JP4845141B2 - 燃料電流制限器 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、障害電流制限器(FCL)に関する。特に、本発明の実施の形態は、電力装置及びネットワークにおける障害電流を制限するために装置の一部として超伝導体を利用するFCLに関する。
電力システムにおいて障害又は短絡が発生すると、短く且つ大きな電流が流れる。これは「障害電流」と呼ばれ、通常の動作電流の20〜50倍である。こうした障害電流は機器やケーブルを損傷する。超伝導障害電流制限器は、超伝導体の固有の特性を利用して障害電流を、典型的には動作電流の10倍というずっと低いレベルに制限する。
FCLは液体窒素において動作する高温(銅―酸化物セラミック)超伝導体の周知の応用である。ほぼ例外なく、現存のFCLは超伝導体から熱を除去するための手段として液体沸騰を用いる。典型的な例は、2003年に開始された米国国務省エネルギー開発プロジェクトのためにネクサス・スーパーコンダクターズによって製造された装置である。
気体冷却を利用する1つの設計が存在し、これは、スイス連邦技術学校 ETH(スイス国チューリッヒ、CH−8092)のM.ストイラ、H.ブレクナ及びK.フロリッヒ「窒素ガス冷却型ハイブリッド高温超伝導障害電流制限器」、IEEE Trans.Appl.Supercond. Vol.10、No.1、pp.840−844、2000に記載されている。しかし、本質的に、この設計は、超伝導素子に並列の「高速動作負荷スイッチ」を必要とする。つまり、その設計における超伝導素子は電流制限動作を検知してトリガする素子ではなく、トリガされると電流制限動作を作動させるものにすぎず、また、その設計は超伝導素子の連続動作のための冷却能力が不十分である。また、全く別のシリコン・サイリスタ技術に基づく非超伝導FCLも存在する。
FCLは直流(DC)動作及び交流(AC)動作に対して設計されてきた。最も一般的な使用は50Hz又は60Hzで動作するAC電力システムにおいてであろう。400Hzでの航空機システムも可能である。ACシステムにおいては、最大障害電流を生成する障害というのは、AC半サイクルが最大値近くにあるときに生じる障害である。50HzAC電力システムの半サイクルの立ち上がり時間は5ミリ秒である。典型的には、これはFCL設計のための障害開始時間として扱われる。なぜなら、保護されるシステムのインダクタンスが一層高速の立ち上がり時間を阻むからである。
典型的には、FCLの復帰時間は障害開始時間よりも長い。5ミリ秒と数時間との間の復帰時間は、刊行物において検討されてきている。復帰すると、FCLは通常の動作電流を流す。
障害反復時間とは、FCLが、復帰してから、外部の分路又は内部の正常な抵抗によってのみ制限される永久的な開回路を生成することなく又は損傷無しに別の障害を扱うことができるまでの時間である。
刊行物におけるFCLの多くの設計には、障害無しに又は永久的な開回路を生成することなく数時間又は数日の期間内に取り扱うことができる障害の数に制限がある。これは、無限大に向かって増大する復帰時間又は修理時間と等価である。
本発明は、障害電流制限器のための導体素子を提供するものであり、導体素子は、
電流密度と温度とのうちの少なくとも一方が過大なときに常伝導状態へ状態変化する超伝導素子と、
超伝導素子と熱的接触状態にある蓄熱体と、
を具備し、蓄熱体は固形の少なくとも1つの本体によって提供され、超伝導素子は、更に、使用時に蓄熱体と冷却システムとの間に熱的接続を提供するための接続装置を備えている。
超伝導素子は好ましくは細長い形状であり、蓄熱体の本体は超伝導素子の周囲に配置される。蓄熱体は、超伝導素子の周囲に複数の層を形成する複数の本体を備えることができる。蓄熱体のそれぞれの層は、超伝導素子の周囲のそれぞれの位置において複数の本体を備えることができる。蓄熱体のそれぞれの層は、超伝導素子に沿うそれぞれの位置に複数の本体を備えることが好ましい。蓄熱体の隣接する本体は熱的接触状態にあることが好ましい。絶縁材料の部材が、隣接する本体間に設けられることが好ましい。
蓄熱体の本体間の境界の近傍に、超伝導素子と熱的接触状態で、熱伝導材料の追加の部材が設けられ、当該近傍で超伝導素子にホットスポットが生じる可能性を低減することが好ましい。
絶縁材料を跨ぐように、隣接する本体間に抵抗を設けてもよい。
本体は又は少なくとも1つの本体は銅製であり、銅は無酸素の高伝導率の銅であることが好ましい。
蓄熱体は、超伝導素子から、蓄熱体の材料内の特性熱距離の3倍を上回らない距離以内に設けられることが好ましい。
導体素子は、使用時に冷却システムと熱的接触状態にある面上に蛇行した状態で配置されることが好ましい。
導体素子は、超伝導素子の全部又は一部と並列に接続され且つ超伝導素子の周りに巻かれた少なくとも1つのコイルを備えることができる。上記の複数のコイルが設けられてもよい。各コイルは超伝導素子の長さのそれぞれの部分と並列に接続され得る。
また、本発明は、
1.回路接続のための接続端子と、
2.接続端子間に接続される、任意の前記定義に係る導体素子と、
3.使用時に導体素子の蓄熱体を冷却する冷却システムと、
を具備する障害電流制限器を提供する。
障害電流制限器は、接続端子間に導体素子と並列に接続され且つ導体素子の超伝導素子が状態変化すると導体素子よりも低い抵抗を有する分路抵抗を備えることが好ましい。
ここで、図面を参照して、例示としてのみ、本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明の実施の形態は、直接、間接、抵抗性、磁性又は組み合わせ型配置等の多くの形の超伝導障害電流制限器の超伝導熱素子として用いることができる。図1は使用態様を概略的に示している。
図1は、端子12間に流れる障害電流を制限するのに使用されるFCL10を示している。この例においては、端子12間に2つの並列の導通経路が設けられる。1つの経路は分路抵抗14を通る。他の経路は本発明を実施する導体素子16を通る。導体素子16は、電流密度又は温度のうちの一方又は両方が過大になったときに超伝導状態から常伝導状態へと状態変化する超伝導素子18を備える。また、導体素子16は、超伝導素子18と熱的接触状態にある蓄熱体20を備える。蓄熱体20は、固形の少なくとも1つの本体(これについては後述する)によって提供される。更に、導体素子16は、使用時に蓄熱体20と冷却システム24との間に熱的接続を提供する接続装置22を有する。
他の例においては、状態変化された超伝導素子18の抵抗は、十分な冷却が利用できるならば、障害電流を流すのに使用することができる。
図2は、導体素子を一層詳細に図示している。この例においては、一般に、導体素子は円筒形をしており、細長い超伝導素子18は一般に円筒の軸に沿って延びており、超伝導素子18の周囲に蓄熱体20の本体26a、26bが配置される。蓄熱体20は、超伝導素子18の周囲に複数の層を形成する複数の本体26a、26bを有する。すなわち、本体26aは超伝導素子18の周囲の内層を形成し、本体26bは外層を形成する。それぞれの層は超伝導素子18の周囲の各位置に幾つかの本体を備える。隣接する本体26間に境界が存在し、これらの境界に、つまり隣接する本体間に絶縁材料が設けられる。こうして、絶縁材料28の円筒が層26a、26b間に設けられる。超伝導素子18に沿って分離されている同一の層の本体間には、円形又はディスク状の部材30が設けられている。隣接する本体26間には、絶縁材料のシートが超伝導素子18から半径方向に延びている。
絶縁材料28、30、32を、高分子ラッカーその他の材料の絶縁膜として設けることができる。理解されるように、本明細書において用語「絶縁体」又は「絶縁材料」等が用いられるときには、これらの用語は高抵抗材料を含むものと理解されるべきである。
隣接する本体26は絶縁材料28、30、32を介して互いに熱的に接触している。本体26は動作温度において大きな熱拡散率を有する材料から成る。逐次の層は異なる又は同じ熱拡散率であってよい。絶縁材料28によって層を分離しているので、使用期間には渦電流を低減することができ、また、製造が容易になる。また、絶縁材料は、超伝導素子18が状態変化されたときに本体26が超伝導素子の抵抗を小さくするのを防止する。1つの例においては、内側の層26aは無酸素の高伝導率(OFHC)の銅でできており、外層26bはそれほど伝導率の高くない銅から成る。
図3に示す別の実施の形態においては、超伝導素子18は超伝導テープの形をしていて積層構造の中心に位置し、積層構造はOFHC銅製の2つの薄いストリップ26aとそれよりも低い伝導率の銅の2つのストリップ26bとを含む。これらは絶縁材料28によって分離されている。図2又は図3の配置において、本体26の少なくとも最外側の層は熱伝導性の支持体34(図2には図示せず)に固定されており、支持体34は、使用時には、支持体34を伝導によって冷却するのに使用される冷却システム24と蓄熱体20の本体26との間に熱的接続を提供する。冷却システム24は、テープ18を超伝導状態に維持するのに要する温度が低いため低温システムである。オプションとして、装置全体をヘリウム・ガス(図示せず)の熱伝導雰囲気によって取り囲むことができる。
図1のFCL10の導体素子16として図2又は図3の実施の形態を用いると、導体素子16は障害電流が存在しないときには超伝導状態にあるので、分路抵抗14には実質的に電流は流れない。障害の場合、過大な電流が流れ始める。これによって超伝導素子18は常伝導状態に状態変化する。そうすると、超伝導素子18によって提供される全抵抗は分路抵抗14の抵抗よりも大きくなるので、電流は優先的に分路抵抗14を通って流れる。これは、障害期間での超伝導素子18内の発熱効果を低減するのに役立ち、したがって、損傷を防止するとともに、障害状態が終了したときの超伝導状態への復帰が容易になる。
正常状態の期間には、蓄熱体20は、蓄熱体20と超伝導素子18との間、及び蓄熱体20と冷却システム24との間の熱的接続によって、超伝導素子18を冷却状態に維持しながら、超伝導素子18全体を均等な温度に維持するよう動作する。
構成要素の熱質量は、材料の体積と動作温度での体積比熱との積である。伝導率が液体窒素又は液体空気システムに特有の温度における又は室温におけるよりずっと大きい温度で銀又はOFHC銅等の高伝導率材料を用いると、50HzのAC電力システムに対しては典型的には5ミリ秒である障害立ち上がり時間に熱が伝わることができる距離が増大する。一層正確に述べると、所与の時間における熱伝達の特性熱距離は熱拡散率の平方根に線形に関係する。
特性熱距離は1つだけの材料を考慮することを要求しない。複数の異なる材料の積層又は複合物は、異なる材料間の熱伝達係数の補正を伴う、各材料の個々の熱拡散率に関係する特性熱伝達距離を有する。
現下の実施の形態においては、熱伝達に対する特性熱伝達距離の3倍よりも短い距離内に、追加の蓄熱体が配置される。これは障害開始特性を改善する。この蓄熱体は、非障害動作において又は障害が開始され或いは連続してから終了するときに超伝導素子を損傷するホットスポットを防止するのに貢献する。蓄熱体は、超伝導素子が非超伝導状態へ状態変化されるよう、したがって障害発生時に障害電流を制限することができるよう限定される。
現下の実施の形態においては、追加の蓄熱体が特性熱距離の3倍よりも短い距離内に配置される。これは復帰時間特性を改善する。この蓄熱体は、超伝導素子を冷却して超伝導素子に超伝導を再生して通常動作を回復させるよう選択される。
現下の実施の形態においては、熱伝達に対する特性熱伝達距離の3倍よりも短い距離内に、追加の蓄熱体が配置される。これは、障害期間に又は冷却システム24の予定されたメンテナンス期間に超伝導素子において低温と超伝導を維持することができ、FCLは非障害状態と障害状態とにおいて動作し続ける。
こうした実際的な利点は、超伝導素子から特性熱距離の3倍を上回らない距離内に蓄熱体20の材料を設けたことから生じる。
隣接する本体26間に熱的接続が設けられることに加えて、図4に概略的に示すように、制御される電気接続を設けることができる。図4において、絶縁材料28、30、32によって分離されている、隣接する本体26間の各境界は、例えば100000オームの高抵抗の抵抗体35によって接続される。これらの抵抗体は、障害状態期間に均等な電圧分布を維持するよう、本体26間に設けられる。
上記の配置において、超伝導素子18における最も感度の高い場所は2つの本体26間の境界、即ち絶縁スペーサーのところである。これは、周囲よりも温度が高く、したがって臨界電流が小さいため、状態変化が開始される個所である。設計に対する改良として、超伝導素子は追加の導電性且つ伝熱性の分路36(図5)を有する。分路36はそれぞれの高感度場所に設けられるが、本体26からは電気的に絶縁され、熱及び電気が超伝導体の外側を流れるようにし、超伝導素子18に沿って一層均一な温度を提供することによって感度を下げることができる。
伝熱性の材料でできた追加の分路36は、本体26間、特に内層の本体26a間の各境界の近傍において超伝導素子18と熱的接触状態で設けられることが好ましい。これは、絶縁材料の存在から生じる、蓄熱体20の熱伝導性の局所的低減の結果として、当該近傍において超伝導素子18にホットスポットが発生する可能性を小さくするためである。代わりに、分路を、超伝導素子の全長に沿うシース(sheath)として設けることができる。
上記の導体素子16の種々の設計パラメータは、本発明の範囲内で変更することができる。例えば、
1.超伝導素子18の長さを、高電圧システムにおける使用のために増すことができる。これは、動作電圧を2倍にすると、ほぼ2倍の長さが必要になるからである。
2.超伝導素子18の長さを、障害事象期間に生成される熱の全量を減らすよう増すことができる。これは、障害期間の抵抗発熱が棒の抵抗として計量されるからである。つまり、棒の長さを2倍にすると、発熱量はほぼ半分になる。
3.超伝導素子18の長さを、障害期間の抵抗を大きくするよう、したがって障害電流の大きさを小さくするよう増すことができる。また、外部の分路抵抗14は障害期間の抵抗に影響を与える。
4.蓄熱体の材料の量及び伝導率を、復帰時間を変えるよう構造によって設定される制限内で変更することができる。
5.超伝導素子の構造を、温度変化時間及び復帰時間が短くなるよう、例えば横方向の大きさを小さくすることによって変更することができる。超伝導体の薄い線やテープ等、又は複数の超伝導フィラメントから作られた超伝導体は、他の全部のものが同じであるとしても、開始時間が一層速くなり、復帰も一層速くなる。
6.温度変化の速度を増すよう、超伝導材料の特性を変えることができる。マグネシウム・ジボライドをベースとする超伝導体においては、充分な又は不充分な加熱処理によってグレイン間に部分的な弱い結合を生じることができるが、これは、臨界温度近傍で又は磁界が印加されたとき、電流を流す能力に影響を与える。同様の準備が銅―酸化物セラミック超伝導体に対して可能である。これは温度変化速度を増すことになるので有益である。したがって、超伝導特性を故意に劣化させることが提案される。伝統的な設計は高価な超伝導体に基づいており、高価な超伝導体の最も有効に利用する最善の可能な特性が要求される。
特定の装置においては、長さ、厚さ、内外の分路導電材料、コイル設計により印加される磁界、蓄熱体の場所及び熱的接続、通常の動作温度といったパラメータや、その他の構造的、材料的、電気的、磁気的パラメータは、所望の動作電圧、電流、温度変化時間、復帰時間、通常電流の最大障害電流に対する所望の比、並びに非障害動作期間及び復帰期間に要する冷却電力に対して最適化される。
超伝導体は、超伝導材料と、分路としての非超伝導の導電体と、製造のために使用される機械的容器とを備える複合体である。絶縁層を、塗料、ラッカーその他の当業者に知られた適宜の方法によって設けることができる。
本体26の長さは、導電と絶縁が交互するワッシャの積み重ねに似ている点で、本体間を分離する絶縁材料の厚さと同じであってよい。本体及び絶縁体28、30、32の比熱容量及び熱伝導率は、超伝導素子18がほぼ断熱的に超伝導状態を停止する(「状態変化」する)ことができるよう、したがって障害電流を制限することができるよう設計される。しかし、本体及び絶縁体28、30、32の比熱容量及び熱伝導率は、障害が除去されたときに超伝導体を超伝導状態へ戻すよう急速に冷却するのに足るよう計算される。
理解されるように、超伝導体が状態変化すると、超伝導体は臨界温度よりも上に加熱されたことになるので、超伝導体は不要である。超伝導体は、冷却状態にあって臨界温度よりも低く維持されるとしても、臨界電流が越えられた場合には、材料は状態変化する。
導体素子16は、支持体34のような熱伝導性の低温体との直接的な熱的接触によって連続的に冷却される。この低温体は低温冷却システムのコールド・ヘッドであっても、ヘリウム等の気体又は液体に浸すことによって冷却されてもよい。
残りの図は、上述の導体素子を配置するための好ましい構成を図示している。図6は、支持体34の面上に蛇行した状態に配置され、支持体34を冷却する低温冷却システムと熱的接触状態にある導体素子16を示している。特に、図3の構造は、このように配置され得る。この配置は蛇行しているので、配置は非誘導性又は低インダクタンスとなる。これが望ましいのは、超伝導素子18に加えられる磁界が、超伝導素子18を常伝導状態へ状態変化させることができる別のパラメータを表すからである。こうして磁気効果を実質的に無効化し、記述のようにして熱制御を行う結果、状態変化を生じる主要パラメータは過大電流であることになるので、配置の特性を制限する障害電流が改善される。
図3の実施の形態の特定の例を、図6の態様で配置することができる。この例においては、マグネシウム・ジボライドのコアとステンレススチールのシースとを有するマグネシウム・ジボライド超伝導テープが用いられ、このテープの幅は4mm、厚さは0.25mmである。このテープの両端には、全長にわたる電流分路を提供するよう銅フォイルが積層され、高分子ラッカーの絶縁膜が塗布される。
厚さ5mm、幅10mm、長さ250mmの矩形の無酸素高伝導率(OFHC)銅製の棒が、一つの面に沿って深さ0.25mm、幅4mmの長手方向の浅い溝が設けられて準備される。この棒にラッカーを塗り、対にして且つ隣の対と近接するように超伝導の線に接着する。各対の中心点において、100キロオームの炭素抵抗で2つの棒を接続する。対の間の接合部において、100キロオームの別の抵抗が棒を次々に接続する。これは、装置に沿う電圧分布が均一になることを保証する。銅製の棒の3つおきの対毎に半円形に曲げられ、電流が非誘導性のジグザグの経路を流れるようにする。これを図6に示している。棒のそれぞれの対に対して、大きさは同じであるが低いグレードの純度の銅から成る別の対が固定される。銅製の棒は、低温冷却器に熱的接続された交互の平らで円筒形に曲げられたシートに固定される。全体の組立体はシールされ、ヘリウム・ガスで4atmまで加圧され、真空のフラスコ内に配置されて20Kまで冷却される。
図7は、絡み合った幾つかの非誘導性の蛇行素子16a、16bを示している。これは使用期間での装置の熱的均一性を向上させ、装置全体の体積を減らすので、低温冷却システム24に対する要求を低減するのに役立つ。絡み合った導体素子16はFCLのサブモジュールとして並列に接続される。または、3相電源に適応するよう通常は設計されるFCLの導体素子16全部を、このように絡み合わせるようにしてもよい。
図8には、蛇行した経路に置かれた上述の形式の導体素子16が、その周囲に巻かれたコイルとともに図示されている。このコイル自体は、一般的には上述の形式の導体素子16である。コイルと中心の非誘導性の組立体とは並列に接続される。無障害動作時には、コイルには殆ど電流が流れない。これは、コイルのリアクタンスは大きいが、非誘導性の組立体のリアクタンスは極めて小さいからである。傷害が発生すると、中心の組立体の電流は幾つかの開始個所において超伝導を破壊し、影響された棒の端部及び組立体の端部に電圧が現れる。次いで、外側のコイルに、そのインダクタンスによって制限される立ち上がり時間で、電流が流れる。
生成される磁界は、磁気的に超伝導を抑圧することにより、中央の超伝導体に沿って均一な状態変化を生じさせるのに約立つ。中央の組立体の超伝導材料のグレードは、磁界に対して特に感度を有するように設計され且つ処理される。磁界を印加するコイルは超伝導素子であってよい。これは、超伝導体、特にマグネシウム・ジボライドに基づく超伝導体は今のところ充分に安価であるので、この構造が実現可能であるからである。
図9は他の例を示しており、真っ直ぐな細長い導体素子16が点40で示される長さで形成され、点40間に種々のコイルが接続され、導体素子16の周囲に巻かれる。各コイル41は導体素子16の2つのセクションに沿って延び、コイルは互いに重なり合うので、隣接する点40間の各セクションは、その周囲に巻かれる少なくとも2つのコイルを有する。導体素子16全体を、重なり合うコイルと共に、このように構成するならば、任意の個所でのホットスポットは、隣接する棒を覆う磁界を生成し、導体素子16に急速に伝搬する状態変化を生じることになる。
超伝導素子18は細長いものとして説明してきたが、理解されるように、線、テープ、ストリップ等の多くの細長い構造又は長手構造を用いることができる。特に蓄熱体20の熱拡散率と超伝導素子18の構造との注意深い設計により、他の温度手法を用いることができる。例えば、高熱拡散率の固体材料で覆われたYBCO超伝導体の薄膜を用いることができる。
上記の各実施の形態において、理解されるように、導体素子16を固形の構成要素で形成することにより、導体素子16は「乾式」であり、冷却剤を組み込んでいない。本体26の蓄熱体は、ホットスポットを回避し、障害限定と復帰時間の良好な特性を保証するよう、超伝導素子18内に均一の温度を維持する機能を提供する。均一な温度を維持する機能は、特に障害条件後に熱を除去するための冷却要求とは別個に扱われる。この要求は低温冷却システム24によって提供される。こうした別個の機能を提供する配置は、これらの例においては、支持体34によって提供される熱的接続において出会う。したがって、導体素子16の形状から生じる本発明の利点を保持しながらも動作要求に対して最適化された従来の低温冷却システム24を用いることができる。冷却剤なしの乾式の導体素子16を設けることにより、導体素子を、振動、姿勢、動き等に関連する問題に対して堅固にする。こうした問題に対して堅固な従来の低温冷却システムは既に利用可能であるから、実施の形態は、同様に堅固な完全なFCLを形成することを可能にする。
以上の明細において、特に重要と思われる本発明の特徴に注目するよう努力してきたが、理解されるように、出願人は、特に強調する、しないにかかわらず、上で言及し及び/又は図示する特許可能な特徴に関する保護を求めるものである。
障害電流制限器において使用される、本発明の導体素子を示す概略図である。 導体素子の一部の概略的な斜視図である。 代替の導体素子の断面図である。 導体素子の軸に沿う概略断面図である。 蓄熱体の本体間の境界の近傍における、図2の素子の概略断面図である。 本発明の導体素子が障害電流制限器において利用される種々の構成の概略図である。 本発明の導体素子が障害電流制限器において利用される種々の構成の概略図である。 本発明の導体素子が障害電流制限器において利用される種々の構成の概略図である。 本発明の導体素子が障害電流制限器において利用される種々の構成の概略図である。

Claims (17)

  1. 障害電流制限器(10)のための導体素子(16)であって、
    電流密度と温度との少なくとも一方が障害値を超えると常伝導状態に状態変化する超伝導素子(18)と、
    前記超伝導素子(18)と熱的な接続状態にあり前記超伝導素子(18)から熱を吸収する蓄熱体であって、前記超伝導素子に対する比熱容量と熱伝導率とによって計算された熱容量を有することによりこの導体素子(16)の通常動作において一定の温度を実質的に維持し、前記超伝導素子(18)から所望の特性熱距離の範囲内にあり、ほぼ断熱的に障害電流を制限するなど所望の速度で超伝導を停止させる蓄熱体(26a、26b)と、
    を備えている導体素子(16)において、
    前記蓄熱体(26a、26b)は、電気的絶縁体(30)の各部分と関連付けられており固体の形状を有する少なくとも1つの本体として提供され、前記超伝導素子(18)に沿って少なくとも長軸方向に前記少なくとも1つの本体を超えて前記少なくとも1つの本体を通過する連続的な電気伝導を禁止し、
    この導体素子(16)は、更に、前記蓄熱体(26a、26b)と前記蓄熱体(26a、26b)の前記超伝導素子(18)から離れた側にある冷却システムとの間において使用時に熱的接続を提供する接続手段を備え、前記電気的絶縁体(30)の前記各部分の間において前記蓄熱体(26a、26b)を横断する直接的な熱経路を定義し、連続的な電気伝導を禁止することを特徴とする導体素子。
  2. 請求項1記載の導体素子において、前記超伝導素子は細長く、前記蓄熱体の前記少なくとも1つの本体は前記超伝導素子の周囲に配置されていることを特徴とする導体素子。
  3. 請求項1又は請求項2記載の導体素子において、前記蓄熱体は複数の本体を備えており、前記複数の本体は前記超伝導素子の周囲に複数の層を形成することを特徴とする導体素子。
  4. 請求項3記載の導体素子において、前記蓄熱体の複数の層は前記超伝導素子の周囲の各位置において複数の本体を構成していることを特徴とする導体素子。
  5. 請求項3又は請求項4記載の導体素子において、前記蓄熱体の複数の層は前記超伝導素子に沿った各位置において複数の本体を構成していることを特徴とする導体素子。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体の複数の本体の中の隣接するものは熱的な接触状態にあることを特徴とする導体素子。
  7. 請求項3から請求項6のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体の複数の本体の中の隣接するものの間に電気的絶縁材料の部材が提供されていることを特徴とする導体素子。
  8. 請求項3から請求項7のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体の複数の本体の間の境界の近傍には、熱伝導性材料で構成された追加的な部材が前記超伝導素子と熱的な接触状態にあるように提供されており、前記近傍において前記超伝導素子にホットスポットが生じる可能性を低減させることを特徴とする導体素子。
  9. 請求項3から請求項8のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体の複数の隣接する本体の間に、前記電気的絶縁体を挟むように抵抗が設けられていることを特徴とする導体素子。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体の前記少なくとも1つの本体は銅製であることを特徴とする導体素子。
  11. 請求項10記載の導体素子において、前記蓄熱体の前記少なくとも1つの本体は無酸素で高伝導率の銅製であることを特徴とする導体素子。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記蓄熱体は、熱伝導に関する拡散プロセスに基づいて前記超伝導素子からの特性熱距離が当該蓄熱体の材料の内部の特性熱距離の3倍を上回らない範囲内にあるように提供されることを特徴とする導体素子。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかの請求項に記載された導体素子において、使用時に前記冷却システムと熱的な接触状態にある面において、蛇行状に配置されていることを特徴とする導体素子。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかの請求項に記載された導体素子において、前記超伝導素子の全体又は一部と並列に接続され前記超伝導素子の周囲に巻かれている少なくとも1つのコイルを更に備えていることを特徴とする導体素子。
  15. 請求項14記載の導体素子において、前記コイル又は前記コイルのそれぞれは前記超伝導素子の長軸方向の各部と並列に接続されていることを特徴とする導体素子。
  16. 障害電流制限器であって、
    この障害電流制限器を回路接続するための接続端子と、
    前記接続端子の間に接続されている請求項1から請求項15のいずれかの請求項に記載された導体素子と、
    使用時に前記導体素子の蓄熱体を冷却する冷却システムと、
    を備えていることを特徴とする障害電流制限器。
  17. 請求項16記載の障害電流制限器において、前記接続端子の間において前記導体素子と並列に接続されている分路抵抗を更に備えており、前記分路抵抗は前記超伝導素子が状態変化されるときに前記導体素子よりも小さな抵抗値を有していることを特徴とする障害電流制限器。
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