JP4846094B2 - リフター圧測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶胴と缶蓋の巻締を行う際に缶胴と缶蓋に加わるリフター圧を測定するリフター圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、缶胴と缶蓋との巻締は、缶胴と缶蓋とをリフタープレートとーミングチャックとにより挟持し、さらに所定の巻締長さだけ押し縮めてリフター圧と呼ばれる所定の圧力を加えながら保持し、シーミングロールで二重巻締することによって行われる。ここで、この時のリフター圧は、リフタープレートを支持しているリフタースプリングを前記巻締長さだけクッションさせたときの圧力によって規定される。リフター圧が適正でないと、巻締不良発生の原因になるので、リフター圧は常に適正値に設定されていることが要求される。このため、通常リフター圧を測定しながらリフター圧を調整する作業が行われる。
【0003】
このリフター圧を測定するために、例えば図6に示すような測定装置本体100と、測定装置本体100に加わる圧力の値を示す表示部200とから概略構成されるリフター圧測定装置が用いられている。測定装置本体100は、ゲージ本体110と、このゲージ本体110に対して回転自在、かつ、回転とともにゲージ本体110から離間されるように取付けられた荷重受皿120とを備えている。
【0004】
リフター圧の測定方法の一例を図6を用いながら説明すると以下のようになる。まず、リフタープレートP上にスペーサーS等を介在させてゲージ本体110を載置する。次に、工具Kを用いて荷重受皿120をゲージ本体110に対して回転させ、ゲージ本体110と荷重受皿120とを離間させるようにして測定装置本体100を伸長させ、荷重受皿120をチャックアダプタUを介してシーミングチャックT側に押し当てる。最初に測定装置本体100をリフタープレートPとシーミングチャックTとの間に載置する段階では、測定装置100に圧力は働かないが、測定装置本体100が伸長され、測定装置本体100がリフタープレートPとシーミングチャックTとの間でしっかり挟持され、さらにそれ以上に伸長されようとすると、測定装置本体100に圧力が加わり始める。零点となる圧力は、5〜10N程度であるが、この段階で、表示部200に値が示され始める。このときの測定装置本体100の長さを測定開始長さとし、さらに荷重受皿120を所定の角度(以後、測定角度と称する)回転させて、測定装置本体100を巻締長さだけ伸長させる。これにより、リフタープレートを支持しているリフタースプリングRが巻締長さだけクッションされてリフター圧が測定装置本体100に加わり、この時の圧力の値がリフター圧として表示部200に表示される。
【0005】
ここで、荷重受皿120は、略円筒状に形成されており、その外周には、等間隔に目盛り130が設けられている。他方ゲージ本体110の方には、この目盛りを読み取る位置を表示する読み取り手段としての表示片140が設けられている。荷重受皿110を測定角度だけ回転させるには、この目盛りを読み取りながら荷重受皿110がどれだけ回転したかを割り出し、必要な測定角度だけ荷重受皿110を回転させた時点で回転を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のリフター圧測定装置にあっては、荷重受皿の回転角を割り出す目盛りには、例えば、荷重受け皿の外周に、一周に渡って単に単調に増加する数値が付されているにずぎない。このため、荷重受皿を測定角度だけ回転させるには、例えば、測定開始時の表示片に示された目盛りの数値と、目下指し示されている目盛りの数値との差から回転角を割り出さなければならない。これが、リフター圧を調整する際に作業効率を悪化させている一つの要因であった。
また、荷重受皿の測定開始の回転位置を知るには、常に表示部に示される値に注目し、荷重受皿を回転しながら、どの時点で測定装置本体がリフタープレートとシーミングチャックとの間に挟持され測定装置本体に圧力が加わり始めるかに注意を払わなければならない。これは、荷重受皿を回転させる作業に集中している際に、同時に表示部にも注意を払わねばならない状況を意味しており、リフター圧を調整する際に作業効率を悪化させているさらに他の要因となっていた。この問題は、図6に示されるリフター圧測定装置のように測定装置本体と表示部とが別体に設けられている場合には特に顕著であった。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、例えば、読み取った目盛りの数値の差を算出することなく、測定装置本体の巻締長さの伸長に必要な荷重受皿の測定角度の回転をいち早く割り出すことができ、リフター圧を効率よく測定することの出来るリフター圧測定装置を提供することにある。
また、他の目的としては、荷重受皿を回転させる際、表示部に示される値に注目することなく、測定装置本体に圧力が加わり始める測定開始位置をいち早く確認することができ、リフター圧を効率よく測定することの出来るリフター圧測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、缶胴と缶蓋とを挟持状態で押し縮めてリフター圧を加えるリフタープレートとシーミングチャックとの間に測定装置本体が介在され、前記測定装置本体が、前記リフタープレートと前記シーミングチャックとを押し広げる方向に伸長して前記リフター圧を測定するよう構成されたリフター圧測定装置であって、回転体を有し、前記回転体の所定の測定角度の回転により前記測定装置本体が伸長するよう設けられ、前記回転体の前記測定角度の回転を表示する測定角度表示手段が設けられており、前記測定角度が前記回転体の一回転を等分した角度となるように構成され、前記測定装置本体が、前記リフタープレートと前記シーミングチャックとの間を押し広げるように離間自在に設けられたゲージ本体と、略円筒形状の荷重受皿とを有し、前記荷重受皿が前記回転体とされ、前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する回転により前記荷重受皿と前記ゲージ本体とが離間して前記測定装置本体が伸長するよう設けられ、前記測定角度表示手段が、前記荷重受皿もしくは前記ゲージ本体のいずれか一方もしくは双方に、前記荷重受け皿の円周方向に沿って前記測定角度毎に周期的に数値が付された目盛りと、前記目盛りの読み取り手段とから構成され、前記荷重受皿と前記ゲージ本体との間に、前記荷重受皿と前記ゲージ本体のいずれか一方に固定され、かつ、他方に螺合されたネジが設けられ、前記測定角度が前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する一回転を等分した角度となるように前記ネジのピッチが形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、回転体の測定角度の回転により、測定装置本体が巻締長さ伸長するよう構成され、測定角度表示手段が回転体の測定角度の回転を表示する。例えば、測定角度表示手段として、回転体にその円周方向に測定角度毎に周期的に目盛りを設け、装置本体にその目盛りを読み取る読み取り手段として、例えば目盛り、あるいは表示片等といった基準位置を設け、測定開始の目盛り位置から、測定角度隔てて設けられた目盛り位置まで回転体を回転させると、自動的に回転体の測定角度の回転が得られる。こうして、回転体の測定角度の回転をいち早く割り出すことができる。
【0010】
本発明においては、前記測定角度が前記回転体の一回転を等分した角度となるように構成されている。
【0011】
このような構成としたことにより、回転体をどの位置から回転させても測定角度を割り出すことができる。例えば、測定角度表示手段として、回転体の円周方向に測定角度毎に周期的に目盛りを設ける場合、回転体の一周の全てに目盛りが設けられ、全周に渡って測定ができる。
【0012】
本発明においては、前記測定装置本体が、前記リフタープレートと前記シーミングチャックとの間を押し広げるように離間自在に設けられたゲージ本体と、略円筒形状の荷重受皿とを有し、前記荷重受皿が前記回転体とされ、前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する回転により前記荷重受皿と前記ゲージ本体とが離間して前記測定装置本体が伸長するよう設けられ、前記測定角度表示手段が、前記荷重受皿もしくは前記ゲージ本体のいずれか一方もしくは双方に、前記荷重受け皿の円周方向に沿って前記測定角度毎に周期的に数値が付された目盛りと、前記目盛りの読み取り手段とから構成されている。
【0013】
本発明においては、荷重受皿の測定角度の回転により、測定装置本体が巻締長さ伸長するよう構成され、測定角度表示手段として、荷重受皿もしくはゲージ本体いずれか一方もしくは双方に、荷重受皿の円周方向に沿って測定角度毎に周期的に単調に増加する数値が付された目盛りが設けられ、他方にその目盛りを読み取る読み取り手段が設けられる。荷重受皿の測定開始位置で読み取った目盛りの数値と同じ数値が得られるようにして荷重受皿を回転させると、自動的に荷重受皿の測定角度の回転及び測定装置本体の巻締長さの伸長が得られる。こうして、回転体の測定角度の回転をいち早く割り出すことができる。
【0014】
本発明においては、前記荷重受皿と前記ゲージ本体との間に、前記荷重受皿と前記ゲージ本体のいずれか一方に固定され、かつ、他方に螺合されたネジが設けられ、前記測定角度が前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する一回転を等分した角度となるように前記ネジのピッチが形成されている。
【0015】
このような構成としたことにより、ネジのピッチを調整することによって測定角度が荷重受皿の一回転を等分した角度に相当するようにできる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリフター圧測定装置であって、前記測定装置本体には、前記測定装置本体が前記測定開始長さまで伸長し、前記測定装置本体に圧力が加わり始めると点灯する零点表示ランプが設けられていることを特徴とする。
【0017】
本発明においては、リフタープレートとシーミングチャックとの間で測定装置本体を伸長して測定装置本体に圧力が加わり始める測定開始長さとなると、零点表示ランプが点灯して測定開始を容易に確認することができる。ここで、この零点表示ランプが点灯する測定開始の零点の圧力は、例えば、5〜10N程度の圧力とされる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるリフター圧測定装置を図面に基づき説明する。
図1〜図3に、本発明に係るリフター圧測定装置の実施形態の一例を示す。図において、リフター圧測定装置Aは、ここでは図示されないリフタープレートとシーミングチャックとの間に挿入される測定装置本体10と、測定装置本体10に加わる圧力の値を示す表示部20とから概略構成されている。
そして、測定装置本体10は、ゲージ本体11と、このゲージ本体11に対して回転自在、かつ、回転とともにゲージ本体11から離間されるように取付けられた荷重受皿12(回転体)とを備えている。すなわち、ゲージ本体11と荷重受皿12との間に、例えば、荷重受皿12に固定され、かつ、ゲージ本体11に螺合されたネジ12aが設けられており、荷重受皿12を回転させると荷重受皿12がゲージ本体11から離間する、すなわち、測定装置本体11の長さが伸長するように構成されている。ここで、ネジ12aのピッチは、リフター圧の測定に必要な巻締長さを得るための荷重受皿12の測定角度が荷重受皿12のゲージ本体11に対する一回転を二等分した180°の角度となるように形成されている。
【0019】
荷重受皿12は、略円筒形状に形成されており、その外周に、円周方向に沿って、図3に示すような目盛り13が設けられている。この目盛り13は、本実施例では測定角度が180°とされ、荷重受皿12を半回転させると巻締長さが得られることに対応して、180°毎、すなわち、半周毎に周期的に同じ数値が繰り返されるよう付されている。
また、荷重受皿12の外周には、荷重受皿12を回転させるための工具が差し込まれる穴12b,12b・・・が円周方向に等間隔に設けられている。
【0020】
ゲージ本体11は、荷重受皿12から伝達される圧力を検出する図示されぬロードセル等を内部に備えており、さらに、荷重受皿12に表示された目盛り13の読み取り位置を指し示す表示片14(読み取り手段)が設けられている。これらの目盛り13と表示片14によって測定角度表示手段が構成されている。
また、ゲージ本体11には、測定装置本体11に圧力が加わり、荷重受皿12からゲージ本体11内のロードセルに圧力が伝えられると点灯する零点表示ランプ15が設けられている。ここで、零点表示ランプ15が点灯する測定開始の零点の圧力は、例えば、5〜10N程度の圧力とされている。
【0021】
上述の構成を備えたリフター圧測定装置Aにより、以下のようにしてリフター圧が測定される。
リフタープレート上にスペーサー等を介在させてゲージ本体11を載置し、工具を用いて荷重受皿12をゲージ本体11に対して回転させ、ゲージ本体11と荷重受皿12とを離間させるようにして測定装置本体10を伸長させ、荷重受皿12をチャックアダプタを介してシーミングチャック側に押し当てる。
最初に測定装置本体10をリフタープレートとシーミングチャックとの間に挿入する段階では測定装置10に圧力は働かないが、測定装置本体10が伸長され、測定装置本体10がリフタープレートとシーミングチャックとの間にしっかり挟持され、さらにそれ以上に伸長されようとすると、測定装置本体10に圧力が加わり始める。この圧力が5〜10N程度のある圧力値に達すると、この段階で、表示部20に値が示され始める。測定装置本体10が斯かる測定開始長さになると、ゲージ本体11、すなわち、測定装置本体10に設けられた零点表示ランプ15が直ちに点灯し、作業者は表示部20を注視することなくいち早く測定開始長さが得られたことを確認する。この時、表示片14によって示されている目盛り13の数値を確認し、同じ数値が表示片14によって示されるまで荷重受皿12をさらに回転する。本実施例の場合には、荷重受皿12を半周回転すると同じ値が得られる。この操作により、荷重受皿12が測定角度回転され、測定装置本体10が巻締長さ伸長される。このように、周期的に番号付けられ数値が付された目盛り13とこの目盛りの数値を読む基準位置を定め、指し示された数値を読み取る表示片14とが協働して測定角度表示手段を構成している。
かくして、リフタープレートを支持しているリフタースプリングが巻締長さだけクッションされてリフター圧が測定装置本体10に加わり、この圧力の値が表示部20に表示される。
【0022】
上述のような本実施の形態によれば、表示部20に示される値に注目することなく、測定装置本体10に圧力が加わり始める測定開始位置をいち早く確認することができ、また、測定装置本体10の巻締長さの伸長に必要な荷重受皿12の測定角度の回転をいち早く割り出すことができ、リフター圧を効率よく測定することができる。加えて、荷重受皿12の一回転を二等分した角度180°の回転が測定角度になるよう構成されているので、目盛り13の数値が半周毎に連続して付されるものになり、全周に渡って測定を行うことができる。これが仮に、170°毎であったとすると、340°まで170°毎に目盛りを設けることになり、一回転に相当する360°まで20°程の測定不能な領域が生じてしまう。こうして、荷重受皿12の一回転を等分した角度を測定角度に選ぶことにより、荷重受皿12をどの位置から回転させても測定角度を割り出すことが出来る。
【0023】
なお、上記の実施例では、測定装置本体10と表示部20とを別体として設ける構成としたが、図4〜図5に示すように、これらを一体に設ける構成としてもよい。
また、荷重受皿12を半回転させると測定装置本体10が巻締長さ伸長する構成をしたが、測定角度を例えば60°毎にし、荷重受皿12を三分の一回転させると測定装置本体10が巻締長さ伸長される構成にしてもよい。要は、荷重受皿12の一回転を等分するような角度であれば、測定角度は、例えば、45°、30°等でも構わないことは言うまでもない。
さらに、目盛り13をゲージ本体11に設け、表示片14を荷重受皿12に設ける構成も可能であり、あるいは、双方に目盛りを付するものであってもよい。
加えて、荷重受皿12を回転させる代わりに、ゲージ本体11に回転体を設け、この回転体の回転によって測定装置本体10が伸長するような構成とし、回転体に測定角度毎に周期的に目盛りを設けるようにしてもよい。
あるいは、目盛りを用いず、測定開始からの荷重受皿12の回転角を可変抵抗等を用いて電気抵抗値等に変換し、測定角度が得られた段階で自動的に電気的手段を用いて表示させるような機能を測定角度表示手段としても構わない。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、リフター圧測定装置が回転体を有し、回転体の所定の測定角度の回転により測定装置本体が伸長するよう設けられ、回転体の測定角度の回転を示す測定角度表示手段が設けられているので、回転体の測定角度の回転をいち早く割り出し、リフター圧を効率よく測定することができる。
【0025】
また、測定角度が回転体の一回転を等分した角度となるように構成されているので、回転体をどの位置から回転させても測定角度を割り出し、リフター圧を効率よく測定することができる。
【0026】
また、荷重受皿のゲージ本体に対する回転により測定装置本体が伸長するよう設けられ、測定角度表示手段が、荷重受皿とゲージ本体のいずれか一方もしくは双方に荷重受皿の円周方向に沿って測定角度毎に周期的に数値が付された目盛りと、この目盛りの読み取り手段とから構成されているので、荷重受皿の測定開始位置で読み取った目盛りの数値と同じ値が得られるようにして荷重受皿を回転させると、自動的に荷重受皿の測定角度の回転及び測定装置本体の巻締長さの伸長が得られる。こうして、回転体の測定角度の回転をいち早く割り出し、リフター圧を効率よく測定することができる。
【0027】
また、荷重受皿とゲージ本体とのいずれか一方に固定され、かつ、他方に螺合されたネジが設けられ、このネジのピッチを調整することによって測定角度が荷重受皿の一回転を等分した角度に相当するようにでき、回転体をどの位置から回転させても測定角度を割り出し、リフター圧を効率よく測定することができる。
【0028】
また、請求項2に記載の発明によれば、測定装置本体には、測定装置本体が測定開始長さまで伸長し、測定装置本体に圧力が加わり始めると点灯する零点表示ランプが設けられているので、測定開始を容易に確認することができ、リフター圧を効率よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第一の実施の形態を示す図であって、リフター圧測定装置の一例を示す正面図である。
【図2】 本発明に係る第一の実施の形態を示す図であって、測定装置本体の側面図である。
【図3】 荷重受皿に設けられた目盛りの部分を拡大して示す図である。
【図4】 本発明に係る第二の実施の形態を示す図であって、リフター圧測定装置の他の一例を示す正面図である。
【図5】 本発明に係る第二の実施の形態を示す図であって、リフター圧測定装置の他の一例を示す側面図である。
【図6】 従来のリフター圧測定装置を用いたリフター圧の測定の様子を示す図である。
【符号の説明】
A・・・リフター圧測定装置
P ・・・リフタープレート
T ・・・シーミングチャック
10・・・測定装置本体
11・・・ゲージ本体
12・・・荷重受皿(回転体)
12a ・・・ネジ
13・・・目盛り
14・・・表示片(読み取り手段)
15・・・零点表示ランプ
20・・・表示部
Claims (2)
- 缶胴と缶蓋とを挟持状態で押し縮めてリフター圧を加えるリフタープレートとシーミングチャックとの間に測定装置本体が介在され、前記測定装置本体が、前記リフタープレートと前記シーミングチャックとを押し広げる方向に伸長して前記リフター圧を測定するよう構成されたリフター圧測定装置であって、
回転体を有し、前記回転体の所定の測定角度の回転により前記測定装置本体が伸長するよう設けられ、前記回転体の前記測定角度の回転を表示する測定角度表示手段が設けられており、
前記測定角度が前記回転体の一回転を等分した角度となるように構成され、
前記測定装置本体が、前記リフタープレートと前記シーミングチャックとの間を押し広げるように離間自在に設けられたゲージ本体と、略円筒形状の荷重受皿とを有し、前記荷重受皿が前記回転体とされ、前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する回転により前記荷重受皿と前記ゲージ本体とが離間して前記測定装置本体が伸長するよう設けられ、前記測定角度表示手段が、前記荷重受皿もしくは前記ゲージ本体のいずれか一方もしくは双方に、前記荷重受け皿の円周方向に沿って前記測定角度毎に周期的に数値が付された目盛りと、前記目盛りの読み取り手段とから構成され、
前記荷重受皿と前記ゲージ本体との間に、前記荷重受皿と前記ゲージ本体のいずれか一方に固定され、かつ、他方に螺合されたネジが設けられ、前記測定角度が前記荷重受皿の前記ゲージ本体に対する一回転を等分した角度となるように前記ネジのピッチが形成されていることを特徴とするリフター圧測定装置。 - 請求項1に記載のリフター圧測定装置であって、
前記測定装置本体には、前記測定装置本体が前記測定開始長さまで伸長し、前記測定装置本体に圧力が加わり始めると点灯する零点表示ランプが設けられていることを特徴とするリフター圧測定装置。
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