JP4845201B2 - アルミニウムダイカスト合金およびこれを用いたコンプレッサ羽根車 - Google Patents
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Description
上述の過給機に使用されるタービン羽根車は、内燃機関から排出される高温の排気ガスに曝されるため、通常は耐熱強度に優れるニッケル合金やチタンアルミニウム合金等が使用される。一方、コンプレッサ羽根車は、高速回転に耐えることは要求されるものの、外気を吸気する部分で利用されるため高温に曝されることがないので、通常はアルミニウム合金等が使用され、適度な伸びを有しつつ引張強度に優れる、例えば米国材料試験協会(ASTM)規定のAl−9%Si−1.8%Cu−0.5%Mg合金である354.0(以下、A354という)が実用されている。
また、アルミニウムダイカスト合金として一般的によく知られるAl−Si−Cu系合金であるJIS−H2118規定のADC12では、例えば非特許文献1(P.309、図1.7 試験片による鉄含有量と機械的性質(ADC−12))には、Feの含有量が0.5%違うだけで13%もの引張強度の違いを生じることが開示され、Feの含有量によっては引張強度を大きく損ねてしまうことが知られている。
しかし、A354をそのままダイカストに供しようとすれば、上述したように金型のキャビティにおいて焼付現象を生じることが予測されたため、従来のA354に対して、上述した特許文献2に開示されるようにFeやMnを添加して耐焼付性を向上させることを検討した。
すなわち本発明は、質量%で、Cu:1.6〜2.0、Si:8.6〜9.4、Mg:0.4〜0.6、Ti:0.05〜0.3、Sr:0.005〜0.08、Mn:0.3〜0.8、Fe:0.2以下、残部がAlおよび不可避的不純物からなり、耐焼付性に優れているアルミニウムダイカスト合金である。
また、本発明において望ましくは、Mn:0.3〜0.5であるアルミニウムダイカスト合金である。
以下、本発明のアルミニウムダイカスト合金について、Alに対する含有成分と各成分の含有範囲の限定理由について詳細に説明する。
本発明においては、Feの含有量を一定量以下に規制した上で、Mnを0.3%〜0.8%の範囲で含有させる。Mnは、Feと同様に、ダイカスト形成に使用する金型に対する耐焼付性を向上させる効果を有する元素であり、Mnを上記範囲に規制して含有させることにより、合金の引張強度や伸びを阻害することなく金型に対する耐焼付性を向上させることができる。そして、従来のA354と同様に実用に適うアルミニウムダイカスト合金となる。望ましくは、Mnを0.3%〜0.5%とする。
なお、従来のA354では、Mnは、伸びや引張強度を劣化させる元素であるとして、0.1%以下に規制されて実用されていた。しかしながら、Mnが0.3%未満では、ダイカストに適用した場合に金型の焼付現象を防止することができない。一方、Mnが0.8%を超えると伸びや引張強度が劣化してしまう。特に伸びの劣化は顕著に現れ、脆化しやすくなる。こうなると、例えばコンプレッサ羽根車用途等では致命的である。
本発明において、Feの含有量は0.2%以下に規制する。Feは、Mnと同様に、ダイカスト形成に使用する金型に対する耐焼付性を向上させる効果を有する元素であり、その効果はMnよりも大きいと考えられている。しかしながら、上述した通りFeは、金型を用いるダイカストではMnと比べて混入しやすい元素であり、このために耐焼付性を確保する上では、Mnに依るよりも含有量の制御性がかなり劣る元素でもある。
また、従来のA354では、FeはMnと同様に、合金の伸びや引張強度を劣化させる元素であるとして、0.2%以下に規制されて実用されていた。これは、FeがSiとの間で金属間化合物を生成しやすく、Feの含有量が多くなると共晶Siの球状化が阻害されて伸びが劣化してしまうことによる。また、上述した通りFeは、合金の引張強度に対して鋭敏に影響しやすい元素であり、安定した機械特性を有する合金を量産するためには、Feの含有量をできるだけ低く規制しておくことが望ましい。
よって、本発明においては、Feの含有量を0.2%以下に規制することとした。これにより、合金の機械特性をより安定させるとともに、合金に含有可能なMn量を増量させることができる。なお、Feの含有量は限りなく低く抑えることが望ましい。それでもFeを低く抑えることは難しいため、本発明におけるFeは0.15%以上でもよい。
Cu:1.6〜2.0(質量%)
本発明においては、Cuを1.6%〜2.0%の範囲で含有させる。これにより、伸びを阻害することなく十分な引張強度を得ることができる。なお、Cuが1.6%未満では、Al母相(マトリックス)中への固溶量が不足し、十分な引張強度が得られないことがある。一方、Cuが2.0%を超えると、CuAl2等の金属間化合物が粒界に多量に晶出し、伸びを低下させることがある。
本発明においては、Siを8.6%〜9.4%の範囲で含有させる。これにより、ダイカストにおける鋳造性が確保できるとともに、引張強度を向上させることができる。なお、Siが8.6%未満では、例えばコンプレッサ羽根車をダイカスト形成するにおいては、コンプレッサ羽根車の薄肉の羽根部に対する湯周りが不十分になるといったように、鋳造性を損ねてしまうことがある。一方、Siが9.4%を超えると、鋳造性や引張強度は向上するもののSiと他元素との金属間化合物が粒界に多量に晶出し、伸びを低下させることがある。
本発明においては、Mgを0.4%〜0.6%の範囲で含有させる。これにより、上述したCuと同様に、伸びを阻害することなく十分な引張強度を得ることができる。なお、Mgが0.4%未満では、Al母相(マトリックス)中への固溶量が少なすぎてMg2Siの析出量が不足し、十分な引張強度が得られないことがある。一方、Mgが0.6%を超えると、Mg2Siの析出量が過剰となって伸びを低下させることがある。
本発明においては、Tiを0.05%〜0.3%の範囲で含有させる。例えばコンプレッサ羽根車をダイカスト形成する場合に、薄肉である羽根部に比べて鋳造容量の大きいハブ部の凝固速度は極端に遅くなることが予測できる。このため、鋳造時の凝固組織つまり結晶粒を微細化させる効果を有するTiを含有させることにより、鋳造容量の大きいハブ部における結晶粒を微細化させて引張強度を向上させる。
なお、従来のA354では、Tiは0.2%以下とされ、必ずしも含有されない元素である。しかし、Tiが0.05%未満では、結晶粒を微細化させる効果が小さく、例えば上述したハブ部において十分な引張強度が得られないことがある。一方、Tiが0.3%を超えると、結晶粒の微細化に寄与しない余剰のTiが他元素と金属間化合物を形成するなどによって伸びを低下させることがある。
本発明においては、Mnの含有により共晶Siの球状化が阻害されやすくなると考えられる。よって、生成される共晶Siの球状化を促進させるためにSrを0.005%〜0.08%の範囲で含有させる。これにより、共晶Siの球状化が促進されて針状や繊維状への成長を抑制でき、伸びの低下を防止することができる。なお、Srが0.005%未満では、共晶Siの球状化効果が期待できない。一方、Srが0.08%を超えると、共晶Siの球状化に寄与しない余剰のSrが他元素と金属間化合物を形成するなどによって伸びを低下させることがある。さらには、ピンホールやヒケといった鋳造不良を発生させることがあり、これはSrがH2ガスを吸着しやすいこと、また、鋳造時の凝固形態に影響を及ぼすことによると考えられる。
本発明のコンプレッサ羽根車は、耐焼付性に優れる上述した本発明のアルミニウムダイカスト合金を用いてダイカスト形成することにより得られるものであり、例えば図1に示す複雑な形状を有している。また、ダイカスト形成によって得たコンプレッサ羽根車であることから、微細で緻密な鋳造組織が形成されており、これにより適度な伸びを有しつつ従来よりも高い引張強度を有するコンプレッサ羽根車となっている。
また、上述の羽根車素材のダイカスト形成における溶湯の射出温度や射出圧力および射出速度、溶湯射出後の冷却パターン等のダイカスト条件は、コンプレッサ羽根車の形状や、溶湯やダイカスト成形装置等により適宜選択することができる。
HIP処理は、ダイカスト形成したままの状態において鋳造時の内部欠陥が存在する場合、この欠陥を押し潰して微小化することができる。
溶体化処理は、保持時間を幾つか変えて各々の引張強度や伸びを測定し、好適な保持温度と保持時間を決定する等の手段を採用すればよい。例えば、少なくとも5%以上の伸びを確保したい場合、次工程で施す時効処理による伸びの低下分を勘案して伸びが6%を超える条件を目安とするといった具合である。
時効処理は、先に決定した条件で溶体化処理を施した後、時効処理における保持時間を幾つか変えて各々の引張強度や伸びを測定する等の手段を採用すればよい。そして、所望の引張強度や伸びが確保できる条件を選定すればよい。
表1に示す各組成の合金のそれぞれの機械特性を、具体的には硬さ、0.2%耐力、引張強度、伸び(JIS−Z2241:破断伸び)を、試験片を用いて測定評価した。以下、各元素の含有量はすべて質量%で記載する。
次いで、得られた試供材の半数に対して、溶体化処理および時効処理(T6処理)をすべて同一条件で施した。具体的には、溶体化処理は500℃で8h保持した後に湯冷し、時効処理は163℃で8h保持した後に空冷した。
上述のように鋳造形成した各々の試験片は、ダイカスト形成した試験片よりも鋳造組織が粗く形成されることにより、硬さ、0.2%耐力、引張強度が低下してしまうものの、それぞれの合金組成の機械特性を相対評価することは可能であり、このようなJIS4号舟型金型を用いる合金の特性評価手段は従来用いられている。
試験片を用いて、ロックウェル硬さ(HRB)を測定した。表2に、測定した硬さを示すとともに、従来のA354からなる試験片Poに対する試験片Ao〜DoおよびQo〜So、試験片Pに対する試験片A〜DおよびQ〜Sの硬さの増減度を示す。
試験片を用いて、0.2%耐力(MPa)を測定した。表3に、測定した0.2%耐力を示すとともに、従来のA354からなる試験片Poに対する試験片Ao〜DoおよびQo〜So、試験片Pに対する試験片A〜DおよびQ〜Sの0.2%耐力の増減度を示す。
以上より、ダイカストに使用する金型に対する耐焼付性を向上させるために従来のA354に対してMnを0.3%〜0.8%含有させた本発明のアルミニウムダイカスト合金では、従来のA354と比べても0.2%耐力は変化しないことが確認できた。よって、本発明のアルミニウムダイカスト合金が、従来のA354と同等の0.2%耐力を有する実用に適う合金であることを確認できた。
試験片を用いて、引張強度(MPa)を測定した。表4に、測定した引張強度を示すとともに、従来のA354からなる試験片Poに対する試験片Ao〜DoおよびQo〜So、試験片Pに対する試験片A〜DおよびQ〜Sの引張強度の増減度を示す。
試験片を用いて、伸び(%)を測定した。表5に、示すとともに、測定した伸びを示すとともに、従来のA354からなる試験片Poに対する試験片Ao〜DoおよびQo〜So、試験片Pに対する試験片A〜DおよびQ〜Sの伸びの増減度を示す。
また、本発明の実施例である試験片B(Mn:0.50%)では、増減度が0.85であって伸びの低下が15%に抑えられていることがわかった。さらに、本発明の実施例である試験片C(Mn:0.63%)や試験片D(Mn:0.75%)でも、増減度が0.46であって伸びの低下が54%に抑えることができていた。これより、従来のA354に対して含有させるMn量が0.80%以下であれば、T6処理条件をより適正に選定することにより、所望の伸びを確保できることがわかった。
具体的には、まず、長羽根3と短羽根4とが中心軸20から半径方向に広がるハブ部2に交互に隣接して各々複数枚放射状に突設された複雑な形状を有する、コンプレッサ羽根車1と実質的に同形状の空間からなるキャビティを6台のスライド金型によって画成したダイカスト形成用金型を準備した。
次に、このダイカスト形成用金型を組み込んだダイカスト成形機に対して、上述した表1に示した試験片AoおよびAと同じ組成成分を有する溶湯を供給し、ダイカスト形成用金型のキャビティ内に溶湯を射出充填した。そして、充填した溶湯が十分に凝固するまで放冷後、ダイカスト形成用金型のキャビティを画成していたスライド金型を、中心軸20から半径方向に移動しながら回転させて離型し、コンプレッサ羽根車1と実質的に同形状を有するダイカスト形成された成形体を得た。この後、得られた成形体をHIP処理し、さらに溶体化処理および時効処理し、仕上げとして清浄化処理を行って、図1に示す形状のダイカスト形成された本発明のコンプレッサ羽根車1を得ることができた。
Claims (3)
- 質量%で、Cu:1.6〜2.0、Si:8.6〜9.4、Mg:0.4〜0.6、Ti:0.05〜0.3、Sr:0.005〜0.08、Mn:0.3〜0.8、Fe:0.2以下、残部がAlおよび不可避的不純物からなり、耐焼付性に優れていることを特徴とするアルミニウムダイカスト合金。
- 質量%で、Mn:0.3〜0.5であり、耐焼付性に優れていることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウムダイカスト合金。
- ハブ軸の周りに配列された羽根部が形成された羽根車形状に、請求項1または2に記載のアルミニウムダイカスト合金がダイカスト成形されていることを特徴とするコンプレッサ羽根車。
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