JP4847371B2 - 車載用能動音響制御装置 - Google Patents

車載用能動音響制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4847371B2
JP4847371B2 JP2007061310A JP2007061310A JP4847371B2 JP 4847371 B2 JP4847371 B2 JP 4847371B2 JP 2007061310 A JP2007061310 A JP 2007061310A JP 2007061310 A JP2007061310 A JP 2007061310A JP 4847371 B2 JP4847371 B2 JP 4847371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
circuit unit
audio
control circuit
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007061310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008221962A (ja
Inventor
浩介 坂本
敏郎 井上
高橋  彰
康統 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007061310A priority Critical patent/JP4847371B2/ja
Publication of JP2008221962A publication Critical patent/JP2008221962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847371B2 publication Critical patent/JP4847371B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

この発明は、エンジン回転に基づく車両内騒音を相殺するための相殺音信号(制御信号)を出力する能動騒音制御回路とオーディオ信号を出力するオーディオ回路とが搭載され、スピーカ駆動用の増幅器とスピーカとを共用する車内音響制御装置に関する。
従来から、車両において、エンジン回転に基づく車両内騒音(エンジンこもり音)を相殺する能動騒音制御回路を含む能動騒音低減装置が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1に係る能動騒音低減装置では、バッテリの電力消費を節減等するために、エンジン回転数が所定回転数以下ではこもり音が小さいことを考慮し、前記所定回転数以下では能動騒音制御回路の消音動作を停止し、スピーカも小型の高周波に対応したもの(こもり音に対応したもの)を使用するようにしている。
特開平5−216484号公報(図1、図3)
ところで、近時、エンジン回転に基づく車両内騒音を相殺する相殺音信号(制御信号)を出力する能動騒音制御回路と、オーディオ信号を出力するオーディオ回路とを搭載する際に、コスト等の削減のために、スピーカと、このスピーカを駆動する増幅器を共用使用し、能動騒音制御回路からの相殺音信号とオーディオ回路からのオーディオ信号をミキサにより合成して前記増幅器に供給するようにした統合システム、いわゆる能動音響制御装置が提案されるに至っている。
この能動音響制御装置では、オーディオ信号による低音から高音に渡る比較的に大音量での楽音をも再生可能であることが必要とされていることから大型・大電力のスピーカが採用され増幅器も大電力増幅器が採用される。
しかしながら、このような大電力増幅器の場合、増幅器のバイアス電流が大きいことから、従来技術のように消音動作を停止してもバイアス電流により電力が消費されてしまいバッテリの電力消費をそれほど小さくすることができないという問題がある。
この発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、能動騒音制御回路とオーディオ回路とが統合された能動音響制御装置において、バッテリの電力消費の確実かつ的確な節減、並びに能動騒音制御回路の的確な作動・非作動を可能とする車載用能動音響制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車載用能動音響制御装置は、オーディオ回路から出力されるオーディオ信号と、能動騒音制御回路から出力される相殺音信号との合成信号を、増幅器を介してスピーカに供給する車載用能動音響制御装置において、以下の特徴(1)〜(3)を有する。
(1)電源制御手段を備え、該電源制御手段は、エンジン回転数がゼロ値となったことを検出したときに、前記オーディオ回路のオンオフを切り替えるオーディオスイッチのオンオフ状態を検出し、オフ状態であれば前記増幅器を通電停止状態にした後、前記能動騒音制御回路を通電停止状態とし、その後、前記エンジンが回転を開始したことを検出したとき、前記増幅器を通電状態にするとともに増幅器を一定時間ミュート状態とし、そのミュート状態の間に前記能動騒音制御回路を通電状態にすることを特徴とする。
この特徴(1)を有する発明によれば、エンジン回転数がゼロ値となったときに、オーディオスイッチのオンオフ状態を検出し、オフ状態であれば増幅器を通電停止状態にした後、能動騒音制御回路を通電停止状態としているので電力の節減が確実に行え、かつ能動騒音制御回路のオフ時における不快音、いわゆるボツ音の発生を回避できる。そして、その後、エンジンが回転を開始したことを検出したとき、増幅器を一定時間ミュート状態にしている間に能動騒音制御回路を通電状態にするようにしているので、能動騒音制御回路のオン時における不快音、いわゆるボツ音の発生を回避できる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、前記電源制御手段は、前記オーディオスイッチのオンオフ状態の検出は、前記エンジン回転数がゼロ値となったことを検出したとき、一定時間経過後に行うことを特徴とする。
この特徴(2)を有する発明によれば、エンジン回転数がゼロ値となったときに、オーディオスイッチのオンオフ状態を検出し、オフ状態を検出したときに増幅器を通電停止状態にする際、アイドルストップ(交差点での信号待ち停止中等に車両がエンジンのアイドリングを停止している状態)等を考慮して、一定時間の間は、増幅器を通電停止(への電気の供給を停止)しないようにしているので、アイドルストップ等が存在した場合には、能動騒音制御回路の動作状態を維持することができ、アイドルストップから復帰した場合にボツ音等を発生することなく速やかに的確な能動騒音制御を行うことができる。
また、一定時間経過後に、オーディオスイッチがオフ状態であることを検出したときに、増幅器を通電停止状態にするようにしているので、イグニッションスイッチがACC位置で車両が放置された状態等における電力の消費を削減することができ、いわゆるバッテリ上がりを防止することができる。
(3)上記の特徴(1)又は(2)を有する発明において、前記電源制御手段は、前記エンジン回転数がゼロ値であって前記能動騒音制御回路が通電停止状態にあるときに、前記能動騒音制御回路を強制的に作動状態にする強制オン信号を検出したとき、前記増幅器を通電状態にするとともに前記増幅器を一定時間ミュート状態とし、そのミュート状態の間に前記能動騒音制御回路を通電状態にし、その後、前記能動騒音制御回路にセルフチェックテストを行わせた後、前記増幅器を通電停止状態にし、その後、前記能動騒音制御回路を通電停止状態とすることを特徴とする。
この特徴(3)を有する発明によれば、エンジンの回転数がゼロ値であっても、能動騒音制御回路のセルフチェックテストを行うことができ、その際にも、ボツ音の発生を回避することができる。
この発明によれば、能動騒音制御回路とオーディオ回路とが統合された能動音響制御装置において、バッテリの電力消費の確実かつ的確な節減、並びに能動騒音制御回路の的確な作動・非作動の制御を行うことができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車載用能動音響制御装置10の構成を示すブロック図である。
車載用能動音響制御装置10は、基本的には、オーディオ信号Saを出力するオーディオ回路部(オーディオ回路)14と、エンジン騒音の相殺音信号(制御信号)Scを出力するANC(適応騒音制御)回路部(能動騒音制御回路)16と、電源制御回路部(電源制御手段)18とを備える。ここで、各回路部14、16、18には、マイクロコンピュータ等が備えられている。マイクロコンピュータは、CPU、ROM(EEPROMも含む)、RAM、タイマ(計時手段)、A/D変換器、D/A変換器等を含み、CPUがROMに記録されたプログラムを実行・処理することで各種機能実現手段として動作する。
ここで、電源制御回路部18は、ANC回路部16又はオーディオ回路部14と一体的に構成することもできる。また、電源制御回路部18、ANC回路部16及びオーディオ回路部14を一体的に構成することもできる。
図2は、図1例の車載用能動音響制御装置10が車両12に搭載された状態を示す一部省略模式図である。
図2に示すように、スピーカ24は、例えば、車両12の後部座席背後の所定位置に固定配置され、マイクロフォン30は、例えば、車両12の車室中央の車室天井部に固定配置される。
車載用能動音響制御装置10は、オーディオ信号Saと相殺音信号Scとをミキサ(合成器)20により合成し、合成信号Ssを、増幅器22を介して増幅してスピーカ24に供給する。
この場合、オーディオ信号Saを出力するオーディオ回路部14は、このオーディオ回路部14と一体的に構成されているCDドライブあるいはHDD録音装置等の音源15(図1参照)から供給されるオーディオ信号に対し振幅・位相等を調整したオーディオ信号Saを生成してミキサ20の一方の端子に供給する。
図3は、図1に示した車載用能動音響制御装置10中、相殺音信号Scを出力するANC回路部16の構成例を示す図である。
ANC回路部16は、エンジン26の回転数を示す信号(以下、エンジン回転数信号という。)Ne[rpm]を図示しないエンジン制御装置から受け、エンジン騒音周期(周波数)に対応した前記エンジン回転数Neの調波の正弦波及び余弦波を基準信号Srとして生成する基準信号生成器28と、スピーカ24からマイクロフォン30までの相殺音の伝達特性C(図2も参照)を模擬した伝達特性を有するフィルタ32と、フィルタ32の出力である参照信号r(n)とマイクロフォン30により検出された誤差信号e(n)とが供給されLMS演算等により誤差信号e(n)が最小となるように、すなわちマイクロフォン30の位置での検出音が最小となるように適応フィルタ34のフィルタ係数を更新するフィルタ係数更新器36と、A/D変換器38と、D/A変換器39を有し、適応フィルタ34から騒音の相殺音信号Sc(Sc=y(n))を出力する。相殺音信号Scは、増幅器22及びスピーカ24を介し相殺音として車両12の車室内に出力される。このようにしてエンジン回転数に適応的に応じた相殺音により車室内のエンジン騒音が消音される。
図1に示すように、イグニッションスイッチ50は、周知のように、OFF位置でキー(イグニッションキー)を不図示のイグニッションシリンダに挿入することにより、そのOFF位置(エンジン停止位置、オーディオ装置等の使用不能な位置)からACC位置(オーディオ装置等の使用可能な位置:ACC=ON)、ON位置(IG1位置ともいう。エンジン回転位置:IG1=ON)、及びSTART位置(モーメンタリーな位置でエンジン26の始動位置)に、キーを回転させることで順次切換可能になっている。
ACC位置及びIG1位置で、オーディオ回路部14の電源端子Vccには、車両12に搭載されているバッテリ40のバッテリ電圧Vbが電源として、イグニッションスイッチ50の共通端子及びACC端子(固定端子)を通じて供給され、増幅器22の電源端子Vccには、バッテリ電圧Vbが電源としてACC端子及びスイッチ52を介して供給されるように構成されている。
電源制御回路部18の電源端子Vccには、バッテリ40のバッテリ電圧Vbが電源として直接供給され、ANC回路部16の電源端子Vccには、バッテリ電圧Vbが電源としてスイッチ56を介して供給されるように構成されている。
スイッチ52及びスイッチ56は、後述する所定のタイミングで、それぞれ電源制御回路部18からの切替制御信号S52、S56により開閉が切り替えられる。
ここで、ACC端子とIG1端子を電源制御回路部18の入力ポートに接続し、IG1端子をANC回路部16の入力ポートに接続しているので、電源制御回路部18は、イグニッションスイッチ50のACC位置とIG1位置を検出することができ、ANC回路部16は、イグニッションスイッチ50のIG1位置を検出することができる。
ANC回路部16は、基本的には、イグニッションスイッチ50がIG1位置(IG1ON位置)で上述した適応制御(フィルタ係数更新制御、消音制御)を行う。また、IG1位置からACC位置及びOFF位置(IG1OFF位置)に切り替えられると適応制御を停止し、フェードアウト処理に移行する。
このフェードアウト処理では、適応フィルタ34のフィルタ係数Wが、最大値(例えば、127)に比較して所定値(例えば、32)以下の値となったときに切替制御信号S56によりスイッチ56が開状態とされANC回路部16が通電停止状態にされる。
ここで、フェードアウト処理とは、サンプリング時点毎に、適応フィルタ34のフィルタ係数Wに1未満の所定値、例えば127/128を乗算して、信号y(n)=W×Srの大きさを低下させる処理である。このようにして、イグニッションスイッチ50がIG1位置からACC位置に切り替えられたときに、いわゆるボツ音の発生を防止することができる。
さらに、図1に示すように、オーディオ回路部14には、プッシュスイッチのオーディオスイッチ(オーディオ装置のオンオフスイッチ)54が接続され、1回押す毎にオーディオ回路部14と音源15のオンオフが同時に切り替えられる。オーディオスイッチ54により設定された現在のオン状態及びオフ状態を表す信号がオーディオ回路部14からオーディオON/OFF信号Sauとして電源制御回路部18に供給される。なお、オーディオON/OFF信号Sauの状態は、イグニッションスイッチ50がOFF位置にされていても電源制御回路部18内のEEPROM等にバックアップされている。なお、ACC位置又はIG1位置でオーディオスイッチ54がオフ状態とされることで、オーディオ回路部14及び音源15は、スリープ状態とされ、数μA程度の消費電流がながれる状態とされる。
電源制御回路部18には、ANC回路部16をセルフチェック(ANCセルフチェック:故障診断)等させるための外部テスト端子(ディーラANCテスト端子)TESTが設けられ、この外部テスト端子TESTに、ディーラ等でプッシュスイッチのテストスイッチ58(実際には、テストスイッチ58の操作を有するキーボードを含むパーソナルコンピュータ、または外部テスト専用機等)が外部接続できるように構成されている。テストスイッチ58を1回押すと、ANC回路部16に対して供給されるANC回路部16のオンオフ信号(ANC強制ON/OFF信号)Sancが所定タイミングでオン状態又はオフ状態とされる。さらに電源制御回路部18から増幅器22のミュート端子MUTEに所定タイミングでミュート信号Smが供給される。
さらに、上述したエンジン回転数信号Neは、ANC回路部16や増幅器22の電源制御の参照用信号として電源制御回路部18にも供給されている。
この実施形態に係る車載用能動音響制御装置10は、基本的には以上のように構成されかつ動作するものである。
次に、この発明の要部に係る電源制御回路部18の動作について、理解の便宜のため、フローチャートに代替して、図4のタイミングチャートを参照して説明する。したがって、図示しないプログラムを実行処理するCPUは、電源制御回路部18のCPUである。なお、プログラムに書き込まれている所定時間は、電源制御回路部18のタイマにより計時される。
オーディオスイッチ54の操作によりオーディオON/OFF信号SauがON状態であったことが電源制御回路部18のEEPROM内に記憶されているとき(時点t−1)、時点t0でイグニッションスイッチ50がOFF位置からACC位置にされると、これを検出した電源制御回路部18は、切替制御信号S52によりスイッチ52を閉じる。これにより増幅器22にバッテリ電圧Vbが供給される(図4中、「AMP電源」参照)。
また、時点t0の直後から時点t2までの所定時間の間、ミュート信号Smにより増幅器22はミュートされる(図4中、「AMPミュート」参照)。
増幅器22がミュートされている時間t0〜t2の間に、ANC強制ON/OFF信号Sancが強制オン状態とされ(図4中、「ANC強制ON/OFF信号」参照)、続いて、時点t1において、切替制御信号S56によりスイッチ56が閉じられANC回路部16にバッテリ電圧Vbが供給される(ANC回路部16が通電状態にされる(図4中、ANC電源参照)。
ミュート解除時点t2の後、時点t3でイグニッションスイッチ50がACC位置からIG1ON位置、さらにSTART位置まで回されてエンジン26がかけられ(Ne>0)、さらにIG1ON位置にもどされたものとする。
このとき、増幅器22は一旦ミュート状態が解除され、また直ぐにミュートされる。このミュートされている時間t3〜t6の間で、図4に示すように、増幅器(AMP)電源は時点t3から僅かの時間(START位置になっている時間)オフ状態とされた後、時点t4で復帰し、ANC強制ON/OFF信号Sancは、時点t4より前記僅かのオフ時間より長い時間オフ状態とされた後オン状態とされ、さらに、ANC電源は、時点t3でオフ状態とされた後、増幅器22がミュート中の時点t5でオン状態とされる。
時点t6でのAMPミュート解除後、ANC回路部16は所定時間後の時点t6以降に能動音響制御を開始し、相殺音信号Scを出力する(図4中、「ANC制御出力」参照)。すなわち、ANC回路部16は、時点t7にてエンジン回転数Neが閾値400[rpm]以上となっていることを条件にANC回路部16の動作を開始させる。なお、実際上、エンジン26のアイドル回転数は、800[rpm]前後であるので、0[rpm]と800[rpm]の間の閾値の例として400[rpm]を設定している。
エンジン26が回転しているときにANC回路部16の動作により上述した能動騒音制御が行われエンジン騒音が相殺される。また、オーディオ回路部14がオーディオスイッチ54でオン状態とされているので、ユーザは、オーディオ信号Saによるスピーカ24から出力される楽音を楽しむことができる。もちろん、楽音は、ANC回路部16の動作非動作に拘わらず楽しむことができる。
時点t8において、イグニッションスイッチ50がIG1ON位置からACC位置にされ、エンジン26が停止すると、ANC回路部16が上述したフェードアウト処理を行って相殺音信号Scの出力が停止される。なお、このACC位置においては、オーディオ回路部14にバッテリ電圧Vbが供給されているので、オーディオON/OFF信号Sauがオン状態(オーディオ回路部14がオン状態で音源15からのオーディオ信号を再生可能な状態)になっている限り、切替制御信号S52によりスイッチ52が閉じられたままとなり増幅器22にもバッテリ電圧Vbが供給されるので音源15に応じた楽音を聞くことができる。
次に、時点t9において、イグニッションスイッチ50がACC位置からOFF位置にされると、オーディオ回路部14へのバッテリ電圧Vb(電気)の供給が遮断されるとともに、切替制御信号S52によりスイッチ52が開かれて増幅器22へのバッテリ電圧Vbの供給が遮断される。このOFF位置においてキーをイグニッションシリンダより抜くことができる。
時点t9において、同時に、ANC強制ON/OFF信号SancがOFF状態とされてANC回路部16がスリープ状態とされ、その後、所定時間(タイマにより計時される時間t9−t10)後の時点t10にて切替制御信号S56によりスイッチ56が開かれてANC回路部16へのバッテリ電圧Vbの供給が停止される。
なお、時点t10の後、イグニッションスイッチ50がOFF位置からACC位置にされると、電源制御回路部18は、時点t0以降の制御を繰り返す。
この実施形態において、オーディオ回路部14及び電源制御回路部18は、ともに電源を切る直前の状態をメモリへ一時的に保存しておき、再度電源を入れたときに作業を再開できる機能、いわゆるレジューム機能を有している。
図5は、図4の時点t8においてイグニッションスイッチ50がON位置からACC位置とされエンジン26は停止されたが、OFF位置までもどされない状態(キーをACC位置で放置した状態等)での電源制御回路部18の動作を説明するタイミングチャートである。
オーディオスイッチ54によりオーディオ回路部14がオン状態とされている場合に、キーがACC位置で車両12が放置されているとき、スイッチ52は閉じられているので増幅器22にはバッテリ電圧Vbが供給されバイアス電流が流れている。このため、イグニッションスイッチ50がOFF位置にされずにACC位置で長時間放置されるとバッテリ40が上がってしまうおそれがある。
しかし、キーをACC位置にしておいて、オーディオスイッチ54を切らずにオーディオ回路部14を通じて音源15の楽音を楽しむ場合もある。
また、時点t8は、例えば、いわゆるアイドルストップ時点であると考えると、このアイドルストップ中には、アイドルストップ時点の前にオーディオスイッチ54がオン状態となっていれば、そのままの状態で、オーディオ回路部14を通じて音源15の楽音が流されている。
そこで、時点t8において、イグニッションスイッチ50が手動でIG1位置からACC位置にされてあるいはアイドルストップにより擬制的にIG1位置からACC位置にされてエンジン26が停止されたことを検出したとき、電源制御回路部18は、タイマにより一定時間Tconst、例えば5[分]間、オーディオスイッチ54のオンオフ状態を検出する。もし、一定時間Tcの経過時点taにおいてオーディオスイッチ54がオフ状態であった場合には、このACC位置で楽音を聞く意思がなくキーが放置されている状態であると判断し、時点taにおいて、時点t9と同様に、切替制御信号S52によりスイッチ52を強制的に開いて増幅器22へのバッテリ電圧Vb(電気)の供給を遮断する。なお、オーディオ回路部14へのバッテリ電圧Vb(電気)の供給は、オーディオスイッチ54をオフ状態にした時点で遮断される(オーディオ回路部14がスリープ状態となる。)。
その後、所定時間(タイマにより計時される時間ta−tb)の経過時点tbにANC強制ON/OFF信号Sancが強制OFF信号とされてANC回路部16がスリープ状態とされ、その所定時間(タイマより計時される時間tb−tc)後、切替制御信号S56によりスイッチ56が開かれてANC回路部16へのバッテリ電圧Vb(電気)の供給が停止される。
以上説明したように上述した実施形態によれば、オーディオ回路部14から出力されるオーディオ信号Saと、ANC回路部16から出力される相殺音信号Scとの合成信号Ssを、増幅器22を介してスピーカ24に供給する車載用能動音響制御装置10が、電源制御回路部18を備える。
この電源制御回路部18は、エンジン回転数Neがゼロ値となったことを検出したときに(図4、時点t8)、オーディオ回路部14のオンオフを切り替えるオーディオスイッチ54のオンオフ状態を検出し、オフ状態であればスイッチ52を開状態(時点ta)として増幅器22への電気の供給を停止状態(通電停止状態)にするとともに、ANC回路部16にANC強制ON/OFF信号Sancを強制オフ信号とし、その後、ANC回路部16を通電停止状態とする(時点tc)。
その後、エンジン26が回転を開始したことを検出したとき(時点t3)、増幅器22へ電気を供給するとともに増幅器22を一定時間ミュート状態(時点t4〜t6)とし、そのミュート状態の間にANC回路部16を通電停止状態から通電状態にしている(時間t3〜t6間のANC強制ON/OFF信号Sanc、及びANC電源のタイミング参照)。
このように、エンジン回転数Neがゼロ値となったときに、オーディオスイッチ54のオンオフ状態を検出し、オフ状態であれば増幅器22を通電停止状態ににした後、ANC回路部16を通電停止状態としているので、電力の節減が確実に行え、ANC回路部16のオフ時における不快音、いわゆるボツ音の発生を確実に回避できる。そして、その後、エンジン26が回転を開始したことを検出したとき、増幅器22を一定時間ミュート状態にしている間にANC回路部16を通電状態にするようにしているので、ANC回路部16のオン時における不快音、いわゆるボツ音の発生を確実に回避できる。
なお、ボツ音は、図6の従来技術のタイミングチャートに示すように、時点x2において、AMPミュート解除後にANCがオン状態にされると、ANC電源の立ち上がり時の電源変動に応じて出力にノイズが発生し、このノイズが増幅器22により増幅されボツ音が発生する。時点x5において、フィルタ係数が大きい状態でAMPミュートが解除されると、ボツ音が発生する。時点x6において、AMPミュート解除状態において、ANCを急に停止すると、ボツ音が発生する。時点x7において、AMPミュート解除状態において、ANCがオフ状態にされるとANC電源の立ち下がり時の電源変動に応じて出力にノイズが発生して、ボツ音が発生する。
時点x2、x7のボツ音発生の解消は、上述した実施形態で示したように、AMPミュート状態あるいはAMPオフ状態でANC電源をオンオフすることで達成される。時点x5のボツ音の発生の解消は、AMPミュート解除後、ANC消音制御開始時にフィルタ係数Wをゼロ値から徐々に大きく、いわゆるフェードインさせることにより達成される。時点x6のボツ音発生の解消は、AMPミュート時以外に、ANC制御停止条件が成立したとき、動作をフィルタ係数更新処理から上述したフェードアウト処理に移行し、フィルタ係数Wが所定値以下になったときにANC電源を停止することで達成できる。
図5に示したように、この実施形態において、電源制御回路部18は、エンジン回転数Neがゼロ値となってオーディオスイッチ54のオンオフ状態を検出しオフ状態を検出したときに増幅器22への電気の供給を停止状態にする際、アイドルストップ(交差点での停止中等に車両がエンジンのアイドリングを停止している状態)等を考慮して、一定時間Tconstの間は、増幅器22への電気の供給を停止しないようにしているので、アイドルストップが存在した場合には、楽音を楽しめかつANC回路部16の動作状態を維持することができ、アイドルストップから復帰した場合にボツ音等を発生することなく速やかに能動騒音制御を再開することができる。
また、一定時間Tconstの経過時点taでオーディオスイッチ54のオフ状態を検出したときには、アイドルストップではなく、ACC位置でのキーの放置(車両12がユーザにより放置)と判断して増幅器22への電気の供給を停止するようにしている(時点ta参照)ので、増幅器22のバイアス電流の消費によるバッテリ40の上がりを未然に防止することができる。
次に、図7のタイミングチャート及び図8のフローチャートを参照して、他の実施形態に係るエンジン停止時におけるディーラ等での車載用能動音響制御装置10のセルフチェックモードについて説明する。
イグニッションスイッチ50のACC位置において、テストスイッチ58が操作されたことが検出されると(実際には外部よりテストコマンドを受けると)、電源制御回路部18は、時点t10においてANC強制ON/OFF信号を強制ON信号とし、受信したテストコマンドがANC回路部16のセルフチェックモードであることを時点t11で確定する。以降、時点t12でスイッチ52を閉じて増幅器22の電源をオン状態とし、時点t13でミュート信号Smにより増幅器22をミュートし、ミュート中の時点t14でスイッチ56を閉じてANC回路部16を通電状態とし、時点t15で増幅器22のミュートを解消する。その後、時点t16において、セルフチェックを開始するためのセルフチェックテスト開始信号SstをANC回路部16に送る。
このセルフチェック開始信号Sstを受けたANC回路部16は、自己に記憶している図8に示したセルフチェックプログラムの実行を開始する。
図8に示すように、ステップS1において、エンジン回転数Neが400[rpm]以下であるかどうかを判定し、400[rpm]以下である場合にはエンジン26が停止しているとみなし、次に、ステップS2において、50[Hz]の正弦波を出力する。この正弦波は、基準信号生成器28(図3参照)で生成され、50[Hz]の相殺音がスピーカ24から出力される。
次に、ステップS3において、マイクロフォン30の出力に基づき、マイクロフォン30の故障診断が実施される。マイクロフォン30の出力が所定時間の間に徐々に小さくなり、かつ所定値以下に小さくなれば、マイクロフォン30は正常である。
次いで、マイクロフォン30の故障診断結果に基づいてマイクロフォン30が正常であるか異常であるかがチェックされ、正常であると判別されたときは、ステップS5においてANC回路部16の出力がフェードアウトされ、その後、ステップS6にて50Hzの正弦波出力が停止されてセルフチェックが正常に終了する。このセルフチェックテストでは、エンジン回転数Neを認識しているか、、マイクロフォン30が正常か(ステップS4:なお、正常であれば、50[Hz]の相殺音が相殺される。)の他、スピーカ24、その他の接続線(ワイヤ)等の状態をテストすることができる。
ステップS4においてマイクロフォン27が正常でないと判別されたとき、ステップS6にて50Hzの正弦波出力が停止されてセルフチェックが終了する(この場合、セルフチェックによりANC回路部16が異常であると判定される)。
なお、ステップS1において、エンジン回転数Neが400rpm以下でなかった場合にもセルフチェックが終了する(この場合、セルフチェックによりANC回路部16が異常であると判定される。)。
なお、正常終了以外の終了である場合には、警告等を発するようにすることもできる。
このように、電源制御回路部18は、エンジン回転数Neがゼロ値であってANC回路部16が通電停止状態にあるときに、ANC回路部16を強制的に作動状態にする強制ON信号を出力する状態となったとき、増幅器22へ電気を供給するとともに増幅器22を一定時間ミュート状態とし、そのミュート状態の間にANC回路部16を通電状態にし、その後、ANC回路部16による能動騒音制御のセルフチェックテストを行った後、増幅器22への電気の供給を停止状態にした後、ANC回路部16への通電を停止しているので、エンジン回転数Neがゼロ値であっても、ANC回路部16を含めた能動騒音制御のセルフチェックテストを行うことができ、その際にも、ボツ音の発生を回避することができる。
このように上述した実施形態によれば、ANC回路部16とオーディオ回路部14とが統合された車載用能動音響制御装置10において、バッテリ40の電力消費の確実かつ的確な節減、並びにANC回路部16を含む能動騒音制御の的確な作動・非作動の制御を行うことができる。
なお、この発明は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係る車載用能動音響制御装置の構成を示すブロック図である。 図1例の車載用能動音響制御装置が車両に搭載された状態を示す一部省略模式図である。 図1例の車載用能動音響制御装置中、相殺音信号を出力するANC回路部の構成例を示すブロック図である。 電源制御回路部の動作説明に供されるタイミングチャートである。 キーをACC位置で放置した状態等での電源制御回路部の動作説明に供されるタイミングチャートである。 従来技術に係るボツ音発生の状態を示すタイミングチャートである。 この発明の他の実施形態に係るエンジン停止時におけるディーラ等での車載用能動音響制御装置のセルフチェックモードのタイミングチャートである。 セルフチェックモードのフローチャートである。
符号の説明
10…車載用能動音響制御装置 14…オーディオ回路部
16…ANC回路部 18…電源制御回路部
22…増幅器 40…バッテリ
54…オーディオスイッチ

Claims (3)

  1. オーディオ回路から出力されるオーディオ信号と、能動騒音制御回路から出力される相殺音信号との合成信号を、増幅器を介してスピーカに供給する車載用能動音響制御装置において、
    電源制御手段を備え、該電源制御手段は、
    エンジン回転数がゼロ値となったことを検出したときに、前記オーディオ回路のオンオフを切り替えるオーディオスイッチのオンオフ状態を検出し、オフ状態であれば前記増幅器を通電停止状態にした後、前記能動騒音制御回路を通電停止状態とし、
    その後、前記エンジンが回転を開始したことを検出したとき、前記増幅器を通電状態にするとともに前記増幅器を一定時間ミュート状態とし、そのミュート状態の間に前記能動騒音制御回路を通電状態にする
    ことを特徴とする車載用能動音響制御装置。
  2. 請求項1記載の車載用能動音響制御装置において、
    前記電源制御手段は、
    前記オーディオスイッチのオンオフ状態の検出は、前記エンジン回転数がゼロ値となったことを検出したとき、一定時間経過後に行う
    ことを特徴とする車載用能動音響制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の車載用能動音響制御装置において、
    前記電源制御手段は、
    前記エンジン回転数がゼロ値であって前記能動騒音制御回路が通電停止状態にあるときに、前記能動騒音制御回路を強制的に作動状態にする強制オン信号を検出したとき、前記増幅器を通電状態にするとともに前記増幅器を一定時間ミュート状態とし、そのミュート状態の間に前記能動騒音制御回路を通電状態にし、その後、前記能動騒音制御回路にセルフチェックテストを行わせた後、前記増幅器を通電停止状態にし、その後、前記能動騒音制御回路を通電停止状態とする
    ことを特徴とする車載用能動音響制御装置。
JP2007061310A 2007-03-12 2007-03-12 車載用能動音響制御装置 Expired - Fee Related JP4847371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061310A JP4847371B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 車載用能動音響制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061310A JP4847371B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 車載用能動音響制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008221962A JP2008221962A (ja) 2008-09-25
JP4847371B2 true JP4847371B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39841075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007061310A Expired - Fee Related JP4847371B2 (ja) 2007-03-12 2007-03-12 車載用能動音響制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847371B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021165004A1 (de) * 2020-02-19 2021-08-26 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und steuereinheit zum betrieb einer geräuschunterdrückungseinheit eines fahrzeugs

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100057021A1 (en) 2008-08-29 2010-03-04 Kohzo Ishikura Subcutaneous infusion device
JP5245791B2 (ja) * 2008-12-12 2013-07-24 日産自動車株式会社 自己診断機能付騒音振動制御装置
JP7298520B2 (ja) * 2020-03-10 2023-06-27 トヨタ自動車株式会社 降車支援装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3280434B2 (ja) * 1992-10-19 2002-05-13 マツダ株式会社 車両用振動制御装置
JP3280462B2 (ja) * 1993-03-26 2002-05-13 マツダ株式会社 車両用振動制御装置
JPH06318085A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Fujitsu Ten Ltd 騒音制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021165004A1 (de) * 2020-02-19 2021-08-26 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren und steuereinheit zum betrieb einer geräuschunterdrückungseinheit eines fahrzeugs

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008221962A (ja) 2008-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4513810B2 (ja) 能動騒音低減装置
JP5026536B2 (ja) 能動型音響制御装置
JP2001056693A (ja) 騒音低減装置
JP4847371B2 (ja) 車載用能動音響制御装置
JP5474750B2 (ja) 能動型音響制御システム及びプログラム
JP3200367B2 (ja) エンジン用アクティブマウント付き車両
JP2003216163A (ja) 騒音制御装置
JP2008213754A (ja) 車両用能動型音響制御システム
JPH09288489A (ja) 車室内騒音低減装置
JPH09218687A (ja) 消音装置
JP3540334B2 (ja) 車室、客室内の消音装置
JPWO2012066685A1 (ja) 音響装置及び出力音制御方法
JP3796869B2 (ja) 能動型騒音低減装置及び騒音低減方法
JP2003027916A (ja) 能動騒音低減装置
JPH0573074A (ja) 能動型騒音制御装置
JP2003154905A (ja) 自動車用電源供給制御装置
JP2005010240A (ja) 能動型振動騒音制御装置
JP2014232160A (ja) 能動騒音制御装置
JP2002041073A (ja) 音声認識装置
JP2011148332A (ja) 能動型振動騒音制御システム
JP2000151314A (ja) オーディオ装置
JP2022108195A (ja) 能動騒音低減装置、移動体装置、及び、能動騒音低減方法
JP3104972B2 (ja) 車両のこもり音低減装置
JP2989628B2 (ja) 音場再生装置
JP2567536Y2 (ja) 車室内騒音の低減装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees