の際のブロックが完成すると、ドックに注水し、進水する場合には、次のような手順で行われる。
図4は、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を利用した場合の進水手順を示す図であり、図4において、図4(1)は、手順1の概略を示す図であり、図4(2)は手順2の概略を示す図、図4(3)は手順3の概略を示す図、図4(4)は手順4の概略を示す図、図5(5)は手順5の概略を示す図である。
手順1は、船舶S進水の前段階たる建造する船舶Sまたはブロックを前記盤木70及び低盤木80上に搭載する手順であり、この搭載手順については、前記船舶のドック推進用船首尾補助設備50のドック内配置として既に説明した。
なお、当該手順1においては、前述のセミタンデム(Semi-Tandem)建造の場合には、先行の建造船の進水時に、後続の船尾構造(セミタン船)も浮上させ、移動させる進水方法を取る場合においては、このセミタン船の進水前に該進水用補助設備50付近のブロックの工事が完了していれば、前記低盤木80が不用となり、前記盤木70の高さを更に低く抑えられ、進水はより有利となる。
このような搭載状態で、建造される船舶Sが完成し、または、セミタンデム(Semi-Tandem)建造の際のブロックが完成すると、ドックに注水し、該進水用補助設備50ごと船舶Sまたはブロックを前記船舶のドック推進用船首尾補助設備50ごと浮上させる(手順2)。
この手順2において、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を船舶Sと一緒に浮上させるようにするので、従来、進水時に調整用として船舶のバラストタンクに張水していたバラスト水は、艤装時に必要な最小の量のみを船舶のバラストタンクへ張水し、トリムについては該進水用補助設備を設置する位置によってトリム調整を行い、バラスト水の総量を最小限にすることが可能となる。
また、浮上時に発生する不測のトリム・ヒールについては、前記操作ステーション15から遠隔操作によって、前記進水用補助設備50内の前記エア抜き兼送気ライン5、ヒールタンク移水ライン6、ヒールタンク排水ライン7、弁8、船外排水ライン9、弁10、11、圧縮空気ボンベ12を作動させて、前記上部ヒールタンク1、前記下部ヒールタンク3、前記中央タンク4に移水・注排水を行うことでトリム・ヒール調整を行う。
すなわち、進水時のトリム調整は、船首部進水用補助設備50または船尾部進水用補助設備50のいずれか(非トリム側)の弁10を開き、中央タンク4に注水し、調整を行い、また、進水時のヒール調整は、前記弁11を開き、ヒール側の前記上部ヒールタンク1から、重力にて反対舷の下部ヒールタンク3へ移水し、調整を行うようにする。
そして、船舶Sが完全に浮上したあとは、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を船舶Sに据付たままの状態で、船舶Sをドック外にタグボートにて引き出し、充分な水深のある場所へ船舶Sを移動する(手順3)。なお、ここで、セミタン船は、ドック外で係留し待機させる。
次に、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50内の弁10を開き、中央タンク4へ注水し満タンにし、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を沈降させ、船舶Sから該進水用補助設備50を離脱させ、船舶Sを艤装岸壁へ移動し、船舶Sを艤装岸壁へ着岸させる(手順4)。
ついで、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50内の弁10は開いた状態で、前記弁14を閉じたあと、さらに、前記弁13を開き、これにより、中央タンク4内の水は圧縮空気により本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50外へ排水され、本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50は浮揚する(手順5)。
本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を再浮揚させ、必要に応じてヒール調整を行ったあと、ドック内に移動し、クレーンにより本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を回収し、工場内に進水用補助設備を保管する。
次の船型の同じ又は異なる船舶を建造時に該進水用補助設備を使用する場合には、ドックを排水し、所定の位置に本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を据え付けたあとに、セミタン船を据え付ける。よって、船型が異なる船舶を建造する場合にも本実施例1に係る船舶推進方法に用いる船舶のドック推進用船首尾補助設備50を使用することが可能である。
本発明は、船舶のドック進水に利用することができ、特に、痩せ型の船型のドック進水における、船首尾の浮力不足が生じる進水に対して有効に利用することができる。
1 上部ヒールタンク
2 ボイドスペース
3 下部ヒールタンク
4 中央タンク
5 エア抜き兼送気ライン
6 ヒールタンク移水ライン
7 ヒールタンク排水ライン
8 弁
9 船外排水ライン
10 弁
11 弁
12 圧縮空気ボンベ
13 弁
14 弁
15 操作ステーション
50 ドック進水用船首尾補助設備
60 ドック渠底
70 盤木
80 低盤木
101 浮力チャンバ
102 浮力体
103 柱
S 船舶

Claims (1)

  1. 内側に建造される船舶および/またはセミタンデム(Semi-Tandem)建造の際のブロックを配置可能に開口された当該上部開口の両上部に設けられた上部ヒールタンク、当該両上部ヒールタンクの下部にそれぞれ設けられるボイドスペース、前記それぞれのボイドスペースの下部にそれぞれ設けられた下部ヒールタンク、前記それぞれの下部ヒールタンク間に設けられた中央タンクからなるドック進水用船首尾補助設備をドック渠底上で建造される船舶の船首部及び船尾部に配置する手順と、
    建造される船舶および/またはブロックの船首部及び船尾部に配置された前記ドック進水用船首尾補助設備内に建造される船舶及び/またはブロックを搭載する手順と、
    建造される船舶および/またはブロックが完成すると、ドックに注水し、当該船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる際には、前記進水用補助設備内の前記上部ヒールタンク、前記下部ヒールタンク、前記中央タンクに移水・注排水を行うことでトリム・ヒール調整を行い、前記船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる手順の際のトリム調整は、前記ドック推進用船首尾補助設備のうち船首部進水用補助設備または船尾部進水用補助設備のいずれか及び/又は非トリム側前記ドック推進用船首尾補助設備の中央タンクに注水し、前記船舶および/またはブロックを前記ドック推進用船首尾補助設備ごと浮上させる手順の際のヒール調整は、前記ドック推進用船首尾補助設備のうち船首部進水用補助設備または船尾部進水用補助設備のいずれか及び/又はヒール側の前記上部ヒールタンクから反対舷の下部ヒールタンクへ移水する手順と、
    船舶および/またはブロックの浮上後、前記ドック推進用船首尾補助設備を船舶に据付たままの状態で、完成した船舶はドック外に引き出し移動し、前記ブロックは、ドック外で係留し待機させる手順と、
    前記ドック推進用船首尾補助設備内の前記中央タンクへ注水し、前記ドック推進用船首尾補助設備を沈降させ、船舶から離脱させる手順と、
    からなることを特徴とするドック進水用補助設備を用いた船舶進水方法。
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