JP4846079B2

JP4846079B2 - Oral composition

Info

Publication number: JP4846079B2
Application number: JP20579899A
Authority: JP
Inventors: 眞次杉山; 貴裕中川
Original assignee: Nippon Zettoc Co Ltd
Current assignee: Nippon Zettoc Co Ltd
Priority date: 1999-07-21
Filing date: 1999-07-21
Publication date: 2011-12-28
Anticipated expiration: 2019-07-21
Also published as: JP2001031542A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温保存並びに長期間保存において研磨剤の分散性を安定に維持し得る液体歯磨に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、口腔用組成物には、練歯磨、粉歯磨、液状歯磨、液体歯磨などの種々形状が用いられている。その中でも特に、液体歯磨は、口腔疾患の予防や治療のために有効成分を口中の隅々に行き渡らせ、その効果を充分に発揮できるものである。しかしながら、液体歯磨は、歯垢・歯石の刷掃力が極めて低いという問題点がある。
そこで、歯垢除去能を有するプロテアーゼなどを含有した口腔用組成物（特開平２−２９５９１５号公報）なども提案されている。しかしながら、これに類する液体歯磨は、練歯磨などに比べて、配合される香味剤や発泡剤、さらには基剤による苦味、異臭、刺激が敏感に感じられ易く、このことが含嗽時間を短くしてしまい、歯垢・歯石を除去する十分な効果が得られるまでに至らない。
また、練歯磨に比べて粘度の低い液状歯磨に研磨剤を配合したものも提案されている（特開平８−３３７５１７号公報、特開平１０−２７９７７１６号公報）。しかしながら、液状歯磨は、歯ブラシに乗せるなどの使用性に問題があり、また剤型を維持するための粘結剤や増粘剤により配合成分が制約されてしまうこと、さらに何よりも液体歯磨より口中分散性が低いことが挙げられる。
【０００３】
これらのことから、口腔疾患の予防や治療のために有効成分を口中の隅々に行き渡らせ、その効果を十分に発揮でき、且つ歯垢・歯石除去能を有する研磨剤を配合する液体歯磨の開発が望まれていた。
また，通常の液体歯磨に研磨剤を配合すると相分離が生じ、品質的に問題があるため、液体歯磨組成物に分散剤・粘結剤として水溶性高分子のキサンタンガム、カラギーナン、カルボキシセルロースナトリウム等を配合することが提案されているが（特開平８−３３７５１８号公報，特開平１０−１６７９４０号公報）、十分満足できるものでなかった。
また、その分散剤としているキサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、カルボキシセルロースナトリウム等は、耐塩不足により経時的な分離や状態の悪化を生じてしまい、さらに対イオンとなる薬用成分や殺菌剤などの配合成分と反応し失活させることや不溶性の沈殿物を生じることから、配合成分が制約される問題があった．
従来の液体歯磨の多くは、湿潤剤・香味剤・可溶化剤・甘味剤・嬌味剤などが配合される複合の系であり、ここへ安易に研磨剤を配合すると研磨剤の沈降及び凝集が起こり、製品としての使用的、効果的な悪さが認められる。
そこで、液体歯磨による歯垢・歯石の刷掃力を確保するためには、研磨剤の分散性を安定に維持し得ることが望まれる。また、研磨剤を配合することにより生じる粉っぽさ感を抑制し、使用感に優れた液体歯磨が望まれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、研磨剤の分散性を安定に維持し得る液体歯磨を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、粒子径が０．１〜２０．０μｍの範囲にある研磨剤を組成物全体の０．１〜４０．０重量％含有させるとともに、ＨＬＢが１１以上の酸化エチレン系非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも１種を組成物全体の０．０１〜２０．０重量％含有することで、研磨剤の分散性が良好で且つ使用感に優れた液体口腔用組成物が得られることを知見した。
従って、本発明は、粒子径が０．１〜２０．０μｍの範囲にある研磨剤を組成物の全重量に基づいて０．１〜４０．０重量％、及びＨＬＢが１１以上の酸化エチレン系非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも１種を組成物の全重量に基づいて０．０１〜２０．０重量％含有することを特徴とする液体口腔用組成物に関する。
また、本発明の好ましい実施態様として、さらに、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩及びスルホン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも１種のアニオン界面活性剤を組成物の全重量に基づいて０．０１〜１．０重量％含有する上記液体口腔用組成物が挙げられる。
【０００６】
また、本発明の好ましい実施様態として、さらに、酸化エチレン系非イオン界面活性剤がポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルからなる群の１種又は２種以上を含有する上記液体口腔用組成物に関する。
また、この特定成分を使用することにより、苦味や異臭を感じることもなく、そして口腔粘膜刺激が低いことから、長時間の含嗽が可能で、さらには研磨剤の粉っぽさ感をも相乗的に改善する優れた効果が得られることを見出した。
また、本発明につき更に記述すると、本発明の組成物は、泡状吐出容器を用いた場合、研磨剤の粉っぽさ感を大幅に低減し，使用感を向上し得るものである。
これらは、泡状吐出容器の多孔質膜のメッシュを調節したり、配合成分を適宣選択することで調節できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明の液体口腔用組成物に使用する研磨剤は、粒子径が０．１〜２０．０μmの範囲にあるハイドロキシアパタイト（HAPと略す）、第３リン酸カルシウム（ＴＣＰと略す）、リン酸カルシウム、第２リン酸カルシウム・２水和物及び無水物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第３リン酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、無水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化チタン、ゼオライト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられ、これらの１種又は２種以上を組み合わせて使用することができる。
さらに好ましい粒子径範囲は、０．５〜１５．０μmであり、粒子径が２０．０μmより大きい場合は、研磨剤の粉っぽさ・ザラツキ感を生じる使用性に問題があり、また研磨剤の分散安定化が得られないことがあり、粒子径が０．１μmより小さい場合は、組成物の刷掃性・機能性が低下する可能性がある。
本発明の液体口腔用組成物における研磨剤の含有量は、組成物の全重量に基づいて、０．１〜４０．０重量％であって、さらに好ましくは０．１〜２０．０重量％であり、０．１未満では研磨剤の分散安定化が得られないことことがあり、４０．０重量％より多いと苦味・刺激を生じ使用性に問題がある。
【０００８】
本発明の液体口腔用組成物に配合するＨＬＢが１１以上の酸化エチレン系非イオン界面活性剤としてはとしては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（ＰＯＥ硬化ヒマシ油と略す）、ポリオキシエチレンアルキルエーテル（ＰＯＥアルキルエーテルと略す）、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル（ＰＯＥ・ＰＯＰアルキルエーテルと略す）、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルなどが挙げられる。
更に好ましくは、ＰＯＥ硬化ヒマシ油、ＰＯＥアルキルエーテル、ＰＯＥ・ＰＯＰアルキルエーテルが好適に用いられる。
さらに具体的には、ＰＯＥ（３０）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（４０）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（６０）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（８０）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（１００）硬化ヒマシ油、ＰＯＥ（４．２〜２５）ラウリルエーテル、ＰＯＥ（７〜４０）セチルエーテル、ＰＯＥ（７〜４０）ステアリルエーテル、ＰＯＥ（１０〜５０）オレイルエーテル、ＰＯＥ（１５〜３０）ベヘニルエーテル、ＰＯＥ（５〜２０）合成アルキルエーテル、ＰＯＥ（７〜２０）２級アルキルエーテル、ＰＯＥ（２０）ＰＯＰ（２〜１０）セチルエーテル、ＰＯＥ（２０〜４０）ＰＯＰ（６）デシルテトラデシルエーテルなどである。
【０００９】
本発明の液体口腔用組成物に配合する両性界面活性剤としては、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられ、その中でもイミダゾリン型，アミドプロピル型及び酢酸ベタイン型などが挙げられる。
さらに具体的には、イミダゾリン型の２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アミドプロピル型のラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、及び酢酸ベタイン型のラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどを用いることができる。特に、２−アルキル（Ｃ８〜Ｃ１８）−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインが好適に用いられる。
【００１０】
本発明の液体口腔用組成物には、これらの酸化エチレン系非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる１種又は２種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの酸化エチレン系非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも１種の配合量は、液体口腔用組成物の全重量に基づいて０．０１〜２０．０重量％であり、好ましくは０．１〜１０．０重量％であり、０．０１重量％よりも少ないと研磨剤の分散安定性が得られないことがあり、２０．０重量％よりも多いと苦味・刺激を生じ使用性に問題がある。
【００１１】
本発明の液体口腔用組成物には、さらに、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩及びスルホン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも１種のアニオン界面活性剤を、組成物の全重量に基づいて０．０１〜１．０重量％含有させることができる。これによって、苦味・刺激・匂い・研磨剤の分散性などに全く影響を及ぼすことなく、適度な発泡性を有することができ、よりいっそうの使用感の向上を達成することができる。さらに具体的には、好ましくは０．０５〜１．０重量％であり、０．０１重量％よりも少ないと研磨剤の分散安定性が得られないことがあり、１．０重量％よりも多いと苦味・刺激を生じ使用性に問題がある。
【００１２】
本発明の液体口腔用組成物は、その成分として、上記の研磨剤、界面活性剤の他に、水を含み、さらに湿潤剤、香味剤、甘味剤、防腐剤、可溶化剤、pH調整剤、増粘剤、生薬抽出物、その他薬用成分や殺菌剤などの添加剤を含むことができる．
具体的に、湿潤剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、マルチトール、キシリトール、エリスリトール等の多価アルコールが挙げられる。
香味剤としては、スペアミント油、ペパーミント油、ウインターグリーン油、サッサフラス油、チョウジ油、セージ油、ユーカリ油、タイム油、アニス油、ローズマリー油、桂皮油、シソ油、レモン油及びオレンジ油等の天然香料、及びｌ−メントール、チモール、アネトール、カルボン、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、メチルアセテート、シトロネリルアセテート、シトロネロール、シネオール、ワニリン、リナロール、エチルリナロール、チモールサリチル酸メチル等の合成香料等が挙げられる。
【００１３】
甘味剤としては、サッカリン、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、アスパルテーム等が挙げられる。
防腐剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラヒドロキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
可溶化剤は、油状物質の安定化剤として用いられるものである。好ましい界面活性剤の例としては、アルキル硫酸ナトリウム、アルキルリン酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルリン酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、Ｎ−アシルザルコシン酸ナトリウム、Ｎ−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、糖アルコール脂肪酸エステル、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルベタイン類等が挙げられる。
【００１４】
pH調整剤としては、クエン酸及びその塩、リン酸及びその塩、酒石酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、マロン酸、乳酸、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸ナトリウムなどの緩衝能を有する成分が挙げられる。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、キサンタンガム、アラビアガムなどのガム類、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤、シリカゲル、ラポナイトなどの無機粘結剤等が挙げられる。
生薬抽出物としては、アルニカ、アロエ、イチョウ、ウーロン茶、ウイキョウ、オトギリソウ、オオバク、カミツレ、カモミラ、カンゾウ、クマザサ、クチナシ、ケイヒ、紅茶、シコン、シラカバ、セージ、チャ、チョウジ、トウキ、ニンジン、ノバラ、ハマメリス、ビワ葉、ブドウ種子、ムクロジ、ローズマリー、ローズヒップ、セイヨウオトギリソウ等が挙げられる。
【００１５】
その他の薬用成分や殺菌剤としては、銅クロロフィリンナトリウム、鉄クロロフィリンナトリウム、イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化デカリニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸ピリドキシン、クロルヘキシジン類、トリクロサン、アズレン、アズレンスルホン酸塩、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、エピジヒドロコレステリングリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸、イプシロンアミノカプロン酸、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素類、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム、フッ化ナトリウム、トコフェロール類、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。
【００１６】
本発明の液体口腔用組成物の調製は、常法に従って行うことができる。例えば、研磨剤と分散剤を混合した後、湿潤剤、甘味剤、香味剤などの添加剤を加えることができる。
本発明の液体口腔用組成物の使用にあたっては、含嗽を行うことでその効果を発揮できるものであり、また、歯ブラシを用いるブラッシングの併用もできる。
本発明の液体口腔用組成物は、慣用的に使用される容器、例えば液状吐出容器に収めることができる。本発明の液体口腔用組成物はまた、泡状吐出容器を用いて、ノンエアゾール型泡状液体口腔用組成物とすることもでき、これにより、研磨剤の粉っぽさ感を更に低減し、使用感を向上し得ることが判った。泡状吐出容器の多孔質膜のメッシュを調節したり、配合成分を適宣選択することで使用感を調節することができる。
【００１７】
【発明の効果】
本発明の液体口腔用組成物は、高温保存並びに長期間保存下においても、研磨剤が凝集することなく、その分散性を安定に維持し得、且つ、苦味や異臭を感じることもない。そして口腔粘膜刺激も低いことなどから、長時間の含嗽が可能である。さらには、この刺激の低減により、研磨剤の粉っぽさ感も相乗的に改善される。こうして、使用感に優れることから、十分な含嗽ができ、ひいては有効成分の作用効果を十分に発揮させることができる。
【００１８】
以下、本発明を実施例、比較例にてより詳細に説明する。本発明はこれらの記載に限定されるものではない。
【実施例及び比較例】
以下の表１に示す基本組成（単位：重量％）に、各種研磨剤、界面活性剤を配合して精製水を適量にて全量を１００重量％として、比較例１及び実施例１〜３４の液体口腔用組成物を調製した。さらに、調製した各種液体口腔用組成物について、表２に示す評価方法により、分散性、味（刺激）、匂い、発泡性、使用感（粉っぽさ）を評価し、さらに総合評価を行った。その評価基準を表３及び表４に示す。
表５〜１２に、比較例及び各実施例の液体口腔用組成物における研磨剤の種類及びその平均粒子径（μｍ）、界面活性剤の種類、配合量（重量％）、さらに評価の結果を併せて記載する。
なお、表５〜１２中に記載した界面活性剤の詳細は、表１３〜１５に記載するとおりである。
【００１９】
【表１】
基本組成(単位：重量％)

【００２０】
【表２】
評価方法

【００２１】
【表３】
評価基準

【００２２】
【表４】
評価基準（続き）

【００２３】
【表５】

HAP：ハイドロキシアパタイト
【００２４】
【表６】

【００２５】
【表７】

【００２６】
【表８】

【００２７】
【表９】

【００２８】
【表１０】

【００２９】
【表１１】

ＴＣＰ：第３リン酸カルシウム
【００３０】
【表１２】

実施例３３及び３４では、液状吐出容器及び泡状吐出容器を用いて、研磨剤の粉っぽさ感が大幅に低減され、使用感を改善し得ることが判った。
【００３１】
【表１３】
使用したアニオン界面活性剤

【００３２】
【表１４】
使用した両性界面活性剤

【００３３】
【表１５】
使用した非イオン界面活性剤

[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid dentifrice that can stably maintain the dispersibility of an abrasive during high-temperature storage and long-term storage.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various shapes such as toothpaste, powder toothpaste, liquid toothpaste, and liquid toothpaste have been used for oral compositions. Among them, liquid dentifrice is particularly capable of spreading the active ingredient to every corner of the mouth for the prevention and treatment of oral diseases and sufficiently exerting the effect. However, liquid dentifrice has a problem that the brushing power of plaque and tartar is extremely low.
In view of this, a composition for oral cavity containing a protease or the like having plaque removing ability (JP-A-2-295915) has also been proposed. However, liquid toothpastes similar to this are more susceptible to the bitterness, odor, and irritation caused by the flavoring agents and foaming agents, and even the base, compared to toothpastes, etc. Therefore, a sufficient effect for removing plaque and tartar is not obtained.
In addition, a liquid toothpaste having a lower viscosity than a toothpaste has also been proposed (Japanese Patent Laid-Open Nos. 8-337517 and 10-2777716). However, liquid toothpaste has problems in usability such as placing it on a toothbrush, and the compounding ingredients are restricted by binders and thickeners to maintain the dosage form. It is mentioned that the dispersibility is low.
[0003]
From these facts, liquid toothpaste that contains an abrasive that spreads active ingredients throughout the mouth for the prevention and treatment of oral diseases, can fully demonstrate its effects, and has plaque and calculus removal ability. Development was desired.
In addition, when an abrasive is added to a normal liquid dentifrice, phase separation occurs and there is a quality problem, so the liquid dentifrice composition has a water-soluble polymer xanthan gum, carrageenan, sodium carboxycellulose, etc. as a dispersant / binder. Is proposed (JP-A-8-337518, JP-A-10-167940), but is not satisfactory.
In addition, xanthan gum, gellan gum, carrageenan, sodium carboxycellulose, etc., as the dispersant, cause separation over time and deterioration of the state due to insufficient salt resistance, and further include compounding ingredients such as medicinal ingredients and bactericides that become counterions There was a problem that the ingredients were constrained due to reaction and deactivation and insoluble precipitates.
Many conventional liquid dentifrices are complex systems that contain wetting agents, flavoring agents, solubilizing agents, sweetening agents, and flavoring agents. Has occurred, and the use and effectiveness of the product is recognized as being bad.
Therefore, in order to ensure the plaque / tartar brushing force by liquid toothpaste, it is desired that the dispersibility of the abrasive can be stably maintained. Moreover, the liquid toothpaste which suppressed the feeling of powderiness produced by mix | blending an abrasive | polishing agent and was excellent in the usability | use_condition is desired.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to meet the above-described demand, and an object thereof is to provide a liquid dentifrice that can stably maintain the dispersibility of an abrasive.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors have contained 0.1 to 40.0% by weight of an abrasive having a particle size in the range of 0.1 to 20.0 μm. In addition, at least one selected from the group consisting of ethylene oxide nonionic surfactants and amphoteric surfactants having an HLB of 11 or more is contained in an amount of 0.01 to 20.0% by weight of the entire composition, thereby polishing. It was found that a liquid oral composition having good dispersibility of the agent and excellent usability can be obtained.
Accordingly, the present invention relates to an ethylene oxide system in which an abrasive having a particle size in the range of 0.1 to 20.0 μm is 0.1 to 40.0% by weight based on the total weight of the composition, and HLB is 11 or more. A liquid oral composition comprising 0.01 to 20.0% by weight of at least one selected from the group consisting of a nonionic surfactant and an amphoteric surfactant based on the total weight of the composition .
Further, as a preferred embodiment of the present invention, at least one anionic surfactant selected from the group consisting of alkyl sulfates, polyoxyethylene alkyl sulfates and sulfonates is further added based on the total weight of the composition. The said composition for liquid oral cavity containing 0.01 to 1.0 weight% is mentioned.
[0006]
Further, as a preferred embodiment of the present invention, the ethylene oxide nonionic surfactant further comprises one or two of the group consisting of polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether It is related with the said composition for liquid oral cavity containing a seed | species or more.
In addition, by using this specific component, there is no bitterness or off-flavor, and oral mucous membrane irritation is low, so it can be moistened for a long time, and the powdery feeling of the abrasive is also synergistic. It was found that excellent effects can be obtained.
Further describing the present invention, the composition of the present invention can greatly reduce the powdery feeling of the abrasive and improve the feeling of use when a foam-like discharge container is used.
These can be adjusted by adjusting the mesh of the porous membrane of the foam discharge container or by appropriately selecting the blending components.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The abrasive used in the composition for liquid oral cavity of the present invention has hydroxyapatite (abbreviated as HAP), tertiary calcium phosphate (abbreviated as TCP), calcium phosphate, second particle having a particle size in the range of 0.1 to 20.0 μm . Calcium phosphate dihydrate and anhydride, calcium pyrophosphate, calcium carbonate, aluminum hydroxide, alumina, magnesium carbonate, tribasic magnesium phosphate, insoluble sodium metaphosphate, anhydrous silicic acid, hydrous silicic acid, titanium oxide, zeolite, silicic acid Examples thereof include aluminum oxyacid, zirconium silicate, and synthetic resin-based abrasive, and these can be used alone or in combination.
A more preferable particle size range is 0.5 to 15.0 μm, and when the particle size is larger than 20.0 μm, there is a problem in the usability of causing the powdery and rough feeling of the abrasive, and the abrasive. If the particle size is smaller than 0.1 μm, there is a possibility that the wiping property / functionality of the composition is lowered.
Content of the abrasive | polishing agent in the liquid oral cavity composition of this invention is 0.1-40.0 weight% based on the total weight of a composition, More preferably, it is 0.1-20.0 weight% If it is less than 0.1, the dispersion of the abrasive may not be stabilized. If it is more than 40.0% by weight, bitterness and irritation occur and there is a problem in usability.
[0008]
Examples of the ethylene oxide nonionic surfactant having an HLB of 11 or more to be blended in the liquid oral composition of the present invention include polyoxyethylene hydrogenated castor oil (abbreviated as POE hydrogenated castor oil), polyoxyethylene alkyl ether ( POE alkyl ether), polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether (POE / POP alkyl ether), polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbite fatty acid ester, and the like.
More preferably, POE hydrogenated castor oil, POE alkyl ether, and POE • POP alkyl ether are suitably used.
More specifically, POE (30) hydrogenated castor oil, POE (40) hydrogenated castor oil, POE (50) hydrogenated castor oil, POE (60) hydrogenated castor oil, POE (80) hydrogenated castor oil, POE (100) Hydrogenated castor oil, POE (4.2-25) lauryl ether, POE (7-40) cetyl ether, POE (7-40) stearyl ether, POE (10-50) oleyl ether, POE (15-30) behenyl ether POE (5-20) synthetic alkyl ether, POE (7-20) secondary alkyl ether, POE (20) POP (2-10) cetyl ether, POE (20-40) POP (6) decyl tetradecyl ether, etc. It is.
[0009]
Examples of the amphoteric surfactant to be blended in the liquid oral composition of the present invention include betaine-type amphoteric surfactants, and among them, imidazoline type, amidopropyl type, and betaine acetate type.
More specifically, imidazoline type 2-alkyl-N-carboxymethyl-N-hydroxyethyl imidazolinium betaine, amidopropyl type amide propyl betaine laurate, amide propyl sulfobetaine laurate, coconut oil fatty acid amide propyl betaine And betaine acetate type lauryldimethylaminoacetate betaine can be used. In particular, 2-alkyl (C8-C18) -N-carboxymethyl-N-hydroxyethylimidazolinium betaine is preferably used.
[0010]
The liquid oral composition of the present invention can be used in combination of one or more selected from the group consisting of these ethylene oxide nonionic surfactants and amphoteric surfactants.
The blending amount of at least one selected from the group consisting of these ethylene oxide nonionic surfactants and amphoteric surfactants is 0.01 to 20.0% by weight based on the total weight of the liquid oral composition. Yes, preferably 0.1 to 10.0% by weight. If it is less than 0.01% by weight, the dispersion stability of the abrasive may not be obtained. If it is more than 20.0% by weight, bitterness and Causes irritation and usability problems.
[0011]
The liquid oral composition of the present invention further contains at least one anionic surfactant selected from the group consisting of alkyl sulfates, polyoxyethylene alkyl sulfates and sulfonates based on the total weight of the composition. 0.01 to 1.0% by weight. This makes it possible to have an appropriate foaming property without affecting the bitterness, irritation, smell, dispersibility of the polishing agent, etc., and to achieve a further improvement in the feeling of use. More specifically, it is preferably 0.05 to 1.0% by weight, and if it is less than 0.01% by weight, the dispersion stability of the abrasive may not be obtained. If it is too much, bitterness and irritation occur, and there is a problem in usability.
[0012]
The liquid oral composition of the present invention contains, as its components, water in addition to the above-mentioned abrasive and surfactant, and further includes a wetting agent, a flavoring agent, a sweetening agent, a preservative, a solubilizing agent, and a pH adjusting agent. , Thickeners, herbal extracts, and other additives such as medicinal ingredients and bactericides.
Specific examples of the wetting agent include polyhydric alcohols such as polyethylene glycol, propylene glycol, sorbitol, glycerin, maltitol, xylitol, and erythritol.
Flavoring agents include spearmint oil, peppermint oil, winter green oil, sassafras oil, clove oil, sage oil, eucalyptus oil, thyme oil, rosemary oil, cinnamon oil, perilla oil, lemon oil and orange oil Natural fragrances and synthetic fragrances such as l-menthol, thymol, anethole, carvone, eugenol, methyl salicylate, limonene, ocimene, methyl acetate, citronellyl acetate, citronellol, cineol, vanillin, linalool, ethyl linalool, methyl thymol salicylate, etc. Can be mentioned.
[0013]
Examples of sweeteners include saccharin, saccharin sodium, stevioside, aspartame and the like.
Examples of the preservative include benzoic acid, sodium benzoate, parahydroxybenzoic acid ester and the like.
The solubilizer is used as a stabilizer for oily substances. Examples of preferred surfactants include sodium alkyl sulfate, alkyl phosphate ester, sodium alkyl benzene sulfonate, alkyl phosphate ester, sodium alkyl benzene sulfonate, sodium N-acyl sarcosine, N-acyl glutamate, polyoxyethylene hydrogenated castor Oil, polyoxyethylene polyoxypropylene copolymer, polyoxyethylene polyoxypropylene fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, sugar alcohol fatty acid ester, alkyl glycosides, sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, alkyldimethylamine oxide And alkylbetaines.
[0014]
pH adjusters include citric acid and its salts, phosphoric acid and its salts, tartaric acid, ascorbic acid, malic acid, fumaric acid, succinic acid, malonic acid, lactic acid, sodium borate, sodium carbonate, sodium bicarbonate, potassium carbonate , Components having a buffering capacity, such as potassium hydrogen carbonate, ammonium carbonate, and sodium sesquicarbonate.
Examples of the binder include cellulose derivatives such as sodium carboxymethylcellulose, alkali metal alginates such as sodium alginate, gums such as xanthan gum and gum arabic, synthetic binders such as sodium polyacrylate and polyvinylpyrrolidone, silica gel, laponite and the like. Examples thereof include an inorganic binder.
Herbal extracts include arnica, aloe, ginkgo, oolong tea, fennel, hypericum, green grass, chamomile, chamomile, licorice, kumazasa, gardenia, caihi, black tea, sicon, birch, sage, tea, clove, toki, carrot, carrot, roe, Examples thereof include hamamelis, loquat leaves, grape seeds, mugwort, rosemary, rose hips, and hypericum perforatum.
[0015]
Other medicinal ingredients and fungicides include copper chlorophyllin sodium, iron chlorophyllin sodium, isopropylmethylphenol, hinokitiol, cetylpyridinium chloride, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, decalinium chloride, alkyldiaminoethylglycine hydrochloride, pyridoxine hydrochloride, chlorhexidines , Triclosan, azulene, azulene sulfonate, allantoin, allantochlorohydroxyaluminum, epidihydrocholestering lithyrrhizic acid and its salts, glycyrrhetinic acid, epsilon aminocaproic acid, dextranase, mutanase, lysozyme, amylase, protease, lytic enzymes, Sodium monofluorophosphate, potassium monofluorophosphate, sodium fluoride, tocopherols Potassium nitrate, aluminum lactate, and sodium chloride.
[0016]
The liquid oral composition of the present invention can be prepared according to a conventional method. For example, after mixing an abrasive and a dispersant, additives such as a wetting agent, a sweetening agent, and a flavoring agent can be added.
In using the composition for liquid oral cavity of the present invention, the effect can be exhibited by rinsing, and brushing using a toothbrush can be used in combination.
The liquid oral cavity composition of the present invention can be contained in a conventionally used container such as a liquid discharge container. The liquid oral composition of the present invention can also be made into a non-aerosol foam liquid oral composition using a foam discharge container, thereby further reducing the powdery feeling of the abrasive. It has been found that the feeling of use can be improved. The feeling of use can be adjusted by adjusting the mesh of the porous membrane of the foam-like discharge container or by appropriately selecting the blending components.
[0017]
【The invention's effect】
The liquid oral composition of the present invention can maintain its dispersibility stably without aggregation of the abrasive even under high temperature storage and long-term storage, and does not feel bitterness or odor. And since oral mucous membrane irritation is low, it can be moistened for a long time. Furthermore, the reduction in irritation also synergistically improves the powdery feeling of the abrasive. Thus, since it is excellent in feeling of use, it can be sufficiently moistened, and as a result, the effect of the active ingredient can be sufficiently exhibited.
[0018]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples. The present invention is not limited to these descriptions.
[Examples and Comparative Examples]
In the basic composition (unit: wt%) shown in Table 1 below, various abrasives and surfactants were blended, and purified water was used in an appropriate amount to make the total amount 100 wt%. Comparative Example 1 and Examples 1 to 34 A liquid oral composition was prepared. Further, the various liquid oral compositions prepared were evaluated for dispersibility, taste (stimulation), odor, foamability, feeling of use (powder) by the evaluation methods shown in Table 2, and further comprehensive evaluation was performed. It was. The evaluation criteria are shown in Tables 3 and 4.
Tables 5 to 12 show the types of abrasives and the average particle diameter (μm), types of surfactants, blending amounts (% by weight), and evaluation results in the liquid oral compositions of Comparative Examples and Examples. Also described.
In addition, the detail of surfactant described in Tables 5-12 is as having described in Tables 13-15.
[0019]
[Table 1]
Basic composition (unit: wt%)

[0020]
[Table 2]
Evaluation methods

[0021]
[Table 3]
Evaluation criteria

[0022]
[Table 4]
Evaluation criteria (continued)

[0023]
[Table 5]

HAP: Hydroxyapatite [0024]
[Table 6]

[0025]
[Table 7]

[0026]
[Table 8]

[0027]
[Table 9]

[0028]
[Table 10]

[0029]
[Table 11]

TCP: Tricalcium phosphate [0030]
[Table 12]

In Examples 33 and 34, it was found that using the liquid discharge container and the foam discharge container, the powdery feeling of the abrasive was significantly reduced, and the usability could be improved.
[0031]
[Table 13]
Anionic surfactant used

[0032]
[Table 14]
Amphoteric surfactant used

[0033]
[Table 15]
Nonionic surfactant used

Claims

An abrasive having an average particle size in the range of 0.1 to 20.0 μm , 0.1 to 20.0 wt% based on the total weight of the composition, and an ethylene oxide nonionic surfactant having an HLB of 11 or more And at least one selected from the group consisting of amphoteric surfactants in an amount of 0.1 to 10.0% by weight based on the total weight of the composition, and the abrasive is hydroxyapatite, tricalcium phosphate, calcium phosphate, second Calcium phosphate dihydrate and anhydride, calcium pyrophosphate, calcium carbonate, aluminum hydroxide, alumina, magnesium carbonate, tribasic magnesium phosphate, insoluble sodium metaphosphate, anhydrous silicic acid, hydrous silicic acid, titanium oxide, zeolite, silicic acid aluminum, Ri least 1 Tanedea selected from the group consisting of zirconium silicate and synthetic resin abrasives The ethylene oxide nonionic surfactant is at least one selected from polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene alkyl ether and polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, and the amphoteric surfactant is a betaine-type amphoteric interface. A liquid dentifrice composition which is an active agent and is at least one selected from an imidazoline type, an amidopropyl type and a betaine acetate type , and does not contain clay and polysaccharide gums and acrylic polymers Dentifrice composition.

The liquid dentifrice composition according to claim 1, comprising an ethylene oxide nonionic surfactant and an amphoteric surfactant.

Furthermore, 0.01 to 1.0% by weight of at least one anionic surfactant selected from the group consisting of alkyl sulfates, polyoxyethylene alkyl sulfates and sulfonates is contained based on the total weight of the composition. The liquid dentifrice composition according to claim 1 or 2.

Containing ethanol and a wetting agent, wherein the sum of ethanol and wetting agent comprises 18% by weight, based on the total weight of the composition, the wetting agent selected from propylene glycol, sorbitol, glycerin, maltitol, xylitol and erythritol; The liquid dentifrice composition of any one of Claims 1-3.

The non-aerosol liquid dentifrice composition of any one of Claims 1-4 accommodated in the foam discharge container.