JP4845216B2 - ドレン蒸発器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気電子機器収納キャビネット用の冷却装置から排出されるドレン水を蒸発させるために用いられるドレン蒸発器に関するものである。
電気電子機器収納キャビネットなどに組み込まれた冷却装置から排出されるドレン水は、キャビネット下方に排水されているが、排水が容易に行えないような場所では、ドレン蒸発器が用いられている。ドレン蒸発器としては、特許文献1に示されるように、ドレン水をヒータにより蒸発室内で蒸発させ、該蒸発室内の水分を含んだ空気を送風機により排出するものが知られている。
しかし、特許文献1のドレン蒸発器はドレンパイプを排気口の近傍に配置していたために、ドレンパイプから落下するドレン水が排気口から外部に吹き飛び、周辺を濡らすことがあった。またヒータとドレンパイプとが近接されているため、ヒータによりドレンパイプが加熱され温度上昇し、ドレンパイプに接続される塩化ビニール製のホースを溶融させるおそれがあった。
さらに、ヒータで蒸発した蒸気がドレンパイプを逆流することを防止するために、ドレンパイプにトラップを設けていたため、ドレンパイプの構造が複雑になりコスト上昇を招くという問題があった。
2004―125351号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、ドレン水が外部に飛散することがなく、ドレンパイプが過度に加熱されることがなく、ドレンパイプにトラップを設けなくても蒸気が逆流することがないドレン蒸発器を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、下部をヒータ付きのドレンタンクとした蒸発槽の片側の側壁に送風ファンを設け、対向する側壁に排気口を設けたドレン蒸発器において、ドレン水を供給するドレンパイプを前記ヒータと送風ファンとの間に配置するとともに、ドレンパイプの下端を送風ファンと排気口とを結ぶ送風域内に位置させたことを特徴とするものである。なお請求項2のように、ヒータ上方に多数のスリットを配設した沸騰水飛散防止ガードを設けることが好ましい。また請求項3のように、ドレンパイプの下端を、羽根の回転方向を時計方向としたときに、2時から7時の間の範囲内に位置させることが好ましい。
本発明のドレン蒸発器ではドレンパイプをヒータと送風ファンとの間に配置したので、ドレンパイプと排気口との距離が離れることとなり、従来のようにドレン水が排気口から外部に飛散することがない。またドレンパイプはヒータの直上にないうえ、ドレンパイプの下端を送風ファンと排気口とを結ぶ送風域内に位置させたのでドレンパイプは冷却され、従来のように過度に加熱されることがない。
しかも、送風によるベンチュリ効果によってドレンパイプの下端部分は負圧となり、ドレン蒸発器内にドレン水を導入しやすくなるとともに、蒸気の逆流も防止される。このため、従来のようにドレンパイプにトラップを設けなくとも蒸気が逆流することがない。
また請求項2のように、蒸発槽のヒータ上方に多数のスリットを配設した沸騰水飛散防止ガードを設けることにより、蒸発室のドレン水が沸騰した際にも水の飛沫が飛散することがなく、蒸気のみを通すことができる。
さらに、請求項3のように、ドレンパイプの下端を羽根の回転方向が時計方向になるように見たときに、2時から7時の間の範囲内に位置させれば、送風ファンによって生ずる旋回流の下向きの成分によって、ドレンパイプの下端部分により大きな負圧が作用することとなるので、ベンチュリ効果と相俟って、ドレン蒸発器内にドレン水をより効果的に導入できるうえに、蒸気の逆流もより的確に防止することができる。
次に、本発明の好ましい実施形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態のドレン蒸発器の斜視図、図2は断面図、図3は外観図、図4は分解斜視図である。
これらの図において、1は蒸発器の筺体であり、筺体1の内部には下部をドレンタンク2とした蒸発槽3が設けられている。蒸発槽3の片側の側壁には送風ファン30を設けてあり、対向する側壁4には排気口40が設けられている。送風ファン30は外気を吸引して蒸発槽3内に水平方向に送風し、図2に矢印で示す排気流を形成している。
ドレンタンク2の内部には、ドレン水を蒸発させるヒータ21とフロート式の水位センサ22とが配置されている。水位センサ22はドレンタンク2に貯留されたドレン水量の水位を検知し、水位が上昇したときにヒータ21をオンとしてドレン水を加熱蒸発させるものである。ヒータ21はドレンタンク2の中心よりも排気口40に近い位置に配置されている。
ヒータ21の上方には、沸騰水飛散防止ガード23が水平に配置されている。この沸騰水飛散防止ガード23には蒸気を通過させるが沸騰水の飛散を防止する多数のスリット24が透設されている。
本発明では、ドレン蒸発器にドレン水を導入するドレンパイプ5を、ヒータ21と送風ファン30との間に配置する。この実施形態では、ドレンパイプ5は送風ファン30の近傍に配置されている。このような配置によってドレンパイプ5と排気口40との距離を大きくし、ドレン水が排気口40から外部に飛散することを防止している。なお排気口40をルーバー構造としておけば、飛沫の飛散をより確実に防止することができる。
また本発明では、ドレンパイプ5の下端50を送風ファン30と排気口40とを結ぶ送風域内に位置させてある。ここで送風域とは、送風ファン30の送風口の外周と排気口40の外周とを円筒状に結んだ仮想領域を意味するものである。このような配置によってドレンパイプ5の下端50は冷却され、従来のように過度に加熱されることがないから、ドレンパイプ5に接続されたビニルホースが溶けることがない。
またドレンパイプ5の下端50では送風の流速が大きく、図2に示すような送風によるベンチュリ効果によってその部分は負圧となる。このため、吸引効果によってドレン蒸発器内にドレン水を導入し易くなる。またドレンパイプ5の下端50が負圧となるためにドレンパイプ5の内部に圧力勾配が形成され、ドレンパイプ5への蒸気の逆流も防止される。このため、従来のようにドレンパイプにトラップを設ける必要がなく、コストダウンが可能となる。
さらに、ドレンパイプ5の下端50部分を、図7に示されるように、羽根の回転方向が時計方向になるように見たときに、2時から7時の間の範囲内に位置させることが好ましい。この範囲内では送風ファン30によって生ずる旋回流が下向きの成分を有し、ドレンパイプ5の下端50の部分を下向きに吸引してより大きな負圧を作用させることができる。
なお、その他の範囲では旋回流は上向きの成分を持つため、圧力の向きは図7に示すようにドレンパイプ5の下端50に向かって空気を押し込む作用を生じる正圧領域となる。図5はドレンパイプ5の下端50を負圧領域である6時の位置に配置した例、図6は3時の位置に配置した例である。
このように構成された本発明のドレン蒸発器は、電気電子機器収納キャビネット用の冷却装置から排出されるドレン水を蒸発させるためにキャビネットの下部に設置されるもので、ドレン水はドレンパイプ5を通じてドレンタンク2内に流下し、水位が所定水位に達するとヒータ21がオンとなり、ドレン水は加熱されて蒸発し、排気流に乗って排気口40から外部に放出されることは従来品と特に変わらない。
しかし前記したとおり、本発明ではドレンパイプ5と排気口40との間には距離があり、ドレンパイプ5から落下する水滴がそのまま排気口40から外部に飛散することはなく、特に沸騰水飛散防止ガード23を設けておけば、飛散防止効果をより確実にすることができる。
またドレンパイプ5の下端50を送風ファン30と排気口40とを結ぶ送風域内に位置させ、ドレンパイプ5を冷却しているので加熱が防止され、またベンチュリ効果によってドレンパイプ5の下端50は負圧となり、ドレン蒸発器内にドレン水を導入し易くなるとともに、蒸気の逆流も防止されるから、従来のようにドレンパイプにトラップを設ける必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
さらに、ドレンパイプ5の下端50を送風流の負圧領域に配置させることにより、ベンチュリ効果と相俟って下端50に大きな負圧力を与えることができるので、ドレン水の導入は増進され、蒸気の逆流も確実に防止できることとなる。
本発明のドレン蒸発器の斜視図である。 本発明のドレン蒸発器の断面図である。 本発明のドレン蒸発器の外観図である。 本発明のドレン蒸発器の分解斜視図である。 負圧領域の上限にドレンパイプの下端を配置させた説明図である。 負圧領域の下限にドレンパイプの下端を配置させた説明図である。 送風流の負圧領域と正圧領域を示す説明図である。
符号の説明
1 筺体
2 ドレンタンク
3 蒸発槽
4 側壁
5 ドレンパイプ
21 ヒータ
22 水位センサ
23 沸騰水飛散防止ガード
24 スリット
30 送風ファン
40 排気口
50 下端

Claims (3)

  1. 下部をヒータ付きのドレンタンクとした蒸発槽の片側の側壁に送風ファンを設け、対向する側壁に排気口を設けたドレン蒸発器において、ドレン水を供給するドレンパイプを前記ヒータと送風ファンとの間に配置するとともに、ドレンパイプの下端を送風ファンと排気口とを結ぶ送風域内に位置させたことを特徴とするドレン蒸発器。
  2. ヒータ上方に、多数のスリットを配設した沸騰水飛散防止ガードを設けたことを特徴とする請求項1記載のドレン蒸発器。
  3. ドレンパイプの下端を、羽根の回転方向を時計方向としたときに、2時から7時の間の範囲内に位置させたことを特徴とする請求項1記載のドレン蒸発器。
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